平成26年第194回滑川町議会定例会(第3号)

              平成26年第194回滑川町議会定例会 平成26年12月3日(水曜日)         議 事 日 程 (第3号)    開議の宣告                                       1 一般質問                                       出席議員(14名)    1番  井  上  奈 保 子  議員      2番  北  村  徳  章  議員    3番  田  幡  宇  市  議員      5番  伊  東  康  夫  議員    6番  上  野     廣  議員      7番  長 谷 川  元  夫  議員    8番  森  田  泰  雄  議員      9番  高  坂  清  二  議員   10番  紫  藤  昌  久  議員     11番  上  野  憲  子  議員   12番  石  川  正  明  議員     13番  大  山  尚  美  議員   14番  北  堀  一  廣  議員     15番  金 井 塚  徳  一  議員 欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人      町       長    吉   田       昇      副   町   長    柳       克   実      教   育   長    小   澤   正   司      総 務 政 策 課 長    新   井   佳   男      会 計 管 理 者 兼    武   井   宏   晃      会  計 課  長      税  務 課  長    上       俊 一 郎      健 康 福 祉 課 長    山   下       進      町 民 保 険 課 長    森   田   耕   司      健 康 づ く り課長    堀   口   幸   男      環  境 課  長    横   田   一   己      産 業 振 興 課長兼    吉   田   利   好      農業委員会事務局長      建  設 課  長    赤   沼       裕      水  道 課  長    篠   ア   一   美      教育委員会事務局長    江   森   不 二 男
本会議に出席した事務局職員      事  務 局  長    吉   野   正   和      書       記    今   井   茂   子      録       音    大   塚   信   一

    開議の宣告
〇議長(金井塚徳一議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には、第194回滑川町議会定例会第6日目にご参集いただきまして、まことにありがとうございます。
  ただいま届け出がありまして、10番、紫藤昌久議員から遅刻届が提出されました。
  ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
  (午前10時00分)
                                           
    一般質問
〇議長(金井塚徳一議員) 日程第1、一昨日に引き続きまして、一般質問を行います。
                                           
           高 坂 清 二 議 員
〇議長(金井塚徳一議員) 通告順位6番、議席番号9番、高坂清二議員、ご質問願います。
          〔9番 高坂清二議員登壇〕
〇9番(高坂清二議員) 9番、高坂です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
  さて、質問ですが、2点にわたり質問します。1、最初はつきのわ駅交番設置について質問します。町には、防犯拠点として、森林公園駅前交番と福田駐在所があります。現在人口が増加している南部地区において犯罪件数が増加しており、つきのわ駅周辺には月の輪小学校、滑川総合高校においては多くの生徒が利用しており、新たにつきのわ駅前交番の設置が求められております。月輪区画整理事業は、平成6年3月に許認可され、15年という歳月をかけて工事が完成されました。この中で、平成14年3月25日につきのわ駅が開業いたしました。開業に合わせ、通学生の安全を守るため、滑川高校のPTA会長、後援会長、校長の連名で、平成14年4月25日付で交番設置の要望書を町に提出していると聞いております。この要望時点では用地を確保していないため、町は交番用地をつきのわ駅北口に確保するため、平成15年9月18日に仮換地変更申請をし、平成16年12月10日に仮換地の変更が決定され、月の輪4―2―1番地、面積170平米を確保いたしました。埼玉県に駅前交番の設置を要望してから既に10年が経過し、現在は駐輪場として使用されております。交番はいつ設置されるのか、不安を感じている月の輪の皆さんは多いと思います。この設置予定についてお伺いします。
  2、次に、月輪地区の調整区域の整備について質問します。昭和29年に滑川村が誕生してから無指定地域でしたが、滑川村国土利用計画により、昭和45年8月25日、市街化区域及び市街化調整区域が決定いたしました。その翌年には、市野川を境に、北は農業振興地域、南は市街化区域と市街化調整区域が存在しています。市街化区域については、区画整理により全面的に整備をされており、百数十億円の巨費が投入されております。農業振興地域においても、広大な農地は圃場整備によって生まれ変わり、全ての田畑には4メーターから8メーターの道路が接し、大型機械の使用が可能になり、労働力も大幅に減少しております。この圃場整備においても数十億円もの巨費を要しています。
  また、町長の公約の中では、1町歩から2町歩の小さな田畑についても整備を進めていくと言っております。
  一方、市街化調整区域の農地については、町の予算はほとんど投入されず、昭和初期の状態のままで現在に至っております。道路は4尺、1メーター20から9尺、2.7メーターになります。車両の通行はほとんど不可能であり、場所によってはほとんどが不耕作となっている状態です。早急に整備計画に着手しないと、土地の荒廃が年々進むものと思われます。白地は農業振興区域でないため、国、県からの土地整備の補助もなく、また市街化区域でないために、区画整理からも取り残されて、町からも忘れかけた地域であります。この農地の再生に向けて、町はどのように考えているのか、伺います。
〇議長(金井塚徳一議員) それでは、答弁を願います。
  初めに、新井総務政策課長、1番と2番で何かありましたら続けてお願いします。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、高坂議員さんの一般質問について答弁いたします。
  最初のつきのわ駅交番設置につきましては、古くから金井塚議長さんが取り組まれておりまして、町といたしましても設置に向けた要望活動を警察にしているところでございますが、なかなか設置されないのが現状であります。今年度も要望の際に、そろそろ何とかなりませんかと強くお願いいたしましたが、東松山の署長も、交番ができると24時間体制の勤務体制になるので、職員が増員できると。そういったことで非常に助かるから、ぜひ実現したいのだというお話を聞いております。また、本部にもその旨は毎年伝えていると話されました。しかしながら、県の方針といたしまして、平成15年度からの交番の新設は凍結しているとのことでございます。さらには、平成23年度から交番の統廃合を行って、逆に縮小の傾向にあるという話をされました。何年か前にできた越谷レイクタウンという大きなまちもできましたけれども、そこにも交番の設置はされていないという話もされております。しかしながら、交番の設置要望は継続して続けてほしいというお話もされております。いつの時期に凍結が解除になるかわかりませんけれども、つきのわ駅前の交番設置要望は今後も根強く続けていきたいなというふうに思っております。この件につきましては、以上で答弁とさせていただきたいと思います。
  続きまして、月輪地区の市街化調整区域、白地地区の整備の関係でございますけれども、月輪よりも南側の区域につきましては農業振興地域から外されております。圃場整備をする場合には、農業振興地域に編入する必要があります。しかしながら、町の基本構想におきましては住宅用地として位置づけがされておりますので、将来は宅地としての利用が見込まれる地域でございます。現在の水田ですとか畑は遊休農地として土地利用がされていないというのが現状であります。大分荒れているところが目立ってきていると思いますので、地域で今後どのようにしたらよいかというものをまじめに話し合う時期に来ているのではないかなと思います。高坂議員さんを中心となって、農地等の今後の利用方法について地域で話し合いを持っていただけたらと思います。要請があれば町のほうもその話し合いにはぜひ参加させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 2番について、赤沼建設課長、答弁をお願いします。
          〔建設課長 赤沼 裕登壇〕
〇建設課長(赤沼 裕) 建設課長、高坂議員さんのご質問に答弁をいたします。
  滑川町は、当時、乱開発を防止しまして、計画的な市街化を図るために、昭和45年8月25日に都市計画法に基づきまして、市街化区域と市街化調整区域に線引きを行いまして、区域区分の決定を行っております。月輪地区につきましても、当時、森林公園駅周辺、また六軒地区などと一緒に市街化区域に指定をされた地域と、また市街化調整区域に指定をされた地域に分かれました。市街化区域に指定をされた地域の中には、区画整理事業によりまして市街地の整備が進みまして、平成14年3月に開設をいたしましたつきのわ駅を中心とした月輪地区の区画整理事業が平成19年度に完了をしております。月輪地区は、整備面積が94.4ヘクタールございまして、7,600人の計画人口を見込んで町づくりが進められてきているところでございます。一方、市街化調整区域は、高坂議員さんのご質問にありますように、市野川以北につきましては、農業農村整備事業の活用により、多くの地域で圃場整備事業が施行されております。こういった面で、荒廃が進んでおりました不耕作地が大型の機械等による耕作のしやすい利便性の高い優良農地へと生まれ変わっております。月輪地域の市街化調整区域は、市野川以南につきましては農業振興地域に指定をされておりません。このため、農業サイドでの事業で地域の整備を行うということは現状ではなかなか厳しいものがあるものと思います。また、この地域の中には、区画整理事業が完了した月輪地区に隣接をしたところもございますが、その周辺を拡大することにより、市街化区域に編入をして市街地整備事業を実施するのには、まだ条件的には時期が早いものと思われます。
  このような地域の特徴がある中、不耕作地等によって土地の荒廃が進んでおる原因が車が通行できる道路が少ないというのが一つの要因であるとすれば、道路の整備につきまして今後における地域の課題の一つとして、関係する皆さんとともに検討していく必要があるのではないかと考えております。町としても話し合い等が持てれば参加をしてご意見等をお伺いして、計画をしてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 高坂議員。
〇9番(高坂清二議員) つきのわ駅前交番の設置につきましては、金井塚議長さんには古くから取り組んでいただきまして、まことにありがとうございます。
  県の方針として、平成15年度から交番の新設は凍結している。また、いつごろ凍結が解除されるのかわからないという話ですが、応急的な対策が必要ではないかと思われます。現在、つきのわ駅前南広場には、身障者専用スペース2台、送迎用3台、一般用6台、北口広場には、身障者専用駐車スペース2台、送迎用1台、一般用6台があります。この一般用の駐車場の1台分を利用して、パトロールカー待機場所と明記し、こちらのほうは路面標示になりますが、町のほうで路面標示を実施して、パトロール中のパトカーに朝夕等に一時的に待機していただければ、駅を利用する人、駅周辺の住民の方にも安心感を与えるのではないかと思います。町の考えをお伺いします。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、ただいまの高坂議員の追加質問に対しまして答弁申し上げます。
  交番の設置要望の際にも警察側の答弁といたしまして、重点的に月輪地区についてはこれからもパトロールは続けていきますよというお話は聞いております。そういったパトロールカーのとめる場所を設置していったらどうかと。路面標示してとめやすくしていったらどうかという高坂議員のご提案につきましては、とてもいい案だと思います。パトカーもそこにとまって、ただ通過するではなく、20分でも30分でもとまってくれればそれなりの効果は十分出ると思いますので、早速警察と協議をさせていただき、また建設課とも協議をさせていただいて、路面標示できる方向で検討に入らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 高坂議員。
〇9番(高坂清二議員) 将来的に交番の設置が解除されない場合には、町で防犯ステーションの設置が必要な時期が必ず来るものと思われます。
  続きまして、建設課長に質問します。初めの質問にあるとおり、この地域には車の通れない昔のままの狭い道路が多く存在しています。このような道路を整備すれば土地の利用がしやすくなり、荒廃の進行を防止することにつながると思います。
  そこで、この地域の道路整備について、町の考えをお伺いします。
〇議長(金井塚徳一議員) 建設課長。
          〔建設課長 赤沼 裕登壇〕
〇建設課長(赤沼 裕) 建設課長、高坂議員さんのご質問に答弁をいたします。
  町の建設課で実施をしております道路整備におきましては、大きく分けまして2種類の事業がございます。1つは、総合振興計画等に基づきまして、町の重要な幹線道路であります道路の整備事業でございます。こちらの事業につきましては、計画的に補助事業等を導入して実施をしているところでございます。
  もう一つには、地域に密着をいたしました生活道路の整備事業がございます。こちらにつきましては、地域の皆さんの要望をもとにいたしまして、必要に応じまして実施をしているところでございます。この生活道路の整備事業の多くは町の単独事業として行っておるところです。
  高坂議員さんのご質問にあります地域につきましては、現在、町道258号線、通称月輪下組西新線でございます。こちらの道路につきまして、幹線道路の整備ということで、現在事業中でございます。そのほかに幹線道路の整備計画については、この地区においては現在のところございません。
  したがいまして、月輪地域の市街化調整区域ということでございますが、こちらにつきましては地域に密着した生活道路の整備を計画していく必要があると思います。そのためには多くの皆さんの利便性を十分考えた上で、どこにどのような道路を整備していくことが必要なのか、そういったことを地域の要望等を参考にいたしまして、今後の検討の課題としていきたいと考えております。説明会等も地域の話し合い等で要望箇所等が決まれば町のほうも参加させていただいて、参考にして計画のほうを立ててまいりたい、このように考えております。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 高坂議員。
〇9番(高坂清二議員) 大変ありがとうございました。地域で話し合って、どのような方向で進めるのか話し合っていきたいと思います。滑川町の中でも一番見捨てられた地域でありますので、方向性が決定した場合には予算づけをお願いいたしまして、一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
〇議長(金井塚徳一議員) 以上で高坂清二議員の一般質問を終わります。
  暫時休憩いたします。再開は10時40分。
          休 憩  (午前10時25分)
                                           
          再 開  (午前10時40分)
〇議長(金井塚徳一議員) 再開します。
                                           
           北 村 徳 章 議 員
〇議長(金井塚徳一議員) 通告順位7番、議席番号2番、北村徳章議員、ご質問願います。
          〔2番 北村徳章議員登壇〕
〇2番(北村徳章議員) では、議席番号2番、北村徳章です。議長のお許しをいただきましたので、3点ほど質問させていただきます。
  まず、1番、町内サービスの広報について。町内の補助等福祉サービスの広報状況は、適切にわかりやすい状況となっているか。
  2番、災害相互支援協定について。滑川町は、宮城県松島町、富山県上市町との災害相互支援協定を締結しておりますが、具体的な支援内容をお聞かせください。
  3番目に、高齢者の認知症等問題について。町内の高齢者の認知症等の対策についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 答弁を願います。
  1番、2番について、新井総務政策課長、答弁を願います。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、北村議員の一般質問に対しまして答弁申し上げます。
  1点目の町内サービスの広報についての件でございますけれども、質問の内容がちょっとどういうことをお聞きしたいのか細かい状況はわからないのですけれども、福祉サービスの広報状況というか、「広報なめがわ」については、小学校6年生以上の方が読める漢字を使ったり表現を使ったりして、なるべくわかりやすくということでやらせていただいておりますので、もしその中でいろいろとご指摘されるもの等ございましたら、また後でお聞かせいただければと思います。
  2番目の災害相互支援協定の関係なのですけれども、それにつきましては現在松島と富山の上市、そして今度は岐阜の笠松町と締結する予定になっております。内容につきましては、どこの町もそれぞれ内容が異なるということではなくて、同じ内容で協定のほうはさせていただいております。
  応援の種類ですけれども、その協定書の中には具体的に書いてあります。1点目が食料、飲料、生活物資等の備蓄用物資の提供、2点目が医療、防災資機材、発電機、車両等の応援対策用の資機材の提供または貸与、3点目が被災者の一時収容のための施設を提供、4点目が応急活動に必要な職員の派遣、そういったものを協定の中でやっていきましょうということになっております。ただし、相手の町から要請をされた場合に実施しますよというような形で協定のほうは締結はしてありますので、よろしくお願いできればと思います。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 次に、山下健康福祉課長。
          〔健康福祉課長 山下 進登壇〕
〇健康福祉課長(山下 進) 健康福祉課長、北村議員さんの質問にご答弁させていただきます。
  国のオレンジプランに関しまして、町はどこまで整備されてきているのかということでございますが、1点目につきまして、認知症ケアパスの作成につきまして、幾つかご説明申し上げます。 認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れといたしまして、認知症の人やその家族が認知症と疑われる症状が発生した場合に、いつどこでどのような医療や介護サービスを受ければよいのか理解できるような認知症ケアパスを作成し、今作成中の第6期滑川町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に位置づけ、27年度から実施していく予定でございます。
  2番目につきまして、早期診断、早期対応における認知症初期集中支援チームの設置につきましては、現在実施しております高齢者の心の相談を活用し、町内の埼玉森林病院と連携しながら、チーム設置に向けて検討してまいりたいと思います。
  3点目ですが、地域での支援を支える医療サービスにつきましては、現在、地域ケア会議を年6回実施しております。そのときに、具体例を挙げて検討し、対応しておりますが、今後は今計画中の第6期滑川町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に反映するとともに、地域の課題等を把握し、対応してまいりたいと思います。
  4点目ですが、地域での生活を支える介護サービスの構築につきましては、認知症の人が住みなれた地域で生活を続けるために必要な介護サービスの整備も図ってまいりたいと思います。
  5点目、地域での日常生活、家族支援につきましては、認知症サポーター養成講座を今現在実施しております。家族に対する支援に対しましては、先ほど申し上げましたが、高齢者の心の支援や家族介護教室を現在実施しております。
  6点目、若年性認知症施策につきましては、現在のところまだ実施しておりませんが、今後社会の情勢等の変化により考えていかなければならないと考えております。
  また、この中にうたってあります若年性認知症支援ハンドブックは、現在作成はしてございませんが、でき上がった場合には配布するという形で国のほうが定めてございますが、これにつきましては十分検討させていただいて、できるような方向でいればいいかなと考えております。
  7点目につきましては、医療介護サービスを行う人材育成につきまして、認知症ケアに携わる他職種共同研修や認知症実践リーダー研修等の人材育成が必要であると考えております。
  また、北村議員さんより、認知症の中にはいろんな種類の方が、以前にもちょっと言われたので、そのことにつきましていろいろとありますが、ちょっと割愛させていただきたいと思います。
  最後に、認知症の診断の機械につきましては、嵐山町ではホームページに掲載してございますが、滑川町は現在のところ簡易的なテストは掲載されておりませんが、できるような方向で考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  また、以前に議会におきまして大山議員さんがスクリーニングテストという形でご質問されたかと思いますが、そのときに経費がかかるということで、財政的な面もありますので、検討させてくださいというふうに答えましたが、それと含めまして血液検査という形で何か認知症の検査ができるということもございますが、比較的こちらのほうも経費が大分かかるということでございますので、今後町の健診の中で取り入れていけるかどうかということもございますが、健康づくり課とか町民保険課とも協議をしながら検討していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。
  では、再質問のほうをさせていただきます。まず、1番目の町内サービスの広報についてですが、毎年国や県から補助金などが出ているかと思いますが、その中で滑川町としては独自に小中学校の給食費無償化だとか18歳までの医療費の無償化などを行っているほかにも滑川町では住宅用太陽光発電システム設置費補助事業や滑川町浄化槽設置補助事業、教育振興奨学資金制度など町民直接的にかかわるような各種補助金や助成金というのが各課全体としてどのようなものが何件ほど用意されているのでしょうか。
  また、補助金や助成金には対象となる一定の該当項目があると思いますが、補助金総額のうち何%くらいの町民がどれくらいの金額を利用しているのかをお聞かせください。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、北村議員のただいまの質問に答弁いたします。
  町民が直接受け取れる補助金は、かなり件数ですと20件とかあると思います。その中で代表的なものを申し上げますと、ただいま北村議員さんのほうからもお話しになりました太陽光発電の関係、浄化槽事業の補助金があります。そのほかにも出産祝金、100歳の長寿の祝金、敬老年金、それから長寿ふれあい温泉の入浴の補助金、最近は健康づくりのための森林公園の年間パスポートの購入費の補助、それから災害のときに支給される見舞金ですとか補助金、そういったものが直接受け取れる補助金となっております。補助金の総額なのですけれども、町が国や県からいただいている補助金、そういったものを25年度決算で拾い出してみますと約10億円になります。ただいま申し上げた個人に直接支払ってきた補助金は、決算ベースで2,911万円となっております。率で、2,911万円を10億円で割りますと2.9%という率が出ます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) では、主に活用されている補助金、または年間を通じて全く活用されていない補助金がありましたら教えてください。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、答弁のほう申し上げます。
  主に活用されている補助金につきましては、先ほど申し上げました太陽光発電の関係、浄化槽事業の補助金、出産祝金、100歳長寿の祝金、敬老年金、長寿ふれあい温泉の入浴補助金、森林公園年間パスポートの購入補助、そういったものが通年主に使われております。
  また、平成25年度に、補助金の制度はあるのですけれども、全く使われなかったというものを申し上げますと、火災等の災害見舞金、それから家族介護の慰労金、たばこの自動販売機設置事業の補助金、それと浄化槽設置整備事業の補助金、これ特別会計ではない一般会計のほうなのですけれども。それから、生け垣の設置費の補助金、そういったものが、まだ種類としてはたくさんあるのですけれども、主なものを今申し上げました。そういったものが活用されなかったのかなというふうに思います。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) それでは、活用されていない補助金というのは、対象者がいなかったためなのか、もしくは対象となる方がいても伝わっていないなど町民への周知がうまくいっていないなどの問題があったのでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、答弁申し上げます。
  個々の補助事業で使われなかった細かい内容につきましては、総務課のほうでは全て把握はしておりませんので、担当課の課長さんのほうからもし必要であればお聞きしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) 町のホームページを見ていても、どのような補助金があるのかというのがとてもわかりづらいのかなと感じました。同じ滑川でも富山県の滑川市のホームページのほうをちょっと見させていただいたら、「くらしのガイド」という項目の中に、補助制度等一覧表という補助金の種類が一覧で表示されているページがありまして、なかなかこういうふうに一覧で出ているとわかりやすいのかなと感じました。滑川町のホームページにも同じような補助制度の一覧表というものを掲載するようなお考えはいかがでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、答弁申し上げます。
  町のホームページの中にもくらしに役立つ知っ得情報という項目はございます。そこをごらんになっていただいて、見づらかった、理解しにくい部分があったのかなと思われますけれども、補助制度の一覧等をまとめて、それが補助制度のほうへリンクさせる、説明のほうにリンクさせるというような手法は、担当に聞いてみてもそんなに難しいものではないということで言われておりますので、資料さえ整えば、その各課から補助金制度の概要等についての資料の提出がいただければ簡単につくれますよというお話を聞いておりますので、近いうちにその辺の掲載についてもできるように準備のほうを進めていければなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。では、1番の質問については、最後に改めて要望という形で、町民サービスとして、町民に有益な情報をわかりやすくまとめたようなホームページの掲載というのを先ほどお話しいただいたようにつくっていただければありがたいなと思います。
  では、2番の項目に移らせていただきます。現在宮城県の松島町は、ホームページを見ますと、2014年9月末現在で、人口が男性7,266名、女性7,700名の1万4,966名、5,607世帯ですか。それで、富山県の上市町が2014年12月1日現在で、男性1万379名、女性1万1,353名の2万1,732名の7,875世帯となっておりまして、今後岐阜県笠松町との災害時応援協定ですか、この締結に向けて準備がされていると思いますが、災害時に必要な物品等の支援内容は、先ほど要望がある内容でというお話はお伺いしたのですが、どこまで詳細に取り決めがされているのかというのをちょっとお聞きしたいなというのと、あと必要数量とか必要物品の選定などはされているのか。また、今後3カ所の自治体から支援を受ける場合、同じものが過剰に届くなどということはないのでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、ただいまの質問に答弁いたします。
  笠松町との災害支援協定につきましても、松島町とか上市町と同じ内容で協定のほうは締結していくということでもう決まっております。取り決めというのは先ほど申し上げたとおりでございまして、被災に遭った町が、滑川町さん、こういうものを送ってくれというようなことで話があったときに、そのものを何とか工面して送り届けようかなというふうに思っております。また、滑川町が被災に遭った場合は、では松島町さんはこれを送ってくれ、上市町さんはこれを送ってくれ、笠松町さんはこれを送ってくれということで、送ってくるものが重複しないように、それは町のほうで必要な数量とか指定してお願いできればなと思います。職員の派遣についても、何人送ってくれとかそういった形で職員もお願いしていこうかなというふうにも思っておりますので、お互いに要望があったものに対して支援し合うというような形で考えております。そういうことで、特にその辺のところについては混乱しないようにやっていければいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。質問として準備をもう一点ほど用意してはいたのですが、今のご答弁で、支援準備というか、そのときの状況に応じて対応していくということですので、それはせっかくのこの支援協定というか、いい関係性をつくれるのであればしっかりと対応をとっていただければ、お互いさまの関係になるのかなとは思いますので、よろしくお願いいたします。
  では、2番目の質問はここまでにさせていただきまして、3番目の質問に移らせていただきます。認知症は、高齢化が進む日本にとっても早急に対応を迫られる病とされておりますが、2002年に149万人の認知症の高齢者が2012年では460万人に上るという統計が厚生労働省の研究でわかったそうです。これは、当初予測しておりました2025年時点で470万人との推計値から10年以上も早く実現してしまったような形になっておるようです。いかに高齢者の認知症が急増しているのかということがあらわれているかと思います。
  先ほど課長のほうからオレンジプランのことを細かくご説明いただきましたが、ここら辺で私もこのオレンジプランの進捗状況というのですか、それをお聞きしようかなと思ったのですが、先ほどもう既に答えていただきましたので、ここら辺はちょっと省略させていただきまして、続いて認知症の種類を簡単に説明させていただいた後、ちょっと質問させていただきたいのですが、認知症といたしましては5つほど大きくあるのでしょうかね、アルツハイマー型の認知症、脳血管性認知症、前頭側頭葉変性症、パーキンソン病、レビー小体病、以上のようなものが挙げられておりまして、違いといたしましては、アルツハイマー型の認知症が認知症の中で最も多い脳神経疾患で、脳の頭頂葉や側頭葉、内側の萎縮が起こる認知症で、進行は比較的緩やかですけれども、放置すれば確実に悪化してしまうという。若年性のアルツハイマーでは40歳から発症して、発症した後の進行も早いということのようです。脳血管性の認知症というのは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こした後、その後遺症として発症する認知症で、突然の脳梗塞や脳出血が原因で急激に認知症が発症する場合と小さな脳血管障害を頻繁に起こしているうちに徐々に認知症が進む場合とがあるようです。これにより症状の違いがあるようですが、また血管の障害を受けた脳の部位というのですか、場所によっても症状の差が出るということで、麻痺や言語障害が多く見られるような認知症だそうです。続いて、前頭側頭葉変性症というのは、脳の前頭葉や側頭葉の萎縮が見られる神経疾患で、病気の進行に伴って脳の萎縮が見られることはアルツハイマー型と同じらしいのですが、萎縮する部分が異なっておりまして、アルツハイマー型が頭頂葉や側頭葉の内側の萎縮に対して、前頭側頭葉変性症というのは前頭葉や側頭葉の萎縮があるわれるような、そういう形らしいです。ただ、症例が少なくて研究が余り進んでいない症状のようで、脳の萎縮があらわれていない初期段階ではもう診断が非常に難しいという認知症らしいです。続いて、パーキンソン病、こちらは脳神経系の病気の中で最も患者数が多い疾患の一つで、全国10万人以上の患者がいらっしゃるようです。このパーキンソン病は、脳内の神経伝達物質のドーパミンが減少することで起きる病気で、代表的な症状としては手足の震え、筋肉のこわばり、萎縮、顔の表情筋の硬直などがあるようです。比較的緩やかに進行して完治は難しいということですが、最近は新しい治療薬の開発や新薬により症状は著しく改善されるというような形になっているようです。難病指定も受けているようなたしか病気だったかと思います。最後に、レビー小体病というのは、アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、認知症全体の2割を占めているようなのですが、記憶障害が多いなどアルツハイマー型やパーキンソン病に似ている症状があらわれるのですが、決定的に違うところは病気の初期段階から幻視が見られるということです。脳内の神経細胞内にレビー小体という特殊なたんぱく質が出現することが確認されておりまして、パーキンソン病ではレビー小体は脳幹だけに出現するのに対しまして、レビー小体病ではこれが大脳皮質全体に多く出現するので、レビー小体病と呼ばれているようです。大まかにこのような認知症の種類がありますが、この中でも一般的に有名なのがアルツハイマー病ではないでしょうか。
  認知症における徘回等についての質問は、9月の議会で上野憲子議員、一昨日に井上奈保子議員さんも質問されておりましたので、ここでは質問を省略させていただきたいと思いますが、今回は症状も少ないため余り知られていない前頭側頭葉変性症の中でピック病というのがありまして、このピック病というのはアルツハイマー病よりも早い段階で発症するという40代から50代がピークと言われている病でして、この病気による事故や犯罪も報告されておりまして、社会的な地位を失うといったような犯罪や残された家族に多大な借金を負わせるような事故なども、そういう事例なんかもあるようです。事例といたしまして、松山市内、愛媛のほうで40歳の愛媛大学の准教授が松山市内のホテルで食い逃げをしてしまったという。悪気がなくてやってしまうという病気らしいです。要するに性格とか行動ががらっと変わってしまうようなところがありまして、本人も悪いこととはわかっているのにやってしまいたいと思うと、感情、要するに行動のコントロールができないといったようなことがあるようなのですが、ほかのことはちゃんと、ほかのふだんの生活はちゃんと保たれていまして、しっかりとしているにもかかわらず、そういうおかしな行動を起こしてしまうような、そんなような病気らしいです。ピック病というのはとても診断が難しいと言われておりまして、他人や自分自身または家族に迷惑をかけるおそれがある病なのですが、若いうちに発症して、発症者数も少ないために、周りにもなかなか理解されづらい状況になっております。長い説明になってしまいましたが、家族もなかなか認知症診断というのは、やはり受けたほうがいいよということは、言いたくてもなかなか言い出しづらいようなところがあるかと思います。
  そこで、町として、ピック病や、ほかの認知症の診断なんかもそうなのですが、そういう機会をつくる考えはいかがかなというのが1点と、また最近は血液検査、先ほどちょっと以前に大山議員さんからも質問があった中、答弁もあったようですが、改めて血液検査なんかでもわかるような認知症もあるようなので、そういうような町として健診の中に認知症の検査を入れていく考えというのをもう一度その上でお聞かせください。
〇議長(金井塚徳一議員) 健康福祉課長。
          〔健康福祉課長 山下 進登壇〕
〇健康福祉課長(山下 進) 健康福祉課長、北村議員さんの質問にご答弁させていただきたいと思います。
  先ほどちょっと申し上げてしまったのですが、町といたしましても認知症の検査を、健康づくり課のほうで今集中してやっております健診の中に取り入れることができるかということでございますが、当然これまだ協議は各課でやってございませんので、この先関係する課とも協議を持ちながらできるかどうかということを検討して、協議のほうをしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。これは検査とか健診というのもまだ決定していないというのは、それは当たり前かなとは思うのですが、できるだけ、認知症の患者さんが大分ふえているということと、あとピック病に関しまして、例えばピークは若くて40歳から50歳というのがピークだということなので、割と高齢者に限らずそういうおかしな行動をとってしまうことによって犯罪者になってしまうみたいな、これが病気なのか、ただ本当の犯罪なのかという、そういったこともありますので、できればそういう今後の健診を健康づくりの中にでも入れていただければなと思いますので、これは最後要望といたしまして、ぜひ、あと家族も、先ほどもお話ししましたけれども、本当になかなか言い出しづらいと思うのですよね。自分の親に対して認知症ではないか、病院行ってこいなんていうのは、さすがにちょっとなかなか言いづらい言葉でもあると思いますので、町が率先してちょっとそこら辺の対応をとっていただけると助かるのかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
  質問は以上とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 以上で北村徳章議員の一般質問を終わります。
                                           
           上 野   廣 議 員
〇議長(金井塚徳一議員) お諮りします。
  皆さん方に、午前中2名、午後2名ということで予定しておるのですが、時間等もありますので、3番目の上野廣議員の質問に入らせていただきたいと思いますが、上野廣議員、よろしくお願いします。
          〔6番 上野 廣議員登壇〕
〇6番(上野 廣議員) 6番、上野廣です。それでは、議長のお許しが得られましたので、通告に基づいて質問したいと思います。
  まず最初に、森林公園駅周辺の開発推進をについて質問いたします。皆さんご存じのとおり、森林公園駅は滑川町の玄関口と言われていました。しかし、今や横浜まで直通運転される中、比企郡市の玄関口と言ってもいいと思います。しかしながら、20年前の森林公園駅南口のみなみ野地区の区画整理以後、大きな変化はありません。最近、駅操車場南に東武がメガソーラー設置工事を計画したり、駅周辺都地区などに住宅建設がふえたりして、徐々に少しずつ開発が進んでいる状況だと思います。また、小川町や寄居町にあるホンダ工場が本格的に動き出しますと、通勤やビジネスの商談などに森林公園駅周辺を利用する方も多くなっていくと思います。そのような今後予想される変化の中で、以下の項目について伺います。
  まず、東武所有未利用地の活用の動きについてでございます。本件は、数回過去に一般質問している項目でございます。特に森林公園駅南口のローソンの前の角地ですが、これは区画整理組合の話し合いの中で、1階に東武ストアのあるマンションを建てる用地として換地した土地だと思います。しかし、区画整理終了後、随分たちますが、東武のほうで毎年草刈りだけしている状況で、何の活用の様子がございません。土地は生かさなければなりません。東武なら生かせるとして換地した土地でございます。現在その土地がどのような状況になっているのか。
  また、東武未利用地がほかにたくさんあると思いますが、その動きなどもあったらお伺いいたします。
  2つ目に、森林公園駅から一、二キロ圏内の開発についての構想についてです。一昨日、上野憲子議員の一般質問で、カニ山十三塚の区画整理事業に関連して一般質問がありました。その答弁に関連してでございますが、区画整理の範囲の確認ですが、区画整理されていない市街化区域、両家、糠ヶ谷戸、月輪、下組も含めていいという理解でいいのでしょうか。
  また、市野川北になりますが、駅に非常に近いところでございまして、市野川に北に沿った、糠ヶ谷戸地区ですけれども、その糠ヶ谷戸地区というのは、旧糠ヶ谷戸地区ですね、平から表前を通った土地改良した土地があるのですが、そこに10メートルの都市計画道路がずっと来ておりまして、それが旧深松線に接続されるという計画になっております。そこには糠ヶ谷戸の旧住宅、それから新しくできたうちがたくさんございまして、どうしてもその中を通過しないとこれはできないと思います。そのためには、この区域も大きな区画整理事業の中に含めれば実現できると思いますが、もし市街化調整区域のままあそこを通すと非常に大変だと思います。そういったことで、そこら辺のことも考慮して、どういう計画、まだ十分に計画練られていないと思いますが、そこら辺も考慮して検討していっていただけるのかどうか、ご意見を伺います。
  次に、外来種の駆除推進をについて質問いたします。外来種とは、人間の活動に伴って意図するしないにかかわらず、それまでその生き物が生息していなかった場所に持ち込まれたこれらの動植物をいいます。2005年6月1日、特定外来生物法が施行されています。滑川町では農作物への問題で、アライグマ、ハクビシンなどの駆除は実施されていますが、川やため池のミヤコタナゴ、クチボソ、オイカワなどの在来種を食べてしまうような悪影響を及ぼすオオクチバス、コクチバス、ブルーギル等の駆除についての規制は十分行われていないというふうに思います。埼玉県は、ことし4月1日から2年間、県内水面漁場管理委員会の指示に基づいて、外来魚のオオクチバスとブルーギルを県内の川や沼などの公共用水面で再放流、キャッチ・アンド・リリースすることを禁止しています。オオクチバスとブルーギルは、外来生物法で特定外来生物に指定され、移動や放流は禁止されているのですが、これまで釣ったその場での再放流は禁じられておりませんでした。県生産振興課によりますと、同委員会指示で既に再放流が禁止されているのはコクチバスとチャネルキャットフィッシュ、これアメリカナマズのことなのですが、これは余りいないと思うのですが、コクチバスは滑川町に多くいます。いずれも他の魚を食べ、生態系や漁業資源に大きな影響を与えるとされているものでございます。オオクチバスとブルーギルは、県内各地で多数捕獲され、対策強化が迫られております。滑川町でも、ため池でございます羽尾八王子沼には、私たちが魚類調査したところ、上沼と下沼があるのですけれども、上沼のほうがブルーギルとアメリカザリガニしか網に入りませんでした。クチボソとかエビなどの在来魚は全くゼロでありました。また、現在市野川では、ブルーギル、コクチバスが大変ふえております。今後ミヤコタナゴのすめる町を目指す滑川町としては、これらの外来種を駆除する条例等をつくって、ため池や河川で増殖している外来種の駆除を町民と協力していくべきだと思います。町の考えを伺います。
  最後に、婚活推進の進捗について伺います。前議会の一般質問、紫藤議員でございますが、婚活問題についての質問に対して答弁が、町長の公約でもあり、未婚の男女が多い時代、人口減少の歯どめとして、行政として婚活対策を推進していきたいという答弁がございました。ことしは町制30周年という記念すべき年でございます。出会いの機会の少ない時代ですので、婚活経験豊富なNPOなどを利用して、コストミニマムで実施したらどうでしょうか。現在の検討状況と今後の方針を伺います。
  以上です。
〇議長(金井塚徳一議員) それでは、順次答弁を願います。
  1番に対して、赤沼建設課長、答弁を願います。
          〔建設課長 赤沼 裕登壇〕
〇建設課長(赤沼 裕) 建設課長、上野廣議員さんのご質問に答弁をいたします。
  森林公園駅周辺の東武鉄道が所有をしております土地につきましては、東武東上線の電車の車両基地として利用されているところが多くを占めております。この車両基地の面積は、約20ヘクタールほどの広さがございます。その中には、電車の車庫や車両点検整備施設、社宅、野球グラウンド等の施設がつくられております。最近は、ことしの2月に太陽光発電施設の設置に伴います事前協議がありまして、車両基地内の一部の未利用地につきまして、太陽光発電施設の設置工事が行われているところでございます。また、駅の北口には路線バス等の車両基地がありまして、バスの点検整備や発着場として利用されているところもあります。
  それから、ご質問にありますように、東武鉄道株式会社は平成9年度に区画整理事業が完成をしましたみなみ野地区の中にも土地を所有しております。これにつきましては、駅南口周辺に約1.4ヘクタールのまとまった土地を所有しております。この一帯につきましては、駅に隣接をいたします一部については駐車場として土地利用がされておりますが、まだ更地のままで利用をされていない土地が多く残っております。区画整理事業中の当時は店舗等が開設される予定もありましたが、現在まで未利用地のまま残っている状況にございます。このことにつきまして、今後の土地利用について東武鉄道のほうの考え方を問い合わせてみたところ、現在のところでは自社での開発の計画は考えていないとの回答でございました。そして、この土地につきましては、この土地の条件に合った開発が計画できる企業等を探しまして、今後売却をしていく方向で進めているとのことでございました。今後につきましては、東武鉄道に動向等を確認した上で、開発等の事前協議が提出された時点では、町の関係各課と協議いたしまして対応のほうをしていきたいと考えております。
  次に、2番目の質問であります森林公園駅から一、二キロ圏内の開発についての構想でございますが、これにつきましては過日上野憲子議員さんの一般質問の中で答弁をさせていただいた内容と重複する点もあろうかと思いますが、ご容赦のほうをいただきますようお願いいたします。森林公園駅周辺は、昭和45年8月25日に市街化区域と市街化調整区域に線引きのほうが行われております。その後、市街化区域に指定された地域につきましては、計画的な市街地整備を図るために土地区画整理事業等を導入いたしまして、現在までに整備が完了した地域も幾つかございます。森林公園駅南口の周辺では、平成9年度に22.3ヘクタールの土地区画整理事業が完了いたしまして、みなみ野地区が誕生しております。森林公園駅北口からカニ山の一部につきましても、昭和50年代から60年代にかけまして土地区画整理事業による整備計画を推進したところでございますが、その当時、一部におきまして事業への機運が高まらず、実施には至らなかったところでございます。その後、森林公園駅北口の市野川以北の地域では、農業農村整備事業によりまして圃場整備事業が実施されまして、優良農地として24.6ヘクタールが整備をされております。現在の第4次滑川町総合振興計画の土地利用構想によりますと、森林公園駅北口からカニ山十三塚地区、また先ほどご質問のありました糠ヶ谷戸地区も既存集落といたしまして住宅系の土地利用構想になっております。森林公園を中心とした地域は大変に利便性がよいことから、近年は市街化調整区域でも開発が徐々に進んできております。個々にこのまま開発が進んでいった場合には、この地域がスクロール化していく懸念も出てくるのではないかと考えられております。こういった中で計画的な町づくりを進めていくためには、区画整理事業を導入して、整備を実施していく必要があるのではないかと考えております。まず、今後でございますが、平成28年度からスタートする第5次滑川町総合振興計画の中におきまして、森林公園駅周辺の土地利用について検討していく必要があります。この地域が発展をすることは、将来滑川町全体の発展にもつながるものと考えられます。こういった意味からも、この地域の発展のために最も適した構想を立てていく必要があるものと考えております。
  それから、森林公園駅北口から月輪の下組東ですか、そちらの地域につきましては、昭和46年度に羽尾土地区画整理事業としての計画が現在継続中であります。こういった点で、区画整理の事業区域に計画決定はされております。しかし、今現況を見てみますと、なかなか住宅等が多く張りついておりまして、整備をするについてもいろいろ状況等を考えて、計画をもう一度練り直さないと、この今計画のある事業区域だけでの事業というのはなかなか面積的にも地域的にもかなり難しい条件がそろっているのではないかなとは考えております。
  先ほど上野議員さんのご質問にありましたが、糠ヶ谷戸地区につきましても市野川以北、平の土地改良事業、表前の土地改良事業といった事業で道路用地のほうが確保されております。この道路は、東松山市の都市計画道路が東松山市民病院のほうから斎場の入り口のところまで都市計画決定されておりまして、その整備のほうが徐々に進んできております。今土地改良の区域内に道路用地として確保してある部分につきましては、都市計画道路の決定はまだなされていない道路でありまして、幹線道路の位置づけはあるのですが、都市計画道路としての決定は今現在のところなされておりません。しかしながら、糠ヶ谷戸地区につきましてはもう住宅が密集しておりますので、そういった道路を延長して、東松山市のほうの都市計画道路とアクセスしたり、嵐山町のほうに向かう道路ともアクセスする、そういった道路を整備する場合には、駅の北口の土地区画整理事業の計画がある区域と糠ヶ谷戸地区も、今の時点では具体的な計画はございませんが、そういった面的な整備の中で道路のほうを整備していくという方法も検討していく必要が今後あるのではないかと、これ私の考えでありますが、そういうふうに考えております。答弁のほうが、いろいろな質問がありまして、十分かどうかわかりませんが、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 2番について、横田環境課長、答弁願います。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、上野廣議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  特定外来生物は、もともと日本に生息、成育していなかったのに、人間活動により入ってきた外来生物の中から、生態系、人の生命、身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものの中から指定されております。特定外来生物のうち魚類につきましては、本年8月現在、14種類が指定されております。また、滑川町の河川、ため池、用水路の生息確認調査は、教育委員会が実施いたしましたミヤコタナゴの国指定天然記念物緊急調査として、昭和63年度から平成2年度までの3年間をかけて行われた調査でございます。この調査は、ミヤコタナゴの生息を確認する調査で、外来種の生息を確認する調査ではございませんが、町内231カ所で調査が行われた結果、オオクチバス、ブルーギルの生息が確認されております。特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律では、生態系等に係る被害が生じ、または生じるおそれがある場合において、当該被害の発生を防止するため、必要があるときは防除を行うものとすると定めてございます。埼玉県では、豊かな自然環境を守り、次世代に引き継ぐため、生物多様性の保全を推進する目的から、埼玉県生物多様性保全団体を募集し、活動団体に補助金を交付しております。本年11月現在92団体が登録されており、7月には埼玉県生態系保護協会東松山・鳩山・滑川支部が設立され、生物多様性保全活動が実施されております。今後の対策につきましては、広域的な対策が必要であることから、先進的な活動を行っている団体と協同し、さらに県及び近隣の自治体との連携を図りながら、今後対応を検討していきたいと考えております。
  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(金井塚徳一議員) 答弁の途中でございますが、暫時休憩といたします。再開は、午後1時ちょうどといたします。
          休 憩  (午前11時40分)
                                           
          再 開  (午後 1時00分)
〇議長(金井塚徳一議員) 再開します。
  ただいま10番、紫藤昌久議員から早退届が提出されました。
                                           
〇議長(金井塚徳一議員) それでは、午前の上野廣議員のご質問に対しての答弁を続けさせてもらいます。
  3番について、新井総務政策課長、お願いします。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
〇総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、上野廣議員の一般質問に答弁させていただきます。
  婚活推進の進捗はという内容でございます。町長の10のお約束の中に、結婚推進制度を創設し、婚活を推進するとともに、未婚者を減少いたしますとうたっています。婚活の推進につきましては、かねてより紫藤議員さんから要請を受けておりましたが、担当する課がはっきり決まっておりませんでしたので、健康福祉課長が答弁しておりました。しかしながら、実際に婚活パーティーを開催するとなると、商工会との連携が必要で、産業振興課の協力を受けなければなりません。また、高齢者との触れ合いの場となりますと、社協の協力のもとにやっていかなくてはなりません。そういった事情から、中心となってしっかりと推進していく部署を早急につくる必要がありまして、企画調整を担当する総務政策課長が今回答弁のほうをさせていただくことになったわけでございます。
  現在の検討状況と今後の方針でございますが、早急に役場内部で調整会議を開催いたしまして、担当課を決めていきたいと思います。4月までには事務分掌をしっかりつくりまして進めていきたいと考えております。
  今後の方針でございますが、結婚推進委員を公募いたしまして、町長が委嘱し、推進委員さんには結婚に関する情報収集や相談、紹介業務を行っていただくようにしたいと考えております。また、結びついた場合には、結婚推進委員に報償費の支払いも考えたいと思います。ある市では、結婚推進委員に市議会議員、農業委員全員にお願いしているところもあるようでございます。この制度が立ち上がりましたら、ぜひ議員の皆さんにも結婚推進委員になっていただきまして、お仲人をお願いできたらと思っております。よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) 詳細なご答弁、本当にありがとうございます。
  それではまず、1番目の森林公園駅周辺の開発について再質問いたします。東武が私が申し上げた土地を売却する方向で考えている可能性があるということなのですが、ホンダのほうの動きでちょっと僕が聞いた話だと、ホンダのビジネスマンまたはホンダにビジネスで来る方々、そういった方々が少しいいビジネスホテルというか、いろいろ会合できるところとかそういうところが欲しいと。ホンダの周辺というか、森林公園も含むと思うのですけれども、そういう動きがあるというのを聞きまして、ホンダのほうでいろいろ立地のいいところも探しているという話を聞いたことがあります。そんな関係での話はどうなのでしょうか。それは、町長のほうがいろんな情報あると思うのですけれども、町長にさっきの区画整理のことについてのご意見を伺いながら、町長にご答弁いただきたいと思うのですけれども、申しわけございません。
〇議長(金井塚徳一議員) 吉田町長。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
○町長(吉田 昇) 町長、答弁申し上げます。
  今上野議員さんから東武の未利用地の利用について、東武のほうでは売却の方向ということで課長答弁申し上げたわけでございますが、その売却の相手方については、私も今のところ情報を得ていないのです。いろいろ上野議員から今ご指摘のございましたホンダの小川、寄居工場の稼働について、そうしたビジネスマンが泊まれるようなちょっとしたホテルというようなお話も今上野議員から出ましたけれども、そういったことも十分考えられるというふうに思いますが、その辺については今後私もホンダのほうともいろいろ接触をして、一応聞いてみたいというふうに思いますので、少し時間をいただきたいというふうに思います。
  それから、区画整理も含めてということで今お話をいただきましたので、昨日上野憲子議員さんの質問に答弁を申し上げたとおり、あそこは非常に駅に近くて将来的にも非常に私はいい場所だというふうに思いまして、滑川町の2040年問題を考えたとき、やっぱりあそこはそうしたいわゆる人口の受け入れに一番いい土地だというふうに考えております。区域につきましては、きのうも上野憲子議員ともお話をしましたけれども、カニ山につきましては市野川まで広げて、今のカニ山の住宅街の後ろの耕地まで、川まで含めた計画でやるのがいいというふうに私なりには考えております。そして、先ほど上野議員から出ました表前の圃場整備から幹線道路が来ているわけですが、これを将来的に東松山の市野川通線とつなげるという方向になりますと、どうしてもあそこの人家の密集地を単独事業で抜くというのは私はなかなか不可能だというふうに思いますので、そういったものを考えてすると、都市計画道路を東松山の市野川線とつなぐということになると、あの地域もやっぱり区画整理区域に入れて、区画整理の仕事の中で解決をするのが一番やっぱり方法的にはいいかなと思っておりまして、そうなりますとあの地域は市野川の以北ということになると思うのですが、市野川の以北、糠ヶ谷戸地域ですね、あそこは。市野川以北も含めた区画整理を実施して、都市計画道路も表前へ抜いていくという方向に今後は考えざるを得ないかなというふうに私個人的には思っておりますけれども、そうしたことは今後いろいろ事業を基本構想の中にのせまして、事業が開始になった時点でいろいろそうした区域や決定をさせていただくということで、地元の皆さんと十分相談をさせてもらって区域の決定をしていくということでご理解をいただきたいというふうに思います。
  以上です。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) ありがとうございました。市野川以北の糠ヶ谷戸地区というのは、今両家橋から糠ヶ谷戸に入る道路とか、なかなか上野医者に行く道路とか交錯していて、どういう道路にしていったらいいのかなんていつも糠ヶ谷戸の人たちも危ない道路だなということなのですが、解決方法をいろいろ考えても、やはり今回都市計画道路が、大きい道路が将来入ってくるということになりますと、今はそのままにして土地区画整理を待っているという、地元はそんな感じで今いますので、ぜひそれを入れていただく方向でお願いしたいというふうに思います。
  それから、区画整理が随分先に、10年、20年先になると思いますが、人口は大変ふえると思います。そうしますと、今でも宮前小学校が、人口がふえて小学校の子どもたちがふえておりますが、森林公園駅周辺の区画整理ができた暁には、やはり南部小の小学校用地も活用する必要は出ると思いますので、第5次総合振興計画にそういったことも、将来のことですが、考える考えがあるのかどうか、教育長だと思うのですけれども、この間区域外通学の児童受け入れの話もありましたけれども、そういった全体的に考えて、今後どういうふうに考えていったらいいのか、考えがありましたら、教育長、お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(金井塚徳一議員) 小澤教育長、どうぞ。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
〇教育長(小澤正司) 教育長、上野議員さんの質問にお答えさせていただきたいと思います。
  今森林公園駅の周辺の区画整理事業の話が町長のほうからありましたけれども、かなり広い範囲ということで、どっちにしてみても50町歩や60町歩、あるいはさらにそれ以上の広さになるのかと思いますけれども、最終的にどのくらいの規模でできるのか、何年後にできるかという具体的なことはまだわかりませんけれども、いずれにいたしましても今宮前小学校へ通っている子どもたちの半数はあの地区から来ておりますので、そこにさらにふえるという形になりますから、当然そこのところが区画整理ができた暁には、その地域にさらに学校が必要になってくるのかなというようなことは考えております。ですから、その区画整理の中に学校用地が確保できるのか、あるいは今まである森林公園の車庫の操車場の南にある学校用地のほうを利用するのか、その辺のところはわかりませんけれども、いずれにしましてもそれはこれからの総合振興計画を練る中で一緒に考えていく問題だというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) ありがとうございました。ぜひいろいろと区画整理が行われ、大事業ですし、滑川町挙げて考えていかなければならない問題だと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
  次に、外来種の駆除についてですけれども、ご答弁ありがとうございました。再質問なのですが、231カ所を県がやったときに、バスとかブルーギルがいたということなのですが、これどのくらい、231のため池ということなのですか、それとも川も入っての数なのでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、上野廣議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  先ほど報告させていただきましたのは、滑川町の教育委員会が実施した調査でございまして、町内のため池、それから河川並びに堀り等を合わせまして231カ所でございます。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) かなり広範囲に調べたということですね。それで、今、バスやブルーギルの駆除については、全国的に実際に行われております。身近な例として、小川町で11年前に外来魚を密放流されたため池があって、駆除する大会があったというようなのがインターネットに載っておりました。そんな中で、滑川町は200以上のため池を持っているわけですから、計画的にため池にいるそういった外来魚を駆除していかないと、結局ため池が外来魚の一番もとになるのですね。結局田んぼに水を引くときに外来魚が下に落ちてきて河川に流れ込むわけですから、河川の外来魚をとっても、ため池の外来魚がいたらいつまでたっても外来魚を駆除できませんので、とにかくため池の外来魚を駆除しなければならないと思います。そういったことの可能性というか、滑川町としてため池を干して、今干すのがないのですけれども、干してそれをとるというようなことを計画的にやる考えがないのかどうか。これ外来種駆除に詳しい産業振興課長にご意見があったらお答え願いたいと思います。
〇議長(金井塚徳一議員) 産業振興課長。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、上野廣議員さんの質問について答弁いたします。
  町のほうで、駆除ということではないのですが、町内のため池で釣りをしていてごみを捨てていくとか、フェンスを壊されるとか、ため池の水を勝手に抜かれるとか、民地に勝手に入るとか、いろいろ苦情が産業振興課のほうに寄せられております。そのため、うちのほうは水利組合を通して、一応補助金が滑川町ため池等保全対策事業費補助金の活用とありますので、それをうちのほうは水利組合のほうに進めております。内容といたしましては、ため池の水質に悪影響を与える不用な水草などが繁茂した場合に、水草を食べる草魚の稚魚購入費、また釣りができないようにため池にワイヤーを張る等釣りの防止対策費用、それにまた入らないように安全対策費用など5万円を上限として補助しております。私も釣りをしますけれども、これから駆除となりますと、やっぱりため池等の水利組合にお願いして、余水吐等の下に網を張りながら、下に稚魚が流れないように水を抜き、駆除していく方法が昔ながらの沼干しという方法で一番駆除にはいいと考えておりますので、よろしくお願いします。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) ありがとうございます。そうしますと、田んぼの季節になりますと、4月、5月になると、ため池の水を抜きますよね。そのときに流れてくるところの魚を調べたりすることは可能なのでしょうか。そして、それを駆除するというか、ブルーギルとかそういったものはもう持ち帰ってもいけないし、その場で殺さなくてはいけないということ、それをしなかったら罰金とか何かそういうあれもありますよね。そういうようなことは町として考えたりする必要があるということと、あとそういう法律を知らない釣り人なんかもいっぱいいるので、そういうのを知らせる方法、あるいは看板を立てる、そういうようなことは考えていないのでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 産業振興課長。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、上野廣議員さんの質問についてお答えします。
  うちのほうの関係は、あくまで釣り人を寄せつけないというか、釣りの防止のほうを積極的に補助金のほうで、それと安全性と、そういうことで上限5万円の補助をしております。看板等うちのほうの関係ですと、中に子どもが入っておぼれたりなんかするという危険な看板等はつけております。その点、ずっと前ですが、ミヤコタナゴの関係で沼に、埼玉県の条例の中に入っているのですけれども、埼玉県の漁業調整規則ですかね、その中に5ミリ以下の網は使ってはならないということで入っておりますので、そういう看板は昔立てたことはありますが、今後これからミヤコタナゴの放流とかいろいろあるとは思いますが、そういう看板につきましては埼玉県の県条例で決まっておりますので、そういうことで看板を立てていけばいいと思いますけれども、自主的にうちのほうでは、看板的にはため池に入って危険があるよという看板はうちのほうは立てておりますけれども、実際にブラックバスの放流だとかそういうことではうちのほうは今考えがありませんけれども、何かいい補助金とかそういうものがありましたら今後も、駆除ではないですけれども、放流とあれのことは上位の条例で決まっておりますので、看板を立てていったほうが個人的にはいいと思います。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 上野廣議員。
〇6番(上野 廣議員) ありがとうございました。いずれにしても、外来魚については河川の関係の生態系保護協会なんかも一生懸命やって、我々もそれに協力してとったりしておりますので。ただ、ため池にその魚がいると、八王子沼のようにたくさんいると、結局の話、下に流れていきますので、ため池にとにかく外来魚をいなくするということが非常に大事ではないかなと思っています。僕が調べた限りにおいては、森林公園の中の宮入沼とか沼まつりをしているああいうところにはいません。それからあと、今、伊古の里の釣りしている新沼、あそこにもいないです。ああいうところには、クチボソだとかエビとかそういうのたくさんおります。そういうような外来魚がいないでクチボソだとかエビがいるような沼に変えていかないと、ミヤコタナゴの野生復帰は非常に難しいと思いますので、ぜひそこら辺のところは今後とも検討していっていただきたいと思います。
  それでは、最後の婚活推進の進捗について再質問いたします。総務課のほうで全体をまとめてやるということで、大変いいと思います。特に滑川町は森林公園を使ってやるということもあるのですが、伊古の里でパーティーというか食事をして、あるいは展望台行って散歩等をしたり、あるいは谷津の里でイチゴとりをしたり、いろいろ楽しめるところがありますので、そういったことを使って、ぜひ結婚推進委員を議員でも、我々も入れますけれども、議員も協力しながら滑川町挙げてやっていったらいいのかなと思います。ぜひ大変私期待しておりますので、よろしくお願いします。
  以上で私の一般質問終わりにします。ありがとうございました。
〇議長(金井塚徳一議員) 以上で上野廣議員の一般質問を終わります。
                                           
           大 山 尚 美 議 員
〇議長(金井塚徳一議員) 続いて、通告順位9番、議席番号13番、大山尚美議員、ご質問願います。
          〔13番 大山尚美議員登壇〕
〇13番(大山尚美議員) 13番、大山尚美です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。3点質問させていただきます。
  1、小型家電のリサイクルを。小型家電リサイクル法が昨年4月に施行され、回収体制を整備している自治体がふえています。一方、空き地での無料回収など市町村の許可を受けていない業者が回収することも絶えません。不適正な業者が有用な金属を海外に持ち出すことも問題になっています。県内では40市町が、自治体がごみの回収後に小型家電を選別するピックアップ方式をとり入れています。また、21市町は、公民館などの公共施設に専用の回収ボックスを設置しています。廃棄物処理法では、市町村の許可や委託を受けていない回収業者による家庭ごみの収集を禁止しています。回収後に不法投棄したり、処分する際に焼却するなど危険性があります。滑川町では清掃工場持ち込みのみで、ピックアップ方式と回収ボックス方式が行われていません。貴重な資源に対する今後の町の取り組みを伺います。
  2、聴覚障害者用非常用パトライトの設置を。防災ベルが鳴ったとき、聴覚障害者が視覚で判断できるパトライト(回転灯)があります。防災ベルと連動するものです。町役場やほかの公共施設に設置するべきものと考えます。安心、安全を健常者中心に考えることのないような配慮が必要です。パトライト設置への町の考えを伺います。
  3、ペットの適正飼育の啓発を。ペットブームにより、動物を飼育する世帯も増加しています。人生の伴侶として、また癒やしの対象としての飼育もふえてきました。埼玉県のお年寄りの寝たきり率の低さの理由に、自転車の保有とペットを飼っているの項目が挙げられました。一方、生き物の命の重さに対する感性の希薄化による小動物の虐待や命を扱うとは思えない投棄などが連日のように報道されています。人と動物の共生を目指す意味においても、動物フォーラムの開催やセミナーなどでの適正飼育を啓発する機会を持つべきと考えます。町の考えを伺います。
〇議長(金井塚徳一議員) 答弁を願います。
  横田環境課長、1番と3番ですか、これをお願いします。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員のご質問2問についてご回答申し上げます。
  初めに、小型家電リサイクル法でございます。議員ご質問の小型家電リサイクル法は、都市鉱山に埋もれた資源をリサイクルし、有効に活用するため、新たに小型家電リサイクル法が平成24年8月に定められ、平成25年4月1日から施行されてまいりました。使用済みになった家電のリサイクルは、これまでテレビやエアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、乾燥機といった家電4品目については、家電リサイクル法に基づいて進められてまいりました。これらに続き新たに始まった小型家電リサイクル法は、携帯電話やデジタルカメラ、ゲーム機、時計、炊飯器や電子レンジ、ドライヤー、扇風機などこれまでの法律で対象となっていなかったほぼ全ての家電を対象としてリサイクルを進めていくための法律でございます。家電リサイクル法では、対象品目を製造したメーカーにリサイクルを義務づけており、消費者が使用済みになった対象品目を引き渡す方法は全国どこでも同じでございます。一方、小型家電リサイクル法では、市町村が使用済み小型家電の回収を行うこととなっておりまして、具体的にどの品目について回収を実施するか、またどのように使用済みの小型家電を回収するかはそれぞれの市町村が決定することとなっております。
  滑川町の小型家電リサイクルの取り組み状況でございますが、町では小型家電を毎月第3火曜日の金属類の日に回収し、小川地区衛生組合に搬入しております。小川地区衛生組合におきましては、平成23年7月より構成町村が回収した小型家電を選別し、国から認定された認定事業者に引き渡し、再商品化や再資源化のリサイクルに取り組んでおります。このようなことから、現在滑川町が取り組んでおります回収方式は、ステーション方式型のピックアップ方式と清掃センター直接持ち込み方式の2方式であると考えます。
  また、ボックス回収について近隣市町村の取り組み状況を確認いたしましたが、近隣では坂戸市と川島町が実施しておりまして、坂戸市では本年1月から使用済み小型家電リサイクル事業が実施され、回収方式はピックアップ方式とボックス回収方式を取り入れております。坂戸市のボックス回収は、設置場所が市役所、東坂戸出張所、城山公民館、環境学館、東西の清掃センターの6カ所でございまして、ボックスの回収方式では投入口サイズ30センチ掛ける15センチの使用済み小型家電が対象になり、それ以外の使用済み小型家電はピックアップ方式による収集方式になります。また、川島町の回収方法は、平成23年から実施されまして、ピックアップ方式及びボックス回収方式、それに環境センターに直接持ち込む方式の3方式の回収方法を取り入れております。なお、ボックス回収方式では、環境センター1カ所に設置されておりまして、投入可能サイズは50センチ以内で、10キログラム程度で安易に持ち運びができるものに限るとされております。
  現在、町に町民皆様から要望等は寄せられておりませんが、今後ボックス回収方式の要望が高まる中であれば、設置場所及び回収後の搬出方式等検討させていただきたいと考えております。
  次に、ペットの適正飼育の啓発についてでございます。人と動物は、古くから多種多様な関係性を保ちながら共存してまいりました。特に人間の生活サイクルに対応できる動物は、ペットとして心を和ませ、楽しませてくれます。介助犬、盲導犬、聴導犬など人間の生活を補助する動物やアニマルセラピーのように心や体に傷や障害を負った方々への精神的なケアになくてはならない相互関係の中で生活をしております。近年、ペットを飼う家庭が多くなり、ペットも家族の一員となっております。大切な家族、パートナーとして多くの飼い主がペットに愛情を注いでいる一方、大変残念なことに無責任な飼い主による虐待や飼育放棄があることも事実でございます。全国的なペットブームの中で、動物への虐待報道や、ブリーダーやペット業者に売る不法投棄などが報道され、社会問題にもなっております。安易な考えで動物を飼い、結果として飼育放棄や動物虐待に至るケースなど飼い主のモラルに起因する問題が多発しております。このことから、飼い主が持つべき基本的な心構えをどのように周知していくのかが課題でございます。そのため、屋外での動物の飼育や散歩等によるほかの住民に対する迷惑行為、飼育放棄、虐待の防止、動物愛護の啓発を東松山保健所並びに埼玉県動物指導センターと連携して、各種講習会等への参加を広報紙、ホームページで呼びかけてまいりたいと考えております。
  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(金井塚徳一議員) 質問2番に対して、山下健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 山下 進登壇〕
〇健康福祉課長(山下 進) 健康福祉課長、大山議員さんの質問に答弁させていただきたいと思います。
  聴覚障害者パトライトというものは、パトカーのライトの総称という、赤いライトということになります。聴覚障害者世帯等において、これは公共施設ではなくて個人のあれなのですが、来客時などでブザーが押されますと中で回転いたしまして、聴覚障害者の方にもお知らせできるということになっております。最近では、ただ赤いライトが回転するだけではなく、フラッシュライト、要するにカメラのフラッシュのように光る、そのような形のものも利用されていると思います。また、消防法に基づき住宅に火災報知機の設置が義務づけられましたが、難聴の方や聴覚障害の方など耳の不自由な方や、高齢者向けの住宅用火災報知機は専用の受信機で火災の発生を知らせるものもございます。
  現在、滑川町に聴覚障害者数は38名でございます。その中でパトライトを設置している世帯が1世帯ございます。補助なのですが、聴覚障害者で聴覚障害2級以上の方のみの世帯、もしくはこれに準ずる世帯について自立生活支援用具として補助がございます。ご質問の中では、このパトライトを聴覚障害者の安心、安全のため、役場や他の公共施設へ設置する考えがあるかということでございますが、聴覚障害者の方が公共施設に来られたときに火災や地震等の発生した場合、聴覚障害者に配慮した避難行動支援手段として、フラッシュライト型というか点滅型及び電光掲示板みたいに視覚で判断できるようなものも活用されている区役所等もあると聞いてございます。この設置につきましては、その施設ごとに検討する必要があると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山尚美議員。
〇13番(大山尚美議員) 小型家電に関して再質問させていただきます。
  滑川町では、許可を受けていない業者さんの回収とか、また不法投棄とかというのはありましたか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  まず初めに、許可を受けていない業者の回収でございますが、現在のところ把握はしてございません。また、町民の皆様からの通報、お問い合わせ等もございません。
  次に、不法投棄でございますが、不法投棄についてはありませんけれども、町民の方が本来の収集日でないときに小型家電等を出されることがございまして、このときには町がシルバー人材に委託をしています環境パトロールが回収に回りまして、町が委託をしているごみ処理業者に持ち込まれている例はございます。本年4月から11月末までに環境パトロールにより回収され、ごみ処理業者に持ち込まれている小型家電につきましては36件ありまして、内訳につきましては、扇風機6台、ストーブ5台、電気釜4台、ポット4台等でございます。
  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。金属類の日に私なんかも出すわけなのですけれども、どういう種類の小型家電が多く出されていますか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員のご質問に答弁させていただきます。
  小型家電でございますので、ラジオとか、それから古くなった扇風機、それから炊飯器等、またポット等も出ていることがございます。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) 小型家電の回収の品目の種類というのはたくさんあると思うのですけれども、九十何種類とか書いてあったり、94種類とかを回収しているような自治体もあったりというふうに新聞で読んだのですけれども、例えば携帯電話とかスマホとか、あるいはパソコンなどというのはやはり個人情報が入っていますので、もちろん業者さんのほうに持ち込んで回収してもらうということもできますけれども、結構パソコンなんかでも何台も何台も、うちもそうなのですけれども、もうそのまま置きっ放しにしているおうちなどもたくさんあると聞いています。貴重な資源ですので、個人情報を消去した上で、例えばボックスなんかにぽいと入れられるような環境があれば、役場に来たついでにそこに携帯を入れたりとかパソコンを入れたりとか、あるいはプレイヤーとか子どもの携帯ゲームですとかそういうものを入れられると非常に便利かなと思いますし、またその資源は売却すれば少しは町の収入になるのかなと思うのですが、そこのところはどうお考えでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員のご質問に答弁させていただきます。
  先ほどご質問の回答をさせていただきましたように、現在滑川町につきましてはボックス方式という形での町民の問い合わせ等はいただいておりません。先ほど近隣の町村ということで、坂戸市と川島町の例を挙げさせていただきました。坂戸市のほうに確認をしてみたのですけれども、市役所、それから出張所、公民館ということで、あとはそれぞれの東西の清掃センターということでお聞きをしておりますが、坂戸市あたりにおきましても、ボックスの回収方式をしておいてもそれほどボックスの中に小型家電等が入っていないというふうな状況でございまして、今後町民の皆様からそのようなご要望があれば、町役場なりコミュニティーセンターなり図書館なりそちらのほうにもボックスを設置していきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございました。
  次に、パトライトのことに関して質問させていただきます。町に温泉入浴施設なんかがありまして、町はその補助を年間何枚ということで高齢の方に入浴施設の補助を行っていますけれども、よく聞くのがそういう利用している方の中には、年配になると当然のことのように耳が遠くなったりしますけれども、年配になって耳が遠くなって補聴器をつけている人などがとても多くなっているというふうに聞きます。町として先ほどとりあえず今のところ予定はないようですが、そういう住民の方が結構利用されるような施設に、パトライトとかフラッシュライト型とかいろいろありますけれども、そういうところってすごくリラックスして入っているところですから、緊急な事態がなければいいですけれども、何かあったときに、聴覚障害の人、耳が遠い人が右往左往することのないように、何かそういうふうなものをつけたほうがいいのではないかという指導というのを町のほうから行うということはいかがでしょうか。それについて伺います。
〇議長(金井塚徳一議員) 健康福祉課長。
          〔健康福祉課長 山下 進登壇〕
〇健康福祉課長(山下 進) 健康福祉課長、大山議員さんの質問に答弁させていただきたいと思います。
  町の民間の施設でございますが、当然それにつきましては、今言われたように入浴施設につきましても、私のほうから言っていいものかちょっとわかりませんけれども、一応話だけはしてみたいと思います。そういったことがつけられるかどうかということはやってみたいかなと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。
  次、ペットのことに関して質問させていただきます。ざっくりでいいですので、町内でペットを飼育している世帯と、ペットの種類とか数とかがわかりましたら教えてください。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
  町内のペットを飼育している世帯とペットの種類というふうなお問い合わせでございますが、現在町で把握しているのは犬のみでございまして、11月末日現在の犬の登録数が1,225頭でございます。このほかのペットにつきましては、登録制度もございませんので、今のところ把握はしてございません。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) 今までペットの対象になる動物の不法投棄とかはありましたか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員さんのご質問に答弁させていただきます。
  不法投棄の状況でございますが、現在のところ確認はされておりません。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ペットも虐待があったりとかすることもあります。ペットの虐待と疑われるような通報が今までありましたかということと、ある場合、ない場合、仮に今後ある場合の対応というのはどういうふうにするというふうに考えてられますか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員さんのご質問に答弁させていただきます。
  ペットの虐待と疑われる通報、またはそのようなことがあった場合についてでございますが、現在のところ、虐待と思われる通報はございません。また、今後虐待等の通報を受けた場合でございますが、東松山保健所及び埼玉県動物指導センターに連絡を行いまして、今後の対応を協議させていただきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。ペットというと、適正飼育というと、飼うほうの飼育ばかりが目にいきますけれども、法律の改正で業者が自治体のほうにペットを殺処分してもらうのをできなくなったので、勝手に業者が捨ててしまうということは最近の報道でよくありました。すごく状態がひどくて、メスの場合、7歳までのメスは、犬の場合ですけれども、繁殖ができまして、年2回繁殖します。年2回繁殖するのですけれども、その犬というのは、メス犬は、繁殖犬はおり、ゲージの中に一生涯入れられて、一歩も外に出ないのです。しかも、そのゲージというのは、下にネット、網になっていまして、その網のところでうんちもおしっこもする。業者さんが簡単に回収ができるようにその網の中で一生涯を過ごす。必ず年2回繁殖させる。捨てられている犬というのは、歯茎が物すごくはれているのです。歯茎が腫れている犬というのは、ずっと繁殖だけをさせられていた犬のようで、そういう犬が投棄されている。そういうふうに投棄されるようないきさつになったというのは、大手のペット業者が人のニーズに、ペットを飼いたいというニーズにどんどん、どんどん応えるようになると同時に、そういうふうに企業として大きくなるということもありまして、毎日競りに行くのです。花を競るとか魚を競るとか、食べ物、野菜を競るとかというようにペットも競りの対象になっていまして、一つの業者が1日何百匹、何千匹と競りまして、それでいろんな店舗のケースの中に入れて売ります。売るのですけれども、1匹20万円の値段がつく犬と1匹2万円の犬とでは収益が変わりますので、安くなった犬をどんどん、どんどんと殺処分になっていく、あるいは医療機関の検体になっていくというようないきさつがあります。そういう業者の心ない繁殖のさせ方、販売の仕方に今動物愛護団体なんかはかなり声を上げたりとかしています。自治体でもそこまで把握はなかなかできないかもしれませんけれども、滑川町もペットを販売しているような業者さんとかがいると思うのですけれども、そういうところにこれから適正な指導といいますか、例えば夜の何時以降はショーケースの中に入れてはいけないので、ショーケースに目に見えないようなことをするために、ただカーテンを引いているだけでそこに入れっ放しとかそういう劣悪な環境のままというところもあったりとかするので、そういうところに対してのチェックであるとか指導であるとかはこれからどういうふうに考えられているか、伺います。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
  動物愛護管理法につきましては、平成24年9月に一部が改正、公布されまして、昨年9月から施行されました。このことから、動物を販売する場合には、あらかじめ動物を購入する者に対してその動物を直接見せるときに、その動物の特徴や適切な飼育方法について対面で文書を用いて説明するようないわゆる業者につきましては一定の責任を持たせてございます。これは、動物の愛護及び管理に関する法律によりまして、業として動物の販売、繁殖、保管、貸し出し、訓練、展示、先ほど議員からも質問ありました競り、あっせん、譲り受け、飼養を目的として行う場合につきましては、第1種動物取扱業者として営業を始める前に登録が義務づけられております。申請の手続につきましては、この近隣では東松山保健所が所管しております。
  また、町内の犬と猫の繁殖業者等につきましては、東松山保健所に照会いたしましたところ、4業者ございます。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。4業者あるということなのですけれども、そういう4業者が適正な繁殖、適正な飼育はしているのかというのの把握はいかがなのでしょうか。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員のご質問に答弁申し上げます。
  先ほど答弁申し上げました中で、動物愛護法に基づきまして、第1種動物取扱業者の届け出が必要ということでございます。この第1種動物取扱業者は所有状況の報告が義務づけられておりまして、1として、毎年度、年度当初の犬、猫の所有数、2として、月前に新たに所有した犬、猫の所有数、3として、月前に販売等をした、または死亡した犬、猫の数、それから4といたしまして、年度末の犬、猫の所有数を届けることが必要になります。このようなことで、全ての面で第1種動物取扱業者につきましては、今現在の犬の保管の状況等をこちらのほうで届け出が義務づけられているところでございます。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) では、町で犬と猫の殺処分数の推移というのがどうなっているか教えてください。
〇議長(金井塚徳一議員) 環境課長。
          〔環境課長 横田一己登壇〕
〇環境課長(横田一己) 環境課長、大山議員さんのご質問に答弁させていただきます。
  東松山保健所に問い合わせを行いましたところ、滑川町における本年4月から10月まで、これは町内での犬ですが、犬の保護件数が9頭、飼い主が飼うことができなくなって引き取りしたのが2頭でございます。このうち、飼い主への返還が3頭、それから里親ですけれども、新たな飼い主への譲渡が4頭、最後に動物指導センターへ引き渡しが4頭でございます。そういうことで、町のほうの本年4月から10月までの殺処分の犬につきましては4頭でございます。
  以上でございます。
〇議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。これは県レベルですけれども、熊本県は殺処分ゼロということで目指して、それを達成したということがニュースでやっていました。町でも、町単独でするというのはなかなか難しいと思いますけれども、できるだけ殺処分されるペットのないように、あとまたペットを飼っているほうのモラルもたくさんいろいろありますので、できればいろんなところで啓発をしていただければいいかなと思います。
  以上で質問終わります。
〇議長(金井塚徳一議員) 以上で大山尚美議員の一般質問を終わります。
  これで全ての一般質問を終了しました。
                                           
    閉会について
〇議長(金井塚徳一議員) 本定例会の会議に付された事件は全て終了しました。
  したがって、会議規則第7条の規定によって本日で閉会したいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(金井塚徳一議員) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会は本日で閉会することに決定しました。
                                           
    町長挨拶
〇議長(金井塚徳一議員) ここで、吉田町長よりご挨拶をお願いします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
〇町長(吉田 昇) 議長のお許しをいただきましたので、第194回滑川町議会定例会の閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。
  議員各位に置かれましては、師走というご多忙の中、実質3日間という短期間のうちに慎重審議を賜りまして、滑川町一般会計補正予算の議定を初め13件の重要案件を原案どおり可決、決定をいただきまして、まことにありがとうございました。
  衆議院総選挙を間近に控え、国政の動向に注目が集まる中、議員各位もそれぞれの立場でご活躍いただいていることと思います。
  町も現在、来年度予算の編成作業中であります。財源確保を初めとした重要課題もございます。会期中に議員各位より賜りました多くのご意見、ご提案に対しましては、今後の行政執行に当たり十分参考にさせていただき、住民福祉の向上に真摯に取り組んでまいる決意でございます。
  議員各位におかれましては、年末年始を迎えますますお忙しいことと存じますが、お体には十分ご留意をいただきまして、ご活躍されますことをご祈念申し上げまして、閉会に当たってのお礼の挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。(拍手)
                                           
    閉会の宣告
〇議長(金井塚徳一議員) 以上をもちまして、全日程を終了しました。
  議員各位と執行部のご協力によりまして本定例会が終了できました。深く感謝を申し上げます。
  これをもちまして第194回滑川町議会定例会を閉会します。
  大変ご苦労さまでございました。
                                    (午後 2時00分)