平成24年第183回滑川町議会定例会(第1号)

              平成24年第183回滑川町議会定例会 平成24年12月5日(水曜日)         議 事 日 程 (第1号)    開会及び開議の宣告                                   1 会議録署名議員の指名                                  2 会期の決定                                       3 諸般の報告                                       4 行政報告                                        5 所管事務の調査報告                                   6 全議案の一括上程、説明                                 7 一般質問                                        8 議案第70号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度滑川町一般会計補正予算           (第3号)                                9 議案第71号 滑川町教育振興奨学資金貸与条例の一部を改正する条例の制定について    10 議案第72号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について               11 議案第73号 平成24年度滑川町一般会計補正予算(第4号)の議定について       12 議案第74号 平成24年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定について 13 議案第75号 平成24年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議定について  14 議案第76号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の議定につ           いて                                  15 議案第77号 平成24年度滑川町浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)の議定について  16 議案第78号 平成24年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定について    
出席議員(14名)    1番  伊  東  康  夫  議員      2番  北  村  徳  章  議員    3番  金 井 塚  徳  一  議員      5番  井  上  奈 保 子  議員    6番  上  野     廣  議員      7番  長 谷 川  元  夫  議員    8番  森  田  泰  雄  議員      9番  高  坂  清  二  議員   10番  紫  藤  昌  久  議員     11番  上  野  憲  子  議員   12番  石  川  正  明  議員     13番  大  山  尚  美  議員   14番  北  堀  一  廣  議員     15番  田  幡  宇  市  議員 欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人      町       長    吉   田       昇      副   町   長    小   高   明   也      会 計 管 理 者 兼                       山   下       進      会  計  課  長      教   育   長    小   澤   正   司      総 務 政 策 課 長    柳       克   実      税  務  課  長    上       俊 一 郎      健 康 福 祉 課 長    新   井   佳   男      町 民 保 険 課 長    木   村   幸   一      環  境  課  長    江   森   不 二 男      産 業 振 興 課長兼    吉   田   利   好      農業委員会事務局長      建  設  課  長    武   井   揚   一      水  道  課  長    篠   ア   一   美      教育委員会事務局長    宮   島   正   重
本会議に出席した事務局職員      事  務  局  長    稲   葉   一   正      書       記    今   井   茂   子      録       音    大   塚   し の ぶ
    ◎開会及び開議の宣告
議長(田幡宇市議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には、大変お忙しいところ、第183回滑川町議会定例会にご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
  ただいまの出席議員は14名全員であります。定足数に達しておりますので、ただいまから第183回滑川町議会定例会を開会します。
  これより本日の会議を開きます。
                                   (午前10時00分)
                                           
    ◎会議録署名議員の指名
議長(田幡宇市議員) 初めに、会議録署名議員の指名でございますが、会議規則第120条の規定によりまして、議長において指名をします。
  10番  紫 藤 昌 久 議員
  11番  上 野 憲 子 議員
  12番  石 川 正 明 議員
  以上、3名の方にお願いをいたします。
                                           
    ◎会期の決定
議長(田幡宇市議員) 次に、会期の決定についてを議題とします。
  本件につきましては、議会運営委員会でご審議をいただいておりますので、議会運営委員長に報告をお願いします。
  議会運営委員長、井上奈保子議員、お願いします。
          〔議会運営委員長 井上奈保子議員登壇〕
議会運営委員長(井上奈保子議員) 皆さん、おはようございます。5番、井上奈保子です。議長の命によりまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。
  本定例会の運営にかかわる議会運営委員会は、去る11月28日、午前10時より開催いたしました。出席者は、議長を初め議会運営委員全員、執行部より町長、副町長、総務政策課長に出席をいただき、付議されます案件等について説明をいただき、慎重に協議をいたしました。
  その結果、会期は本日より12月10日までの6日間とし、本日は、諸般の報告、行政報告、所管事務調査報告、全議案の一括上程、説明、一般質問を行います。6日は午前10時より一般質問を行い、終了次第、全員協議会を行います。7日は午前10時より議案審議を行い、8日、9日は休日休会といたします。10日は午前10時より議案審議を行いまして、全日程終了次第、閉会とすることと決定いたしました。
  なお、議事日程につきましては、お手元にご配付いたしました会期予定表のとおりでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
  以上をもちまして、議会運営委員会の報告を終わりにいたします。
議長(田幡宇市議員) ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、会期を決することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(田幡宇市議員) 異議なしと認めます。
  よって、委員長の報告のとおり、会期は本日より6日間として、全議案審議、全日程終了次第閉会と決定しました。
                                           
    ◎諸般の報告
議長(田幡宇市議員) 日程第3、諸般の報告ですが、議長より報告をさせていただきます。
  本定例会の議事に関する事項、議案、報告書等については、ご配付しましたとおりであります。
  また、閉会中に議長が出席をしました会議、研修等につきましては、報告書を配付してございますが、この場において幾つか報告をさせていただきます。
  9月24日、25日、関東会長会議、群馬県渋川市において実施をされました。関東町村議会議長会役員の選出ということでございます。そして、第56回町村議会全国大会提出議案の協議をいたしました。
  10月7日、白岡市市制施行記念式典に出席をいたしました。県内40番目の白岡市が誕生したところでもございます。したがって、県内の町村は22町1村となりました。
  10月10日から11日、東日本町村議会議長会会長会議が山梨県富士河口湖町で実施をされました。富士山を世界文化遺産に推薦をするという会議でございました。あわせて、河口湖町の防災対策について研修をしてまいりました。
  10月17日、都道府県会長会議、東京都全国町村議員会館で開催をされました。第56回町村議会全国大会の運営協議に関する事項を協議させていただきました。地方自治法改正による標準会議規則等の改正でございます。政府に対して23の要望書を提出することに決定をいたしました。
  10月25日でございますけれども、秋の園遊会に天皇、皇后両陛下のお招きを賜り、赤坂御苑にて園遊会に出席をさせていただきました。これもひとえに議員各位、執行部の皆様のご指導のたまものと深く感謝を申し上げる次第でございます。
  10月31日、町村議会議長会役員会が埼玉県県民健康センターにおいて行われました。役員人事、副会長の欠員による補充の会議でございました。越生町の長島議長の退任によりまして、伊奈町の矢部議長が就任をされました。
  11月3日、川島町町制施行40周年記念式典に参加をいたしました。
  11月8日、彩の国さいたま人づくり広域連合定例会が埼玉県議会議事堂で行われました。副広域連合長の選任、平成23年度決算の認定、定期監査報告でございました。
  11月9日、埼玉県戦没者追悼式に埼玉会館に出席をしております。戦後67年が経過をしたところでもございます。今日の平和が、さきの大戦で戦没された方々の尊い犠牲とご遺族の深い悲しみの上に築かれていることを改めて思い起こした次第でございます。平和がいかに尊いものかを次世代に伝えていくことが我々の責務であると感じておるところでもございます。
  11月14日、第56回全国町村議会議長会が渋谷区のNHKホールで開催をされました。24の提案事項を政府に要望書を提出いたしました。真の分権型社会を目指すことを宣言いたしたところでございます。特別講演として、神野直彦氏の「地方財政の現状と課題」ということで講演を聞いてまいりました。
  11月19日、埼玉県社会福祉大会が埼玉会館で開かれました。本町からは、永年の社会福祉の功績が顕著であるとして月輪の武井平治氏が会長表彰を受賞されました。
  11月27日、埼玉県都市計画審議会が浦和ロイヤルパインズホテルで開催をされました。7つの議案が提案をされました。主なものは、議案第472号におきまして、秩父都市計画区域における産業廃棄物処理施設の敷地の位置の変更について議題とされました。7議案とも原案どおり可決、決定をいたしました。
  以上をもちまして、議長の諸般の報告をさせていただきました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                           
    ◎行政報告
議長(田幡宇市議員) 日程第4、行政報告を行います。
  吉田町長より行政報告をお願いいたします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、定例会の開会に当たりまして、ご挨拶と一般行政報告を申し上げます。
  本日は、第183回滑川町議会定例会を招集させていただきましたところ、年末を迎えご多忙の中、ご健勝にて全議員さんにご出席を賜りまして開会できますことに厚く御礼を申し上げます。
  本定例会は、平成24年度一般会計補正予算の議定を初め、9議案の重要案件の審議をお願いするものでございます。追加議案として、人事案件も提出をさせていただく予定でございます。慎重審議を賜りまして、原案どおり可決、決定いただきますようお願いいたします。
  次に、一般行政報告を申し上げます。
  初めに、原発事故による町内の放射能汚染の状況ですが、11月21日、厚生労働省による買い上げ調査の結果、町内のJA農産物直売所で11月11日に販売されていた原木シイタケから基準値を超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと埼玉県より連絡がございました。直ちに当該原木シイタケの生産者に対して直売所からの回収と出荷の自粛を要請しました。あわせて、原木シイタケはほだ木に付着している放射性物質の影響を大きく受けることから、ほだ木の自主検査についても昨日より開始をしたところでございます。町民皆さんにはご迷惑とご心配をおかけいたしましたが、安全な農作物の供給で安心して食べていただけるように、今後も細心の注意を払ってまいります。また、町内で生産された農産物の安全性を確認するため、放射性物質検査用の機器を設置し、販売目的の農作物の検査ができる体制を整えております。
  また、町内13カ所で15回目の大気中放射線量の測定を行いました。これまで同様、基準値を下回る結果となりましたが、今後も国・県の動向を注視しながら、引き続き監視をしてまいります。
  さて、10月1日より始まった市町村整備型の浄化槽事業ですが、多くの反響をいただき、当初の予定を上回る申請をいただいております。現在まで大きな混乱もなく実施をしておるところでございますが、今後もさらなる環境の浄化に取り組んでまいりたいと思います。
  今年の町民体育祭は、朝から小雨が降るあいにくの天候でしたが、徐々に回復し、全種目で熱戦が繰り広げられました。つきのわ駅周辺等の新しい住民の顔も見られる中、多くの町民に参加をいただき、盛大に開催することができました。
  また、恒例となっております社会福祉協議会主催の敬老会も、10月10日から3日間にわたって開催いたしました。町内在住の75歳以上の方が元気に出席され、笑顔があふれる和やかな雰囲気の中で開催できましたことを大変喜ばしく思っております。
  11月3日の滑川まつりにつきましては、「松島と滑川をつなぐ、郷土まつり」とのテーマのもと、東日本大震災の被災地復興支援としても行われました。会場には松島町長と議会議長も来場され、松島町の特産品販売も行われるなど、大盛会で開催することができました。
  また、終了後に、松島町との災害相互支援協定の調印式を行いました。これは、どちらかの町で災害が発生した際、相互に支援をし合う内容となっております。今回の協定を機に、将来にわたり継続的に交流を続けてまいりたいと思います。当日は、議員各位にも参加をいただき、まことにありがとうございました。
  スポーツ関係では、各種目で日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮され、すばらしい成績をおさめられております。その他教育関係につきましては、後ほど教育長より報告がございます。
  さて、8月22日には、羽尾の持田とみ様が100歳を迎えられました。町としても、一世紀長寿祝金支給条例に基づき、お祝いを申し上げたところでございます。健康長寿のお姿を拝見すると、大変にうれしくなるものでございます。
  次に、表彰関係でございますが、長年町政の発展に功績のありました20名の方に、町の表彰条例に基づき、11月3日の滑川まつりの会場で表彰させていただきました。
  また、先輩議員である月輪の故長谷部昭さんは長年の議会議員としての功績から叙位と旭日双光章を、警察行政の功績で月輪の川瀬國雄さんが瑞宝単光章を受賞されました。
  大臣表彰としては、長年の教育委員としての功績から、月の輪の横塚元幸さんが文部科学大臣表彰を受賞されました。
  また、埼玉県知事表彰では、消防団としての活躍で和泉の井上章さんと羽尾の岩附利昭さんが、長年にわたる国保運営に携わってきた功績により羽尾の内田實さんが受賞いたしました。
  さらに、月輪の篠崎礼子さんは、心のふれあいを深める活動に対する功績からシラコバト賞を、文化振興の功績により福田の鹿沼義治さんが文化ともしび賞を受賞されました。受賞者の皆さんのさらなるご活躍をご期待申し上げます。
  町民の生命と財産を守る消防団員の皆さんが、10月21日の消防操法大会で日ごろの訓練の成果を発揮し、1位から3位を独占する快挙を成し遂げました。町を預かる者として、大変に心強く思うところでございます。これからの季節は、雪による災害や乾燥による火災が多く発生する季節となります。防災の基本は、「自分の身は自分で守る」ことです。今後も職員一丸となって防災に取り組んでまいりたいと思います。
  また、これから年末年始を迎えるに当たり、特別警戒も実施されます。心を引き締めて、全町挙げて交通安全に努めてまいりたいと思っております。
  以上、主なものだけでございますが、挨拶と一般行政報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
                                           
議長(田幡宇市議員) 続いて、小澤教育長より行政報告をお願いします。
          〔教育長 小澤正司登壇〕
教育長(小澤正司) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、教育長、教育関係の報告事項を申し上げます。
  初めに、10月以降、各学校や幼稚園におきましては、幼稚園の運動会、あるいは秋祭り集会、彩の国教育の日にちなんだ各小中学校のイベント等、大きな行事が続きました。それぞれの行事において、議員の皆様には大変ご多用の中ご臨席を賜り、子どもたちへの温かい声がけや激励をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
  いよいよ2学期も残すところわずかとなりました。この間、生徒指導上のトラブルなど何件かあったものの、おかげさまで各学校、園等におきましては、大きな事件、事故等もなく、充実した教育活動が展開され、子どもたちもさまざまな活動を通して心身ともに大きく成長しているように感じます。
  その中で、滑川中学校の運動部活動について少し紹介させていただきますと、先日行われました新人体育大会では、陸上部、剣道部、バレー部、サッカー部が比企地区予選会を勝ち抜き、県大会に出場しました。中でもサッカー部は、準々決勝で今大会を制したさいたま市立土合中学校に破れはしたものの、見事県大会でベスト8入りを果たしました。また、惜しくも県大会出場は逃しましたが、比企地区駅伝競走大会でも男女ともに好成績を上げるなど、各部とも充実した活動を展開しておるところでございます。
  それでは、教育関係全般についてご報告させていただきます。
  初めに、学校教育関係ですが、各学校においては、今学期も滑川町教育振興基本計画及び滑川町教育行政重点施策にのっとり、子どもたちにとっても、職員にとっても、そして学校にとってもいわゆる実りの秋を実現すべく、確かな学力の育成、豊かな心と健やかな体の育成、質の高い学校教育、これらを柱に教育活動を推進してまいりました。
  確かな学力の育成に関しては、小学校は昨年度、中学校は今年度からの新学習指導要領の全面実施を受け、授業時数確保のため、学校運営改善推進委員会を中心に教育課程について授業時数や内容等について検討し、真に学力向上につながる指導計画等の立案を行っております。また、1人1回以上の研究授業の実施などを通して、教師が互いに切磋琢磨し、真に授業で勝負できる人材の育成に努めているところでございます。
  豊かな心と健やかな体の育成に関しては、小・中学校生徒指導委員会の設置や中学校に地域非行問題防止ネットワークサポートチームを立ち上げるなどして、町として、小・中の連携協力体制の整備を初め、生徒指導体制の充実を図っているところでございます。また、教育相談委員会の活性化等により、いじめ・不登校対策に全力を注いでおるところでございます。特にいじめ問題に関しましては、新たに年明け早々に保護者アンケートを実施し、いじめ撲滅の一助にしたいと考えております。さらに、警察、児童相談所などの関係機関との一層の連携を図り、生徒指導上の問題を未然に防ぐよう全力を挙げてまいりたいと思います。
  質の高い学校教育に関しては、平成20年度より実施している学校評価について、さらに充実を図り、学校のミッション達成に向けての状況を把握し、授業改善に努めたり、教育委員会としての指導や支援のあり方を検討してまいりたいと考えております。
  次に、来年度小学校に入学する児童の健康診断を10月4日に月の輪小学校で、10月10日に宮前小学校、そして10月19日に福田小学校において実施いたしました。来年度の入学予定者数は、12月1日現在ですが、宮前小学校62名、福田小学校21名、月の輪小学校110名、合計で193名。そして、他に青鳥小学校への区域外就学7名ということで、合わせて200名の見込みでございます。この就学時健診にあわせて、ことしも親の学習講座を開催し、親の役割、家庭の役割等について学習の機会を提供いたしました。
  幼稚園では、来年度の新入園児の募集を行い、3歳児は105名の応募があり、定員を超えましたので、10月29日に抽せんを行いました。抽せん方式につきましては、園児の安全確保の観点からやむを得ないことでありますので、ぜひご理解いただきたいと存じます。
  次に、各校の主な工事、修繕関係でございますが、宮前小学校では、エレベーター及び多目的トイレ設置に向けて設計委託を行い、工事の準備作業に入っております。福田小学校では、冬休みを中心に現行の消防法に適合するように、非常放送・自動火災報知設備の改修・交換及び駐車場等の舗装工事を実施してまいります。滑川中学校では、体育館の床ライン等の改修工事が先日完了し、引き続き体育館バスケットゴールの取りかえ設置工事を行ってまいります。また、プレハブ校舎等の整備事業につきましては、今週から工事の準備作業がスタートしており、3月の完成を目指して工事を進めてまいりたいと思います。
  次に、生涯学習関係ですが、「チャレンジキッズ!なめがわ」は、抽せんで選ばれた小学生95名を低学年グループと高学年グループに分け、9月29日から2月までの6回、今年度も社会教育委員の皆さんや森林公園の環境学習指導員の方々の協力をいただきながら、さまざまな体験活動を進めているところでございます。
  昨年度から実施している「子ども大学くまがや」ですが、これは立正大学と地域が連携して子どもたちに学習の場を提供するというもので、本町からも本年度10名の子どもたちが参加しております。「子ども大学くまがや」としての授業は、12月1日を最後に4回の授業が終了し、参加した子どもたち一人一人に修了証が手渡されました。今後、12月22日土曜日に、大宮ソニックシティーで県内22校の子ども大学で学んだ成果を発表し合う「活動発表・交流会」が予定されております。参加した子どもたちからは、大学の専門知識を学んだり、知的好奇心を満足させる体験ができたりして、「参加して本当によかった!」、「必ず大学に行きたい!」といったような感想が聞かれました。
  また、今年度第2回目の「寿学級」ですけれども、かねてからの計画のとおり、妻沼の聖天山歓喜院を見学後、グライダー練習場や県道83号線(熊谷館林線)の渡し場である葛和田の渡しを車中から眺め、荻野吟子記念館へというコースをたどりました。聖天様の国宝指定効果やNHKの朝の連ドラ「梅ちゃん先生」効果もあったのでしょうか、今回の町外学習には394名、これは前年と比べますとプラス43名の参加をいただき、大好評のうちに無事終了することができました。今後、12月10日から人権学習、健康体操やけんちんうどんづくりを中心として、第3回目の寿学級を実施してまいりたいと思います。ぜひ大勢の参会を期待しているところでございます。
  生涯スポーツ関係では、先ほど町長からの話にもありましたが、10月7日に第28回町民体育祭を開催しました。当日は、あいにく小雨模様の中でのスタートとなりましたが、徐々に天候も回復し、各競技において熱戦が繰り広げられ、小学生1,000メートルでは新記録も誕生しました。行政区別対抗では、プログラムの見直しによって得点方法が変わり、最後まで僅差の中での激戦となりましたが、それを制したのは羽二地区でありまして、7年ぶりの優勝でございます。そして、2位月輪、3位下福田という結果でした。区長様を初め、各地区役員、選手の皆様、さらには関係の全ての皆様のご支援、ご理解に対しまして、心より御礼を申し上げます。今後さらに、誰でも参加できる、よりよい体育祭を目指して、さらに工夫、改善に努めてまいりたいと考えます。
  また、当日の体育賞表彰では、六軒の篠崎甲子男氏が功労賞、そして和泉の志塚理志氏が優秀選手賞を受賞いたしました。なお、志塚選手は、国内予選を勝ち抜き、去る12月2日にニューヨーク・アポロシアターで行われました「ナショナルダブルダッチリーグ・世界選手権大会」に日本代表として出場し、惜しくも優勝は逃しましたが、準優勝だったという報告をいただいております。今後なお一層の活躍を期待するところでございます。
  次いで、10月27日には、「第27回滑川町世代交流輪投げ大会」を総合体育館において開催し、146名の参加をいただきました。今後も普及活動とともに、70歳以上の部門を細分化するなどして、老若男女が誰でも気軽に参加し、喜ばれる大会にしていきたいと考えております。
  また、ことしが第35回の記念大会となった「日本スリーデーマーチ」では、交通安全協会滑川支部の皆様には、11月2日、3日の2日間にわたり早朝より交通指導に当たっていただきました。また、支援町村としての湯茶接待と地域ボランティアによる甘酒接待を11月2日に羽尾平集会所前において実施いたしましたが、これらボランティアの皆様にも改めて御礼申し上げたいと思います。なお、この機会を捉え、福田小学校では、スイス、カナダ、ベルギー、ルクセンブルグ、台湾などから来日した外国人ウォーカーを学校に招き、大会前日の11月1日に国際交流を行いました。子どもたちは、歌やゲームで楽しいひとときを過ごし、交流を深めることができました。なお、そのときの様子は今月号の広報にも写真で紹介されておりますので、ごらんいただきたいと思います。
  体育関係の今後の事業としては、来る12月8日に滑川町駅伝競走大会、そして年が明けて1月26日にスキー・スノーボード教室を新潟県舞子スキー場で予定しております。
  次に、公民館関係ですが、公民館につきましては、前期の教室がほぼ終了いたしました。そして、ストレッチヨガやフラメンコの教室が終了後にクラブとして立ち上がり、既に自主的な活動を行っております。
  後期の公民館教室は、5教室を計画しております。恒例のキムチづくり教室を初め、町民から要望のありました版画教室、そして家族陶芸教室のほか、町の健康づくり行動計画にのっとり「心と体の健康講座」、そしてさらにバスツアーとして「歌舞伎とスカイツリー見学の教室」を一般向けの教室として開講しております。
  小学生向けには、4年生から6年生までの高学年児童を対象として12月23日に「クリスマスケーキづくり教室」、そして2月には「クッキーづくり教室」等を行う予定でございます。
  なお、秋のイベントでは大変お世話になりましたが、文化祭も大勢の方々にご来場いただき、盛況に開催することができました。また、「七つの祝い」では、ことしは対象となる子どもが202名でした。うち出席者数は168名ということで、これは例年約8割の出席でしたので、ことしもほぼ同率ということになります。
  今後の事業といたしましては、年明け早々の1月13日日曜日に成人式を挙行いたします。現在、実行委員を中心に計画を立案中でございますが、文教厚生委員会の議員の皆様には、本日ご案内を発送させていただきますので、ご臨席を賜りたくお願い申し上げるところでございます。
  また、図書館関係では、定例の事業以外に、11月3日に滑川まつりにあわせて図書館まつりを開催し、映画会などに多くの子どもたちが参加しました。また、来る12月8日には、クリスマスおはなし会を行う予定でございます。
  最後に、文化財関係ですが、文化財関係では、9月22日から10月21日の1カ月間、森林公園で開催されました「里山の暮らしと恵み展」に本町から唐箕や足踏み脱穀機等の収蔵資料を貸し出し、活用していただきました。
  また、11月14日(県民の日)には、比企地区の各市町村教育委員会と合同で文化財めぐりを実施したところでございます。ことしのテーマは、「板碑のふるさと小川町を歩く」として、小川町の文化財を訪ねて歩きました。なお、今年度中に羽尾地内の寺谷廃寺の確認調査を実施する予定でございます。
  また、エコミュージアム関係では、ことしの人工繁殖で誕生した稚魚は799尾で、これとは別にエコミュージアムセンターの中池において、昨年に続き、二枚貝を使った自然繁殖にも取り組んでおります。小さな稚魚を安全に捕獲することが難しいため、自然繁殖の実数については正確に把握できていませんが、目視によって確認した限りでは200尾ぐらいはいるのではないかと見られます。したがって、今年度も人工繁殖分と合わせて約1,000尾の稚魚が誕生しておるところでございます。
  以上、雑駁ではございますが、教育関係の報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 以上で行政報告を終わります。
                                           
    ◎所管事務の調査報告
議長(田幡宇市議員) 日程第5、所管事務の調査報告を行います。
  総務経済建設常任委員会で所管事務調査が終了し、委員長より報告書が提出されました。
  委員長より調査報告をお願いします。
  森田泰雄議員、お願いします。
          〔総務経済建設常任委員長 森田泰雄議員登壇〕
総務経済建設常任委員長(森田泰雄議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、総務経済建設常任委員会の24年度所管事務調査報告を朗読をもっていたします。よろしくお願いいたします。
  滑川町議会議長
   田 幡 宇 市 様
                                     平成24年10月31日
                                 総務経済建設常任委員会
                                 委員長  森 田 泰 雄
                平成24年度所管事務調査報告
1、参加者  総務経済建設常任委員会(6名)欠席者紫藤委員
       田幡議長・稲葉事務局長及び総務政策課主幹岩附氏参加
2、期 日  平成24年10月15日(月)と16日(火)
3、調査地  @ 山梨県南アルプス市(15日)
       A 静岡県地震防災センター(16日)
4、目 的  東日本大震災が発生して1年7カ月が過ぎ、東京湾北部地震や南海トラフ地震の報道がされ、4年以内に50%〜70%の確率で発生すると報道されております。当町におきましても、防災マニュアルや防災、減災対応の充実を図る目的にて調査を実施いたしました。
5、南アルプス市の概況
   (1) 本市は、甲府盆地の西部地域を占め、市の中心から首都東京まで100キロ圏内にあります。
       平成の合併で6町村(平成15年)が合併され、面積は264.07平方キロメートルで県土の約5.9%を占めております。人口規模では県下第2位の市となり、日本初の片仮名市が誕生いたしました。
       合併後、防災パンフレットを編纂し、その内容は。
      ○ 地震を知る・地震から身を守る・災害に備える・地域で守る・地域を知る等をつくり、全戸に配布したが、東日本大震災の発生により、地域防災計画の修正を図りました。
   (2) 地域防災計画の修正
     @ 見直しの背景
       東日本大震災を契機に、東海地震の切迫性と東海、南海連動型地震の発生が指摘されている中、大規模災害発生時に迅速に的確に対応し、災害を最小限にとどめられるよう防災体制の一層の充実強化を図る必要があるため、基本的事項を定めました。
     A 見直しの要旨(5項目)
       東日本大震災や過去の災害の教訓を踏まえ、県の防災計画をもとに見直しを行っております。
      ○ 孤立集落対策の推進
      ○ 情報の収集、伝達体制の整備
      ○ 避難対策
      ○ 原子力災害対策
      ○ 火山防災対策
      市としては、「市民のための防災計画」を主眼に具体的な取り組みに向けた修正を行いました。
     B 重点項目(9項目)
      ○ 市民の防災対策計画
         防災、減災を図るためには、市民一人一人による「自助」が必要である。
      ○ 取り組み
         減災のための我が家の3本柱といたしましては、我が家の備蓄・我が家の安全確保・我が家の防災会議の実施の推進。
      ○ 初期活動マニュアル
         発生後の個人の行動及び自主防災組織の活動等のマニュアルを作成する。
      ○ 防災対策マニュアル
         災害の状況により、直ちに災害対策本部の設置等のマニュアルを作成する。
      ○ 避難勧告、指示の具体化
         河川洪水、土砂災害、それぞれの時期を判断する。
      ○ 孤立集落対策の推進
         航空機等の活用などは県に要請。
      ○ 情報システムの整備
         防災行政無線、衛星携帯電話、無線機を含む多様な通信手段の確保。
      ○ 防災ボランティア支援体制の充実、広域的なボランティア活動の整備
         大規模災害に備え、県及び他の市町村と連携し、ボランティアの受け入れ体制を確立する。
      ○ 原子力災害対策、原子力災害予防計画
         原子力災害に関する住民等への知識の普及、啓発。
     C 今後の取り組み
      ○ 本年末までに、国は、数回の中央防災会議が予定されており、災害対策基本法も変更が予想される。
      ○ 予想される変更は、原子力災害予防関連であり、本市の防災計画の根幹を覆す内容ではないかと考えられる。そのため、これらに関連した見直しは当面考慮せず、方針が固まったところで実施したいと考えている。
     D 初期活動マニュアル
      地震発生
       1〜3分  危険から逃げる、脱出口の確保、揺れがおさまったら火の元の確認。
       3〜5分  隣近所に声をかける、近所に火が出ていないか確認をし、火が出ていたら大声で知らせる。
       10〜数時間 みんなで消火、救出活動。ラジオや防災無線で正しい情報を確認する。
             デマに惑わされない。避難には絶対に車を使わない。避難に際しブロック塀,ガラス、瓦れきに注意。電話は緊急連絡を優先する。
       数時間〜3日 消火と救出活動に協力する。壊れた家には絶対に戻らない。水、食料は蓄えてあるもので賄う。自主防災会に協力して秩序ある避難活動をする。
       避難生活  指定された避難所で生活に入り、市と協力し避難所運営。秩序ある避難所運営、災害時要援護者に対する配慮。
     E 地区指定の避難所
       ハザードマップによる避難所の明示、市民全戸に配布徹底。
     F 自主防災組織の重要性をPRし、各地区の組織の明示、全戸に配布徹底。
6、静岡県地震防災センター
     @ 静岡県としては、東海地震、東南海地震、南海地震を想定し地震被害を想定し、第一次(昭和53年)、第二次(平成5年)、第三次(平成13年)と3回にわたり東海地震被害想定を行い、マニュアルの整備を行いました。さらに、東日本大震災を踏まえ、巨大地震、津波対策が必要となり、平成24年度に「静岡県第4次被害想定対策会議」を設置し、全庁挙げて策定に取り組んでおります。
     A 静岡県地震防災センターの概要
       設置の目的
       (1)平常時
         ・地震防災に関する知識と対策について県民への啓発
         ・自主防災活動の活性化の支援
         ・県、市町防災関係機関等の職員に対する研修
         ・地震対策資料の収集と県民への情報発信
       (2)災害時
         ・県災害対策本部の後方支援基地として行う
     B センターの主な事業
         ・延べ床面積3,059平米、鉄筋コンクリート3階建て
         ・体験学習(展示、体験、講話)
         ・東海地震の発生の仕組みや被害想定、木造住宅の耐震化、家具の固定や備蓄品などの家庭対策、自主防災組織の地震防災対策など、映像や模型等を用いた展示施設と体験や視覚による学習できるセンターでありました。
         ・その他、企画公開講座、研修会等を実施し、インターネットによる防災情報の
          発信等も実施しております。
○ 感  想
 @ 南アルプス市及び静岡県危機管理部ともに東日本大震災以前より防災、減災に取り組み、市民及び県民に対してあらゆる情報を提供しており、さらに東日本大震災による津波対策や原子力対応についても見直しをしております。
   首都直下・東海・東南海等の大地震の報道がされておる、その対応を踏まえて、当町では、外部に依頼し災害対策マニュアルの検討をしておりますが、まず町民に対して、当面防災・減災のパンフレットや避難場所のハザードマップを作成配布し、地震に対する認識を高める必要があると思います。
 A スタッフを調査いたしましたが、南アルプス市は、総務部内に危機管理室が設けられ、4名が担当しております。
   静岡県におきましては、危機管理部としまして142名を擁しており、埼玉県は、危機管理防災部に84名が張りついております。
   当町には、総務政策課内に1名の担当者が配置されておりますが、対応としては、現在外部に依頼している業者と至急綿密な打ち合わせを持って、防災・減災対応を図っていただきたいと思います。
  以上、報告を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
議長(田幡宇市議員) 次に、文教厚生常任委員会で所管事務調査が終了し、委員長から報告書が提出されました。委員長より調査報告をお願いします。
  上野憲子議員、お願いします。
          〔文教厚生常任委員長 上野憲子議員登壇〕
文教厚生常任委員長(上野憲子議員) 文教厚生常任委員長、上野憲子。所管事務調査報告を行います。書面の朗読をもって報告とさせていただきます。
                                   平成24年12月5日
  滑川町議会議長
   田 幡 宇 市 様
                               文教厚生常任委員会
                                 委員長  上 野 憲 子
                  所管事務調査報告書
  文教厚生常任委員会は、平成24年度県外所管事務調査を下記のとおり、実施・終了したので報告いたします。
                      記
期   日 平成24年10月24日、25日
調 査 地 24日 新潟県見附市
      25日 (株)電源開発 奥只見発電所
調査内容 *スマートウエルネスみつけについて
      *自然エネルギー施設視察
見附市市勢
1、位置
  新潟県の中央部に位置し、東に越後山脈、西に新潟平野を望む、東西11.5キロメートル、南北に14.7キロメートル、面積77.96平方キロメートルの市域である。
  市の東側半分が丘陵地帯、西側の半分が平野部をなし、守門岳に源を発する信濃川水系の刈谷田川が市を南北に分けて流れている。
2、沿革
  地域での人々の営みは古く、先土器時代の石器や縄文・弥生時代の遺跡が発掘されている。中世に入ってからは「見附城」を初め、多くの山城や館が築かれた。そのため「見附(みつけ)」という地名についても、山城を築き敵を「見つける」から転じたとする説、川がはんらんし、「みずく(水につかる)」から転じたとする説などがある。
  昭和29年市制施行、人口3万2,162人の見附市が誕生し、その後さらに近隣町村との合併を進め、現在4万2,000人の都市として発展を続けている。
  2006年、第4次総合計画を策定し、2015年を目標に、人が織りなす温もりや活力を生かして安定した生活基盤を築き、ここに住む喜びをさらに磨き上げていく「住みたい、行きたい、帰りたい、やさしい絆のまち、みつけ」の実現を目指すことを理念としている。
  平成15年、長岡地域の市町村合併に参加しないことを選択し、自立の道を歩み出した。
  産業面においては、これまでは、肥沃な土地による農業と繊維産業を基幹産業として発展を遂げてきた。現在では、国道や高速道路などの交通網に恵まれた立地条件から、さまざまな業種の企業が市内に進出してきていて、過去の繊維産業だけに頼ってきた産業構造から、多種多様な業種で支えるバランスのとれた産業構造へと移り変わってきている。
スマートウエルネスみつけについて
  見附市に今回行った目的といたしましては、滑川町も今年度から健康増進の運動ということを始めておりますので、それに基づいて勉強させていただいてきました。
  スマートウエルネスみつけの推進は、「歩く」を基本とする「健幸(この健幸はあえて健やかな幸せという字を使っているそうです)」なまちの実現を主体としている。超高齢・人口減社会になり、社会保障費増大が課題となり、健康施策の推進が必要となった。平成16年3月初期計画、平成20年3月改定のいきいき健康づくり計画では、生きがい・検診・食生活・運動を4本柱として行ってきた。
  スマートウエルネスみつけの推進ということで、ウエルネス(健幸)をこれからのまちづくり政策の中核に据え、健康に関心ある層だけが参加するこれまでの施策から脱却し、市民誰もが参加し、生活習慣病予防及び寝たきり予防を可能とするまちづくりを目指す。
  健康になれるまちづくり  これは道路、公園、景観、交通。
  地域が元気なまちづくり  経済活動、産業育成、交流。
  環境に優しいまちづくり  新エネルギー、ごみゼロ。
  健幸を理解し行動するまちづくり  教育、啓発。
  いきいき健康づくり(狭義の健康施策)、これは前にも述べましたが、この4本柱を推進していくということで書いてあります。ちょっと読みづらいと思いますが、後で目を通していただきたいと思います。次のページをお願いします。
健康運動教育の目的
  中高齢者の寝たきり(介護)予防、中高齢者の健康維持増進、すなわち健康で楽しく、活力に満ちた社会を実現するために行っています。
健康運動教室の効果
  体力年齢の若返りと医療費の抑制効果を実証するためです。
健康運動教室の仕組み
  産・官・学、この3つの連携で取り組んでおります。産は筑波大学発のベンチャー企業、官は見附市、学は筑波大学が入っております。
健康運動教室の課題
  1、興味を示さない住民に対しての効果的な動機づけ
  2、継続参加者に対する支援策の充実
  3、健康は社会的な課題であることの理解
  (種々の課題対策を実施したが、近年の新規参加者数、継続参加者数ともに伸び悩んでいる)
  平成23年9月に、国に「健康長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」を申請し、12月22日に指定を受けました。
まとめ
  見附市がこの施策の推進に取り組んだ理由は、滑川町と同じように、今後の社会保障費の増大の系図が見える中で、平成16年から開始されています。
  結果として、健康運動教室参加者の体力年齢が開始後30カ月で約15歳の若返り、医療費抑制においては開始4年後で年間1人当たり10万円の軽減という数値が示され、説得力を感じました。
  滑川町は、若い町にもかかわらず介護認定率が高くなっていますが、見附市は、全国平均より低い新潟県の中でも県で一番低い数値であるということからも、健康づくりは長期のプロジェクトが必要であると実証されています。
  発想、立案、計画、実行まで強力に事業が展開している様子を研修、見学しましたが、健康づくりを進める上での基幹施設(町立病院等)の整備やマンパワーの確保(保健師、栄養士等)の必要性を強く感じました。
  次に、2日目に行きました自然エネルギー施設及び習得についてを報告させていただきます。株式会社電源開発奥只見発電所です。
  奥只見ダム発電所は、新潟県魚沼市と福島県桧枝岐村の境を流れる只見川にあり、奥只見発電所は、昭和35年運転開始以来、日本経済の電力需要を支え続けています。この発電所は、滑川町にも縁の深い発電所であり、町内には東京に送電する奥只見幹線が通過しています。この奥只見幹線は、15年ほど前に町内の鉄塔改修工事が行われ、高さ70メートルから100メートルになっています。電力も、27万5,000ボルトから100万ボルトに送電量が増圧されています。
  今回の見学により、奥只見発電所の発電量は、従来どおり27万5,000ボルトであり、途中で50万ボルトに増圧して送電しています。将来的には100万ボルトまで可能なように送電線がつくられていることを知りました。
  水力発電は、火力発電、原子力発電に比べて、CO2、放射能、私たちの生活を脅かすものは何もなく、飲料水、洪水の防止など多くの機能を備えていることなどを学ばせていただきました。
  以上で報告を終わります。詳細の資料につきましては、事務局のほうにございますので、見ていただけたらと思います。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 暫時休憩をいたします。再開は11時15分とします。
          休 憩  (午前11時05分)
                                           
          再 開  (午前11時17分)
議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
  続いて、議会運営委員会で所管事務調査が終了し、委員長から報告書が提出されました。委員長より調査報告をお願いします。
  井上奈保子議員、お願いします。
          〔議会運営委員長 井上奈保子議員登壇〕
議会運営委員長(井上奈保子議員) 所管事務調査報告を申し上げます。
                                   平成24年12月5日
  滑川町議会議長
   田 幡 宇 市 様
                               滑川町議会運営委員会
                                 委員長  井 上 奈保子
                平成24年度所管事務調査報告書
  議会運営委員会は、平成24年度の所管事務調査を下記のとおり実施いたしましたので、報告書を提出いたします。
1、調査期日  平成24年11月15日(木)
2、調査地   宮城県松島町議会
3、調査項目  (1) 東日本大震災の復興状況について
        (2) 松島町議会基本条例について
  最初に、松島町の概要を申し上げます。
  松島町は、宮城県の海岸部中央にあり、仙台市の北東約20キロメートルに位置しており、町域面積54.04平方キロメートルの50%は松島丘陵を中心とする森林が占めています。日本三景に数えられ、全国有数の観光地で、県立自然公園に指定されています。
  東北地方でも降雪量は少ない町で、人口1万5,085人、世帯数は5,126世帯です。産業では、観光業、農林業、漁業、商工業などさまざまな産業がバランスよく発達し、町の活力を支えています。
  交通面では、三陸縦貫自動車道や主要な国道・県道も通っており、流通、情報、生活において重要な役割を担っています。
(1) 東日本大震災の復興状況について
  平成23年3月11日地震発生時からの被災者の避難所・状況等、公共施設の被害、交通状況等、パワーポイントでの説明を受けました。復興に向けての震災復興計画を平成23年度から平成27年度までを目途に立てた。計画コンセプトは、「復興」「創造」「貢献」といたしました。
 〜東北・松島の美しさと安全を継承し、発信する復興のまちづくり〜
○ 基本理念
  1、絆と協働を基調とした「復興」
  2、復興による新しい松島の「創造」
  3、連携による広域的な「貢献」
  災害相互支援協定については、2市2町の協定書取り交わしを行い、3市1区2町が松島町への災害派遣職員支援を行っているとのことである。
(2) 松島町議会基本条例について
  松島町議会基本条例に基づいた主な取り組み
  松島町議会基本条例は、平成20年3月12日条例化されました。前文と第1章より第9章から成り、第1条から第22条で構成されています。
  議会報告会・一般会議(意見交換会)・議員相互間の自由討議・一問一答方式・町長等の反問権・情報公開の徹底等です。
 @ 制定の経緯
  地方分権の時代を迎えて自治体の自主的な決定と責任の範囲が拡大した今日、松島町議会は、その持てる機能を十分に駆使して、自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点・争点を広く町民に明らかにすることが求められている。議会は、自由闊達な討議を通じて、これらの使命を達成するため、議員間の自由な討議の展開、町長等の行政機関との持続的な緊張の保持、議員の自己研鑽と資質の向上、公正性と透明性の確保、議会活動を支える体制の整備等について、松島町議会基本条例を平成20年3月に制定したものである。
 A 議会報告会の実施状況と町民の反応
  報告会は、議会活動を報告し、批判、意見、町政に対する提言等を聴取して、議会運営、行政執行に反映させる。
  ・ 年1回は全行政区(12区)で開催。
  ・ 開催時期は地域の要望等で決める。
  ・ 周知方法は、町の広報、議会だより、チラシ配布等による。
  町民からは要望が多く出される。これらについては、議員は議会へ持ち帰り、検討し合い、町執行部との協議を行い、その回答書を後で全戸に配布いたします。1回の出席者は町全体の20%とのことである。
 B 一般会議(意見交換会)
  町の政策で、広く町民、町民団体等の意見を聞く必要がある事項等に対し、議員と町民が自由に意見交換するために設置し、開催している。
  一般会議の発議については、全ての議員が有し、議長へ申し入れする。
  観光協会、商工会及び婦人会等と町政諸問題について一般会議を開き、さまざまな町民の意見・意思を的確に把握し、町政に議会として反映させる。
 C 議員相互間の自由討議
  これは、議員全員の議案に対する理解が深まるとともに、問題点が明らかになり、課題あるいは争点がはっきりしてくる。
  実施方法は、議長の発議、宣告、または議員の動議により、会議に諮って自由討議を行うものとする。
  発言時間、回数に制限を加えないことを原則とするが、議長が必要と認めたときは会議に諮って制限を加えないことができる。
  原則公開とし、常任委員会、特別委員会についてもこれに準じる。
  自由討議の実施方法は、議案等に対して執行機関に質疑し、原則執行機関退席後に実施する。自由討議終了後、執行機関が入席し、自由討議での疑義等がある場合に再質疑するものである。
 自由討議の意義
  ・ 合意をつくり出します。
  ・ 問題点を多角的、複眼的に見られます。
  ・ 決定し、執行しても、問題があれば早目に修正します。
  これが自由討議の意義だそうです。
 D 町長の反問権
  議長から本会議並びに常任委員会及び特別委員会への出席を要請された町長等は、議員の質問に対して、議長または委員長の許可を得て反問することができる。
  ・ 検討結果 1)案件については、議案・一般質問を問わず町長等が反問したい案件とする。
         2)実施基準については、特に設ける必要がない。
         3)実施方法は、議長または委員長の許可を得ることで可能。以上でございます。
 まとめ
  松島町議会では、二元代表制の一方の機関として、町民の意思や希望等を町民との対話を行うことによって的確に把握し、吸い上げ、反映させることが使命の一つであるとしています。
  そのため、議会の公平・透明性を保ちつつ、議員活動を明確にするために、特に議会報告会では、町民に議会活動の内容をはっきりと理解してもらえるよう努力しているところがうかがえる。
  また、町民一人一人が行政に参加しているのだという認識を持つようないろいろな場所を設定しているところは評価できる。このたびの研修で得た内容は、滑川町議会において運営上取り入れていくべきことについては、今後検討課題としたいと考えています。
  以上で報告を終わります。
議長(田幡宇市議員) 以上をもちまして、所管事務の調査報告を終わります。
                                           
    ◎全議案の一括上程、説明
議長(田幡宇市議員) 日程第6、全議案の一括上程を行います。
  事務局長に朗読願います。
          〔事務局長朗読〕
議長(田幡宇市議員) 吉田町長より提出議案の説明をお願いします。
          〔町長 吉田 昇登壇〕
町長(吉田 昇) 本定例会に提出をさせていただきます議案の説明を申し上げます。
  初めに、議案第70号 専決処分の承認を求めることについては、12月16日執行の衆議院議員総選挙の予算を計上するため、平成24年度滑川町一般会計補正予算(第3号)を11月19日に専決処分したので、議会の承認を求めるものでございます。
  議案第71号 滑川町教育振興奨学資金貸与条例の一部を改正する条例の制定については、就学支援の拡大を図るために、貸与資格者に特別支援学校高等部、専修学校及び各種学校を追加し、あわせて文言の整備を行うものでございます。
  議案第72号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更については、去る10月1日に白岡町が市制を施行したため、関係組織の名称が変更されましたので、組合規約の変更について、議会の協議をお願いするものでございます。
  議案第73号 平成24年度滑川町一般会計補正予算(第4号)の議定については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,633万円を追加し、歳入歳出それぞれ59億5,982万7,000円としたいものでございます。
  議案第74号 平成24年度滑川町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に変更はございませんが、今後保険給付費等の歳出に不足が生じることから、7,779万1,000円を予備費から充当したいものでございます。
  議案第75号 平成24年度滑川町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額から1,478万6,000円を減額し、歳入歳出それぞれ4億3,674万5,000円としたいものです。事業費の減額が主なものでございます。
  議案第76号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の議定については、既定の歳入歳出の総額から1,280万円を減額し、歳入歳出それぞれ2億7,944万2,000円としたいものでございます。事業費の減額が主なものでございます。
  議案第77号 平成24年度滑川町浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)の議定については、既定の歳入歳出の総額から149万1,000円を減額し、歳入歳出それぞれ6,520万9,000円としたいものでございます。委託等の総務費の減額が主なものでございます。
  議案第78号 平成24年度滑川町水道事業会計補正予算(第1号)の議定については、収益的支出の事業費を8万5,000円追加し、資本的支出に75万4,000円を追加したいものでございます。企業債の償還金の増額が主なものでございます。
  以上、9議案を提出させていただき、議案の説明といたします。なお、詳細につきましては、その都度担当課長よりご説明申し上げます。
  慎重審議を賜りまして、原案どおり議決、承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
                                           
    ◎一般質問
議長(田幡宇市議員) 日程第7、一般質問を行います。
  一般質問は通告順に行います。答弁を含み50分とします。残り時間は表示板で指示をいたします。質問形式は、対面一問一答方式とします。
  議長より指名を受けた質問者は、最初から質問席に着き、1回目の質問は、通告した質問事項全てを一括質問とする。そして、一括答弁を受ける。2回目の質問からは、1回目の質問順位に関係なく一問一答方式とする。ただし、1回目に一括質問をしないものは再質問できないものといたします。
                                           
           北 堀 一 廣 議 員
議長(田幡宇市議員) 通告順位1番、議席番号14番、北堀一廣議員、ご質問願います。
          〔14番 北堀一廣議員登壇〕
14番(北堀一廣議員) 14番、北堀一廣でございます。まず、質問に入る前に1つ私のほうからお願いがございます。私も、我が自民党の党員の一人として、今回の総選挙はひとつ頑張ってまいりたいというふうに考えております。どうかひとつよろしくお願いを申し上げます。
  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき質問に入ります。
  羽尾十三塚地内の整備計画は、について、まず第1問目をいたします。羽尾十三塚地内の東松山市境からみなみ野に通じる道路は、舗装の老朽化により路面が大変傷んだ状況にあり、また道路側溝がないため舗装面と路肩部分に段差が生じ、自転車や歩行者の通行が大変危険な状態になっております。この道路は、東松山工業団地及び滑川町都工業団地に通じるため、朝夕の交通量も多く、近年は住宅開発も進み、世帯数も年々増加傾向にあります。この地域の重要な生活道路である当該道路は、地域住民の安全・安心な環境を確保するための整備計画方針をまずお伺いをいたします。
  次に、町道122号線舗装補修の進捗状況は、についてお伺いをいたします。昨年12月の定例議会で一般質問をした町道122号線の宮前小学校下の子育て支援センターから県道ときがわ―熊谷線の交差点までの舗装補修の進捗状況と今後の計画についてお伺いをいたします。
  よろしくお願いをいたします。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長、答弁願います。
          〔建設課長 武井揚一登壇〕
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  最初に、問1番の羽尾十三塚地内の道路整備計画でございますが、当該道路は町の南東部に位置をし、東松山市との行政境からみなみ野地内の町道158号線に接続をする道路であるというふうに思っております。町道番号につきましては、町道9303号線であります。この道路は、もともとが東武東上線の旧鉄道敷であったため、なかなか整備が進まなかったものと思われております。今後は、東武鉄道株式会社と協議を進める中で、できるだけ早く整備計画を検討していきたいというふうに考えております。
  次に、問2の町道122号線舗装補修工事の進捗状況でございますが、これは昨年12月に私が答弁をさせていただきましたけれども、現実に国、県の補助金あるいは交付金等をいただく中で、早く対応していきたいというような答弁を申し上げたところでございますが、現実には補助金等は難しい状況でございます。しかしながら、舗装補修等も各地区から多く要望されてございます。その各地区の要望を把握する中で、順次対応をしていきたいというふうに考えております。このため、平成25年の予算要望の中で町道122号線についても延長の半分程度を予算要求的にはしていきたいというふうに考えているところでございますが、現実に各地区から多くの予算が要望されておりますので、予算の優先順位をつける中で、まだ平成25年度につけられるかどうかわからない状況であります。しかしながら、できるだけ早く考えていきたいというふうに思っております。
  以上、答弁とさせていただきます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  それでは、まず最初の質問の再質問をいたします。幾つか具体的にお伺いをしたいというふうに思います。そうしますと、道路敷地の地権者は現在東武鉄道が所有しているということでございますか。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げます。
  道路敷地の地権者については、先ほど申し上げましたように旧鉄道敷ということでございますので、東武鉄道株式会社がそこの道路でございますけれども、認定はしてありますけれども、地権者的には東武鉄道となっております。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) それでは、次にまた1つお伺いします。
  延長や、また道路幅、幅員ですか、そういったものはどのような状況になっておりますか。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げます。
  まず最初に、延長でございますけれども、東松山側が起点になっておりまして、区画整理をやりましたみなみ野の道路までの延長約570メートルになっております。幅員的には、旧鉄道敷ということで、ある程度の幅員はあるわけでございますけれども、ところどころ違っております。大体8メーターから、広いところで部分的ではございますけれども、約12メーターぐらいあるところもございます。特に舗装してある部分については、もっと少ないわけでございますけれども、先ほど申し上げましたように延長的には570メーター、くいとくいの間の幅員については約8メーターから12メーター程度というふうになっております。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) 今課長の答弁の中で、舗装されている幅ですか、幅員ですか、これは大変少ないというような、今話でしたけれども、実際には幅員は舗装されている部分というのはどのくらいの幅があるわけですか。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げます。
  延長約570メーターのうち全部舗装はされております。しかしながら、舗装の幅員的には狭いところでは4メーター、広いところでも路肩が先ほど崩れているというお話がございましたけれども、崩れてきてしまって、5メーター前後の舗装の部分もございます。全体の幅員からすると、本当に半分以下の舗装の幅員というような状況になっているというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) それでは、先ほど課長の答弁の中に、東武鉄道と協議を進める中で整備計画を今後検討したいとのことですが、その中には道路用地の買収計画等々が含まれているか。それとまた、含まれているとすれば、その面積はどのくらいになるか、計算すれば出るのですが、ひとつお伺いします。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  あそこの部分の面積は、先ほど申し上げましたように延長が570メーター、幅員が大体8メーターから12メーターということで申し上げましたけれども、買収面積的には約5,400平米程度かなということで思っております。そういうことで、今現在東武ともあそこの部分については、買収ができるかどうかについても、まだ簡単な協議ではございますけれども、進めております。最終的にはあそこの部分、東武鉄道の敷地でございますので、買収した中でいろいろな整備を検討していくのがいいかなというふうに私としては思っております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) そうしますと、では隣の東松山市に通じている道路の用地の買収ですか、東松山は例えば先ほど言った道路に隣接している延長線がありますよね。そういったところは東松山のほうは既に買収は済んでいるのですか、いないのですか、ひとつお伺いします。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  この東武の旧鉄道敷につきましては、今ちょっとない部分もございますけれども、成恵会病院の前からずっと東松山市へ抜けるまでの区間、そのほかについては一部東松山市の道路もございます。東松山市については、特に全て調査をしたわけではございませんけれども、昭和57年前後に東武から買収をしているというような状況にある部分もあるというふうに聞いております。ですから、全てではないというふうに思いますけれども、特に今回隣接する道路については昭和57年代に買収をしている状況であるというふうに思っております。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) ありがとうございます。
  また、この地域は近年大変住宅が多くなっております。多くなっているのですが、この地域は市街化区域なのか、あるいはまた市街化調整区域に、どちらに分類をされているのですか、ひとつお尋ねいたします。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  先ほど申し上げました町道の158号線、これが区画整理との境の道路になってございますけれども、そこまでが市街化区域ということで、そこから接道をいたします、今質問をいただいております町道の9303号線に隣接をしております用地につきましては、市街化区域か調整区域かということであれば、調整区域ということになっております。ですから、一定の要件がないとなかなか住宅等は建てづらい区域ということでございます。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) ありがとうございます。
  この今構造をさっき世帯数の数ですか、ざっと今数えてみたのですが、約70戸近く現在あります。そうした中で、ここの建物の生活排水ですか、そういったものの現在はどのような方向で、U字溝の入っている部分はそういったところへ当然生活排水等を流していると思いますが、必ずしもこの旧鉄道敷ですか、これに、道路沿いに沿った家は現在どのような方法で今生活排水等を処理しているのですか。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  特に9303号線のほかに東松山市との道路のほうにも接道をしている家が多くあるというふうに思いますけれども、そちらについては今現在U字溝的なL型が入っておりますので、そちらについては全てL型側溝のます的なものに接続をしているというふうに思っております。特に今回ご質問の町道9303号線でございますけれども、ここについては起点側あるいは終点側については、開発等に伴いまして、一部U字溝等が入っている部分もございますけれども、現実に中に多くの住宅も建っております。そういうところの部分については、昔つくったものについては吸い込み等が多いのかなというふうに思っておりますし、今現在つくっている住宅については浄化槽式でつくっている住宅も多いのではないかなというふうに思っております。現実にU字溝が入っておりませんので、U字溝に接続することはできません。今後は、そのようなことも含めて十分検討する中で道路整備も考えていきたいというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) 今、課長のほうのそういったようなお話でしたが、これからやはり安心で安全な、また快適な文化生活をやはり送るためにも、ぜひこの道路等にもU字溝等を布設をしていただきまして、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
  1番の質問は、これで終わりにいたします。
議長(田幡宇市議員) 北堀議員、大変申しわけありませんが、時間の都合でここでとどめていただいて、(1)番の質問は午後にしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
14番(北堀一廣議員) はい、わかりました。
議長(田幡宇市議員) それでは、ここで暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
          休 憩  (午前11時55分)
                                           
          再 開  (午後 1時00分)
議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
  午前中に引き続き北堀一廣議員の質問を続行いたします。
  北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) 先ほど課長のほうに、これで第1問目の再質問は打ち切るというようなことで申し上げましたが、関連質問ということで1つだけ、端的に言うと落ちがあったということで、ひとつお伺いしたいと思いますが、先ほどの市街化区域で住宅が近年大変多く建設をされているということですが、いわゆる都市計画法の第34条の何項になるわけですか、住宅ができる、あるいはできない、市街化調整区域というのですか、そういったところの何項、何項、数字をちょっとお尋ねしたいと思いますが。
議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
建設課長(武井揚一) 建設課長、北堀議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
  先ほど話が出ましたけれども、調整区域か市街化区域かであれば、調整区域になるわけでございますけれども、あそこの部分については多くの、先ほどお話が出ましたように住宅があります。なぜ住宅ができるかということになりますけれども、あそこの部分については都市計画法で言うと34条11号の区域ということになります。一定の要件があれば住宅ができるという区域になっております。しかしながら、あそこの部分全てがその11号の区域というわけでもありません。町道の9303号線に面している部分については全てが34条11号の区域になってございます。
  一定の要件ということでございますけれども、1つは面積要件がございます。面積が300平米以上あるということが一つの要件になってございます。それから、これは常識でございますけれども、当然4メーター以上の道路に接道をしていないと、これは建築法上できませんので、一定の道路に面しているということが要件の一つにも当然なります。それから、何らかの方法で排水先もあるというようなことが条件になっておりますので、その条件に沿っているような分については、先ほど話が出ましたように、70戸程度ですか、そういうような住宅ができているというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) ありがとうございました。
  それでは、第2問目のほうの再質問に移りたいというふうに思います。先ほど、午前中の課長のほうの答弁の中に、なかなか来年度で、今国のほうも大変お金がないというような中で、国の補助金等々がつくかどうかわからないと、ついたとしてもなかなか優先順位的なこともあるということで、なかなか「はい、そうですか」というようなお約束ができないというような答弁をいただきましたが、ここでもしそうであるとするならば、町長にお伺いしたいのですが、町長には通告をしていなかったのですが、今私のほうの中尾のほうも、現在中尾土地改良区のほうでも今町には大変なお骨折りをいただいている中で、大変心苦しいとは思いますが、ひとつ来年度で、補正等々でまたお骨折りをいただいて、何とか道路の半分でも、延長の半分でもやっていただければというようなことで、町長にひとつ答弁をお願いしたいのですが、よろしくお願いします。
議長(田幡宇市議員) 吉田町長、答弁願います。
町長(吉田 昇) 町長、北堀議員さんの質問に答弁を申し上げます。
  課長が答弁申し上げたとおり、舗装も今町内の町道が大変傷んでおります。そういった中で交通安全の面から全てすぐやりたいという気持ちがございますけれども、課長が申し上げたとおりなかなか財政的に容易でないということでございますので、やっぱり優先順位をつけてやっていきたいというふうに思います。頭の中に十分置いておきますので、ご了解をお願いしたいというふうに思います。
議長(田幡宇市議員) 北堀一廣議員。
14番(北堀一廣議員) 町長、ありがとうございました。十分頭の中に入れておいていただいて、ひとつよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
議長(田幡宇市議員) 以上で北堀一廣議員の一般質問を終わります。
                                           
           森 田 泰 雄 議 員
議長(田幡宇市議員) 通告順位2番、議席番号8番、森田泰雄議員、ご質問願います。
          〔8番 森田泰雄議員登壇〕
8番(森田泰雄議員) 8番、森田泰雄でございます。議長のお許しを得ましたので、通告に基づいて一般質問をさせていただきます。
  まず第1でございますが、自主防災組織についてでございますが、過日南アルプス市と静岡県防災センターに所管事務調査として訪問いたしました。地震発生時の一番大事なことは「自助」であるということを強調して説明を受けまして、その次に「共助」として隣組の助け合いがまず必要となります。それには、自主防災組織を活用することが大事であると説明を受けました。
  質問1でございますが、自主防災組織の編成について。自主防災組織は、現在区長を中心とした組織でありますが、区長の任期は2年、補助員の任期は1年となっており、継続性に欠ける傾向があります。どこの自治体とも継続性に欠ける問題を持っているようでございますが、今後この組織を強固な形にするための対応のお考えがありましたら教えていただきたいと思います。
  質問2、自主防災組織の隣組内に寝たきり老人やハンディを持った人たちがおる場合、把握に個人情報保護法等がネックとなり把握ができません。この問題を今後どのように取り扱うか、全町統一した対応が必要であると考えますので、対応をお聞かせいただきたいと思います。
  質問3でございますが、当町においては、地盤よし・海なし・大きな川なし・土砂災害等の危険もないと想定されておりますが、災害は突然予想もなく発生するものであります。そのためには、町民に対する地震災害がいかに大きな被害をもたらすか認識していただくため、必要最低限の防災パンフレットをまず準備する必要があると思いますが、その計画はいかがでしょうか。
  次に、大きな2番でございますが、防災行政無線についてでございます。防災行政無線放送の音が大きくてうるさいとか、音が聞き取れない等の苦情が各自治体ともに発生しております。新聞報道に、狛江市に防災行政無線の音声を電話で確認できる自動応答システムをスタートしたと報じられておりました。当町にもこのシステムを採用すべきと思い、NTTの滑川担当者に確認をした結果、フリーダイヤルにて無料で防災内容が確認できるシステムの紹介をしていただきました。その折に、既に滑川町の担当者に見積書を送付してありますので、確認をお願いしたいとのことでありましたので、見積もり内容をお知らせしていただきたいと思います。
  これが導入されますと、その対応としては防災放送の音がうるさい場合には、スピーカーの音量を絞るとか、声が聞き取れない方には無料にて聞ける電話の利用をしていただく等、回線3本にてスタートし、様子を見て必要に応じて増減の回線を選択することでよいとは思います。地震災害時等に的確な情報が提供できるようになると思います。地震が発生して、停電になりますと、電波で飛ばして受信して、そこでスピーカーが皆さんに知らせるようなシステムでございますけれども、停電になったときはすぐは使えますけれども、バッテリーの容量がそう長くはもちませんので、やはり電話で確認がとれるのが一番よいと思います。
  次に、買い物弱者対策といたしまして、国勢調査によりますと、食料品等の調達に徒歩で買い物の不便を感じている「買い物弱者」が次第に増加しておる。店まで500メートル以上離れている人は、全国で4,400万人、その中で車などの移動手段を持たない人は910万人に達しているそうでございます。さらに、65歳以上の高齢者は310万人となっております。買い物弱者への対応として、経済産業省は3つの取り組みを挙げております。身近な場所に店をつくる、店が遠くなった場合には近くへつくる、なかなかこれも難しい話でございます。家まで商品を届ける、これは可能だと思います。家から出かけやすくする、ということはいろいろ交通手段を考えることができると。経済産業省はこのように提言しておりますが、滑川町ができる問題は、先ほどの2番の家まで商品を届けることができるだと思います。それには、JA埼玉中央で取り組んでいる「ふれあい食材宅配」商品があります。このような車で、これ保冷車ですけれども、この保冷車の中に入れて宅配をしていただく。それで、宅配をして、家に誰もいないというようなときには、玄関または打ち合わせていますと、このような保冷箱を置いて、そこへ入れていっていただきますから、夏でも一応いなくても受けられるというようなことができるようになっております。
  それで、その食材コースとしましては豊富でありまして、ふれあいコース、家庭の人数に合わせて適量をバランスよく届けるコースで、基本は魚と肉のコースで自由に選べます。2番目として、ヘルシーコース、カロリーの気になる方へ素材を選んで届けるコース、3番目としてらくらくコース、これは温めるだけとか炒めるだけで調理が楽な素材を届けていただくと、4番目としてあじわいコース、ふれあいコースよりちょっぴりリッチで、産地にこだわった味わい深い素材を届けることができるという、このように4種類の選ぶコースがございますので、必要に応じて自分に合った食材を選ぶことが可能でございます。
  次に、食材の注文方法及び宅配日と利用料金でございますが、食材宅配商品一覧表という大きなカレンダーみたいなものが毎月発行されます。「ふれあい食材選択コース申込書」というのがございまして、それに、カレンダーを見て参考にして申し込むシステムです。申し込みについては、各配達員が懇切に面談し、記入していただけます。なかなか細かいですから、お年寄りなんかでもなかなかどういうものを注文していいのかわからない場合には、配達員が懇切に相談していただけるというシステムでございます。
  宅配日と利用料金でございますが、宅配は1日置きに実施しております。注文人数は、2人用、3人用、4人用の3種類で、2人用では1,200円から1,400円、1回当たりです。月当たりの支払いになりますと、1万4,400円から1万6,800円ぐらいの範囲でとどまると思います。それで、使用料金については、農協に口座を設けると毎月引き落としてもらえます。さらに、休む場合は前もって配達員に連絡するか、電話にて事務所に連絡すると処理をしていただけます。その他特別注文によりますと、お米だとか調味料、野菜等も配達していただけます。お届け食材は、不在時対応として、先ほど言いました各家庭に簡易保冷庫を設置してくれます。自動車の運転もできない、自転車にも乗れない等の買い物弱者にはよい商品と思われます。1日置きに2人の食材が届きますが、高齢者の場合2日分がカバーできると思います。
  ちなみに、これを皆さんにお勧めするに当たって、11月から私の家でもそれをとっておりますけれども、なかなか多彩な食材でよいと思いますので、それは参考まででございます。
  それで、質問1でございますが、このような宅配商品を利用することにより、買い物弱者がタクシーやふれあいバス等を利用しなくても食材の調達ができますので、社協を通じて案内をしていただきたいと思いますが、ご意向をお伺いしたい。なお、現在のこのような商品を扱っているのはJAのみですが、同業者ができましたら公平に利用案内をしていただく配慮をしていただきたいと思います。
  質問2でございますが、25年度より計画している有料ボランティアによる買い物援助計画がされておりますが、その場合は利用者の選択に任せるべきと思いますが、意向をお伺いしたいと思います。
  次に、4番目としまして、ごみの排出量削減を目指してということで、滑川まつりにおきまして環境課よりごみ排出量減量を目指して各家庭においておにぎり1個分、110グラムを減少させることによって、年間760万円の節減になると公表されましたが、非常によいことだと思い、以下に質問をさせていただきたいと思います。
  質問1、おにぎり1個分の節約の具体的な取り組みをどのように啓蒙していったらよろしいか。
  質問2、ごみ収集車の計量確認はどのようにしておりますか。
  質問3、今までも排出量減少の呼びかけは多々ありましたが、顕著な減少が見られませんでしたが、各家庭に認識していただき、実施するための広報活動をどのように考えておりますか。
  質問4、水切り方法が非常に効果がありますが、具体的な方法について教えていただきたい。
  質問5、お勝手にて水切りするのが一般的と思いますが、合併浄化槽家庭ならよいですが、単独浄化槽家庭には水切りをお勝手ですることはできませんので、その辺の啓蒙をどのようにしていきますか。
  質問6、各家庭におにぎり1個分、110グラムで760万円節約に、2個、3個分の節約ができますとさらに節約金額が増加しますが、よい方法がありましたら教えていただきたいと思います。
  以上が第1回の質問でございます。
議長(田幡宇市議員) それでは、森田泰雄議員の質問に順次お答えをいただきたいというふうに思います。
  最初に、柳総務政策課長。
          〔総務政策課長 柳 克実登壇〕
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁に入る前に、一言お礼を申し上げさせていただきたいと思います。
  それは、過日私どもの防災を担当しております岩附が、総務経済建設常任委員会が南アルプス市で実施をいたしました所管事務調査に同行させていただき、一緒に研修を受けさせていただきました。大変ありがとうございました。お世話になりました。
  それでは、森田議員のご質問に答弁を申し上げます。最初に、質問事項1、自主防災組織についての中にある質問1、自主防災組織の継続性の確保の問題でございますが、町内には自主防災組織として自主防災会がございます。自主防災会は、ご承知のように災害発生時における情報収集や初期消火、被災者の救助、救出等初期の災害応急対応に対し大きな役割を果たす団体として期待されております。平成24年12月現在、町内には21団体が活動をしていただいております。この中で、各字の区長さんが会長を務める団体が12団体、区長さん以外が会長を務める団体が9団体あります。半数以上の自主防災会で会長が2年で交代するといった人的な継続性がない現状でもありますが、まずは組織編成と事務分掌を確立し、一人一人の防災意識の高揚と組織の中での役割を確認することが組織の強化につながるのではないかというふうに考えておるところでございます。
  区長さん、補助員さんの2年任期で全ての役員がかわるのではなく、例えば区長さんが顧問で残るなどの構成も一つの考えではないかなというふうに考えておるところでございます。また、長年にわたって消防防災に携わった消防署員のOBや消防団のOBを役員に加えることもよい方法であるのではないかと考えておるところでございます。さらに、現在県でもこの講習会等を実施をしております。その講習会への積極的な参加も大切であると考えています。ことし県の主催で行われまして自主防災リーダー講習会は、2日間で行われました。町内からは4名の方が参加をし、全ての日程を終了し、地域のリーダーとして現在活躍をいただいております。
  次に、質問3の防災パンフレットの準備計画についてでございますが、町では平成22年4月に地震ハザードマップを全戸配布をさせていただいております。そして、その後の転入者に対しましても配布を続けておるところでございます。また、このハザードマップにつきましては、町のホームページにも掲載をさせていただいております。現在、町では地域防災計画の見直しを行っておりますので、この見直しを盛り込んだパンフレットの配布を来年度考えております。
  続きまして、質問事項2、防災行政無線対策の中にある音声を電話で確認できる自動応答システムについて答弁を申し上げます。防災行政無線は、町民の安心・安全を守るため、緊急を要するものの情報伝達手段として大きな役割を果たしております。しかしながら、防災行政無線放送の聞こえない、聞き取りづらいという意見もあり、その意見を補うため町では昨年11月からホームページでの放送内容の掲載を始めさせていただきました。また、その後避難勧告などの緊急伝達手段として携帯通信会社3社を利用した緊急速報メール、エリアメールも導入をしておるところでございます。さらに、現在はご質問の見積もり依頼につきましても防災行政無線放送の要望、苦情に対応するフォロー、新たな取り組みを参考とするため、東日本電信電話株式会社に電話回線を利用した自動応答装置の見積もりもご指摘のとおり依頼したところでございます。この見積もりにつきましては、平成25年度予算での検討案件として見積もりをとらせていただいておりまして、録音した内容をフリーダイヤルで聞くことができるシステムでございます。この内容は、職員が録音装置に放送内容を吹き込んで録音し、放送を流すという一番お金のかからないタイプでございまして、工事費、アナログ3回線の月額基本料金、フリーダイヤルの月額基本料金、月額通話料、音源入力装置料などを見積もっていただいたところでございます。
  工事につきましては、実は前倒しでやろうという内部、担当課の中でございますが、議論がございまして、実は本議会に提出をしてございます議案第73号の中でご議論をいただく、庁舎耐震補強大規模改修工事に伴って行う電算機移転に伴う電算機器等移転業務委託料の中で前倒しで実施し、平成25年度予算ではアナログ3回線の月額基本料金、フリーダイヤルの月額基本料金、月額通話料を計上し、早い段階で対応を図っていきたいというふうに考えておるところでございます。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 続いて、新井健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 新井佳男登壇〕
健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、自主防災組織の関係の中での質問2の関係で答弁のほうを申し上げさせていただきます。
  いわゆる災害の弱者対策は、どのように考えているのかということかと思います。健康福祉課でねたきりの方ですとか、ハンディを持った方たちの情報は持っておりますけれども、その方たちを一概にオープンにすることはできないということでございます。
  そこで、災害時の要援護者名簿というものを作成いたしまして、その情報を地域の防災組織の会長さんにお渡しできるように考えております。既に名簿と地図についてはでき上がっておりますので、12月中には担当する地域の民生委員さんの方へ、24年度中には自主防災会の会長さんのもとに、会長さんのほうで説明をさせていただきながら、了承がいただけ次第名簿と地図をお渡しする予定でおります。
  その名簿につきましては、どのようにつくられているかと申しますと、まず災害時に援護をお願いしたいので、あらかじめ私の情報を自主防災会長さんですとか民生委員さんに提供することに対して同意しますよとおっしゃられた方について、その情報を作成していくという形でございます。その文書には、援護が必要な体の状態ですとか家族や親戚の連絡先、避難する場合の援助者、例えば隣の方が援助者になっていただければ、お隣の方が援助してくれますとか、そういった援助者の住所、氏名等が記載されておりまして、それらの情報を町のデータベースのほうに入力いたしまして地域ごとに分類して、分類したリストを現在持っております。この情報を事前にお渡ししていくことで、いざ災害発生という場面においては優先的に避難誘導が行えるものと思っております。
  続きまして、3番の買い物弱者の対策の件でございます。質問の1のところになるかと思うのですけれども、事前にいただいてありました内容を社協のほうにも伝えまして、協議をさせていただきました。結果ですけれども、JAのふれあい食材宅配をとりませんかという形で社協から回覧などをするということは、特定業者の営業行為になってしまいますので、当然できませんけれども、会員さんから個々に相談があった際については、JAでこんなことをやっていますよという形で紹介程度はしていきたいということであります。
  続いて、質問2の有料ボランティアの関係なのですけれども、この有料ボランティアによる地域支え合いの仕組み事業というのは、当初25年度から始めたいということで話のほうをさせていただいたわけなのですけれども、県からの強い要望で、どうしても前倒しをして、24年度にやってほしいということで、社協のほうで24年度からやるということで、もう既に事業のほうはスタートさせていただいております。利用者の選択に任せるべきだというお考えでございますけれども、私もそのとおりだと思っております。利用者の意向を大事にしていくべきだと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 続いて、江森環境課長、答弁願います。
          〔環境課長 江森不二男登壇〕
環境課長(江森不二男) 環境課長、森田議員さんの4番目のごみ排出量削減を目指してという質問に対してご答弁させていただきます。
  まず、質問1、おにぎり1個分の減少ということでございますけれども、今までもやっておりましたが、これからも定期的に広報、回覧等による啓発を実施してまいりたいと思っております。また、来年度版のごみカレンダーの作成に当たりまして、有効スペースを利用した啓発文書の掲載を予定しております。
  続きまして、質問2、ごみ収集車の計量確認でございますけれども、小川地区衛生組合に収集車が行っているというのはご存じだと思います。小川地区衛生組合のデータによりまして、ごみ1カ月分でどれだけ処理されているのかは種類ごとに数値化され、報告書で確認するところでございます。さらに前年度比較も可能となっているところでございます。また、一般廃棄物収集運搬業者との連携によりまして、現地のごみ出し状況等の確認をすることができます。数値の変動及び現場状況の変化等から確認をしていきたいというふうに思っております。
  質問の3でございますけれども、排出量を減らすということは現在物であふれる近年のライフスタイルを考えますと、非常に困難であります。例えば燃えるごみで出しがちな雑紙、お菓子などが入っている箱、それから封筒などです。これは、リサイクルが可能な資源であります。資源化に努めることが結果的にごみの減量化につながってくるというふうに思っております。
  このような記事を広報に掲載しましたところ、町民の方々から初めて知ったという声をいただきました。ただ単にごみを減らしましょうということではなく、実情に合った最善策を考慮した上で、家庭での実践につながるよう広報活動を強化、実施してまいりたいと思っております。
  質問4、水切り方法がということでございますが、一番効果的な方法は人の手で水を切ることでございます。誰しもなかなか気分が進まないかと思いますが、そうしたこともあって近年は市販の水切り用のグッズが充実しておるところでございます。また、家庭用生ごみ処理器を利用するのも一つの方法かと考えております。滑川町では、家庭用生ごみ処理器の購入金額の2分の1を補助しております。多くの町民の皆様にご利用いただければと思っております。
  質問5でございます。ごみの減量については、水切りは必要不可欠であることは森田議員さんもお考えのとおり言うまでもありません。さらに単独浄化槽家庭での水切りは、そのまま水路や河川に流れ出してしまいます。町といたしましても、浄化槽事業が始まりましたので、多くの町民の皆様にごみの水切り減量と環境に優しい放流水を心がけていただけることをお願いしていきたいと考えております。
  質問6でございます。おにぎり1個分、それが2個、3個ということでございますけれども、水切り確認、資源ごみの分別、コンポストを利用という家庭内処理等の方法をご理解をいただいた場合には、さらなる減量が可能であると考えております。これからもごみの減量につきましては、広報、ホームページ等に掲載をいたしまして、町民の皆様にお知らせし、積極的な取り組みをお願いしてまいりたいというふうに考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) どうもありがとうございました。
  まず、第2の質問といたしまして、自主防災組織についてでございますが、どこの企業体においてもこの自主防災組織については頭を痛めているようでございますが、ただいまの答弁の中で、自主防災会の中に消防署員のOBや消防団のOB、これを一緒に入れて考えたいという、これは非常にいいことではないかと思いますので、ぜひその辺のものを実行していただくようにお願いいたしたいと思います。
  それと、講習会への参加のご提案というか、参加しているというのがございましたけれども、これ4名ではちょっと少ないので、この自主防災会の皆さんの中からどんどん講習会に出席していただいて、より防災意識を高めていただくということが必要ではないかと思いますが、その辺はいかがでございますか、考え方はありますか、とりあえず。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁を申し上げます。
  ご指摘のとおりだと思います。先ほど申し上げましたように、自主防災会は21団体ございます。できるだけ各団体が参加するように私どももお願いを申し上げていきたいというふうに考えております。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) 次に、防災パンフレットだとかハザードマップの再度の配布を来年度考えておるということでございますけれども、これはいつごろになる予定でございますか。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁を申し上げます。
  先ほどもお話ししましたが、今年度皆様方にご協力をいただく中で、この12月も20日でございますが、自主防災会の各団体から2名出ていただく会議とか、さらに同日ですが、この東日本大震災のときに1つには女性のプライバシーというのも避難所等で問題であったというふうな話をお聞きしておりますので、女性の団体にもお集まりいただいて、いろいろこの防災についての意見を聞く機会を設けております。それらの意見を集約した形で現在地域防災計画の見直しを進めておるところでございます。平成24年度にその地域防災計画をつくり、さらに先ほど申し上げましたパンフレット等を策定する予定でございます。できれば5月ぐらいにはそれぞれのご家庭に届くように努めてまいりたいというふうに考えております。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) よろしくお願いします。できるだけ早くやっていただけたらと思うのですけれども、現在この防災、減災に関する外部委託によって検討しているようでございますけれども、その進捗状況はどのようになっているかお聞かせいただきたい。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁を申し上げます。
  おおむね順調に推移をしておるというふうに答弁をさせていただいても大丈夫だと思いますが、今の予定は先ほど申し上げましたように、12月20日に女性団体の皆さん、それから各21団体の自主防災会の皆さんとの話し合いの場を設けております。そして、その翌日、12月21日ですが、防災会議も予定をしておるところでございます。滞りなく進めていくよう努めてまいりたいというふうに考えております。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) そうしますと、12月20日に女性団体の中から意見を聞くための実施をするのと、21日に防災会議を開催して、その中で外部委託者も同席をして検討するのですか、それとも庁内だけでの検討ですか。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁を申し上げます。
  12月21日防災会議を開かせていただいて、当然ご意見をいただくわけでございますが、そのときにご議論をいただく資料をその場で見ていただいて、はい、ご意見はありますかと言っても、これは大変意見はなかなか出づらいというふうに考えておりますので、既にちょっと担当と確認はとっておらないのですが、担当の決裁は既に受けておりますので、資料を通知文と一緒に送付をして、その案を見ていただいて、ご意見をいただくという形で進める手配としております。したがいまして、十分見ていただいて、12月21日、当日はご意見をいただいて、前に進んでいけるのではないかなというふうに考えております。
          〔「業者も同席……」と言う人あり〕
総務政策課長(柳 克実) 委託業者も同席をさせていただいております。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) ありがとうございました。
  では、次に、質問2の自主防災組織の寝たきり老人やハンディを持った方の件でございますけれども、援護者名簿を発行して、それを12月中に発行するということで、本人から同意を得られた者のみ発表ということでございますけれども、それで各自主防災会の中に区長を通じて連絡するのか、補助員を通じてやるのか、民生委員を通じてやるのかなのですけれども、その辺のものの情報を得たら、自主防災会の中で外部に漏らさないような形で対応を図り、やはり人命の救助というのが一番大切なことでございますので、その辺はよしなに各自主防災会で取り計らってよろしいかどうか。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長、答弁願います。
健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、答弁申し上げます。
  ただいまのご質問なのですけれども、一応災害が発生した場合は、私の情報はオープンにしていただいて、ぜひ救助のほうに家へ来てほしいという方のみの登録でございまして、それについては本人の同意を得ているということでございますので、問題はないと思います。
  それで、12月中にというのは、12月に民生委員会が10日にあるのですけれども、その日に大体データ収集がほぼ完了しましたので、平成24年度の援護者名簿という形で民生委員さんのほうにはお渡ししたいなというふうに考えております。そのほかの、今申し上げました自主防災会の方につきましては、まだ会長さんにこういった内容のお話というのはまだ一度もしておりません。したがいまして、年度内に一度自主防災会の会長さんにお集まりか何かいただくような形で、仕組みの中身を説明申し上げまして、ご協力いただける組織に対してではこの名簿をということで、会長さんのほうに渡して、いざ災害になったら会長さんのほうから皆さんのほうにこの名簿を配ってくださいと、会員の方に配って、皆さんで救援してくださいということでお願いしようかなと思っております。ですから、その辺のところは問題ないかなというふうに考えております。
  一応要援護が必要ではないかなというふうに考えている方が町に大体1,500人ぐらいいまして、それらの方には既にダイレクトメールで通知を送らせてもらったのですけれども、ぜひ私を救助してくださいということで同意された方が、今段階で389名です。残りの方については、まだ元気だからいいよと、年はとっているけれども、元気だからいいよとか、そういった理由で申し込まれない方もたくさんおりますけれども、いざ災害となって死ぬか生きるかの話になりますと、個人情報の話というのも、だからといって個人情報を大切にするよりも、生命、財産のほうを優先して、福祉のほうとしてはやっていきたいなというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) ぜひひとつ強力に進めていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
  それと、防災行政無線の件でございますけれども、実は狛江市の新聞に出ておったので、早速狛江市に電話をして聞いてみたのですけれども、狛江市の場合には0800で発信する、やはり無料ダイヤルがあるのですが、狛江市の場合には防災無線で放送した内容が18件録音されていて、それで18件をオーバーする場合には古い順から消えていくというスタイルだそうですけれども、それだと少し金額が高くなるのだそうです。それで、NTTに聞きましたら、もっと安い方法があるよと。それで、滑川町にはもう既に見積もりを出しているから、そちらで聞いてくださいということなので、ちなみにちょっと聞いたら、月々3台入れたとして7,500円台で済むのではないかというようなNTTの話でございますけれども、早速これを取り上げていただいてやっていただくということで、非常に感謝しております。ぜひ前倒しでやっていただくそうでございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  それと、そのほかの買い物弱者の件についてはよろしくお願いいたしたいと思います。
  それと、ごみの排出量の件で、1つお聞きしたいことがあるのですが、市販の水切り用グッズというものはどのようなものがあるのか、それと家庭用ごみ処理器、購入金額の2分の1を補助していただくというようなことについて、ちょっとご説明をお願いいたしたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 江森環境課長、答弁願います。
環境課長(江森不二男) 環境課長、森田議員さんの質問に答弁させていただきます。
  市販の水切り用グッズでございますけれども、商品名を申し上げるのもあれなのですけれども、水切りダイエットと言いまして、じょうごを反対に、逆さにしたようなものもございます。それで、間が割れていまして、水分が絞れると、そういうようなものもございます。それから、過日滑川まつりの際に生活学校のほうでも配っていただいたのですけれども、こういうネットもございます。それから、三角コーナーに入れるものですね、あれ紙になるのですか、そういうようなものもございます。そういう市販のものが用意がされているということでございますので、ぜひご利用をいただければというふうに思います。町のほうとしましても、こういうものをまた啓発活動で配れればというふうに考えているところでございます。
  それから、家庭用の生ごみ処理器でございますけれども、現在農家の家にはあると思うのですけれども、コンポストですね、コンポストが一番わかりやすいかなというふうに思います。あれに入れてもらって、生ごみを処理していただく機械、それから電気用の生ごみを分解してしまうような機械、そういうのもございます。それについて、町としましては2分の1の補助金を用意をしているということでございますので、ご利用をいただければというふうに思います。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) あと12秒しかないですけれども、ちなみに値段はどのくらいですか。
議長(田幡宇市議員) 江森環境課長。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  簡単に申し上げます。コンポストは3,000円から4,000円台からございます。それから、機械物については、高いものですと3万円から4万円ぐらいのものもございます。
  以上でございます。
          〔「上限……」と言う人あり〕
環境課長(江森不二男) 上限は、その金額の2分の1が補助でございますので、よろしくお願いします。
          〔何事か言う人あり〕
環境課長(江森不二男) 済みません。失礼しました。上限としますと、補助金の額の上限は5万円が上限ということでございます。済みません。
          〔「2万円」と言う人あり〕
環境課長(江森不二男) 済みません、2万円です。申しわけございません。
議長(田幡宇市議員) 森田泰雄議員。
8番(森田泰雄議員) どうもありがとうございました。時間いっぱいまでいただきまして、ありがとうございます。これで終わりにさせていただきます。
議長(田幡宇市議員) 以上で森田泰雄議員の一般質問は終わります。
  暫時休憩をします。再開は2時。
          休 憩  (午後 1時56分)
                                           
          再 開  (午後 2時10分)
議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
                                           
           上 野 憲 子 議 員
議長(田幡宇市議員) 通告順位3番、議席番号11番、上野憲子議員、ご質問願います。
          〔11番 上野憲子議員登壇〕
11番(上野憲子議員) 上野憲子です。通告に基づいて2問質問させていただきます。
  1番、消費者庁貸与の放射性物質検査機器の活用状況は。県は、21日厚生労働省の抜き打ち検査により、滑川町の農産物直売所で販売されていた原木シイタケ(露地栽培)から、国の基準値(100ベクレルパーキログラム)を超える110ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表したとの新聞報道がありました。町内農産物の安心・安全を守るための活用はどういうふうになっているのかお聞きします。
  学校給食の町独自の測定の推進についての進捗状況についてもお聞きします。
  2番、「健康づくり」の地域推進会議を踏まえ、今後どのように実践していくのですか。キャッチフレーズを「みんなが健康で長寿の町」とし、健康づくりに向け地域ぐるみで取り組む。地域に入り、趣旨を説明し、健康づくりの団体の設立をお願いする。このための町内説明会が現在も進められていますが、町民の反応は。
  町民の意見を受けて、町はどのような事業を考え、予算づけを行っていくのですか。
  事業を行う上で、マンパワーは重要であると考えますが、増員や配置の考えは。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 最初に、産業振興課長、答弁願います。
          〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、上野憲子議員さんの質問について答弁申し上げます。
  新聞報道につきましては、突然の新聞報道に大変ご迷惑をおかけしているところであります。質問に対しては、消費者庁貸与の放射性物質機器の使用状況ですが、設置は9月26日、JA埼玉中央基幹支店の一室に設置しました。それで、臨時職員をうちのほう雇いまして、10月9日から10月12日まで研修期間を設け、実際には10月16日に本格的に開始いたしました。10月中の測定結果につきましては、玄米2検体、ジャガイモ、シイタケ、白菜、大根、これは6検体でした。
  次に、11月中の測定結果につきましては、原木シイタケ、これ露地ものですが、7検体、玄米3検体、菌床シイタケ、シメジ、ヒラタケ、エノキ、里芋、ユズ、柿各1検体、合計で17検体検査を実施しております。結果につきましては、ホームページ等で公表しておりますので、よろしくお願いいたします。
  周知につきましては、10月13日に農家組合長経由で生産している農家を主体に回覧させていただきました。その他直売所の役員会、認定農業者、11月の広報にも掲載してまいりました。今後も町内の販売目的の農産物を主に無料で検査ができますので、農産物直売所、各種団体、町民等に周知を図っていきたいと思います。
  以上、答弁を終わります。
議長(田幡宇市議員) 続いて、宮島教育委員会事務局長。
          〔教育委員会事務局長 宮島正重登壇〕
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  教育委員会への質問については、学校給食の町独自の測定の推進についての進捗状況についてというご質問かというふうに思います。この問題につきましては、学校給食を委託している会社が東松山市と同じ委託会社であり、食材も同じなので、従来どおり東松山市が検査したデータにより管理しております。これについては、おかずごとの検査ということでミックス検査になりますけれども、これについては以前からやっているものと同じでございます。放射能セシウムが20ベクレル以上出た場合には、異常値というような形で捉えて、それをこちらのほうに連絡いただき、それによって給食のほうは中止と、出さないというような形で行っております。こうしたことを現在のところ行っております。
  それと、キノコ類の今回シイタケから基準値以上の数値が出たわけですが、給食についてはこのキノコ類というのは昨年からいろいろと数値が高いというようなこともありまして、昨年の11月の後期分の給食の食材からキノコ類については使っておりません。そういったことも保護者にお知らせ、給食の食材というようなことでお知らせをして、保護者の方には理解を願っているところでございます。今後とも東松山市と連絡を取り合って、給食の安全に努めていきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 続いて、新井健康福祉課長、答弁願います。
          〔健康福祉課長 新井佳男登壇〕
健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、上野議員さんの質問に答弁いたします。
  12月10日の羽尾三区をもちまして、町内全32回の説明会は終了する予定でございます。この間、各議員さん方々におかれましては、説明会にご出席いただきまして、大変ありがとうございました。この席をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。
  説明会の反応でございますが、説明会開催後すぐにそれではということで、自主的にグループが結成されまして、活動を開始された地域もございます。そのほかに、ほうかついこいの場等を通じてグループが結成されておりまして、既に健康体操などで活躍されている地域もあります。しかし、説明会の全体見ますと、まだまだ反応の薄い地域が多いということで認識しております。
  そこで、説明会の最後にお願いしてきていますのが、25年度から各地域に健康づくりの推進委員さんを設置して、その方を中心に活動を展開していただきたいということでご協力をお願いしております。全ての地域に健康づくりグループが設立するにはまだまだ長い月日を要すると思いますけれども、時間をかけてしっかりとした組織づくりができるように今後も努力していきたいというふうに思います。
  それから、その次の質問でございますけれども、健康づくり行動計画を作成いたしまして、それに基づいて行動していきたいというふうに考えております。既に庁内の推進会議で決定いたしました計画案につきまして、今議会中、あすの午後ですか、全協でお諮りいただきたいと思います。その議会の皆様からのご意見を頂戴したものを最終的な完成版といたしまして、行動計画書という形で今後進めていければなというふうに考えております。内容的には、具体的な内容なのですけれども、今回の計画では2次予防、特に各種検診の受診率の向上を推進しながら、町民の健康に対する意識を高めて、1次予防を重点的に推進していきたいというふうに考えております。
  それと同時に、本町の疾病の上位にあります高血圧、糖尿病の対策に取り組みたいと思います。事業の柱といたしましては、今まで実施している事業の継続、充実はもちろんですけれども、新たに自主的な活動のできる健康づくりグループを結成していただき、健康づくり推進委員さんを中心としたいろいろな健康づくりの取り組みを実践していきたいと思います。その活動の中で、出前健康相談ですとか、減塩食の講習会等を企画されまして、指導員の派遣等を要請された場合には町から講師を派遣していきたいというふうに考えております。
  そのほかにも、新設既設を問わず健康づくりグループに対して町の保健事業にご協力いただける場合には、活動費の一部を助成も考えております。また、ハード面の整備といたしましては、安全なウォーキングに向けた歩道、ガードレール等の環境整備、森林公園の中の年間パスポートの助成、マレットゴルフ場の新設等も考えております。
  それから、マンパワーの関係でございますが、人員の配置につきましては、25年度に保健師を1名採用されるということでございますので、その方に健康づくりの仕事を中心に行ってもらいたいなというふうに考えております。
  また、地域のグループからの要望によりまして、健康運動指導士ですとか栄養士の派遣等も必要もあると思います。派遣に必要な予算については、新年度で確保を図っていきたいというふうに考えております。
  それから、事業費の軽減ということも図るために、武蔵丘短期大学との連携によりまして、学生による栄養指導等も今後取り入れられるかどうか検討していきたいというふうに考えております。
  また、上野議員さんからも以前お話をいただいております地域での栄養指導等管理栄養士としてのご協力をお願いする場合もございますけれども、その際にはぜひよろしくできればと思います。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 今、出動要請がかかったのですけれども、最初にちょっと一言申し上げたいことがあるので、先ほど総務課長が総務の研修に職員を連れていっていただいてありがとうございましたという報告がありましたけれども、いつからそういうことができるようになったのか。以前委員会の所管事務につきましては担当が同行して、一緒に勉強してくるというシステムだったというふうに思うのですけれども、それがやっぱりいろんな経費の問題で随行職員は1名ということで、私たちも一緒に行ってもらって勉強するのが一番いいというふうに思っていたのですけれども、それができない状況であったわけです。今回、総務のほうでそういう話が出て、職員1名同行して、そのことについてあれだけお礼を言っていただけるような状況であるということは、ちょっと不公平ではないかなというふうに思うので、文教のほうにはいかがですかという話一切なかったのですね。そういう中で、どういう機構というか、そういうあれがあって、今回そういう同行になったのか、まずそこから伺いたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長、答弁願います。
総務政策課長(柳 克実) 先ほどの私の答弁に入る前の発言に対して、ご質問をいただきました。上野憲子議員のご質問に対して答弁を申し上げたいと思います。
  これにつきましては、総務経済建設常任委員会のほうで南アルプス市のほうに……
          〔何事か言う人あり〕
総務政策課長(柳 克実) はい。端的に申し上げますと、議会のほうから文書をいただきまして、それに対して対応させていただいたということでございます。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) このことで長くやってしまうと質問できなくなってしまうのですけれども、それだったら以前からそういう正式なルートでお願いすれば、許可はされたのでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 柳総務政策課長。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁申し上げます。
  緊急事態ということで、たまたまタイムリーに町でも地域防災計画を策定しておるという、その緊急を要する……
議長(田幡宇市議員) 柳課長、ちょっと声が小さい、もっと大きくしてください。
総務政策課長(柳 克実) 緊急を要する事項ということで対応させていただきました。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 本日の所管事務の報告を聞いていただいても、うちのほうも健康づくりでしたので、タイムリーな問題でした。後で調べていただけば結構なのですけれども、どういう文書があって、担当が随行できなくなったのか、それがどういう理由で随行できるようになったのか、そこら辺ちょっと、きょうでなくて結構ですからお知らせいただきたいというふうに思います。
  では、本題のほうに入らせていただきます。今、いろいろとご答弁いただいたのですけれども、最初に始まったのが10月ですか、10月16日に開始ということで、ある程度町内の原木シイタケについては高い数値が出るというような認識はなかったのでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  11月中と、原木シイタケのほうは露地物で7検体調査しております。その中では基準値の100は超えませんが、ある程度の数値は出ておりました。実際には、野菜のほうは10ベクレルを全部下回っているという段階でありました。その点直売所のほうにも数字のほうをお伝えして、直売所のほうの対応もとってくださいという形にうちのほうは指導いたしました。ある程度の数字は出ておりましたということです、はい。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 原木シイタケにつきましては、町内の値として11月6日のホームページでセシウムが合計83.6ベクレルという数値が、これはホームページで多分出されていたのではないかなというふうに思います。シイタケもほとんど成分的には水分だと思うのですけれども、中には原木のところである程度乾燥してきてしまったり、その成分がもっと濃くなれば、この83.6ベクレルというのが出ていたときに、既にもう大変だという認識は持っていたのではないかなというふうに思うのです。それで、この新聞報道があったときに、生産者と消費者ともにこれは大変な事態だと思うのです。生産者の人も、本当にある意味生活的なものもありますし、消費者にしてみれば直売所で買ったものについては安心であるという、一つのクリアされた品物が出ているというふうに思って買っていると思うのです。そこら辺のことにつきましては、行政側からしてこの数値が出ていたことにして、上でどのような指導を行っていたのか。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  初めのホームページ掲載には、83.幾つとか出ていましたけれども、その後はかった段階ではその数値からだんだん下がってきました、実際には。それで、うちのほうも基準値を超えないということで、指導には入らなかったですけれども、直売には乾燥シイタケのほうは販売は自粛してくださいという指導をいたしました。生シイタケのほうは、だんだん数値のほうが下がっていきましたので、100ベクレルを超えないのではないかという認識をいたしました。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 生産者の方にお聞きしたところ、ほだ木、原木は2年前ぐらいに菌を仕込んで、それで今年あたり出てきているということなのです。そうしたら、例えば数値が下がるということ自体がちょっと考え方的にどうして数値が下がったから大丈夫かという判断をしたのかというのが、ちょっと私にはわからないのですけれども、やはり常時まだこの空間線量もそうですし、なくなってはいないわけですよね。その中で、蓄積はされるものの減っていくということ自体ちょっとどのように判断されたのかわからないのですけれども、やはりある程度の危険的な数値まで行っていた場合に、町民の安心・安全、また安全な食物を提供する側からすると、ちょっとそこら辺が甘かったのではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  認識は、83.幾つから下がっていきましたけれども、またそのときの乾燥度とかいろいろはかる、それの検体によって多少の動きがあります。林野庁のほうで示しているのは、30ベクレルぐらいの上限があるという形で林野庁のほうが示しておりますので、それの認識をもとにうちのほうは判断して、そういう形になったと思います。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 例えばということはおかしいですけれども、これが町で設置されている消費者庁貸与の測定器で110ベクレルというのが出た場合には、どのような対応をなさいましたか。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  消費者庁の関係で貸与しているもので、ある程度簡易な測定器ということになっておりますので、もし100ベクレルを超えた場合には販売しているところは即刻自粛してもらうような指導をして、その他県のほうの上の機械、そのほうで検査をいたしまして確認をするという形になります。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 消費者庁の貸与の測定器はある程度の精度というのが、私はあるのではないかなというふうに思うのですけれども、滑川町の実施要項の中では、町内において販売目的等で生産された農産物の安全・安心の確保に向けということであるのですけれども、例えば寄居町ですと検査対象は町内で購入した食品、食料、またときがわ町でも、これは委員会で視察させていただいたのですけれども、町内の学校給食、また保育園の給食を測定以外で時間があいているときには一般の方々が自分のうちでとれたものとか、そういうものも測定できるようになっております。今、回数をお聞きしたところによると、まだ周知徹底ができていないという中ではありますが、やはり直売所の食物の安全確保のためには、もっとこの機械の活用、それをしていかないとうまくないのではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  上野議員さんが言われるように、まだ皆さんに周知は徹底されていないと思います。今後、あいている時間、その点は町民の方でもし自分の畑でつくって、もしどうかなと心配だからという形で持ってきてもらえば、検体は一応1.2キロ用意してもらうのですけれども、それを粉末状というか、ゼリー状というかして、それではかりますけれども、検体のほうが1.2キロ用意していただければ、産業振興課のほうへ予約をしてもらいまして、火曜日から金曜日、うちのほう検査しますので、その結果はうちのほうが出してもらった人に報告いたしますという形とりますので、あいている時間はそのように予約を入れてもらっていれば、あいている時間はうちのほうで検査をいたします。今の段階では、きのうも3検体とかだんだんふえてきているのですけれども、今後あいている時間がありましたら、そのように町民の方にも使っていただくという形で考えておりますので、また周知にいたしましては、そういう形で広報とか、いろいろ回覧とかでうちのほうを周知いたしますので、今後よろしくお願いしたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) そうしますと、測定対象品ということにつきましては、様子を見ながら拡大をしていくという方向でよろしいのでしょうか。
  それから、先ほど通告の中でも申し上げたのですけれども、学校給食に対する測定につきましては、何回も質問させていただいている中で、前々回の議会でしたか、上野廣議員と私が質問した中で、町長みずから学校給食の原材料の測定についてもこの消費者庁貸与の測定器の流れの中で検討していくというようなご答弁いただいたというふうに記憶しているのですけれども、先ほど教育委員会のほうの答弁の中では、今までの域を一歩も進んでいないかなというふうに思ったので再質問さてせいただくのですけれども、今後その流れの中で学校給食の材料についても考えていってもらえるのかどうか、ご答弁いただきたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  さきの私の答えの中で、詳しくやりたいと思います。検体は1.2キロ用意していただく。それと、週に4日間、火曜日から金曜日の8時半から5時15分まで行いたいと思います。1日が約5検体、1時間ぐらい粉末とかいろいろしますので、調理というか、しますので、5検体ぐらいが1日の数量となっております。その中で、うちの産業振興課のほうに申請書があります。申請書もしくは電話で予約してもらって、何日の何時に持っていきますよという形でうちのほうにしてもらえば、うちのほうで対応いたしますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 続いて、宮島教育委員会事務局長。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  先ほど来申し上げたとおり、給食の材料の検査については、東松山市と同じ会社、同じ食材を使っておりますので、そういった形で東松山市さんに今のところお願いして、向こうも快くこちらのお願い聞いてもらっておりますので、今後もそのような形でやっていきたいというふうに思っております。ただ、滑川町のものを使うというようなことがある場合があるかと思います。またそのときについては産業振興課のほうで、今言った測定についても1日にできる検体というのは限られているかなというふうに思いますので、よく相談しながらそれについてはやっていきたいなというふうに思っております。
  以上でございます。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) それと、東松山市のほうで学校給食、ホームページに出していただいているのですけれども、やはり今までの数値を見ても低いですけれども、6.幾つとか4.幾つとか出ている日があります。これは、あくまでも一つの、例えば製品、サラダであるとかミートソースであるとか、一つの製品の中での数値ですので、やはり親御さんにしてみると、例えばその中の5グラムきり入っていないものが物すごく高かったとか、そういう心配もされるわけです。全ての給食のあれで20ベクレル以下であれば今のところはクリアされてしまうわけなのですけれども、そういう部分での心配をされる方がいらっしゃいます。今後やっぱり子育てをしていく中で、低線量の被曝であってもやっぱり体には影響がありますので、今後やはり原材料の測定についても安心であるというふうな数値が出ればそれこそ一番いいわけですので、拡大枠をしていただけるように考えていただけたらと思います。町長、その点についてお答えいただきたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 吉田町長、答弁願います。
町長(吉田 昇) 町長、上野議員さんの質問に答弁を申し上げます。
  毎回上野議員さんからこういった問題については質問をいただいておるわけでございまして、私も6月の議会のときにも答弁をさせてもらいました。そして、農協に設置をいたしますものにつきましても、時間的な余裕があればそうしたものもぜひ検査をしたいという答弁もしてございます。今、吉田課長のほうからいろいろ内容的な説明がございました。1日5検体ぐらいということですから、なかなかそういった時間がとれるかなというような心配もございます。しかし、給食につきましては、宮島局長がお話を申し上げたとおり、東松山市と同一食材でやってもらっておるということでございますから、市長にお願いをして、東松山市と一緒にやってもらっているということで、私はお金がかかるとかかからないとか、そういったお金の問題でなくて、この方法で一応現在時点においては安心が担保できるというふうに思っておりますので、今後も引き続きこうした方法で東松山市のほうへお願いをして、引き続きこの放射能の問題については検査をやっていただきたいというふうに思っています。
  以上です。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 私も、担当のところへ行って、放射性測定の実施要項とか、いろいろと一そろいの書類はいただいてきたので、先ほど課長がおっしゃってくれたことは全て把握した上で質問させていただいております。
  町長のほうから、今までどおり東松山市の数値がカバーされているのでということでしたが、この消費者庁の機械も今やっぱりこの問題が起きたから1日の件数が多いと思うのですけれども、私が聞きに行った時点では1日に1検体ぐらいきりしていないということでした。そんな中で、やはり余り使用が少ないとせっかく貸与された機械、活用していないということになってしまいますので、ぜひとも様子を見ながら、たとえ1検体でも2検体でもはかれる余裕がありましたら、そういうものについても拡大していっていただけたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。課長で結構です。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  上野議員さんの言うとおり、うちのほうもいろいろ周知した中でその検体が1日5品目、いっぱいなのかどうかというのもまだこの先わかりませんけれども、その点はあいている時間があれば、ぜひ無料ですので皆さんはかってもらうように心がけたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 担当にお聞きに行ったときに、同じ例えば原木であってもシイタケのほうが数値が高くて、ヒラタケはほとんど出ていない。これは、カリウムがセシウムと元素的に似ていて、シイタケが好んで吸収してしまうという、そういうこともあると思うのですけれども、やはりシイタケにつきましては、生産者の方も大きなダメージだと思うのです。その点についての補償なりなんなりの考えはどうなっているのでしょう。
議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
  出荷につきましては、原木生産者の方が滑川町の中に三十数名ほどおります。その中で、26日、30日、それの対策会議をJAのほうで開きました。埼玉県が出荷を自粛しているということでありますので、原木のほうから50ベクレル以下であれば出荷を再開してもいいよということになっております。その点は、50ベクレルは基本となっておりますのは林野庁のほうの基準で50ベクレルとなっております。林野庁の考えは、その中で30ベクレルぐらいは上がったり、下がったり、その移行度が違うということで、30ベクレルは違う可能性が出ますよということで、50ベクレルであれば30ベクレル違っても80ベクレルで基準値を下回るということで、50ベクレル以下は今後ほだ木の検査をすれば出荷が可能になるという形になります。その点、昨日から12日までの間、24時間態勢で検査を行っております。結果は、林野庁の示す50ベクレル以下なら今後出荷をしますけれども、その点またそこに出たシイタケのほうも今後そのモニタリング調査をして、100ベクレルを超えないような方が出荷をしていくということになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
          〔何事か言う人あり〕
産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) また、風評被害の補償問題ですが、きのう東電の方がうちのほうへ見えられまして、今から出るやつはJAのほうで出荷している方、または出荷を市場だとか、そういう方があればまとめて、用は何キロで幾らで、写真なりデータを残しておいてもらって、来年の補償の金額に乗せるということで伺っています。その点は、東電とJAのほうで協議しながら進めてまいると。あと、逆にうちのほうでJAとか生産者に入っていない場合には、うちのほうで出荷のキロ数だとか標準値段を掛けまして、金額を出してその補償のほうにうちのほう当たっていきますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 時間がなくなってしまいますので、1番の消費者庁対応の放射線物質検査機器の活用状況につきましては、今後とも町民に広く周知徹底を行って、農産物直売所の野菜は全て安全である、検査済みであるというくらいのやっぱり活用していただいたほうがお互いに買いやすいのではないかなというふうに思いますので、そこをぜひやっていっていただきたいということで、2番のほうに移らせていただきます。
  2番の健康づくりのほうにつきましては、先ほど三十何回でしたっけ、町内会議が、あと羽二と羽三を残して終わるということなのですけれども、私も羽尾一区6回あったのですけれども、3回参加させていただきました。その中で参加者のいろいろな意見が出されましたが、もう既に町が考えているような組織をつくって、実際にもうやっているところもありました。特にみなみ野の集会所では、いこいの場もそうなのですけれども、それ以外にも卓球をやったりだとか、歩け歩けをやったりだとか、区長さんを先頭にしてそういう組織もできておりました。
  それで、前に3年行動計画ということで資料をいただいた中で、特定健診の受診率を毎年10%上げるということ、これ本当に至難の業だと思うのですけれども、これ24年度も25年度も10%をアップするというような目標が書かれているのですけれども、これを実際にどのように考えているのでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 木村町民保険課長、答弁願います。
町民保険課長(木村幸一) 町民保険課長、答弁申し上げます。
  行動計画の中で特定健診、滑川町非常に低い率でございます。22年度については25%ちょっとの受診率ということで、それについては県内でもワーストスリーのほうに入っているという状況でございました。健康づくりにおかれましては、まず健診を上げていかなければ始まらない話でございますので、今回の計画には毎年10%上げるという目標を上げております。
  その具体的内容ということでございますけれども、とにかく今までより特定健診、春やっておりました。今年については秋にも1日実施しました。そうしたところ100名程度の受診者に来ていただきまして、23年度につきましては大体30%近くの受診率になる予定でございます。そういう具体的には今年について日数をふやしてやったというのがあります。来年度以降につきましては、私は健康だからいいやとか、そんなものはまだだめだとかという人が結構医者にかかっております。かかりつけ医に行っていただきまして、私は特定健診をこれを受けますと言っていただければ、かかりつけ医へ行って受けた特定健診の数に、その方も今度はカウントされていきますので、そういう医療機関のほうへのお願い等を考えております。
  それから、人間ドックとか、そういうしょっちゅう医者にかかっている人につきましては、特定健診の対象者には入れないでほしいという要望も国のほうへ出しております。なぜかというと、そういう方はほとんど毎月のように医者へ行っておりますので、健診はわざわざ受けるという方には該当しないのではないかという見解でございますので、そういう考えも、要望も出しておりますので、そういういろんな具体的な方法によって10%上げていけばいいのではないかということで目標として出させていただいているところでございます。
  以上で答弁終わります。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 私が参加した中で、例えば特定健診を受けた後のフォローアップをどのようにやっていくのか、医療機関任せだけではなくて、行政側についてもそこら辺きめ細かくやっていかないと、特定健診をやっただけではやりっ放しになってしまうかなというふうに思うのですけれども、そこら辺についてはどのようにお考えでしょうか。
議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
  特定健診を受けた後に、あなたメタボですよとか、あなたはこういうところを直しなさいとかと、いろんな話が出てくると思うのですけれども、その特定保健指導というのですか、それについては保健センターと今度はタイアップしてやりましょうと。前は、何か医師会とタイアップして国保のほうでやっていたらしいのですけれども、今度は保健センターのほうでやりましょうというような形に流れが変わってきておりますので、保健センターのほうそういった方々のデータを皆から個々に指導できればいいかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 先ほどの答弁の中で、健康づくり推進委員を来年度から設置していくというような話があったと思います。長野県が医療的には進んでいて、議会でも佐久であるとか、岩手県ですけれども、沢内村であるとか、やはりいろんなところを先進地を視察させていただいているのですけれども、やはりそういう地域は滑川町と同じように高血圧の方が地域的に寒いところでもありますし、塩分の高いものを、漬物であるとかおみそ汁であるとか、そういうところの方々で、やはり高血圧で亡くなる方が多くて、地域的にそれをどうやって改善しようかという中でこの健康づくり推進委員というか、地域でそれぞれ役員がいて、隣近所で皆さんいろんなそういう話し合いをしながら健康を改善をしていっているという、やっぱりこれも長い歴史があったのではないかなというふうに思っております。
  滑川町も一番医療費的にかかっている高血圧、また糖尿病、本当に成人病だと思うのです。成人病を、例えばこの間の会議ですと、60歳からの方々を集めていろんなお話をしたわけですけれども、本来であればやはり家庭の食生活なのですね。ちっちゃいときからの積み重ねで、そういう味覚の問題であるとか、高血圧の問題であるとかというのは出てきていると思います。
  そんな中で、見附市なのですけれども、小学生、中学生それぞれ1学年ずつなのですけれども、全員を町で無料で健診を行っているのです、子どもの段階で。そこら辺やっぱりこの行動計画の中でもある程度団塊の世代的なものを中心に組まれているというふうに思うのですけれども、そこら辺今後どのように考えていくのか伺います。
議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、答弁申し上げます。
  私も職員というか、健康福祉と町民保険の者と、長野県の松本市へ健康づくりについて少し勉強したいということで行ってきました。そこも、今言った特定健診ですか、60%ぐらいの健診率であるということで、ものすごい高いのでびっくりしてしまったのですけれども、そこの基本となっているのがやっぱり地域に根づいている健康推進委員さんのおかげなのではないかなというふうに感じてきました。いろんな会合があるたびに、いついつ健康診断があるから、皆さん受けましょうというふうなお話を常にされていると。ただ、どの人が国保に入っているかなんていうのは全然、個人情報で与えてもらっていなくて、あるいはこの方は受けた、この方は受けていない、そういった情報もない中で、そういった啓発活動みたいなものをしていくのは非常に大変だという話も聞いております。
  そういった中で、塩分の、例えば滑川町も塩分を少しとり過ぎているのではないかということで、高血圧の予防をやっていきましょうということで今回考えているのですけれども、会議のときも大分皆さんに常時飲んでいるみそ汁を持参してくださいということで、持ってきていただき、それを塩分濃度計ではかって、あなたのうちはちょうどいいですよとか、ちょっと大辛ですねとか、いろんな形で皆さん楽しくはかって帰られたわけですけれども、そういった指導もこれから食事、どういった料理をすればこういった塩分も控えておいしく食べられるとか、そういった食事指導なんかも一緒に栄養士さんなんかにお願いしてやっていければいいかなというふうに考えております。
  今のところ、これこれこうだから、こういうふうにやりますといった具体的なやり方とかはまだ定まっていないのですけれども、これからいろいろ勉強する中でどういった方法でやっていくのが一番ベターかということで、また研究しながら進めていければいいかなと思っております。よろしくお願いします。
議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
11番(上野憲子議員) 時間、タイムアップになってしまったのですけれども、最後要望として、やはり先ほど視察報告の中で申し上げましたが、基幹施設の充実、またマンパワーの充実を早急に行っていただいて、進めていくのが一番と思いますので、よろしくお願いいたします。
  以上で終わります。
議長(田幡宇市議員) 以上で上野憲子議員の一般質問を終わります。
                                           
    ◎延会について
議長(田幡宇市議員) お諮りします。
  本日の会議はこの程度にとどめ、延会にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(田幡宇市議員) 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれにて延会することに決しました。
  以上をもちまして本日の会議を終了します。
                                           
    ◎次会日程の報告
議長(田幡宇市議員) 明日12月6日は、午前10時に開会します。
                                           
    ◎延会の宣告
議長(田幡宇市議員) 本日はこれにて延会します。
  大変ご苦労さまでございました。
                                   (午後 3時01分)