滑川町 4つの宣言

更新日:2023年03月20日

 滑川町では、「人権尊重と緑の保全の町宣言」(平成4年12月告示)、「滑川町健康づくり行動宣言」(平成24年6月議決)、「滑川町非核平和都市宣言」(平成27年12月告示)、「滑川町ゼロカーボンタウン宣言」(令和5年3月告示)の4つの宣言をしています。

人権尊重と緑の保全の町宣言

近時、わが国の社会、経済の発展は、国民生活のあらゆる分野に著しい向上をもたらしている。
しかし、社会の複雑化にともない、国民の中に、物質主義、人命の軽視、自己中心、自然破壊等の社会風潮があらわれ、人権を尊重し、自然環境を保全する思想の低下が見られる。
特に同和問題が今日もいまだ解消されず、差別が現存することは、誠に遺憾である。
来年、世界人権宣言45周年を迎えるにあたり、今こそ私たちは、民主主義と基本的人権を保障した憲法の精神を一人ひとりが理解し、日常の生活に生かす努力と、住民生活に豊かな恵みをもたらす緑の保全を全町民の目標とし、明るく住みよい滑川町を実現しなければならない。
よって人権尊重と緑の保全の精神を、全町民の意思として築きあげるため、ここに滑川町を人権尊重と緑の保全の町とすることを宣言する。

平成4年12月 滑川町

滑川町健康づくり行動宣言

滑川町の豊かな自然環境の中で、心身ともに健康で、安心して幸せな生活を送ることは、私たち町民の願いです。
「自分の健康は自分でつくる」ことを基本に、町民が手を携えて、健やかに育ち健康を守る活動に積極的に取り組む必要があります。
少子高齢化が進む中、医療費を抑え、生涯を通じて健康で安心して暮らせる町を、そこに暮らす人や企業、グループ、地域、行政が一体となって作るため、次のことを提唱し、「みんなが健康で長寿の町」を合言葉に滑川町は、健康づくり行動にまい進することを宣言します。

  • 1 食生活を見直し、運動に親しみ、元気な身体をつくります。
  • 1 禁煙や生活習慣など、家族みんなで健康について話し合います。
  • 1 健康診査を毎年受け、自分の身体の健康を考えます。
  • 1 仕事や家事の手を休め、心のゆとりをつくります。
  • 1 元気な地域づくりを目指します。
  • 1 人と自然とが共生した、みんなが住みよい環境を作ります。

平成24年6月 滑川町

滑川町非核平和都市宣言

戦争のない世界恒久平和と核兵器の廃絶は、人類共通の願望である。
しかし、現実には未だ武力紛争が絶えず、多くの核兵器が造られ、人類とあらゆる生命の存続に深刻な脅威を与えている。
わが国は、世界で唯一の核被爆国として、再びこの地球上に広島・長崎の惨禍を繰り返してはならない。そして全世界の人々に対し、被爆者の苦しみと、核兵器の恐ろしさを訴えていかなければならない。
私たち滑川町民は、美しい郷土、恵まれた自然、豊かな生活と平和な未来を子どもたちに継承していくために、被爆70年の節目の年に際し、非核三原則(核兵器をもたず、つくらず、もちこませず)の堅持と恒久平和の実現を願い、ここに「非核平和都市」を宣言する。

平成27年12月 滑川町

滑川町ゼロカーボンタウン宣言

私たちのまち滑川町は、比企丘陵の面影残る豊かな自然環境や伝統、文化など人々を魅了する地域資源に恵まれ、古来より続く自然環境を生かした米作りが日本農業遺産に登録認定されたように、水と緑溢れるまちです。

しかしながら、近年の地球温暖化による気候変動により、猛暑や集中豪雨など甚大な被害を及ぼす気象災害が国の内外を問わず毎年発生し、本町においても、大型台風や集中豪雨による浸水被害が発生するなど町民生活に大きな影響を及ぼしています。

私たちは、こうした気候変動の危機的状況を自らの問題として認識し、ひとり一人が強い危機感を持ち、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていかなくてはなりません。

滑川町ではこのような状況を鑑み、町に残る豊かな自然環境、緑溢れる田園風景を次世代に継承するため、町民・事業者・行政が一体となり、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すことをここに宣言します。

令和5年3月14日   滑川町長
                             滑川町議会議長

滑川町ゼロカーボンタウン宣言(PDFファイル:49KB)

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