平成26年第192回滑川町議会定例会(第1号)

              平成26年第192回滑川町議会定例会


平成26年6月3日(火曜日)

        議 事 日 程 (第1号)

   開会及び開議の宣告                                 
 1 会議録署名議員の指名                                
 2 会期の決定                                     
 3 諸般の報告                                     
 4 行政報告                                      
 5 全議案の一括上程、説明                               
 6 請願第 6号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願            
 7 一般質問                                      
 8 議案第30号 専決処分の承認を求めることについて                  
 9 議案第31号 専決処分の承認を求めることについて                  
10 議案第32号 専決処分の承認を求めることについて                  
11 議案第33号 滑川町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を
          改正する条例の制定について                      
12 議案第34号 滑川町税条例の一部を改正する条例の制定について            
13 議案第35号 平成26年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定について      
14 議案第36号 平成26年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定について    
15 議案第37号 松島町・滑川町相互交流宣言について                  

出席議員(14名)
   1番  井  上  奈 保 子  議員      2番  北  村  徳  章  議員
   3番  田  幡  宇  市  議員      5番  伊  東  康  夫  議員
   6番  上  野     廣  議員      7番  長 谷 川  元  夫  議員
   8番  森  田  泰  雄  議員      9番  高  坂  清  二  議員
  10番  紫  藤  昌  久  議員     11番  上  野  憲  子  議員
  12番  石  川  正  明  議員     13番  大  山  尚  美  議員
  14番  北  堀  一  廣  議員     15番  金 井 塚  徳  一  議員

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
     町       長    吉   田       昇
     副   町   長    柳       克   実
     教   育   長    小   澤   正   司
     総 務 政 策 課 長    新   井   佳   男

     会 計 管 理 者 兼    武   井   宏   晃
     会  計 課  長

     税  務 課  長    上       俊 一 郎
     健 康 福 祉 課 長    山   下       進
     町 民 保 険 課 長    森   田   耕   司
     健 康 づ く り課長    堀   口   幸   男
     環  境 課  長    横   田   一   己

     産 業 振 興 課長兼    吉   田   利   好
     農業委員会事務局長

     建  設 課  長    赤   沼       裕
     水  道 課  長    篠   ア   一   美
     教育委員会事務局長    江   森   不 二 男

本会議に出席した事務局職員
     事  務 局  長    吉   野   正   和
     書       記    今   井   茂   子
     録       音    大   塚   信   一

    開会及び開議の宣告
議長(金井塚徳一議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には大変ご多用のところ第192回滑川町議会定例会にご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
  ただいまの出席議員は14名全員であります。定足数に達しておりますので、ただいまから第192回滑川町議会定例会を開会いたします。
  これより本日の会議を開きます。
                     (午前10時00分)
                                           
    会議録署名議員の指名
議長(金井塚徳一議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第125条の規定によりまして、議長において指名をいたします。
   2番  北 村 徳 章 議員
   3番  田 幡 宇 市 議員
   5番  伊 東 康 夫 議員
  以上、3名の方にお願いをします。
                                           
    会期の決定
議長(金井塚徳一議員) 日程第2、会期の決定を議題とします。
  本件につきましては、議会運営委員会でご審議いただいておりますので、議会運営委員会委員長に報告をお願いします。
  議会運営委員会、上野憲子委員長、お願いします。
          〔議会運営委員長 上野憲子議員登壇〕
議会運営委員長(上野憲子議員) おはようございます。11番、上野憲子です。議長の命によりまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本定例会の運営にかかわる議会運営委員会は、去る5月28日、午前10時より開催しました。出席者は、議長を初め、議会運営委員6名、執行部より、町長、副町長、総務政策課長にご出席をいただき、付議されます案件等について説明を受け、慎重に審議しました。
  その結果、会期は本日より6月9日までの7日間とし、本日は、諸般の報告、行政報告、全議案の一括上程、説明、請願審議、一般質問を行います。4日は午前10時より一般質問を行い、本会議終了後に常任委員会を開催します。5日は午前10時より議会全員協議会を開催します。6日は午前10時より議案審議を行います。7日、8日は休日休会とします。9日は午前10時より議案審議を行いまして、全議案審議、全日程終了次第、閉会とすることと決定いたしました。
  なお、会期日程につきましては、お手元に配付した会期予定表のとおりでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
  以上をもちまして議会運営委員会の報告とさせていただきます。
議長(金井塚徳一議員) ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、会期を決することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(金井塚徳一議員) 異議なしと認めます。
  よって、委員長の報告のとおり会期は本日より7日間とし、全議案審議、全日程終了次第、閉会と決定しました。
                                           
    諸般の報告
議長(金井塚徳一議員) 日程第3、諸般の報告を行います。
  議長より報告をさせていただきます。
  初めに、本定例会の会期予定、議事日程及び議案等につきましては、お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
  次に、町長から、平成25年度滑川町一般会計繰越明許費繰越計算書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたので、ご了解願います。
  次に、本職宛て提出のありました陳情第4号 適正な法曹人口の検討をはじめとする法曹養成制度全般の根本的な見直しの実施を求める意見書ご採択のお願い及び陳情第5号 地方自治体における政党機関紙「しんぶん赤旗」の勧誘・配付・販売について自治体独自での実態調査及び是正を求める陳情の写し並びに請願第6号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願の写しをお手元に配付しておきましたのでご了解を願います。
  次に、監査委員から、平成26年3月、4月、5月実施の例月出納検査の結果報告、平成26年2月実施の定期監査の結果報告がありました。
  報告書は、事務局に保管してありますので、随時閲覧願います。
  次に、閉会中に議長が出席しました会議、研修等につきましては、報告書を配付してございますが、この場において幾つかをご報告させていただきます。
  配付された資料の中の4月27日でございますが、第27回全国福祉祭ねんりんピック大会埼玉予選会というのが滑川のグラウンドでございました。これは、全国大会の県予選、西部予選の会場として滑川を選んでいただいたわけですが、各地区からの選抜チームが集まりまして、ソフトボールの大会を開きました。滑川からも滑川シニアチームが出場、善戦しましたが、惜しくも全国大会に出場はなりませんでした。滑川としましても、健康で明るい町づくりということの推進を積極的にしておりますが、そんな中で、やはりこういう大会、滑川を会場にしてもらったということ、大変喜ばしい次第でございました。これからも町としてもスポーツには普及に全力を傾けていきたいなというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
  次に、5月2日に開催された行政懇談会、滑川町議会議員各位の皆さん出席をいただきました。26年度の各行政区の区長、補助員の方々に対して、町の各担当課長から行政への協力依頼と所管する事務の説明がありました。各課から町に対しての積極的な意見、要望が寄せられました。大変、町としての情報の集約にも大変役に立つというふうに思います。これからも積極的に町民に対しての行政のアピールをしていくということは結構な話だと思います。
  まだ、そのほかにも報告させていただきたいところはありますが、各出席についての書類は事務局にございますので、ごらんになりたい方は事務局まで申し出ていただきたいと思います。
  以上で議長の報告を終わらせていただきたいと思います。
                                           
    行政報告
議長(金井塚徳一議員) 次に、日程第4、行政報告を行います。
  吉田町長より行政報告をお願いいたします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、開会に当たってのご挨拶と一般行政報告を申し上げます。
  本日は、第192回滑川町議会定例会を招集させていただきましたところ、農繁期で何かとご多忙の中、ご健勝にてご出席を賜り開会できますことに厚く御礼申し上げます。
  本定例会は、平成26年度一般会計補正予算を初め、8件の議案審議をお願いするものでございます。慎重審議を賜りまして原案どおり可決、決定いただけますようお願いを申し上げます。
  次に、一般行政報告を申し上げます。
  初めに、平成25年度の各会計でございますが、去る5月31日をもって終了いたしました。厳しい財政状況の中、ほぼ順調に推移することができました。詳細につきましては、9月議会で決算として報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。
  先日、元総務大臣の増田さんが座長を務める日本創成会議の分科会が、このまま大都市圏への人口移動が続くと、将来的には、今ある自治体の半数の自治体が消滅をすると、非常にショッキングな発表がありました。これは、マスコミでも大きく報道をされました。幸いにも滑川町は、埼玉県では吉川市と並んで、30年後の2040年も人口は増加し続け、出産適齢である20代から30代の若年女性も増加するというプラスの試算が出ております。
  あわせて、東京への一極集中の是正や魅力ある地方の拠点都市づくりなどを提言しております。
  全国的な人口減少に対する対策は、国主導でやるべき政策であり、地方自治体にできる施策には限界があります。国民的課題として、全国民で人口減少にいかに歯どめをかけるか考えていかなければならないと思っております。
  滑川町でも、今住んでいる若年層が、いかに大都市部へ転出していかないようにするか。その上で、新しい住民に転入して来てもらう。そういった魅力ある町づくりが重要となります。今後なお一層の努力をしてまいりたいと思っております。
  5月2日には、ゴールデンウイーク中にもかかわらず、総勢98名の参加をいただき、行政懇談会を開催をいたしました。
  今年は、初めて全議員さんにもご出席をいただき、町政に対する活発な意見交換が行われ、大変に有意義な懇談会となりました。ご協力大変ありがとうございました。
  4月6日から始まった春の交通安全運動では、街頭キャンペーンや町内の小中学校では交通安全教室を実施いたしました。子どもたちも、1カ月後には夏休みを迎えます。町といたしましても、さらに交通安全対策に取り組んでまいりますので、ご協力をお願い申し上げます。
  4月26日、27日の2日間、税の特別徴収と納税相談を行い、42件、121万円の収納を上げることができました。今後も納税に対するご理解をいただきながら、積極的に実施をしてまいりたいと思います。
  5月4日、5日と、比企地域B級グルメが東松山市で行われ、滑川町からは、山田の「たこえもん」が滑川町産の米粉を使ったタコ焼きを出店をいたしました。終日、タコ焼きを求める長蛇の列ができ、滑川町の米の品質のよさを広くPRできたものとうれしく思っております。
  地域住民の安全を確保するため、東武東上線の森林公園駅周辺が駐車監視員活動ガイドラインで重点地域に指定をされました。委託された監視員等が巡回し、放置車両の確認等を実施をしております。現在まで大きな混乱もなく推移をしております。
  表彰関係でございますが、上福田土地改良区が功労者銅章を受章されました。健全な事業推進が評価されたものとうれしく思っております。今後も町の農政発展にご尽力いただけますことをご期待申し上げます。
  さて、春から夏にかけてのこの時期、多くのスポーツイベントが行われております。郡体では、夏季大会も始まり、各競技においてすばらしい成果をおさめられております。中でも、壮年のサッカーとソフトボールが見事優勝されました。選手の皆さんには、日ごろの練習の成果のたまものと思います。大変ご苦労さまでございます。
  これら教育行政の詳細につきましては、後ほど教育長より報告があるものと思います。
  以上、主なものだけでございますが、挨拶と一般行政報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 続いて、小澤教育長より行政報告をお願いします。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
教育長(小澤正司) 議長のお許しをいただきましたので、教育長、教育行政報告をさせていただきます。
  平成26年度が始まり2カ月余りが経過いたしましたが、おかげさまにて幼稚園及び小中学校の教育活動は順調に推進されております。
  議員の皆様には、年度のスタートである幼稚園、小中学校の入園式、入学式、さらには、先日行われました中学校の体育祭には、大変ご多用の中をご臨席賜りましてまことにありがとうございました。心より御礼申し上げます。
  さて、埼玉県教育行政の動向ですが、関根郁夫教育長は、教育の果たすべき役割を自助・共助・公助の力を身につけさせることとしています。具体的には、1点目は、自助の力をつけさせること、つまり一人一人全ての子どもたちの生きる力を確実に伸ばすことです。2点目は、共助の仕方を学ばせること、つまり子ども同士が認め合い、学び合い、助け合うネットワーク、すなわちきずなをつくる力を育成することです。そして、3点目は、公助としての学校への信頼を向上させること、つまり保護者や地域の方々と協働して教育活動に取り組むことなどにより学校への信頼を高めることです。こうした観点のもと、@確かな学力の育成、Aグローバル化に対応する人材の育成、B社会的に自立する力の育成の3つを最重要課題として掲げております。
  県の教育行政施策を受け、本町としては、滑川町教育振興基本計画及びさきにお示ししました平成26年度滑川町教育行政重点施策に基づき、「自然にやすらぎ、新たな交流が生まれ、個性的、創造的な人の育つ教育」の推進に引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。
  小中学校においては、本年度も教育に関する3つの達成目標の理念を継承し、教育に関する3つの達成目標推進委員会を組織し、小中の連携を図り、小中が足並みをそろえて取り組んでまいります。また、各小中学校に滑川町学力向上推進校の研究委嘱を行い、1年間を通してそれぞれの小中学校で研究活動に取り組んでまいります。
  今年度もまた学校評価の充実を図り、その結果を積極的に公表するなど、質の高い学校教育の実現に向けてさらに努力するとともに、人事評価制度の有効な活用を図り、教職員の質の向上に努めてまいります。
  引き続き皆様方の格別なご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
  それでは、教育行政全般についてご報告させていただきます。
  初めに、工事関係ですが、3月議会において繰越明許をいただいた平成25年度からの繰越事業のうち、滑川中学校駐輪場等復旧工事については、昨年度末より着工し、今年度の入学式に間に合わせることができました。なお、当該事業の財源として、国の公立学校施設災害復旧事業補助金の交付申請を行っております。採択されれば、町財政の負担軽減の一助になるかと思います。
  ちなみに、来る6月26日、財務省と文科省から現地視察に本町に来ていただくことになっております。なお、補助が認められますと3分の2の補助をいただけるということになるかと思います。
  また、宮前小学校の教室用ロッカー等取りかえ設置工事については、今年度当初から着工し、5月の連休中に設置作業を行い、現在、子どもたちは快適な教室で学校生活を送り、大変喜ばれているところでございます。
  プール新設工事については、3月議会、全員協議会において報告させていただきましたとおり、用地交渉が難航しております。したがって、計画における時期の見直しを余儀なくされることになりましたが、今後も粘り強く交渉を進め、計画事業の進捗を図り、新しいプール建設の整備を実現したいと思います。
  今後とも皆様のご指導、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
  次に、幼稚園、学校関係では、今年度の園児及び児童生徒数は、幼稚園293名、宮前小学校443名、通常学級1増です。福田小学校135名、学級数の増減はありません。月の輪小学校、通常学級1減ですが、知的特別支援学級が1増となり、学級数の増減はありません。滑川中学校494名、通常学級2増でございます。ただし、滑川中学校につきましては、第2、3学年が国や県の基準では4学級ですが、第3学年では町独自の少人数学級のための臨時講師を任用しており、また第2学年では、学校独自で教員の配置を弾力的に運用することにより5学級編制を実現し、全学年とも5学級編制でスタートし、よりきめ細かな指導を行えるようにしております。
  各校、園の様子ですが、幼稚園では、全園児293名という県内有数の大規模幼稚園であります。学習生活支援員を3名配置するなど人的な配慮をしておりますが、園児の安全を最優先し、常に園長以下全職員体制でサポートに入り、園を挙げて子どもたち一人一人へのきめ細かな保育に努めております。
  宮前小学校では、特別支援教育に造詣の深い鈴木校長のもと、児童、保護者、教職員のみならず、環境に対しても「一人一人の児童の個性や力を最大限に伸ばすことができる学校」を目指して、@学力の向上、A生徒指導、特別支援教育体制の充実、B学校応援団の整備を柱に意欲的に学校経営を推進しています。また、通級指導教室を今年度立ち上げ、特別な配慮を要する児童への積極的な支援を行っているところでございます。
  福田小学校では、野口校長のリーダーシップのもと、今年度も「チーム福小! 意欲・行動・いい笑顔」を合い言葉に、@学力向上、A家庭、地域とのさらなる連携、B活力ある学校を重点とし、保護者、地域から信頼され、活気のある学校の実現に努めているところでございます。
  開校5年目に入った月の輪小学校ですが、今年度新たに馬場校長が着任し、コミュニティーづくりを基盤に、月小ブランドのさらなる確立を目指して、@豊かな心の育成、A学力、体力の向上、B家庭、地域、学校間の連携を柱に、全職員が一丸となって学校づくりに取り組んでおります。
  昨年度に引き続き、埼玉県道徳教育研究推進モデル校の委嘱を受け、「人とのかかわりを豊かにし、思いやりの心を育む道徳教育」を研究次第に掲げ、研究を進めているところでございます。11月28日(金)には研究発表会を予定しておりますので、その時期になりましたら議員の皆様にもご案内をさせていただきたいと思います。
  滑川中学校では、2年目を迎えた永島校長のリーダーシップのもと、目指す学校像「生徒主体の笑顔が輝く学校」を継承し、@生徒を主体にした学校、Aよいことが安心してできる学校、B心遣いが見える開かれた学校の実現に向け、学力向上はもちろん、規律ある態度の育成、生徒指導の面においても成果を上げているところでございます。先日の体育祭では、職員と生徒が一丸となり最高のパフォーマンスを披露し、見る人に多くの感動を与えたすばらしい体育祭をみんなでつくり上げ、日ごろの教育活動の成果の一端をかいま見ることができました。
  また、今年度から町内小学校で実施するフッ化物洗口事業ですが、現在、埼玉県、歯科医師会、町内小学校と協議連携しながら準備を進めております。実施計画、実施要領の作成から、各小学校での保護者説明会、薬品や備品等の整備、最終的な保護者の意思確認を経て9月からのスタートを予定しております。これにより、子どもたちの歯科口腔の健康保持のさらなる増進が図れるものと見込んでおります。
  なお、幼稚園、小中学校とも安心・安全を重要課題としております。地域の方々にも、自主防犯活動や子ども110番の家、通学ボランティア等の活動を継続して行っていただき、多くの方々の協力により、おかげさまで大きな事件・事故等もなく毎日の登下校を行っております。
  各学校では、交通事故、自然災害、不審者対応など、みずから危険を予測し回避する力を身につけられるよう指導しておるところでございます。それと同時に、日々多くの方々に支えられ、安心・安全に生活ができている感謝の気持ちを持ち、進んで挨拶ができるように指導の徹底を図っております。
  いずれにいたしましても、滑川町の子どもは町で育てる、このことを基本に据え、幼稚園、小中学校が連携し、同一歩調で子どもの指導に当たれるよう各種委員会や交流の場を生かし、教育を推し進めております。
  次に、生涯学習関係では、今年度も高齢者のための寿学級を初め、中学生対象のボランティア育成講座、小学生対象の親子ナイトハイク、チャレンジキッズなめがわなどを、創意工夫を加えながら積極的に展開してまいります。
  特に寿学級では、今年度からみなみ野・十三塚が加わり16地区になりましたが、裏郷・羽三地区が合同で開催することとなり、ことしも15カ所で各3回ずつを計画してまいります。行政バスを利用した研修視察では、今年度は、“小江戸川越めぐり”を企画し、市立博物館、まつり会館、本丸御殿、三芳野神社、菓子屋横町等を回る予定でございます。
  健康づくりの面からも、毎回400名以上の参加、これを目標に担当の石川、河崎を中心に張り切って準備を進めておるところでございます。
  また、子ども大学・くまがやは、ことしも立正大学や熊谷青年会議所等と連携し実施してまいります。本年度も全5回のうち第3回を滑川町で担当し、11月8日(土)に、関係皆様のご協力をいただきながら干し柿づくり等の体験活動を行う予定でございます。
  生涯スポーツ関係では、4月19日(土)に第22回滑川町グラウンドゴルフ大会を盛大に開催することができました。本年度から団体戦を廃止し個人戦のみとしたわけですが、70歳以下の部、80歳以下の部、81歳以上の部に分かれ、僅差の中での熱戦が繰り広げられました。この大会の上位12名が選抜チームを編成し、5月10日(土)に川島町で行われました比企地区グラウンドゴルフ大会に町代表として出場し、入賞こそ逃したものの大健闘していただきました。
  第48回比企郡民体育大会につきましては、先ほど町長からもお話がありましたが、5月11日(日)から7月の27日(日)までの予定で郡内の各会場で開催されております。今年度は会場変更の年であり、滑川町では野球と空手の会場となっております。
  現在までの本町の主な成績は、優勝については、先ほどのお話のとおりソフトボール40歳以上の部、サッカー壮年男子が優勝しております。第2位は、柔道一般男子が入っております。そして、3位は6つの種目で入っておりますけれども、ソフトボール無制限、サッカー一般男子、バレーボールママさん、バレーボール40歳以上、卓球一般男子、剣道一般男子でございます。それぞれの種目で大活躍をいただいておるところでございます。
  また、スポーツ推進委員関係では、今年度2名の交代があり、下福田地区選出の岩附秀和さんと、女性代表の筒井典子さんが新たに就任いたしました。
  また、六軒地区選出で滑川町スポーツ推進委員の代表を務める篠崎英明さんが関東スポーツ推進委員協議会より、さらに篠崎さんと上福田地区選出の志村政男さんの両名がスポーツ推進委員として勤続30年ということで、全国スポーツ推進委員連合より表彰されることが決定いたしました。
  今後の事業といたしましては、今月の21日(土)に第12回マレットゴルフ大会をマレットゴルフ場で計画しております。大勢の皆さんの参加をお待ちしているところでございます。
  次に、公民館関係では、第34回子どもまつりを5月10日(土)に実施いたしました。ことしも実行委員会を組織し、多くの団体の協力をいただき、盛大に開催したわけですが、幼稚園、各小中学校のPTA、民生児童委員、老人クラブ連合会、同女性部、商工会、青年団、青少年相談員、滑川チンドン、公民館ボランティア、有志ボランティア等々に加え、大勢の教職員の応援を得て盛大に開催することができました。
  当日は、大人気のミニSL、迷路、影絵ショー、ヨーヨー釣りを初め、各種手づくりコーナー、体験コーナー、似顔絵コーナー、模擬店、そして小学校4年生全員による家族の似顔絵の展示等々、内容的にも充実しており、加えて、ことしは天候に恵まれたこともあり、親子連れを中心に1,400名を超える大勢の方々が来場し、たくさんのお土産を手に、うれしそうに楽しんでいました。
  会場では、ことしも被災地への支援活動として義援金の呼びかけを行い、ターナちゃんにも活躍をしていただいたところでございます。また、発展途上国にワクチンを送る活動として、例年行っているペットボトルのキャップ回収の呼びかけには1万2,166個、約29キロのキャップが集まりました。それぞれ被災地のほうにお届けしたいと思います。
  なお、復興支援や皆でできる支援を考えながら、子どもまつりの一環として今後もこういった活動に取り組んでまいりたいと思います。
  また、今年度の前期公民館教室は、5教室を一般向けに現在開講しているところでございます。
  最後に、文化財関係ですけれども、今年度もエコミュージアムセンターにおいて、比企地区巡回文化財展を9月30日(火)から10月5日(日)まで開催いたします。ことしは、「比企のタイムカプセル15 比企の奈良・平安時代」というテーマで、比企地区における8世紀から12世紀の出土品を展示いたします。本町からは平安時代の文字の書かれた土器などを展示する予定でございます。また、例年行っております比企郡市合同の文化財めぐりを11月14日(金)県民の日に予定しております。
  エコミュージアムセンター関係では、現在、“町の魚”であるミヤコタナゴ4,000尾余りを飼育して、野生復帰に向けて増殖に取り組んでいるところですが、今年度は例年より早く4月の初旬から人工繁殖が始まり、4月下旬からは中庭のビオトープにおいても二枚貝による自然繁殖が始まっており、現在までに既に約500尾ほどの稚魚が誕生しております。
  今年度は、ミヤコタナゴが淡水魚として国内で初めて天然記念物に指定されてからちょうど40周年の節目を迎えます。町制施行30周年でもあるこの記念すべき年に、開園40周年を迎える森林公園内の沼への試験放流の実現を目指して、現在、国や県の関係機関と調整を行っているところでございます。
  以上、雑駁ではございますけれども、教育行政報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 以上で、行政報告を終わります。
                                           
    全議案の一括上程、説明
議長(金井塚徳一議員) 日程第5、全議案の一括上程を行います。
  事務局長に朗読願います。
          〔事務局長朗読〕
議長(金井塚徳一議員) 次に、吉田町長より提出議案の説明を願います。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、議長のお許しをいただきましたので、本定例会に提出をいたします議案の説明を申し上げます。
  初めに、議案第30号及び議案第31号 専決処分の承認を求めることについては、地方税法等が改正されたため、3月31日に滑川町税条例及び滑川町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分を行ったので、議会の承認をお願いするものでございます。
  議案第32号 専決処分の承認を求めることについては、6月29日に執行が確定した埼玉県議会議員補欠選挙の予算597万8,000円を計上するため、平成26年度滑川町一般会計補正予算(第1号)を5月23日に専決処分したので、議会の承認をお願いするものでございます。
  議案第33号 滑川町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、3月31日をもって廃止した環境美化推進員の報酬を削除するため、本条例の一部改正をお願いするものでございます。
  議案第34号 滑川町税条例の一部を改正する条例の制定については、地方税法等の法令の改正に伴い、法人町民税、軽自動車税の改正を行うものでございます。
  議案第35号 平成26年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に、歳入歳出それぞれ4億2,254万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ58億52万円としたいものでございます。人事異動による人件費の補正、国・県の補助金による事業費が主なものでございます。
  議案第36号 平成26年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定については、人事異動に伴い人件費を増額したいものでございます。
  議案第37号 松島町・滑川町相互交流宣言については、宮城県松島町との災害支援協定により築き上げてきた交流を、さらに推進・発展するため、相互交流宣言を締結したいので提案をするものでございます。
  以上8議案を提出し、議案の説明とさせていただきます。
  なお、詳細につきましては、その都度、担当課長、局長よりご説明申し上げます。十分なるご審議を賜りまして、原案どおり可決、決定いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
  以上です。
                                           
    請願第6号の上程、説明、委員会付託
議長(金井塚徳一議員) 日程第6、請願第6号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願の件を議題とします。
  事務局長より朗読願います。
          〔事務局長朗読〕
議長(金井塚徳一議員) 朗読が終わりました。
  本請願は、上野憲子議員が紹介議員でありますので、内容説明をお願いします。
          〔11番 上野憲子議員登壇〕
11番(上野憲子議員) 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願につきましては、朗読をもって説明にかえさせていただきます。
                     請 願
                        2014年5月21日
           手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願
  滑川町議会議長様
                請願者
                   住所 ○○○○○
                   氏名 比企聴覚障害者の会
                   会長 西澤登志雄
                 紹介議員           上野憲子
  【要旨】
  手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、きこえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、更には手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。
  【理由】
  手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系をもつ言語である。手話を使うろう者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。
  しかしながら、ろう学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった。
  2006(平成18)年12月に採択された国連の障害者権利条約には、「手話は言語」であることが明記されている。
  障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進め、2011(平成23)年8月に成立した「改正障害者基本法」では「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められた。
  また、同法第22条では国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務付けており、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、きこえない子供が手話を身につけ、手話を学べ、自由に手話が使え、更には手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。
  以上です。
  ただいま朗読いたしましたが、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 請願内容の説明が終わりました。
  お諮りします。会議規則第39条第1項の規定により文教厚生常任委員会に付託し、会期中の審査に付したいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(金井塚徳一議員) 異議なしと認めます。
  よって、請願第6号につきましては文教厚生常任委員会に付託し、会期中の審査に付することに決定しました。
  暫時休憩といたします。11時5分に再開させていただきます。
          休 憩  (午前10時49分)
                                           
          再 開  (午前11時05分)
議長(金井塚徳一議員) 再開します。
                                           
    一般質問
議長(金井塚徳一議員) 日程第7、一般質問を行います。
  一般質問は通告順に行います。答弁を含み50分とします。残り時間は掲示板で表示しますのでお願いします。質問形式は、対面一問一答方式とします。
  議長より指名を受けた質問者は、最初から質問席に着き、1回目の質問は、通告した質問全事項を一括質問する。そして、一括答弁を受ける。2回目の質問からは、1回目の質問順位に関係なく一問一答方式とします。ただし、1回目に一括質問をしないものは再質問できないものとします。
                                           
           森 田 泰 雄 議 員
議長(金井塚徳一議員) 通告順位1番、議席番号8番、森田泰雄議員、ご質問願います。
          〔8番 森田泰雄議員登壇〕
8番(森田泰雄議員) 8番、森田泰雄でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。
  1番、健康づくり行動宣言に関連した質問をいたします。「自分の健康は自分でつくる」を基本に、少子高齢化が進む中、医療費を抑え町民全体が健康で長寿の町を合い言葉に健康づくり宣言が発せられました。2年が経過いたしましたので、以下について質問をさせていただきます。
  @「健康づくり行動宣言」以降特記事項がありましたらお伺いいたします。
  A滑川町の医療費のワースト1位から5位くらいをお知らせください。
  B健康づくりグループの設立状況を聞かせていただきたい。
  大きな2番、健康診断。@各種健康診断による早期発見、早期治療の徹底を目指しておりますが、今後の検診で特に充実を目指す件名は何ですか。
  A特定健診で健診回数を多くとってほしいとの要望が町民からありますが、続けての健診は何日ぐらいとれますか。また、長くとれない理由がありましたら説明をお願いいたします。
  B婦人検診で、乳がん検診は70名先着受け付けとなっておりますが、自営業等の場合、2日間の検診日を設けていただきたいとの声がありますが、連続2日間の検診ができない理由の説明をお願いいたします。
  大きな3番、高齢者の受け入れ。日本の総人口は4人に1人が65歳以上となっております。滑川町といたしましても同様に推移するものと思いますが、介護を要する受け入れ施設と健康老人ホームの受け入れ施設の状況はどのようになっておりますか。
  4番、平均寿命と健康寿命。健康づくりの最終目的は、平均寿命と健康寿命の差を小さくすることでありますが、「健康づくり行動宣言」以来の変化はありますか。町長の重点実施項目に26年度に「健康づくり行動」を認定し、一概に改善できないが、根気よく行動し、健康で長寿の町づくりをしたいと宣言いたしましたが、大賛成でございます。事務局として減少の目標のシミュレーションはありますか。
  5番、各種検診の一本化。町民保険課、健康福祉課、健康づくり課とそれぞれ検診実施課が異なっておりますが、健康づくり課が誕生いたしましたので、全ての計画から実施まで一つの課にまとめて、より充実を図る必要がありますので、健康づくり課に集約すべきと思いますが、意向を伺いたい。
  6番目、裏郷地区における元気会の活動状況。活動内容としましては、体操の指導者による健康体操、クリーンウオーキング、マレットゴルフ、輪投げ大会、料理教室、県外における天然温泉利用等の活動をしておりますが、ウオーキング時に道路沿いのクリーン化及び道路の草取りを実施した場合の助成が受けられる制度があると聞くが、詳細の説明をお願いいたします。
  7番目、米作の休耕田廃止について。政府は主食である米農家を保護するために、耕作する田園を減らして、米の価格を維持しようとして41%を休耕及び転作の奨励をしてきましたが、平成30年よりその制度を廃止すると報道されております。町として米価下落防止対応を考え、農家に対する指導をどのように考えておりますか、お伺いいたしたいと思います。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) それでは、答弁を願います。
  まず、森田町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 森田議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  1番の健康づくり行動宣言の関連でございます。@「健康づくり行動宣言」以降特記事項につきましてですが、医療費等が年々伸びているところでありますが、後期高齢者医療の医療費において、23年度に比べ24年度が大幅に下がりました。率として7.73%減となりまして、県内一の下げ幅となりました。
  次に、A滑川町の医療費のワースト5位ですが、平成24年度の国民健康保険での状況でございます。1位が統合失調症及び妄想性障害の入院でございます。2位が高血圧性疾患、通院の関係でございます。3位がその他の悪性新生物、これはがんですね、それの入院でございます。4位が糖尿病の通院であります。5位が腎不全の通院であります。以上です。
  続きまして、3、高齢者の受け入れにつきましてでございますが、介護保険事業は、介護が必要になっても、高齢者が地域で安心して暮らしていけることを目的とするとともに、いつまでも自立した生活が送れるよう支援しております。町内の施設の状況でございますが、介護施設は3カ所で198床あります。他市町村と比較して、現状では充実をしております。
  次に、4番、平均寿命と健康寿命でございますが、平均寿命と健康寿命につきましては、国の健康日本21(第2次)の中で、ことし初めて数値として発表をされております。平成22年度における数値ですが、健康寿命は男性が70.42年、女性が73.62年でした。平均寿命が男性で79.55年、女性で86.30年でありますので、その差が健康でない不健康な期間ということになりまして、男性が9.13年、女性が12.68年という報告は受けております。健康寿命では、自分が健康であると自覚している期間を延ばすことが重要でありまして、健康づくりや特定健診など、積極的に取り組むことによりまして、この健康寿命を延ばすことにつながればと考えております。
  以上、町民保険課長の答弁を終わります。
議長(金井塚徳一議員) 次に、堀口健康づくり課長、答弁願います。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 森田議員さんのご質問に対しまして、健康づくり課長堀口からご答弁申し上げます。
  1番、健康づくり宣言、行動宣言のBでございます。健康グループの設立につきましては、健康づくり推進に係る説明会を平成24年8月から12月まで、各集会所32会場で行い、健康グループの設立をお願いしてきました。また、健康づくりのリーダーとなる健康づくり推進員さんの配置を各行政区の区長さんにお願いしまして、53名の健康づくりの推進員さんを誕生させました。推進員さんの努力に助けられまして、平成26年5月現在、36グループが設立されております。
  2番、健康診断の@でございます。特に充実を目指す件名でございますが、平成21年度からは行っていなかったB型肝炎、C型肝炎などの肝炎検査を今年度は実施していきます。
  健康診断の2番目でございます。特定健診の回数でございますが、今年度の特定健診は集団健診の受診日として6月26日、27日、28日の3日間を予定しております。長くとれない理由は、比企郡市の市町村が健診を委託する範囲のため、健診車の配備であるとか、医師等の制約があり、滑川町のみで占有することができないためでございます。
  続きまして、3番、婦人検診の関係でございます。乳がん検診等におきましては、乳腺は女性ホルモンの影響を受けるものなので、乳がん検診を受ける時期は、できれば生理開始日から前後1週間は避けたほうが望ましいとされております。そのため、1週間程度の間隔を置いて日程のほうを設定してございます。
  続きまして、5番でございます。各種検診の一本化ということでございますが、この件につきましてはご質問のとおりで、町民の方も戸惑い、がんの検診率が下がる結果になってしまっております。その理由は、国からの指示で、各保健ごとに検診・検査を実施しているためでございます。より受診をしやすくするために、平成26年度から健康診査、各種検診の窓口の一本化を図るようにしてございます。
  続きまして、6番、裏郷地区の活動の状況でございます。これに対する助成ということでございますが、滑川町健康づくりグループ事業補助金交付要綱に基づきまして、4項目の事業について補助金を交付しております。ウオーキングや健康体操、カラオケ、ピンポンなど健康づくりに生かせるものであれば、会員1人に対しまして1,000円の補助、地域福祉に関する事業は、ひとり暮らしの家庭の見守りや庭の手入れなど、買い物手伝いなど幅広くお願いしまして、会員1人当たり500円、空き缶拾いや清掃片づけなどにつきましては500円、道路の路肩の草刈りや歩道の草取りも含めて、1平米当たり40円でございます。これにつきましては、町が定めた場所ということになっております。
  以上で、森田議員さんの質問に対してのご答弁といたします。以上です。
議長(金井塚徳一議員) 次に、山下健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 山下 進登壇〕
健康福祉課長(山下 進) 健康福祉課長、森田議員さんの質問にご答弁申し上げたいと思います。
  私のほうの課題につきましては、3番の高齢者の受け入れの施設の中で、健康老人ホームの受け入れ施設の状況はということでございますが、町では健康づくりを推進している中で、高齢になっても健康でいられるよう、また高齢者の方が多くなってくる状況を期待する中で、健康老人ホームの受け入れ施設の状況につきましては、現在、滑川町には有料老人ホーム2カ所を予定されております。既に月の輪3丁目にベストライフ東松山、定員が51名でございますが、既にオープンしているという状況にございます。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 次に、吉田産業振興課長、答弁願います。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、森田議員さんの質問について答弁させていただきます。
  町として米価下落防止を考え、農家に対する指導をどのように考えておりますかという質問ですが、今まで水田に対する支援ということで、米の直接支払交付金、米価変動補填交付金、水田活用の直接支払交付金と3つありました。今回の見直し、米価変動補填交付金が平成26年度から廃止と、それと米の直接支払交付金も平成29年度までということで、30年までに2つの交付金が廃止になります。平成30年以降につきましては、水田活用直接支払交付金だけ残る形となります。
  現在、町の米農家の大部分は自己消費米、いわゆる縁故米がほとんどを占めております。直売所においても、出荷はしたのはいいですが、5月でほとんど滑川産の米は売り切れという状態になっております。今後30年になってみないと何とも言えないのですが、町の人口はこれからもふえ続ける見込みと思われます。町の米の米価価格と需要を考え、これから人・農地プランの活用、ことしから始まる農地中間管理機構の活用、また認定農業者、担い手等を中心に特別栽培米田などつくり、地元でつくったものは町内を中心に消費を考え、南部住宅地区を中心に新米まつりの開催だとか、地域の催しなどに積極的に滑川産米をアピールしながら、地元自給率拡大に取り組むよう今後も指導していきたいと考えております。
  以上で答弁を終わらせていただきます。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。まず第2の質問といたしまして、健康づくり行動宣言以降の件でございますが、後期高齢者医療費が23年に比べて24年度が大幅に減少して、県内一の下げ幅になったと、非常に喜ばしいことで、さらに低減持続ができますことをお祈りいたします。これは意見でございます。
  次に、滑川町の医療費のワースト5までお聞かせいただきましたけれども、第1位と第3位は入院を必要とする疾患でございまして、自己管理をしても避けることのできない病です。しかし、町長の方針に、5本目の柱として、高血圧、糖尿病、腎不全のような通院が主体の上位疾患を自己管理によって減少させることが当面の目的で、これらの改善をさせながら、入院を伴う疾患も検診の充実を図り、早期発見、早期治療することにより、医療費の低減を図ることを目的に、健康づくり行動を宣言されたと理解いたしますが、町長のご意見をお伺いいたします。
  さらに、健康づくり課にお願いがありますが、自己管理のさらに効果の上がる対策指導をお願いいたしたいと思いますが、具体的な計画をお持ちでしたら、今後どのように取り組むかお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員、一問一答でお願いします。今2人の方をご指名のように思いましたが。
  では、吉田町長、お願いします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 森田議員さんの質問に町長、答弁申し上げます。
  滑川町の医療費のワーストワンから5位までの今説明を課長のほうで申し上げましたけれども、森田議員さんの申し上げたとおり、1と3はこれは入院ということで、なかなか大変でございますが、ほかの高血圧ですとか糖尿病、それから腎不全、そうしたものの、いわゆる自分の管理である程度治せるというものについては、健康づくりは町民の全員の皆さんに参加をいただいて、全員の皆さんが健康になっていかないと困る問題でございますので、全員の皆さんに参加をということで、簡単にできる運動からということで、ウオーキングですとかマレットゴルフですとか、うちに引きこもっていないで、集会所へ行って皆さんとお話をしたりカラオケをしたり、いろんなそうした簡単にできるものから一応メニューが出ておりますので、そういうところに参加をいただき、ぜひともそうした通院で治せる病気、そうしたものはそうした健康づくりに参加をいただいて、そうした高血圧ですとか糖尿病、そうしたものは治していただくということで、特にウオーキング、こうしたものは全てに一番いいということでございますから、そうした簡単にできるものから、ぜひ町民の皆さんに取り組んでいただくということで、積極的に課長のほうへそういったものからお願いしろということで今進めておりますので、なるべく町民の皆さんに参加をいただいて、医療費の軽減を図ってまいりたいというふうに考えております。
  そして、先ほど森田議員からお話がありました、24年が大幅に後期高齢者が医療費が減ったという、私はその原因は、私もこれを始めるということになりまして、当時の課長から、どこへ行ってもこの話をしろということでございますから、各集会、集まるところで全てこの話をしてきた、その結果がこの24年の7.1%の大幅な削減にもつながっているのではないかなというふうに理解をしておるところでございます。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) もう一問については堀口課長、お願いします。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長堀口から、森田議員さんの質問に対してご答弁申し上げます。
  効果の上がる対策指導ということでございますが、健康診査は多くの生活習慣病の予防のための健康診査ということでございます。受診された後、結果を見てリスクの高い人には特定保健指導利用券を送付して、保健指導を受けるように通知しております。現在は医師会病院に委託をしてお願いしています。今後、対象者に対しましては、電話連絡するなど、健康診査後の保健指導を強化していきます。
  以上で答弁を終わりにします。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) 健康づくり設立状況が36のグループが設立されたと報告いただきましたけれども、その主な活動内容はどのようなことをしておりますか。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長堀口から、森田議員さんの質問に対しましてご答弁申し上げます。
  活動の内容でございますが、グループの自主性を尊重しております。全体としては、先ほど町長も申し上げましたが、ウオーキングが中心でございます。その中にラジオ体操や卓球、料理、マレットゴルフ、カラオケなどの健康づくりにも取り組んでいただいています。町からも講師を依頼して、パドル体操教室やラジオ体操の講習会を開催しております。また、健康づくりの中では、一味違った活動ですが、道路の草刈りや除草作業、ごみ拾いなども積極的に行っていただいております。
  このような活動を通して、会員の皆様の声としまして、1人でウオーキングするのは恥ずかしかったけれども、みんなで歩けてよかったとか、地域の人と話ができるようになった、協力して清掃することで地域がきれいになったなど、コミュニティの復活もあるような喜びの声をいただいております。
  以上で答弁申し上げます。終了といたします。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。
  次に、平成26年度の健康づくり課として、どんな健康づくりを予定しておりますか。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長堀口から、森田議員さんの質問に対してご答弁申し上げます。
  26年度の健康づくり課の事業でございますが、継続することで健康維持に役立つことで見直されておりますラジオ体操を地域に広げ、定着できるように推進していきたいと考えております。このため、5月21日にNHKから講師の派遣をいただきまして、ラジオ体操の講習会を開催いたしました。10月25日土曜日に2回目を予定しております。また、保健センターを主会場とした事業としてパドル体操、ヨガ教室を開催していきます。11月には健康福祉大会を開催しまして、健康講話や健康グループの発表を予定しております。さらに、健康づくり推進委員会を開催して、健康づくりに皆さんで取り組んでいくための研修事業を行いたいというふうに考えております。
  以上でご答弁申し上げます。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。11月に健康福祉大会を開催し、健康講話や健康グループの発表を行うということですけれども、それの対象は36グループが対象ですか。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長堀口から、森田議員さんの質問に対してご答弁申し上げます。
  11月の健康福祉大会の開催につきましては、町内のグループ及び健康推進員さんを中心に声がけのほうをしたいと思います。会場の都合もございますが、幅広く出席はお願いしたいというふうに考えております。健康講話につきましては、講師を招きまして、健康についての講話をしていただければというふうに考えております。
  以上で答弁申し上げます。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。
  次に、少し飛びまして、婦人検診で、乳がん検診は70名が先着で受け付けるということになっていますけれども、自営業でお母さんと娘さんが働いている場合に、2日連続であれば、お母さんが前日にやって、次の日、娘さんがということなので、そういうことができないのだろうかという質問があるのですけれども、その辺については答弁いただきましたけれども、乳腺は女性ホルモンの影響を受けるもので云々と言われていますけれども、それでやはり1週間程度間隔をあけないとだめだということのようですけれども、続けて2日間とって、さらに1週間置いてということはできないのでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長堀口から、森田議員さんの質問に対してご答弁申し上げます。
  乳がん検診につきましては4月に実施したわけですが、3日間、連続ではございませんが、あけて3日間を、2週間ぐらいの間に3日間とってあります。1回目と2回目は近い時期で、2回目と3回目のときは子宮がんも含めた形で検診を受けられるようにしてございます。それで、なるべくその日程に合わせて、近い時期にやっていただくということで、かなり前から通知とか回覧等してございますので、そういったことで周知も十分図られているかというふうに思います。そういったことでご答弁申し上げます。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。
  次に、高齢者の受け入れの関係でございますけれども、健康老人ホームの施設が4月にオープンいたしましたが、「ガイアの夜明け」と題して過日放映がございました。その中身を見ますと、有料老人ホームの紹介がありましたが、あのような理想的なホームに入れるのはごく一部の人に限られると思います。町内の老人はほとんどが家持ちのために入居は難しいと思いますが、入居しなくてもよい健康づくり宣言がされましたので、町民全員が健康づくりに邁進すべきであります。ガイアとはギリシャ神話の大地の女神を意味していたということでございますが、後に地球を指してガイアと呼んだことから、「ガイアの夜明け」と題して、地球の夜明けを意味しているものと私は解釈いたします。これからの世の中は差別化が必要で、今までのような踏襲を打破して、差別化を念頭に計画すべきであると「ガイアの夜明け」は言っているのではないかと思いますが、これは意見にさせていただきます。
  次に、高齢化が増加すればするほど、平均寿命と健康寿命の差を詰めることは難しいと思われますが、健康づくり行動宣言の趣旨を満たすために、さらなる研究とご指導をお願いいたしたいと思いますけれども、対応策がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 森田課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 森田議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  先ほどありましたように、平均寿命と健康寿命でございます。健康寿命につきましても、先ほどお話をさせていただいたように、今年度初めてその数値が示されたわけでありまして、今後、この数値について担当といたしまして注意を払いながら、今後の健康づくりの一役として、その数値を参考に今後進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございます。
  次に、健康グループで天然温泉等をバスを利用して行きたいという要望が出ておりますけれども、行政バスの利用は可能かどうかをお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、森田議員さんの質問にご答弁のほうを申し上げます。
  行政バスの利用についてでございますが、行政が主体となって事業を行う場合に使用しております。昨年度利用規定の見直しを行いまして、担当課長の判断でバスの利用はできることになっておりますけれども、総務政策課の考えといたしましては、地域の健康づくりのグループまでバスの使用を認めていくのには大変無理があると思っております。健康づくり事業でバスが使用できる範囲というのは、健康づくり推進員さんを集めた視察研修、あるいは健康づくり課が主催する事業で、健康づくりグループの代表者等に出席依頼するような事業に限ってくるのかなと思っておりますので、よろしくお願いできればと思います。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございます。無理だと思いますけれども、町長にお願いがあるのですけれども、今はこのようなバスを利用することは無理ですけれども、将来的に健康づくりがもっともっと盛んになった場合には、何らかの形で補助をしていただくようなことも検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 吉田町長。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、森田議員さんの質問に答弁をいたします。
  今、課長が申し上げたとおり、基本的な考え方はあるわけでございますけれども、そうしたものに対する補助、そうしたものは健康づくりのいろんな面で助成金を出しておりますので、そうした県外とか町外、そうしたものに出ていってやるというものについても、今後は補助を出せるかどうか、出せる方向で検討はしてまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) よろしくお願いいたします。
  最後になりますけれども、休耕廃止の件でございますけれども、平成30年より休耕を廃止し、米粉、畜産米及び新規需要米として生産した場合は、反当たり15万5,000円の補助が計画されているようでございますけれども、今までの米粉の場合には8万円の補助でしたけれども、全て農協を通して許可を受けるように指導されておりました。農水省といたしましては、農協を窓口にする指導はしなくて、各自が申請してよいことになっておりましたが、お願いですが、各団体等に申請ができるような指導を今後もお願いいたしたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) それは質問ですか、お願い。
          〔「質問で」と言う人あり〕
議長(金井塚徳一議員) 吉田産業振興課長。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、森田議員さんの質問について答弁させていただきます。
  森田議員さんのおっしゃるとおり、今後も各自団体等で申請できるよう指導させていただきますので、よろしくお願いします。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) 最後の質問になりますけれども、現在第6次産業が話題になっておりますが、その第6次産業というのは、第1次産業、第2次産業、第3次産業をそれなりに足しますと6になりますが、その6になったのを第6次産業と言っております。この複合化を充実させるためには、雇用、店舗、経営資金、設備投資、広告費等が必要になり、個人としてより法人化して取り組む必要があると思います。
  22年の12月3日公布されました農林漁業6次産業化と地産地消等が報じられておりますけれども、それには各種助成金や無利子で貸与等ができることが盛り込まれておりますけれども、滑川町として、今後どのように取り組むか、ご意向をお伺いいたしたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 産業振興課長。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、森田議員さんの質問について答弁させていただきます。
  6次産業の取り組みといたしましては、東松山センター等で指導を行っていますが、これといったものは、まだできていないのが現状であります。今やっているころ柿だとか、6次産業のほうは地域資源の活用等ありますので、地域資源、これから先、柿、あとはぽろたんだとかができてきますので、その点を視野に入れながら、会社組織でやるか、新規就農でやるか、そういう点でうちのほうも検討していきたいと思います。7月にこれの6次産業の説明会のほうを農水省が行いますということで通知が来ておりますので、その中での指導等受けながら、今後産業振興課としてもいろいろ指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 森田議員。
8番(森田泰雄議員) まだまだこれから、この第6次産業というものは開発していかなければいけないものだと思いますけれども、仮にころ柿にいたしましても、まず苗木を植えて、柿が成熟してとれるようになるのは、ある程度時間がかかります。
  それで、それには一人、一匹オオカミでやっているのでは、なかなか拡大ができない。そうなると、雇用して経営拡大をして、設備投資をしてと。それで、ある程度法人化する必要があるのではないかと思いますけれども、これからそのような指導が国としても出てくるのではないかと思いますが、ぜひその辺の前向きの取り組みをお願いいたしたいと思います。
  これで終わります。ありがとうございました。
議長(金井塚徳一議員) 以上で森田議員の一般質問を終わります。
  暫時休憩といたします。再開は午後1時ちょうどといたします。
          休 憩  (午前11時55分)
                                           
          再 開  (午後 1時00分)
議長(金井塚徳一議員) 再開します。
                                           
           井 上 奈保子 議 員
議長(金井塚徳一議員) 通告順位2番、議席番号1番、井上奈保子議員、ご質問願います。
          〔1番 井上奈保子議員登壇〕
1番(井上奈保子議員) 1番、井上奈保子です。議長のお許しをいただきましたので、これより一般質問をさせていただきます。1番と2番、大きい1番、2番に分けて質問させていただきます。
  最初に、大きなほうの1番、健康づくりの推進を。その1、特定健康診査等事業について。我が町でも、毎年特定健診や若者検診事業を実施しています。ことしは4月に健康づくり課も設置され、住民の健康づくりのより一層の推進を図れるよう住民からの期待も大きい。この検診では、多くの検査項目があり、基準値が設定されています。これについて人間ドック学会と健康保険組合連合会が4月初旬に「新たな検診の基本検査の基準範囲」を公表したとのことです。現在、もとになっている数値は示されていますが、検診施設や病院などによってはまちまちな数値を使っているそうです。しかし、最近出された数値の基準案を今すぐすぐに変えなくてはならないものではないとも言われております。マスメディアでは、検診の基準緩和に関していろいろ飛び交わされていますが、私たちは知識が乏しく、判断に迷う人もいるのではないかと思われますので、ここで質問させていただきます。
  1番、新たな基準値が公表されたことに対して、国、県などから何らかの示唆、説明などコメントが出されているのですか。
  2つ目、町としては、どのような対処をお考えですか。
  その2、薬剤費の削減のために。所沢市では、医療費削減のために、その年度に何%の削減をするかの目標を立て、被保険者証や薬の手帳に張るジェネリック医薬品、後発薬を希望することを示すシールをつくり、国保加入世帯へ配布したとのことで、既にその効果が上がっているそうです。滑川町でも年々医療費が増大してきています。町内では、高血圧、糖尿病、高脂血症など、いわゆる生活習慣病の治療に必要な薬剤が多額になり、医療費を圧迫している状況だと思われます。少しでも減らせるためにも、今利用がふえてきているジェネリック医薬品の使用を進めていくことが大事ではないでしょうか。
  以下、お伺いいたします。1、現在、ジェネリック医薬品の取り入れについて、町民にどのような方法で広めていっていますか。
  2、そのことにより今までどのような効果が出ていますか。
  次に、大きな2番目、教育委員会制度改革について。この改革については、国会審議が進められています。国の改革法案においては、首長主宰の総合教育会議(仮称)という機関が設けられ、首長と教育委員会とが重点教育施策を協議するものとされています。大阪府では現在、知事と教育委員会が協議し合って、教育振興基本計画などをまとめ作成、実施しているそうでございます。このたびの改正案の概要では、教育委員会を決定権のある執行機関として残した上で、首長の関与を強める内容で、1つ、教育行政の責任の明確化、2つ、意思決定の迅速、3つ、首長の意向反映、4つ、国による責任の強化の4点を制度改革見直しの目的としていることです。
  国において既に70年間も現行制度を継続していることに対して、時代の変遷にのっとった内容の改正に踏み切ったということも納得できます。しかし、いつの時代でも教育は「人格の完成」を目指し、人間育成にかかわっていくことが大事なことには変わりありません。
  以上のことに対しましてご見解をお聞きいたします。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) それでは、答弁を願います。
  まず、森田町民保険課長、答弁を願います。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  まず1の健康づくりの推進の@でございますが、国、県の対応ですが、国、県からは新基準に対する説明はありませんでした。過日、私どものほうから県に問い合わせたところ、県としても新基準については今すぐ変更することは考えていないため、文書等での通知もしていないということでありました。また、県によりますと、厚生労働省につきましても、今すぐ変更を考えていないということでありました。
  次に、2の町の対応でございますが、町といたしましても健診の基準値につきましては、今すぐ変更することは考えておりません。井上議員さんがお話しされたように、新聞等に新たな基準範囲として掲載され判断に困っている方や、一部喜んでいる方もいらっしゃると思います。過日もNHKで放送がありましたが、判断に迷っている方が多いとのことです。しかし、緩和された新基準に甘えて、逆に病気が重症化しては困ります。それぞれの数値を参考に医師と相談し、自分に合った健康管理をお願いしたいと思います。
  次に、薬剤費の削減についての@でございますが、滑川町でも国民健康保険加入者に対しまして、所沢市と同様にジェネリック医薬品希望カードを作成し、保険証の更新時及び転入や社会保険からの離脱による国保加入時に、保険証と一緒に配布をしております。さらに、平成24年度よりジェネリック医薬品への切りかえを促すため、医薬品代の自己負担額の差額が300円以上になる被保険者の中から抽出し、年2回、切りかえた場合の差額をお知らせし、啓蒙普及に努めております。
  次に、効果でございますが、ジェネリック医薬品の利用率の推移で申し上げます。代替可能医薬品の処方箋数に占める後発医薬品、これはジェネリック医薬品です、の処方数の率ですが、平成24年3月診療から平成25年2月診療までの利用率が平均で25.39%でした。平成25年3月診療分から平成26年2月診療分の利用率が平均で42.77%と大幅に増加しております。薬剤費の削減に一定の効果が認められております。
  以上、答弁を終わります。
議長(金井塚徳一議員) 次に、小澤教育長。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
教育長(小澤正司) それでは、井上議員さんの質問に教育長、答弁させていただきます。
  今参議院のほうで審議されております教育委員会制度改革ですけれども、改革に至る経緯というのですか、これにつきましては3月議会のときにも出ましたけれども、ちょっと触れさせていただきますと、平成23年の10月に大津市の中学校でいじめに伴う自殺事件が発生したと。それに対して、当然学校、あるいは教育委員会が誠意を持って対応していかなければならないわけですけれども、その対応の中で発言内容がころころと変わったり、あるいはいじめとは認識していなかったというような発言があったり、あるいは委員長さんが知らなかったというふうな発言があったりというふうなことで、教育委員会、何やっているのだという、そんなふうな意見が出てきて、隠蔽体質ですとか動きの鈍さ、形骸化、閉鎖性、責任が不明確ということでもって、第三者の調査委員会等でもかなり厳しい指摘がなされたわけです。
  そういった中で、教育委員会廃止論まで含めて、教育委員会制度改革が必要だというふうな声が大きくなってきまして、それに伴って、国を挙げてのいろんな論議が始まったわけです。文科省のほうでも、中教審のほうに諮問したわけですけれども、その中教審の教育制度分科会の中で、一つには首長さんを中心としたA案、それから政治的な中立性、あるいは継続性、安定性というふうなことを考えるというと、余りにも首長さんのほうに権力が集中するのは心配ではないかというふうなことから、B案というふうなものが出てきて、最終的にはその折衷案のような形で、紆余曲折の中で意見が方向づけがなされてきた。
  そして、現在の状況ですけれども、ご案内のとおり国会で審議しているわけですけれども、5月の20日の日に衆議院のほうを通過しました。そして、現在は参議院のほうでそれを審議しているわけですけれども、政府のほうは今国会での成立を目指し、平成27年の4月1日からそれを施行したいというふうな考えでやっている。ですから、今国会の会期末までにそれが成立するのかどうかというのは、私にはわかりませんけれども、6月22日ごろが多分会期末だったと思いますので、その間いろんなことが集中的に審議されて、また我々の前に出てくるのだろうと思います。
  内容等については、先ほど井上議員さんの説明の中にもありましたけれども、マスコミ等で報道されているとおりでございます。その中で、地教行法の改正案、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正案ということで、その最初のところに趣旨として、教育の政治的中立性、継続性・安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、そして首長との連携の強化を図るとともに、地方に対する国の関与の見直しを図るため、地方教育行政制度の改革を行うというふうに示されているわけです。
  そして、いろいろ報道のような内容の検討は今進められているわけですけれども、今は国会のほうで審議中ですけれども、今後町としましても国や県等の動向を見ながら、きちんと対応をしていきたいというふうに思っております。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) ありがとうございました。それでは、2回目の質問をさせていただきます。
  健康づくりの推進の特定健康診断等について伺いますが、先ほど答弁で、国、県からのコメントは何もなかった。そして、町としてもそれと同じに、今のところは何の考えもないということで、多分今までどおりでということで、そういう考えでいらっしゃると思います。そのように私、了解できました。もちろん国、県のコメントがないということは、その数値を今どうにかしなくてはならないという、そういうものではないという、そういう理由からでございますが、間もなく滑川町でもこれから特定健診が開始されます。住民に対しては、町としては何も指導というか、説明しないということですが、これから健診を受ける人が、マスコミをにぎわした数値を見て、何か感じているのではないかなというふうに思っております。
  もちろん自分の健康は自分で守るということで、先ほどの課長の答弁ですと、基準は今回人間ドック協会等から出された数字、そして今まで病院や施設等で使っていた数字、数値、そのことについては、受診する人が自分でそれは判断することが一番いいし、その数字がいかに自分の数字であるか、数値であるか。もしこれがおかしいなというふうに思えば、かかりつけのお医者へ行って再診というか、またもっとよく詳しく調べてもらうとか、そういうことで自分が多分納得できることが一番いいと思うのですけれども、今までの数値が出た、そのことが意外と、私、聞いてみますと、ひとり歩きしているような、そんなことを聞いておりますので、これから健診が始まりますので何か、別にこれは厚労省からの指導とか、そういうものではないよということをも含めまして、町としては何か住民に説明をしていったほうが、この数値の捉え方について納得するのではないかなというふうに思いまして、再度質問いたします。
議長(金井塚徳一議員) 町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  先ほども井上さんからありましたように、確かにテレビ等においても迷っている人が多いというような状況でありました。ただ、この数値を出すのがどうなのかなというのが、こちらでひっかかるところもあります。しかし、住民に対しては、ある程度それを周知していくことも必要だと思いますので、その数値が、今回新しく出された数値が違うというものでもないので、その辺を考慮しながら、もしできれば広報等を通じて町民の方にお知らせできればと考えておりますので、よろしくお願いします。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) ありがとうございました。そのほうが住民に対して安心感を与えてくださるのかなというふうに私は思っておりますので、ぜひその線でお願いいたします。
  そして、先ほどの数値のことですけれども、今すぐすぐこの数字を変えなくてはならないという、そういう問題ではないというコメントもありましたけれども、今回の人間ドック協会等の学会等が示した数値の中で重要なのは、今までなかった男女について調べたという、その数値が出ているということは今までなかったことだという、それが画期的というか、その数字は今までなかった数字だということで、すごくそれを重んじている部分もありました。そういうことで、安易にこの数値も考えるべきものではないので、いろんなことを含めまして、これからは今の答弁のとおり広報等でお知らせ願えればありがたいと思います。
  それでは、次に質問させていただきますが、現在、健康施設だとか、それから病院等によって採用する数値がまちまちで、違った数値で出しているということでございますけれども、例えば健診を病院で受ける、あるいは健康施設で受けるという、そのようなときに1人の人が2カ所で受けた場合に、そうすると数字が違ってきてしまうかなというふうに私は思うのですけれども、どうしてこのようにまちまちな数値で現在実施しているのでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員の質問に対しまして、町民課長、答弁を申し上げます。
  私のほうも勉強不足でありまして、病院だとか医療施設で違うというのは初めて聞いたもので、現在使っている基準でいいますと、血圧なんかですと129でしたっけ、139でしたっけ、129以上はという話で私も覚えているのですが、それが医療機関等で違っているというのは勉強不足であります。調べさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) それでは、お願いいたします。
  次に、先ほど住民の健康診査について、森田議員のほうからの質問に対しての答弁では、健診の結果、項目についての異常があった人に対しては、この契約をしている医師会病院への指導を受けるという、そういうアフターケアをしているということでございますが、その数値がはっきりと、この人はこれだけの数値だから、アフターケアをしてもらいたいということと、もう一つは、それはいいのですけれども、ボーダーライン上の人については、どの程度の指導をなされているか、私わからないのですけれども、何か先ほどの答弁ですと電話等で連絡をしているという、そういう答弁を今聞いたようでございますけれども、そのことについてお願いします。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長、井上議員さんの質問に対してご答弁申し上げます。
  先ほど申し上げました件でございますが、判定の結果によりまして積極的支援、動機づけ支援という形で、本人に対しまして数値の悪い部分について通知をいたしまして、その内容を医師会に行っていただいて確認していただくというような方向で進めております。通知を本人にリスクの問題において、中くらいの場合は動機づけ、リスクが大きい場合は積極的支援ということで、積極的な場合は必ず受診してくださいというような形の通知を差し上げております。
  以上で答弁を終わります。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) 個人に通知するのもいいのですけれども、電話だけの通知ですか、それとあと、通知書とか、何かそういう書類を出してでしょうか。もしできれば、私たちいろいろなところで、県外で視察研修をしている中で、細かい、住民一人一人の健康を守るためにということで、保健婦さん等が地域の隅々までにわたって健康診査の結果を説明しているという、おかげで、とっても住民がそういう健康づくりには関心を持ってくださるという、そういう研修をいただいたことがありましたけれども、手紙でのお知らせとか、そういうのよりも、健康づくりが今町長の目玉にもなっております関係で、ことしはまして、3つ福祉課ができました。その一つの健康づくり課が設置されましたので、ここで住民の健康を守るにはということで、今までしていなかったような、そういう住民一人一人の健診というか、結果の説明会というような、そういうことをいろんな地区へ回って細かいところまで、だからこういうことで医療費がかかっているのだよとか、そういうことで一人一人がなるべく医療費がかからないためにも、そういう説明会みたいなものを実施したらどうかなというふうに思っております。
  先ほどの森田議員の質問の中で、医療費がかかっているという、ワーストファイブについて説明がありました。その中でも1位は統合失調症ですか、それは仕方がないと思うのですけれども、あとの防げば防げる、そういう成人病、そういうことに対して、恐らく私が思うに、医療費の薬ですか、薬代、医療費がかかるというのは、そういう成人病が主ではないかなというふうに思っております。先ほどの説明の中でも糖尿病、腎不全、高血圧というような、そういうものが主になっておりましたが、そういう生活習慣病が上位を占めているということで、これからはこのことについて徹底的に指導をされていくのが大切なのだなというふうに思っておりますが、このことについての説明というか、ご意見をお聞かせください。
議長(金井塚徳一議員) 堀口課長。
          〔健康づくり課長 堀口幸男登壇〕
健康づくり課長(堀口幸男) 健康づくり課長、井上議員さんの質問に対しましてご答弁申し上げます。
  井上議員さんのおっしゃるとおり、地域に行って検診の結果等をやるのは非常に大切だと思います。また、最初に申し上げました健康づくりの関係で、結果につきましては本人通知、また電話による強化ということで、そういった方には電話を含めて指導していきたいということで、そのほかの健康づくりに関しまして、健診の内容等を地域に出ていくということで今後進めていくようにしたいというふうに考えております。
  以上で答弁終わります。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) それでは、その2の薬剤費の削減のためにのところをお願いいたします。
  先ほどのジェネリック、後発医薬品の取り入れについての広報としてのやり方、広め方についての説明がありました。保険証の交換とか、あるいは転入者、新しく入ってきた人たちへの保険証交付のときに張るシールを、ジェネリックを使うことについての広報がそこに示してあるということで、滑川町でも所沢市と同じようにそういう方法をとっているということで、そのことで削減が何%出たかということでただいま答弁がございました。その後発薬でございますけれども、国とか行政では、今後発薬の利用だとか普及、情報提供等に多額の予算を充てているという、そういうことを聞きました。
  薬剤費が医療費のうち20%を占めているそうでございます。それが大体生活習慣病のように長期的に使用する治療薬をジェネリックに変えたら約半分ぐらい、2割から8割という数字が出ていますが、大体5割ですか、半分ぐらいの削減ができるというような数値が示されております。先ほど滑川町でも、このように添付するシールを送っているという、そのことだけのPRではなくて、もっと視点を変えたジェネリックの利用促進のための方策ですか、そういうものはないでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員の質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  先ほども話したとおり、保険証の切りかえ時には、そういうパンフレットを差し上げているのですが、それと平成24年度から、先ほどもちょっと申し上げたように、代替可能な医薬品を処方されている方の中から、自己負担額が300円以上差がある人に対して、被保険者の中から抽出をしまして、ジェネリック医薬品に関するお知らせという形で、被保険者にお知らせをしてあります。
  こちらには、現在処方されている医薬品名、それから自己負担額、それとジェネリック医薬品に切りかえた場合の削減額を載せて本人のほうに通知を差し上げて、ジェネリック医薬品にすれば、これだけ安くなりますよというようなPRをさせてもらっております。加えて、裏面には、ジェネリック医薬品に対する説明、ジェネリック医薬品とはこういうことですよとか、形で載せてあります。
  現在、10月と3月に通知を差し上げております。昨年の10月が75件、今年3月が65件の方々に通知を差し上げております。これによって、それを見て被保険者がジェネリックに変えていただくための参考資料ということで送付させていただいております。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) PR方法、今聞きましたけれども、所沢市では、先ほどの質問の中でも申しましたけれども、国保加入者に処方された後発医薬の割合が28%、これが24年度10月調べだそうです。それから、これが県平均とほぼ同率だったそうです。平成25年度は35%に引き上げるために、イメージキャラクターを使用して、約1億円の医療費が削減されることを試算し、PRしているそうでございます。
  滑川町でも今24年、25年とのパーセンテージをジェネリック医薬品の利用の数値を出していただきました。担当者にしては本当大変な努力だと思います。しかし、各年度、24年度、25年度で利用率について、例えば所沢市では何%引き上げると幾らぐらいの、例えば所沢市は1億円の削減になるよということを目標立てて、利用者にこういうふうに努力してくださいということを伝えているようでございますが、滑川町では先ほどのパーセンテージが出ていますが、これはまず年度に、例えば24年度はこのぐらいのパーセンテージでやっていこうかとか、そういうことで先ほどのパーセンテージ四十何%ですか、それが示されましたけれども、このパーセンテージを出すにつきましては、最初にどのぐらいの削減になるか、金額にしたら幾らぐらいになるかという、そういうものを予想し、試算し、そして目標を立ててパーセンテージに近づけていったのでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員の質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  町のほうでは、滑川町では目標数値を設定をして、これに取り組んでいたということはありません。シールとかを一応配って推進をしてきたということで、先ほど井上議員言われましたように、目標値や削減金額のほうは設定をしておりません。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) そうしますと、先ほどの説明で、あなたはジェネリック医薬品に切りかえた場合には、自己負担額が300円以上、削減効果が出ますよという、そういう通知を利用者の抽出をして出しているということでございますけれども、そうしますと先発薬を利用した場合と後発薬を利用した場合と、およそ半分ぐらいの削減という、そういう数値が出ておりますけれども、例えば何人、先ほど人数が出ましたね、24年、何人、25年、何人というそういう通知を出した人数は、先ほど説明があったと思いますけれども、そうしますと後発薬を使った場合の削減されたというのが、金額にしたらどのぐらいか。24年度はどのぐらいだったか、25年度はどのぐらいだったか。今でなくて結構でございますので、後でもしおわかりでしたらお知らせいただきたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 町民保険課長。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 井上議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁を申し上げます。
  国保連合会のほうにこの数値のほうを問い合わせてあります。ただ、現在のところ、率については計算をしていただいたのですが、金額についてということで、私のほうも連合会のほうに問い合わせたところ、今のところ出ていないということでございましたので、また出ましたら連絡をさせていただきたいと思います。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) それでは、そのことは何といっても医療費がかかっているわけでございます。そのうちの20%が薬剤費だということでございますので、先発薬と後発薬は成分が同じだということでございます。ただ、特許の20年から25年が切れたものだという、そういうことの違いぐらいで、大したデメリットもないようでございますので、できたらこれからもぜひ医療費削減のためにも、ジェネリック医薬品の普及をいろんな方法で進めていただきたいということをお願いいたします。
  それでは、次に、2番目の教育委員会制度改革について質問させていただきます。ただいまは、教育長のほうからご答弁ありがとうございます。このことについては今政府で審議中でありまして、先ほどの教育長の話で参議院のほうへ移されたということでございますが、改革実施は27年4月1日からということで言われておりますが、多分内容については大変煮詰まってきているのではないかなというふうに思っております。委員会においても、各党からいろんな質問が出されております。
  その中に、ある新聞社によりますと、衆議院の文部科学委員会である委員会の委員が政府に審議中の内容について見解を求めたのだそうですね。そのときに政府側からの答弁は、首長と教育委員会とが相互に緊密な意思疎通により適切な教育行政が行われている地方自治体も多い。このような自治体では必ずしも制度改正が必要であるという認識ではないと考えられると答弁したということでございますが、例えば今問題になっております総合教育会議、この会議はこれは実施されることと思いますが、各自治体での設置が義務づけられておるそうでございます。
  そうしますと、この設置されると教育の大綱、撤去方針だとか教職員定数などの条件整備を協議する機関であるということで、恐らく改革内容によっては、教育委員会側が首長に意見を述べる際にも何か制度化されるのだというふうになっております。この制度化されるということに対しては、大変教育委員会側は制約される状況になるのではないかなというふうに思っておりますが、また内容によって、先ほどのある議員が質問したことに対しての政府の答弁だと、教育委員と委員会側と首長が相互に緊密な意思疎通ができているところは、必ずしも設置しなくてもいいのだというような、そういう答弁があったということでございますが、滑川町においての状況をお聞かせください。
議長(金井塚徳一議員) 小澤教育長。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
教育長(小澤正司) 今審議されている地教行法改正案の概要の中で、総合教育会議を設置するというふうなのがありましたけれども、これについては言われているとおり、首長とそれから教育委員会、小さい意味の教育委員会ですね、教育委員さんと教育長をあわせた教育委員会、これが合同でもって話をする、それが総合教育会議の中身になるかと思うのですけれども、ですから今まで我々が仕事を進めるに当たっても、もちろん町の総合振興計画ですとか、あるいは町民憲章ですとか、そういったようなものをもとにして、町政の一翼を担うためにいろんな基本計画なんかも立てているわけですけれども、そのところに直接今度は町長さんも入って、それを立てていくというふうな形になると思います。
  そういうふうな形になったにしてみても、これからどういうふうな形で出てくるかわかりませんけれども、現在も教育基本法の17条の中で、各自治体はそれぞれ教育振興基本計画を立てなさいよというふうなものが出てきまして、それに基づいて、埼玉県でもこういうふうな形で、生きる力と絆の埼玉教育プラン大綱というふうな形で、いわゆるこれが埼玉県の教育振興基本計画になっているわけです。これが出されて、今、県のほうでは第2期の策定に向けて、26年度から30年度までの策定に向けて、今、県のほうでパブリックコメント等をやって、最後のまとめの段階に入っている。それらを受けて、私たちはこういうふうな形でもって教育振興基本計画をつくってやっていますので、今回新しく法律が変わったことによって、その総合教育会議が開かれることによって、教育の中立性なんかが脅かされるとか、そういうふうなことというのは余り、特に滑川については心配ないのではないかなと、そんなふうに我々は考えています。
  今、議員さんからも話がありましたけれども、ともかく首長との連携をさらに進めながら、町民の信託に応えるために仕事をしていくのが我々の仕事だと思っていますので、当然その中には、中立性とか継続性とか安定性とか、そういうふうなことはよくお互いに話をしながら進めていければというふうに考えています。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 井上議員。
1番(井上奈保子議員) まだ決定したわけではございませんけれども、平成27年の4月からは、これが実施されることになっておりますので、やはりある程度、この教育委員会側もその内容について、よく検討していただき、あくまでも教育の政治的中立性というか、そういうものをしっかりと踏まえた上で、今もやっていただいているわけでございますけれども、そういう政治的な関与が教育に、余り強化されると、今までの目的に沿ったものではなく、進むことになるのではないかなというふうに思っておりますし、また教育、教職員の現場、学校現場においてもそのような懸念があるようでございます。やはり今の教育委員会のやっている教育行政、そのことは、私もとても立派で、スムーズな教育行政だなというふうに思っております。ですが、これが余り一概に内容が変わると、やっぱり現場にいる先生方が一番困ると思うのです。ですが、やっぱり首長と教育委員会側、それが意思疎通がうまく今もいっているということでございますので、これからもそういうような関係でやって、やはり子どもたちが安心して学べる教育を進めていただけたらいいかなというふうに思いますので、まだこの内容につきましては、審議中で結論がはっきりと出ているわけではございませんけれども、いろんなところからこういう懸念がされておりますので、今回私は質問させていただいたわけでございますけれども、先ほどの教育長の答弁ですと、やはり心配ないような、そういう現状維持で大丈夫なような答弁でございますので、私もそのような方向でぜひやっていただけたらなというふうに思いますので、安心しておるところでございます。
  それでは、以上で私の質問は終わりにします。ありがとうございました。
議長(金井塚徳一議員) 以上で井上奈保子議員の一般質問を終わります。
  暫時休憩といたします。再開は、2時5分といたします。
          休 憩  (午後 1時49分)
                                           
          再 開  (午後 2時05分)
議長(金井塚徳一議員) 再開をします。
  ここで、先ほどの井上議員の質問に対して町民保険課長から答弁があるそうです。答弁をさせていただきます。
          〔町民保険課長 森田耕司登壇〕
町民保険課長(森田耕司) 先ほどの井上議員の質問に対しまして、町民保険課長、答弁をさせていただきます。よろしくお願いします。
  先ほどありましたように、医療機関によって基準値が違っているのではという話が井上議員さんのほうからありました。確認をしたところ、基準値ですので、それが医療機関によって違っていることはないということです。特に国保につきましては、埼玉県は統一の基準を使っているということでございます。滑川町につきましても、パンフレット、検診結果というのがあるのですが、今まで使っていた血圧では130未満という形で、その数値を今年度も採用していくということで、よろしくお願いをしたいと思います。
  以上です。
                                           
           石 川 正 明 議 員
議長(金井塚徳一議員) 通告順位3番、議席番号12番、石川正明議員、ご質問願います。
          〔12番 石川正明議員登壇〕
12番(石川正明議員) 12番、石川。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。久々の一般質問なので、大変血圧も少し上がっているのかなという感じがするのですけれども、そんなに長い時間はかからない質問をさせていただきます。
  複合施設のことにつきまして、議会だより等で、総務経済建設常任委員会のほうで報告という形で、町民の皆さんのほうにも大分話のほうが伝わっている中で、余りそのことがひとり歩きしないうちに、公式の場で一応確認をしておいたほうがいいのかなと思って、一般質問という形をとらせていただきました。
  それでは、質問させていただきます。総務経済建設常任委員会では、昨年度、複合施設の建設可能性について検討協議をしてきました。それもコミセンの老朽化という問題から、町民の皆さんから建てかえの要望もきっと執行部のほうに、あるいは町長のほうに話としては大分前からあった話で、議会でも森田泰雄議員なんかも何度も取り上げていることもございました。そこで、複合的な施設というのを、今後20年、30年先のことを考えると検討をしてみたほうがいいのではないかということで、総務経済建設常任委員会では昨年度、県外のほうに視察もし、検討をしてきました。そこで当然執行部のほうとしても、コミセンの建てかえも含めて、今まで検討もし、また今後の取り組みについてのお考えもあると思います。
  そこで、まず今までのその間の執行部としての経過も含めて、今後の計画というのをお示し、とりあえずいただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 新井総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、石川議員さんのご質問に答弁のほうを申し上げます。
  総務経済建設常任委員会におかれましては、25年度から複合施設の視察研修等を重ねられまして、また26年度におかれましても、引き続いて検討協議をいただけるということで、大変感謝を申し上げております。
  コミセンにかわる複合施設につきましては、平成24年度に職員による検討委員会を設置いたしまして、利用者アンケート、近隣施設の調査等、数々検討を重ねてまいりました。そのときに、町長のほうに報告を上げさせていただいた内容につきましては、生涯学習としての拠点機能を優先させてつくる、それと将来福祉的な利用もできるようにする、ホールの収容人数は500人規模とするという形で報告をさせていただきました。また、コミュニティセンターにつきましては、完成後に取り壊すというような内容でございます。
  しかしながら、事業費の捻出をどうするかですとか、手法はどのように進めたらよいか、場所はどこにするかまでの突っ込んだ議論はなく現在に至っております。複合施設の建設につきましては、町の長期財政計画に見込んでおりまして、計画では27年度に設計着手、29年度完成予定となっております。町といたしましても、計画どおりに取り組みをしていきたいと考えております。今後のスケジュールでございますけれども、7月以降になるかなと思いますが、PFI事業ですとかPPP事業について、議会と職員との合同研修会を開催して、いろいろとその手法について勉強していきたいと考えております。講師には、内閣府の民間資金等活用推進室のほうに講師をお願いして、勉強していければいいなというふうに考えております。
  それから、その勉強後のことでありますけれども、できれば9月ぐらいに補正予算を上げさせていただければいいかなと思っているのですけれども、複合公共施設民間活力導入可能性調査業務というものをやっていきたいなというふうに思っております。建設場所を3案程度に絞りまして、その中で比較検討をして、どこにしたらより効果的な施設になるかということを、いろいろと調査をしていければいいなというふうに思っております。また、同時に、町民を交えた検討委員会を立ち上げて、施設の内容等を十分検討してもらいたいと思っております。
  また、並行しまして、補助金の確保についても、なかなか補助事業が見当たらないというのが現状でございますが、いろいろと模索しながら財源の確保にも努めてまいりたいと思っております。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) ありがとうございます。今、総務政策課長から話があった、今までの経過については今までも説明を受けてきた内容なのですけれども、実際にこの間、総務委員会でも要請した財政シミュレーションのほうを、いいものをつくっていただきまして、その中でも27年度、29年度というのが出ていたのですが、今、総務政策課長の答弁ですと、いわゆる統廃合というか、複合化する施設がどういうものを複合化するかというのが、まだはっきりちょっと見えてこなかったのですが、我々は必ず図書館も含めた形での複合施設を、大変話題にもなっていますし、いろんな意味で複合化というのは、いろんな世代やそういってみれば、いろんな趣味も含めて、いろんな方が同時に同じ場所に集うということで、いろんなものがそこから生み出されるだろうという期待を込めて、複合化というのはされるわけなのですけれども、その辺について図書館というのは念頭に入っていますか。
議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、ご答弁申し上げます。
  先ほどの答弁の中に、利用者アンケートも行ってきたということで答弁させていただいたのですけれども、かなりその時期が、今の時期に適しているかどうかというのはあれなのですけれども、やった時期が町づくり研究会というのができまして、平成23年か24年のころだったと思うのですけれども、そこがコミュニティセンターの利用状況ですとか、図書館の利用状況、あるいはエコの利用、保健センターの利用、いろんなことでアンケートをやらせていただきました。コミセンにですとか、図書館に、あるいはエコに、保健センターにということで、アンケートの回収ボックスを置きまして、そこでアンケート調査をやらせていただいた中で、そのアンケートの実施期間が平成22年の2月から3月、1カ月間だったのですけれども、そのときの内容でどういった施設がいいですかという中身の答えられた方の中では、コミュニティセンターと図書館のセットがいいですという方が一番多かったです。続いて、保健センターと図書館ですとか、コミュニティセンターと文化スポーツセンター、そういったのも続くのですけれども、群を抜いて多かったのがコミュニティセンターと図書館を複合してくれという内容が多かったと思います。町がまだどういったものをつくるかというのは、これからの課題というか、いろいろと検討委員会、あるいは議会との勉強会、そういったものを交えながら、本当によりいいものを、大金を使ってつくるわけですから、後で後悔しないようなものをつくれればいいなと思っております。まだどういったものをつくるかまでは決定はしていませんので、よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) 予見を持たずに計画というのは、当初入っていくのが一番いいと思いますので、アンケートの結果がそうであったからといって、必ずしもそういうことではないと思いますが、ただせっかく今課長の言うように、長い間大金をかけて使うものをつくるわけですから、今年度は総務経済建設常任委員会では、町内のいわゆる公共施設と言われる、これグラウンドですとか公園とか、そういうことも含めてなのですけれども、その利用実態というのを一回調査させていただくことに実はなりました。それは、この6月11日にやるのですけれども、そういう中で、例えば今のコミセンも一生とは言いませんけれども、生涯来なかったという方も、きっと町民の中にはいると思うのです。それから、図書館もそうです。公共施設というのは、確かにいろんな意味、目的があってつくられているわけですけれども、それでもやはり利用されない方も結構な数いるのだと思うのです。ですから、受益者負担の原則というのは、今後は公的な施設の利用に関しては、これは学校施設もそうですけれども、徹底していただきたいなということも含めて、全ての公共施設について、利用実態の調査をまず最初にさせてもらうことになりました。そういう中で、ちょっと先走ったのかもしれないのですけれども、複合施設というのを、いきなり視察をあちこちしまして、その施設の魅力といいますか、大変すばらしいものでもありました。
  そこで、教育長に伺いたいのですけれども、コミセンというのは今、中央公民館という位置づけもされていますし、それから図書館、これも教育委員会が所管されているわけですが、先ほどの教育委員会の制度改革云々という中でもあるのですが、恐らく複合施設になってきますと、これは完全に、完全にという言い方は変なのですけれども、指定管理者というのを念頭に考える施設になってくると思います。そういうことになってきたときに、教育行政のトップとして、図書館が今まで総務経済建設常任委員会の報告もごらんになったと思うのですけれども、例えば武蔵野プレイス等はアルコールも出している中で、そこへ蔵書を持ち込んでもいいというような、そういう施設なのです。だから、そういうことも含めて、教育長自身もいろんな図書館を調べたこともあると思いますので、教育行政トップとしてどんなふうにお考えなのか、お伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 小澤教育長。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
教育長(小澤正司) 石川議員さんの質問に、教育長、答弁させていただきます。
  滑川町の場合には、人口が今ふえてはいるものの、非常に小さな町ということで、そういった中でコミュニティセンター、あるいは図書館等、町民の文化活動推進のためにつくってきたわけですけれども、やはりそういった中で、今人口もどんどんふえてきたり、住民のニーズも大分変わってきたりなんかしている中で、コミセン等も老朽化して、ここで建てかえなければならないというふうな、そういうことが検討されるようになってきたわけで、その中でいろいろな施設を、いずれにしても図書館にしてみても、このまま先30年、50年もつわけではないですから、そういうことを含めて複合施設を考えていくということは非常に大事なことだと思いますし、予算との絡みもありますので、どの程度の規模のものができるか、あるいはどういった施設を複合施設として含められることができるかというふうなことは、なかなか難しいと思うのですけれども、それらも含めて、議員さん、あるいは我々のほうと一緒に検討していければと思います。
  それから、指定管理者の件につきましては、今、特に図書館関係では佐賀県の武雄市やなんかが、最先端の、最先端かどうかわかりませんけれども、取り組みをして、かなり我々のイメージしている図書館から脱皮したような形の図書館として成果を上げているというふうにあるわけですけれども、ただそれがそのまま滑川町に持ってきたときに、どの程度まで適用できるのかな、対応できるのかなというふうなこともありますので、一概に、私のほうで今すぐ指定管理者云々というのはありませんけれども、教育委員会の中でも図書館については、あるいはエコミュージアムセンター等については、指定管理者というふうなことも考えていく必要があるよなということで、内々では話をしています。実際、エコミュージアムセンターなんかも、何年か前に指定管理者というふうな形でやった場合にはどうなるのだというふうなことでもって、人件費等もはじき出して計算をしたわけですけれども、そのときに北本のほうのNPO等が、その話に乗ってもらったわけですけれども、かなりお金が非常にかかるというふうなことが出て、結局その話はそこで潰れてしまったわけですけれども、また皆さんのほうからいろいろご意見等をいただきながら、我々のほうでも、町にとってよりよい、住民にとってよりよいものを目指していければというふうに考えております。また、よろしくお願いしたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) ありがとうございます。佐賀県武雄市のツタヤがやっている図書館なわけですけれども、図書を借りてTポイントがついたり、カフェはもちろんですけれども、CDも貸し出しているのかな。いずれにしろ、本は販売していないと思うのですけれども、ただ東京都内なんかですと、夜だけあいている、個人の図書館とか民営の図書館とか出てきて、夜間図書館とか6時からあけるとか、もちろんお酒も飲めるという。静かにお酒を飲みながら読書をするとか、いろんなスタイルのものが出ているのですけれども、やっぱりツタヤが、恵比寿でツタヤの基幹店と言われる大きな書店を開いたのですけれども、そこはもう完全に本を販売もしているのですけれども、そこの販売する本をカフェやお酒を出すところへ持っていって読んで、また返せばいいという。販売もするし、貸し出しというのは外への貸し出しはしないのですけれども、店内ではどこでも自由に読んだり、閲覧できたりする、そういう今までの常識では考えられないような書店ができているのですけれども、そこが要するにブックコンシェルジュという、大変有名な方がいて、それでそういう選書に関して大変すぐれているということで、海外からも評価されているような書店ができたのですけれども、それと並行して、武雄市の図書館というのは、非常にやったのですけれども、それが非常に比較されているのが武蔵野プレイスの図書館なのです。武蔵野プレイスの図書館というのは、地下2階まであって、非常に静かな空間もあるのです。外部と全く閉ざされて、それでいろんな要するに空間をつくって、利用者が非常に自分のニーズというような話もありましたけれども、志向に合わせた形で図書館が利用できるという。非常にそういう意味できめ細かいつくり方をしているということなのです、公共施設が。それらについて、さっきの総務政策課長の答弁にもあったように、財政的に非常に今厳しい状況の中に滑川町もございますので、教育長の答弁にもありましたが、普通建設事業、例えば何十億円というやっていくのは、もうなかなか27年度にして、29年度に完成するということが果たしてできるのかなというふうに思うのですけれども、その辺について、財政的な面でどんなふうに、この年度を一応示しているわけですので、どんなふうに考えているのか、ボリュームを。その辺をちょっとお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、答弁申し上げます。
  財政的な面につきましては、長期財政計画の中では、複合施設ということで、予算的には15億円を見込んでおります。しかしながら、図書館との複合ですとか、そういった形になると、もうちょっと額がふえてくるのかなというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) 恐らく15億円というのは、コミセンの建てかえの金額のボリュームかなという感じがするのですけれども、私はもっとかかってしまうのではないかと。図書館と複合化させて、最新の図書館をつくっていくということになってくると、この倍ぐらいのことは考えないと無理なのかなと。それも、それを建てる場所として、例えばこの庁舎の周辺で、どこかに集合させると。例えば総合体育館を先にどこかにつくって、その場所に集約して、図書館を後で壊すとか、いろいろ考えられるわけですが、その駅南の今、かつて小学校建設予定地と言われたフジミ工研に貸している場所ですけれども、総務経済建設常任委員会でそれを検討するかどうかわからないのですが、一応今回いろんな施設を見させてもらう中で、今言った図書館とコミセンの複合化だけではなくて、ほかのものも統廃合できるものというと、大したものはないのですけれども、文化スポーツセンターぐらいかなという気が、箱物としてですよ、箱物としては。ただ、社会福祉協議会ですとか、大体複合施設に行きますと、佐賀県の武雄市とかは別ですけれども、成田の公津の杜もりんぴあですとか、香取市のほうですと福祉関係もかなり入った複合施設になっているのです。ですから、そういうことも含めて、先ほど総務政策課長が言うように、余り予見を持たずに検討を加えていきたいという中で、そのフジミ工研に貸している小学校用地と言われた、あそこについては、これは町長にここでお伺いします。そのことも含めて、場所も含めて、町長がどの程度の規模のものを今後つくっていこうと考えているのか、その辺のことをお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 吉田町長。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、石川議員さんの質問に答弁を申し上げます。
  複合施設の建設につきましては、議会の皆さん、そして庁内ではプロジェクトをつくって今検討をいただいているという状況にございます。経過等につきましては、総務課長からお話があったとおりでございます。私も、そうしたいわゆる箱物、そうしたものにつきましては、今まで優先順位をつけてやらせてもらいました。ですから、どうしてもああいった文化的施設、そうしたものはどうしてもある程度置いておけますから、最後ということになりまして、先にやらせてもらったものが中学校の建設ですとか、小学校の大規模改修ですとか、役場のいわゆる市民ホールの耐震補強、そうしたものが終えまして、ある程度このいわゆる文化、この文化の振興についても、これは大変必要なことであるということから、ぜひともコミュニティセンターがああいう状況になっておりますので、ここである程度箱物については最終段階に来ておるというふうに認識をしておるところでございます。まだ体育館の耐震も残っておりますけれども、そうしたことで、コミセンにつきましては複合施設でやるということで考えております。
  そして、場所につきましては、私もいろいろこれは考えております。2040年の埼玉県の人口推計が出されておりますけれども、それを見ますと、比企郡では人口が伸びていく、2040年にどんどん伸びていくという町は滑川町だけで、滑川町は2万人のちょっと上になるという推計が出ております。ほかの町村は全て2万人を切ってしまうと。小川町なんかは、今3万2,000おりますけれども、2040年には1万8,000人台に減少すると、そういったまだまだ発展をするという町でございます。そうしたものも加味をいたしまして、場所については、今のところをやるとすれば、これは今の敷地では足りませんから、当然買い増しをして広くする。それから、先ほど石川議員がお話をしました南部小学校用地ということで、森林公園の駅南に約3ヘクタール用意してある。そこも一つの考えだというふうに思いますし、そのほか考えられるとすれば、今後中心になる月の輪方面、そういったところも視野に入れるのかどうか。その辺は、月の輪については土地がございませんから、比較的考えやすいのは、森林公園の駅南の3ヘクタール、それと今のところを買い増しをしてやるという、場所はそういったところが考えられるかなというふうに考えておりますし、複合的なものについては、先ほどから話は出ておりますけれども、アンケートの結果では、やっぱり図書館と複合というのが、これは圧倒的に報告を受けた中では多いわけですから、これはある程度私は尊重していく必要があるのではないかなというふうに思っております。
  そして、その複合施設の内容、これはやっぱりいろいろ利用する団体、そうしたものの皆さんのご意見もやっぱり聞かなくてはならないということで、そういった利用する団体の皆さんも含めた、今後はそうした協議会と申しましょうか、検討する委員会、議会、それから町の職員、そうした利用する方も含めた、そうした検討委員会も今後はつくって検討していただくというような方向にやっていくのがいいのではないかなというふうに考えております。
  そして、基本的には先ほど申し上げました29年完成ということで計画はしておりますけれども、ただ財政がこうした状況の中ですから、15億円ということでは、今石川議員にも指摘を受けましたけれども、私もちょっとこれでは、今の状況では15億円ではとてもできないというふうに考えております。うちのほうの消防支所が入札になりますし、川島の役場もこれから入札をするという段階に今ありますけれども、非常に人件費や資材が高騰しておって、とてもとても金がもう足らないという、今そういう状況ですから、そういったものが今後やっぱりベースになってきますから、これから29年、そうしたところにいきますと、私はもう今の予定している金ではとてもできない。恐らく4割、まずくすれば5割増しぐらいの金になるのではないかというふうに考えております。そうした面から財政的には、アベノミクスの効果である程度税収等も伸びてくればいいな、そういったものも他力本願ではございますけれども、ある程度期待もしておるところでございます。そうしたことで、計画は29年完成ということでございますが、そういうことで今のところ計画は進めてまいりたいというふうに思います。
  そして、敷地はこれから皆さんに検討いただきますけれども、私の考えているところでは、そんなところかなというふうに考えております。そして、規模は先ほど申し上げたとおり、アンケートで多かった、そうしたものも十分尊重しながら、またその検討委員会で検討をしていただいて、結論を出していくという方向でやってまいりたいというふうに思いますけれども、よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) ありがとうございました。滑川町は、みなみ野、そして月の輪と区画整理事業が大変、非常に状態のいいときに仕上がって、大変今恵まれた環境にある。人口あるいは住環境という意味では大変恵まれた環境にあるわけで、確かに2040年の話というのは、ただトップを走っている吉川市は、1以上ポイントが、1.幾つだと思うのです、伸びが。滑川町はたしかコンマ3か4だったかな。だから、恐らく微増でこのまま行ってぐっと右に伸びていくという状況にはないと。恐らく微増で、もちろん近隣と比べたら断トツで、そういう意味ではすぐれているのですけれども、いずれにしろ今話したように、駅南と月の輪の人たちが恐らくそこへ越されてきた方が、旧宮前、旧福田のできた滑川町の住民のちょうど1万人と1万人というふうに考えていいと思うのですけれども、そのくらいの比率だと思うのです。そこが今後、例えば福田地区ですとか、特に市野川以北、こちらに人口が今後張りついて伸びていくというのは余り考えられない。そうすると、市野川以南について、そういう都市としての魅力を高めていくということが、もしかしたら2040年には、今推計されているコンマ3とか4ではなくて、下手すると1ぐらいいく可能性も高いのではないかと。そうなってくれば、これからの20年、30年先を見据えたときに、そういう全く新しい、今までになかった公的な施設、これを私は、あそこを第1候補、この周辺を第1候補ではなくて、あそこを第1候補として考えて、特に民間の3ヘクタールあるわけですから、この複合施設だけでは使い切りませんので、今考えられる複合施設だけでは。ほかの例えば民間の施設も含めて、何かあそこの土地利用をこの27年、29年と限らないで、そういうものを十分に検討する余地があるのではないかと。まずあそこを第1候補として考えて、この年度に余りこだわらないで、民間の今、設備投資が若干ですけれども、大手も含めて、景気が上向いてきている状況の中で、いろんなアイデアも含めて話が今後広く、話をあの土地を前提に考えていけば何かあるのではないかと期待をしている程度なのですけれども、私自身がアイデアを持っているわけではないのですけれども、ただそういうふうに考えると、あそこを第1候補としてまず考えていただきたいと。それで、やむなく20億円とか25億円ぐらい恐らくかかると思うのです。そうすると、ここの周辺の箱物の老朽化等がありますから、それらを全部集約するというふうに、ただ最初はやっぱりそこまでかけてみたほうがいい。民間の知恵とか資金も含めて借りて、あそこを第1候補に何か考えるのがいいのではないかと。その後でいいのではないかなという気がするのですけれども、その辺は町長、どういうふうにお考えですか。
議長(金井塚徳一議員) 吉田町長。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、石川議員の質問に答弁を申し上げます。
  人口の伸び率は、私は勘違いだったらごめんですけれども、うちのほうが111.5%で1番だったと思います。吉川は2番だったと思います。うちのほうが11.5%だか、埼玉県では2040年の人口の伸び率は11.5%だと思いました。間違っていたらごめんですけれども、吉川は2番だというふうに思います。2040年のこの間、5月9日に発表された赤ちゃんを産める年代の20歳から39歳の女性の方が激減をすると。これが減らないのが吉川町が1位で、うちのほうが2番目という数字は、それがうちのほうが0.8%でしたか、そうだったと思います。そういうことで、私も2040年のそうしたいわゆる県の人口推計や何か見ても、まだ滑川町は人口が伸びていくということになりますと、考え方的には、私は南部を中心にという考え方をするのが、私は適当ではないかなと。そして、先ほども課長からもお話があったとおり、大きな金をかけてやるわけですから、ではここにつくってしまって、また向こうにつくり直すとか、そういうことはできないわけでございますから、やっぱり長い目で見て、ここがいいというところはやっぱり選ぶべきだというふうに思います。それには私は、南部、これから発展をする南部ということは適当ではないかな。自分なりには、そう考えております。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 石川議員。
12番(石川正明議員) ちょっと数字の話は、私も35歳から39歳の話で申し上げたのですけれども、人口の伸び率ではないのですけれども、いずれにしろ、それはあれなのですけれども、そうするとしての伸びが2040年に2万1,000ぐらいですから、そんなに大きな伸びではないですということを話しただけなので、それにしても、非常に滑川町は市野川を挟んでといいますか、南と北で大きく特徴がもう全然違う。それは逆に、それぞれがそれを生かせると思うのです。ですから、決して、南部をどうこう、北部がどうこうという話ではなくて、それを生かしていくというふうに考えていけば、お互いにできることというのはたくさんあるはずですので、これ以上はもう質問はしませんけれども、私は要望として、先ほど申し上げましたように、市野川以南の新しく滑川町に住まわれた方も含めて、若い世代の多い、そちらに何か公共施設。公共施設というのは、学校もそうなのですけれども、毎日のように見る、頭に形まで入ってしまうという施設なのです。それがやっぱり南部に欲しいなというふうに思います。そういう意味で、私のほうは、ではこれで要望であれですけれども。
議長(金井塚徳一議員) 吉田町長。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 先ほどの石川議員の質問の中で、29年にこだわらないという話、私もこだわらないでいこうと思っています。それは、やっぱり資金の面、いろんな面で、29年まで必ずということでこだわっていてはちょっと無理があるかなという気もしますので、一応計画は29年という計画にしていますけれども、いわゆる完成年度につきましては、29年完成ということにはこだわらないということで答弁とさせてもらいます。
12番(石川正明議員) どうもありがとうございました。
議長(金井塚徳一議員) 以上で石川正明議員の一般質問を終わります。
                                           
    延会について
議長(金井塚徳一議員) お諮りします。
  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(金井塚徳一議員) 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれにて延会することに決定しました。
  以上をもちまして本日の会議を終了します。
                                           
    次会日程の報告
議長(金井塚徳一議員) 明日4日は、午前10時に開会します。
                                           
    延会の宣告
議長(金井塚徳一議員) 本日はこれにて延会とします。
  大変ご苦労さまでございました。
                   (午後 2時45分)