令和元年第218回滑川町議会定例会(第1号)
令和元年第218回滑川町議会定例会
令和元年6月6日(木曜日)
議 事 日 程 (第1号)
開会及び開議の宣告
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 行政報告
町長提出議案の一括上程、説明
5 議案第32号 滑川町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一
部を改正する条例の制定について
6 議案第33号 滑川町都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例の制
定について
7 議案第34号 令和元年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定について
8 議案第35号 令和元年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について
9 議案第36号 令和元年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の議定について
10 議案第37号 令和元年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定につい
て
11 議案第38号 令和元年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定について
12 議案第39号 町道路線の廃止について
13 議案第40号 財産の取得について
14 一般質問
出席議員(14名)
1番 瀬 上 邦 久 議員 2番 高 坂 清 二 議員
3番 松 本 幾 雄 議員 5番 上 野 葉 月 議員
6番 井 上 奈 保 子 議員 7番 紫 藤 明 議員
8番 服 部 幸 雄 議員 9番 北 堀 一 廣 議員
10番 宮 島 一 夫 議員 11番 菅 間 孝 夫 議員
12番 内 田 敏 雄 議員 13番 吉 野 正 浩 議員
14番 阿 部 弘 明 議員 15番 上 野 廣 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町 長 吉 田 昇
副 町 長 柳 克 実
教 育 長 馬 場 敏 男
総 務 政 策 課 長 大 塚 信 一
税 務 課 長 篠 ア 仁 志
会 計 管 理 者 兼 木 村 俊 彦
会 計 課 長
健 康 福 祉 課 長 小 柳 博 司
町 民 保 険 課 長 岩 附 利 昭
健 康 づ く り課長 會 澤 孝 之
環 境 課 長 関 口 正 幸
産 業 振 興 課長兼 服 部 進 也
農業委員会事務局長
建 設 課 長 吉 野 徳 生
教育委員会事務局長 澄 川 淳
水 道 課 長 武 井 宏 見
本会議に出席した事務局職員
議 会 事 務 局 長 木 村 晴 彦
書 記 平 岩 春 菜
録 音 神 田 等
〇議会事務局長(木村晴彦) ご起立願います。
相互に礼。
ご着席願います。
◎開会及び開議の宣告
〇議長(上野 廣議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には大変ご多用のところ、第218回滑川町議会定例会にご参集いただきまして、まことにありがとうございます。
ただいまの出席議員は14名全員であります。定足数に達しておりますので、ただいまから第218回滑川町議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◎会議録署名議員の指名
〇議長(上野 廣議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第125条の規定により、議長において指名いたします。
1番 瀬 上 邦 久 議員
2番 高 坂 清 二 議員
3番 松 本 幾 雄 議員
以上、3名の方にお願いいたします。
◎会期の決定
〇議長(上野 廣議員) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
本件につきましては、議会運営委員会でご審議いただいておりまして、議会運営委員会委員長にご報告をお願いいたします。
議会運営委員会、宮島一夫委員長、お願いします。
〔議会運営委員長 宮島一夫議員登壇〕
〇議会運営委員長(宮島一夫議員) おはようございます。10番、宮島一夫です。議長の命によりまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。
本定例会の運営にかかわる議会運営委員会は、去る5月29日午前10時から開催をいたしました。出席者は、議長を初め、議会運営委員6名、委員1名欠席でした。私に連絡がありましたので、内容を吟味いたしまして許可をいたしました。執行部より、町長、副町長、総務政策課長にご出席をいただき、付議されます案件等について説明を受け、慎重に審議をいたしました。
その結果、会期は本日から6月12日までの7日間とし、本日は諸般の報告、行政報告、町長提出議案の一括上程、説明、一般質問を行います。
7日は一般質問を行います。
8日、9日は休日休会といたします。
10日は休会とし、午前10時から全員協議会を開催します。
11日は、午前10時から議案審議を行います。12日も午前10時から議案審査を行いまして、全議案審議、全日程終了次第、閉会することと決定をいたしました。
なお、会期日程につきましては、お手元に配付した会期予定表のとおりでございます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
以上をもちまして議会運営委員会の報告を終わります。
〇議長(上野 廣議員) ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日から6月12日までの7日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(上野 廣議員) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日から6月12日までの7日間に決定しました。
◎諸般の報告
〇議長(上野 廣議員) 日程第3、諸般の報告を行います。
議長より報告をさせていただきます。
初めに、本定例会の会期予定、議事日程及び議案等につきましては、お手元に配付しておきましたので、ご了承をお願いします。
次に、町長から、平成30年度滑川町一般会計繰越明許費繰越計算書の提出がありました。お手元に配付しておきましたので、ご了承をお願いします。
次に、監査委員から平成31年3月、4月、令和元年5月実施の例月出納検査の結果報告及び平成31年2月実施の定期監査の結果報告がありました。報告書は、事務局に保管してありますので、随時閲覧お願いいたします。
次に、本職宛て提出のありました陳情第3号及び第4号、辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について、国民的議論により、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承をお願いいたします。
次に、閉会中に議長が出席いたしました会議、研修等につきまして、報告書を配付してございますが、この場において幾つかを報告させていただきます。
5月15日に行政懇談会が開催され、議員各位とともに出席させていただきました。ありがとうございました。
それから、5月19日、第34回和紙の里文化フェスティバル及び観光懇談会が東秩父村和紙の里で開催されました。イベント等がたくさんございまして、大勢の皆さんの参加がございました。
5月24日、令和元年度比企郡町村議会議長会総会が開催されました。滑川町の議会議長が新会長に就任いたしました。
5月28日、令和元年度全国町村議会議長・副議長研修会が東京国際フォーラムで開催されました。研修会では、町村議会議員の議員報酬のあり方、最終報告について、作成していただいた3人の先生方からご講演がございました。費用弁償、政務活動費、議員定数なども対象にして検討しておりますので、大変参考になると思います。近いうちに報告書が出版されることになります。
昨日6月5日、令和元年度埼玉県町村議会議長会臨時総会が開催されました。新会長に峯岸寄居町議会議長、新副会長に井田三芳町議会議長と滑川町議会議長が就任いたしました。総会終了後、上田清司埼玉県知事に就任の挨拶をいたしました。
以上で諸般の報告を終わります。
次に、比企広域市町村圏組合議会臨時会の報告を松本幾雄議員、お願いします。
〔3番 松本幾雄議員登壇〕
〇3番(松本幾雄議員) 皆さん、おはようございます。3番、松本幾雄です。議長の命により、令和元年度第2回比企広域市町村圏組合議会臨時会の報告を申し上げます。
本臨時会は、5月23日午前10時に招集され、開会及び開議の宣言後、出席者の指定、会議録署名議員の指名が行われ、会期は1日限りと決定しました。
次に、議長の選挙が行われ、その結果、東松山市選出の福田武彦議員が議長に当選されました。
続いて、常任委員会の委員の選任及び正副委員長の互選結果報告で、総務委員会副委員長に滑川町議会、上野廣議員が、厚生常任委員会委員長に東秩父村議会、田中秀雄氏がそれぞれ選任されました。
それでは、提出されました4議案について報告します。
初めに、議案第15号 監査委員の選任については、議会選出の監査委員が欠員となったため、議会の同意を求めるものでございます。
なお、吉見町議会、宮ア雄一議員が選任されました。
議案第16号 財産の取得について、小川消防署嵐山分署に配備する災害特殊化学消防ポンプ自動車U型を取得するものについて議決を求めるものでございます。
議案第17号 財産の取得については、東松山斎場施設備品を取得することについての議決を求めるものでございます。
議案第18号 比企広域市町村圏組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例制定について、人事院規則の一部改正を鑑み、時間外勤務命令の上限時間に関する規定を追加したものでございます。
以上、議案第15号ないし議案第18号につきましては、全て原案のとおり可決いたしました。
なお、関係書類につきましては、議会事務局に保管してございますので、ごらんいただきたいと思います。
以上で令和元年第2回比企広域市町村圏組合臨時会の報告といたします。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 松本議員、ありがとうございました。
◎行政報告
〇議長(上野 廣議員) 日程第4、行政報告を行います。
吉田町長より一般行政報告をお願いいたします。よろしくお願いします。
〔町長 吉田 昇登壇〕
〇町長(吉田 昇) 皆さん、おはようございます。町長、議長のお許しをいただきましたので、開会に当たっての挨拶と一般行政報告を申し上げます。
本日は、第218回滑川町議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位には農繁期で何かとご多忙の中、ご健勝にてご出席賜り、開会できますことに厚く御礼申し上げます。
さて、本定例会は令和元年度一般会計補正予算を初め、9件の議案審議をお願いするものでございます。慎重審議を賜りまして、原案どおり可決決定をいただけますようお願いを申し上げます。
次に、一般行政報告を申し上げます。
平成30年度の各会計でございますが、去る5月31日をもって終了いたしました。厳しい財政状況ではありますが、ほぼ順調に推移することができました。詳細につきましては、9月議会で決算として報告申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
本年3月、町の基幹産業である農業の振興に必要不可欠な土地改良事業が上福田土地改良区、山田土地改良区、中尾土地改良区で完了し、記念碑の除幕式が行われました。
また、主要地方道路深谷―東松山線と深谷―嵐山線を結ぶ町道103号線の道路改良工事も完了いたしました。これは伊古―山田線でございます。
5月15日には行政懇談会を開催し、令和元年度の町の施策を区長さんを初め、地域の役員の方に説明をさせていただきました。そして、本年4月から新たに区長さんになられた15名の皆さんには、今後2年間にわたり住民と行政を結ぶパイプ役として、また地域における町づくりの推進役としてご活躍いただきます。
毎年恒例となっておりますターナちゃんポロシャツでございますが、今年の予約が5月30日をもって終了いたしました。枚数がまとまり、昨年を上回る544着の購入予約をいただきました。また、今年は子ども向けのTシャツも41着の購入予約をいただきました。広く滑川町をPRし、宣伝効果を高めていきたいと思っております。
次に、表彰関係でございますが、滑川消防団が災害の防御に関する対策について、その功績が特に優秀で、他の模範となる消防機関として消防功労者消防庁長官表彰を受賞されました。
また、5月の春の叙勲におきまして、教育行政の発展に尽力された大塚基司さんが瑞宝双光章を、滑川消防団元団長の石川地彦さんが瑞宝単光章を受章されました。
6月1日には、高齢者叙勲ということで、元滑川町議会議員の小久保竹さんが旭日単光章を受章されました。まことにおめでとうございます。
さて、春から夏にかけて、この時期、多くのスポーツやイベントが行われております。
5月11日、晴天のもと、第39回子どもまつりが開催され、元気な子どもたちの声が会場中に響きわたっておりました。
また、郡民体育大会も始まり、各競技においてすばらしい成果をおさめられております。選手の皆さんには、日ごろの練習の成果のたまものと思います。本当にご苦労さまです。
これら教育行政の詳細につきましては、後ほど教育長より報告があるものと思われます。
以上、主なものだけでございますが、挨拶と一般行政報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(上野 廣議員) ありがとうございました。
続いて、馬場教育長より教育行政報告をお願いいたします。
〔教育長 馬場敏男登壇〕
〇教育長(馬場敏男) おはようございます。教育長の馬場敏男でございます。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、教育関係について行政報告をさせていただきたいと思います。
今年度がスタートいたしまして2カ月余りが経過いたしましたが、おかげさまで幼稚園及び小中学校の教育活動は順調に推進しております。
議員の皆様には、入園式、入学式、さらには小中学校の運動会、体育祭に、大変ご多用の中ご臨席をいただきまして、まことにありがとうございました。特に運動会、体育祭では、日ごろの各校の教育活動の成果である児童生徒の姿、さらにはそれを支える教職員の細やかな指導を見ていただけたのではないかと思います。心より御礼申し上げます。
さて、埼玉県教育行政の動向でございますが、第3期埼玉県教育振興基本計画「豊かな学びで 未来を拓く埼玉教育」が3月に策定され、この中で社会の変化を正確に予測することが困難なこれからの時代においては、主体的に社会にかかわり、多様な人々との交流を通じて、新たな価値を創造し、人生や社会の未来を切り開くことのできる力の育成が求められております。この計画では、「未来を生きる力を育むこと」「多様な人々と絆を深めること」「生涯の学びと活躍を支えること」を視点とした取り組みが進められております。
本町におきましては、平成28年度からの5カ年計画でございます第2期滑川町教育振興基本計画が4年目に入りました。埼玉県教育振興基本計画の内容を盛り込みながら、引き続き「21世紀をたくましく心豊かに生きる子供たちの育成」を目指し、町民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、全力で取り組んでおるところでございます。
本年度も、国及び県より指定を受けさせていただきまして、人権教育推進地域事業を学校や教育委員会が中心となり、家庭、地域と連携した人権教育を推進してまいります。参加体験型学習や協働的な活動を通して、人権に関する知的理解及び人権感覚の育成に取り組んでまいります。
また、学力向上につきましては、4月に全国及び埼玉県学力・学習状況調査を実施させていただきました。その結果を分析いたしまして、個々の課題を明らかにし、課題に応じた効果的な指導法の研究を進めてまいります。
また、家庭学習を推進しております児童の主体的な家庭での学習の習慣化、また取り組み内容の充実が見られるようになってまいりました。本年度も引き続き、学校と家庭が一体となり、学力の向上に取り組んでまいります。
続きまして、児童生徒が生活の中で抱えている問題が多様化している状況でございます。このような中、県からの派遣で配置しておりますスクールソーシャルワーカーですが、本年度も町費で日数を増加させていただき、教育と福祉の両面に関する専門的な知識、技術を活用し、家庭訪問等を積極的に行っていただくなど、学校と家庭、関係諸機関とをつなぎ、問題の解決に向け尽力いただいており、成果を上げておるところでございます。
また、今年度もいじめ非行防止ネットワーク、町内生徒指導委員会、教育相談室会議等、校内だけでなく、学校及び関係機関との連携を一層推進し、いじめの防止対策、不登校対策にも引き続き全力で取り組んでまいります。引き続き、皆様に学校の状況をごらんいただき、ご指導、ご支援をお願いしたいと存じます。
続きまして、幼稚園・学校関係でございますけれども、今年度の園児及び児童生徒数でございますが、5月1日現在、幼稚園は247名、宮前小学校471名、福田小学校は162名、月の輪小学校558名、滑川中学校は626名という状況でございます。
各校・園の状況でございますが、幼稚園は県内有数の大規模幼稚園でございます。園児の状況も多様化してきており、課題も多くなってきております。そこで、子ども一人一人にじっくり丁寧に繰り返し指導ができるよう、本年度も各学級の人数を30人以下とさせていただき、教育の質の維持、向上に努めております。しかし、個別の支援が必要な園児も増加傾向にあり、人手不足は否めず、園長、副園長など担任以外の教員も補助に入り、学習・生活支援員を1名増員し、職員一丸となって日々の指導に当たっております。
宮前小学校でございますが、上野校長が2年目を迎え、「すべては子どもの笑顔のために」を合言葉に、「夢をもち未来を拓く子」の育成に向け、全教職員で取り組んでおります。そして、耳を傾ける「傾聴」をキーワードに質の高い魅力的な教育活動を推進するとともに、教育改革が進む中、学校のあるべき姿を目指した教育改善に取り組んでおります。
福田小学校は、西谷校長2年目を迎え、「豊かな知と心と体を育て、一人一人を生かす学校」を目指し、取り組んでおります。また、本年度につきましては、チーム福小に加え、ファミリー福小を掲げ、縦のつながりを重視する組織と横の助け合いを重視する集団とを絡ませ、教職員一丸となって、さらなる教育の質の充実に努めているところでございます。
月の輪小学校でございますが、本年度、長島校長を迎え、「子供たちが持っている力を最大限に引き出し、知・得・体のバランスのとれた児童を育成」を掲げ、「梵事徹底」「教育の成果は子どもの変容」「前年度踏襲は後退」を学校経営の基盤とし、教職員が一丸となって地域コミュニティーの核となる学校づくりに取り組んでおります。
滑川中学校は、本年度、八木原校長を迎え、「笑顔と幸せがあふれる滑川中学校」を目指す学校像に掲げ、自信と誇りを持って行動できる生徒の育成を目指し、生徒の願いを受けとめ、常に成長期であること、現状に満足しないことを生徒、教職員の共通の指針といたしまして、地域とともにある学校づくりに励んでおります。本年度もティーム・ティーチングやICTを活用し、「わかる」「できる」授業の推進に努めております。
なお、幼稚園・小中学校とも安心安全を重要課題とし、教育環境整備に努めるとともに、地域の方々にも自主防犯活動、子ども110番の家、通学ボランティア等の活動を継続して行っていただき、毎日の学校生活を行っております。
また、小学校は令和2年度、中学校は令和3年度から新たな学習指導要領が全面実施となります。学習内容が大きく変わることから、新たな教材や資料などが必要となってくる時期となります。
いずれにいたしましても「滑川町の子供は、町で育てる!」、このことを基本に据えまして、町の宝であります子どもたちの健やかな成長を目指し、幼稚園、小中学校が連携し、同一歩調で子どもの指導に当たれるような体制、仕組みをしっかり構築し、教育を充実させてまいります。
次に、各校の施設整備事業について報告をさせていただきます。
今回の補正予算ですが、歳入予算といたしまして、文部科学省からの内定をいただき、教育費の国庫補助金、小学校費国庫交付金、学校施設環境改善交付金といたしまして140万8,000円、中学校費国庫交付金、学校施設環境改善交付金といたしまして139万9,000円を計上させていただいております。
充当する予算につきましては、月の輪小学校及び滑川中学校の耐震補強工事の補正予算をお願いしたところでございます。これは、昨年度実施させていただきました学校施設の非構造部材及び特定天井の耐震点検を行った結果を受けて対応するものでございます。月の輪小学校の多目的ルーム天井耐震補強工事に475万2,000円、滑川中学校の北側の昇降口ホールの天井耐震補強工事に469万8,000円を予算として計上させていただいております。
次に、宮前小学校では、緊急修繕料といたしまして、体育館入り口の雨漏り修繕費10万円、体育館ステージ上の電動巻き上げスクリーンの修繕費194万4,000円を計上させていただきました。いずれも安全に配慮し、夏休み中に工事を行う予定でございます。宮前小学校につきましては、体育館、プールの老朽化により今後も修繕が見込まれております。
備品購入費につきましては、学習指導要領が改訂されることによりまして、新たにプログラミング教育が導入されます。その教材費といたしまして、宮前小学校に17万9,000円、月の輪小学校に10万4,000円を計上させていただきました。
小中学校の施設整備等につきましては、子どもたちが安全で安心して生活、学習ができるよう、建物、設備、備品等の子どもたちを取り巻く全ての環境に着目し、それぞれの学校の特色に合わせた整備を行っていきます。また、災害時の避難場所という役割にも着目しつつ、機能性、安全性のより一層の充実を目指し、町財政状況を念頭に入れた計画的、効率的な整備、維持、管理を実施してまいりたいと思っております。今後におきましては、議会からのご指導並びにご理解・ご協力もよろしくお願いいたします。
生涯学習関係でございますが、今年度も「寿学級」を6月12日よりスタートし、16地区15会場で年間3回実施をさせていただきます。行政バスを利用しての視察研修でございますが、本年度は本庄市の塙保己一記念館、塙保己一旧宅と周辺の文化財を見学する予定でございます。
公民館関係では、先ほど話にもございましたが、39回の子どもまつりのほうを5月11日に実施させていただきました。滑中吹奏楽部のオープニングの演奏で開会し、各方面からの大勢のボランティア、スタッフの応援で、例年にも増して盛大に開催することができました。子どもたちは、おもちゃづくりの体験や科学実験ショーで盛り上がり、できたてのおだんごを親子で頬張るなど、大変楽しんでおりました。当日の参加者でございますが約1,800名で、子ども向けのイベントとしてしっかり定着をしてきているかなというふうに考えております。
このおまつりの中ででございますが、ターナちゃんと東日本大震災義援金への呼びかけや、発展途上国にワクチンをプレゼントするためのペットボトルキャップの回収にも大勢の方の協力をいただき、義援金が5,777円、ペットボトルキャップが2万769個という成果を得られました。今後も復興支援やみんなで参加できる援助を考えながら、継続していきたいと考えております。
前期公民館教室につきましては、「書道」「押し花クラフト」「秩父ハイキング」「大人の社会科見学」の各教室を企画し、5月より順次開講しているところでございます。
小学生対象には親子の触れ合いの場の提供として、「親子ふれあいクッキング」を5月18日に開催し、カレーづくりにチャレンジをいたしました。6月8日にも「親子ふれあいクッキング教室」を企画しております。
平和啓発事業といたしましては、埼玉県平和資料館より展示資料を借用し、「戦争と平和を考える2019」をコミュニティセンター1階ラウンジで8月1日から18日まで開催する予定でございます。
図書館におきましては、「子ども読書の日おはなし会」を4月27日に開催いたしました。この事業は、幼少期から絵本や紙芝居になれ親しんでいくことを目的に、ボランティアの方々の協力をいただき開催しているもので、今年度も多くの親子の方に参加していただきました。
生涯スポーツ関係でございますが、4月27日に予定しておりました町のグラウンド・ゴルフ大会でございますが、残念ながら天候に恵まれず中止とさせていただきました。しかしながら、5月25日に小川町を会場として開催をされました比企地区グラウンド・ゴルフ大会では、選抜チーム2チームがそれぞれ第3位、第4位、個人入賞は2位入賞と大変ご健闘いただきました。5月18日には、世代交流輪投げ大会では老人クラブ連合会の皆様を中心に210名の参加を得て、活気のあるすばらしい大会が開催できました。
続きまして、今年度で53回を迎える比企郡民体育大会が、吉見町を幹事として現在比企郡内の会場で開催しております。5月12日から9月2日にかけ14競技が行われます。滑川町の選手が各競技におきまして好成績をおさめております。6月1日までの結果でございますが、ソフトボールの40歳以上、それから無制限、バスケットボール無制限男子、35歳以上男子、無制限女子、柔道団体戦が優勝を飾っておるところでございます。
スポーツ推進委員関係でございますが、本年度2年目を迎え、委員の方々には引き続き町の健康づくりやスポーツの振興にご尽力いただいております。今後もスポーツ協会、スポーツ推進委員と連携し、スポーツを通じて地域の触れ合いや仲間との交流を深めるために、より多くの住民が参加できるようなスポーツ事業を検討、展開していきます。
文化財関係では、今年度もエコミュージアムセンターで「比企地区巡回文化財展」を11月に開催する予定でございます。
最後に、エコミュージアム関係では、町の魚であるミヤコタナゴの増殖に取り組んでおるところですけれども、今年度は3月の中旬より人工繁殖を始めたのでございますが、繁殖の状況がただいま芳しくなく、現在誕生した稚魚はおよそ30匹という状況でございます。
また、7月30日から8月4日に、毎年恒例となりました「ザリガニ釣りにチャレンジ」を予定しております。身近な自然と触れ合う機会や体験の場の提供にも努めてまいります。
以上、大変雑駁ではございますが、教育関係の報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(上野 廣議員) ありがとうございました。
以上で行政報告を終わりにします。
◎町長提出議案の一括上程、説明
〇議長(上野 廣議員) 日程第5、議案第32号から日程第13、議案第40号までの9議案の一括上程を行います。
事務局長に朗読をお願いいたします。
〔事務局長朗読〕
〇議長(上野 廣議員) それでは、吉田町長より提案理由の説明をお願いいたします。よろしくお願いします。
〔町長 吉田 昇登壇〕
〇町長(吉田 昇) 町長、議長のお許しをいただきましたので、本定例会に提案をいたします議案の説明を申し上げます。
議案第32号 滑川町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の省令の一部改正に伴い、放課後児童支援員認定資格研修の実施機関について、改正をお願いするものでございます。
議案第33号 滑川町都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例の制定については、公共下水道供用開始区域の拡大に伴い、所要の改正をお願いするものでございます。
議案第34号 令和元年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ911万7,000円を増額し、歳入歳出それぞれ59億960万3,000円としたいものでございます。人事異動による人件費の補正及び小中学校施設の改修が主な内容でございます。
議案第35号 令和元年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額は16億240万円で変わらず、特定健診においての眼底検査導入が主な内容でございます。
議案第36号 令和元年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額は3億6,300万円で変わらず、人事異動による人件費の補正が主な内容でございます。
議案第37号 令和元年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額は9,450万円で変わらず、人事異動による人件費の補正が主な内容でございます。
議案第38号 令和元年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定については、人事異動等に伴う収益的支出を73万7,000円減額したいものでございます。
議案第39号 町道路線の廃止については、町道路線の整備のため、道路法の規定に基づき、廃止をお願いするものでございます。
議案第40号 財産の取得については、農村公園用地として土地を取得したいので、議決をお願いするものでございます。
以上、9議案を提出させていただきます。
なお、詳細につきましては、その都度、担当課長よりご説明申し上げます。慎重審議を賜り、原案どおり可決、決定をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、提出をいたします議案の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(上野 廣議員) ありがとうございました。
暫時休憩いたします。再開は11時といたします。よろしくお願いします。
休 憩 (午前10時43分)
再 開 (午前11時00分)
〇議長(上野 廣議員) 再開します。
◎一般質問
〇議長(上野 廣議員) 日程第14、一般質問を行います。
一般質問は通告順に行います。答弁を含み50分とします。残り時間は表示板に示しております。質問形式は対面一問一答方式とします。
議長より指名を受けた質問者は、最初から質問席につき、1回目の質問は通告した質問事項全てを一括質問します。そして、一括答弁を受けます。2回目の質問からは、1回目の質問順位に関係なく一問一答方式とします。ただし、1回目に一括質問をしないものは、再質問できないものとします。
◇ 服 部 幸 雄 議 員
〇議長(上野 廣議員) 通告順位1番、議席番号8番、服部幸雄議員、ご質問お願いします。
〔8番 服部幸雄議員登壇〕
〇8番(服部幸雄議員) 8番、服部幸雄です。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づいて一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。
1点目は、北部活性化の取り組みと今後の展望についてです。
北部地区の過疎化対策と今後の取り組みと対応について質問いたします。
過日、埼玉県企業局の計画造成担当の方に、電話ではありましたが、人口が増加している滑川町ではあるが、特に滑川以北の過疎化の現状について説明し、何点か質問いたしました。
私の質問の1つは、県企業局の企業誘致へのかかわりです。工業団地や産業団地としての身近な花見台工業団地について尋ねますと、山林等の用地買収は地元自治体が出資をし、買い上げは企業局とのことでした。
県にした質問その2です。造成費用についてですが、造成費用は企業局が負担するとのことでした。そして、埼玉県の産業団地の分譲としてホームページに載せていました。開いてみると、花見台拡張産業団地のエントリーは既に終了し、全て企業で埋まっているとのことでした。アクセス等もよく、人気のある産業団地という見解でした。ちなみに、ネットで企業誘致と検索をかけると、比企郡等では滑川と東秩父を除く全ての町村が掲載されていました。ときがわ町の例では、企業立地支援制度の概要が載っており、適用条件としては埼玉県基本計画における促進区域内で、県知事による地域経済索引事業計画の承認が必要とうたわれていました。つまり産業団地としての要件を満たすのが必要ということです。また、固定資産税の優遇措置や雇用促進奨励金、町内に住所を有する方を採用した場合は1人30万円を交付との説明もありました。産業団地という縛りだと、幾つかクリアしなければならないことがあるようですので、もっと小回りのきく柔軟な対応で滑川町は臨んだらいかがでしょうか。
そして、企業局に一番質問したかったのは、滑川町の現状から耕作放棄地として点在する1反、2反という狭い土地の扱いについてでした。耕作放棄という言い方はやや乱暴かもしれません。畑を耕作したくても、高齢のため農作業ができずに、やむを得ず耕作をしていないケースが多いように思われます。別に農作業がやりたくなくて放置しているわけではないように思います。また、除草だけはしているが、どなたかに借りていただき、有効活用してもらいたいと思っている家庭も多いようです。これが農地を抱えている高齢化家庭の実態です。
なお、産業団地としての扱いは最低でも1ヘクタールからなので、企業局が直接抱えることはできないとのことでした。そして、企業局からアドバイスがあったのは、地主との協議を行い、売却や借地としての希望があるなら、町が仲介し、ホームページ等に掲載し、小口の企業誘致を行う方法もあるとのことでした。
企業局への質問を私なりに考えたのは、小規模な企業誘致に的を絞り、本町として迅速で現実に即する行動が今必要なのではないかということです。こういうぐあいに提案する裏側には、北部内のインフラ整備がちょっとおくれている、東上沿線に比べればおくれている地区がある、そんなような感想を持っている住民の方もいらっしゃるというところです。バランスある滑川町の南北の発展のために、その対策が急務と考えます。
また、空き家対策もそろそろ何らかの手を打つべきです。年を追うごとに空き家がふえているのが現状です。戸建てのため朽ちていく家屋や、二束三文で業者に買われていく家が今後もふえ、過疎化が進んでいくでしょう。これは、滑川町の財産の損失です。借家として貸し出すことや移住希望者に適切な金額で購入を促す等、何らかのアイデアが必要な時期に来ていると思います。現状から察するに、10年、20年後にはさらに空き地はふえていくでしょう。先日のNHKのニュースで、ある県の過疎化に悩む自治体は、行政が率先して借家対策に対応し、少し成果等を上げているというような報道もありました。
そこで質問です。まず、北部活性化委員会という組織があるようなのですが、そちらの組織の目的と活動の状況を教えていただきたいと思います。
質問の2、町が以前から県に要望している花見台工業団地から熊谷に抜けるアクセス道路の見通しと、そこが実現したときの周辺の開発についての青写真をお聞かせください。
質問の3つ目、産業振興課はさまざまな業務を抱えている現状がありますが、過疎地対策として、10年、20年後を見据えた北部の開発を喫緊の課題として行動を起こしていただきたいと考えています。この現状を打破するために、執行部や議員との共同チームで町内の現地視察を行い、過疎化対策や耕作放棄地の企業誘致としての活用と雇用促進の一助となるよう、今後の対策を柔軟に練っていくことは可能でしょうか。
質問の4つ目です。条件を整え、企業誘致のホームページを開設する予定はございますでしょうか。
質問の5つ目です。次第に進む北部地区の過疎化に、今後の全体的な対策としてどのような展望を持っていらっしゃるかお聞かせいただきたいと思います。
質問の大きな2点目です。町内の通学路の危険場所の対応についてであります。
5月8日、滋賀県の大津市で歩道を信号待ちしている保育園児の列に車が突っ込み、2歳児の2人が死亡し、1人が重体、13人が重軽傷を負った非常に悲惨な交通事故が発生いたしました。児童等には一切の過失はなく、運転者の判断ミスから招いた悲惨過ぎる交通事故でした。亡くなられた児童の方には心からのお悔やみを申し上げるとともに、二度とこうした事故は起こらないようにしたいと深く肝に銘じました。しかし、その後、全国でも類似した交通事故が頻繁に起こっているのが現状です。
昨年の8月30日、山田の町道106号線で中学生男子とタクシーによる悲惨な交通事故が発生し、中学生男子はいまだに意識が回復していない状況が続いています。家族も看護に疲れ果てています。前途ある若い中学生の将来を奪い、家族を奈落の底に突き落とした交通事故を防止することは喫緊の課題です。
昨年、地域から東松山警察署に提出した60キロを40キロ規制道路にの要望に対して、警察からは保留の回答があったのみで、その後は何の連絡もありません。保留の理由は、この106号線の町道はカーブが多く、それほどスピードは出せないはずだ、それと埼玉県警は今後は40キロ規制の県道を60キロに引き上げる方向だというような2点が書かれていました。この回答を聞いた私たちは、あいた口がふさがりませんでした。全く住民の要望を無視した回答でした。その後、再度要望書を提出しましたが、いまだに何の回答もありません。県警本部長が昨年8月の就任時にコメントした県民の安全と安心を全力で守るとの公約に相反する回答でした。
その後、吉田町長さんにも東松山警察署に出向いていただき、再度要望していただきました。私も昨年の暮れ、警察の速度規制担当者と直接お会いし、話し合いを持ちましたけれども、前向きな回答は得られませんでした。
私たち住民の願いは、歩道もないのに60キロのままの町道を40キロにしてほしいの1点です。事故後の現在も、登校時間帯に東松山方向に向かう自家用車やトラックが狭い道路をかなりのスピードで走り抜けていきます。児童生徒は、相変わらず町道の端っこを用心深く歩いています。毎朝、児童につき添ってくれる通学ボランティアの皆様には深く感謝申し上げます。
その後、警察の対応で、この通告書を出しました後、動きがありました。5月22日、山田の区長と小久保県議、それからあと山田の交通指導員、それからあと役場の総務課の方、そして私で警察と話し合いを持つことができました。交通課長さんも出てきてくれました。そこで、第3回目の要望書を直接手渡しいたしました。すぐにこちらの思うような回答がなかったのですけれども、1つ警察からの提案があってよかったな、一歩前進かなと思うのは、それでは実務者会議を開きましょうと交通課長さんからの提案でした。これの提案を受けて、実際にそちらの方向に向かっていく、そういったことを私たちは強く思っています。
そこで質問なのですが、地域住民、教育委員会、総務政策課と東松山警察の担当者と今回の要望の件で話し合う機会を設けていただけないでしょうか。そして、機会があるごとに歩道のない町道の通学路を40キロの規制道路としてもらえるよう要望を警察に伝えていただきたい。第2、第3の交通事故が発生してからではおそ過ぎます。交通事故回避の対策は、大人たちの役目であるからだと思います。今回私が3回目の要望書を持っていったのですが、これは私の個人的な感想とすれば、警察の方が非常に鈍い対応、そういったことに対する私たち住民の警告書でもあります。そんなことを含めて、ぜひ話し合いを持っていただけたらと思います。
それでは、質問の2つ目ですが、他地区の通学路でも似たような悪条件の道路があると思いますが、その対策がありましたらお聞かせください。
質問の3つ目です。40キロ規制道路が実現するまで、せめて交通事故防止の万全な対策ではないにしろ、グリーンベルト等の対策等をとっていただけないでしょうか。以上、交通事故防止に対する質問です。
3つ目が小学校の低学年児童のランドセルの中身の軽減についてです。
以前から近隣の小学校の保護者より、1年生の教科書の入ったランドセルが重過ぎるとの困り事を耳にすることがありました。福田小学校の校長先生にこの件についてお尋ねしましたところ、宿題等のある場合を除き、不必要な教科書は学校に置いていくよう指導しているとのことでした。また、入学説明会ではランドセルでなくてはいけないという説明はしていないとのことでした。しかし、現状は全員がランドセルでの登校が実態です。
そこで質問なのですが、小学1年生の体力や通学距離を考えると、教科書の持ち帰りの工夫や通気性のよい化繊のバッグ、かばん等の軽量化の使用も今後さらに検討が必要かと思われます。教育委員会の見解を教えていただきたいと思います。
以上ですが、よろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) 順次ご答弁をお願いします。
1、北部活性化の取り組みと今後の対応についてのうち、北部活性化委員会及び嵐山小川インターチェンジアクセス道路についてと、2の町内の通学の危険場所の対応のうち、山田地内の町道の要望の話し合いの機会についてと交通事故防止の対応策についてを大塚総務政策課長、1の北部活性化の取り組みと今後の対応についてのうち、北部の活性化に伴う共同チームによる現地視察についてと企業誘致についてと北部活性化についての関係住民との話し合いの場についてを服部産業振興課長にお願いします。2の町内の通学路の危険場所の対応のうち、山田地内の町道と同様な条件の悪い通学路対策についてと、3の小学校の低学年児童のかばんの中身の軽減等についてを澄川教育委員会事務局長に答弁をお願いいたします。
初めに、大塚総務政策課長、ご答弁をお願いします。よろしくお願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、服部議員さんの質問の北部活性化委員会の組織の目的と活動の現状についてを答弁いたします。
北部活性化委員会は平成13年3月に策定された第4次滑川町総合計画前期計画の土地利用構想の農村的土地利用として北部地区、滑川以北の土地利用について、大規模な住宅開発は望まないものの、居住人口の確保を図るために優良田園住宅制度等の適用を図り、自然環境や農村環境と調和した住宅立地を誘導すること、あるいは福田小学校や松寿荘等の周辺には、地域での生活機能を支援する地域支援活動施設や福祉、雇用の場としての整備を進めること、また小規模な工業団地の検討や先端技術を誘致することで北部地区の活性化を図ることが位置づけられました。これらの実現のために、翌年、平成14年2月、北部の5行政区の選出の町議会議員、それから5地区の区長さん、農業委員会の代表者、知識経験者で組織した北部活性化委員会が組織され、活動が開始されました。
主な活動内容としては、住宅開発部会、工業団地立地部門委員会、谷津の里づくり部門委員会が設置され、活動を展開してまいりました。
住宅開発部会においては、平成14年から活動を開始し、和泉ふれあい広場の住宅分譲が検討されましたが、区域指定の問題が発生し、開発手法等の手詰まりから中断となっており、現在は他の団体に買収をされております。
また、工業団地立地部門委員会では、現在の産業ゾーンに企業誘致を図りましたが、企業の撤退やバブル崩壊などの影響により実現を見ませんでした。しかし、福田の東京ファスナー跡地には工場誘致を実現しております。
さらに、谷津の里づくり部門委員会においては、旧松寿荘跡地に谷津の里を整備、その後、伊古や中尾、ぶんやまの里ができる先駆け事業となっております。委員会の現状につきましては、その時々の情勢を考慮、検討してきたものの、総論賛成各論反対的な現状が最後まで打破できずに、どうしても会議の内容が堂々めぐりの議論となってしまうことから、平成26年1月15日の最後の会議をもって活動を一旦休止しております。
続いて、質問2のアクセス道路の見通しと青写真について答弁をいたします。嵐山小川インターチェンジから花見台工業団地の北に抜け、和泉地区を通り、熊谷市荒川南部を通過、久下橋に向かう広域幹線道路の整備について、常に滑川町がリードオフマンとして、吉田町長が先頭に立ち、県道としての整備を熊谷市、嵐山町及び滑川町の1市2町で会議を進め、意思の統一のもとに県知事に要望書の提出、埼玉県町村会、埼玉県議会、自由民主党県議団、国民民主党埼玉県総支部連合会、立憲民主党埼玉県連合を通じてしっかりと要望活動を通じております。
県の回答としては、埼玉県では嵐山小川インターチェンジの開通に合わせたアクセス道路としては、県道熊谷小川秩父バイパスの整備を実施しており、現状では県の管理道路ネットワークとしての必要な機能は確保されているという考えで、あくまでもしゃくし定規的な正式な回答になっておりますが、吉田町長を中心に各首長、各政策建設課の毎年行っている県知事要望により、昨年平成30年11月29日、要望においては上田知事本人から、圏央道や東京外環もあり、埼玉の地位がますます高まってきている。アクセス道路の計画地区は嵐山花見台工業団地の整備も進んできているので、ただ線を引っ張ればいいのではなく、事業効果だとか、路線がどこが一番いいのだとか少し考慮しなくてはいけない、どことどこをつないだらいいのか、事業効果が上がるか等々の話を直接本人からコメントをいただいております。具体的な青写真を描ける段階にまではなっていない現状ではありますが、町長が言われる町長任期中にはめどを立てたいという町長の強い意志と、さらには今後の埼玉県のビジョン等に反映できるように要望活動は強く進め、埼玉県の方向性を確定させ、沿線に企業誘致ができるよう、10年後、20年後を見据えた活動を展開していきます。
続いて、町内の通学路の危険場所の対応の中の山田地区の交通事故防止の対応策について答弁いたします。
質問対象の町道106号線は、山田、根岸、山王地域を通過する生活道路ではありますが、議員ご指摘のとおり朝夕の通勤等の抜け道として使われ、交通量が多くなる一方で速度規制がされていないことから、法律的には制限速度が60キロとされている道路でございます。
平成29年11月30日、服部議員さんより速度40キロ規制の要望、速度規制の標識設置の掲示等について、東松山警察署と相談、調整された結果をもとに、速度規制表示等の要望が地元住民一同として要望されて以来、積極的に地域の安全確保のために要望活動いただいておりますことに対しましては、心から感謝を申し上げる次第でございます。
昨年の平成30年7月23日に、服部議員さんらの計らいで東松山警察署長への山田地区106世帯303名の署名を添付した速度規制の要望申請がされておりますが、地域の熱い願いむなしく、9月には地区要望についての保留の回答がなされております。そして、この申請期間中の8月30日には、地元中学生が重篤な事故に遭ってしまい、まことに残念な結果となっております。
町としましても、服部議員さんを初めとした地元関係者の要望内容はその都度聞いておりますので、東松山警察署長を含め、関係者に対して町長、副町長からもこのお話を伝えておりますが、なかなか明確な回答は得られない現状にあります。
このような状況下、先月の5月22日、服部議員さんを初め、山田の安斎区長さん、地元交通安全協会の鈴木さん、さらには小久保県議にも同席をしていただき、3度目の要望書の提出をしていただきました。今回服部議員さんからは、昨年来の経過、話し合いを踏まえて、地域住民、教育委員会、総務政策課、東松山警察署と今回の要望について話し合う機会の設定をしていただけないか、さらには機会あるごとに40キロ規制の要望を町から警察署へ伝えていただけないかという要望をいただいております。まず、話し合いの持ち方として考えているのは、町が警察と地元の間に入り調整を図りたいと考えております。
今回の5月22日の要望の効果と申しましょうか、初めて警察署のほうから町と詳細を詰めていきたい申し出があり、本日の6月6日ですが、総務政策課、建設課と警察で話し合いを持つことになっております。私どもの担当者には60キロ制限から40キロ制限にするための障害は何なのか、何かの縛りがあるのか、または予算的な問題があるのかという具体的な話し合いをするように本日指示がしてありますので、何らかの進展があることに期待しております。情報が入り次第、服部議員さんを初め地元関係者にお伝えをしたいと考えております。
要望につきましては、当然のごとく機会あるごとに町長、副町長、各担当も要望しており、今後もその姿勢は変わりません。先月の東松山警察署への再要望の際も、町担当者も同席させていただきましたが、今後も地域からの要望があれば、その都度、関係機関と調整を図りたいと考えております。ただし、警察も埼玉県内同様な対応を図っていることや地域要望の詳細の詳しい把握、受け付ける警察担当者の熱意の問題、議会の問題、それらに伴う規制の変更等の検討など、いろいろな角度からの回答をするわけでございましょうから、即座に回答ができず時間を要しているのだという、私どもにも譲歩した理解をしなければならない部分もあります。地域の皆様の不安が一日も早く解消できるように、地域の皆様の要望活動を支援し、町としても努力をしていきたいと考えております。
もう一点、グリーンベルトの設置に関係することですが、本地区の安全対策について、そもそも警察のほうから、東松山市野田の道路や滑川町の森林公園東通り線など、周辺道路の40キロ制限に合わせる規制をお願いした代案として、グリーンベルトを設置し、車道部を狭めることにより走行に負荷をかけ、自然と60キロを出せないようにするという警察担当者の考えと聞いております。
また加えて、町ができるほかの安全対策も実施し、それでも効果がないようなら40キロに規制するとの話が警察担当者から話されたという報告も職員から聞いております。この提案には地元住民のご意見と同じように、耳を疑うとしか言いようがなく、車の通行条件を高めるために、地元の皆様の貴重な土地の提供をいただき、高額な建設費をかけて改良した道路をわざわざ走りづらくする意味がどこにあるのか疑問を持ちます。
組織と組織の関係で、この場で相手を非難するのはいかがな話かと思いますが、早急に地元要望である60キロ制限を40キロに制限すること、道路標示をしっかりすることを実現し、そして生活道路であることへの運転手のマナー、モラルを町としても警察と協力して、標識等による啓発を進めていくことが経費を最小限に抑える安全対策と考えております。
そもそも論になりますけれども、グリーンベルトにつきましては、歩道のない道路では歩行者の優先帯として車道分と分離をさせる、つまりドライバーの視覚に訴えることで歩行者の安全対策に非常に効果があることとされております。山田の当地区道路につきましては歩道がありませんので、そういった安全対策も考え方としては必要ではございますが、現在町の全体道路整備計画の中でもグリーンベルト設置の構想はないわけで、今回の警察の回答等の経過を受けての設置となりますと、次元の違う話になるかと思います。それは、グリーンベルトによる歩車道の分離により、車道分を狭め、歩行者の安全の確保、さらには警察が言われる走りづらさが加わることによって、60キロ走行が難しくなるとしましたら、60キロのスピード規制が有名無実化して、あえて40キロ規制にしなくてもいいという考えから、地元要望が先送りになってしまうのかという懸念が起きます。しかも走りづらくてもスピードを出す人は必ずいます。だからこそ、40キロ規制で法的に縛りをかけ、罰則を設ける必要があると考えます。
また、服部議員さんのご指摘のグリーンベルト設置の要望も十分理解をしますが、将来構想として、滑川町全体でグリーンベルトの設計、計画を立てるとなれば、やはり歩行者の多い道路または子どもたちを守るとすれば、通学児童が集まる小学校の近くが優先度が上がると考えます。
また、山田地区のグリーンベルトについては、試算上1,500万円という高額な予算も伴うこともあり、そこにグリーンベルトを設置することが山田地区道路の速度規制を促す明確な理由とならない限り、現状では他の安全対策事業として実施するには優先順位は低く、非常に厳しい状況にあると考えます。警察署が言われるグリーンベルトを引くことが速度制限効果につながるとは思えませんので、これは別の次元の安全対策の一つと考えております。
まずは、第1要望である地元要望と同様の考えで、速度40キロ規制を町も実現できるように今後対応していきたいと考えますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。
以上、答弁といたします。
〇議長(上野 廣議員) 続きまして、次に服部産業振興課長、ご答弁をお願いします。
〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 服部進也登壇〕
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(服部進也) 産業振興課長、服部議員さんの北部活性化の取り組みと今後の対応ついてのうち、北部の開発に伴う共同チームによる現地視察について、企業誘致について、北部開発についての関係住民との話し合いの場についてをご答弁させていただきます。
初めに、北部地区の開発に伴う共同チームによる現地視察についてのご質問に対してですが、必要がある場合は、共同チームの行動を起こすことは可能と考えてございます。現段階では、先ほど総務政策課長がお話をさせていただきましたが、北部活性化委員会の段階で途中で終わっているという状況でございます。現段階でもそのようなことで考えてございますので、必要がある場合には可能と考えておりますので、よろしくお願いします。
次に、ご質問のある耕作放棄地の活用と雇用促進についてですが、対応を一緒にすることは考えてございません。耕作放棄地を小口の企業誘致先に考えた場合、大部分の耕作放棄地の現状は農地への進入や水利が不便なため、放置された土地と思っております。大型車の乗り入れのできないようなこのような土地を企業が選定することは考えられません。よって、不便な土地でも放置されないような手段として、果樹等の推進、新規作物導入に対する苗木補助を町で行っておりますので、ご理解いただきたいと考えております。
続きまして、企業誘致についてのご質問に対してですが、町のホームページではご指摘のとおり、企業誘致のページがございません。滑川町の条例検索画面から企業誘致の条例を検索するのみとなっております。今後、町のホームページ上に企業誘致に関するページを作成する予定となっておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、ご質問のある企業誘致先進地の視察ですが、企業の進出に合わせた柔軟な行動は考えておりますが、現段階では考えておりません。
最後に、北部地区についての関係住民との話し合いの場についてのご質問に対してですが、現段階では予定はございません。企業誘致に必要がある場合には話し合いや視察等の柔軟な行動は行っていくように考えてございます。また、今までにも各課において住民に対するアンケートを各種実施しており、今後も住民参加による滑川町の進むべき方向性を注視しながらの行動は行っていくものと考えられます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) ありがとうございました。
次に、澄川教育委員会事務局長、答弁お願いします。
〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
〇教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、服部議員のご質問に答弁させていただきます。
まず最初に、大きな質問の2、町内の通学路の危険場所の対応をということで、地域住民、教育委員会、総務政策課と東松山警察署の担当者と今回の要望の件で話し合う機会を設定していただけないでしょうか、そして機会あるごとに強く40キロ規制への要望を警察に伝えていただきたい、こちらのご質問に答弁させていただきます。
先ほど服部議員のご質問の中にもありましたが、5月22日の協議の際に、東松山警察署から実務者会議の開催について提案があったようでございます。そのような機会がもしありましたら、教育委員会としてもぜひ調整させていただき、出席のほうをさせていただければと考えます。
山田の町道106号線の40キロ規制、この実現につきましては、登下校に限らず、休日や夏休み、春休みといった長期休業期間等においても、そこを通行する子どもたちにとっての安全性の向上に直接つながることかと思います。このことを協議の場を含め、機会あるごとに教育委員会としても訴えていきたいと思います。
続いて、質問の2、他地区の通学路でも似たような悪条件の道路があると思いますが、その対策を聞かせてほしいとのご質問に答弁させていただきます。
通学路とは、各学校が児童生徒の通学の安全の確保と教育的環境維持のために指定している道路と一般的には提示されております。そのため、悪条件の道路に限らず、通学路全般で交通安全、防犯、防災の3つの観点で安全対策を行う必要があり、その実施に努めております。また、その際、保護者、地域はもとより、警察、道路管理者等、関係機関と緊密な連携を図りながら対策を進めるとともに、小学校、中学校といった校種や学年等に応じた安全教育を計画的、継続的に実施する必要がございます。
交通安全は、通学中のさまざまな交通場面における危険に対する安全対策、防犯は通学中の声かけやつきまといなど犯罪に対する安全対策、防災は通学中の水路の増水や崖崩れなど、災害発生時に対する安全対策となります。
具体的な対策といたしましては、通学路の状況や児童生徒への指導のため、教職員による巡回等を定期的に行い、校種、学年、地域の実情に応じた的確かつ具体的な安全教育を実施する。2として、保護者、スクールガードリーダー、通学ボランティア等と連携した登下校の見守り活動を行う。3つ目として、登下校に当たって注意すべき事項やマナー、ルールについて、交通安全教室や授業、立哨指導時など、定期、不定期に子どもたちに対し指導を行う。4つ目として、交通状況の変化等に応じて通学路の変更を検討することや安全施設の設置等を依頼するなど、関係機関への要請行動を行う。こういったことを実施しております。
子どもたちを取り巻くさまざまな環境に応じて、学校、教育委員会のみならず、保護者、PTA、地域の団体、警察、道路管理者等、通学路にかかわる全ての関係者がそれぞれの役割を確認し、連携、協働しながら、さまざまな方法、手段で子どもたちが安全安心に登下校できるように対策を講じることが重要であると考えます。今後も学校での安全指導、保護者、スクールガードリーダー、通学ボランティアの皆様方と連携した登下校の見守り活動を行っていくとともに、通学路の危険箇所の把握を行い、対策が必要な箇所については必要に応じて警察、道路管理者等の関係機関への改善要望等の連携を図る中で、通学路の安全対策をより強化し、子どもたちの登下校の安全確保に努めてまいりたいと思います。
続いて、大きな質問の3、小学校の低学年児童のかばんの中身の軽減等についてです。小学1年生の体力や通学距離を考えると、教科書の持ち帰りの工夫や通気性のよい化繊のかばん、バッグ等の軽量化したものの使用も今後も検討が必要と思われる、教育委員会の見解を教えてくださいとの質問に答弁をさせていただきます。
小学校及び中学校の教科書については、近年ページ数の増加が見られ、またサイズもB版からA版へと大型化している傾向が見られます。このような状況の中、服部議員のご質問の中にあるように、通学時の負担軽減策として教科書や教材の持ち帰りについて学校に置いていく指導を行っております。どのような教科書、教材を持ち帰らせ、どのような教科書、教材を置いて帰らせるかについては、児童生徒の発達段階や学習上の必要性、通学中の負担等の実態を考慮し、各学校、各学年において適切に判断し、実施していただいております。
例えば、小学1年生に対してですが、宮前小学校では必ず持ち帰るものとして、国語、算数、給食で使う箸、学校に置いておくものとして、道徳、生活、書写とし、それ以外につきましては、時間割表を見て準備するように指導をしています。福田小学校では、1年生だけではなく全学年で統一されており、家で学習するもの、宿題や家庭学習等で使うものについては必ず持ち帰り、それ以外は学校に置いて帰ってもよいと指導しております。月の輪小学校では、必ず持ち帰るものは箸、週末に持ち帰るものは上履き、給食着、歯磨き、学年帽子とし、学校に置いておくものは道徳、書写、それ以外については時間割表を見て準備するようにと指導をしています。このように学校ごとで多少の差はありますが、通学時の負担が少しでも軽減できるよう、今後も持ち帰りの内容の検討も含めて、子どもたちに対して指導をしていきたいと思います。
また、ランドセルにつきましても、服部議員のご質問の中にあるとおり、ランドセルではなくてはならないといった指導はしておりません。しかし、ランドセルには機能性、両手があくや、後ろに転倒したときに身が守れる、またA版を収納できる割にはコンパクトであるといった機能性を重視し、また最近のものについては軽量化が進んでいたりですとか、または6年間修理保証等がついていたりといった理由から、保護者の方がランドセルを選択されて通学に使用しているというふうに思われます。学校としましても、ランドセルで統一されているということは、子どもたちに対して共通した指導が可能なことから、ランドセルは通学用のかばんとして大変有効なものであるというふうに考えています。しかし、先ほど申し上げたとおり、ランドセルでなくてはいけないということではございませんので、児童が通学で使用するかばん等につきましては、その機能、安全性を十分考慮、検討した上で、保護者の方に選択していただければと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 答弁が終わりました。
再質問、服部議員。
〇8番(服部幸雄議員) ありがとうございました。北部活性化委員会のほうが平成26年に一回は終了しているということなのですが、そのあたり、さまざまな取り組みをなさっていただいたようです。ただ、現状を考えますと、これから先が大切になってくる時期なのかなと思います。そういった意味をもちましても、今後、また内容的には取り組みのメンバーがもし変わるとしても、何かこういう北部活性化委員会のように中心になって北部全体を考えていく、そういう組織、委員会が必要ではないかなと思っております。また、そういったことを考えたときに、どういう手順でまた再開ができるのか、それからもう一つは、それを指導していく方はどういった立場の人たちなのか、この2点、ちょっとお聞かせください。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、服部議員さんの質問を答弁いたします。
今まで活性化委員会が休止状態になっておりますので、言われるとおり今後のことを考えると、これでいいのかという話になってくると思います。
町としましては、何らかの打開策を考えていかなければならないと思います。ことしから、また総振の後期計画も策定されます。その段階で、北部地域の方とかいろんな方と話し合う、またそういった機会を多く設ける予定ではあります。それから、地域住民のアンケート調査等もとりますので、そういった中でまた何かしらの住民の方のヒント等をいただけることをある程度期待したいなと思います。
それから、今後再開するめどとしましては、現在そういった将来計画を立てていますのは総務政策課の企画調整のほうでやっておりますので、そこを中心として、前の北部活性化委員会につきましてもそれなりのめどをつけなければいけないかと思いますけれども、また新たな考え方を導入しながら次のステップに移れるように職員とともに進んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) では、再質問、服部議員。
〇8番(服部幸雄議員) ありがとうございました。ぜひそんな形で、前向きに取り組んでいただければありがたいなと思います。とにかく10年とか20年が意外とあっという間に過ぎ去っていくというのが現状でございますので、何らかの手立てを今から打っておく、そのためにアイデアを出していくというのが私たちや執行部の役目かなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから2点目なのですが、空き家対策について、済みません、これも待ったなしで今進んでいます。私たちの住む地域でも1軒、2軒と年を追うごとにふえている現状なのですけれども。それも12月議会だったでしょうか、瀬上議員さんのほうでも質問があったかと思うのですけれども、具体的にどの程度の人数というのは、家がというのはこの前質問がありましたけれども、ふえていくというのは事実だと思いますので、特に北部のほう、そういったあたりについて今後の対策、対応、もう一度お聞かせ願えないでしょうか。済みません。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、服部議員さんの質問に答弁いたします。
空き家対策につきましては、先ほど議員さん言われたおとり、瀬上議員さんからも過去に質問がありまして、また今回新たに瀬上議員さんからも質問がされておりますので、またの機会に答弁するわけですけれども、町の現状につきましては、前回の質問があったときは、埼玉県内で空き家バンク制度をつくっているのが、ちょっと資料が手元にないのですけれども、二十数市町村です。今回四十幾つ、約倍増はしているのですけれども、滑川町においては空き家バンク制度を設けていないというのが現状なのです。
これにつきましては、やはり空き家を利用して人口増を図るとか、そういった趣旨の考え方が現在町にはないというのが大きな理由だと思うのです。北部地域につきますと、人口減少を食いとめるために、そういった空き家を使った人口流入というのも考えておりますので、積極的にそういったものを導入したいと思うのですけれども、埼玉県の南東部、いわゆる人口が余り減っていない、もしくは若干でもふえている、それについてはどうしてもそこに大きな予算、それから人を割くだけの考え方が結びついていないのかなというのが個人的な考えです。
しかし、いずれにしても空き家がふえますと、いろんな意味で防災上の問題とか、害獣的な問題とか、確かに地域の住民に対して迷惑がかかると。その迷惑な面につきましては、環境課のほうにもいろいろな届け出があります。草が生い茂って大変だとか。それにつきましては、一つ一つ各担当のほうで対応をしてはおります。それから、建設課のほうで空き家の現状については調査をしておりますので、今後そういった空き家対策につきましても議員おっしゃるとおり、町としても人口の問題ではなくて、空き家の問題として考えていかなければならないかと思いますけれども、これもあした瀬上さんのほうにお答えしますけれども、相当な尽力とかマンパワーが必要になりますので、即座に、はい、やりますとは答弁できないところがありますので、ご理解をよろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、服部議員。
〇8番(服部幸雄議員) 済みません、時間もないので、ちょっと2点ばかりご質問させていただきます。
交通安全のほうです。実務者会議をきょう開いていただけるということなのですが、場合によると、譲歩したことも、条件をのまなくてはいけないということなのだそうですけれども、とにかく40キロにしてほしい、ここだけは何があっても譲歩しないでいただきたいと思います。
それと、もう一点ですが、時間もありません。今回、地域で私たちは、山田地区、下山田が中心になってやってきたのですけれども、こういう悩みを抱えている地区も町全体にはあろうかと思いますけれども、ぜひ町を窓口にしていただいて、それで何カ所かまとめて警察のほうに提案していただく。1地区1地区で対応していると、本当に大変なのです。そのことをご配慮していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。済みません、時間ないので。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、服部議員さんの質問に答弁いたします。
先ほど私の答弁の中に、お互いの立場を考えて譲歩しなければならないこともあるのではないかという答弁をしたわけで、60キロを40キロに制限することを譲歩したい気持ちはありませんので、これは地元の方と同じ考えで、一日も早く40キロにしてほしいと。ただし、その過程が若干伸びることについては、お互い組織上の問題もあるでしょうから、譲歩するところは譲歩しなければいけないのかなと。毎日毎日、警察にやいのやいの言っても、これはできない話だと思いますので、そこは譲歩していかなければいけないかなという答弁をさせていただきました。
それから、窓口につきましては、総務政策課の交通対策の担当がおりますので、そこで全て区長さん等の要望を受けながら、また地元の議員さん等の要望を受けながら、まとめて警察のほうには毎年要望活動をやっていきますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
〇議長(上野 廣議員) 服部議員。
〇8番(服部幸雄議員) ありがとうございました。幾つか質問を行いましたが、執行部の丁寧な回答に深く感謝申し上げます。
以上で質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(上野 廣議員) 以上で、服部幸雄議員の一般質問を終わります。
暫時休憩します。再開は午後1時といたします。
休 憩 (午前11時50分)
再 開 (午後 1時00分)
〇議長(上野 廣議員) 再開します。
◇ 井 上 奈保子 議 員
〇議長(上野 廣議員) 一般質問通告順位2番、議席番号6番、井上奈保子議員、ご質問願います。
〔6番 井上奈保子議員登壇〕
〇6番(井上奈保子議員) 6番、井上奈保子です。議長のお許しをいただきましたので、これより質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
最初に、大項目1番、デマンド交通の利用方法の見直しをについて質問をさせていただきます。平成28年8月31日までのふれあいバスにかわって、9月2日からデマンド交通ターナちゃんの運行がスタートしました。利用方法等についてのお知らせが配布されまして、現在利用者もふえてきていると思います。
最近、新聞、テレビなどで高齢者の運転中の事故がたびたび報道されています。健康で寿命も延びている高齢者の中には、高齢化に伴っての認知症や足、腰の機能の低下があらわれるようになってきているとも言われています。これらが要因となって起こす事故により、多方面に影響を及ぼしかねません。そのようなことから、今は免許証の返納者がふえてきているとのことです。
東京都では、4月19日の週の都内の返納数は1,000人弱、4月21日から26日は1,200人に増加、5月7日から10日間の4日間は約1,600人が返納したとの報道がありました。ちなみに、全国の75歳以上の免許証の保有者人口が563万8,309人と報道されておりました。
免許返納者に対しては、いろいろ問題があると思いますが、返納後の足の確保につきましては幸いにも今は滑川町におきまして運行中のデマンド交通を利用でき、また、している人たちは大変便利で、外出も可能になっていると思います。
それでは、以下伺います。1番、町内で過去3年間で75歳以上の、いわゆる後期高齢者でございますが、この高齢者の75歳以上の運転者の事故の状況はいかがですか。
それから、2番目といたしまして、町内でもことし4月以降、上記の東京都のような返納上、数字に変動がありましたか、またありますか。
3番目といたしまして、まだ自力運転できる人にとって返納は勇気が要ると思いますが、返納した後の特典などについてはどうでしょうか。
4番、今運行しているデマンド交通の運行範囲、現在町内に限るの拡大や利用回数、現在、月、水、金、1日1人1回等の変更、見直しについてをご答弁お願いいたします。
大項目2番目、環境汚染を防ぐために、政府はプラスチックごみの海外向け輸出を停止する方針を出しました。今までは韓国、マレーシア、タイなどへの輸出に頼ってきていて、昨年、2018年は約140万トンから、30%から40%を削減したということでございまして、しかし輸出をとめると、来年夏以降、年間100万トンに上る廃プラが新たに国内で処理されることになり、既に国内の廃棄物処理場には山積みになっていて、これらの対策が課題になっているとのニュースがありました。
廃プラがあちこちに放棄されている状況をテレビ等で放映もありましたが、今後さらに生態系へも影響があると思います。いろいろテレビ等でもこのプラスチックが海に流れ着いた後、生態、魚等がそれを食べて、そしてまた循環して、ひいては細かくなったのがまた人間にも食物として回ってくるという、そういうことがテレビでも放映されておりまして、大変、今それらの危機というか、危機感もあると思います。
そんなことで生態系へも影響があると思いますが、この各自治体でこれらについてもっと厳しく取り組む必要を感じると同時に、私たち一人一人がもっと自覚していく問題であると考えます。
以下、伺います。1番、町内の資源プラ、廃プラの排出状況について。
2番目、レジ袋の減量への対策について。
3番目、プラスチック等のリサイクル、リユースの考えはいかがでしょうか。
4番目といたしまして、廃プラスチックの環境に及ぼす公害をどのように把握されておりますでしょうか。
5番目、自治体として今後の取り組みについては、どのようなお考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。
以上、質問いたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(上野 廣議員) 順次答弁願います。1、デマンド交通の利用方法の見直しをのうち、75歳以上の運転者の事故の状況と運転免許証の返納者の変動状況、返納後の特典についてを大塚総務政策課長、お願いします。1、デマンド交通の利用方法の見直しをのうち、運行範囲の拡大、利用回数の変更、見直しについてを小柳健康福祉課長にお願いします。2の環境汚染を防ぐためにを関口環境課長にご答弁をお願いします。
初めに、大塚総務政策課長、ご答弁お願いします。よろしくお願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、井上議員さんの質問に答弁いたします。
最初に、質問1の町内の過去3年間で75歳以上の運転者の事故の状況についてですが、質問の通告を受けまして、直ちに東松山警察署のほうへ調査を依頼しました。以後、担当者から何回か請求をしましたが、最終的には事前に分類された統計資料がないようで、東松山署管内の資料から交通事故発生件数の原因者が75歳以上でどのくらい滑川町に存在したかを分類することはできないとの回答をいただきました。
交通事故の総数につきましては、平成28年が507件、平成29年が515件、平成30年が483件と、これにつきましては管内の総数だと思いますけれども、報告をいただきました。
続いて、質問2のテレビ報道等による高齢者の事故を受けて、滑川町内でもことし4月以降、免許返納者の数が東京都のように数字に変動があるかとの質問について回答いたします。
同様に東松山管内の調査をお願いしました。東松山管内のことしの3月の免許返納者が全体で42人、うち滑川が2人、4月につきましては31人、うち滑川が3人、5月につきましては、調査依頼したときが5月29日でしたので、返納者については58名いますが、滑川が何人いるかはお答えできないという答えでございました。
集計方法につきましては、警察本部がやっているということで、5月分は本部からの連絡がない限り答えられないということをいただきました。ぎりぎり昨日まで結果を待ったのですけれども、担当が昨日問い合わせたところ、もうしばらくかかるとの回答でございました。
しかしながら、議会の質問を受けているので、私がじかに昨日の午後問い合わせし、データにつきましては東松山管内から本部に上がっているのでしょうから、東松山管内であってもわかるのではないかという質問をしたら、東松山警察のほうからは、あくまでも本部が集計しているので、東松山警察署としては答えられないと言われました。
それにつきましては、若干私も憤りを感じましたので、何度となく食い下がったのですけれども、お答えはできないと、ではそのとおり素直に議会で答弁してもよろしいでしょうかと問い合わせたら、それはどうぞご自由に答弁をくださいということでございましたので、きのうあったとおりお答えしますので、あくまでも東松山署としては発表できないと、警察本部からの報告がない限りはお答えできないということで終始一貫しておりましたので、そのようにお答えいたします。
続いて、質問3のまだ自力運転できる人にとっての返納は勇気が要ると思いますが、返納した後の特典などについての質問についてお答えいたします。正式に運転免許証を警察に返納した場合は、運転経歴証明書が発行されます。免許返納者の証明になります運転経歴証明による滑川町独自の特典はございませんが、埼玉県では返納した方への特典としてシルバーサポーター制度という制度が実施されています。これは、県内の協賛事業所に運転経歴証明書を提示いただくと、さまざまなサービスが受けられるということになっております。
内容的には、加盟している飲食店においては1割のサービスやワンドリンクサービス、物品等を購入したときには5から10%のサービス、比企郡内ではこういった協賛事業者が残念ながら見当たりません。
ただし、タクシー利用については町内に営業所のある森林公園交通、それから東松山交通、イグチ交通、観光タクシーが10%の割引を実施しております。これにつきましては、近隣のタクシー会社等も同様な割引をしているのが実態があります。今後は、これらの制度をなるべくPRしながら、高齢者の運転免許証の返納の啓発につながっていけばいいと考えております。
また、やはり町内、また近隣の市町村の協賛事業者がふえることがそういった方への利便性につながることから、町の商工会等も通じて、滑川町のそういった登録業者がふえるように今後の努力として考えております。
以上、答弁といたします。
〇議長(上野 廣議員) 次に、小柳健康福祉課長、ご答弁お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、デマンド交通に関する井上議員さんのご質問のうち、質問4、デマンド交通の運行範囲の拡大や利用回数等の変更、見直しに関して答弁をさせていただきます。
初めに、導入の経過について、既にご承知のこととは存じますが、改めてご説明を申し上げます。平成28年8月まで、町では週2回、町内を南コース、北コースに分けました福祉ふれあいバスを運行しておりました。しかしながら、このふれあいバスの運行につきましては、利用のしづらさから、多くの町民の皆様から不満の声が寄せられ、要望にお応えするためには多くの課題を抱えておりました。住宅の多い地域とまばらな地域、また空車時間が多いなどがございます。
こうした状況を改善するために、町民の皆様から寄せられた要望とともに、交通弱者の皆様の利用を中心に、平成28年9月からデマンド交通の運行を開始いたしましたことはご承知のとおりでございます。おかげさまをもちまして、デマンド交通による運行は開始以来3年目を迎えようとしておりますが、町民の皆様からは多くの好評をいただいており、利用者も年々増加している状況でございます。
平成30年度1年間の利用実績を見ますと、運行日で144日、利用者総数につきましては8,568人を数え、運行日1日当たりでは59.5人の方がデマンド交通を利用している状況でございます。この利用状況を平成29年度と比較いたしますと、利用者総数では5.7%上昇しており、まさに町民の足として定着が図られている状況がうかがわれるものでございます。
さて、今回井上議員さんよりご質問をいただいております運行範囲の拡大、利用回数の変更、見直しでございますが、町外への運行につきましては、現在例外的に乗り入れをしております埼玉成恵会病院や武蔵嵐山病院など、滑川町と隣接し、かつ交通安全上、敷地内に乗り入れすることにより道路横断等の安全性のリスクが除かれるものを除き、運行範囲の拡大の予定は今後もございません。
町外への運行を拡大しない理由といたしましては、そもそもデマンド交通につきましては、従来運行しておりました町内循環ふれあいバスの代替であること、また町外へ運行した場合、営業で運行しております事業者への影響が多大に生じることが考えられます。特に事業者に関しましては、滑川町に在住しております町民の方も少なからず働いておりますので、生活の死活問題になるような事業展開を町が率先して取り組むことはできませんことを改めてご理解をいただきたいと存じます。
続いて、利用回数の変更、見直しについてでございますが、現在運行日1日当たり行き帰りを合わせて1回の利用に制限をさせていただいております。こちらは、多くの町民の皆様に公平に利用いただくことを前提とした制限でございます。特定の方が1日に何度も利用され、デマンド交通の車両を専用することを防ぐためのものでございますので、この点につきましても現状ご理解をいただきたいと存じます。
また、利用者の利用を見ましても、1週間に2回以上ご利用されている町民の方も多くおられますので、現状の中でも町民の皆様は、その日その日の目的に合わせた利用をいただいているという状況がうかがえるものでございます。
最後に、運行日をふやす件でございますが、こちらにつきましては利用の状況により今後検討をする必要があるものと認識しております。
参考までに申し上げますと、現在の車両の使用率につきましては、日によって上下がございますが、平均しますとおおむね80%に近い利用状況でございます。したがいまして、費用対効果の面でも現状すぐに運行日をふやすことは考えておりません。しかしながら、先ほども申し上げましたように、今後高齢者人口の増加とともに、利用のニーズも多くなることが予想されますので、利用状況を勘案しながら適宜判断していきたいというふうに考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 次に、関口環境課長、ご答弁お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、井上議員の質問に答弁をいたします。
初めに、改めまして滑川町のごみの状況について説明いたします。平成7年6月、容器包装リサイクル法が制定された当時、小川地区衛生組合の構成町村では徹底した分別収集が決定されました。また、低温の焼却炉からのダイオキシンの発生を抑制するために、特に塩化系プラスチック類の焼却をやめて、資源プラスチック類と廃プラスチック類の収集に分けて、小川地区衛生組合が嵐山町の株式会社エコ計画に委託し、処理する方法に切りかえております。
こうした施策を継承し、滑川町資源ごみ分別収集カレンダーに記載のとおり、滑川町では家庭から出されるごみを15種類のごみと資源に分類し、搬出をお願いしております。
ごみの排出量ですが、滑川町から出されたごみで、小川地区衛生組合に持ち込まれましたごみの搬出量ですが、平成30年度実績では生活系ごみ量約3,446トン、事業系ごみ量約1,271トン、合計約4,717トンでございます。生活系ごみは、家庭ごみ約3,016トンと資源ごみ約430トンに分けられます。このほかにPTA等の集団回収で紙類や衣類、アルミ缶など137トンが集められています。
1つ目のご質問であります町内の資源プラスチック、廃プラスチックの排出状況について答弁いたします。資源プラスチックと分類されるものといたしましては、食品トレーやレジ袋、シャンプーやリンスの容器、発泡スチロール、ペットボトルのふたやラベルなどです。平成30年度の排出量は、生活系と事業系の総量296トンであります。生活系は294トン、事業系は2.4トンでございます。
排出された資源プラは、委託先処理施設であります嵐山町のエコ計画嵐山エコスペースにおいて固形燃料化されています。固形燃料は、石炭等の代替燃料として、発電や石灰乾燥用として使用されております。
続いて、廃プラスチックとして分類されるものは、塩化ビニールを含むビニールホースやプラスチックおもちゃ、また混合製品でありますボールペンやマジック、歯ブラシ等でございます。これら廃プラスチックの平成30年度の総排出量は約172トンでございます。
内訳は、生活系72トン、事業系100トンです。排出された廃プラスチックは、資源プラと同じく嵐山町にありますエコ計画嵐山エコスペースにおいて焼却し、汚泥や有機汚泥を乾燥する熱源にし、発電に利用したりとしております。
続きまして、レジ袋の減量への対策についてのご質問につきましては、現状におきまして特段対策は行っておりませんが、平成20年度から22年度におきまして滑川町環境を守る女性連絡協議会を中心に、町でも町内の小中学生からデザインを募って作成したマイバックを配布するなど、レジ袋の減量化に向けて、レジ袋にかわるものとしてマイバック運動推進を積極的に行ってまいりました。その結果、現在では多くの方がマイバックや個人用の買い物かご、マイバスケットなどが広く浸透している状況であります。このほかにも今後義務化していくプラスチックレジ袋の有料化や、レジ袋辞退者への割引サービスなどがレジ袋の減量化の推進になっていくと考えております。今後マイバックの活用がレジ袋の削減、ひいてはごみの削減にもつながりますので、一層のPRを図っていきたいと考えております。
続きまして、プラスチック等のリサイクル、リユースの考えはというご質問でございますが、現在、廃棄物に関しましては3R政策というものがございまして、これは、環境と経済が両立した循環型社会を形成していくための3つの取り組みの頭文字をとったものでございます。
3Rの1つ目のRはリデュースであり、廃棄物の発生抑制であります。具体的に申しますと、レジ袋を断り、マイバックを使用することや割り箸を使わないなど、使い捨てのものを使わず、物を大切に長く使うことをあらわしております。
2番目のRはリユースであり、再使用を意味しております。具体的に言えば、ビール瓶など洗浄、殺菌などをしてもう一度使うことなどです。ほかにも洗剤やシャンプーなど、容器を詰めかえて再利用することなどございます。
3番目のRはリサイクルであり、再資源化を意味しております。具体的には、アルミ缶やスチール缶、ペットボトルなど、再び原材料として使用できるように加工するものでございます。
今回のご質問のプラスチック等のリサイクル、リユースに関しましては、資源プラスチックは固形燃料としてリサイクルされておりますし、廃プラスチックは焼却し熱源としてリサイクルされております。このほかガラス類、ビン類、缶類、金属類に関しましては、引き続ききちんと分類をしていただき、資源としてそれぞれの目的でリサイクルできるように働きかけてまいります。
ちなみに、リデュースに関しまして、平成29年度、3Rの取り組み、県内ベスト5に滑川町も入っております。1人1日当たりのごみ排出量は、県全体で見ますと1人当たり858グラムであり、滑川町では第4位の1日1人当たり753グラムでございます。
続いて、4番目、プラスチックの環境に及ぼす公害をどのように把握されているかというご質問ですが、以前は焼却によるダイオキシンの発生が問題となっておりましたが、平成12年にダイオキシン類対策特別措置法によって、焼却施設の改善や焼却温度の高温化により改善されてまいりました。
最近話題となっております使い捨てプラスチックですが、海洋生物であるウミガメの鼻に刺さったストローの画像を見たことがございます。海に漂っていたプラスチックストローが、ウミガメが食料と間違え補食し、鼻に刺さっていると。このようなことをきっかけに、世界的に展開しておりますコーヒーショップやハンバーガーショップでプラスチック製のストローを段階的に廃止し、紙製のストローにかえていくなどのニュースがございます。
このように、何かの拍子で飛ばされたレジ袋が川に流れ落ち、流れて海までたどり着き、それをイルカやウミガメなどの海洋生物や海鳥が食べてしまい、それが原因で死んでしまう、このような例が後を絶ちません。一度排出されたプラスチックごみは自然分解されずに、長い期間残り続けます。これらのプラスチックごみは、波や紫外線などによって小さなプラスチック、マイクロプラスチックの粒子となり、海中や海底に存在し続けます。これらが海洋生態系に取り込まれて、最終的に人の体に取り込まれる可能性もございます。このように自然だけでなく人間にも対しても深刻な影響があると考えております。
続きまして、自治体として今後の取り組みについてというご質問ですが、やはりこれらを解決していくには、先ほど答弁したように、繰り返しになりますが、3R運動が大切だと考えております。リデュース、ごみの総量を減らす、リユース、再利用をする、リサイクル、再資源化、これらを徹底することが必要であると考えます。これらを達成するには、今まで以上に広報紙等で広くごみの分別を徹底推進していきたいと考えております。
以上、答弁といたします。
〇議長(上野 廣議員) 答弁が終わりました。
再質問はありませんか。井上奈保子議員。
〇6番(井上奈保子議員) ただいまデマンド交通利用の方法の、それに関しましての運転免許証返納について質問をさせていただきまして、ただいま大塚総務政策課長のほうから答弁をいただきました。
今いろんなところで事故が起こっておりますが、ブレーキとクラッチの踏み違いとか、何かそういう本当に、若い人にとったら、体がぱっとそこへ行くので、安易なことかと思いますが、高齢者にとりましては、頭ではそう思っても、やっぱり体の敏捷性というか、それにだんだん欠けていくせいか、ひゅっとそれが両方の区別がつかないで、何かそういう大事故を起こす、そういうことがあったり、それから方向の違う方向で、逆方向を走行するとか、そういうことで大事故、大惨事が今いろんなところで起こっておりまして、何かいろんなところで調べた結果、多くは高齢者の事故だという、そういう結果が報道をされておりまして、本当に命の大切さということから考えますと、やっぱりある程度高齢者が、自分は大丈夫だからという、そういう気持ちで運転するわけですけれども、それは自分だけの命ではなくて、それが加害者になるという、そういうこともあります。ということで、今いろいろ話題になっておりますが、例えば80歳を機に免許返納をしたらという、そういうような新聞への投稿者の意見もあったり、それからいろんなところでもテレビ、ラジオでもそういう話が出ております。
ということで、やはり高齢者の事故の多さについて皆さん言っているわけですけれども、これには賛否両論がありまして、例えば私が先ほど例に出しました東京都の都内の免許保持者が返納したという、そのことは人数的には大変多くなっておりますが、これはやっぱり住んでいる環境というか、場所によって大変違うと思うのです。東京都と滑川町のこのあたりとの交通事情と比べますと、やっぱり東京ですと一歩出ればタクシーもあるし、いろんな交通網が今発達しておりまして、ご自分で車を運転しなくても間に合うという、そういう条件は整っていると思うのです。
しかし、この滑川町ですと、例えば農作業をやる人、そういう人はちょっと近くても軽トラを運転していくとか、ある程度の年齢の人でもやっぱりそうしなくてはならないという、そういう状況にある人も多いと思うのです。そういう人はやっぱりほかの人を頼らないで、自分ができるのだから自分で行ってしまおうという、そういう気持ちで田んぼや畑、ひょっと出かけて、そこで事故を起こす、そういう例もあるかもしれません。
しかし、これはその住んでいる人の状況によって、環境等の違いで、そういう運転しなくてはならないという、そういう状況でやっている人も多いと思うのですけれども、やっぱり先ほどの大塚総務政策課長の答弁の、75歳以上の運転者の事故、これについては、はっきりは回答できないという、そういうことでございましたけれども、28、29、30の3年間のデータを今述べていただきました。
それと、この4月以降の滑川町の返納者についての数も、何か警察でも問い合わせても、はっきりした回答は得られなかったという、そういうことでございますが、これは明らかに調べれば私は数字が出ると思うのです。どうしてこれを答弁してくれないのかなというふうにも思うのですけれども、せっかくの大塚総務政策課長さんがそれだけのご努力をなさってくださったのに、これをまだ数字が出されていないということは、何でかなというふうに私もちょっと疑問なのですけれども、東京都でこれだけの数字が出ているということは、この埼玉県、あるいは滑川町においても、このデータは出てもいいのではないかなというふうに私も思いますが、どのようなことでこの回答が出されていないのかという、それもまた後ほど、またいつかの機会で、もっと時間がたったら、またこの数字も出されてくるかと思いますが、それを待ちたいと思います。
ということで、返納者が大変ふえてきておりますので、先ほどの返納した後の特典、そのことを今ちょっと聞いたのですけれども、東京都等のことを、県内のことをお聞きいたしましたが、町内で検討するようなお話もありましたけれども、もう少しそれを詳しくお答えいただきたいと思います。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、井上議員さんの質問に答弁いたします。
先ほど、データ的には埼玉県内を調べてみますと、本当に比企管内にそういったサービスをしてくれる協賛事業者が少ないということなのです。それは、どういう形だかちょっとわかりませんけれども、免許返納が本当に必要であれば、私たち自治体としても必要だとは思うのですけれども、積極的にやるためには、そういった協賛を求めていかなければならないかなと思うし、また、警察のほうでもそういった返納を促すのであれば、そういった方面からもそういう協賛事業者を求めていくのも一つかなと思います。
ただ、やはりそういったサービスをする事業者というと、町の中でも数は少ないわけです。そういう中でも、やっぱり商工会だとか、そういったところに働きかけていったり、また大きなスーパー等も協力していただけるのであれば、免許返納者がふえる一つの力にはなるかと思いますけれども、今すぐにどうやって取り組んでいくかというのはちょっと頭にはないのですけれども、そういった協力がないことにはできないのではないかということで答弁をさせていただきました。よろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) 井上奈保子議員、再質問をお願いします。
〇6番(井上奈保子議員) 返納をして事故を減らす、これは本当に、これからはもちろん大事なことなのですけれども、確かに先ほど私申しておりますように、どうしても車に乗らなくては用が足りないのだという、そういう環境に置かれている人が免許を返納するのはとても勇気が要ると思うのです。
そのときに、ではそのかわりに何とかそういう足の確保、その特典が、今飲食店のパーセントを減らすとか、あとタクシー会社ですか、そこの10%減るとか、そういうものではなくて、足の確保で、乗り物のサービス、何かそれを返納者にしていただけることがあったら、返納者は潔くというか、そういうふうにできるのならというふうに返す勇気も出ると思うのです。
例えば今現在、町内のデマンドタクシーが2日か3日前に申し込んでおかないと、それが使用できないという、そういう制限がある以上、すぐすぐに使いたいという、そういう人はやはり返納がちょっと渋くなるのではないかなというふうに、返しにくくなるのではないかなというふうに思うのです。
そのときに、例えばすぐでもないですが、その日の朝申し込んで、お昼ごろとか午後とかにこういうところに行きたいのだけれどもということで、デマンドタクシーを利用しやすく、そういうふうにやっていただく、例えばそういうような特典ですか、そういうものでも、そんな回数多くなくてもいいと思うのですが、ちょっとの間だけでもそういう足の確保ができる、そんなようなことにかわるデマンドタクシーの利用の回数のふやし方とか、そういうことについてはご検討をお願いしたいのですが。
〇議長(上野 廣議員) 小柳健康福祉課長、お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、井上議員さんの再質問のうち、予約の件のご質問がございましたので、答弁をさせていただきます。
この後、内田議員さんからもやはり同様な質問が出ておりますので、それと重複してしまいますけれども、デマンド交通の当日予約につきましては、現在あいている時間帯については受け付けております。
事前予約をお願いしていますのは、一番大きな理由は、デマンド交通については車1台について利用者1台という運行形態ではなくて、複数の相乗りというのがやはり多うございますので、その場合、コースルートを事前に設定する必要がございます。そのために事前に予約をというお声かけを利用者の方にさせていただいておりますけれども、現状当日予約のほうもあいている時間帯におきましては受け付けておりますので、この場をおかりしまして申し述べさせていただきます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、井上奈保子議員、お願いします。
〇6番(井上奈保子議員) ありがとうございました。そうしますと、自動車があいていれば、この利用の方法について、最初配布された紙には、あいていれば利用できるという、そういうことが書いてありましたけれども、その車があいていなかったら、1台もあいていない場合は、その日のうちに利用できないわけですよね。それを何とかもう少し、先ほどの免許返納のことにまた戻りますけれども、例えば妊娠中の人とか赤ちゃんを今現在育てている家庭とかは、パパママ応援というか、そういうのでいろんな食品だとか、あるいはちょっとした買い物なんかには何%引くとか、そういうような特典が今あります。
子育て中の人にはそれはとってもいい施策だと思うのですが、お年寄りにもぜひそういう、まして免許返納の方のすぐすぐのそういう利用、安心して命が守れるそのための施策、そういうこともデマンドタクシーの中で考えていただきたいと思いますが、そのことについては要望といたしますので、検討をしてください。
次に、よろしいですか。2番目の環境汚染の問題についてでございますが、先ほど廃プラと資源プラについて、排出量等の説明をいただきました。内容的には分別、何か皆さんがちゃんとされているということで、どのぐらいの分量だという、そういうことはわかりましたが、例えばプラスチックのリサイクル、リユース、リデュース等の今説明を、3Rいただいたのですけれども、やっぱりリデュース、その中でのレジ袋の問題ですけれども、先ほどの説明ですと平成20年にレジ袋の削減の運動をしたということでやって、私もそのうちの一人なのです。環境を守る会の会員で、その活動をやりました。その当時ポイント制で、ポイントを集めた人に対しては1枚ということで、点数によってレジ袋の、この買い物袋ですね。それを、この買い物袋を1枚ずついただきました。
それを使って買い物をしましたけれども、今現在、先ほど関口課長がお答えいただいたのですけれども、私は今買い物に行って、あの袋を持って買い物に来ている人を見かけないのです。見かけません。せっかくあの当時、町で税金を出して、とうとい税金であの買い物袋を皆さんにお渡しして、配布して、それを利用してくださいということで渡したにもかかわらず、あの買い物袋は眠っているのかなというふうに思いました。あるいは廃棄されたのかなというふうに私は思います。
私は、いつも買い物には持っていって、レジ袋はノーということで、いただきません。町でいただいた買い物袋を常に持っていて、携帯しておりまして、それで買い物をしておりますが、町内の販売店というか、スーパーマーケット等へ行きましても、あの袋で買い物をしている人はいないのです。
ということで、滑川町も恐らくレジ袋がふえていると思います。先ほど、関口課長さんからお話がありましたけれども、減ってはいないのではないかなというふうに、私の考えではそう思います。というのは、レジで見ていると、ほとんどの人がレジ袋をもらっております。先ほど関口課長のほうから、レジ袋の削減についての説明がありました。これも6月4日付の新聞で、レジ袋が有料化になる、全店で義務化ということで、法制化の方針だということで、これも原田環境相が会見で述べておりますが、やっぱりレジ袋が現在多く使われているけれども、これを有料化の実施することによってレジ袋のプラスチック類が減るだろう、これも一人一人の意識改善、そういうことを原田環境相が申したということでございますけれども、これは、私にしてみれば遅きに失したというか、本当に今ここでの問題ではなくて、もっと早くにこの問題は取り上げるべきだ、国レベルで取り上げることだと思います。
ということは、今までも日本はタイとかいろんなところに、そういう廃プラスチック類、それを輸出して、頼っていて、日本はいい思いというか、そういうことをしていたわけです。ところが、今度はほかのそういうところからボイコットというか、そういうのは受けないよということで言われて、では今度は輸出できないのだということで、ではこれを自分の国で、どのようにこれを処分したらいいかということが今、国レベルで問題にしている、これが大きな課題となっているという、国のところで今問題になっているのです。
ということは、やっぱり原田環境相が申しましたように、一人一人の意識というか、そういうことだと思うのですけれども、滑川町でもこの廃プラスチックが少なくなっているというか、現状維持というか、私としたらもっと多くなっているのかなというふうに思いますが、例えば山梨県とかいろいろな県では、例えば富山県なんかは、いろいろなスーパーとかクリーニング店だとかとタイアップしてレジ袋を使わないという、そういう廃止するということを協定を結んだ結果、10年間でレジ袋が約14億4,700万枚削減されたということなのです。
例えば、山梨県もこのレジ袋の有料化を始めて8億5,500万枚減らしたという、そういうデータが新聞に載っておりましたけれども、やっぱり先ほど関口課長さんがおっしゃいましたように、町の考えとして今述べていただきましたけれども、このレジ袋削減、リデュースをすることですよね。レジ袋のリサイクルというのは余りないと思うのです。ですから、恐らくこれリデュースになると思うのです。
そうした場合に、やっぱりこの町民の意識変革、これは本当に今大切なことだと思うのです。国で今そう言っておりますけれども、それは本当に私は今の問題ではないと思うのです。もっと、それこそ20年も30年も以前の問題として、これは取り上げていくべきだと思うのです。今これを国レベルで言っているというのはちょっと遅いかなというふうに私も思っておりますが、もう一回質問をいたしますけれども、この問題についてはどのように今後町として取り組んで、大きな問題としてやっていっていただけますでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 関口環境課長、お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、井上議員さんの再質問に答弁いたします。
先ほども、対応でありましたように、マイバックの活用ということで、プラスチック、使い捨てのレジ袋をかなり削減していくということ、それとやはり分別を徹底していくということを先ほども申しましたように、今後もぜひともマイバックの利用については事あるごとにPRをして、もちろんプラスチック袋の有料化も含めてもございますけれども、ごみを減らすという意識をぜひ変えていただくような形でマイバックの利用を進めていくようにPRをしていきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、もう時間ないですけれども。
〇6番(井上奈保子議員) それでは、要望でございますけれども、この町として、今国で叫ばれておりますレジ袋の廃止に対しまして、マイバックの使用、これを再度強化していただきたいと思います。
といいますのは、平成20年ごろに既にその運動を私たち始めていまして、マイバックを利用してレジ袋を減らそうという、そういうことをやって、その結果がまだ余り環境課としても出してくれていないのです。先ほど課長さんが申されたことは、何か町内でレジ袋の使用が少ないというような、そんなデータを今申されましたけれども、やはり本当に一人一人の意識、買い物をするときにレジ袋を要らないということで……
〇議長(上野 廣議員) 井上議員、時間をオーバーしていますので、短時間でお願いします。
〇6番(井上奈保子議員) はい。
要らないということで、そういう運動、買い物袋の利用ということでこれからは大いにPRしていただきたいと思いますので、それを要望いたします。
以上で終わります。ありがとうございました。
〇議長(上野 廣議員) 以上で、井上奈保子議員の一般質問を終わります。
暫時休憩します。再開は2時5分といたします。
休 憩 (午後 1時51分)
再 開 (午後 2時05分)
〇議長(上野 廣議員) 再開します。
◇ 内 田 敏 雄 議 員
〇議長(上野 廣議員) 一般質問通告順位3番、議席番号12番、内田敏雄議員、ご質問お願いします。
〔12番 内田敏雄議員登壇〕
〇12番(内田敏雄議員) 12番、内田敏雄です。議長のお許しを得ましたので、通告に基づいてご質問いたします。
まず、デマンド交通ターナちゃんについて。井上議員と少しかぶる部分もあるのですけれども、よろしくお願いします。
平成28年9月に導入されたデマンド交通事業について3年近くたっていますが、利用実態について検証はされていますか。
デマンド交通ターナちゃんは、月、水、金の週3日運行していますが、さらに火、木の2日間運行できるようにしてほしいという要望が多々あります。
また、最近では高齢者による交通事故がマスコミでも大きく取り上げられ、家族から運転しないように言われている人もいて、運転免許の返納をする人も多くなってまいりました。滑川町でも高齢者はふえています。また、独居老人も多くなりつつあります。そこで、次の質問をします。
利用状況はどうなっていますか。年間の利用人数や1日当たりの利用者数、1日平均出庫回数、また予約を受けられなかった等の件数を教えてください。
A、原則前日までの予約となっていますが、当日予約、例えば2時間前とか、可能にすることはできませんでしょうか。
B、現在乗用車2台とワゴン車1台を利用していますが、2日間増加しても十分運行可能と思いますが、経費増などのデメリットを教えてください。
C、運転手や受付の勤務形態はどうなっていますか。日にちを増加するには運転手等の増員も必要になりますでしょうか。
D、一部に利用法について誤解もあるようですが、町民への周知が不足しているようなことはありませんか。
次に、太陽光発電事業者による開発についての質問をいたします。最近町内において太陽光発電事業者による山林の買い上げの話が散見されているようです。再生可能エネルギーに関心を持つ市民らでつくるNPO法人太陽光発電ネットワークが2017年にまとめた調査報告では、全国で発生した業者と住民のトラブルや自治体の対応がまとめられています。地元住民がメガソーラー反対の声を上げたのは、京都府南山城村、三重県志摩市、栃木県日光市、栃木県鹿沼市、高知県土佐清水市など全国に及びます。
そこに見えるのは、本来環境に優しいはずの太陽光発電のメガソーラーが自然破壊するという皮肉な現実です。環境負荷が小さいと言われている太陽光発電システムですが、導入がふえるとともに、自然破壊による設置や災害誘因が心配され、また今後は使用後の廃棄物も増加すると考えられており、その取り扱いについて早急な対策が求められています。太陽光発電システムの導入がふえていることから、将来的に廃棄されるソーラーパネルの処分が間に合わない可能性なども指摘されています。太陽光発電システムに使用される機器については、リサイクルできる素材があるとともに有害物質も含まれていることが明らかになっています。このような中で、太陽光発電設備による乱開発が懸念され、発電終了後の設備の放置等が起こらないようにする対策が必要です。
現在滑川町でも平成29年12月に滑川町太陽光発電事業の適正実施に関するガイドラインが制定され、建物以外に設置する定格出力10キロワット以上の発電設備を設置する場合、ガイドラインの規定が適用されます。また、建物以外に設置する定格出力50キロワット以上の発電設備を設置する場合、届け出が必要となっています。
しかしながら、環境省も太陽光発電事業の環境保全対策に関する自治体の取り組み事例集、平成30年6月によれば、10から50キロワットクラスの占める面積が最も多いとされ、太陽光発電面積の半分は50キロワット未満です。
そこで、太陽光発電施設の適正導入ガイドラインでは法的拘束力に欠け、太陽光発電の乱開発の抑制には不十分と考えられますが、行政の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) 質問が終わりました。
順次答弁をお願いします。1、デマンド交通ターナちゃんについてを小柳健康福祉課長、2の太陽光発電事業者による開発についてを関口環境課長に答弁を求めます。
初めに、小柳健康福祉課長、答弁お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、内田議員さんのご質問のうち、デマンド交通に関するご質問に答弁をさせていただきます。
デマンド交通、今回の質問につきましては、先ほどの井上議員さんのご質問の中でもご説明をさせていただいた部分も多いのですが、利用状況等答弁の中で改めて申し述べさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
まず、質問の1にございます年間の利用人数、1日当たりの利用者数、平均出庫回数、予約を受けられなかった件数の件でございますが。
まず、登録者といたしまして、本年5月末の時点で539名の方が登録をしております。平成30年度の利用実績につきましては、年間の利用者総数は8,568人。先ほども申し上げましたように、平成29年度と比較しますと、率にして5.7%の増加でございます。
次に、1日当たりの利用者数でございますが、平成30年度は平均して1日当たり59.5人の利用者数でございました。また、平均出庫数でございますが、出庫した後、役場まで戻らずに次の地点へと向かう場面が多くございますので、それらを合わせますと、1台につき平均で1日当たり10回を上回る出庫状況でございます。
デマンド交通の運行の管理につきましては、お迎えから目的地を経由して待機所に戻るまで、これを1つのこまとして考えております。1台につき、朝の点検や昼食などを除きますと、1日で最大13こまがこちらにございます。そのうちの10こま、平均しますと10こま少々なのですけれども、これが現在の出庫状況であるということでご理解をいただきたいと存じます。したがいまして、全体ではおよそ8割弱のこまのほうが埋まっている状況だということになります。
また、予約のできなかった件数につきましては、平成30年度1年間の合計で28件となっております。
続きまして、ご質問のAにございます前日までの予約に関しましては、先ほど井上議員さんの答弁のほうで申し上げましたとおり、当日の予約のほうも受け付けております。内田議員さんのご質問にありましたように、2時間前というのがございましたけれども、2時間前でも受け付けておりますので、その点はご理解をいただきたいと存じます。
なお、事前予約が必要な件につきましても、先ほど申し上げましたとおり、デマンド交通についてはお迎えする時間や場所、行き先に応じての相乗りというものが多うございますので、したがいまして、運行日当日のルート設定を事前にしておく必要がございます。そのための前日までの登録ということになっておりますので、ご理解をお願いをいたします。
続いて、ご質問のBにございます運行日を週2日ふやす場合のデメリットでございますが、主に費用の関係がございます。
デマンド交通の運行に係る費用につきましては、平成30年度決算は精査が済んでおりませんので、平成29年度の決算で申し上げますが、全体でおよそ870万円の費用がかかっております。平成30年度につきましてもほぼ変わらないものと予想しております。
内訳といたしましては、車両のリース代と任意保険料で年間約150万円、燃料費として年間約60万円、ドライバーも含めました臨時職員の賃金と雇用保険などで年間約660万円、こちらが主なものでございます。
平成30年度の利用実績につきましては、利用者総数8,568人と申し上げましたが、これに対しておよそ870万円の支出がございますので、利用した1人当たりの運行費としては1,015円の経費がかかっている計算となります。
運行日を2日ふやし週5日運行した場合ですが、増額する経費につきましては、車両が3台のままと仮定した場合、人件費と燃料費に係る費用のほうが増額が見込まれます。仮に職員の関係ですけれども、全てを臨時職員で対応した場合、燃料費と職員賃金と合わせますと300万円を超える上乗せが必要になります。
先ほどお答えいたしましたように、平成30年度のお断りの件数は、総数で28件でございます。現状の利用状況で運行日をふやす政策については、特に費用対効果の面でデメリットが多いということにご理解をいただきたいと存じます。
なお、利用状況により、今後運行日をふやす必要が生じた場合には、改めて関係者の皆様と協議の上、決定をしていく所存でございます。
続きまして、ご質問のCにございますデマンド交通に係る職員の配置及び勤務形態に関してでございますが、受付と運転手の2つに大別されます。
初めに、受付でございますが、現在2名の職員で対応しております。内訳としましては、1名はフルタイムの職員、本年4月から人事異動に正規職員が配置されました。もう一名は臨時職員で、運行日の週3日のみ、8時半から17時15分まで勤務をいただいております。
また、運転手に関しましては、現在3名のドライバーが週3日勤務の臨時職員として、8時半から17時15分の勤務時間の中でデマンド交通の車両を運転していただいております。
運行日をふやした場合につきましては、受付に関しては運行日は2名体制が必要でございますので、運行日に合わせた勤務日をふやす必要がございます。また、ドライバーにつきましても、現在1日平均ではお一人当たりおよそ100キロを超える運転をしている状況でございます。したがいまして、安全性の面からも新たなドライバーを雇用する必要があると考えております。
最後に、ご質問のDでございますが、利用登録の際には登録者にお渡ししております利用案内を用いてご説明をさせていただいておりますが、内田議員さんご指摘のとおり、多くの町民の皆様への周知につきましては十分ではないと改めて感じているところでございます。
今後は、町広報紙等を利用しながら、より一層町民の皆様に周知いただき、町民の皆様から愛されるデマンド交通の運行に努めてまいりたいと考えておりますので、今後もさらなるご理解とご支援をお願い申し上げます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 次に、関口環境課長、ご答弁お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、内田議員のご質問に答弁いたします。
滑川町太陽光発電事業の適正実施に関するガイドラインでは、法的拘束力に欠け、太陽光発電の乱開発の抑制には不十分ではないかというご質問ですが、太陽光発電設備の設置については、電気事業法の規制と電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、いわゆるFIT法に基づく固定価格買い取り制度における国の認定によって管理されております。
滑川町太陽光発電事業の適正実施に関するガイドライン及び滑川町太陽光発電事業実施の手続等に関する要綱は、平成29年12月に制定されました。ご承知のように、定格出力10キロワット以上の設備を設置する場合、ガイドラインが適用されております。また、建物以外に設置する定格出力50キロワット以上の発電設備は、ガイドラインプラス要綱に沿った届け出が必要となっております。
制定の契機につきましては、町内の丘陵斜面部に設置された太陽光発電施設によって山林が伐採され、山肌が露出した状態となったため、山林の保水能力が低下し、大雨で土砂が流出するなど近隣住民に危険があったという事例から制定することといたしました。
現在町内には50キロワット以上で認定され、システムへの登録が完了している太陽光発電施設が18カ所あり、面積といたしましては220万216平米であります。このほか計画中の施設が2カ所、1万1,503平米であります。10キロワット以上500キロワット未満が223カ所ございます。面積としましては約10万平米以上でございます。
また、町では平成21年度より地球温暖化防止対策及び再生可能エネルギーの導入促進を図るために、1キロワット以上10キロワット未満の住宅用太陽光発電システムを設置する方に補助を交付しています。平成30年度までの10年間で実績としましては438件、補助金総額2,535万円でございます。
国においては、再生可能エネルギーの固定買い取り制度、FIT法が平成24年7月からスタートし、各種再生可能エネルギーを用いて発電された電気を国が定める価格で一定期間買い取ることを義務づけました。その後、平成29年にFIT法が改正され、従来なかった事業計画の提出の義務や他法令違反があった場合の改善命令、認定取り消しの実施などが明確化されました。
ご指摘のありました乱開発への抑制ですが、確かにガイドラインの出発が開発抑制ではなく安全面であったため、事業計画が出された場合、届け出を受けないわけにはいかないという状況ではございます。確かに、緑あふれる山林を切り取るように設置された太陽光パネルは景観への悪影響などが見られます。このような状況は滑川町だけではなく、近隣市町村も同じような状況であると思われます。今後は、内田議員からいただいた問題提起などを近隣市町村と連携して、新たな規制に向けて県等に働きかけていきたいと考えております。
また、FIT法の改正により他法令違反が判明し、事業が適正に実施されていない場合は、たとえ認定後であっても改善命令や認定の取り消しができるようになっております。今後問題が発生している案件については積極的に情報収集を行い、国に通報し、安全面で問題がある悪質な事例については認定取り消しを求めていきたいと考えております。
以上、答弁いたします。
〇議長(上野 廣議員) 答弁が終わりました。
再質問お願いします。内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) 済みません、デマンド交通のほうなのですけれども、デメリットのところをちょっとよく聞き取れなかったのですけれども、もう一度説明をお願いできますか。
〇議長(上野 廣議員) 小柳健康福祉課長、お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、内田議員さんの再質問にご答弁をさせていただきます。
デメリットの件でございますけれども、主に費用関係、予算の関係ということでご理解いただければと存じます。
新たに2日間、1週間のうち、増便した場合ですけれども、臨時職員の雇用費用、それと燃料費も合わせますと、年間で300万円を超える予算のほうが新たに必要になります。現状、先ほど申し上げましたように、車の使用率につきましては80%を若干欠ける状況でございますので、費用対効果の面から、いかがなものであるかという判断を現在しているところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) デマンド交通のあれなのですけれども、例えば滑川町の近くで、鳩山町もデマンドタクシーを運行しているのですが、鳩山町のデマンドタクシーを調べましたところ、30分前まで受け付けてくれるような利便性を非常に売り物にしているようなのですけれども、滑川町ではそういうふうな30分前とか、そこまでの利便性は難しいものなのでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 小柳健康福祉課長、答弁お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、内田議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
デマンド交通の当日予約の件でございますけれども、滑川町におきましても当日受け付けのほうは現在やっております。先ほど申し上げましたように、あいている時間もしくはお迎えが同じ方向だった場合については、既に予約をされている利用者の方と相乗りという形で運行のほうをしております。これについては、仮にお迎えの30分前でありましても、ドライバーのほうと連絡調整がつく時間帯であれば、連絡を入れてお迎えのほうに対応しているということでございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) 鳩山町ばかりを例に挙げて申しわけないのですけれども、鳩山町が平成21年から運行されたのですが、21年度は3,581人で、2年目が1万3,784人で、3年目が1万7,372人という人数の運行を行ったというふうに発表していまして、その後23年以降の24、25、26年の3年のデータを見ると、1万9,500人前後で大体頭打ちになっていました。これは、多分利用者がほぼ固定されてきたのだと思うのです。滑川の状態で見ますと、先ほどの30年度で大体8,563人ということで、これもほぼ人数的にはこの辺で、今の状態ですと固定されてしまうのかなと。
ちょっとどこの団体の調査だか忘れたのですけれども、サステナブル調査とかいって、デマンド交通の状況を調べたやつで、大体人口と同じぐらいの数を運行できれば上等というようなことになっているようなのですけれども、滑川の人口からいくと、まだ50%も行っていないように思えます。そうすると、そこのところはもう少しデマンド交通の利便性を上げる必要があるのかなと。まして、今の運行状況ですと80%ぐらいの運行状況だということなので、日にちを増加しても十分価値はあるのではないかというふうに思うのですが、その点はいかがでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 小柳健康福祉課長、ご答弁お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、内田議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
デマンド交通運行につきましては、同じデマンド交通と申し上げましてもいろいろ各自治体によって運行の方法が違います。私が記憶している範囲内では、鳩山町はキーとなるステーションか何かを設けて、そこからバス運送だか何だか、そういった形でバスとデマンドのタクシーということで並行で使われているような記憶がございます。
また、これは確認したものではございませんけれども、近隣の市町村のデマンド交通の導入状況を見ますと、民間の運送会社のほうに委託を出しているというようなものが多うございます。一番身近な例としてはタクシー会社になるわけですけれども、タクシー会社で持っている車両の数と、滑川町、こちらは町営のほうで、町のほうで運営しておりますので、町で持っている車両の数とでは、もともとの台数のほうが大きく異なります。
したがいまして、同じ利用人数という比較の中では、確かに数字上は大きな差が生じておりますけれども、方法が違うというところも大きな差異でございますので、その辺はご理解をいただきたいというふうに思っております。
ただ、内田議員おっしゃるとおり、デマンド交通の潜在的な利用者につきましては、まだまだ町民たくさんいらっしゃるというふうに考えております。
先ほど費用対効果の面のお話を差し上げましたけれども、これを今後どのように町民の方に改めて定着をして愛される交通にしていくのかというものにつきましては、当課健康福祉課のみならず、町全体の公共交通の場で会議を持って方向性を定めていく必要があると考えておりますので、滑川町におきましては総合振興計画というような大きな柱がございます。この中で、デマンド交通の今後につきましてもしっかりとした方策を打ち立てて、それに向かって施策を行っていくということを今後取り組みたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) 確かに、町によって置かれている状況は皆違うと思いますので、一概に比較することはできないと思うのですけれども、私の質問の最後のところで、コマーシャルが足りないのではないかという話をちょっと入れておいたのですけれども、これもさっきおっしゃったように当日でも対応してくださるとか、それは私も初めて説明を受けて知ったことなのですけれども、配付された文章とか何かを見るとそういうふうに書いていないので、町民の中には、例えば嵐山病院ですとか成恵会病院なんかは東松山だったりなんかしますので、デマンド交通は町内ではないから行けないというふうに理解していらっしゃる方もいらっしゃるようなのです。だから、そういう点、例えば病院に行って、行くときは時間がはっきりして、予約ではっきりしているけれども、帰りは1時間後になるのか2時間後になるのかわからないからデマンド交通は頼めないというようなふうに誤解していらっしゃる町民の方も結構いらっしゃるのです。
そういうことを考えると、もっとそういう対応ができるのですというようなことをもっとPRしていただいたら、もっともっと利用していただけるのではないかなというふうに思うのですけれども、滑川町のデマンド交通は無料ですし、非常に町民にとっていいシステムだというふうに私も思っていますので、ぜひそれを活用していただければいいかなと思うのと、現在80%の利用率ということであれば、あと2日ふやしても、十分町民に対する福祉という意味においても賄えるのではないかなと。賄えるという言い方はおかしいかもしれないですけれども、価値があるというふうに思えるのではないかなというふうに考えるのですが、デマンド交通の利便性が上がるということは、先ほど井上議員の質問の中でもありましたけれども、そういう足を確保できることによって、例えば高齢者ドライバーの免許の返納にプラスに働くというようなことも考えられると思うのですが、ぜひその辺のところをご検討いただきたいと思います。
〇議長(上野 廣議員) 小柳健康福祉課長、ご答弁お願いします。
〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
〇健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、内田議員さんのご質問にご答弁をさせていただきます。
まず、当日予約の関係なのですけれども、繰り返すようですけれども、現在受け付けているという状況です。
ただ、先ほどもやはり繰り返し述べましたけれども、基本的にはデマンド交通自体は相乗りというのが基本になりますので、そのために事前の予約が必要だということで、現在まだあいているこま、もしくは方向とお迎えの時間によっては相乗りができますので、当日の予約のほうも承っているということで、あくまでも例外的に今受け付けているということでございますので、その点はご理解をいただければと存じます。
もう一点、医療機関の関係ですけれども、これは利用者の利用方法として一例を申し上げますけれども、診療時間の予約につきましては事前にもう決まっておりますので、例えば9時半のお迎えで〇〇病院のほうに行くという予約はされるのですけれども、帰りの時間についてはその診察の時間によってよくわからないというのが正直なところです。こういったものにつきましては、利用者によってはある程度余裕を持った時間帯で帰りの便のほうを入れていただく。もしくは、帰りの便は終わった段階でオペレーターのほうに、受付のほうに電話を入れますというような形で、それぞれ今ご利用されている状況です。したがいまして、柔軟な対応で現在やっておるということは重ね重ね申し上げてご理解をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、利便性の関係、高齢者の事故の関係の件でございますけれども、確かに滑川町のデマンド交通、登録にお越しいただく高齢者の方に、個人的に受け付けをしている状況のときには聞くようにしているのですけれども、免許証の返納はされましたかというのを必ず私は聞くようにしております。それで、大体返ってくるお答えが、免許証を手放してしまうと急に年とったように感じてしまうのだよ、なのでこれは持っていたいという答えがほとんどです。そのときに、昨今大きな事故がございますので、事故が起きてからでは遅いので、返納する勇気を持ってくださいというお話は盛んに差し上げておりますので、ただやはり返した後の交通手段というのは、どの町民の皆様も心配だというのは変わりはございません。
今後、先ほども申し上げましたけれども、町の公共交通の政策としてどういった形で位置づけていくのかというのを、改めてこの間のデマンド交通の運行を検証しながら計画のほうをしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) デマンド交通についてはよくわかりました。
最後に1つ要望なのですが、デマンド交通のこんなふうに利用できますよみたいな事例集みたいなのをもし配布していただければ、町民の方も誤解なく利用できるのかなというふうに思うのですけれども、ぜひご検討お願いいたします。
それと、もう一つ、次の質問なのですが、太陽光発電事業者による開発についてなのですが、最近うちのほうでも、直接事務所のところに手紙を送って、あいている山林とか何かありませんかというような募集の手紙とか来るのです。あるいは営業の方が回ってきて、あいている土地はありませんかみたいな話があるのですけれども。農地なんかですと農地の委員会があって、規制がかかるのですが、山林は規制がかからないので、雑木林ですとかそういうところを多く募集をかけるというか、そういうところを目的に何か募集をしているような業者がいるようなのです。その中で、話を聞いてみると、200平米以上あれば賃貸あるいは買い取りのご相談に応じますというようなことで募集して回っているようなのですけれども、そういう開発が進んでいきますと、虫食い状態で進んでいくような気がして、非常に怖いのです。
滑川町の山林、里山というのは貴重な自然の財産だというふうに思っておりますので、それが虫食い状態で開発されていくというのが一番怖いところで。ある程度、例えば地域を決めて、この辺は開発地域みたいなところで開発していくのであれば、それは滑川町にとっても必要なことだろうというふうに思うのですが、虫食い状態で自然を破壊されていくというのが一番心配しているところなのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 関口環境課長、ご答弁お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、内田議員の再質問に答弁したいと思います。
先ほども最初の答弁にもありましたように、かなり虫食い状態というか、乱開発に近いような状況ではございます。確かにそのような状況でありますけれども、そうすると今のご質問ですと、エリアをある程度、太陽光発電の推進するわけではないですけれども、このエリアと守るエリアということで、ある程度分けたらいいのではないかということのご質問だと思うのですけれども、現在におきましてはそこまで開発部分について規制をすることはできませんので、最初の答弁でもありましたように、今後はそういうことも含めて、国、市町村とともに、この自然を守っていくということもありますので、そういった形、どのような形になるのか、ある程度エリアを決めるような形になるのか、それともその中の町全体の中で、これ以上のそういった開発なり太陽光の部分を規制するのか、それがどういう形になるかちょっとわかりませんけれども、このままな状態でせっかくの貴重な山林、緑が減っていくのは大変危惧されることだと思っておりますので、どのような形かで規制ができればとは考えております。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、内田議員、お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) 太陽光発電の設置の事業者の最近の傾向を見てみますと、太陽光事業者は小規模なものをある程度つくって、それをほかの会社に転売をしてしまうのです。転売をして、転売で買ったところは、そういうところを幾つも集めて、それを投資会社みたいな形にして、小口の投資を受け付けるというような形で土地が転売されていくようなことを話として聞いているのです。
そうすると、最初に設置したときの業者は、一応発電をやめたときには全部回収して、もとの状態に戻しますよという約束をするかもしれないのですけれども、転売されるとその責任がだんだん薄れていってしまって、現実にどうなのかなという心配はあるわけです。その点を何かちゃんとした決まりをつくって、そういう責任の所在があやふやにならないような状態にしておきたいということを考えているのですけれども、いかがなものでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 関口環境課長、ご答弁お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、内田議員さんのご質問に答弁いたします。
ご質問で、小さなものの転売を繰り返すうちに、その辺のところがはっきりわからなくなってしまっていることに対しての規制はというご質問だと思うのですけれども、先ほどもご答弁しておりますように、現状においてはそこまでのケアはできておりません。今後、先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、そういったことについて十分検討をして進めていけたらと考えております。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 内田議員、再質問お願いします。
〇12番(内田敏雄議員) 私が心配していることは、1つに、小さい規模での乱開発と、それから開発した後の責任の所在がうやむやになるかどうかという、この2点なのですけれども、その点を十分踏まえて、何かできることがあれば。例えばここで書いたように、できれば法的な規制がかけられれば一番いいわけですけれども、なかなか開発事業に対しての規制というのは難しいと思うのです。ただ、環境基本条例を昨年制定しましたので、その基本条例に基づく、何か自然の破壊をとめられるような規制を考えていただければいいかなという要望を最後にして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(上野 廣議員) 以上で、内田敏雄議員の一般質問を終わります。
◇ 菅 間 孝 夫 議 員
〇議長(上野 廣議員) それでは、一般質問通告順位4番、議席番号11番、菅間孝夫議員、ご質問お願いします。
〔11番 菅間孝夫議員登壇〕
〇11番(菅間孝夫議員) 11番、菅間孝夫です。議長のお許しをいただきましたので、質問させていただきます。
まず第1に、羽尾神社前通学路を横断歩道に。報道によりますと、各地で交通事故が多発し、幼い子どもたちのとうとい命が失われ、遺族のみにかかわらず、大勢の方々が悲痛な思いに駆られております。
町内でも、安全であるべき小学校の通学路であるにもかかわらず、横断歩道さえ設けられていない場所があります。以前から羽尾神社前の通学路は緑色に舗装され、横断者注意の道路標示はありますが、横断歩道ではありません。この場所を登下校合わせると200人を超える子どもたちが横断しています。朝は、交通指導員や通学ボランティアが見守っていますが、下校時は一部を除き子どもたちのみで横断がほとんどです。
そこで、お尋ねします。なぜ、横断歩道ができないのでしょうか。
2つ目、地元区長から横断歩道の設置の要望はありませんか。
3つ目、横断する子どもたちは何人ぐらいおりますか。
2番目の質問です。住宅地の町道を舗装道路に。町内にはたくさんの町道があります。駅南を見ますと、民間が開発した住宅地は舗装道路や排水、それに下水道までが完備され、整った住宅化が進んでおります。一方、この住宅化された隣接地であっても、旧来の道路は砂利道のまま、排水溝もなく舗装すらされておりません。そんな場所は、何年経過しても見過ごされて放置され、何の恩恵も受けられません。例えば都地区の町道8341号線、わかりやすく言いますとどんぐり保育園の東側と西側になる道路です。それと、羽尾十三塚地区の町道9306号や9388号です。どちらも幅員は4メートル未満ではございますが、昔から複数の居住家屋があり、通り抜けることができる道路でございます。舗装もされず、地元以外は忘れられた道路となっております。ぜひ改善していただきたいと思います。今後の見通しや町の考えを伺います。
3番目、下水道の認可申請や排水溝設置を。羽尾十三塚地区の旧鉄道敷脇町道9303号線は、民間業者が下水本管を埋設し、その後町に移管したことから、町で本管を延伸し、本管の隣接地の居住者は下水管が接続できることを大変喜んでおります。ところが、その1軒隣の家屋の所有者は、何もしてもらえず耐えている状況です。ぜひ早期に各家庭の下水管や排水溝の設備をされることを要望しております。今後の町の計画や見通しを伺います。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 質問は終わりました。
順次答弁をお願いします。
1、羽尾神社前通学路を横断歩道にのうち、これまでの経緯についてと、2の住宅地の町道を舗装道路にを吉野建設課長、1の羽尾神社前通学路を横断歩道にのうち、地元区長からの要望についてを大塚総務政策課長、1、羽尾神社前通学路を横断歩道にのうち、横断する子どもたちの人数についてを澄川教育委員会事務局長、3の下水道の認可申請や排水溝整備を関口環境課長に答弁を求めます。
初めに、吉野建設課長、答弁をお願いいたします。
〔建設課長 吉野徳生登壇〕
〇建設課長(吉野徳生) 建設課長、菅間議員の質問に答弁をいたします。
羽尾神社前の通学路の横断歩道の件につきましてですけれども、横断歩道設置要望に関する今までの経過を説明をさせていただきます。
羽尾神社前の町道246号線につきましては、道路計画時に東松山警察署と交通協議を行い、平成20年8月に横断歩道設置の要望書を提出させていただきました。工事が始まった平成21年7月に再度横断歩道設置の要望書を提出しております。
町道246号線の道路改良工事は、平成21年6月から工事を実施いたしまして、平成22年3月に完成をしております。工事完成時までに横断歩道設置の許可がおりなかったことから、平成22年3月に東松山警察署の交通規制担当者と現場立ち会いを行い、現在のようなグリーンベルト及び滑りどめ舗装を施工をしたところでございます。横断歩道の新設につきましては、交通規制の基準により、交通管理者である警察署の判断となります。以上、答弁とさせていただきます。
続きまして、2番目の住宅地の町道を舗装道路にでございます。生活道路の舗装につきましては、町内全域の小規模舗装工事として、おおむね4メートル程度の道路について、地元の要望を受け、必要に応じて舗装工事等を行っております。
ご質問の町道8341号線につきましては、地元要望を受け、舗装の検討をしておりますが、住宅開発の見込みがあり、舗装を施工した後に水道等の取り出しにより道路を掘削される可能性があることから、舗装工事の実施を見送っているところでございます。住宅が立ち並んだ際には舗装工事を進めていきたいと考えております。現在通行等に支障があればご相談をいただき、早急に対応をさせていただきます。
また、町道9306号線、町道9308号線、町内のその他の生活道路につきましても、地元の要望による舗装等の工事は可能でございますので、区長さんを通じて要望書の提出をお願いできればと思っております。利用状況等を勘案し、検討をさせていただきます。
以上、答弁といたします。
〇議長(上野 廣議員) 次に、大塚総務政策課長、答弁をお願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、菅間議員さんの質問に答弁いたします。
地元区長からの横断歩道設置要望はありませんかという質問でございますけれども、平成30年10月19日に要望を受け付けました。町ではその要望を受け、平成30年12月に該当箇所の交通量調査、朝の通勤通学時間帯のみですが、実施いたしました。同月、町長名で警察に要望書を提出しております。
警察からの回答につきましては、この件に限らず、ほかの要望等もあるわけですけれども、一つ一つの案件に対しての基本的な回答は一切ございません。要望に対する進展、例えば設置される場合には担当課との協議となりますが、これらの協議についての連絡についてはいまだない状況でございます。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 次に、澄川教育委員会事務局長、答弁をお願いします。
〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
〇教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、菅間議員のご質問に答弁させていただきます。
羽尾神社前の通学路、グリーンベルト部分について、横断する子どもたちの人数ですが、こちらにつきましては、宮前小学校だけの児童が対象となります。人数につきましては、学校へ確認したところ、296人ということでした。全校児童、宮前小学校は471人となりますので、60%以上の子どもたちがご質問の場所を通っていることになります。
学校でも交通安全対策として、登校時の立哨指導、これは機会を見て月2回以上学校のほうでは実施しております、を行うといったことや一斉下校、字別下校の機会に担当教員により安全な横断の仕方について指導を行うといったことや、頻度は少ないですが、現場で直接子どもたちに対して下校指導を行うといった対応も実践しています。
また、学校での安全指導を継続する中で、交通安全指導員、保護者、スクールガードリーダー、通学ボランティアの方々と連携した登下校の見守り活動のおかげで、大きな事故もなく子どもたちが無事通学をできているのが現状です。
今後もこれらの対策を継続、強化することで、子どもたちの登下校の安全確保に努めてまいりたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 次に、関口環境課長、ご答弁お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、菅間議員からのご質問に答弁いたします。
羽尾十三塚地区の下水道事業の今後の計画はというご質問ですが、滑川町の下水道事業計画において、羽尾十三塚地区は下水道整備区域外となっておりましたが、旧鉄道敷、町道9303号線において民間の住宅宅地開発等が盛んに行われたことから、下水道区域への編入申請を行い、平成28年3月18日付で蟹山地区、十三塚地区の一部、計5.6ヘクタールについて事業認可を取得した経緯がございます。その後、民間開発によって下水道管が布設され、町に下水道施設の帰属を受け、平成30年度に町の工事によって約215メートル延長し、平成31年4月12日付で供用開始告示を行いました。これにより町道9303号線沿いの住民に対しては、宅地内配管工事後の下水道の放流が可能となりました。
今後の下水道整備につきましては、次年度、令和2年以降に事業認可取得済み区域内の工事の実施設計完了している箇所におきましては、順次工事着手を行っていくとともに、十三塚地区の事業認可未取得箇所につきましては、滑川町の汚水処理方針を定めております滑川町生活排水処理基本計画の改定を今年度中に予定しておりますので、今後の土地利用計画の動向を見据えながら、十三塚地区の汚水処理の手法、浄化槽地域か下水道地域にするかについて検討をしてまいりたいと思っています。
以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(上野 廣議員) 答弁が終わりました。
再質問お願いします。菅間議員、お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 再質問させていただきます。
横断歩道は、もう22年の要望から30年までの要望まで、この8年ぐらいの間、要望はなかったわけなのですか、しなかったわけなのですか。お尋ねします。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、菅間議員さんの質問に答弁いたします。
今、22年から云々という質問ですけれども、今回、私のほうが受けたのは、地元区長からの横断歩道の要望はありませんかという質問でしたので、区長の要望については平成30年10月19日に要望を受け付け、東松山警察署に申し込んだという話でありまして、その以前に滑川町がいつそういった要望をしたかというのは、ちょっと手元に資料がありませんので、したかどうかもちょっと把握しておりません。
ただ、建設時には建設課がそういった要望をしているというのは、先ほど吉野建設課長がしたと思うのですけれども、その道路が完成してから今までの間に町がしたかどうかはちょっとわかりません。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、菅間議員、お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 横断歩道があるとないとは、大分車に対する義務が発生すると思うのですが、車に対する義務はどんなものが発生するのか、教えていただきたいと思います。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、菅間議員さんの質問に答弁いたします。
運転者のマナーとすれば、横断歩道がありますというのは、事前によくひし形のマークが手前のほうにありまして、この先に横断歩道がありますというのが実際ありますよね。実際、横断歩道があるわけですから、運転者側のマナーとすれば、この先に横断者がいるということは想定されるわけですから、そういったことを考えながら運転するのが至極当然の話かなと思います。
そのほか、細かいことにつきましてはちょっと私も答弁しかねますので、よろしくお願いします。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、菅間議員、お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 一般的には、横断歩道があるということは赤色の点滅信号がついている、そんな感じかなと思っております。その横断歩道のない道路を、何でずっと何年もの間、横断歩道にしないで通学路に認定していたのか、お尋ねします。
〇議長(上野 廣議員) 大塚総務政策課長、お願いします。
〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
〇総務政策課長(大塚信一) 質問趣旨が理解できないので、もう一回お願いしたいのですけれども。
〇議長(上野 廣議員) 再度お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 横断歩道でない、考えによっては危険な道路であろうということが考えられますけれども、横断歩道にしないということを知っていながら、ずっと通学路になっております。私が知っているだけでももう9年間はなっております。何で通学路をもっと早く公安委員会に認めさせなかったかということをお尋ねしたいのです。
〇議長(上野 廣議員) 暫時休憩します。
休 憩 (午後 3時03分)
再 開 (午後 3時05分)
〇議長(上野 廣議員) 再開します。
澄川教育委員会事務局長、お願いします。
〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
〇教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、菅間議員の再質問にご答弁させていただきます。
確かに、羽尾神社前、横断歩道がないところを子どもたちは横断していますが、現在羽尾神社の前の田んぼを通ってきて、あそこを通ることが周りの状況や交通量、また指導員さんやボランティアさんの見守りの状況を勘案して、一番安全な通学路ということで子どもたちにあそこを通っていただいている状況でございます。
また、ただ横断するのではなく、今白線、それからグリーンベルトという形で道路標示をされておりますので、横断歩道まで行けていないのはそういう状況ではございますが、少なくてもそれがないほかの場所よりは安全な場所であるというふうに判断をして、通学路として認定し、子どもたちが通学しているのが現状でございます。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 再質問お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 簡単に言えば、 ということだと思います。そんなこと言っていないで、次へ進みたいと思います。
昨年の12月に役場から要望した横断歩道設置の要望は、昨日警察に行ってきました。私も警察に2度ほど行ったのですが、半月ほど前に行ったところ、交通課長が調べて回答しますということでした。きのう行ったところ、またそれから係の者と相談して返事をするということで、大分警察のほうもしっかりしていないな、やっていないという感じを受けました。
とりあえず昨年12月に要望した横断歩道の設置については、これから公安委員会のほうに、ちょっと期間は過ぎているけれども申請するということを言っておりました。警察のほうも、1年もたってしまうと申請はチャラになるようで、チャラといいますか、なかったこととみなしていることですので、これから横断歩道にならない場合は、毎年毎年申請するような方法が必要かなと思っております。
次の舗装道路の話なのですが、都地区には8341号線の付近の住宅開発はどの辺があるのでしょうか。お答え願います。
〇議長(上野 廣議員) 吉野建設課長、お願いします。
〔建設課長 吉野徳生登壇〕
〇建設課長(吉野徳生) 建設課長、菅間議員の質問に答弁をいたします。
都地区につきましては、駅から近いということで、都市計画法の34の11号という指定がされております。住宅開発ができる場所でありまして、あの地区については民間からの開発が徐々に進んでおりまして、道路沿いに区画の申請が出ております。
当初、その道路何本か、東西南北に開発に向かってあるのですけれども、随時1本ずつやっておりますので、その住宅開発が進み次第申請は上がっていますので、現場確認しながら検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(上野 廣議員) 再質問、菅間議員、お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) ありがとうございます。都地区の舗装道路ができることを楽しみにしております。
十三塚の道路、9306と9308の砂利道、ここは側溝もございません、下水もございません。ただ砂利道があるだけで、通り抜ける方も大分不便をしております。ここの舗装は、先ほどの話ですと要望はあればできるというような話に聞こえましたが、それでよろしいのでしょうか。
〇議長(上野 廣議員) 吉野建設課長、ご答弁お願いします。
〔建設課長 吉野徳生登壇〕
〇建設課長(吉野徳生) 建設課長、菅間議員の質問に答弁をいたします。
先ほど申し上げましたとおり、滑川町内の生活道路については、区長さんによる要望を受けて、どのような不便を感じているかということを聞き取りをさせていただく中で、先ほども申し上げましたけれども、利用状況等を勘案した上で現地を確認して、舗装が必要であれば舗装、砂利でオーケーであれば砂利でいきたい、そういうふうに現場を見ながら舗装のほうの検討も進めていきたいというふうに考えております。必ずできるということではございません。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) ありがとうございます。
再質問お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) この十三塚は、自分たち個人で簡易舗装したようなところもあります。また、どういうわけか同じ9304というところは町でやったのでしょうか、簡易舗装ができております。この9304というところは、水が出るところです。水がたまってしまう場所、消防車でかき出すような場所でございます。ここは舗装ができております。
それから、各家庭が、ほとんどの家庭が排水溝もありませんので、道路下に下水管を個人で埋める、あるいはグループで埋めております。それがために、グループ同士でいさかいが起こって、仲が悪くなった家庭が今もって続いております。そんな家庭がないように、ぜひ下水管を埋設してほしいのですが、これはまだ県のほうから認可がおりていないということを聞いております。9306と9308、こちらのほうの認可はおりないのでしょうか、お尋ねします。
〇議長(上野 廣議員) 関口環境課長、お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、菅間議員の再質問に答弁いたします。
認可は取れないのかということなのですけれども、これにつきましては、順次計画的に進めておりますので、その中で進めていきたいと思いますので、はっきりいつというお話はできないのですけれども、順次計画を立ててやっておりますので、ご理解いただければと考えております。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) 先ほど9304、よく水がたまる場所というところの話なのですが、ここは簡易舗装されておりますが、ここは認可があったということを伺っております。9304が、申請したから認可おりたのでしょうけれども、9306と9308、道路は認可を申請していないと思います。どうして、条件がどんなふうに違って、申請するのとしないのと差があるのでしょうか。お尋ねします。
〇議長(上野 廣議員) 暫時休憩します。
休 憩 (午後 3時13分)
再 開 (午後 3時15分)
〇議長(上野 廣議員) 再開します。
関口環境課長に答弁をお願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、菅間議員の質問に答弁いたします。
先ほどのご質問のございました場所については、申請は終了しております。申請は終了しておりますので、認可がおりましたところで順次工事をしていくということでございます。
〔何事か言う人あり〕
〇環境課長(関口正幸) 済みません。認可してもらっておりますので、順次工事のほうを進めていきたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問お願いします。菅間議員。
〇11番(菅間孝夫議員) そうしますと、町道9304、よく水がたまる場所も認可がおりているということ。それから、バス会社の裏手になりますが9306、9308も認可はおりたということになるのですか。お尋ねします。
〇議長(上野 廣議員) 関口環境課長、お願いします。
〔環境課長 関口正幸登壇〕
〇環境課長(関口正幸) 環境課長、菅間議員の質問に答弁いたします。
認可はおりておりますので、順次工事のほう進めたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(上野 廣議員) 再質問お願いします。
〇11番(菅間孝夫議員) ありがとうございました。私9306と9308は認可がおりていないと伺っていたものですから質問させていただきました。
また、この近くの住宅の方が、家を建てようと思っても、合併槽だからいいのではないかという話をしているのですが、建築会社によっては嫌がって、建て直しがきかない家があるなどと言っているうちもありますので、早く本下水が入って舗装道路になるように要望いたしまして質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(上野 廣議員) 以上で、菅間孝夫議員の一般質問を終わります。
◎延会について
〇議長(上野 廣議員) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(上野 廣議員) 異議なしと認めます。
したがって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。
以上をもちまして、本日の会議を終了とします。
◎次回日程の報告
〇議長(上野 廣議員) 次回、翌日の7日は、午前10時に開会します。一般質問を行います。
◎延会の宣告
〇議長(上野 廣議員) 本日はこれにて延会とします。
大変ご苦労さまでした。
(午後 3時19分)
〇議会事務局長(木村晴彦) ご起立願います。
相互に礼。
お疲れさまでした。