平成27年第195回滑川町議会定例会(第3号)

              平成27年第195回滑川町議会定例会 平成27年3月5日(木曜日)         議 事 日 程 (第3号)    開議の宣告  1 一般質問 出席議員(11名)    1番  井  上  奈 保 子  議員      3番  田  幡  宇  市  議員    5番  伊  東  康  夫  議員      7番  長 谷 川  元  夫  議員    8番  森  田  泰  雄  議員      9番  高  坂  清  二  議員   10番  紫  藤  昌  久  議員     11番  上  野  憲  子  議員   12番  石  川  正  明  議員     13番  大  山  尚  美  議員   15番  金 井 塚  徳  一  議員                         欠席議員(3名)    2番  北  村  徳  章  議員      6番  上  野     廣  議員   14番  北  堀  一  廣  議員                        
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人      町       長    吉   田       昇      副   町   長    柳       克   実      教   育   長    小   澤   正   司      総 務 政 策 課 長    新   井   佳   男      会 計 管 理 者 兼    武   井   宏   晃      会  計 課  長      税  務 課  長    上       俊 一 郎      健 康 福 祉 課 長    山   下       進      町 民 保 険 課 長    森   田   耕   司      健 康 づ く り課長    堀   口   幸   男      環  境 課  長    横   田   一   己      産 業 振 興 課長兼    吉   田   利   好      農業委員会事務局長      建  設 課  長    赤   沼       裕      水  道 課  長    篠   ア   一   美      教育委員会事務局長    江   森   不 二 男      代 表 監 査 委 員    稲   葉   一   正
本会議に出席した事務局職員      事  務 局  長    吉   野   正   和      書       記    今   井   茂   子      録       音    吉   野   徳   生

    開議の宣告
議長(金井塚徳一議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には第195回滑川町議会定例会第3日目にご参集いただきまして、まことにありがとうございます。
  ただいま欠席届が2番、北村議員、6番、上野廣議員、14番、北堀一廣議員、遅刻届が7番、長谷川議員から提出されています。
  ただいまの出席議員は10名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
                                   (午前10時00分)

    一般質問
議長(金井塚徳一議員) 日程第1、昨日に続きまして一般質問を行います。
  通告順位5番、議席番号6番、上野廣議員から一般質問の通告がありましたが、本日欠席届が提出されましたため、会議規則第61条第4項の規定に基づき、上野廣議員の一般質問は行いません。

           大 山 尚 美 議 員
議長(金井塚徳一議員) 通告順位6番、議席番号13番、大山尚美議員、ご質問願います。
          〔13番 大山尚美議員登壇〕
13番(大山尚美議員) 13番、大山尚美です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
  3点質問させていただきます。
  1、スクールセクハラ防止に全力を。埼玉県は、教師と生徒がスマホのライン等で個人的に連絡をとり合うことを禁止すると発表しました。スクールセクハラの問題は、最近メディアなどでも取り上げられることが多くなりました。滑川町のスクールセクハラの現状と課題、今後の対策を伺います。
  2、国民健康保険税納付回数を選択制に。国民健康保険税の納付は、現在は一括納付か8回納付ですが、町民の方から1回の納付額が多く大変だという声が多く聞かれます。現行の一括納付と8回納付に加え、10回納付や12回納付が選択できるような方向性について伺います。
  3、役場に総合案内窓口の設置を。現在町民が必要に応じて各課に出向き手続をする申請主義になっていますが、質の高い行政サービスとして、申請業務が1カ所で実行するワンストップ総合案内窓口の設置の必要性があると思いますが、町の考えは。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) それでは、答弁を願います。
  1番について、江森教育委員会事務局長、答弁願います。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、大山尚美議員の質問に答弁をいたします。
  大山議員のご質問、滑川町のスクールセクハラの現状と課題、今後の対策ということですが、教職員による児童生徒に対するセクハラ行為は、児童生徒本人の人格を深く傷つけるものであり、学校教育への信頼を根底から揺るがすものとして絶対にあってはならないものと認識しております。
  現状では、本町においては、学校生活において先生と生徒の間に一定の距離を保ちながら指導に当たっており、スクールセクハラの実態はありません。各学校ともセクハラ防止に対して、教職員一人一人がセクハラに対する意識を持って対応に当たり、指導、助言を行っていることと認識しております。
  次に、対策でございますが、これまでにも防止のために対策は行ってきたところでございます。内容につきましては、生徒指導や教育相談等は個室で1対1での指導及び相談は行わない。特に男性職員が女子児童生徒と対応する場合には、最善の注意を払う。例としましては、指導を行う場所は校長室とし、職員室との境のドアはあけておくと。
  次に、保護者及び児童生徒との個人的なメールのやりとりは禁止。この件につきましては県からも通知が出ておりますが、それ以前から行っているところでございます。
  次に、管理職は教職員のメンタルヘルス倫理確立委員会の開催等、日ごろから教職員事故防止に努める。
  次に、教職員向けに情報モラル教育の研修会を実施したり、児童生徒、保護者を対象とした携帯電話マナー教室等を実施するということになっております。
  以上のように、しっかりとした決まりをつくり、防止対策に努めておるところでございます。
  今後におきましても、決定されたルールに従い、保護者、児童生徒との健全な関係を保ち、指導に当たってまいりたいと思っております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(金井塚徳一議員) 続いて、2番について、上税務課長、答弁願います。
          〔税務課長 上 俊一郎登壇〕
税務課長(上 俊一郎) 大山議員の質問に対しまして、税務課長、答弁を申し上げます。
  現在の状況を申し上げます。現在国民健康保険税は、7月から翌年の2月までの年8回で納付をいただいております。納税通知書は7月に送付いたします。これは、前年の総所得金額を6月までに確定させ、所得の額を決定し、保険税の年税額を確定してからの送付となるためでございます。これを本算定と申しております。端的な言い方をすれば、6月に所得確定し、7月から課税、納付がスタートいたします。そして、回数は8回と、他の税金よりも納付回数は多く設定されております。
  質問事項の国保税の納付回数を選択制に移行することが可能かについて答弁を申し上げます。
  結論を先に申し上げますと、選択制は現実的対応は難しい、現段階ではできませんと答弁を申し上げます。埼玉県内の納付回数状況を調べてみましたが、埼玉県内で納付回数の選択制をとっている市町村は見当たりませんでした。ありません。当町として、仮に納付回数を選択制にすると事務の煩雑化を招き、その対応に苦慮いたします。限られた職員人数の中の事務対応となります。県内の動向を踏まえ、今後必要に迫られた場合、比企管内の市、町と情報の共有化を図りながら対応と考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
  次に、大山議員ご指摘の1回の納付回数が多くて大変なので10回納付あるいは12回納付が選択できるような方向性について、この方向性について答弁を申し上げます。
  選択制ではなくて、納付回数については個別に、個々に納税相談で対応が可能でございます。税務課の担当職員との納税相談の話の中で、分納納付、あるいは納税猶予、納税の減免などの対応が、どの対応が適正なのか。例えば分納の場合は、個々の所得状況に応じまして、10回納付が適正か、あるいは12回納付が適正か等々、しっかりと見きわめを行いまして判断をさせていただき対応いたします。
  確かに納税者の中には、年度途中において突然の思わぬ病気、あるいは仕事を頑張っていたが、会社が倒産して失業してしまった、または交通事故に遭いケガをして入院してしまった等々、さまざまな要因が突然発生するケースも考えられます。滞納等でお悩みの方が見受けられましたら、ぜひ納税相談をお勧めいただきたいと思います。町長からも地方税法に基づき、納税者が困らないような柔軟な対応を行うよう指示を受けております。議員の皆様にも、滞納等で悩まれている方等のご相談がありましたら、ぜひ納税相談をお勧めいただきたい。ご協力をお願いしたいと思います。この納税相談を通しまして、少しでも心の負担も軽くしていただければと考えております。
  以上、選択制とその方向性の2つに分けて答弁とさせていただきます。
議長(金井塚徳一議員) 続いて、3番について、新井総務政策課長、ご答弁を願います。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、大山議員の庁舎内のワンストップ化について答弁いたします。
  現在滑川町は、町民に関連の深い窓口のサービスをワンフロアサービスとして提供させていただいております。
  ご質問のありましたワンストップの窓口は、出生、転入、転出の手続に来られた方が、複数の窓口を移動しないで1カ所で済ませられるようにということで始まったものでございます。しかしながら、住民の生活スタイルも多様化している現代、転入者や転出者であれば国民健康保険ですとか介護保険、国民年金、税金、こども医療費の助成、子育て支援、母子医療、学校や幼稚園の就学、水道や下水道の給水の停止など、幅広い手続を行わなければなりません。ある市では、出生、転入で50%、転出では36%しかワンストップの窓口を利用していないという結果がありまして、今後ワンフロア化も検討しているということでございます。対象者を広げれば広げるほど、1つの窓口だけでは用事を済ませることはできません。他の窓口にも足を運ばなくてはならないというのが実情なのではないかなと思っております。
  また、ワンストップ窓口ですと、移動はしないかわりに1人当たりの対応時間が長くなりまして、待ち時間も相当長くなってしまうのかなと、逆にサービスの低下を招いてしまうのではないかなという部分も懸念されます。
  また、個人情報保護の観点から、職員ともいえども安易に他の部署の事務にかかわる個人情報を見ることはできないために、職員の人数も要することになります。このことから、最近では生活と関連の深い窓口を同じフロアに集約するワンフロア化をすることで、窓口を移動しなければならない場合であっても移動の時間等が隣から隣というような形で軽減されることから、ワンストップからワンフロアサービスへと変わってきております。滑川町でも、平成24年度の大規模改修の際にワンストップを検討してきましたけれども、庁舎のレイアウトですとか時代の情勢などからワンフロア化の推進へと決まりましたので、今後もその方向で進めていきたいと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) まず、スクールセクハラに関して再質問させていただきます。
  滑川町では、現在のところスクールセクハラはないし、また対応もしっかりとされているようで非常に安心いたしました。セクハラというのは、その内容の重さゆえにセクハラを受けた女性、男性ともに、表沙汰にしたくてもできないという悲しい現実があります、実態があります。最近有名になったある本にも載っていたのですけれども、ある事例では、セクハラを受けた女子が自殺をしようとしたり、過食や拒食になった苦しい青春時代を過ごして大人になり、その後、ある共同通信の記者の支援を受けてセクハラ加害者の教師と対峙したときに、その教師は合意の上でだと思ったと言い、その後の調査では、学校を異動になるたびに合意の上だと思うセクハラを行い、その被害者は多数に及んだというふうに書いてありました。その記者の話を聞いたことがありますが、問題は学校の隠蔽体質にあるとのことでした。学校側もある程度わかっていながら、公になることを恐れ、他校へ異動をさせるということでした。
  滑川町では、今のところはないというのはすごく安心なことですが、仮にこういう事例があった場合、対応はどういうふうにされるのかというのを再度お伺いしたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  そのような事態が発生したらどうするかということでしょうけれども、町、教育委員会と学校、当事者で事実関係を確認をしまして、そういったことが本当にあったのかどうかというのはしっかりとみんなで話し合いながら進めていければというふうに考えております。そうでないと、事実が、本当にあったのかどうかというのが一番の問題だと思いますので、開かれた学校ということを念頭に置きながら進められればというふうに思っています。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) このセクハラの問題というのは、学校や教師、行政、いろんなところですごくいろいろ対応しますけれども、子どもの意見というか、子どもの側の吸い上げというのはなかなか難しいと思います。
  千葉県では、スクールセクハラに関するアンケート、子どもたち自身にアンケートをとることにしているそうです。こういうアンケートというのは、すごく子どもたち自身が率直に意見を書きやすいのではないかなというふうに今進められているところだというふうに聞いています。こういうアンケートについて、滑川町で将来的な取り組みはどういうふうになるか、伺いたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  町の学校関係ですけれども、中学校、体罰調査アンケートとか、そういったものは実施をしております。セクハラというか、そういう体罰とか、そういうものについてもしっかりと把握をしていくということで、もし必要があればそういうアンケートも実施をしなければならないのかなというふうにも感じています。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) 必要があれば考えるというお話ですが、必要があればというのは、例えばどういうときのことを言われているのでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  生活アンケートとか体罰アンケート、これは実施しているところでございます。その中でも、そのようなものがあるとすれば、皆さんが、子どもさんたち書いてくれているというふうに感じています。ですから、必要があればというのは、その中に書いてあるもの以外のものが出てくるのかどうかというのは、これもまたわからないものですから、そういうところで生活アンケート、体罰アンケート、その中に記載がされているものについて十分に精査しながら、学校と教育委員会、一緒になって考えているということでございます。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) ありがとうございます。スクールセクハラを受けた子どもから相談を受けたある教師がそのことを学校側に問いただしたら、同じ教師たちから逆にいじめを受けた、同じ教師仲間をちくるなというようないじめを受けたことがありまして、その方はさまざまな経緯をたどり退職しましたが、その女性教師が立ち上げたNPOのスクールセクハラ相談のダイヤルというのがあります。そのダイヤルナンバーを普及したいということで、ご本人もメディアで本人も言われております。
  きょう、この一般質問をするに当たり、その元教師の方に連絡をとりました。亀井さんと言われる方で、その方はどんどんといろんなところで発信をしてもらいたいというふうに言われました。正式名称はスクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク、電話番号が、どんどん言ってくださいということなので、06−6995−1355ということなのですけれども。子どもたちが、仮に何も表沙汰にならないときに、それでも誰かに相談をしたい、誰かに聞いてもらいたい。ですが、学校ではもちろん聞いてもらえない、友達にも話せない、親にも話せないというときに、すごく一人で苦しんでいるときに、こういう相談ダイヤルがあるのだよということを仮に子どもたちが知っていたら、何かの役にすごく立つことがあるのではないかというふうに思います。こういう相談ダイヤルが、公で発信してほしい、またラジオとかでも発信したらどうかというふうに言われていますので、学校で子どもたちに周知をするということについての考えをお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  学校に、今大山議員がおっしゃったところとは違うところだと思うのですけれども、そういう相談カードみたいなものは配っているということでございます。そういったことがあった場合には、またその今おっしゃられたネットワークの番号もまた教えていただきまして、同じような形で配れればというふうにも思っておりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) 既に学校のほうでも配っていらっしゃるということで、すごくすばらしいなと思います。選択肢は幾つもあればいいわけですので、ぜひその選択の一つの中に入れていただけると、何かのお役に立てればいいかなと思います。
  先ほどのセクシュアルハラスメント防止全国ネットワークでは、先生方のセクハラ防止研修というのも行っているのです。既に、先ほどの課長のご答弁いただきましたときに、情報モラル教育とか携帯マナー教育とかを実施されているということでしたが、このセクシュアルハラスメント防止全国ネットワークというのは、現場の先生が立ち上げて、現場がすごくよくわかっていて、いかにして防止ができるか、それは子ども目線で行っている研修だというふうにも聞いております。依頼があれば全国に講師を、九州から沖縄までどこでも派遣をするということです。町の、埼玉県がラインのやりとりを禁止している現状とかもありますし、今後のことも考え、町としてもそういう情報モラル教育、携帯マナー教育などに加えて、セクシュアルハラスメントに特化したそういう防止の研修もあっていいのではないかなというふうに思いますが、このことに関して意見をお伺いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 江森不二男登壇〕
教育委員会事務局長(江森不二男) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  大変いいことではないかというふうには考えております。そういう機会がつくれましたら、ぜひまたひとつそういう講習会もやっていければというふうに考えております。
  以上です。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) ありがとうございます。
  次に、国民健康保険税納付回数を選択制にということに関して質問させていただきます。先ほどご答弁いただきました中で、個別に納税相談で対応が可能ですよという優しいお言葉をいただきまして、すごくうれしかったのですけれども。例えば、現在は何月何日まで払わないと延滞がかかりますよというふうな形になっておりますけれども、どうしても払えない、分納納付をさせていただきたいというときに、延滞というのはかかるのでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 税務課長。
          〔税務課長 上 俊一郎登壇〕
税務課長(上 俊一郎) 税務課長、大山議員の質問に答弁申し上げます。
  延滞金につきましては、地税法で決まっておりますのでかかってまいります。9.7%と、あと1カ月以内が2.9%だと記憶しております。
  以上でございます。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) 私自身の例なのですけれども、一昨年8回、1回5万幾らというのを払いまして、最後の月に修正しますということで1回で7万幾ら払ってくださいというのが来たときに、私それ手にとって、普通の方は皆さん全然問題ないかもしれないのですけれども、私ぴいぴい言っておりますので、それを手にとったときに手が震えたのです、本当に震えたのです。えっ、こんな、1回で7万幾らってどうやって払うの。でも、私議員させていただいていますので、ずうずうしくもすぐ税務課のほうに出向きまして、松葉さんが対応してくださったので、松葉さん、こんなのどうやって1回で払えると思うのって、何か泣きついたことがあるのです。たまたまそのときは、私のほうの都合の申告のいろんな、うちの家族の都合の申告のミスがありまして、税額はもとの金額に戻ったのですけれども、そのときに思ったことが、私はこういう立場をさせていただいているので、ずうずうしくもさっさと行けるのですけれども、住民の方って、いろんなお話を聞いていると、やっぱり税金のことでご相談に行くのがすごくハードルが高いというふうに。自分が本来は払わなければならないものを払えない自分がそこにいるわけですので、それを持ってどうしましょうというふうに言いに行くのがすごく言いづらい、ハードルが高いということがすごく多いのです。
  私も、これが一般の住民に戻りましたら、きっとそういうふうに思うだろうなってすごく思いまして、先ほど課長が、個別に納税相談で対応しますのでぜひお知らせくださいと言われましたけれども、できましたら周知、どういうふうに皆さんが気軽に納税相談を、払わないというのが前提ではなくて、払いたいけれども、払えないけれども、どうしたらいいかというのを相談に行けるような、そういう周知というのはどういうふうにしていただけるかというのを伺いたいと思います。
議長(金井塚徳一議員) 税務課長。
          〔税務課長 上 俊一郎登壇〕
税務課長(上 俊一郎) 税務課長、大山議員の質問に答弁申し上げます。
  周知の方法ということでございますが、現在の広報の活動の周知といたしましては、「広報なめがわ」に掲載をしておるわけでございますが、昨年は4月と12月の2回、出張徴収を行っているときに、あわせて休日の窓口開庁を行いまして、皆様に納税相談を実施いたしました。4月と12月で2日ずつ、計4回を行っておるわけでございます。
  そのほかに、東松山地区納税貯蓄組合連合会というのが主催で、関東信越税理士東松山支部というちょっと長い言い方するのですが、これの税務相談も年4回行っております。これも広報には載せてございます。ことしの場合は、5月、8月、11月、そして1月と、この納税貯蓄組合主催の税務相談も広報に載せさせていただいております。広報では計6回ということになります。そういった中で、今後、回数、あるいは気軽に周知する方法等、検討ということでございますので、比企管内と情報の共有を図りまして、提案して、さらに進めていければいいのかなとは考えております。
  以上、答弁といたします。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) ありがとうございました。
  次に、総合窓口の設置に関して再質問させていただきます。20年前のある場面をきのうのことのように覚えている私個人の出来事というのがあります。用事で役場窓口に出向いたときのことですが、窓口で済みませんと声をかけました。周りには来客者はおらず、職員は何人かいらっしゃいましたが、誰も対応してくれませんでした。何度か済みませんと声をかけた後、やっと1人の女性職員が対応してくれました。その間、その女性職員は昼休みでもないのに食品のチラシを見続けていました。そのチラシを自分の机にぽんと置いて、「はい、何ですか」と言われました。そのときの憤りというのが、20年前のことですが、たまにふっとよみがえってきます。何というお役所仕事だろうと思いました。
  ですが、そのときに比べれば、今の職員の方の対応はすばらしいです。特に若い職員の方は、学生時代などにアルバイトの経験があったりして、一般の仕事の厳しさを経験されているからか、きびきびとした対応に拍手を送りたくなります。反面、決して多いとは思えない職員の数で、煩雑化する仕事内容や多種多様な住民ニーズに対応する大変さに頭が下がります。その煩雑さや、また住民から見れば合理化、簡易化するためにもワンストップ総合窓口設置は必要と思いますが、先ほど課長のご返事いただきまして、ワンフロアサービスということですごく納得はいたしました。ただ、その申請業務が1カ所で実行できるワンストップ総合窓口案内が困難だとしても、単なる総合案内窓口も必要だと思いますが、このことについての考えを伺います。
議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、ただいまのご質問に答弁させていただきます。
  その総合案内窓口につきましても、大規模改修の際にそういった窓口を設けて、来庁された方に何番の窓口ですよとか、そういった案内もできるようにしたらどうかということで、確かに検討はさせていただいたと思います。その中で、検討の中で、小さい役場のワンフロアで、入れば一回り見渡せるような場所なので、わかりやすく案内表示をすれば何とかなるのではないかということで、各課のカウンターの上に、こういった業務はこの場所でやっていますよというような部分まで書き入れた案内表示をさせていただき、もし職員に尋ねられましたら、何々課ということでなくて、それだったら6番の窓口でございますとか、そういった形で案内できて、できればそこまで、その場所まで案内していってやれと、そういうような形で現在説明を、案内のほうをさせていただいているつもりでいますので、何とかその辺のところは、特に案内をする専門の方が東松山市役所なんかにはいますけれども、そういった交代で職員が出るようなことがなくても何とかなるのではないかということで決定させていただいて、大規模改修のほうに踏み切らせていただいたと、そういった経過があると思いますのでご理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) ありがとうございます。今の職員の方はすごくこう、とても大変なのではないかなといつも思うのですけれども、今、何か用事があって行きます、そうしたら、何番ですよと言って教えてくださいます、あるいはそこまで連れていってくださいます、それはすごくありがたいのですけれども。職員のほうの立場にすると、例えば自分が今やっていたときに来客者があって、それを手をとめてそこまで案内してあげるということというのは、意外と大変なことではないかなと思ったりもします。そこで、総合案内の人が仮にどこか1人いらっしゃったら、その方がここですよとお連れするような専門的な人がいるほうが、職員の方の手間、手間というのですか、そういう大変さも軽減できるのではないかなというふうに逆に思うのですが、そこのところはいかがでしょうか。
議長(金井塚徳一議員) 総務政策課長。
          〔総務政策課長 新井佳男登壇〕
総務政策課長(新井佳男) 総務政策課長、答弁させていただきます。
  確かに職員がそういった忙しく仕事をやっているときに声をかけられて、その場所まで案内するというのは、一旦仕事を中断するわけですから、その本人からしてみれば大変だなという部分は理解できますけれども、実際が、初めて役場に来られて、自分はどこに行ったらいいのかということで、本当にこう悩んでいる方というのは、ほとんど数名、1日のうちに1人いるか2人いるか程度ぐらいの感じで私は見ています。ほとんどの方がそういった場合は職員らしき者に尋ねる、あるいはこの方はどこに行ったらいいかちょっと不安そうだなという場合は、職員のほうから、どちらへ用事があるのですかということで積極的に声をかけさせていただいてやっていますので、本当に忙しくやっている人は多分そういった案内は今の段階ではしていないのかなというふうに思います。ちょうどその辺のバランスの中で、新しい、今申し上げましたようなワンストップの場所を設けて、そこに職員を交代で常駐させて案内をするほどまでのちょっと業務もないのかなというふうに今思っておりますので、それがもう日常大変な業務ということで、一日にお尋ねになる方が何十人といるような場合は、そのときにまたいろいろと庁内で検討させていただいて対応させていただくような時期が来るかもわかりませんが、今の段階では何とかなっているのかなという認識で設置していないというのが現状でございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
議長(金井塚徳一議員) 大山議員。
13番(大山尚美議員) ありがとうございました。これで私の一般質問を終わります。
  私ごとですが、4年間私の未熟な質問に執行部の方々が真摯にお答えいただきましてありがとうございました。
議長(金井塚徳一議員) 以上で大山尚美議員の一般質問を終わります。
  以上をもちまして本日の会議を終了いたします。
  この後、11時5分から議会全員協議会を2階中会議室で開催いたします。このときに、必要な議案がたくさんありますので、整理してお持ちいただきたいというふうに思います。

    次会日程の報告
議長(金井塚徳一議員) 明日3月6日は、午前9時から予算審査特別委員会を議場で開催します。よろしくお願いいたします。

    散会の宣告
議長(金井塚徳一議員) 本日はこれをもちまして散会とします。
  大変ご苦労さまでございました。
                                   (午前10時44分)