平成30年第214回滑川町議会臨時会(第1号)

              平成30年第214回滑川町議会定例会 平成30年9月26日(水曜日)         議 事 日 程 (第1号)    開会及び開議の宣告                                   1 会議録署名議員の指名                                  2 会期の決定                                       3 新議員の議席の指定  4 新議員の常任委員の選任  5 議会運営委員の選任  6 議会広報発行対策特別委員の選任  7 諸般の報告                                       8 行政報告                                        9 常任委員会所管事務調査報告                                 町長提出議案の一括上程、説明                             10 認定第 1号 平成29年度滑川町一般会計及び特別会計決算の認定について        11 認定第 2号 平成29年度滑川町水道事業会計における剰余金処分及び決算の認定について 12 議案第56号 滑川町歯科口腔保健の推進に関する条例の制定について           13 議案第57号 滑川町環境基本条例の制定について                    14 議案第58号 滑川町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について          15 議案第59号 滑川町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改           正する条例の制定について                        16 議案第60号 滑川町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一           部を改正する条例の制定について                     17 議案第61号 平成30年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定について       18 議案第62号 平成30年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定について 19 議案第63号 平成30年度滑川町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について   20 議案第64号 平成30年度滑川町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議定につい           て                                   21 議案第65号 平成30年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議定について  22 議案第66号 平成30年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定につ           いて                                  23 議案第67号 平成30年度滑川町浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)の議定について  24 議案第68号 平成30年度滑川町水道事業会計補正予算(第2号)の議定について     25 議案第69号 町道路線の認定について                         26 一般質問                                       出席議員(14名)    1番  菅  間  孝  夫  議員      2番  高  坂  清  二  議員    3番  上  野  葉  月  議員      5番  井  上  奈 保 子  議員    6番  内  田  敏  雄  議員      7番  森  田  泰  雄  議員    8番  服  部  幸  雄  議員      9番  宮  島  一  夫  議員   10番  吉  野  正  浩  議員     11番  阿  部  弘  明  議員   12番  松  本  幾  雄  議員     13番  瀬  上  邦  久  議員   14番  上  野     廣  議員     15番  北  堀  一  廣  議員 欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人      町       長    吉   田       昇      副   町   長    柳       克   実      総 務 政 策 課 長    大   塚   信   一      税  務 課  長    篠   ア   仁   志      会 計 管 理 者 兼    木   村   俊   彦      会  計 課  長      健 康 福 祉 課 長    小   柳   博   司      町 民 保 険 課 長    岩   附   利   昭      健 康 づ く り課長    會   澤   孝   之      環  境 課  長    笠   原       直      産 業 振 興 課長兼    吉   田       浩      農業委員会事務局長      建  設 課  長    吉   野   徳   生      教育委員会事務局長    澄   川       淳      水  道 課  長    武   井   宏   見      代 表 監 査 委 員    稲   葉   一   正
本会議に出席した事務局職員      議 会 事 務 局 長    木   村   晴   彦      書       記    平   岩   春   菜      録       音    宮   島   栄   一
議会事務局長(木村晴彦) ご起立願います。
  相互に礼。
  ご着席願います。

    開会及び開議の宣告
議長(北堀一廣議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には大変ご多用のところ、第214回滑川町議会定例会にご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
  また、会議に先立ち一言申し上げたいと、こんなふうに思います。このたびの平成30年7月豪雨台風第21号及び北海道胆振東部地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、負傷された方々や避難生活を余儀なくされている方々、そして全ての被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。一日も早くもとの生活に戻れるようご祈念を申し上げたいというふうに思います。
  さて、過日執行されました滑川町町長選挙におかれましては、吉田昇さん、当選まことにおめでとうございます。また、議会議員の補欠選挙におかれましては、上野葉月さん、内田敏雄さん、吉野正浩さんが当選をされました。まことにおめでとうございます。
  ただいまの出席議員は14名全員であります。定足数に達しておりますので、ただいまから第214回滑川町議会定例会を開会いたします。
  なお、本日教育委員会、横塚元幸教育長職務代理者より欠席の連絡を受けておりますので、ご報告を申し上げます。
  これより本日の会議を開きます。
                                   (午前10時00分)

    会議録署名議員の指名
議長(北堀一廣議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第125条の規定により、議長において指名をいたします。
   7番  森 田 泰 雄 議員
   8番  服 部 幸 雄 議員
   9番  宮 島 一 夫 議員
  以上、3名の方にお願いをいたします。

    会期の決定
議長(北堀一廣議員) 日程第2、会期の決定を議題とします。
  本件につきましては、議会運営委員会でご審議をいただいておりますので、議会運営委員会委員長に報告をお願いいたします。
  議会運営委員会、井上奈保子委員長、お願いをいたします。
          〔議会運営委員長 井上奈保子議員登壇〕
議会運営委員長(井上奈保子議員) おはようございます。5番、井上奈保子です。議長の命によりまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本定例会の運営にかかわる議会運営委員会は、去る9月20日午前10時から開催しました。出席者は、議長を初め、議会運営委員会委員7名、執行部より町長、副町長、総務政策課長にご出席いただき、付議されます案件等について説明を受け、慎重に審議しました。
  その結果、会期は本日から10月3日までの8日間とし、本日は新議員の議席の指定、新議員の委員会の選任、諸般の報告、行政報告、常任委員会所管事務調査報告、町長提出議案の一括上程、説明、一般質問を行います。
  27日は午前10時から一般質問、決算議案の説明、審査報告、総括質疑を行い、決算審査特別委員会を設置し、決算議案の付託を行います。
  28日は午前10時から全員協議会を開催し、午後1時から決算審査特別委員会を開催します。
  29日、30日は休日休会とします。
  10月1日は午前9時から決算審査特別委員会を開催し、付託案件を審査いたします。また、午後1時から議案審議を行います。
  2日は午前10時から議案審議を行います。
  3日は午前10時から議案審議を行いまして、全議案審議、全日程終了次第、閉会とすることと決定いたしました。
  なお、会期日程につきましては、お手元に配付した会期予定表のとおりでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
  以上をもちまして議会運営委員会の報告を終わります。
議長(北堀一廣議員) ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日から10月3日までの8日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(北堀一廣議員) 異議なしと認めます。
  よって、会期は本日から10月3日までの8日間に決定をいたしました。

    新議員の議席の指定
議長(北堀一廣議員) 日程第3、新議員の議席の指定を行います。
  こちらにつきましては、滑川町議会会議規則第4条第2項により、一般選挙後、新たに選挙された議員の議席は議長が定めることになっていることから、過日開催をされました正副議長委員長会議において指定をさせていただきました。
  3番に上野葉月議員、6番に内田敏雄議員、10番に吉野正浩議員、以上を報告させていただきます。

    新議員の常任委員の選任
議長(北堀一廣議員) 次に、日程第4、新議員の常任委員の選任を行います。
  こちらにつきましては、滑川町議会委員会条例第7条第2項の規定により、閉会中においては議長が指名することができるとなっているため、正副議長委員長会議において指名をさせていただきました。
  総務経済建設常任委員に内田敏雄議員と吉野正浩議員を、文教厚生常任委員に上野葉月議員を指名しましたので、報告をさせていただきます。
  それでは、ここでこのたび当選をされました3名の方にご挨拶を自席にてお願いをしたいと思います。
  まず初めに、上野葉月議員、お願いをいたします。
3番(上野葉月議員) 議席番号の3番を承りました上野葉月と申します。よろしくお願いします。子育て世代の代表として、その世代の声を議会に届けてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  次に、内田敏雄議員、お願いをいたします。
6番(内田敏雄議員) 議席番号6番、内田敏雄と申します。
  私は、大学を卒業してから染色検査協会という染色された繊維製品を検査する会社に就職をいたしまして、60歳の定年になるまでそこで繊維製品、主に衣料品なのですが、品質管理を仕事としてやっておりました。したがいまして、地方自治にはまだ疎く、これから一生懸命、非力ですが、皆様のご指導をいただきまして、懸命に勉強して粉骨砕身の覚悟で、滑川町の発展と町民の皆様の幸福のために一生懸命公務に励みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  次に、吉野正浩議員、お願いします。
10番(吉野正浩議員) 議席番号10番の吉野正浩といいます。水房に住んでおりまして、今現在63歳です。私は公務員生活ということで42年間、ふじみ野市、合併前は上福岡市なのですけれども、ふじみ野市で働いておりました。立場が変わりますが、町の発展のために一生懸命頑張ってまいりたいと思います。若輩者ですが、よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。

    議会運営委員の選任
議長(北堀一廣議員) 日程第5、議会運営委員の選任を行います。
  このたび議会運営委員が2名欠員となっておりましたので、こちらにつきましても滑川町議会委員会条例第7条第2項の規定により、閉会中においては議長が指名することができるとなっているため、正副議長委員長会議において指名をさせていただきました。
  議会運営委員に内田敏雄議員と吉野正浩議員を指名いたしましたので、報告をさせていただきます。

    議会広報発行対策特別委員の選任
議長(北堀一廣議員) 次に、日程第6、議会広報発行対策特別委員の選任を行います。
  このたび議会広報発行対策特別委員が1名欠員となっておりましたので、こちらにつきましても滑川町議会委員会条例第7条第2項の規定により、閉会中においては議長が指名することができるとなっているため、正副議長委員長会議において指名をさせていただきました。
  議会広報発行対策特別委員に上野葉月議員を指名しましたので、報告をさせていただきます。

    諸般の報告
議長(北堀一廣議員) 次に、日程第7、諸般の報告を行います。
  議長より報告をさせていただきます。
  初めに、本定例会の会期予定、議事日程及び議案等につきましては、お手元に配付しておきましたので、ご了承を願います。
  次に、今議会には決算審査報告等のため、稲葉一正代表監査委員に出席をしていただいておりますので、ご了承を願います。
  次に、本職宛てに提出のありました陳情第2号 臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承を願います。
  次に、町長から平成29年度決算に基づく健全化判断比率・資金不足比率に関する報告書及び寄附報告書の提出がありましたので、お手元に配付をしておきましたので、ご了承を願います。
  次に、教育委員会から平成30年度教育委員会点検・評価報告書の提出があり、お手元に配付しておきましたので、ご了承を願います。
  次に、監査委員から平成30年6月、7月、8月、9月実施の例月出納検査の結果報告がありました。報告書は、事務局に保管してありますので、随時閲覧を願いたいというふうに思います。
  次に、閉会中に議長が出席をしました会議、研修等につきましては、報告書を配付してございますが、この場において幾つかご報告をさせていただきたいというふうに思います。
  まず、6月の28、29ですが、埼玉県町村議会議長会県外視察研修ということで、今回は石川県加賀市議会、議会改革について研修を行ってまいりました。この市議会におかれましては非常に現在議員のなり手不足に大変苦慮しているというようなことが往々の課題になったようでございます。
  続きまして、8月の9日、埼玉中部資源循環組合定例会に出席をいたしました。協議会を開催し、新ごみ処理施設の建設に向けて2市6町1村の首長より早期建設の再確認の意思表示をいただいたところでもございます。一日も早くこの新処理施設の建設ができるよう切望しているものでもございます。
  最後になりますが、8月の21、22、総務経済建設常任委員会県外所管事務調査を行いました。まず、1日目でございますが、甲府市で議会における大規模災害発生時の対応について研修をしてまいりました。そして、2日目には同じく山梨県の甲州市でございますが、日本農業遺産認定に向けた取り組みについて研修をしてまいりました。
  以上、簡単ですが、報告にかえさせていただきます。
  次に、比企広域市町村圏組合議会定例会の報告を瀬上邦久議員、お願いをいたします。
          〔13番 瀬上邦久議員登壇〕
13番(瀬上邦久議員) 皆さん、おはようございます。13番、瀬上邦久でございます。議長の命により平成30年第3回比企広域市町村圏組合議会定例会のご報告を申し上げます。
  本定例会は、8月10日午前10時に招集され、会期は1日限りと決定されました。
  それでは、提案されました11議案についてご報告いたします。
  議案第20号 請負契約の締結については、東松山斎場建設工事の請負契約を締結することについて議決を求めるものでございました。
  議案第21号 平成30年度比企広域市町村圏組合一般会計補正予算(第1号)については、前年度予算の剰余金の確定により歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ230万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8,030万5,000円とするものでございます。
  議案第22号 平成30年度比企広域市町村圏組合消防特別会計補正予算(第2号)については、前年度予算の剰余金の確定によるものが主で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,976万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億8,400万2,000円とするものでございます。
  議案第23号 平成30年度比企広域市町村圏組合斎場及び霊きゅう自動車事業特別会計補正予算(第1号)については、前年度予算の剰余金の確定により、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ228万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億6,328万1,000円とするものでございます。
  議案第24号 平成30年度比企広域市町村圏組合介護認定及び障害支援区分審査会特別会計補正予算(第1号)については、前年度予算の剰余金の確定により、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ504万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,104万8,000円とするものです。
  議案第25号 平成30年度比企広域公平委員会特別会計補正予算(第1号)については、前年度予算の剰余金の確定により、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ63万円とするものでございます。
  議案第26号 平成29年度比企広域市町村圏組合一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第27号 平成29年度比企広域市町村圏組合消防特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第28号 平成29年度比企広域市町村圏組合斎場及び霊きゅう自動車事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第29号 平成29年度比企広域市町村圏組合介護認定及び障害支援区分審査会特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第30号 平成29年度比企広域公平委員会特別会計歳入歳出決算の認定について、以上、議案第20号ないし議案第25号につきましては、全てが原案のとおり可決いたしました。そして、議案第26号ないし議案第30号の認定については、いずれも監査委員の監査意見書を付して認定となりました。
  次に、一般質問につきましては、1名の議員が質問されました。内容は、比企広域消防に関するもので、ドローンの利用についての質問でございました。
  なお、関係書類につきましては、議会事務局に保管してございますので、ごらんをいただきたいというふうに思います。
  以上で平成30年第3回比企広域市町村圏組合議会定例会のご報告といたします。よろしくお願いします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  次に、小川地区衛生組合議会定例会の報告を服部幸雄議員、お願いいたします。
          〔8番 服部幸雄議員登壇〕
8番(服部幸雄議員) おはようございます。8番、服部幸雄です。命により、小川地区衛生組合議会及び環境衛生常任委員会報告を申し上げます。
  去る8月24日午前10時より小川地区衛生組合議会の第2回定例会が全議員出席のもと、会期が1日限りということで決定し開催されました。
  今回の小川地区衛生組合議会では、2議案が提出されました。
  第9号議案は、平成30年度小川地区衛生組合一般会計補正予算(第1号)であり、衛生費、清掃費、じん芥処理費等の補正が提案され、原案どおり可決されました。
  第10号議案は、平成29年度小川地区衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定についてであり、分担金、使用料及び手数料、繰越金、繰入金等について説明と提案があり、原案どおり可決されました。
  続いて、同日午後1時半より、環境衛生常任委員会が小川地区第1委員会室で全委員の出席のもと、会期が1日限りということで決定し開催されました。
  今回の小川地区衛生組合議会の臨時議会では、1議案が提出されましたので報告いたします。
  本組合が抱える環境衛生の諸問題の解決に資するため、環境衛生の諸問題について調査することとし、先進自治体の環境センターの視察を2月中旬に実施することが協議の結果、可決されました。
  なお、詳細につきましては、議会事務局に資料が保管してありますので、ご参照ください。
  以上、小川地区衛生組合及び環境衛生常任委員会の報告を終わりにします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  次に、埼玉中部資源循環組合議会定例会の報告を菅間孝夫議員、お願いいたします。
          〔1番 菅間孝夫議員登壇〕
1番(菅間孝夫議員) おはようございます。1番、菅間孝夫です。議長の命により、平成30年第2回埼玉中部資源循環組合議会定例会の結果を報告させていただきます。
  去る8月2日、吉見町議場において、組合議会の定例会が開催されました。滑川町から北堀議長及び私、菅間の2名が出席しました。なお、吉田町長は副管理者として出席されました。
  平成30年第2回埼玉中部資源循環組合議会定例会について、その概要を報告いたします。
  出席議員は22名全員でした。
  まず初めに、渡邉一美ときがわ町長が新たに副管理者に就任されました。また、組合議員についても辞職あるいは任期満了に伴い3名の議員が新たに選任されました。
  管理者の行政報告では、1月から6月までの組合事務が報告され、さらに都市計画決定や農振除外の手続、環境影響評価調査の縦覧及び説明会、用地買収等、多くの事務事業が進んでいるとの報告がありました。
  管理者から提出された議案は3件であります。
  議案第6号は、埼玉中部資源循環組合個人情報保護条例の一部を改正する条例制定についてです。個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、個人情報の定義を明確化するために所要の改正が必要なため、一部を改正する条例を制定したいとするものです。
  議案第7号は、平成30年度一般会計補正予算(第1号)は、繰越金の確定に伴い5,002万5,000円を追加し、予算の総額を8億6,902万5,000円とするものです。
  議案第8号は、平成29年度一般会計歳入歳出決算です。歳入決算額を5億6,146万8,722円、歳出決算額を5億632万930円とするものです。決算に係る細部の説明を会計管理者から、決算審査意見を監査委員からありました。
  以上の経過を踏まえ、全ての議案が原案どおり議決されましたことを報告いたします。
  一般質問は2名でした。1名からは3点の質問がありました。
  @、平成34年度稼働におくれはないかとの質問です。現在基本設計(案)のスケジュールに沿って事業者選定手続を進めている。大変厳しい状況ではあるが、平成34年稼働に向けて鋭意進めているとの答弁でした。
  Aに、物価上昇、地元対策などにより、概算事業費のふえる可能性はとの質問では、基本設計(案)において、メーカーアンケート、環境省の手引きを用いて概算事業費を整理している。今後最終的な仕様を決定する段階で適切に事業費を把握してまいりますとの答弁でした。
  3番目に、附帯施設の基本的な考え方の質問についてでは、新ごみ処理施設整備構想では、一般廃棄物処理熱回収施設と附帯施設の整備を一体的に取り組み、地域おこしと地域づくりを進めるとしています。また、地元説明会で意見を聞きながら副市町村長会議で検討中ですとの答弁がありました。
  もう一名の新議員は、組合の基本的な考え方についての質問でした。
  なお、関係書類につきましては、議会事務局にございますので、ごらんいただきたいと思います。
  以上で報告を終わります。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  以上で諸般の報告を終わります。

    行政報告
議長(北堀一廣議員) 日程第8、行政報告を行います。
  吉田町長より挨拶並びに一般行政報告をお願いいたします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 皆さん、おはようございます。町長の吉田でございます。議長のお許しをいただきましたので、開会に当たっての挨拶と一般行政報告を申し上げます。
  本来でありますれば、9月定例議会は9月の初旬に毎年行ってまいりました。ことしは議会議員の補欠選挙、そして町長選挙が9月9日に行われました関係から、9月定例議会が月末に大変ずれ込んだということで、理由はそうしたわけでございますので、ご了解をいただきたいというふうに思います。
  本日は、第214回滑川町議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位には何かとご多忙の中、ご健勝にて全議員にご出席を賜り、開会できますことに厚く御礼申し上げます。
  また、今回町議会議員補欠選挙におきまして、当選をされました上野葉月様、内田敏雄様、吉野正浩様、まことにおめでとうございます。今後議会議員としての活躍をご期待申し上げる次第でございます。
  この夏は異常気象に見舞われ、さまざまな災害が発生をいたしました。6月の下旬から7月上旬にかけて西日本を襲った記録的豪雨は各地で大きな被害をもたらし、豪雨災害の死者数としては、平成では最悪の被害となりました。
  その後、日本列島では、記録的な猛暑が続き、大暑の7月23日には熊谷市で国内の観測史上最高となる41.1度を記録しました。
  また、9月3日から5日に非常に強い勢力を持った台風21号の日本列島への接近、上陸に伴い、近畿、東海、北陸、北海道を中心に記録的な暴風雨となり、大きな被害が発生しました。そして、兵庫県を中心に高波による被害も多く発生し、関西国際空港は浸水、停電などで閉鎖、さらに連絡橋にタンカーが衝突し、一時孤立してしまいました。さらに関西地区だけでも数百万戸の大規模停電が起こりました。
  数日後の9月6日、北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が北海道を襲い、道内全ての火力発電所が緊急停止し、道内全域約300万戸が停電となりました。山林部では、大規模な崖崩れが広範囲で発生し、多くの人々が犠牲となりました。
  これら、この夏に起きた災害により、数多くのとうとい命が失われてしまいました。亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げます。また、大変な生活を強いられている被災者の生活再建が一日も早く実現することを望んでおる次第でございます。
  それから、先日行われました滑川町長選挙ですが、町民皆さんの心からなるご理解をいただき、5期目の当選を果たさせていただきました。4期16年の働きに対する信任をいただいた結果だと思っております。4期16年の経験を生かし、滑川町の発展に全力をささげる覚悟でございます。そして、住民とともに安全で安心な町づくりに、そして町民の健康づくりに邁進してまいります。今後も福祉、教育、環境、平和、健康の5本の柱を中心に、町民目線で町民ニーズに応え、町民の皆様の負託に応えるべく、これからの4年間、課題にしっかり取り組んでまいります。
  私には今日の豊かな滑川町を築き上げられてこられた先人に感謝の念を抱き、今までの経験を生かしながら、次の世代への責任を持って、町民の皆様にこの町に住んでよかった、生まれてよかったと感じていただける町づくりを進めていく使命がございます。どうか議員各位、町民の皆様におかれましては、町政運営におきまして、今まで以上のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
  さて、本定例会は、平成29年度一般会計及び特別会計決算並びに水道事業会計決算の認定を初め、14件の議案審議をお願いするものでございます。また、追加議案として、人事案件も提出をさせていただく予定でございます。慎重審議を賜りまして、原案どおり可決決定いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
  それでは、一般行政報告を申し上げます。
  6月9日に、滑川町発展のため、学校教育・社会教育の充実のためご尽力をいただきました小澤教育長がご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。小澤教育長には、正六位瑞宝双光章が授与されました。
  6月11日、恒例となっている町内の環境美化運動では、あいにくの雨の中、環境委員である区長さんを中心に、地域住民が自主的に取り組んでいただき、約2トンのごみを回収していただきました。滑川町の美しい環境を守るために、毎年継続して美化運動にご協力をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。
  7月14日、コミュニティセンターで、大相撲の貴乃花部屋のおかみの花田景子氏を講師に迎え、「日本人の心 おもてなし」をテーマに公民館講演会を開催しました。来場者の方は、花田氏の丁寧な話力に引き込まれて聞き入っておりました。
  さて、本年は、あの痛ましい世界大戦の終結から73年を迎えました。悲惨な戦争の記憶を風化させないよう、毎年開催しております写真パネル展「戦争と平和を考える2018」を8月9日から13日間にわたりコミュニティセンターで開催し、多くの方々に見学をしていただきました。
  また、8月18日には、平和を見詰めるピースバスツアーを実施し、21名の皆さんにご参加をいただきました。平和のとうとさを考える事業を実施することができました。
  健康長寿を目指す滑川町にとって、まことに喜ばしいことに9月25日、昨日でございますが、中尾の横田きんさんが100歳を迎えられました。町として一世紀長寿祝金支給条例に基づき、お祝いを申し上げたところでございます。
  夏の間は、スポーツ行事も多く行われており、第100回全国高校野球選手権北埼玉大会におきまして、20年ぶりの甲子園出場を目指し、滑川総合高校が準決勝に進出をいたしました。昨夏の甲子園優勝校の花咲徳栄に敗れてしまいました。滑高の活躍は町民に夢を与えてくれました。
  また、滑川クラブソフトボールチームは埼玉県大会で優勝し、岩手県花巻市で開催された全国大会に出場しました。ふだんの練習のすばらしい成果があらわれた結果だと思います。
  郡民体育大会おきましても、各競技においてすばらしい成果をおさめられております。選手の皆さんには、日ごろの練習の成果のたまものと思います。本当にご苦労さまです。これら教育関係につきましては、後ほど教育委員会より詳しく報告があると思います。
  以上、主なものだけでございますが、開会に当たっての挨拶と一般行政報告とさせていただきます。大変ありがとうございました。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  続いて、澄川教育委員会事務局長より教育行政報告をお願いいたします。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、教育委員会事務局長、教育関係の報告事項を申し上げます。
  9月3日、幼稚園、小中学校とも始業式を迎え、2学期がスタートしました。本年度の夏休みには自転車乗用中の町内中学生とタクシーが衝突するという交通事故が発生しました。事故に遭った中学生は重体で、現在も治療中です。学期の初めに当たり各校では児童生徒に対して交通事故防止に関する指導を改めて行い、今後も慣例的な指導にならないよう注意を払いながら繰り返し指導することとしました。
  夏休み中は猛暑、酷暑により学校での水泳指導を中心にしたり、部活動の活動時間を見直すといった対応を各校でとりました。そうした中でも地域において積極的に見守り活動を続けていただきました関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。子どもたちの安全確保については、全教職員が一丸となって取り組んでいくのはもちろんのこと、家庭、地域の方々にもご協力をいただきながら取り組みを進めることについて、これまでも各校で丁寧に行ってはおりましたが、再度指示をいたしました。
  2学期は、各校とも大きな行事が行われます。滑川中学校は9月14日に文化祭を開催いたしました。なお、昨年度より合唱コンクールとは別に行っており、こちらは今後行われます10月20日を予定しております。9月29日には滑川幼稚園の運動会、10月7日には町民体育祭を実施予定です。また、今年度も11月1日、彩の国教育の日を中心として、各校のイベントが予定されております。ぜひ地域の皆様にも学校に足を運んでいただき、日ごろの教育活動の成果をごらんいただければ幸いです。そのほかにも修学旅行やマラソン大会などが予定されております。行事に取り組む中で、目標に向かって頑張り続けることや、仲間とともにつくり上げる喜びといった、特に学校生活で味あわせたい学びを実践し、子どもたちを心身ともに成長させていくよう、より丁寧な見届けを各校へ指示したところでございます。皆様には、ぜひご臨席を賜り、子どもたちの活躍をごらんいただきますようお願い申し上げます。
  教育委員会関係では、平成29年度の教育委員会点検・評価について、去る8月21日に有識者からのご意見をいただき、報告書をまとめました。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、本議会に提出いたしますとともに、公表してまいりますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、教育関係全般についてご報告をさせていただきます。
  学校教育関係では、夏休みに入ってすぐ中学校総合体育大会県大会があり、野球部、サッカー部、バレー部を初め、剣道、陸上、水泳など7種目に滑川中学校が出場しました。また、この期間に町教育委員会主催の教職員研修を実践し、教職員の資質向上の一助としました。
  7月30日に、小中学校連携推進委員会の全体研修会を実施しました。4年目となったことしも9つの部会に分かれ、各校の現状分析を踏まえた町内小中学校の具体的な取り組みの報告の中から、その特徴と課題を共通理解し、義務教育9年間と幼稚園を含めた就学前の学びを踏まえた育ちや学びの連続性を意識した協議が熱心に行われました。特に来年度より中学校では道徳が特別な教科道徳として教科化されますので、本年度より先行実施しています小学校の取り組みと、これまでの校内研修や授業研究の成果や課題を踏まえ、今後の方向性について検討いたしました。同日の午後には、幼稚園、小中学校の全教職員が参加して、人権教育研修会を開催いたしました。本年度より3年間、本町は文部科学省より人権教育総合推進地域事業の研究委嘱を受けております。そこで、研究の1年次である本年度は人権教育について基礎から捉え直していくために、「人権教育の指導内容と指導方法について」と題して、埼玉県教育局市町村支援部人権教育課指導主事三杉紀文先生をお招きして講演をいただきました。人権教育の重要性と人権教育を学習指導、生徒指導、そして学校経営にどのように生かしていくかについてご示唆いただきました。
  なお、人権教育総合推進事業では、学校、家庭、地域社会が一体となった人権教育の推進を行ってまいります。学校、家庭、地域社会が一貫性を持って子どもたちを育んでいくために、9月8日の宮前小学校を皮切りに、町内全校で人権教育の授業公開を実施しております。ぜひご参加いただきたくご案内申し上げます。
  また、4月に実施しました埼玉県学力・学習状況調査について調査結果が返却されました。県の学力調査は、小学4年生から中学3年生までの国語、算数・数学の2教科と、中学校2年生から3年生については英語を加えた悉皆調査でございます。スタートから4年がたち、これまでの経年変化がわかるようになってきました。
  本町の状況ですが、小学校では、5年生の算数、6年生の国語、算数で県平均を上回る結果が出ました。昨年と比較すると、国語では「書く」の問題、「記述式」の正答問題で正答率が上がり、県平均を超えたり、県平均との差が縮まったりしてきました。また、「読む」ことで向上が見られる一方、「話す・聞く」ことに課題があることがわかりました。
  算数では、「記述式」の問題がこれまでは課題となっておりましたが、この点につきましてはかなり向上してまいりました。「量と測定」については、学年が上がるごとにつまずきやすくなるので、よりよい学習活動を展開する必要があります。
  中学校では、国語は全学年が県平均を下回り、数学、英語はいずれも県平均を上回っている状況でございます。国語では、全体の平均では県平均を下回るものの、項目としては県平均を上回るものがふえてきています。「話す・聞く」や「書く」問題が全体的な課題となっています。
  数学では、どの学年でも大きな伸びが見られました。「知識・理解」にかかわる能力がほかの項目と比較すると、県平均との差が小さいことがわかりました。この点についても今後さらに伸ばしていけると、さらによい結果が得られると思います。
  2、3年生の英語については確実な伸びが見られました。特に「コミュニケーションへの関心・意欲・態度」の項目において高い数値が出ております。「読む能力」がほかと比べてやや低いので、今後伸ばしていけるよう学習活動を進めていきます。
  今年度はこのような結果が出ましたが、この結果に一喜一憂することなく、常にこれらの結果を十分精査し、さらに一人一人の学力向上を図るべく指導方法の工夫、改善に努めてまいります。
  さらに、子どもたちの豊かな心と健やかな体を育成するために、管理職のリーダーシップのもと、生徒指導体制及び教育相談体制の整備充実を図り、いじめや不登校、問題行動への対応につきましてもこれまでと同様真摯に丁寧に学校一丸となって取り組み、早期対応・早期解決に努めてまいります。
  中学校のいじめ・非行防止ネットワーク会議では、地域の皆様や関係機関と情報共有、連携の強化を図っております。今後も関係諸機関との連携を図り、子どもたちの課題解決につながる支援を充実してまいります。子どもたちの小さな変化の迅速な共有、保護者との連携、地域の力をおかりすることから、本町の子どもたちの健全な育成に全力を挙げてまいります。
  次に、施設整備事業についてですが、6月補正で予算対応いただきました各校の修繕は順次着手し、安全安心に配慮するとともに、各施設の適切な管理に努めているところでございます。
  ことしの猛暑の中、設置以来27年が経過した滑川中学校のパソコン教室の空調設備にふぐあいが生じ、修繕を検討したところ、既に同型の部品等は廃番となっており、修繕ができないという状況になっておりました。今夏は例年をはるかに上回る猛暑であり、生徒の体調管理はもとより、ICT機器は熱に弱いという観点から早急な対応が必要と判断いたしまして、予備費充当により空調機の入れかえ修繕工事を実施させていただきました。
  今回の補正予算では、主に当初予算編成時に減額調整した科目について、今後の執行見込みに基づき不足が生じると見込まれたものを中心に予算要求いたしました。特に各学校とも当初予算では備品購入費が調整されていたため、経年劣化により老朽化したもの、学習活動で使用するもの、衛生上問題が生じたもの等を計上させていたただきました。
  宮前小学校では、平成27年度から順次体育館用の折り畳みパイプ椅子の入れかえを実施しているところですが、滑川幼稚園の折り畳みパイプ椅子も同様に老朽化が著しいため、今年度から数年をかけ計画的に入れかえを行いたいと考えております。
  教育振興費に計上しています町立小中学校等非構造部材耐震調査委託料ですが、これは文部科学省による「非構造部材の耐震化ガイドブック」等の指針に基づき、学校設置者、これは町になりますが、が行う特定天井を含めた非構造部材の点検調査を実施するためのものです。この結果に基づいて、必要に応じて耐震対策工事を実施し、災害時における安全性の向上を図っていきたいと考えています。この工事の実施に際しては国庫補助による財源充当が見込まれるため、補助対象とすべき事前調査としての位置づけも兼ねたものとなります。
  今後も幼稚園、小中学校の施設整備につきましては、子どもたちが安全で安心して生活、学習に取り組める環境を提供できるよう、それぞれの学校の特色に合わせた整備を行っていきたいと考えております。今後におきましても議会の皆様からのご指導並びにご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
  生涯学習関係では、最初に第1回の寿学級を6月13日から7月25日にかけて町内16地区、15会場において開催し、378名の方々にご参加をいただきました。
  社会教育指導員の「暮らしに草花 心に癒し」の講話に始まり、音楽療法で「歌をうたって元気になろう」をテーマに、懐かしい歌を合唱しての介護予防、おしゃれなカラスのパネルシアターを使い、人権学習を行いました。また、脳の活性化につながる高齢者向け脳トレクイズを実施したところ、大変好評を博し、笑い声に包まれる中、第1回を終えることができました。第2回は町外学習で、9月5日からスタートしております。今年度は群馬県太田市の縁切寺満徳寺資料館と世良田東照宮で学習となります。
  次に、夏休み中に社会福祉協議会との共催で実施しましたボランティア育成講座には、中学生24名が参加し、町内の福祉施設等を中心にボランティアについて学びました。閉講式では、中学生一人一人が活動を振り返り、仲間との意見交換を行う中、活動を通して着実に成長している様子がうかがえました。
  8月4日には、親子ナイトハイクを実施し、小学校低学年児童とその保護者30組が参加いたしました。夜間に森林公園内を散策しながら、昼とは違う夜の森の雰囲気を味わい、神秘的なセミの羽化やカラスウリの開花に感動し、小さな生き物や植物の生態を観察いたしました。
  今年度の平和啓発事業は「戦争と平和を考える2018」を8月9日から8月21日までの13日間、コミュニティセンター1階ラウンジで、埼玉県平和資料館より借用した戦時中の写真パネルの展示と、日の丸の寄せ書き、千人針等、実物資料の展示を行いました。また、ラウンジで学童疎開と戦争孤児の証言DVDの上映も行いました。
  今後の事業といたしましては、9月から小学生を対象にチャレンジキッズ!なめがわの開催や立正大学、熊谷市との共同で9年目を迎えましたこども大学・くまがや・なめがわを開催いたします。なお、滑川町からは13名の子どもたちが参加予定です。
  公民館事業では、公民館教室の一般向け6教室が終了し、日記俳句教室はサークルを設立し、既に自主練習、自主活動を行っております。小学生向けには、夏休み中の体験教室としてお菓子作り教室の開催を、また毛糸で作るコケダマ体験教室を国産花きイノベーション推進事業を利用して日本ハンギングバスケット協会の皆さんのご協力により開催をいたしました。
  恒例の「公民館講演会」は、7月14日に貴乃花部屋おかみの花田景子さんをお迎えして、「日本人の心 おもてなし」をテーマにご講演をいただきました。200名の皆さんのご来場をいただき、花田さんのアナウンサー時代から現在の貴乃花部屋のおかみとしての貴重な話に会場の皆さんも引き込まれ、関心の深さがうかがえました。
  今後の公民館事業は9月の回覧でお知らせいたしました後期の公民館教室や、11月に開催いたします滑川町文化祭を控えております。その後、七つの祝いの式典も予定してございます。間近になりましたらご案内をさせていただきますので、公民館事業へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
  次に、生涯スポーツ関係では、6月23日、滑川町マレットゴルフ場においてマレットゴルフ大会が開催されました。15歳以下、70歳以下、80歳以下、81歳以上の4部門に分かれて開催され、計135名の大勢の皆様に参加をいただきました。特別賞も数多く用意される中、参加者の方々には終日大いに楽しんでいただけたようでした。
  続きまして、5月より開催されました第52回比企郡民体育大会も9月3日に開催されたゴルフ大会をもって無事全競技が終了いたしました。郡内各会場において14種目の競技にわたって熱戦が繰り広げられました。滑川町につきましては、ソフトボールを会場として受け持ち、総合グラウンド、土塩球場、滑川中学校グラウンドの各会場で競技が実施されました。各競技の選手並びに役員の皆様には心よりお礼を申し上げます。引き続き関係各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。
  なお、今大会の本町における主な結果につきましては、優勝、ソフトボール(40歳以上)、同じくソフトボール(年齢無制限)、剣道(団体戦)、バスケットボール(35歳以上男子)、準優勝が野球、卓球(一般男子)、柔道(団体戦)、第3位が硬式テニス、バスケットボール(年齢無制限男子)といった状況でございます。今後はスポーツの秋ということで、スポーツ少年団の各単位団や体育協会加盟団体の各事業も数多く行われる予定です。
  また、10月7日には、全町を挙げての第34回町民体育祭を総合運動公園多目的グラウンドを会場に、15行政区の皆様と幼稚園、小中学校を迎えて開催いたします。さらに同月には第36回を迎える世代交流輪投げ大会を開催予定です。
  11月には、比企丘陵を歩く第41回日本スリーデーマーチが11月2日から4日までの期間開催されます。なお、2日においては、ことしも大会支援町村として、羽尾平地内で町内のボランティアによる甘酒等の接待や町のスポーツクラブの協力による湯茶接待を行います。また、2日、3日の2日間にわたり、東松山地区交通安全協会滑川支部の交通指導員の皆さんのご協力をいただきながら支援協力を行う予定です。町民の皆様の健康増進のために、そしてスポーツを通じて地域の触れ合いや仲間との交流を深めるために今後もより多くの住民が参加できるようスポーツ事業を今後も検討、展開していきたいと考えております。
  文化財関係では、10月10日から例年行われています比企地区合同の巡回文化財展をエコミュージアムセンターで実施いたします。今回のテーマは、昨年に引き続き比企地域の中世にスポットを当てた展示をし、滑川町からは真福寺の鰐口及び山田城、山崎城の写真、実測図を出品いたします。
  エコミュージアムセンターでは、町の魚「ミヤコタナゴ」を約4,000尾を飼育し、野生復帰に向けて、その保護と人工増殖に取り組んでおります。ことしの繁殖期には3月末から5月初旬まで続きました。8月末現在883尾の稚魚が誕生し、順調に育っております。30年度産の稚魚についてもホールにおいて展示公開をしております。
  また、恒例のイベントとなりましたザリガニ釣りについても8月1日から5日までの間、開催をいたしました。本年も子どもたちに大変な人気で、期間中90組、297名の親子の参加がありました。そのうち約半数は町外からの参加者で、身近な自然や野生の生き物と触れ合う機会が各地で急速に失われているということがうかがわれました。
  このほか、大学生を対象とした博物館学芸員資格取得のための博物館実習をことしも受け入れをしております。7月及び8月で3名の受け入れをいたしました。
  最後に図書館になりますが、7月7日に毎年恒例の七夕まつりを開催いたしました。ボランティアの皆さんの協力を得まして、紙芝居や絵本の読み聞かせ、そして昨年から開始した素話を行い、66名の親子の参加がありました。用意した七夕飾りには、子どものみならず、来館者の多数の方が短冊に願い事を書いてくださいました。年間を通して季節感のある行事が取り入れられるよう工夫していきたいと考えています。
  ことしも夏休みを利用して、小学生の一日図書館員を実施し、3日間で6人の子どもたちに図書館の仕事を体験していただきました。ボランティアの皆さんの協力を得て、月3回行っているおはなし会もすっかり定着し、毎回親子連れでにぎわっております。同年代の子どもを持つお母さん方のコミュニケーションの場、情報交換の場としての役割も果たしているようです。
  以上、大変雑駁ではございますが、教育関係の報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  ここで暫時休憩をいたします。再開は11時15分といたします。
          休 憩  (午前11時04分)

          再 開  (午前11時15分)
議長(北堀一廣議員) 再開します。

    常任委員会所管事務調査報告
議長(北堀一廣議員) 日程第9、常任委員会所管事務調査報告を行います。
  総務経済建設常任委員会で所管事務調査報告が終了し、委員長から報告書が提出をされております。委員長より調査報告をお願いいたします。
  総務経済建設常任委員会、瀬上邦久委員長、お願いいたします。
          〔総務経済建設常任委員長 瀬上邦久議員登壇〕
総務経済建設常任委員長(瀬上邦久議員) 13番、瀬上邦久です。議長のお許しをいただきましたので、平成30年度総務経済建設常任委員会所管事務調査が終了いたしましたので、ご報告をさせていただきます。
  調査期日及び場所につきましては、第1日目は平成30年8月の21日火曜日、山梨県甲府市におきまして、議会における大規模災害発生時の対応要領及び新庁舎における議場の設備についてでございます。
  第2日目は30年8月の22日水曜日、山梨県甲州市におきまして、日本農業遺産、盆地に適応した山梨の複合的果樹システム及び日本農業遺産認定に向けた取り組みについてでございます。
  初めに、第1日目の山梨県甲府市の調査でございますが、甲府市は山梨県のほぼ中央に位置し、人口は約18万9,000、面積は212.47平方キロでございます。市内には秩父多摩甲斐国立公園の主峰、金峰山を源とする荒川が流れ、国内屈指の渓谷美を誇る御岳昇仙峡や芦川渓谷といった豊かな自然に恵まれた土地柄でございます。
  さて、甲府市では、議会における大規模災害発生時の対応要領及び新庁舎における議場の設備についての調査を実施いたしました。
  初めに、災害対応要領で、数十年に1度の豪雨、そして数千年に1度といった大地震があすにも起こるかもしれないと言われておりますが、近年は災害が大規模化し、繰り返し列島を襲っています。こうした大災害への対応要領について、既に整備されております甲府市議会における大規模災害発生時の対応要領についての説明を受けました。
  甲府市においては、大規模災害が発生したときに、甲府市議会が甲府市災害対策本部と連携し、災害対策活動を支援するとともに、甲府市議会議員みずからが迅速かつ適切な対応を図るため、必要な事項を定めたもので、対応要領をフロー図で行動基準等が事細かく整備されておりました。
  甲府市は当滑川町と同様に大規模な災害に見舞われたことが幸いにしてないとのことで、整備はしたものの訓練のみで、要領の見直しも一度もしていないということから疑問もあり、見直しが必要ではないかと感じているとのことでございました。
  次に、新庁舎における議場の設備等について詳細な説明を議場内で拝聴いたしました。議場等は、平成25年度に市庁舎が新築され、新庁舎の10階フロア全体を議事堂としています。議場の特色として、議長席は、左側に議員席と右側に執行部席の中央に位置し、中立の立場で議会運営をする形を具現化しています。そして、正面に傍聴席があり、傍聴席から議員及び執行部を横に見て、議長は正面に見えます。さらに一般質問等を行う場合でも、傍聴席に議員等が背中を向けないという配慮がされております。
  また、市内は山に囲まれているため、電波状態が非常に悪く、95%の家庭がケーブルテレビに加入していることから、ケーブルテレビ局と委託契約をし、議場内に設置している調整室から各定例会の状況を手話通訳士の画像も入れて、テレビで生中継をしています。
  その他、議員の席には押しボタンがあり、採決時に賛成、反対等、結果と議員名が同時に映し出されています。議場整備にかかった経費はシステム等を含めた一括発注で約3億4,000万円であるとのことでございます。
  そして、第2日目は、山梨県甲州市の調査でございますが、甲州市は豊かな自然環境と美しい果樹景観を有し、人口は約3万2,000人、面積は264.01平米で、そのうち約80%を森林が占めています。大菩薩山系や秩父山系など、北部の山々は秩父多摩甲斐国立公園に指定されており、こうした森林地域を初め、清らかな水の流れる渓谷、河川など、豊かな自然に恵まれております。
  さて、山梨県峡東地域(山梨市・笛吹市・甲州市)の果樹農業システムが平成29年3月に日本農業遺産として全国8地域の一つに選ばれました。日本農業遺産として社会や環境の変化に適応しながら何世代にもわたり形づくられた伝統的な農業と、それにかかわる育まれた文化、景観などが一体となり形成された農業システムであるとし、認定されたものであります。
  現在、世界農業遺産に向けて作業を進めているが、甲州市の果樹農家の平均年齢が70歳であり、継承が大きな問題となっております。世界農業遺産は手段であって、目的ではないとし、国連は19年から28年を家族農業の10年と定め、もうけるためだけの大規模農業ではなく、農業・農村の持続的発展を目指した小規模・家族農業を推進しています。
  山梨県峡東地域が目指すものは、@として、伝統ある果樹農業やワイン産業を将来にわたって維持、発展させる。A比較的小規模な農地面積で、高品質な果物を家族経営を中心に生産する。B峡東地域の美しい農村景観を後世に残していく。
  以上のような取り組みで経済が循環する社会をつくり、地域の活性化を図ることを目指すとし、市の担当者は住民に理解を求めるための説明会も行っていると言います。
  さて、当町のため池を水源とする伝統的な米づくり「ため池農法」を滑川町など3市5町比企丘陵農業遺産推進協議会が日本農業遺産認定を目指しておりますが、今回の所管事務調査でさまざまな課題等に直面していることがよくわかりました。
  ため池農法が日本農業遺産に認定されることを願い、報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
議長(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  以上をもちまして常任委員会所管事務調査報告を終わります。

    町長提出議案の一括上程、説明
議長(北堀一廣議員) 日程第10、認定第1号から日程第25、議案第69号まで16議案の一括上程を行います。
  事務局長に朗読を願います。
          〔事務局長朗読〕
議長(北堀一廣議員) 吉田町長より提案理由の説明をお願いいたします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長の吉田でございます。本定例会に提出をさせていただきます認定及び議案の提案理由の説明を申し上げます。
  初めに、認定第1号 平成29年度滑川町一般会計及び特別会計決算の認定についてでございますが、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、議会の認定をお願いするものでございます。
  認定第2号 平成29年度滑川町水道事業会計における剰余金処分及び決算の認定については、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、議会の認定をお願いするものでございます。
  議案第56号 滑川町歯科口腔保健の推進に関する条例の制定については、歯科口腔保健の推進に関する法律の理念に基づき、町民の健康意識向上に寄与するために条例を制定するものでございます。
  議案第57号 滑川町環境基本条例の制定については、環境基本法第7条の規定に基づき、環境の保全及び創造に関する施策を推進し、町民の健康で文化的な生活の確保に寄与するために条例を制定するものでございます。
  議案第58号 滑川町介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、介護保険料算定の基礎となる合計所得金額について、土地等の売却収入等において特例控除後の額を用いることとする条例の一部改正でございます。
  議案第59号 滑川町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の省令の改正に伴い、代替保育の提供に係る連携施設の確保及び食事提供の特例の規定を改める条例の一部改正でございます。
  議案第60号 滑川町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の省令の改正に伴い、放課後児童支援員の要件に関する規定を改める条例の一部改正でございます。
  議案第61号 平成30年度滑川町一般会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億3,990万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ61億6,205万4,000円とするものでございます。
  議案第62号 平成30年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に5,222万9,000円を追加し、歳入歳出それぞれ16億3,222万9,000円とするものでございます。決算による繰越金の増額によるものでございます。
  議案第63号 平成30年度滑川町介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に8,968万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ11億8,168万円とするものでございます。決算による繰越金の増額によるものでございます。
  議案第64号 平成30年度滑川町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に1,708万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ1億6,908万2,000円とするものでございます。決算による繰越金の増額によるものでございます。
  議案第65号 平成30年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に2,028万1,000円を追加し、歳入歳出それぞれ4億1,428万1,000円とするものでございます。分担金及び負担金並びに繰越金の増額によるものでございます。
  議案第66号 平成30年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に127万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ9,227万4,000円とするものでございます。主なものは繰越金の増額が主なものでございます。
  議案第67号 平成30年度滑川町浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に194万1,000円を追加し、歳入歳出それぞれ5,704万1,000円とするものでございます。決算による繰越金の増額が主なものでございます。
  議案第68号 平成30年度滑川町水道事業会計補正予算(第2号)の議定については、第3条の収益的支出を186万9,000円追加するものでございます。営業費用の増額が主なものでございます。
  議案第69号 町道路線の認定については、町道路線の整備のため、道路法の規定に基づき認定をお願いするものでございます。
  以上、認定2件及び議案14件を提出し、提案理由の説明とさせていただきます。
  なお、詳細につきましては議案ごとにその都度、担当課長よりご説明申し上げます。十分なるご審議を賜りまして、原案どおり、承認、議決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

    一般質問
議長(北堀一廣議員) 日程第26、これより一般質問を行います。
  一般質問は通告順に行います。答弁を含み50分といたします。残り時間は表示板で掲示をいたします。質問形式は対面一問一答方式といたします。議長より指名を受けた質問者は、最初から質問席に着き、1回目の質問は通告をした質問事項全てを一括質問いたします。そして、一括答弁を受けます。2回目の質問からは、1回目の質問順位に関係なく一問一答方式といたします。ただし、1回目に一括質問をしないものは再質問できないものといたします。

           森 田 泰 雄 議 員
議長(北堀一廣議員) 通告順位1番、議席番号7番、森田泰雄議員、ご質問願います。
          〔7番 森田泰雄議員登壇〕
7番(森田泰雄議員) 7番、森田泰雄でございます。一般質問の通告に基づいて3件ほど質問させていただきます。
  まず、1番目でございますが、ミヤコタナゴについてでございます。ミヤコタナゴの繁殖に着手したのが平成6年6月でございまして、平成6年から平成23年の18年間に費やした費用は7億9,000万円でございます。さらに平成24年から30年までに年間1,000万円ずつかけておりますので、7年間で7,000万円をプラスすると、タナゴにかかった費用は8億6,000万円使ったことになりますので、それで滑川町といたしましては、このミヤコタナゴを滑川町にある沼に放流することで研究してきたが、残念ながら実現はしておりません。1回ほど沼に放流したのですけれども、消息がわからないということでございます。
  それで、29年の3月の一般質問の町の答弁としましては、「本事業は単なるミヤコタナゴの保護にとどまらず、人と自然の共生 愛ふるタウン滑川の実現に向けた、広くまちづくりにかかわる事業であり、今後さらに多方面における有効活用を図っていくことで期待に応えたいと」。このまま繁殖を続けていくのか、現状財政面で大変困窮しておりますので、対応をどのように考えているのか、答弁をお願いいたしたいと思います。
  次に、2番目のターナちゃんの活用でございますが、ミヤコタナゴに関したゆるキャラの活用を考えてほしいと。現在のゆるキャラはエスコート者がつかないと一歩歩きができない構造のため、改造して、前が見えるように、第2のターナちゃんをつくってはどうかと。一人で活動できるようにしてほしいと。
  最後の花和楽の湯でございますが、現在休館しているようですが、理由を聞かせてほしいと。修理と聞いておりますが、再稼働はいつごろになるのか。町の利用券を配布しておりますが、いつごろ、どのようになるのか。滑川町の花和楽の湯が利用できないのなら、系列の小川町の花和楽の湯を利用できるように取り計らってもらいたいと。
  以上が質問でございます。
議長(北堀一廣議員) 順次答弁を求めます。
  1、ミヤコタナゴについては澄川教育委員会事務局長、2、ターナちゃんの活用については吉田産業振興課長、3、花和楽の湯については小柳健康福祉課長、それぞれ答弁を願います。
  澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、森田議員の質問に答弁いたします。
  ミヤコタナゴにつきましては、昭和58年に町内のため池で偶然に発見され、昭和60年の県教育委員会が主催となった調査の後、昭和61年の県知事より、「滑川町でミヤコタナゴ生息を確認」と記者発表をされました。その後、町で確認された個体は羽生市にあるさいたま水族館において飼育及び人工繁殖をされてきました。平成4年から5年にかけて滑川産のミヤコタナゴの子孫が約50匹里帰りをし、平成6年より町での人工繁殖がスタートしています。
  当初は、役場庁舎内での飼育と繁殖を行い、その後専用施設、タナゴ館を経て、現在は平成12年にオープンしたエコミュージアムセンターで取り組みを継続しております。この間ミヤコタナゴ保護のシンボルマークの作成や町の魚として選定するなど、ミヤコタナゴはまさに町の自然と文化のシンボルとなり、大変なじみ深いものとなっています。
  さらに、多くの町民に親しまれている町のマスコットキャラクター、タナゴの妖精ターナちゃんの誕生とあわせ、豊かな自然、イコール、ミヤコタナゴ、イコール、滑川町といった町のイメージアップにも大きく貢献していると考えます。
  人工繁殖につきましては、年間約600から800尾の稚魚が誕生しており、今年度は883尾の誕生をしております。エコミュージアムセンター全体では現在約4,000尾ほどのミヤコタナゴを飼育し、その数を維持しております。ミヤコタナゴの繁殖活動はミヤコタナゴの保護だけではなく、町の豊かな自然環境の指針でもあり、町の大切な財産として命をつなぎ、後世に残していくことが町行政の責務であると考えます。
  ミヤコタナゴの保護事業の根幹に位置する人工繁殖の取り組みから撤退するということは、事実上ミヤコタナゴの保護活動を放棄することと同様であり、このことは今まで築き上げてきた自然を大切にする心を失うだけではなく、町のイメージダウンも避けられないものと想像されます。行政運営に当たりましては、財政面に着目すると、コスト意識、効率化、採算性を求めることは当然必要となります。しかし、民間企業ではない自治体が行う行政活動には採算性の合わない事業もあり、事業によっては多くの経費がかかるものもございます。特に教育や文化の面では経費に見合うだけの成果がすぐにあらわれないこともありますが、町民の知識や教養を高め、心豊かな生活を送る上では必要不可欠なことであると考えます。
  町で発見された宝としてミヤコタナゴの繁殖を継続し、絶滅の危機を乗り越え、生息していたため池を含め、町の豊かな自然を保護し、ともに未来の子どもたちへ残していくことが行政の責務として取り組んでいかなければならない大事なものであると考えます。ミヤコタナゴの保護、人工繁殖の取り組みは、「住んでよかった 生まれてよかったまちへ 住まいるタウン滑川」の実現につながる、町として重要な施策の一つであると考えます。
  以上、答弁といたします。
議長(北堀一廣議員) 続いて、吉田産業振興課長、答弁願います。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田 浩登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田 浩) 産業振興課長、森田議員さんのご質問につきまして答弁させていただきます。
  ご質問いただいておりますターナちゃんの活用についてでございますが、平成23年の5月より滑川町のイメージキャラクター作成に取り組みを始めました。そして、デザインの募集、デザインの決定、着ぐるみの作成を経まして、平成23年11月3日の滑川まつりにおきましてお披露目させていただき、現在に至っております。この間森田議員より改善点等、アドバイスをいただいております。最近では、桶川市のゆるキャラでありますオケちゃんの構造を参考に、視界の改善ができないかとのアドバイスもいただいております。桶川市に確認したところ、作成段階での対応ということでございますので、こちらを参考にターナちゃんを改造する場合には、スムーズな改造は困難であると結論に達しております。
  小さなお子さんがお母さんに連れられて役場にお越しいただいたところに遭遇したことがございます。玄関に入り、ホールに展示してあるターナちゃんの着ぐるみを見つけると「あっ、ターナちゃんだ」と言って駆け寄る姿を見ました。ターナちゃんは町のイメージキャラクターのゆるキャラであるとともに、子どもたちのアイドルになっていると思っております。滑川町にとってもそうですし、担当者にとっても初めての着ぐるみの作成でございました。作成段階に携わっておりましたが、今となってはキャラクターデザインのイメージが先行し、動きやすさ、視界につきましては作成時に少しおろそかになっていたのではと反省をしておるところでございます。
  現在のターナちゃんの中に入る者の視界を確保する改造を行い、中に入っている方の顔が見えるようになったときに、集まっていただけるお子さんたちはどう感じるのか。今までどおりアイドルでいられるのかと考えた場合に申しわけございませんが、現時点でのターナちゃんの着ぐるみにつきましては改造せずに、今までどおりの活動を行っていきたいと考えております。
  また、活動に当たっての改造についてのご質問ですが、イベント等に参加する際に、基本的に2人以上での参加を行っております。一緒に行動する者は介添えのほかにPR用のチラシ等の配布も行っておりますので、介添え者は必要なものと考えております。
  ターナちゃんの着ぐるみを作成しまして、ことしの滑川まつりで7年になります。もう何年かすると、新たに作成する時期は来るのかと考えられますが、次回での作成に当たりましては、現在ご指摘をいただいております視界の確保、動きやすさ、そういった内容の反省点を踏まえ作成していく所存でございます。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 次に、小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、森田議員のご質問のうち、花和楽の湯に関するご質問に答弁をさせていただきます。
  初めに、この間の経過を申し上げます。花和楽の湯の臨時休業に関しましては、町としましても寝耳に水のことでありました。事前に連絡もない中での休館であり、さらには長寿ふれあい温泉券を発送した直後のことでした。町としては、直ちになめがわ温泉の担当責任者と事実関係のための協議の場を設けました。この話し合いの中で、担当者の方からは平成29年10月の大雨により機械室及び浄化槽が浸水したことが要因で、浄化槽の処理能力に問題を抱えている。したがって、浄化槽の修理が完了するまでの間、休館をすることになったという報告がございました。町としては、町民皆様への周知と一刻も早い業務の再開をお願いし、「広報なめがわ」を利用したお知らせの掲載を依頼し、了承をいただきました。
  しかしながら、その後広報紙の原稿の締め切りが迫っても連絡がなく、担当責任者に連絡を入れても不在というものが相次ぎました。こうした中、花和楽の湯休業に関するお問い合わせが日々ふえてまいりましたので、改めて状況の説明と今後の対応について社長から聞き取ることとし、7月22日に協議の場を設けました。この中で、状況につきましては、担当責任者のお話と同様、浄化槽の問題で休館をしていること、また町民への周知がおくれたことと対応の不手際について謝罪の言葉がございました。町民皆様への経過と周知については、町広報紙の掲載につきまして同意を得ておりましたので、「広報なめがわ」、こちらの8月号になるのですけれども、こちらの14ページ、一番下段の、広告欄なのですけれども、こちらのほうに広告企業からのお知らせということで掲載をいただいております。また、再開の時期につきましては、こちらの謝罪文のほうでもあるのですけれども、12月中の再開を目指したいというお言葉がありまして、こちらのほうも広報のほうに掲載いただいております。
  続いて、改めてご質問の内容を1個1個になりますけれども、まず休館の理由でございますけれども、先ほど申し上げましたように、浄化槽の処理に問題を抱えているということで、こちらの修繕が終了するまでというお話でございます。
  次に、再稼働の時期でございますけれども、これについては先ほどお話ししたとおり、12月中の再開を目指すというお話をいただいております。
  続いて、利用券の件でございますが、現状では営業再開までお待ちいただいている状況でございます。
  最後に、系列店の利用でございますが、滑川町長寿ふれあい温泉入浴補助事業の実施要綱には、第1条に目的として高齢者の生きがいや若い世代の方との交流機会の提供及び滑川町の活性化を図ることを目的とするというのがございます。また、使用できる温泉施設等もこの要綱によって明記されております。したがいまして、現状では滑川町以外の施設での使用につきましては困難であるということにご理解をいただければと存じます。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時48分)

          再 開  (午前11時48分)
議長(北堀一廣議員) 再開します。
  暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
          休 憩  (午前11時48分)

          再 開  (午後 1時00分)
議長(北堀一廣議員) 再開します。
  森田議員、再質問願います。
7番(森田泰雄議員) どうもいろいろありがとうございました。
  続きまして、ミヤコタナゴなのですけれども、以前の答弁に、先人が手がけた事業を撤退することは大変苦しいことと思いますが、ミヤコタナゴのすむ町としてシンボルマークを残し、人工繁殖事業に撤退することはできない、タナゴと自然共生させるためにさらに沼の環境整備が必要で、金がかかるという答弁があったのですけれども、沼に返す、返すと言って24年がもうたってしまっておるのですけれども、まだ沼に返すつもりでおるのかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、森田議員のご質問に答弁させていただきます。
  ミヤコタナゴにつきましては、その人工繁殖、保護の目的の一つであります町のため池に放流、自然に戻すという課題を抱えております。ただ、その課題をクリアするためには幾つもの条件を満たさなければならないということをまずご存じいただきたいと思います。まずは、かつての生息地が候補地であるということなのですが、こちらは滑川町でいいますと上福田にあります南谷沼、こちらがまずの第一候補となってございます。また、昭和60年に県が調査したときに森林公園内にある柳谷沼、こちらにも生息が確認されたそうです。滑川町で候補地として挙がっているのはこの2つの沼となります。そのうち南谷沼につきましては、今現在地元の農地・水・環境保全会員の方々と福田小学校の方々で環境整備のほうを継続して続けています。
  まず、その沼の選定があるということと、ミヤコタナゴがため池で生息するためには、産卵母貝となる二枚貝の良好な生息地であるというのがポイントになります。そちらにつきましては、かつて行われた沼普請と呼ばれるため池の維持管理作業、こちらの継続がまず必要となります。そのことは、すなわち町のため池の環境保全の取り組みにもつながるかと思います。そのためには管理体制が重要ではございますが、先ほどお話ししたとおり、地元の方と福田小学校等で環境保全についても環境整備の実施をしております。ただ、なかなかそれが継続的に、また年間を通して回数行われないと、沼、昔のような状態にはなかなか戻りませんので、その辺が課題の一つかと思われます。
  また、仮に放流したとしても、放流個体の確保ということがまず課題になります。ミヤコタナゴという天然記念物、希少価値ゆえ、密猟等の摘発も必要になります。また、産卵母貝である二枚貝の商品価値が高く、こちらも密猟者には狙われている、ターゲットとなっているようでございます。
  また、沼に生息する外来生物、ブラックバスですとかブルーギル、こういったものの駆除もまた必要になってくるかと思います。
  また、ため池のほうに放流するに当たっては、法的手続も必要になります。国の天然記念物であるために文化財保護法による許可、これは文化庁の許可になりますが、こちらのほうも必要になります。
  また、近年は国内希少野生動物種の保存法による許可ということで環境省、こちらの許可も必要になってございます。こうした法的手続を経る中で放流が可能になるという状況になってございます。
  なかなか人工繁殖を始めてから森田議員が言うように24年たっておりますが、そこまでの沼の環境整備、保全がまだできておりませんが、こちらについてはやはり目標の一つとして継続して携わって取り組んでいきたいと思っております。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) 二枚貝が生息できる沼というのは、昔はきれいな沼だったのです。現在は沼がもう周りをきれいにして落ち葉が入らないような状態につくっていたから二枚貝も生息できたのですけれども、それもやれない。それと、外来魚も200ある沼の相当多数のところに外来魚が入ってるのです。それを全部駆除してからミヤコタナゴを入れるということは不可能です。そういうことがあって、今度はウも飛んでいます。ウも小さい魚をみんな食べてしまう。そういうことでもさらにまだ沼に返したいという意欲があるのかどうか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、森田議員の再質問に答弁させていただきます。
  森田議員がおっしゃるように、ミヤコタナゴをため池に放流するまでには課題がたくさんございます。先ほどお話しした外来魚につきましては、滑川全てのため池の外来魚を駆除するということはできませんので、放流の候補地である南谷沼、そこに流れ込んでいる水源を確認して、そこに流れ込む水に関しての外来生物の駆除については対応できるかなと考えております。
  カワウ対策なのですが、こちらは正直なかなか難しい。カワウはどうしても飛来してため池に来ますので、こちらの対策は難しいというのが現状だとは把握しております。なかなか明確で効果的な対策は今すぐここではお話しできるものではございませんが、いずれにしてもため池の自然環境への復帰というのはミヤコタナゴを人工繁殖、保護活動をしていく上での最終目標の一つとしてこのまま継続して取り組んでいきたいと考えています。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) いろいろ答弁はありますけれども、何を聞いても無理なのです。生息は難しいです。それで、以前にも提案したことがあるのですけれども、エコミュージアムセンターの前に池がありますね。あの池の中へでもまず生息を確認するために入れたらどうかと。そうすれば、外来魚も入れない、ウも来ないから、そこでやったらどうかと言うのだけれども、なぜやらないのか。それを聞きたいのです。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、森田議員の再質問に答弁させていただきます。
  エコミュージアムセンターの池に放流ということですが、まずはその前段階としてエコミュージアムセンターの中央に位置します中庭の池、こちらの池で今自然繁殖の取り組みを行っております。こちらについては平成23年度から取り組みを行っておりまして、今現在大体毎年100尾ほどの稚魚があそこの中で生まれております。中庭の池での人口繁殖のほうが波に乗ってうまくいくようになりましたら、外のエコミュージアムにある池についての放流も検討していきたいと考えます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) 中庭にある池というのは人工的につくってある池なのですけれども、その前にある池だってあれは滑川からポンプアップして水を入れて、そうすると二枚貝だってそこで生息すると思うのです。それもさせないでだめだ。何回言ってもそこで生息を確認できないかと言っても、やっていないのだけれども、何の原因でやっていないのか、その辺ちょっと聞きたいのだけれども。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、森田議員の質問に答弁いたします。
  エコミュージアムの外周の池につきましては、中庭の池ほど環境が整ってございません。当然ですが、建物に囲まれておらず、屋根もないということで、昔の沼普請をされてたころのため池ほど環境が整っていないと考えます。なので、そちらの外池の環境が以前の生息地であったため池と同程度の環境に整うまで、そこまで整備できるまではまだミヤコタナゴの放流は時期尚早かと考えます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) 現在のコミセンの前にある池が整備できないと言うのだったら、余計ほかの沼の整備なんていうのはもっと広いですから、できないと思うのです。いずれにしても、どうもミヤコタナゴをまだ生息を続けたいという意思が強いようですので、これ以上はもう聞きませんけれども、とにかく沼へ返すこと自体は、もうやめたほうがいいと思う。そのほかに何かできることがあるのかということを考えてもらいたいと思うのです。以上です。
  それと、町長に前に企業では採算部門については社長の権限ですぐやめることができる。町はそれができないと思うのだけれども、どうだろうかという話を聞きましたら、町長の弁では、一般企業のように利潤を追求するだけでなく、ミヤコタナゴの保護やいろいろのことをやらせてもらっている。しかし、考え方は一般企業と同じ考え方であるが、当たり前で最少の経費で最大の効果を得ることが一番の基本なことであると町長は述べておるのです。それで、さらにこの事業に関しては、皆様の意見を聞いた上で、今後どのような方向に持っていったらよいか検討させてくださいという答弁があるのですけれども、その後町長から検討した様子がないのですけれども、町長いかがでしょうか、その辺は。
議長(北堀一廣議員) 吉田町長、答弁願います。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、森田議員の質問に答弁を申し上げます。
  地方自治法には最少の経費で最大の効果を上げるということが明記をされております。もちろん行政の運営に関しては私も考え方はそのとおりでございます。しかし、行政はそうしたいわゆる一般企業と同じような、利潤を追求するだけでない仕事が多くあるわけでございます。いろいろ例はございますけれども、国鉄の民営化、それから郵政、こうしたもうからない事業は全て国がやってきた。利益がもうかるようになってきて、初めて民営化をするということで、行政の仕事はそうしたことも当然やらなければならない。ミヤコタナゴの育成に関しても私はそのような考え方のもとにやっております。当然いろいろ価値観の相違はその人、その人によっていろいろ違いますけれども、これは滑川町行政が当然ミヤコタナゴのこの繁殖、これらについては当然やっていくべき仕事だというふうに考えております。しかし、今森田議員からお話があったとおり、それはやっぱり大勢の皆さんの意見を聞きながら進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) どうもありがとうございました。いろいろの意見があって、まず現段階では撤退はできないようでございますが、いろいろ皆さんの意見を聞いた上で判断していただいて対処していただけたらと思います。
  それと、エコミュージアムで本年度の公用車の借り上げとして軽トラを何か借りたいということですけれども、何に使うのかちょっと。軽トラ。軽トラを公用車の借り上げ料として30年から36年の間に……
議長(北堀一廣議員) 森田議員、ちょっと今質問中ですが、今の質問に対しては少し通告外のようにも私は聞こえるのですが。
7番(森田泰雄議員) 課長から、エコミュージアムに軽トラを入れるのだという答弁があった。
議長(北堀一廣議員) 通告書から若干それているのではないかなと私は感じたのですが。
7番(森田泰雄議員) そんなことはありませんよ。だってエコミュージアムの……
議長(北堀一廣議員) 一般会計の次の、いずれ議案審議の補正予算のほうで、ではこの質問の対応をしていただければと思うのですが、いかがですか。
7番(森田泰雄議員) 確かに言ったよね、課長ね。
          〔「補正予算に上げてあります」と言う人あり〕
7番(森田泰雄議員) あるよな。だから、あるのです。補正予算に入っているのです。
議長(北堀一廣議員) これは森田議員、通告外なのです。だから、補正予算のほうで一般会計の、それで。
7番(森田泰雄議員) では、いい。それは聞かないから、いいから。
  では、次に行きます。次が花和楽の湯でございますけれども、花和楽の湯としまして今借りておるのが合計2町歩ばかりあるのです。それで、その地主に聞きましたところが、金が入っていないのだそうです。それで、6月までは金が入っておりますけれども、7月からは金が入っておらない。それで、7月に社長と会合を持ったのだそうですけれども、社長が12月まで再開できないから、12月までは地代を半額にしてほしいということを言われて、それでも地代は入っていないということらしいのです。そういうことで、何か水道代も何か滞っておるとか聞いておるのですけれども、水道課長、その辺どうですか、わかりますか。
議長(北堀一廣議員) 武井水道課長、答弁願います。
          〔水道課長 武井宏見登壇〕
水道課長(武井宏見) 水道課長、森田議員の質問に対して回答させていただきます。
  花和楽の湯の状況についてでございますけれども、花和楽の湯につきましては、昨年12月分までの水道料金については本年4月までにお支払いをいただいておるのですが、平成30年1月分、2月請求分なのですが、から現在までの水道料金をいただいていない状況でございます。金額につきましては平成30年9月1日現在、8月納期が来ている、8月末納期ということで、それまで7月分までなのですけれども、こちらが352万7,581円となっております。こちらにつきましては毎月の督促、それからお電話等で督促しておりまして、特に大分たまってまいりましたので、文書を作成してお支払いを促しているわけなのですが、現在のところいただけない状況でございます。
  過日花和楽リゾートの社長さんと直接お話しする機会がございまして、営業再開に向けて分割にて滞納分を整理したいというお話を伺っております。支払い計画書の作成及び提出を現在依頼しているところでございますので、水道課といたしましては営業再開の有無にかかわらず、今後も督促請求を続けましてお支払いを促していくというところでございます。
  以上、水道課で把握している状況についてお話ししました。
  以上でございます。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) そうしますと、現段階では滞納が352万円あるということですけれども、普通なら水道をとめるのですけれども、とめているのですか、とめていないのですか。
議長(北堀一廣議員) 武井水道課長、答弁願います。
          〔水道課長 武井宏見登壇〕
水道課長(武井宏見) 水道課長、森田議員のご質問に対して回答させていただきます。
  給水停止につきましては、お手紙にて何度かお話をしているところでございますが、一応支払う意思があるということなので、現状ではそのまま閉栓ということではなく、そのまま使っていただいているという状況でございます。
  以上でございます。
議長(北堀一廣議員) 柳副町長、答弁願います。
          〔副町長 柳 克実登壇〕
副町長(柳 克実) 副町長、森田議員の質問に対して補足で説明をさせていただきたいと思います。
  先ほど質問にございましたように、現在花和楽の湯は三百数十万円の未支払い分が水道料金としてあるわけでございます。しかしながら、今日までの至る経過を若干説明させていただきたいと思いますが、数年前でございましたが、600万円から700万円、実のところ未支払い分がございました。当時私と時の水道課長、そして花和楽の湯の社長、さらには担当者と4人で会いまして、この支払い計画をつくっていただく中で2カ月に1遍、水道料金は払っていただくわけでございますが、毎月支払いをしていただくということで今日まで来ておるということで、当時に比べると現在は半分になっておるわけでございますが、それにしても多いというわけでございます。監査のほうでご指摘もいただいた中で取り組ませていただきました。
  先ほど水道課長からもお話がございましたように、支払い計画を当文書でお願いしたりとか、過日の8月の22日も私も健康福祉課長とこの花和楽の湯の関係で社長と面会をして、それらも含めて十二分に町の、被害をこうむってるという状況下にありますので、その辺の一日も早い改善ということで強く、強くお願いをしてまいったところでございます。一日も早く正常な形に戻すべき、さらに努力をいたしたいと思っております。よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) いろいろ理由はあると思うのですけれども、ひとつ滞りなく回収ができるように祈っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  それと、利用券を発行しておりますが、65歳以上の対象者だと思うのですけれども、何人ぐらいおりますか。
議長(北堀一廣議員) 小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、森田議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  今手元に正確な資料がございませんが、およそ4,100人程度だったと記憶しております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) そうしますと、利用券の利用計画は花和楽の湯とどのようになっておるのか、ちょっと知らせていただきたいと思います。
議長(北堀一廣議員) 小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、森田議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  利用券の利用方法につきましては、ご承知のとおり利用券を花和楽の湯を利用するときにお持ちをいただいて、そこで受付のほうで利用券を提示して、受付で回収のほうもしていただきます。花和楽の湯さんのほうは月末締めということで、その利用券一式、全てになりますけれども、とあわせて請求書、お一人当たり700円になるわけなのですけれども、700円掛ける枚数ということで月ごとに締めて、請求のほうを町のほうに出していただいているという状況でございます。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) 29年度の花和楽の湯の利用実績が250万6,000円あるのですけれども、何人が利用したか。
議長(北堀一廣議員) 小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、森田議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  昨年度の長寿ふれあい温泉券の利用実績につきましては、平成29年度、ついこの間だと思うのですけれども、発行しております滑川町の行政報告書64ページに記載をさせていただきました。こちら、利用枚数につきましては合計で3,580枚という枚数になっております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) そうしますと4,100人にはちょっと満たないのですけれども、ことしはもう大分経過が過ぎてしまっておりますので、これが何人ぐらいになるかわからないのですけれども、12月から再開で3月までですか、3月いっぱい、5月、はい、わかりました。そういうことで、花和楽の湯は一応今のところ大分ピンチのようでございますけれども、経過をよく見て、滞りのないような形をとっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  次に、ターナちゃんですけれども、ターナちゃんも、私かぶってみたのですけれども、左右しか見えないのです。そうして、前から子どもが来ても子どもがわからない。そういうゆるキャラというのは最近見かけないのですけれども、テレビなんかで出てくるゆるキャラについては、飛んで、はねて、もう子どもたちも抱きかかえたりなんかしているのですけれども、それが今のターナちゃんはできないということなのですけれども、これを第2のターナちゃんをつくっていただいて、そういうことができるような形をとっていただけたらと思うのですけれども、それもすぐにはできないと思うのですけれども、第2のターナちゃんとしてやれば、現在のターナちゃんではないのだよという形になるかと思うのですけれども、その辺をちょっとお聞きしたいと思うのですけれども。
議長(北堀一廣議員) 吉田産業振興課長、答弁願います。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田 浩登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田 浩) 産業振興課長、森田議員さんのご質問にご答弁させていただきます。
  ターナちゃんの着ぐるみでございますが、先ほどの答弁の中でもお話しさせていただきましたように、ことしの滑川まつりでターナちゃんの着ぐるみができて7年になります。もう少したちますと、そろそろつくりかえの時期かなというのも来ると思っております。そのときにはやはりご指摘のいただいております視界の確保、動きやすさ、そういった内容を反省点として踏まえまして新しい着ぐるみを作成したいと考えている所存でございます。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 森田議員。
7番(森田泰雄議員) ぜひつくりかえのときはいいものを考えていただいて、かぶってもエスコートなくして活躍できるようにしていただきたいと思います。それで、これをつくるとなると五、六十万円と言ったね、前にね。かかるのだそうですけれども、五、六十万円を捻出していただいて、第2のターナちゃんをつくっていただけたらと思います。
  私、NHKのチコちゃんというのをよく見ているのですけれども、チコちゃんはとてもやるのは大変なようでございますので、これは質問するのはやめますけれども、とにかく下は人間のようだし、上のほうは目をぱちくりさせたり、口をぱかぱかあけたりしているのですけれども、そういうのが滑川にできたらなおすばらしいと思ったけれども、それをつくるためには今のターナちゃんの何百倍もかかるそうですので、その辺は研究していただきたいということをお願いして、これで質問をやめさせていただきます。
  ありがとうございました。
議長(北堀一廣議員) 以上で森田泰雄議員の一般質問を終わります。
  

           菅 間 孝 夫 議 員
議長(北堀一廣議員) 一般質問を続けます。
  通告順位2番、議席番号1番、菅間孝夫議員、ご質問願います。
          〔1番 菅間孝夫議員登壇〕
1番(菅間孝夫議員) 1番、菅間孝夫です。それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
  1番目に、町職員不祥事事件の懲戒処分は。本年2月25日、町立図書館の女子トイレに男子職員が盗撮目的で侵入し、逮捕される不祥事案が発生し、新聞報道やインターネットでたくさんの非難の声が寄せられました。逮捕された職員は勾留後、刑事処分保留のまま釈放されましたが、いまだに何ら処分を受けておりません。逮捕された職員の直属の上司は法的に問題ないが、処分すると伺っております。しかし、定年退職したり、お気の毒にも亡くなられた方もおります。そこで、事件発生から7カ月も経過しているにもかかわらず誰も処分できないのか、この点について伺います。
  1つ、処分する場合の根拠、2つ目、処分に至る手続、懲戒処分の種類、3つ目、処分できない理由、4つ目、県内同種事案の刑事処分と行政処分との関連についてお尋ねします。
  2番目の質問です。スマホ教育は小学生から。子どものインターネット依存が急速に広がっています。厚生労働省研究班の調査で、依存が疑われる中高生はこの5年間で約40万人ふえ93万人に上ると推計されました。子どものスマートフォン所持が当たり前になる中、どのようにネットとつき合い、依存を防ぐか、病院や教育現場で模索が続いているそうです。未来を担う子どもたちに適切な対策がなされなければならないと危機感迫るものがあります。ある病院では、ネット依存外来を開設したところ、年間約1,500人が受診し、約7割が未成年であるそうです。中には10歳未満の受診者もおり、これらのほとんどがゲーム障害依存症であるそうです。患者によっては脳が委縮し、理性をつかさどる機能が低下し、わかっていてもうまくできない状態になり、朝起きられない、遅刻、欠席、引きこもる、物に当たる、壊す、家族に暴力を振るうなどの症状もあらわれていると言います。そこで、小中学校のスマホの所持、学校への持ち込み状況について小中学校のスマホネットゲームの依存症の状況について、これらの機器使用によるいじめの有無、犯罪被害の有無、生徒や保護者に対し正しいスマホの使い方の指導の有無について伺います。
議長(北堀一廣議員) 順次答弁を求めます。
  1、町職員不祥事の懲戒処分はについては大塚総務政策課長、2、スマホ教育は小学生からについては澄川教育委員会事務局長、それぞれ答弁を願います。
  まず初めに、大塚総務政策課長、答弁願います。
          〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、菅間孝夫議員さんの質問に回答いたします。
  その前に本年2月職員が起こした今回の事件につきましては、この場をおかりいたしまして改めておわびを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
  それでは、最初の質問の職員の処分の根拠についてですが、職員を懲戒処分する場合は、地方公務員法が適用される職員であることから、地方公務員法及び滑川町職員の懲戒手続及び効果に関する条例、さらには滑川町職員懲戒処分による指針により処分をいたします。当時の処分対象者は上司であった教育委員会事務局長及び直属の副課長2名が対象であります。
  なお、教育委員会の教育長につきましては、地方公務員法が適用されないことから、処分の対象ではなく、同じく町長、副町長も同様に処分の対象ではございません。
  続いて、2番の、処分に至る手続、懲戒処分の種類についてですが、処分の手続につきましては事案の発生により町長が分限懲戒処分検討委員会、メンバーにつきましては副町長、総務政策課長、教育長、教育委員会事務局長、税務課長がメンバーとなっていますが、そこに諮り、処分の検討を行わせ判断をいたします。懲戒処分の種類につきましては、免職、停職、減給、戒告とありまして、このほかに法的な処分以外には文書による訓告、厳重注意や口頭注意があります。
  3つ目の、処分できない理由についてですが、一般的には上司の処分については勤務時間中かつ勤務場所での部下職員の行為であり、直属の上司である2名、当時の教育委員会事務局長及び次長の監督責任を町の指針に照らし、処分を考えなければなりません。いまだに処分をできていない理由といたしましては、事件当時は町役場として例のない事件であり、事件への対処方法については軽々には済まされないということは町長を初めとして職員も自覚する中で、対処方法の検討を進めてきた関係にあります。
  同時に、ネットでの中傷や役場批判等も多くあり、風評が拡散しないように一日も早い解決や公務の正常化も町へ求められていましたので、町の顧問弁護士にも相談をし、住民感情を考慮する中で当事者の処分や町長を含めた上司職員の責任問題、またその処分方法について相談、確認をさせていただきました。おのおのの処分につきましては、弁護士のアドバイスから判例等を参考とするためにも、まずは事件の結果を見て、要するに当事者の刑事処分を見てから判断をすることがよいとの判断となりました。
  一方、処分方法の検討も大事でしたが、何よりも町民への謝罪と公務の正常化を図ること、さらには被害者のケアを最優先に考えていくことを最優先とすべきとし、判断して公務を進めてまいりました。
  このような中、3月中には出されると思っていた当事者への司法判断は、こちらの意に反して処分保留による釈放という形がとられ、司法判断が9月まで長期化することになりました。この間当事者との連絡により内容を聞く中では、取り調べはあるものの、特段何も言われない状況が続き、進展が見られないため、処分ができない状況が続きました。町としても東松山警察にも何度かアプローチをしましたが、答えは得られませんでした。結果として半年以上の月日が経過し、平成30年9月3日、熊谷検察庁より略式命令起訴が下され、罰金刑となる旨の通知を町が受けました。本人に内容確認したところ、通知はそのときはまだなく、実際には3日後の9月6日に罰金の納付書が届き、本人は不服申し立てをすることなく9月13日に納付をされたということで、事件については結審したところでございます。
  今後の流れとしましては、規則によりまして一度本人の事情聴取を行い、その内容に基づき懲戒処分検討委員会を開催し、処分案を決定し、最終判断を町長にいただきますが、現在のところ事情聴取開催日程については10月早々を考えておりますが、未定でございます。
  今回のご質問によります上司2人の責任についての処分検討につきましても町長の命により懲戒処分検討委員会の判断、検討結果が参考となります。
  以上、答弁といたします。
  それから、続いて県内同種事案の刑事処分と行政処分の関連についてですが、埼玉県内の同種事案の関連ですが、同じ公務員である埼玉県教職員は公表指針に基づき事件と処分の公表はされておりますが、滑川町を含め県内市町村においては滑川町と同じで処分の公表指針がないのか、一般行政職の処分等については多くの公表がされておりません。このようなことから、関連性が確実ではありませんが、公表された同種の盗撮や痴漢行為により処分された教員等の公表を見ますと、事件発生後、半年から1年経過後に懲戒免職や停職処分がされております。これはやはり司法の判断結果を見ての処分ということで、行政側の処分が長引いている結果と思います。
  また、これに関連した上司等の処分につきましては、事件を隠蔽したときなどの処分はありますが、個人の痴漢行為等では上司の監督責任は問われておりません。ただ、最近の新聞等で気がつくのは、事件発覚後、すぐに懲戒処分、懲戒免職や停職がされている場合もあります。後で司法から起訴や不起訴等の結果が出たときは、既に本人は依願退職により辞職している例が見られます。1つ挙げますと、飯能市の事件ですが、教育実習先で知り合った女性に対しての強制わいせつの疑いで、ことし7月に飯能署に逮捕された高校教諭が8月23日付で依願退職をしております。司法の結果を待たずに県教育委員会の本人からの事情聴取により、半年間等の停職の懲戒処分を下された結果、その結果を受けて本人の依願退職が出されたと思われます。実際にこの教諭はその後9月13日に不起訴となっております。
  滑川町の事件についても司法の結果を待たずに結論を出すことは可能ですが、滑川町には先ほど申し上げたとおり初めてのケースでもあり、事件当時は明確な処分指針が定めていなかったことと、さらには弁護士との協議により、処分は司法の結果を見てからが好ましいというアドバイス等を考慮して現在に至っております。依願退職を認めてから起訴された場合、もしくは懲戒処分で懲戒免職という重い処分を下した場合でも起訴がされなかった場合等、事件の司法判断と懲戒処分内容が大きく食い違うと、後に裁判を起こされたり等、取り返しがつかなくなることからも慎重を期して司法の結果を待って今に至っております。
  以上、答弁といたします。
議長(北堀一廣議員) 次に、澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、菅間議員のご質問に答弁いたします。
  まず、質問の1番です。小中学校のスマホ所持、学校への持ち込み状況についてですが、平成29年9月1日時点での調査結果とはなりますが、小学生全体1,166人中380人、所持率は32.6%でした。参考までに、平成20年の小学生の所持率は17.0%で、比較しますと15.6%の伸びとなっており、約10年で2倍の所持率となっています。学年別では1年生で9.6%、2年生で11.9%、3年生で28.9%、4年生で40.5%、5年生で44.7%、6年生で56.5%という結果でした。やはり高学年になるほど所持率は高くなっているようです。また、中学生全体で597人中304人、所持率は50.9%でした。平成20年の所持率は47.0%で、比較すると3.9%の伸びとなり、中学生の所持率はこの10年間で微増という結果になりました。学年別では、1年生44.7%、2年生53.8%、3年生55.3%となり、学年による差は余り見られませんでした。
  次に、学校への持ち込み状況です。小中学校とも学校への持ち込みは認めておりません。ただし、特別な事情がある場合は、学校と相談の上認める場合がございます。その場合でも学校内での使用ができないように登校時には教員が預かり、下校時に返却するといった対応をしています。また、中学校には公衆電話が設置してあり、生徒が急を要し家庭と連絡をとりたいときに使用できるようになっています。
  続いて、質問の2番です。小中学校のスマホ、ネット、ゲームへの依存症についてですが、現在のところ、スマホ等の依存症として医療機関を受診、または投薬等の治療を行ってるといった情報や、依存症が原因と見られる症状が見受けられる児童生徒がいるといった情報は学校から報告されておりません。ただし、SNSやインターネット閲覧、ゲームが広く普及し、これに向き合う時間がふえていく中、依存症の予備群が潜在している可能性もあり、今後注意が必要と考えております。
  続いて、質問の3番、これらの機器使用によるいじめの有無、犯罪被害の有無についてです。スマートフォン、インターネット、ゲーム等によるトラブルですが、幸いにも犯罪被害の報告や重大事案のいじめにつながるような問題は発生しておりません。しかし、いついじめにつながるトラブルが発生するかわかりませんので、現在業者委託によるネットパトロールを実施しています。学校非公式サイトや個人SNS、ツイッターやインスタグラム等ですが、の検索を行い、誹謗中傷や個人が特定される危険のある書き込みや写真など、これらが見つかった場合については当該生徒及び保護者に対し学校から指導を行っております。また、状況のひどいものについては学年集会等を行い指導することもございます。
  質問の4番、生徒や保護者に対し正しいスマホの使い方指導の有無についてです。正しいスマートフォンの使い方については、学校を通して指導、啓発を実施しています。NTTやKDDIなどの電話会社が行っている携帯教室や、埼玉県で実施しています子供安全見守り講座、子どもの携帯電話、スマホ等に関する啓発講座を小学生は6年生の児童と保護者を対象に、中学生は全校生徒と保護者を対象に毎年実施しております。また、年度当初や夏休み等の長期休業前に学級指導において携帯電話等の正しい使い方や危険性についての指導も行っております。さらに学級懇談会や学年保護者会、三者面談等の機会に県教育委員会や県警察等から発行されますリーフレットを配布するとともに、家庭におけるルールづくり、フィルタリングの設定などの啓発も行っております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員、再質問願います。
1番(菅間孝夫議員) 不祥事件の話なのですが、私も県内の処分状況を探してみましたところ、町職員というのはありませんでしたが、主に先生のようです。大体最近では2カ月ぐらいで処分しているようです。早いものですと、スーパーの店内において盗撮した58歳の校長先生が事件発生から1カ月後、刑事処分を待たずに処分している事例があります。発生がことしの4月10日、行政処分は1カ月たたない5月9日、懲戒免職となっております。刑事処分はそれから半年も後、刑事処分と行政処分はまるっきり別に考えて別物となっているようで、意外と早い時期に処分をされております。
  町長にお尋ねします。不祥事件を起こした本人の処分はもとより、上司にさかのぼって処分するようなことを考えておりますか。
  もう一点、3月議会で教育長の再任を急がれましたが、教育長が亡くなられた現在空席です。町の皆さんも大変心配しておりますが、後任者の選任はいかがでしょうか、お尋ねします。
議長(北堀一廣議員) 大塚総務政策課長、答弁願います。
          〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、菅間議員の質問に答弁いたします。
  先ほどの町長が職員のことについての処分を考えているかということにつきましては、これから先の検討委員会等もありますので、そこについてはここでは答弁を控えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員。
1番(菅間孝夫議員) それで、教育長は現在空席になっております。町の皆さんも心配しておりますが、この点後任者の選任はいかがでしょうか、町長にお尋ねします。
議長(北堀一廣議員) 吉田町長、答弁願います。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 町長、菅間議員さんの質問に答弁を申し上げます。
  本当に教育長は急逝でございました。まことにすばらしい教育長が急逝をされて、本当にざんきにたえない次第でございます。しかし、教育におきましては、そうした間があってはいけないというふうに考えておりまして、後任についてはいろいろ今調整をしておるところでございます。もうしばらくお待ちをいただきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員。
1番(菅間孝夫議員) ありがとうございました。
  スマホの問題なのですが、意外としっかり管理されて、余り問題は感じられませんでした。学校の管理費の中にネットパトロール、29年、52万円歳出というのがございますが、これもフルに活用して、実際これ効果というか、具体的な事例などございますでしょうか、お尋ねします。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、菅間議員の再質問に答弁させていただきます。
  ネットパトロールですが、平成29年度の年間調査対象は全部で1,309件でございました。学校非公式サイト、これは匿名の投稿が可能な場合が多い掲示板のようなサイトでございます。これが月17件から18件を検索しております。また、個人SNSサイト、先ほどお話したツイッターやインスタグラム等でございますが、年度当初の4月は56件、月当たり56件ぐらいになるのですが、だんだん、だんだんふえておりまして、年度末の3月には127件まで検索数が増加しております。年間の検索件数については1,103件ほどになってございます。非公式サイトは不特定多数の方が閲覧可能となっており、保護者や転入を考える方が給食費や先生についてのやりとりを行っているのを確認してございます。また、個人SNSサイトは閲覧不可能の増加や滑川町の児童生徒の可能性があると判断できたもののみの件数でございますので、実際の利用者はもっと多いものと推測されております。なお、同じSNSなのですが、LINEについては監視ができないような状況でございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員。
1番(菅間孝夫議員) 私もインターネットのほうは詳しくないものですが、よくわからないのですが、このネットパトロールというのはシステムはどんなふうにして検知するのでしょうか、お尋ねします。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、菅間議員の再質問に答弁させていただきます。
  ネットパトロールなのですが、委託業者の、これは本当にマンパワー、人の手による検索になります。それぞれのインターネットの検索エンジンを使いまして、検索のキーとなるワードを一つ一つたたき込んで、それに検索で引っかかったものについて全部ピックアップをして、一度ピックアップされたものについては継続して調査をしていくという形をとってございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員。
1番(菅間孝夫議員) 子どもたちのアドレスか何かをもとにしているのですか、それとも電話番号のようなものをもとにして検索するのでしょうか、お尋ねします。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、答弁いたします。
  検索のキーワードは、まず普通に言葉、ワードになります。例えば滑川中学校とか、滑中1年生、滑中野球部とか、そういった形のワードでまずは検索します。一度検索して、滑川中学校の生徒である、または滑川中学校を限定された学校非公式サイトであるということがわかった時点で、そのサイトについて継続的に検索をして調査をしていく形になります。電話番号やIDがわかる場合は、なかなか正直、事例としては少ない状況でございます。一度検索で引っかかったサイトのアドレス、それを継続して検索していくといった状況でございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 菅間議員。
1番(菅間孝夫議員) 少しわかったような気がします。ありがとうございました。
  先ほど申し上げなかったのですが、スマホも事件が起きております。ご存じのとおり昨年の12月、スマホと飲み物を持ちながら電動アシスト自転車に乗り、77歳の歩行者に衝突、死亡させ、重過失致死ということで起訴され、20歳の元大学生が禁固2年、執行猶予4年の判決を受けております。判決は被告が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定し、裁判長は歩行者を死傷させ得ると、自覚を欠いた運転は自己本位で、過失は重大と指摘し、時速約9キロと比較的低速で、被告が反省の弁を述べていることなどから、執行猶予がついた判決だと聞いております。
  ただいま答弁いただきまして、まことにありがとうございました。しっかりした管理をいただきまして、今申し上げました事件が起きないようにご指導お願い申し上げまして、この質問を終わります。ありがとうございました。
議長(北堀一廣議員) 以上で菅間孝夫議員の一般質問を終わります。
  暫時休憩をいたします。再開は午後2時15分といたします。
          休 憩  (午後 1時58分)

          再 開  (午後 2時16分)
議長(北堀一廣議員) 再開をします。

           服 部 幸 雄 議 員
議長(北堀一廣議員) 通告順位3番、議席番号8番、服部幸雄議員、ご質問願います。
          〔8番 服部幸雄議員登壇〕
8番(服部幸雄議員) 8番、服部幸雄です。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づいて一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。
  3点質問させていただきます。1点目、児童生徒の交通事故ゼロに向けて。6月議会で町内の歩道のない町道の事故防止対応について、町を挙げての対策をお願いしたところですが、歩道のない60キロ規制の町道106号線で8月30日に悲惨な人身事故が発生してしまいました。中学生がタクシーにはねられ、意識不明の重体になってしまいました。この町道については、8月上旬に105世帯、関係世帯105世帯です、のうち、ほぼ全員の301名の署名を添付して、40キロ規制の申請を役場の総務課を通して東松山警察署に上げ、その回答書が戻ってきた直後のことでした。そして、その回答書には、驚くべき内容が書かれていました。
  1点目は、警察署が調査したところ、106号線はカーブが多く、スピードを上げて走っている車がそれほどないとの回答でした。この回答には、調査日や時間帯すら記されていませんでした。カーブが多い106号線だから、40キロにする理由がないという乱暴な回答でした。
  2点目は、埼玉県警の今後の方針は過剰な交通規制の廃止を進めているので、県道等については40キロを50キロ、60キロに上げていく予定であるという回答でした。この回答にも唖然とさせられました。歩道のある県道と歩道のない町道を一緒くたにした乱暴な回答でした。60キロ時の交通事故と40キロ時の交通事故では、人体に与える損傷は大きな違いがあるそうです。
  以上、2つの回答には児童生徒や住民を交通事故から守りたいという地域住民の願いへの回答が何ひとつ書かれていませんでした。地域住民は、この回答には何ひとつ納得していません。また要望書を再提出いたしました。その際、吉田町長、柳副町長さんにも町の警察に出向いていただき、要望していただきました。大変どうもありがとうございました。深く感謝申し上げます。
  今後私たちの願いが実現するよう最大限のご支援をお願いします。同時に児童生徒への交通安全指導も徹底してお願いしたいと思います。そこで質問です。今回の要望とともに、再度通学路になっている、歩道になっている全ての町道を町の要望として40キロ道路の規制を一括して東松山警察に要望できないでしょうかと通告書には書いたのですが、後日教育委員会で確認したところ、通学路になっている町道、ほとんどが40キロ規制以下になっているところが多いということでした。つまり私たちの住む山田の106号線が1本だけ、2キロ弱にわたってそのまま残されている、そういうような状況でした。ということで、ぜひまた山田106号線の40キロ規制について、町の担当者の皆さんにも本当に一層のご支援をお願いしたいと思っておりますが、よろしくお願いします。
  2点目、児童虐待の皆無に向けてです。ことしの3月2日、香川県から東京の目黒区に両親とともに転居してきた5歳の女の子は、親から想像を絶する虐待を受け、児童相談所や警察がかかわっていたにもかかわらず、死亡するという痛ましい事件がニュースで大きく取り上げられました。この女の子は香川県に住んでいたころ、クリスマスの夜、自宅の外で素足でうずくまっているのを発見され、近所の人に警察に通報されたそうです。そのとき、「パパが怖い、家に帰りたくない」と答えたそうです。この子は、母親の連れ子だったそうです。その後も両親からの虐待が続き、児童相談所で一時保護したり、児童養護施設への入所も勧めたが、両親は拒否したそうです。そして、その後東京の目黒区に両親とともに転居し、児童相談所が家庭訪問をしたが、かかわらないでほしいと拒否されたそうです。この女の子は亡くなる前、顔を殴る等の虐待を受け、食事も満足に与えられず、その後はほぼ寝たきりの状態で痩せ細り、嘔吐を繰り返していたようです。そして、警察が押収した女の子のノートには、「きょうよりもあしたはもっとできるようになるから もうおねがい ゆるしてくださいおねがいします ぜったいやくそくします」などと、たどたどしい文字で書かれていたそうです。この幼い女の子の胸中はどんなせつない思いだったでしょうか。言葉もありません。
  厚生労働省によると、虐待が疑われる全国の児童相談所が2016年に対応したのは12万2,575件だったそうです。そして、2008年から2015年の8年間で虐待で亡くなった子どもは、わかっているだけで408人、このうち4人に1人は児童相談所がかかわった子どもだったそうです。どの段階で警察に連絡するかは自治体によってまちまちです。しかし、親が子どもと会わせることを拒否したため、警察に援助要請をして家の中に立ち入り、未就学の子を保護した例もあるそうです。子どもの虐待防止に取り組むNPO法人の代表者は、今回は親に拒否された時点で警察に連絡し、安全を確保しなければならないケースだったと述べています。私も現職時代、担任が何度家庭訪問しても面会してくれない不登校児童の家庭に民生児童委員、駐在所の警察官とともに訪れ、半ば強制的に児童に面会したことがありました。保護者は不承不承でしたが、子どもの健康状態や安全を確認するのが教員の役目です。暴行とともに食事を与えない等のネグレクトの心配もあるからです。
  今回の悲惨な事件、これはほかの都県での発生した虐待ではありますが、私たちの身近にいつ発生するかわからない事件、犯罪です。児童虐待は学校と教育委員会と民生児童委員、そして警察が連携して取り組み、初めて成果を発するものです。地域の見守りも欠かせません。未来ある児童生徒の将来を身勝手な親の犠牲者にさせないために関係機関は連携を一層密にして対処すべきだと考えます。そして、ことしの7月11日、埼玉県は所管する7つの児童相談所が把握した全ての児童虐待情報を警察と共有するとしました。県こども安全課によると、月に1回情報を共有し、リスクが高い事案は、児童相談所が警察に情報提供し、対応に当たることにしました。2016年に県内で児童相談所が通告を受けた児童虐待件数は1万6,000件で、年々増加しています。政府も今回の事件を重く受けとめ、児童相談所と警察が情報を共有し、児童相談所の人員をふやし、迅速に対応できるようにと指示を出しました。
  参考のために申し上げますと、川越児童相談所の担当地区は、川越市、東松山市、滑川町など9市11町1村の21区に上るそうです。担当職員は25名、年間3,300件の事案に対処しているそうです。そして、相談数は年々増加しているそうです。とても適切に全域をカバーできる職員数ではありません。何より早期発見が大事なことは、食事を与えないとか、汚れた衣服で登校する、不安定な精神状態などの育児放棄に周りの人が早く気づき、対応することが悲惨な事件の予防への鍵だと考えます。そこで質問ですが、プライバシーを侵害しない範囲で回答していただければと思います。
  1点目、現在町内の幼稚園、保育園、小中学校等で不登校の児童生徒はどのくらいいるのでしょうか。
  2点目、またネグレクトも含む虐待や、それに近いと危惧される家庭はどれくらいあるのでしょうか。そして、その家庭の指導や相談活動はどの程度実行されているのでしょうか。
  3点目、各学校と民生児童委員、児童相談所やスクールソーシャルワーカーも含めての情報交換はしっかり機能しているのでしょうか。年に数度は川越児童相談所の担当者との情報交換も必要と考えますが、いかがでしょうか。
  4点目、特に転校生で、虐待等が危惧されるケースは転出校との情報交換は密に行っているのでしょうか。
  5番目、7月の県の方針を発表後、県は虐待情報を児童相談所と警察と共有して対応すると言っていますが、市町村には具体的にどのような指示が来ていますか。
  最後は要望です。クラス担任が一人で課題を抱え込むことのないよう管理職との情報交換を大切にする学校経営に徹するよう、教育委員会のご指導をよろしくお願いします。
  3点目、滑川河川内の樹木等の伐採についてです。台風や大雨時に備えて、滑川河川内の樹木等の障害物を監視し、伐採を県の担当部署に進言していただきたいとのことであります。昨年の10月22日午前6時、台風の接近により下山田を流れる滑川が増水し、消防車に来ていただき、現状を見てもらいました。もう少しで堤を越えそうな濁流の勢いでした。排水溝からもあふれ出た水で土地改良で整備した水田も広い面積で水没し、そのままの勢いで増水したら民家への浸水もあるのではと心配しました。その後幸いにも雨が上がり、水は少しずつ引き始めました。当日の消防署の素早い対応には深く感謝を申し上げます。
  後日役場の建設課と相談し、東松山県土整備事務所の河川砂防担当者に来ていただき、現地を視察してもらいました。視察した担当者も立ち木やシノの繁茂状況に驚いていました。そして、川の流れを大きく阻害していると認識したようでした。視察当日、私から県の河川砂防担当者への質問は、土手の伐採業者とどのような契約をしているのか。つまり土手の内側に入っている立ち木やシノの伐採は契約に入っているのか、いないのか。そして、河川を監視する県のパトロール車が時折来て点検をしているが、その担当者からどのような現状報告が上がっているのかという点でした。しかし、当日は事務所に戻ってから返答しますということで、即答はありませんでした。後日、河川砂防担当の方から連絡があり、予算の関係もあるが、前向きに検討していくとの回答がありました。そして、ことしの3月、立ち木の伐採は一部実行されました。なお、町内の河川の堤防内には同じように立ち木やシノの繁茂している箇所や土砂が堆積している箇所がまだ多くあります。今回の台風では、市野川の堤防も被害に遭いました。
  埼玉県庁の正面玄関前には、「みどりと川の再生」という大きな立て看板が立てられています。これを目にした来庁者は、県は河川の保守管理にも相当力を入れていると理解します。しかし、現実は地方の支流には監視や管理は行き届いていません。ことし7月には西日本で未曽有の水害が発生し、多くの死亡者が出るなど、甚大な被害をこうむりました。被害に遭った人たちは、口々に「まさかこのような大災害になるとは思ってもみなかった」「生まれて初めての恐ろしい経験だった」と述べています。河川の管理は県の担当であり、広範囲にわたる管理のため、監視が行き渡らない点はあると思いますが、今後の河川の決壊等による災害防止という観点から質問いたします。
  1点目、このような豪雨による突然の増水が発生したとき、町としては情報収集も含め、どのような災害対策をとられているのでしょうか。
  2点目、堤防内の木やシノの繁茂がスムーズな川の流れを阻害し、場合によっては家屋の損壊や人命にかかわるような災害に発展するおそれがあるが、木やシノの繁茂の確認や伐採依頼等は町から県に対して提案していただけるのか。
  3点目、県の河川砂防担当者と役場の担当者、地元の役員等で現地を視察し意見交換するような場を県に呼びかけ、実施できないか。
  4点目、県の河川パトロールの車が時折視察に来ているが、その情報は町に提供はないのか。
  最後に提案ですが、滑川町のシンボルであるこの滑川をきれいで安全な河川に保っておくために、執行部と議会で視察を実施する等の機会があってもいいのではないかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 順次答弁を求めます。
  1、児童生徒の交通事故ゼロに向けてについては澄川教育委員会事務局長に、2、児童虐待の皆無に向けてのうち、質問1、質問4、質問6については澄川教育委員会事務局長に、質問2、質問3、質問5については小柳健康福祉課長に、3、台風や大雨に備えて、滑川堤防内の木やシノの伐採については吉野建設課長にそれぞれ答弁を願います。
  まず初めに、澄川教育委員会事務局長、答弁を願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、服部議員のご質問に答弁いたします。
  まず、質問1、町道で通学路になっている60キロ道路は全て40キロ道路として一括の要望書は提出できないかというご質問ですが、町道で通学路を確認したところ、先ほど服部議員のご質問の中にもありましたが、ほぼ滑川町の全域で通学路については40キロの規制がかけられていたところでございます。宮前地区の町道108号線、114号線、102号線、福田地区の町道131号線、128号線、211号線など、主な幹線道路についてはほぼ制限速度が40キロとかけられておりました。ただし、町道106号線のような一部の幹線道路や幹線道路へ接続するたくさんの生活道路については、速度制限速度の表示がないというのが現状でございます。通学路として児童生徒が使用する道路の安全確保のため、また子どもたちの交通事故ゼロに向けての取り組みとして、服部議員のご質問にある、通学路として使用する町道の40キロ規制の要望書につきましては、地域住民の意向を確認する中で、道路管理担当である建設課及び警察への要望窓口である総務政策課と協議し、提出することで検討していきたいと考えます。また、あわせて児童生徒に対し、交通社会の一員としての自覚を促すとともに、交通事故の被害者にも加害者にもさせないための交通事故防止教育の徹底を実施したいと考えます。
  続いて、児童虐待の皆無に向けての質問に回答させていただきます。質問1、町内で不登校児童生徒はどのぐらいいるのかというご質問ですが、町内の小学校においては不登校の児童、現在ゼロ名となっております。中学校につきましては、平成30年8月1日現在で9名となってございます。不登校の主な理由は、無気力傾向や不安傾向によるものが多く、生徒本人の性格等に起因する場合もありますが、多くは保護者を含む家庭環境に問題があり、不登校になって支援を必要とするケースと見受けられます。これらの解消に向け、小川適応指導教室への通級、相談室登校、放課後登校などの柔軟な対応や定期的な家庭訪問、カウンセリング、生徒や保護者等の相談等により対処をしています。また、町のご配慮により41日間の配置日数がふえたスクールソーシャルワーカーが学校と家庭、関係機関とのつなぎ役となり、不登校生徒の保護者に対するアプローチや子育てに悩む保護者への対応をしていただいております。管理職を中心とした生徒指導体制、教育相談体制を充実させ、これまでと同様真摯に、丁寧に子どもたちに向き合っていきたいと考えています。今後も関係諸機関との連携を深めながら不登校児童生徒の課題解決、真に必要な支援の充実を図ってまいりたいと考えます。
  続いて、質問の4、転入生で虐待が想定される場合、転出校との情報交換は適切になされているかのご質問ですが、虐待やDVからの避難による転校の場合、文部科学省からの指針等により、避難先の特定を防ぐため、学校間で直接連絡をとり合うことはありません。転学先や居住地等の情報を知り得る者について必要最小限の範囲に制限するため、学校間に転入前後の教育委員会が入る形で転学前の学校、児童相談所等で把握している情報を交換いたします。また、就学事務に携わる職員及び学齢簿や指導要録等の保存責任者は虐待、DVからの避難者である等の特別な事情があることを十分認識し、転学先や居住地等の情報開示については慎重に対応することとしています。なお、転入後に虐待やDVが疑わしいと想定される場合については、早期対応の観点から、確証がないときであっても学校から教育委員会へ報告することとなっています。その後、状況に応じて転入前の教育委員会、学校等へ連絡をとり、情報収集に努め対応をするようにしています。
  質問6です。クラス担任が一人で抱え込まないように管理職との情報交換を大切にした学校経営を指導しているかのご質問ですが、虐待が発覚した場合には管理職が中心となって対応しており、担任が問題を一人で抱え込まないようにする体制になっています。担任は当該児童生徒の様子を細かく観察し、管理職に報告するようにしています。虐待の相談を受けた管理職は、担任以外の教職員が子どもをどのように見ているかなどについても情報を集約し、管理職が先頭に立って子どもの安全を守る体制となっています。
  児童虐待は、その発生要因が複雑であること、子ども、保護者双方への支援が必要な場合が多いこと、複数の関係機関との連携が必要であることなどから、学校においては組織としてシステム的に対応する体制づくりを整えています。職員一人一人の意見や、子どもや家庭に関する重要な情報が管理職にしっかりと届くようなシステムを構築し、組織として判断、対応できることが虐待対応には求められます。埼玉県教育委員会が作成した教職員・保育従事者のための児童虐待対応マニュアル、こちらを参考に各学校において管理職を中心とした体制づくり、虐待対応システムを作成し、虐待から子どもを守るとともに、担任等の教職員が孤立した対応に困惑することのないよう指導していきます。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 続いて、小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、児童虐待に関するご質問のうち、質問2、3及び5について答弁をさせていただきます。
  初めに、質問2、ネグレクトを含む虐待があると思われる家庭はどれくらいあるかというご質問でございますが、直近の状況です。ネグレクトを含むリスクの高い家庭として現在42世帯、81名の児童を把握しております。また、今後出産を予定している方でハイリスクと思われる家庭は11世帯となっております。このような家庭の状況につきましては、関係機関と随時に情報を共有しながら見守りを続けております。
  続いて、質問3、学校と民生児童委員、ソーシャルワーカー、児童相談所との情報交換はどの程度実施されているかでございますが、まず町の児童虐待に関する組織ついてお答え申し上げます。平成16年の児童福祉法の改正により滑川町要保護児童対策地域協議会が設置されております。この機関には警察、児童相談所、保健所を初め町内の各保育所や学校、民生児童委員、また役場の関係する各局など、合わせて22の機関で構成されております。こちらの会議ですけれども、代表者会議を年1回、実務者会議を年1回以上を開催しております。また、これとは別に町内の小中学校、幼稚園、保育園の各施設とは個別にケース会議を開催しております。本年度は、合計で24回のケース会議の開催を予定しているところです。さらに日々刻々と新たな状況が警察や児童相談所から入ってきますので、こうしたものにつきましては随時に健康福祉課当課を初め健康づくり課、または教育委員会、あるいは関係する施設、そういったところとの情報共有を図り、児童虐待の早期発見、早期対応に努めているところです。
  最後に、質問5、警察、児童相談所の情報の共有化と市町村との関係でございますが、まず現状の関係から申し上げます。一般的な例ではございますが、児童虐待の事案が発生した場合については児童相談所を中心に警察と町と連携を図って対応しております。その際、市町村の対応として特に多いのが対象児童とその家庭の正確な情報、これについては年齢や住基上のそういった情報になりますけれども、あとよく求められるのが対象児童を目視により安全を確認してくれといった指示が行われる場合が多いものでございます。
  今回服部議員からご質問をいただいております埼玉県による警察、児童相談所の情報共有については、現在一部の部分しか警察と児童相談所では情報共有ができていないのですけれども、これにより虐待が疑われる全ての事案を警察と児童相談所のほうで共有化ができるということになりますので、これが実現した際には警察の対応がより迅速に行われるのではないかというもので期待しているところです。また、これとは別に厚生労働省も、これは市町村になりますけれども、児童相談所と市町村に専用の端末を設置して情報の共有化を図るという方針を打ち出しておりまして、これについては、2019年度中に導入する方針というふうに聞いております。
  こういった一連の流れから見られるように、現在児童虐待をめぐる国、県の環境整備については情報共有というのが一つの大きなキーワードとなっております。一方、市町村の対応でございますが、情報共有が図られる際には、先ほど申し上げた、対象児童を初めとするご家庭の基本的な状況の正確性、確認、こういったものが今以上に求められる状況にはなるのではないかというふうに予想しております。また、現在全国全ての市町村で子育て世代包括支援センターというものの整備が進められております。こちらは妊娠初期から子育て期全般にわたり支援や相談に乗る機関ということで、必要に応じて個別に支援プランを策定するなどして、保健、医療、福祉、教育などの分野で切れ目のない支援を行うものというふうになっております。町としては現在開所に向けた準備を進めておりますけれども、将来的には、この子育て世代包括支援センターに町の抱えているそれぞれの情報を集約する予定としております。このセンターの整備には町の子育て施策の根幹となる大事な整備でございます。せっかくの機会でございますので、議員の皆様にも今後のご支援、ご協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 次に、吉野建設課長、答弁願います。
          〔建設課長 吉野徳生登壇〕
建設課長(吉野徳生) 建設課長、服部議員の質問3、台風や大雨に備えて、滑川堤防内の木やシノの伐採についての質問に答弁をいたします。
  近年滑川町においても台風や集中豪雨による河川の増水、道路の冠水など、被害が発生しております。災害への対応力を高める必要がございます。最初に、質問1、木やシノの繁茂している場所の確認という質問ですが、河川の管理はご指摘のとおり埼玉県となっております。町としては、河川堤防等の定期的な巡視は行っていないため、木やシノの繁茂している箇所の確認は残念ながらしておりません。しかしながら、地域の方々からの情報提供により現地を確認し、河川管理者である東松山県土整備事務所へ連絡をし、情報を提供しております。
  次に、質問2の伐採の依頼は町から県へ対して行えるかについて答弁いたします。現在要望等いただく中で、町は現地を確認し県へ情報提供を行ってまいりましたが、今後災害を防止するため、河川の状況を把握し、伐採等の依頼を県に対して行っていきたいというふうに考えております。
  次に、質問3、県、役場、地域の代表者等で現地を視察し、意見交換をする機会は設けられないのかについて答弁を申し上げます。埼玉県東松山県土整備事務所では、出水期前に重要水防箇所の点検を県、町、水防管理団体により合同で行っております。また、洪水時に特に危険となる箇所がある場合には地元区長さんなども点検に参加をいただき、情報の共有を図るように努めることとなっております。なお、重要水防箇所は河川未改修の市野川で4カ所が指定され、河川改修済みの滑川は指定されておりません。今後合同点検の際に滑川につきましても現地視察、意見交換ができるよう東松山県土事務所へ要望をしていきたいと考えております。
  最後に、質問4、県の河川パトロール車が時々視察に来ているが、その情報は町に提供されているのかについて答弁を申し上げます。県の河川パトロールは月に2回から4回実施しているとのことでございます。河川パトロールにより油の流出や不法投棄などの状況提供を町は受けておりますが、木やシノなどの繁茂の状況の提供は受けておりません。今後町への情報提供を要望していきたいと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 服部議員、再質問願います。
8番(服部幸雄議員) ありがとうございました。
  106号線への40キロ規制についてなのですが、本当に町長さん初め大勢の皆さんがご支援していただいて、要望のほうに加わっていただいて本当にありがとうございます。ただ、とにかく地域の要望が非常に強いものですから、ぜひ地域住民の人が安心して暮らせる、そういう環境づくりにこれからも町を挙げてご支援していただければなと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。
  児童虐待の件なのですが、42世帯で81名の子がネグレクト等に該当するということなのですが、この数が多いのにちょっとびっくりしているのですが、やっぱり先ほど小柳課長さんからありましたように、小さいころからの支援、子育て支援というところで滑川町もやっておりますが、そういったところでの支援が、もう子どもが1歳、2歳、3歳、そういう中で、あっ、この親はこういうところがちょっと足りないかなと、いろんなところが見えてくると思うのですけれども、そういうあたりをこれからもそういう子育て関係機関のところで、そういう目も持ちながらご支援していただけるのかどうかちょっとお尋ねしたいのですが。
議長(北堀一廣議員) 小柳健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 小柳博司登壇〕
健康福祉課長(小柳博司) 健康福祉課長、服部議員の再質問に答弁を申し上げます。
  議員のご感想にあったとおり、42世帯で80人を超えるということで、非常にたくさんの方、リストに挙がっているというような状況でございます。こちらについては一律に同じレベルではなくて、重篤なものから非常に軽微なものまでというような中身になっております。特に非常に重たい事例につきましては、本当に頻繁に各施設と情報交換し、あるいは情報も入ってきますので、そういったものを随時新しい情報を持ちながら訪問等をかけて確認をとっているという状況でございます。
  滑川町に特段限ったお話ではなくて、やはり最近の社会的な環境も含めてなのですけれども、児童相談所の受け付け件数というのが本当右肩上がりになっていますので、どこの市町村でもやはり非常に多く右肩上がりで、もうそれに追われてなかなか対応、対応ということで政策的なものがなかなかできないというような状況ではないかと思います。ただ、先ほどありましたように、今後警察と児相あるいは市町村と児相というような形で一段と密な連携ができますので、連携ができたところでそれを活用しないと今度は意味がありませんので、今後はその活用方法といったものについて県警や、あるいは児相のほうといろいろ協議をしていく場があるのではないかというふうに感じております。町としては引き続き滑川町のお子様は宝でございますので、一生懸命見守っていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(北堀一廣議員) 服部議員。
8番(服部幸雄議員) 不登校児童が中学校で9名。学年が上がるに従って不登校というのはふえてくるのですけれども、1件1件、子どもによっても当然いろんな、理由はまちまちです。先ほどお話があったように本人のものによるものとか、家庭が原因と思われるもの、大体これが2つがかみ合わさって不登校になっていくのですけれども、具体的にはこの9名に対して、担任または管理職がスクールソーシャルワーカーとか、あとは民生児童委員さんを含めながらどのような対応をなされているのか、お答えできる範囲で結構ですので、よろしくお願いできればと思います。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、服部議員の再質問に答弁させていただきます。
  先ほどの答弁の中でお話しさせていただいたとおり、不登校生徒、中学生現在9名となってございます。理由についてはそれぞれ個別でケース・バイ・ケースということで、いろいろな複雑な要因が絡み合っての原因となっておりますが、それぞれきめ細かな対応をさせていただいています。先ほど回答の中にもありましたが、適応指導教室の通級、担任と連携をとりながら、小川にあります適応指導教室に通級している方ですとか、相談室登校、これは中学校にありますさわやか相談室、こちらのほうに時間を問わず登校してきたときには、そちらで相談員また担任の先生方と面会をしながら会話をして、少しずつ学校に来られるような体制をとったり、あとは定期的に担任の先生が家庭訪問を実施しているご家庭もありますし、スクールソーシャルワーカー、担任の先生と一緒にカウンセリングを行ったりですとか、中には担任の先生も、またスクールソーシャルワーカーの方もそうはいいながらもなかなか会うことができないといった生徒もいらっしゃいます。子ども一人一人に対して、その個別なケース判断しながら本当に必要な支援、どうしたら子どもが学校に来られるようになるかということをきめ細かく丁寧に対応をしていっているところでございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 服部議員。
8番(服部幸雄議員) 今事務局長さんがおっしゃるように、非常にこれはなかなか。ちょっと手を加えたら、すっと治るって、そういうケースは本当にまれで、もう長年の積み重なったものが子どもの内部に、親の内部にありまして、家庭の内部にありまして、そういったことが不登校等に結びついているわけなのですが、ただ本当にどちらが根負けするではないのですけれども、できるだけとにかく家庭訪問等行ってあげて、親の心、子の心をほぐしていただけたらなと思います。ただ、一つ。今はそうでなくても学校の先生方、勤務時間が、超勤が続いておりますので、そういった面も気をつけながらぜひやっていただければなと思います。
  それからあと、県のマニュアルというのが来て、子どもを守るという観点で機能的にこれを使っていきたいということなのですが、これは具体的には、もう先生方まできっちりとおりているのでしょうか。済みません、お願いします。
議長(北堀一廣議員) 澄川教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 澄川 淳登壇〕
教育委員会事務局長(澄川 淳) 教育委員会事務局長、服部議員の再質問に答弁をさせていただきます。
  こちらが実物の教職員・保育従事者のための児童虐待対応マニュアルとなります。こちら、県のほうが不定期ですが、改訂版を出しておりまして、平成30年3月に改訂されたものが最新となっております。これを各学校の管理職校長先生、教頭先生、また教務主任の先生を中心に、こちらのマニュアルを参考に、各学校の中で児童虐待の対応の体制づくり、それから対応するためのシステムづくりを行っております。こちらについては、学校内においてマニュアルの浸透をお願いしているところでございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 服部議員。
8番(服部幸雄議員) お話がありましたように、本当に情報共有がキーワードになってくる対応かなと思いますけれども、多くの関係機関が本当に手を携えて、ぜひ一人一人丁寧に対応していっていただければなと思います。よろしくお願いします。
  河川についてなのですが、今課長のほうからお話がありましたように、繁茂の確認とか伐採依頼というのは、これからは県へ連絡をしてもらえるということなのですけれども、その前に河川のパトロールの車が、今聞いたら月に2回から4回。私も堤防の近くに住んでいるものですから、よくパトロール車を見るのですけれども、私が驚いたのは、県の方が来ていただいた去年の10月のときにはどういう情報が上がっているのですかって、即答ができなかったというところがまず県の人に対して驚いたところなのですけれども。そのくらいだから、多分町にはおりていないのだなと判断はしていたのですけれども。とにかくこれからまだまだ台風シーズン、また大きいのがちょっと来ていますので、ぜひ、河川でこの辺は大分水の阻害をしている木が多いな。はっきり申し上げると、役場の前はそこそこきれいです。あの市場橋から下は、わあっと木が河川の中央ぐらいまで出ています。多分上のほうでもあるのかなと思うのですけれども、そういったところもあるので、建設課の皆さんにはお忙しいところ申しわけないのですけれども、またぜひそういうところを見ていただいて、県のほう、または地域の区長さん等に連絡をしていただけるようにやっていただければと思うのですが、その辺はちょっと再度確認なのですが、いかがでしょうか。
議長(北堀一廣議員) 吉野建設課長、答弁願います。
          〔建設課長 吉野徳生登壇〕
建設課長(吉野徳生) 建設課長、服部議員の再質問に答弁をさせていただきます。
  ご指摘のとおり、滑川については河川改修済みということで県のほうも月に2回ほどのパトロールしか実施していないということでございますので、町といたしましても町内を職員が巡回するときとか、地域の住民の皆様からのご意見をいただく中で定期的に河川の点検を行い、県のほうにしっかり要望をさせていただくようにいたしますので、よろしくお願いいたします。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 服部議員。
8番(服部幸雄議員) 具体的な取り組みというか、地元の人たちの行動なのですけれども、例えば目の前にある河川、大分木が茂ってしまっているよ、シノがすごいよ、やっぱり一旦は建設課に連絡を申し上げるほうがよろしいのですか、それとも県の河川担当にいきなり、その辺ちょっと手順を教えていただきたいと思います。
議長(北堀一廣議員) 吉野建設課長、手順を教えてください。
          〔建設課長 吉野徳生登壇〕
建設課長(吉野徳生) 建設課長、服部議員の質問に答弁をいたします。
  手順といたしましては、やはり町のほうに一報いただいて、それから町のほうから県のほうにというふうにしていただければ、県のほうもいきなり住民の方が来られるよりもやりやすいのかなというように思いますので、町のほうにご連絡いただければと思います。よろしくお願いします。
議長(北堀一廣議員) 服部議員。
8番(服部幸雄議員) これからもまたまだ台風が何本も来そうなことしの予想なのですけれども、昨年度、私が見た滑川の異常な状況、私も生まれて初めて見るぐらいの水量。田んぼが水にすっかり埋まっていた。私のうちもそんなに高いところにありませんので、あのままの勢いで来ると、あの辺の四、五軒が床下浸水になりそうな、そんなようなときだったのですけれども、またぜひ私たちちょっと危険に感じたら建設課のほうになるべく早い段階で連絡を申し上げて、相談に乗っていただければなと思いますが、よろしくお願いできればと思います。
  では、以上をもちまして私の質問を終わりにさせていただきます。大変どうも丁寧にご回答いただきました。ありがとうございました。
議長(北堀一廣議員) 以上で服部幸雄議員の一般質問を終わります。

           阿 部 弘 明 議 員
議長(北堀一廣議員) 一般質問を続けます。
  通告順位4番、議席番号11番、阿部弘明議員、ご質問願います。
          〔11番 阿部弘明議員登壇〕
11番(阿部弘明議員) 11番、阿部弘明でございます。議長のお許しをいただきましたので、ご質問させていただきたいというふうに思います。
  まず1点目に、行政の前提である平和な町をどう守るかという問題です。7月27日、全国知事会は米軍基地負担に関する提言を全会一致で採択し、8月14日、日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府に提言をいたしました。8月8日に亡くなった翁長雄志沖縄県知事の「基地問題は一都道府県の問題ではない」という、この訴えを受けて、2年近くかけてまとめたものであります。その中身についてですが、1つ目は、米軍機による低空飛行訓練などについて、国の責任で騒音測定器をふやすなど必要な実態調査を行うこと、訓練ルートや訓練が行われる時期について速やかな事前情報を提供すること、関係自治体や地域住民の不安を払拭した上での実施を行うこと。Aとして、日米地位協定についてですが、抜本的に見直して、航空法や環境法令など国内法を原則として米軍にも適用をさせること。事件、事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保証を明記すること。3として、米軍人等による事件、事故に対して、具体的かつ実効的な防止策を提示し、継続的に取り組みを進めること。飛行場周辺における航空機騒音規制措置については、住民の実質的な負担軽減が図られるための運用を行うこと。同措置の実施に伴う効果について検証を行うこと。4として、施設ごとに必要性や使用状況等を点検した上で、基地の整理、縮小、返還を積極的に促進することとしています。
  当町でも米軍機による国内法を無視した低空飛行や夜間飛行、編隊飛行が行われ、住民の不安や騒音に対する不満は多くなっています。私たちが取り組んだアンケートでも3割を超える方が「うるさい」と回答をしています。航空法は安全飛行について定めたもので、住宅地では300メートル以下、それ以外でも150メートル以下では飛行してはならないと定めております。ところが、米軍には航空法の特例で適用しないと定めていると。日本同様、米軍の駐留を認め、協定を結んでいるドイツでは、航空法の騒音等の排出を防止する法律、ドイツ軍の規則などを原則として適用させ、夜間の飛行など米軍の活動を大きく制限しているほか、正当な理由があれば自治体が基地への立入調査ができると。イタリアでは、全てイタリア軍司令官のもとに置かれ、米軍の訓練等は事前にイタリア軍司令官の許可が必要になっています。この10月には横田基地にCV―22のオスプレイの正式配備が行われようとしています。町は、この提言をどう評価するかお聞きしたいというふうに思います。また、町として埼玉町村会や全国町村会などへの働きかけを行っていくべきと考えますが、いかがでしょうか。
  2つ目が埼玉中部資源循環組合によるごみ焼却施設建設についてお伺いします。東松山市、桶川、小川、東秩父、嵐山、滑川、吉見、ときがわ、川島町の9市町村が埼玉中部資源循環組合を設立し、吉見町に新しいごみ焼却施設の建設が行われようとしています。このごみ焼却施設建設の計画の白紙撤回を求めて質問をいたします。
  1つ目が住民の民意を無視した計画であり、裁判の和解条項をも無視しているという点です。35年前に吉見町大串地区に現在の稼働中のごみ焼却施設が建設されました。その際に反対する住民と行政側は裁判所で和解を取り交わし、合意がなされました。和解条項には、「この地にごみ処理施設を新設または増設しない」とあります。今回の建設計画は現在の焼却施設に隣接した場所を選定し、明らかに和解条項違反です。これまで元管理者である新井元町長は、和解調書は債務者である埼玉中部環境保全組合との約束であり、現在の埼玉中部資源循環組合とは全く別であると、和解条項違反でないと説明をしてきました。
  ところが、ことし6月20日、さいたま地裁熊谷地裁で判決が出されました。新井前吉見町長が戸谷議員を名誉毀損で訴えた裁判です。環境保全組合と資源循環組合は実質的に同一であるから、吉見町大串地区に新施設を建設することは本件和解に違反するという、この戸谷町議の主張について、判決は厳密な法解釈の問題としては議論の余地があるとしても、少なくとも政治責任の有無を問うなどの観点からは十分成り立ち得るものであって、係る立場が虚偽であるとか不合理であると言うことはできないとして新井元町長の主張を退けました。
  さらに、9月6日には新たに住民が和解条項違反として、埼玉中部資源循環組合と埼玉中部環境保全組合と管理者である前吉見町長の新井保美氏と現町長の宮ア善雄氏を相手に施設建設禁止と損害賠償を求める裁判を起こしました。司法判断で、和解条項違反が少なくとも政治責任の有無などの観点からは成り立ち得るとされた判決が出されたことは重大で、さらに新しい訴訟が提起された以上、もはや建設計画を見直し、白紙から考え直すべきだと考えますが、いかがですか。
  また、この問題について住民から説明会を開いてほしいとの要望が出されていると聞きました。今回の問題が町住民にほとんど知らされていません。町として説明会を行うことが必要と考えますが、いかがでしょうか。
  3つ目として、多発する災害への対応についてです。近年異常気象、台風、地震と、災害が相次いでいます。町のハザードマップについて、以下について質問します。@、現在の作成状況について。A、活用方法について。B、住民への周知方法について。C、豪雨災害のハザードマップがありませんが、西日本のような豪雨に見舞われた場合、どういう災害が起き、どう対応したらいいのでしょうか。
  次、4番目が関越自動車道防音壁についてです。以前一般質問で行いましたが、要望した関越自動車道の防音壁について騒音の測定結果と、その後のNEXCO東日本の対応について教えてください。よろしくお願いします。
議長(北堀一廣議員) 順次答弁を求めます。
  1の行政の前提である平和な町をどう守るについてと、3、多発する災害への対応については大塚総務政策課長に、2、埼玉中部資源循環組合によるごみ焼却施設建設についてと、4、関越自動車道防音壁の設置要望については笠原環境課長にそれぞれ答弁を求めます。
  まず初めに、大塚総務政策課長、答弁願います。
          〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
総務政策課長(大塚信一) 行政の前提である平和な町をどう守るかについて、総務政策課長、阿部議員の質問に答弁をいたします。
  阿部議員からは平和に関する関連質問として、議会開催ごとに平和憲法維持に関すること、オスプレイ配置を初めとした米軍の軍用機や基地問題、さらには自国を守る自衛隊機の騒音問題等々、高い次元で問題提起をされ、またその内容も幅広いご質問をいただく中で、議論を深めさせていただき、感謝を申し上げるところでございます。
  平和であってほしい気持ちは全ての人が思うことです。町が現在行っている地道な平和に対する啓発事業もその一つのあらわれであり、吉田町長の方針でもあり、平和に関する活動支援についてはイデオロギーに関係なく全て支援をしております。このような中、滑川町が中心となり、平和活動に対しては全国に声を上げていくことの必要性も阿部議員さんから提言をされておりますが、国と国の問題や憲法問題等の国策に関することになりますと、推測ではありますが、今の国民感情の中ではどこまで理解をされるのか疑問であり、及び腰になっている状況にあります。やはり気持ちの上では平和であってほしいが、平和事業についての考えや、平和を守るためにみずから何ができるかを考え行動を起こしていくことに対しては、皆さん何らかの抵抗感があり、他力本願になりますし、個人でなく我々自治体としての行動となりますと、なおさらであり、沖縄基地問題まで遠くなくても、横田基地の問題一つをとっても正直なところが周辺自治体の動向を見守る支援程度になっている現状があります。
  さて、今回は沖縄基地問題を中心とした米軍基地負担に関する提言について、この提言をどう評価をするかを求められておりますので、町としての見解を述べさせていただきます。結論から先に申し上げれば、とかく沖縄問題とされがちだった基地問題や地位協定が全国47都道府県の問題としてされたことにつきましては高く評価ができる提言だと思います。少し提言に触れますと、この提言をするまでに、沖縄県民の声を代表して、今は亡き翁長雄志知事の強い訴えにより平成28年11月に設置された米軍基地負担に関する研究会によって2年間にわたり研究討議がされてきたところに大きな意味があると思います。
  そして、研究協議結果として、日米安全保障体制の重要性を認めながらもアメリカの基地問題、いわゆる軍用機の騒音やアメリカ軍人の数え切れない婦女暴行事件や交通死亡事故、環境問題などに対する強い意見、さらには過去に一度も見直されない日米地位協定の見直しなどにも踏み込んでいること、そして現状や改善すべき課題を研究会として確認したことにあります。そして、研究会としても米軍基地は日本の防衛に関する重要事項であることを十分認識しつつも、各自治体住民の生活に直結する重要な課題であることから、何よりも国民の理解が必要であり、国におかれては国民の生命、財産や領土、領海等を守る立場からなお一層積極的に取り組まれることを求め、提言することも大事であります。
  提言の内容につきましては、阿部議員さんの今回の質問書にある1から4についてと同様ですが、申し上げたとおり、この提言は全国の自治体が共通認識のもとに全会一致で初めて採択され、平成30年8月14日、国やアメリカ政府に直接提言をしました。自分の県に基地のあるなしに関係なく、全国47都道府県の代表である全国知事会の知事が全会一致で採択し、日米両国に申し入れたことは過去にない大きな前進であります。沖縄県民の声の代表者である翁長雄志知事もきっと全国知事会の行動を喜んでいることと思います。くしくも代表は我が埼玉県知事であります。直接米軍基地に関係ない埼玉県知事が代表となっておりますので、人任せにせず、旗振り役を知事としていくことがやがて全国市長会、全国町村会と波及し、新たな政策に発展することを期待しております。
  以上、答弁といたします。
  続いて、2つ目の質問でございます。町のハザードマップの現在の作成状況についてですが、町が作成している防災関係のハザードマップは2種類です。平成21年度に地震ハザードマップを作成し、平成26年度に土砂災害ハザードマップを作成しております。
  2として、ハザードマップの活用方法ですが、現在の地震ハザードマップは町民に対しての啓発が主なものです。地震による町全体の危険度の現状を理解いただくとともに、避難場所の確認や耐震基準を満たした建築物の促進、耐震補助金制度の周知などに活用しております。地震ハザードマップは、残部がまだ1,000部強あることから、当面は作成いたしませんが、新たに作成する場合には各地域の自主防災会と協議を重ね、地域住民の意見も取り入れながら避難経路や避難場所までの危険箇所の表示等もあわせて作成してまいりたいと考えております。土砂災害警戒区域の指定につきましては、県が5カ年を目安に更新することとなっておりますので、新たに県知事より指定された場合は対象地域のハザードマップを作成し、対象地域住民への周知啓発等を行ってまいります。
  また、土砂災害ハザードマップの活用方法ですが、土砂災害警戒区域の対象地域住民への土砂災害発生危険度の理解の促進や周知を図っております。気象庁から土砂災害警戒情報が発表された場合は、消防団等の関係機関による対象地域世帯への戸別訪問による注意喚起や、土砂災害警戒区域を巡視点検し、土砂災害の前兆現象の早期発見に努めております。現地確認により危険と判断した場合は、直ちに町長による避難勧告や避難指示等の発令を行うとともに、避難所の開設を行ってまいります。今年度は、防災行政無線のデジタル化整備工事を実施しております。土砂災害警戒区域の全世帯に戸別受信機の設置をします。また、防災メールの配信を予定しておりますので、屋外の防災行政無線が聞こえづらい方への防災情報の提供の構築を図ってまいります。
  3として、住民への周知ですが、町では住民の防災意識の高揚や危機意識の向上のため、住民の方へハザードマップや広報紙、ホームページ等に掲載し、周知に努めております。地震ハザードマップは作成時に全戸配布を行ったり、その後は随時防災担当窓口において戸別配布や町ホームページへ掲載し、町民の方へ周知を行っております。土砂災害ハザードマップについては、該当地域の全世帯に配布し、土砂災害警戒区域であることへの注意喚起を行っております。また、町ホームページや県のホームページへの掲載も行っております。
  4として、豪雨災害のハザードマップの関係ですが、本町では水防法による浸水想定区域の指定がないことから、洪水時のハザードマップを作成してはおりません。しかしながら、近年全国各地で豪雨による河川の氾濫、土砂災害、住居への床上浸水等の災害が発生しており、想定外の豪雨で、河川の氾濫やため池の決壊等があった場合の浸水想定区域、過去の道路冠水場所などの災害マップ作成は必要であると考えております。本町では、河川の整備により大雨による洪水等の水害の危険性の軽減が図られておりますが、土砂災害特別警戒区域の指定箇所が点在しており、豪雨による土砂災害が発生する可能性があります。各地域の自主防災会や関係機関と連携を図り、早目の避難行動を呼びかけるとともに、早期に避難所を開設し、人命第一で対応してまいります。豪雨災害のハザードマップについては今後の研究、検討課題とさせていただきます。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(北堀一廣議員) 次に、笠原環境課長、答弁願います。
          〔環境課長 笠原 直登壇〕
環境課長(笠原 直) 環境課長、阿部議員のご質問に答弁いたします。
  2の埼玉中部資源循環組合によるごみ焼却施設建設についてですが、初めにこれまでの経緯と現在の新ごみ処理施設の進捗状況とをご説明させていただきます。
  現在2市6町1村で5つの団体に分かれ、可燃ごみの処理を行っていますが、各施設とも老朽化が進み、建てかえる時期に来ております。滑川町を含む小川地区衛生組合においてもごみ焼却施設の老朽化に伴い、新たな焼却施設について検討がされましたが、適地が見つからず、当面の課題とされました。このような中で、埼玉県のごみ処理広域化計画に基づき吉見町内で建設を検討している新ごみ処理施設計画について、平成22年3月に小川地区衛生組合管内町村長の連名で、「新施設整備計画への参画のお願い」を埼玉中部環境保全組合管理者に提出しております。その後、埼玉中部清掃協議会を経て、平成27年9月に滑川町を含む8市町村で埼玉中部資源循環組合を設立し、平成27年12月に川島町が加入し、現在の9市町村による組合となっています。このことから現在吉見町内での広域化による建設を推進しているところでございます。
  建設予定地については地権者全員の同意を得て、平成28年度に測量、地質調査を行いました。平成29年1月には施設整備に当たり、基本的な事項を整理した新ごみ処理施設基本計画を策定し、平成30年1月には計画をさらに具体化させた(仮称)埼玉中部資源循環センター施設整備基本計画案を決定いたしました。また、新ごみ処理施設整備事業による周辺環境への影響を評価するための現地調査を平成29年度に開始しております。今年度は事業の進捗状況や、ことしの予定を説明するため、ことし5月28日から6月4日までの間に6回の地元説明会を開催し、計70名の参加を得ています。内容は新ごみ処理施設の基本設計案、環境影響評価、都市計画決定、周辺施設等について説明し、地域の意見、要望等を伺いました。現在は環境影響評価準備書の縦覧、都市計画案の縦覧を行い、意見を求めているところでございます。スケジュールでは、今年度中には都市計画決定がされる予定であり、都市計画決定後は用地買収を進める予定であります。
  ご質問にありました昭和61年2月25日に成立した和解は排ガスの排出濃度、騒音、振動、臭気、放流水質などの協定の項目と値、測定の項目や方法等の12項目で構成されています。阿部議員のご質問は10項目めの「債務者は、吉見町飯島新田地区、同町江和井地区、同町荒子地区、同町大串地区及び川島町内にごみ処理施設を新設または増設しない」という条項を指すものと思われます。ご存じのように、この和解の当事者は34名の債権者と債務者である埼玉中部環境保全組合であり、現在新ごみ処理施設等整備事業を進めている埼玉中部資源循環組合は別の団体であることから、法的な効力は及ばないものと考えております。しかし、このことを理由に住民を無視して一方的に事業を推進しているものではありません。事業を進めるに当たっては、訴えの主な理由、用地選定、環境影響評価、同意を得る手続、公害防止を中心に、きめ細やかな情報の発信、丁寧な説明、住民の意見聴取に努めるとともに、関係法令に沿って適切な手続を進めております。このように構成9市町村による組合での協議、検討を重ね、新ごみ処理施設の平成34年度稼働に向け取り組んでいる中で、新ごみ処理施設の建設計画に関しまして白紙撤回することは考えておりません。
  次に、住民からの説明開催の要望書についてですが、要望内容については日常的な視点、世界の環境問題というグローバルな視点から自分たちの出したごみの行方、影響等を把握したいというものであり、新ごみ処理施設等整備事業におけるこれまでの経緯、今後のスケジュール、ごみの運搬、処理方法、構成市町村の負担額などについて説明会を開いてほしいというものでありました。現時点では説明会を開催する予定はございませんが、今後の進捗状況等により埼玉中部資源循環組合と協議しながら検討してまいりたいと考えております。また、事業の進捗状況に応じて広報やホームページ等で情報を発信してまいりたいと考えております。
  次に、4の関越自動車道の防音壁の設置要望についてですが、平成29年6月の議会定例会でご質問をいただいた件につきましては、騒音測定は天候、セミや鳥の鳴き声、交通量などの影響を受けやすいため、秋季の平日に測定することが望ましいことから、平成29年10月2日から5日までの平日3日間実施し、この間の平均を求めました。測定は、関越自動車道北側の2地点で行いました。騒音規制法による環境基準は2地点とも昼間、午前6時から午後10時までは65デシベル以下、夜間、午後10時から翌日午前6時までは60デシベル以下となっています。1地点は、大字月輪字宮前地内の東武鉄道と交差する地点、西側の住宅で測定し、測定結果は昼間64デシベル、夜間62デシベルであり、夜間のみ環境基準を超えました。もう一地点は大字月輪字上ノ山地内のフジミ工研資材置き場西側の住宅で測定し、測定結果は昼間72デシベル、夜間69デシベルであり、昼間、夜間とも環境基準を超えた結果が出ました。この測定結果により2地点とも環境基準を超えたため、平成29年11月6日にNEXCO東日本に防音壁設置の要望書を提出いたしました。この要望の結果については、ことし7月25日に役場にNEXCO東日本が来庁し、平成31年度中に設置する予定となりました。ただし、鉄道の上の橋については東武鉄道との協議が必要であり、設置までに2年以上かかるということでしたが、できるだけ早期に設置するようにお願いはしてございます。現在関越自動車道に沿って住宅のある地域については全て防音壁が設置されることになりましたので、ご報告とさせていただきます。
  以上、答弁といたします。
議長(北堀一廣議員) 阿部議員、再質問願います。
11番(阿部弘明議員) 再質問、最初に埼玉中部資源循環組合の問題についてお聞きしたいというふうに思います。
  この間、正副管理者会議など行われている中で、管理者である宮ア吉見町長から非常に不安な、不安なというか、非常にお困りの声が出ているというふうに聞いています。一つは、附帯設備の問題で、附帯設備をつくることがこの施設を建設する条件になっているわけなのですけれども、この附帯設備の建設と本体施設の建設を一緒になかなかできないという周りの町村の反応があって、それについて、宮ア吉見町長とのなかなか合意ができないというような問題が1点あります。
  あと、この宮ア吉見町長の不安材料は、吉見以外での説明会などが十分行われていないと。吉見以外の町村の議員や住民からもいろいろ声が出ているというようなことで、そういったことについての不安材料が述べられています。要するに完全に合意形成がこの9市町村で行われていないというようなことであります。
  もう一つは、先ほども私質問で言いましたけれども、この和解条項違反という問題が非常に危惧されていると。現在新しく吉見町長になった宮ア氏が被告として今訴えられているわけです。そういったような問題が危惧されていると。はっきり言って吉見町長、吉見の町の町長、宮アさんだけが今訴えられているのです。ほかの市町村の副管理者ははっきり言って当時とは関係ないということで訴えられていませんので、それが非常に危惧されている問題だというふうに思います。
  あと、農振の除外の問題についてもこれは県から差し戻されるというようなことで、建設に、本当にこれで平成34年の稼働間に合うのかという非常に大きな懸念材料になっているというようなことです。こういった幾つかの点からいってもこの建設計画にはかなり、やはりもともとこの地区につくること自体が非常に難しい問題があるのではないかなというふうに私もこの間ずっと一般質問でもやらせていただきましたけれどもが、あるのではないかなというふうに思います。
  去る7月27日には東松山市都市計画ごみ焼却ごみ処理場の変更の構想に関する公聴会というのが行われました。公述人が24名出ましたけれども、反対が12件、白紙撤回7件、見直し1件、その他もう皆さん反対のご意見であったというふうなことであります。その中身については、先ほども言います和解条項違反や建設、この計画選定に瑕疵があるとか、ハザードマップの危険な箇所であるとか、農業振興地域であるとか、さまざまな問題点が指摘をされています。こういったようなことから改めてこの計画について町で見直す必要があるのではないかというふうに思います。
  現在小川地区衛生組合での処理を行っているわけですが、この小川地区衛生組合の今の焼却施設について直ちにもう壊れてしまうからだめだというようなわけではないと。この間もずっと修繕をしながら使ってきているというようなこととあわせて、この小川地区衛生組合の今後どうするかについては小川地区衛生組合の中で十分話し合いが必要だろうというふうに思いますけれども、要するに引き続き期限を切ってこの焼却施設を新たにつくる必要はないというふうに考えます。この辺についてどういうふうにお考えなのかお聞きしたいというふうに思います。
議長(北堀一廣議員) いろいろ質問が出ましたが、笠原環境課長、答弁できる範囲でお願いします。
          〔環境課長 笠原 直登壇〕
環境課長(笠原 直) 環境課長、阿部議員の質問に答弁いたします。
  まず、宮ア町長のことでご質問がありましたが、附帯設備、本体となかなか一緒にはできないかということですが、埼玉中部清掃協議会が26年3月に策定した新ごみ処理整備構想では、熱回収施設と周辺施設の整備は一体的に取り組み、地域おこしと地域づくりを進めるとしております。また、正副管理者会議においてもこれは一体的に進めるということは決議されております。こういった中でですが、附帯施設については地域等の話し合いのほうがなかなか進んでいない状態であり、建設すること自体は構成市町村全部では進めているところでございます。
  それから、農地除外については、現在は吉見の農政課のほうにおいて埼玉県と協議中であり、年度内には除外がされるという方向で行っていると思います。
  また、都市計画の公聴会のほうなのですが、これにつきましては、東松山都市計画ごみ焼却ごみ処理場の変更の構想に関する公聴会だと思いますが、7月24日に先ほど言われましたように吉見町役場で開催されまして、24名の参加ということでありました。公聴会での質問や意見に対しましては、公聴会での公述の検討結果会議録は吉見町のホームページに掲載されております。
  検討結果については反対意見も多かったのですが、公述者の質問や意見、またこれに対する吉見町の考え方を載せてありますが、これらの結果を踏まえまして、今後とも地権者や地域住民に対する丁寧な説明や情報提供を行い、また構成市町村としても埼玉中部資源循環組合と協議しながら、先ほども答弁申し上げたように、住民に対してごみ処理施設建設に関する情報提供等、また説明会等を行っていきたいと考えております。
  また、小川地区衛生組合の焼却施設については期限を切るということがありますが、今平成34年の稼働に向け、それに合わせて修繕を行い、財政的にも厳しいところがございますので、最低限の修理で使用しているところでございます。長く使うにはそれなりのお金をかけていけば、やはり使える可能性はございますが、それほど長くはもたないとは思います。
  以上でございます。
議長(北堀一廣議員) 阿部議員。
11番(阿部弘明議員) ぜひ小川地区衛生組合での協議を行っていただきたいと。今さまざま回答ありましたけれども、全体として危惧が広がっているということでありますので、ここの点はやはり私たちこの間いろいろ質問もさせていただきましたけれども、相当無理な計画だったということが本当にわかってきたという状況なのです。何で農振が許可できなかったのかということなのです。それもあわせて、要するに住民の合意が得られていないというようなことが判明して、ではもう一度この合意を取り直さなければいけないというようなことにまでなっているということなのです。そういったようなことも含めて、この建設計画予定どおりには進まないというような非常に心配があるというようなことなので、そういったこともあわせて小川地区衛生組合で再度協議をしていただけないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
議長(北堀一廣議員) 笠原環境課長、答弁願います。
          〔環境課長 笠原 直登壇〕
環境課長(笠原 直) 環境課長、阿部議員のご質問に答弁いたします。
  小川地区衛生組合管内で改めて協議ということですが、最初に答弁したように小川地区衛生組合において広域化計画を進めている吉見町内での建設を現在進めているわけでございます。また、進捗状況でも申し上げましたように、現在34年度建設に向け進めているところでありますので、これについて再度協議をするということはなかなか難しいことはあると思います。しかしながら、建設のほうが例えばおくれるようなことがあれば再度協議し、今の焼却炉の延命措置等を検討していかなければならないと考えております。
  以上でございます。
議長(北堀一廣議員) 阿部議員。
11番(阿部弘明議員) ぜひ早急にご検討をよろしくお願いしたいというふうに思います。
  もう一点、ハザードマップ問題なのですけれども、まだ豪雨災害についてのハザードマップについて今後検討していくということですが、先ほどのちょっと答弁漏れかと思いますけれども、西日本豪雨というか7月の豪雨みたいなのが起きたとき、この町の川や水位とか被害状況というのはどのぐらいになるかというのは想定はできませんか。
議長(北堀一廣議員) 大塚総務政策課長、答弁願います。
          〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、阿部議員さんの質問に答弁いたします。
  私たちが子どものころから聞いている台風だとか、そういったときの雨量と、それから今現在異常気象で起きている西日本だとか九州地方とかそういうところで起きている豪雨と、どの程度の開きがあるのかはちょっとわからないですけれども、私個人的に思うのは、今は河川改修も済んでおりますし、そういった整備は進んでいると思うのです。そういった中で、例えば私が役場入ってからだと、57年ですか、8月、9月と2度大きな台風が来て、表地区は神田寿司さんの前あたりまでが水没したことがあったのですけれども、そのころは今の神田寿司さんからずっと行ってカニ山へ行く橋ももう少し低い位置にあったのです。あの橋も高くかけかえられて、それから河川改修もされたということで、それ以後、水かさが増しても平地区で若干越流のおそれがあるぐらいではありますけれども、そういった被害で済んでいるということになっていますので。数字的にはじいたわけではございませんので、よく担当者言いますけれども、時間雨量と、それから集水面積というか、そういったものを計算すればどのくらい水位が上がってくるかというのがわかるのだとかって冗談で話していますけれども、これは本当にやるのであれば、専門家の人を頼んで滑川の地形や市野川周辺の地形等、それから想定される時間雨量の、例えばそれが50年に1回の雨量であるかとか、そういったことも想定しながら水位がどのくらいまで来るのかとかいうことを考えていかなければならないと思いますけれども、ここでそういうふうに言っていいかどうかわかりませんけれども、ちょっと甘い認識かもわかりませんけれども、やはり自分の58年、59年の中では、整備がされている中で、今まで経験した雨の中では、洪水が起きるのはなかろうかという考えを持っています。ただし昨年の、服部議員さんも先ほど質問ありましたけれども、山田地区で今までにないような水位が上がったこともあったといういろんな心配もありますし、いろんなことを想定していかなければならないことありますので、阿部議員の質問にもありますように、これからそういったものを予算等がとれれば、一つの研究材料としながらそういったものを、ハザードマップ義務づけられておりませんけれども、滑川町でも考えていかなければならないのかなというのは、今担当者とは話ししているところでございます。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 阿部議員。
11番(阿部弘明議員) 「甘いと言われるかもしれない」、甘いと思います。ちょっとやはり複合災害というか、豪雨等による複合災害というのは、この間の災害に特徴的なのは土砂災害と洪水による災害と、それがもう一緒に来るような状況があるわけで、例えばそういった場合の避難経路、避難場所をどうするのかというようなことも設定しておかないといけないというふうに思うのです。とにかくハザードマップというのはどういう災害が起きるかということとあわせて、これが、この災害から身を守るためには住民の皆さんがどういうふうに対応するべきかというところなのだと思うのです。それが要するに周知されるかどうかでありますし、それを住民の皆さんが理解して、その対応を自分で考えていかなければいけないということだというふうに思うのです。その辺を町がちゃんと研究をして、確かに専門家のあれも必要だというふうに思いますが、1枚のハザードマップでそれがどういうふうな状況になるのかというのを、要するに洪水のときはこうで、土砂災害のときはこうでというのではなくて、土砂災害と洪水が一緒に起きるといった場合のハザードマップが必要になるというふうに思うのです。そういったようなことと、そしてこの間新しい災害というか、本当に今までないような災害が、豪雨災害や台風や起きているわけで、今までの想定とは全く、もう一度考え直してやっていただきたいなというふうに思うのです。先ほどのお話だと、大分もう何年か前につくったというお話ですけれども、平成21年とか何年かということですから、改めて新たな災害予想を町がやはり考えていかなければいけないというふうに思いますので、その辺についてぜひ進めていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(北堀一廣議員) 大塚総務政策課長、答弁願います。
          〔総務政策課長 大塚信一登壇〕
総務政策課長(大塚信一) 総務政策課長、阿部議員さんの質問に答弁いたします。
  総合的な、そういったハザードマップが必要だという提言でございますけれども、現在のところそういった計画を持っていないというのが正直なところです。ですから、先ほど申し上げたとおり、最初は水害的なものがないということで、そういったものを考えようということですけれども、今ご指摘のように、地震だとか、それからそういったものを含めてつくってくれということがあれば、そういったものを総合的に考えていくことは担当と一緒に考えていきたいなというふうに考えております。
  以上です。
議長(北堀一廣議員) 阿部議員。
11番(阿部弘明議員) 平和の問題については丁寧なご回答いただきました。本当にありがとうございます。この全国知事会の提言にあるような方向性を政府にも求めて、アメリカ政府にも求めていきたいというふうに思います。吉田町長、5選を果たされたということで、平和への思いを全国へぜひ発信していただければというふうに思います。
  もう一つ。最後になりますけれども、防音壁の問題なのですが、済みません、笠原さん、NEXCO東日本から図面をいただきましたけれども、幾つか穴があいているのです。ご存じだと思うのですけれども、要するに完全に塞がないような計画になっていて、何でこれ穴をあけているのだと。要するに防音壁、ちゃんと塞いでしまえばいいのに、わざわざ穴をあけているというのは何でかというと、この部分、今フジミ工研の置き場になっている町の所有地ですけれども、その部分わざわざ穴をあけているというようなことがわかりましたけれども、これは多分、この担当者言うのは、1メートルをつくるのに100万円かかるのだというようなお話で、NEXCO東日本、あんなにお金持ちなのに、そんなけちけちすることないなというふうに思いますが、要するに住宅地がないところは今のところは穴あけていてもいいのだというような話なのですけれども、ここの予定地、例えば小学校つくるかもしれないというような考えもあるわけですから、ぜひここがちゃんと塞ぐように再度申し入れをしていただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。
議長(北堀一廣議員) 笠原環境課長、答弁願います。
          〔環境課長 笠原 直登壇〕
環境課長(笠原 直) 環境課長、阿部議員のご質問に答弁いたします。
  ただいまフジミ工研の資材置き場の場所について、ほぼ中央に37メートルの防音壁のない区間が生じてしまいます。この区間につきましては、NEXCO東日本に何度も要望してはございます。しかし、ただいま言われたように、防音壁の距離については高速道路から住宅までの距離に応じて定められた計算がございまして、それによりまして防音壁を設置しているということであります。また、担当の社員の方も努力しましたが、資材置き場であり、どうしても設置ができないということでありました。
  関越自動車道の施設等の保有につきましては、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構が保有しておりまして、一応維持管理、設置のほうはNEXCOが行うのですが、保有のほうはそちらの機構になりますので、またいろいろな問題もありまして、要は国の施設みたいなものですが、これ以上は財政上も要求することはなかなか難しいということで、担当者もかなり頑張ってはみましたということは伺っております。また、これからも機会がありましたら、NEXCO東日本のほうには要望してまいりたいと思います。
  以上でございます。
議長(北堀一廣議員) 以上で阿部弘明議員の一般質問を終わります。

    延会について
議長(北堀一廣議員) お諮りします。
  本日の会議はこの程度にとどめ、延会をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(北堀一廣議員) 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれにて延会することに決定をいたしました。

    次会日程の報告
議長(北堀一廣議員) 明日27日は午前10時から本会議を開き、引き続き一般質問を行います。

    延会の宣告
議長(北堀一廣議員) 本日はこれにて延会をいたします。
                                   (午後 3時53分)
議会事務局長(木村晴彦) ご起立願います。
  相互に礼。
  お疲れさまでした。