平成24年第180回滑川町議会定例会(第1号)
平成24年第180回滑川町議会定例会
平成24年6月5日(火曜日)
議 事 日 程 (第1号)
開会及び開議の宣告
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 行政報告
5 全議案の一括上程、説明
6 一般質問
7 議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(滑川町税条例の一部を改正する条例)
8 議案第38号 専決処分の承認を求めることについて(滑川町国民健康保険税条例の一部を改
正する条例)
9 議案第39号 滑川町暴力団排除条例の制定について
10 議案第40号 滑川町浄化槽事業審議会条例の制定について
11 議案第41号 滑川町浄化槽事業特別会計条例の制定について
12 議案第42号 滑川町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を
改正する条例の制定について
13 議案第43号 滑川町事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について
14 議案第44号 滑川町健康づくり行動宣言について
15 議案第45号 小川地区衛生組合の規約変更について
16 議案第46号 平成24年度滑川町一般会計補正予算(第1号)の議定について
17 議案第47号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定につ
いて
18 議案第48号 平成24年度滑川町浄化槽事業特別会計予算の議定について
出席議員(14名)
1番 伊 東 康 夫 議員 2番 北 村 徳 章 議員
3番 金 井 塚 徳 一 議員 5番 井 上 奈 保 子 議員
6番 上 野 廣 議員 7番 長 谷 川 元 夫 議員
8番 森 田 泰 雄 議員 9番 高 坂 清 二 議員
10番 紫 藤 昌 久 議員 11番 上 野 憲 子 議員
12番 石 川 正 明 議員 13番 大 山 尚 美 議員
14番 北 堀 一 廣 議員 15番 田 幡 宇 市 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町 長 吉 田 昇
副 町 長 小 高 明 也
会 計 管 理 者 兼 山 下 進
会 計 課 長
教 育 長 小 澤 正 司
総 務 政 策 課 長 柳 克 実
税 務 課 長 上 俊 一 郎
健 康 福 祉 課 長 新 井 佳 男
町 民 保 険 課 長 木 村 幸 一
環 境 課 長 江 森 不 二 男
産 業 振 興 課長兼 吉 田 利 好
農業委員会事務局長
建 設 課 長 武 井 揚 一
水 道 課 長 篠 ア 一 美
教育委員会事務局長 宮 島 正 重
本会議に出席した事務局職員
事 務 局 長 稲 葉 一 正
書 記 今 井 茂 子
録 音 西 浦 俊 行
◎開会及び開議の宣告
〇議長(田幡宇市議員) 皆さん、おはようございます。議員各位には大変お忙しいところ、第180回滑川町議会定例会にご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
ただいまの出席議員は14名全員であります。定足数に達しておりますので、ただいまから第180回滑川町議会定例会を開会します。
これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◎会議録署名議員の指名
〇議長(田幡宇市議員) 初めに、会議録署名議員の指名でございますが、会議規則第120条の規定によりまして、議長において指名をします。
11番 上 野 憲 子 議員
12番 石 川 正 明 議員
13番 大 山 尚 美 議員
以上、3名の方にお願いをします。
◎会期の決定
〇議長(田幡宇市議員) 次に、会期の決定についてを議題とします。
本件につきましては、議会運営委員会でご審議をいただいておりますので、議会運営委員長に報告をお願いします。
議会運営委員長、井上奈保子議員、お願いします。
〔議会運営委員長 井上奈保子議員登壇〕
〇議会運営委員長(井上奈保子議員) おはようございます。5番、井上奈保子です。議長の命によりまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。
本定例会の運営にかかわる議会運営委員会は、去る5月30日、午前10時より開催いたしました。出席者は、議長、副議長を初め、運営委員会運営委員全員、執行部より、副町長、総務政策課長に出席をいただき、付議されます案件等について説明を受け、慎重に協議をいたしました。
その結果、会期は本日より6月8日までの4日間とし、本日は、諸般の報告、行政報告、全議案の一括上程、説明、一般質問を行います。6日は、午前10時より一般質問を行い、終了次第、全員協議会を開催いたします。7日、8日は、午前10時より議案審議を行いまして、全議案審議、全日程終了次第、閉会とすることと決定いたしました。
なお、議事日程につきましては、お手元にご配付いたしました会期予定表のとおりでございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
以上をもちまして、議会運営委員会の報告を終わります。
〇議長(田幡宇市議員) ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、会期を決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(田幡宇市議員) 異議なしと認めます。
よって、委員長の報告のとおり会期は本日より4日間として、全議案審議、全日程終了次第、閉会と決定いたしました。
◎諸般の報告
〇議長(田幡宇市議員) 日程第3、諸般の報告でございますが、議長より報告をさせていただきます。
本定例会の議事に関する事項、議案、報告書等につきましては、ご配付したとおりでございます。また、閉会中に議長が出席をしました会議、研修等につきましては、報告書を配付してございますが、この場において幾つか報告をさせていただきます。
さきの大震災以来、防災力の強化は各町村共通の緊急の課題となっておるところでございます。4月5日に開催をされました埼玉県町村議会議長会役員会において、平成24年度事業といたしまして計画中である町村議会議員研修会のテーマを防災対策に絞り、自然災害対策・報道面からのアプローチなど多角的に検証をし、実施する方向となりました。
5月1日は彩の国さいたま人づくり広域連合平成24年度第1回臨時会に出席をいたしました。県と県内すべての市町村で組織する当広域連合は、「優れた行政は人づくりから」を理念に掲げ、職員研修や政策研究、市町村職員採用事業を行っております。今回の臨時会では、監査委員の辞任による後任監査委員の人事案件が提出されました。さいたま市在住の小野田秀春氏が選出をされました。
5月23日は、人権尊重社会をめざす県民運動推進協議会に出席をいたしました。同協議会会長であります上田埼玉県知事を筆頭に、各方面からの協議会委員が出席のもと、「埼玉県人権施策推進指針」に基づき、女性、子ども、高齢者など各人権課題を重点とした啓発活動、研修会の実施計画が審議に付されました。
5月29日は全国町村議会議長会主催による、第37回町村議長・副議長研修会へ出席をいたしました。今研修会においては「わが町の議会活性化への取り組み」と題しまして、嵐山町議会議長、長島邦夫氏が講師を務め、議会基本条例制定の経緯など、議会活性化事例の講演会が実施をされました。昨年度、嵐山町議会は全国町村議会議長会における特別表彰を受けられております。まことにおめでとうございます。
5月30日は、埼玉県町村会定期総会に出席をいたしました。自治功労表彰等がございました。当町より、在職20年以上表彰に浴されました、滑川町からscみどりさん、稲村茂之さん、福島吉朗さん、上野聡さん、4名の受賞者が表彰されたところでございます。そして、平成23年度事業の報告や、また会長の辞任により新たな役員人事の承認が行われ、新会長には野川伊奈町長、副会長には当滑川町の吉田昇町長が選出をされました。今後ますますのご活躍をご祈念申し上げるところでございます。
以上、主なものだけでございますけれども、議長の諸般の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
次に、小川地区衛生組合臨時会の報告を上野憲子議員、お願いします。
〔11番 上野憲子議員登壇〕
〇11番(上野憲子議員) 上野憲子です。平成24年第1回小川地区衛生組合議会臨時会の報告を行います。
5月1日午前10時より開会し、1日間の会期で行われました。今回の臨時会は、ときがわ町の新たに議員となった笹沼和利、野原和夫両議員の議席の指定の後、自己紹介がありました。両議員とも環境衛生常任委員会に選任され、常任委員会委員長は笹沼和利議員に決まりました。
その後議案審議に移り、議案第5号 空気予熱器等更新工事請負契約の締結についてが行われました。内容については、契約の目的、空気予熱器等更新工事後期本契約の日から平成24年12月28日、契約金額2億6,880万円、契約の方法、指名競争入札、契約の相手方、東京都大田区羽田旭町11番1号、荏原環境プラント株式会社でした。入札の経過につきましては、指名業者10社中、応札社が2社で、予定価格は価格以内は1社のみで、その会社が落札者となりました。質問の中では、辞退者が多いのはなぜか、今後一般競争入札の考えはなどが出されましたが、今後検討課題という答弁がなされました。
この工事は、経年劣化、修理回数がふえている、燃料効率が悪くなっているなど、現状の中で部分的より空気予熱等更新し、機器の寿命を延ばすためであると説明がされました。この工事により焼却を4カ月間とめなければならないことなどを考えると、各家庭のごみの減量化はもちろんのこと、吉見にあります中部環境との統合など早い時期での見通しを考えていかなければならないと感じた議会でした。
以上で報告を終わらせていただきます。
〇議長(田幡宇市議員) これで諸般の報告を終わります。
◎行政報告
〇議長(田幡宇市議員) 日程第4、行政報告を行います。
吉田町長より行政報告をお願いします。
〔町長 吉田 昇登壇〕
〇町長(吉田 昇) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつと一般行政報告を申し上げます。
本日は、第180回滑川町議会定例会を招集させていただきましたところ、農繁期で何かとご多忙中の中、ご健勝にてご出席を賜り開会できますことに厚く御礼を申し上げます。
本定例会は、平成24年度一般会計補正予算を初め、全12件の議案審議をお願いするものでございます。慎重審議を賜りまして、原案どおり可決、決定をいただけますよう、お願いを申し上げます。
次に、一般行政報告を申し上げます。
初めに、5月18日、埼玉県の行田浄水場の浄水処理水から、水道法第4条に基づく水質基準項目のホルムアルデヒドが水質基準値を超えて検出をされました。その後、基準値を下回ったため送水が開始をされ、現在は通常どおり配水されております。滑川町の水道水は、すべて吉見浄水場から受水をし、国で定める水質基準以内の安全な水が供給をされております。健康への影響はありません。町民皆様には、ご心配をおかけいたしましたが、安全な水が供給されておりますので、安心してご使用いただきたいと思います。
また、原発事故による町内の放射能汚染の状況ですが、町内13カ所で11回目の大気中放射線量の測定を行いました。これまで同様、基準値を下回る結果となりましたが、今後も国・県の動向を注視しながら、引き続き監視をしてまいります。
さて、平成23年度の各会計でございますが、去る5月31日をもって終了いたしました。厳しい財政の中、ほぼ順調に推移することができました。詳細につきましては、9月議会で決算として申し上げますので、よろしくお願いをいたします。
東日本大震災から1年がたった3月11日、比企広域消防本部と滑川消防団が合同で、大規模災害参集訓練を実施をいたしました。実践さながらの多岐にわたる訓練を拝見し、非常に心強く感じておるところでございます。
町では、5月25日より、緊急速報メールをスタートいたしました。携帯電話会社の大手3社のサービスを利用して、緊急時の災害や避難の情報を携帯電話のメールでお伝えするものでございます。関係機関のご協力を得ながら、しっかり活用してまいりたいと思います。
防災の基本は、自分の身は自分で守ることから、今後も東日本大震災を教訓として、更なる防災対策に取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
次に、農業委員一般選挙ですが、昭和57年以来30年ぶりの投票が3月18日に行われました。3人の女性委員が誕生するなど、新しい時代にふさわしい顔ぶれとなりました。今後も町の主幹産業である農業の振興にご尽力をいただき、ご活躍されますことをご期待を申し上げます。
さて、3月と4月の3日間、税の特別徴収と納税相談を実施をいたしました。関係職員が2人1組となって255件の出張徴収を行い、約160万円の収納を上げることができました。今後も納税に対するご理解をいただきながら、積極的に実施をしてまいりたいと思います。
長年、地域の安全な生活を見守ってきました森林公園駅前交番は、老朽化に伴う建て替え工事を行っておりましたが、4月23日に敷地も広がり、装いも新たに開所式を迎えることができました。今後も地域に親しまれる交番として、地域防犯活動等にご活躍いただけるものと期待をしております。
5月7日、庁内に「健康づくり推進委員会」を立ち上げ、健康で長寿の町づくりに向けてスタートいたしました。今議会に提案する「健康づくり行動宣言」を皮切りに、地域での説明会の開催、将来を見据えた行動計画の策定、町民の健康増進と医療費の抑制につながる各種事業の選定を進めております。町民と地域、保健、医療、福祉が連携し、子ども、孫、その子どもへと末永く引き継がれ、30年、50年の長いスパンにわたって健康で長寿な滑川町となることを目指してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
子育て支援の一環として、ファミリー・サポートセンター事業が6月より本格的に始まりました。子育ての援助を受けたい方とお手伝いをしたい方を会員として結びつけ、お子様の「お預かり活動」をするものでございます。多くの方に参加と活用をしてもらい、地域での援助活動に広げていきたいと思っております。
次に、表彰関係でございますが、土塩の森正博さんが教育行政への功績として瑞宝小綬章を受章され、また月輪の篠崎英明さんがスポーツ振興の功績により埼玉県体育賞を受賞されました。お二人とも健康には留意され、さらなるご活躍を期待するところでございます。
さて、春から夏にかけてのこの時期、多くのスポーツイベントが行われております。特に郡体夏季大会では柔道やサッカー女子の部で優勝するなど、すばらしい成績をおさめることができました。また、その他の競技においても各大会においてすばらしい成果をおさめております。選手の皆さんには、日頃の練習成果の賜物と思います。本当にご苦労さまでございます。これら教育行政の詳細につきましては、後ほど教育長より報告がございます。
以上、主なものだけでございますが、あいさつと一般行政報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、小澤教育長より行政報告をお願いします。
〔教育長 小澤正司登壇〕
〇教育長(小澤正司) みなさん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、教育長、教育行政報告をさせていただきます。
東日本大震災から1年3カ月になろうとしておりますが、被災地の一日も早い復興を願わずにはいられません。
原発事故関連では、本県の放射線レベルに関しては憂慮すべき状況にはありませんが、今後も引き続き環境課と連携し、本町の幼稚園、小・中学校の放射線量測定を継続してまいります。
また、食品による内部被曝については、国の定めた基準にのっとり、委託業者等とも密接に連携し、安全な給食の提供に努めてまいります。
さて、平成24年度が始まり2カ月余りが経過いたしましたが、おかげさまで幼稚園及び小中学校の教育活動は順調に推進されております。議員の皆様には年度のスタートである幼稚園、小中学校の入園式、入学式、さらには小中学校の運動会・体育祭には大変ご多用の中ご臨席を賜り、まことにありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
埼玉県教育行政の動向ですが、就任3年目を迎えた前島教育長は、本年度も県の教育振興基本計画、いわゆる「生きる力と絆の埼玉教育プラン」を基軸に据え、1つには「学力の向上」、そして2つには「健全で豊かな心の育成」、そして3つには「県民の教育力の結集」、この観点から教育行政を着実に推進すると明言しております。県の教育行政施策を受け、本町においては、滑川町教育振興基本計画及びさきにお示しした平成24年度滑川町教育行政重点施策に基づき、「自然にやすらぎ、新たな交流が生まれ、個性的、創造的な人の育つ教育」の推進に全力を挙げて取り組んでまいります。そのためには、何よりも人材育成が不可欠であると考えます。研修はもとより、学校評価や新たな人事評価制度の有効な活用を図りながら、「教職に対する強い情熱」と「確かな力量」、そして「総合的な人間力」という三拍子そろった教職員を育成するため、今後とも全力を傾注してまいります。議員の皆様には、引き続き格別なご指導・ご支援をお願いいたします。
それでは、教育行政全般について報告させていただきます。
まず、工事等の関係ですが、平成20年に新築された滑川中学校ですが、来年度には生徒数が450名を超え、通常学級14クラス、特別支援学級2クラスとなる予定でございます。このため、教室数が不足することから、本年度、新たな教室棟を校庭東側、テニスコートの西側に建設すべく現在準備中でございます。
続いて、幼稚園・学校教育関係ですが、今年度の園児及び児童生徒数は、5月1日現在で幼稚園は302名、昨年比マイナス14名でございます。宮前小学校は420名で17名の増、福田小学校は147名で4名の減、月の輪小学校は601名で40名、そして1学級の増、滑川中学校は418名で28名、そして1学級の増でございます。各校(園)の様子ですが、幼稚園では園児が若干減ったものの、全園児302名という県内有数の大規模幼稚園であります。学習生活支援員を配置するなど人的な措置をしておりますが、人手不足は否めず、園を挙げて常に総動員体制で子ども達一人一人に寄り添いながら指導に当たっております。
宮前小学校では、本年度当初人事異動により特別支援教育に造詣の深い鈴木校長を迎えました。児童、保護者、教職員のみならず、環境に対しても「やさしい学校」を目指して、「学力の向上」「生徒指導、特別支援教育体制の充実」「学校応援団の整備」を柱として意欲的に学校経営を推進しておるところでございます。特に本年度は、県教委より「幼小連携」の研究指定を受け、幼稚園・保育所と小学校の接続期プログラムの検証を行い、小学校へのスムーズな移行を研究してまいります。
福田小学校では、2年目を迎えた野口校長のリーダーシップのもと、すっかり定着した観のある「チーム福小!意欲・行動・いい笑顔」を合い言葉に、「学力向上」「活力ある学校づくり」「動く姿の見える学校づくり」に努めております。
月の輪小学校では、開校3年目を迎え、過去2年間の教育活動、コミュニティーづくり等を基盤に、吉澤校長のリーダーシップのもと「月小ブランド」の確立を目指して「豊かな心の育成」「学力・体力の向上」「家庭地域、学校間の連携」を柱に、全職員が一丸となって学校づくりに取り組んでおります。
滑川中学校では、就任6年目を迎えた高山校長が強力なリーダーシップを発揮し、「生徒主体の笑顔が輝く学校」をミッションに、教職員の学校経営参画意識を高めており、学力向上はもちろん、先日の体育祭における生徒たちの生き生きとした姿からもわかるように、生徒指導の面においても顕著な成果を上げています。
また、幼稚園、小中学校とも安心・安全を重要課題としています。地域の方々にも通学ボランティア、あるいは子ども110番の家、自主防犯活動等々、継続して行っていただき、多くの方々の協力により、おかげさまで本町では大きな事件・事故等もなく毎日の学校生活を行っております。
子ども達には、自ら危険を回避する力を育むとともに、多くの方々に見守られて安心・安全に生活できている感謝の気持ちを持ち、進んであいさつができるよう引き続き指導の徹底を図っております。いずれにいたしましても、「町の子どもは、町で育てる!」ことを基本に据え、幼稚園、小中学校が連携し、同一歩調で子どもの指導に当たれるよう、各種委員会や交流の場を生かして教育を推し進めております。
なお、今年度は新規事業として「彩の国ものづくり技の教室」を7月21日に月の輪小学校において開催いたします。これは、埼玉県及び埼玉県教育委員会から埼玉県技能士会連合会への委託事業で、県、県教委、埼玉県職業能力開発協会、滑川町教育委員会が参画し、町内3校の小学6年生165名を対象に開催いたします。次代を担う子ども達が、技能士、いわゆるその道のプロのすぐれた技術に触れつつ、その指導のもと、実際に各種の“ものづくり”に挑戦することにより、“ものづくり”の喜びや感動、さらには技能の重要性、すばらしさを体験する絶好の機会と考えております。午前中の開催ですので、ご都合がつきましたら、ぜひご参観いただければと思います。
次に、生涯学習関係では、今年度もこれまでの成果を踏まえ、創意工夫を加えながら諸事業を積極的に展開してまいります。
「寿学級」では、今年度も15地区で各3回ずつ計画しておりますが、特に第2回の行政バスを利用した視察研修では、大改修が終わり、このたび、国宝として指定されることになった妻沼の歓喜院聖天堂、いわゆる聖天様と、同じく旧妻沼町にあります“埼玉の偉人”荻野吟子記念館を見学する予定でございます。
「ボランティア育成講座」では社会福祉協議会との共催で、中学生20名を募集し、今年も森林園、いずみケアセンター、寮護園等の協力を得て、夏休みを中心にボランティア体験を行います。特に今年度は、幼児と触れ合う“保育体験”を新たに組み込み計画しているところでございます。
また、「チャレンジ・キッズ なめがわ」や「親子ナイトハイク」は、社会教育委員さん方との関わりの中で、“遊び”と“学び”を通してたくましく生きる子の育成を目指す事業として今年度も取り組んでまいります。
さらに、学校・家庭・地域が一体となった教育の推進の事業として、県教育局生涯学習文化財課が取り組んでおります「子ども大学」へも、昨年同様、熊谷市の立正大学や、熊谷青年会議所等と連携し、協力し、実施してまいります。せっかくの機会ですので、本町の子ども達へも周知し、積極的に参画を促してまいりたいと思います。
次に、生涯スポーツ関係では、スポーツ基本法の制定により体育指導委員からスポーツ推進委員と名称が変わりましたが、本町においても本年4月から新たな2年間を引き続き16名の推進委員さんにお願いし、既に活動をいただいているところでございます。
先ほど町長の報告にもありましたが、5月6日から開催されている第46回比企郡民体育大会ですが、今年度は新たに女子サッカーが加わり、12種目19競技において熱戦が繰り広げられております。野球と6人制バレーを残しているところでございますけれども、現在までの本町の主な成績は、先ほどお話がありました柔道、そして女子サッカーが優勝、それから剣道、ソフトボール(男子40歳以上)が準優勝といった結果でございます。
一方、スポーツ少年団関係では、滑川野球少年団が西部地区大会で優勝し、6月10日久喜市で行われる県大会に出場することになりました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
また、6月9日土曜日には第10回滑川町マレットゴルフ大会が開催されます。今年度は小学生の参加申し込みもあり、3日の日曜日には愛好会の皆さんにより小学生向け実技講習会を開催していただいたところでございます。
続いて、公民館関係ですが、去る5月12日に第32回子どもまつりを実施いたしました。滑川町コミュニティセンターの開設以来、実施してまいりました子どもまつりも、今年で32回目を迎えました。協力いただく団体やスタッフの人数も年々増え、今年は130名のボランティアの協力をいただき、青空のもとで盛大に開催することができました。毎年恒例となっているコーナーに加え、新企画として子ども服リサイクル、篠笛づくり、石巻焼きそばの3つが増えたため、会場が手狭となり、コミセン裏の保健センター前の駐車場を利用させていただき、実施したところでございます。
大集会室で公演いただいたマジックショーでは、見物の子ども達も壇上に招かれ、マジックに加わるなど会場も一体となって本物のマジックに感動していたようでございます。
昨年に続いて、このお祭りの中で東日本大震災復興支援のための義援金の募集を行い、1万4,000円余りの浄財が集まり、社協を通じて被災地へ贈らせていただきました。今後も、復興支援を考えながら、子どもまつりを継続してまいりたいと思います。
前期公民館教室は、5教室を一般向けに開講いたします。また、子ども向けには5月13日の母の日にカレーづくりの教室を実施しました。今後も一般向け、そして子ども向けと町民のニーズにこたえられるよう情報収集に努めながら公民館事業を展開してまいりたいと思います。
図書館関係では、4月28日「子ども読書の日おはなし会」を開催いたしました。これは「子ども読書週間」に合わせて毎年開催しているもので、読書離れが叫ばれる今日、幼少期から絵本や紙芝居になれ親しんでもらい、ひいては読書の楽しみにつなげていくことを目的とし、実施しております。
また、5月12日の「子どもまつり」では、図書館クイズラリーを実施し、多くの子ども達に参加していただき、絵本を身近に感じていただくことができたものと思います。
その他、図書館では、今年度もあらゆる年代層の方々に学習機会と読書推進の場を積極的に提供できるよう各種事業に取り組んでまいりたいと思います。
最後に、文化財、エコ関係ですが、文化財関係では5月中旬より月輪地区において民間開発に伴う発掘調査を実施しており、古代の住居跡が見つかっております。
また、今年度もエコミュージアムセンターにおいて、比企地区巡回文化財展を8月21日から開催いたします。今回は、「比企のタイムカプセル13・比企の弥生・古墳」というテーマで、比企地域における弥生時代から古墳時代の出土品を展示してまいります。本町では、数多くの優秀な埴輪が出土しておりますので、今年度は馬形埴輪と人物埴輪を展示する予定でございます。
エコミュージアムセンターでは現在、“町の魚”であるミヤコタナゴの飼育を行い、増殖に取り組んでおります。今年度は、4月中旬から中庭のビオトープで二枚貝による自然繁殖が、4月下旬からは人工繁殖が始まり、現在までに100尾余りの稚魚が誕生しています。繁殖期間中、1,000尾程度の稚魚が誕生するのではないかと見込んでおります。
また、宮小、福小におけるミヤコタナゴの飼育は6年目、月小でも3年目を迎えました。各校とも子ども達の手による飼育が行われており、いずれも元気に育っております。
また、ミヤコタナゴに関連して、小学校や中学校、松山高等学校等からの要請に基づき出前授業を行うなど、そういった取り組みも行っておるところでございます。
以上、雑駁ではございますが、教育行政報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) これで行政報告を終わります。
◎全議案の一括上程、説明
〇議長(田幡宇市議員) 日程第5、全議案の一括上程を行います。
事務局長に朗読願います。
〔事務局長朗読〕
〇議長(田幡宇市議員) 吉田町長より提出議案の説明をお願いします。
〔町長 吉田 昇登壇〕
〇町長(吉田 昇) 議長のお許しをいただきましたので、本定例会に提出をする議案の説明を申し上げます。
初めに、議案第37号及び議案第38号 専決処分の承認を求めることについては、3月31日に地方税法等が改正されたため、同日に滑川町税条例及び滑川町国民健康保険税条例の一部を改正する専決処分を行ったので、議会の承認をお願いするものでございます。
議案第39号 滑川町暴力団排除条例の制定については、町内での暴力団を排除する活動を推進するために、本条例の制定をお願いするものでございます。
議案第40号 滑川町浄化槽事業審議会条例の制定については、浄化槽事業の円滑な運営を推進していくに当たり、審議会を設置するために、本条例を制定するものでございます。
議案第41号 滑川町浄化槽事業特別会計条例の制定については、浄化槽事業を実施するために、特別会計を設ける条例を制定するものでございます。
議案第42号 滑川町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、議案第40号の浄化槽事業審議会委員の報酬額を新たに加えるために、本条例の一部を改正するものでございます。
議案第43号 滑川町事務手数料条例の一部を改正する条例の制定については、外国人登録法の廃止等により不用となった文言を整備するために、本条例の改正をお願いするものでございます。
議案第44号 滑川町健康づくり行動宣言については、全町挙げて健康づくりに取り組むために宣言したいので、提案するものでございます。
議案第45号 小川地区衛生組合の規約変更については、外国人登録法の廃止等に伴い、規約の変更をしたいので、地方自治法第290条の規定に基づき協議をお願いするものでございます。
議案第46号 平成24年度滑川町一般会計補正予算(第1号)の議定については、既定の歳入歳出の総額に、歳入歳出それぞれ2,451万円を追加し、歳入歳出それぞれ55億1,451万円としたいものでございます。異動による人件費の補正、緊急雇用と安全施設の設置が主なものでございます。
議案第47号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、浄化槽事業会計に人件費の一部を移すため、既定の歳入歳出の総額に、歳入歳出それぞれ340万円を減額し、歳入歳出それぞれ3億460万円としたいものでございます。浄化槽事業特別会計へ人件費の一部を移動するものが主な内容でございます。
議案第48号 平成24年度滑川町浄化槽事業特別会計予算の議定については、浄化槽事業を実施するため、歳入歳出それぞれ740万円の特別会計を設けるものでございます。
以上12議案を提出をし、議案の説明とさせていただきます。
なお、詳細につきましては、その都度、担当課長、局長より説明をいたします。
十分なるご審議を賜りまして、原案どおり可決、ご承認をいただけますようよろしくお願いを申し上げます。
〇議長(田幡宇市議員) 暫時休憩をいたします。再開は11時5分といたします。
休 憩 (午前10時48分)
再 開 (午前11時05分)
〇議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
◎一般質問
〇議長(田幡宇市議員) 日程第6、一般質問を行います。
一般質問は通告順に行います。答弁を含み50分とします。残り時間は表示板で指示をいたします。質問形式は、対面一問一答方式とします。
議長より指名を受けた質問者は、最初から質問席に着き、1回目の質問は、通告した質問事項すべてを一括質問をする。そして、一括答弁を受ける。2回目の質問からは、1回目の質問順位に関係なく一問一答方式とする。ただし、1回目に一括質問をしないものは再質問できないものとする。
◇ 大 山 尚 美 議 員
〇議長(田幡宇市議員) 通告順位1番、議席番号13番、大山尚美議員から順次発言をお願いいたします。
〔13番 大山尚美議員登壇〕
〇13番(大山尚美議員) 13番、大山尚美です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。4点質問をさせていただきます。
まず、1点目として、介護保険についてです。高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画(第5期)では、ポイントである地域包括ケアの取り組みに対して、国においては重要な取り組みとして、国会などの答弁でも強調しています。本計画の中でも、2ページに「計画策定の趣旨」で、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ目なく提供する「地域包括ケア」の考え方が示されていると記載されてありますが、その具体的な中身に疑問があります。
例を挙げますと、48ページの「定期巡回、随時対応型訪問介護・看護」、「夜間対応型訪問介護」、「複合型サービス」は、これからの3年間の計画数は「ゼロ」になっております。訪問、通所系サービスについては、「必要に応じて整備の検討を行います」と記述されていますが、前記した「切れ目なく提供する地域包括ケア」とは矛盾がうかがわれます。
そこでお伺いいたします。今回の改正への町のしっかりした対応姿勢を確認させてください。
2点目です。介護ボランティアポイント制度の導入について伺います。介護保険制度の開始以来、保険料と税金から支払われる介護給付費が年々伸び続けています。これに伴い、個人の保険料も上昇の一途をたどっています。この介護給付費の抑制のための予防重視の施策が各地で展開されていますが、着実に広がっているのが介護ボランティアポイント制度です。現在導入している自治体は、全国で60ほどあり、この滑川町近隣では鳩山町や東松山市が昨年より開始しています。
この制度は、国が2007年介護予防のために市町村が行う「地域支援事業」の一環としてスタートをさせています。高齢者が介護ボランティア活動を通して地域貢献することを奨励及び支援するとともに、高齢者自身の社会参加活動を通じた介護予防を推進するための事業ととらえられています。滑川町のニーズ調査においても、町が重点を置くべきこととして、「高齢者の持つさまざまな能力の活用」、「介護保険以外の民間のさまざまな生活支援サービスの育成」、「高齢者の働く場づくり」などが挙がっています。社会参加活動などに参加する元気な高齢者の参加増加のためにも、この介護ボランティアポイント制度は有効だと思います。導入について伺います。
次に、子どもの通学時の安全対策について伺います。京都、愛知、千葉、大阪などで小学生が巻き込まれる大きな交通事故が相次いで起こりました。事故の報道を見るにつけ、どうしてこんなにも痛ましい事故が次から次へと続いてしまうのか心が痛みます。子ども達はきちんと交通ルールを守っていたにもかかわらず、事故を起こした側は「朝まで寝ないで遊んでいた」とか、「ぼうっとしていた」など理不尽な発言があります。悲惨な事故に憤りを感じるとともに、無気力な気持ちにされてしまいます。このような事故に子ども達が巻き込まれることのないようにするために伺います。
1番として、各学校で通学路の安全点検をされましたか。また、その結果、危険と思われる箇所はありましたか。また、その箇所の今後の対策は。
2番として、学校の安全教育は。
3番として、通学路の整備の進捗状況はをお伺いいたします。
次に、ドクターヘリ指定離着陸場について伺います。近隣の各市町村の指定離着陸場の一覧を見ますと、滑川町は土塩球場のみになっています。近年、滑川町も人口がふえ、緊急の要請がないとも限りません。また、駅南の人口増加地域から土塩球場までは、車でも10分近くかかります。「ドクターヘリは指定された場所に離着陸するだけでなく、緊急を要する場合には指定以外の場所にも離着陸することがあります」と広報紙には記されていますが、住民にとっては指定箇所が明確であることと、近くにあることは大切だと思います。この問題は、以前田幡議長も質問されています。このドクターヘリの指定離着陸場の増設についてのお考えを伺います。
あわせて、新設の町内のドクターヘリの離発着指定場所があれば、その場所と、比企消防本部でのドクターヘリの出動回数、滑川町での発着件数、またどこで発着したか、それぞれ何件あったかを伺います。
〇議長(田幡宇市議員) 木村町民保険課長、答弁願います。
〔町民保険課長 木村幸一登壇〕
〇町民保険課長(木村幸一) 町民保険課長、大山議員さんの1番の質問、介護保険についてを答弁申し上げます。
大山議員さんのご指摘のとおり、国では平成24年度法改正によりまして、地域住民に対しまして医療、介護、予防、住まい、生活支援のサービスを切れ間なく提供する地域包括ケアの考え方が示されてきております。この地域包括ケアの取り組みとして、30分で駆けつけられる日常生活圏域の高齢者に対して行われるサービス基盤を、イメージとしては、これは人口20万の都市を示して例示しております。しかしながら、滑川町においては非常にコストがかさむ。それから、都市部、集合住宅での対象の高齢者が多い圏域について実現が可能と国でも言っております。地域ケアシステムを推進するに当たっては、その地域ごとの課題、地域ごとの資源の状況、それから高齢化の進展状況等、その地方自治体によってそれぞれ状況が異なることから、実情に合わせた優先的に取り組む重点事項を選択して計画に位置づける等、段階的に計画の記載内容を強化させるというのが重要であると書いてあります。町では、これらすべてを第5期の計画の中で実施していくことは難しいと考えて、そういうわけで計画書の中で高齢者全般については、町民一人一人の健康維持、それから増進を図るとともに、だれもが安心して暮らせる町づくりを進めていこうという視点。それから、もう一点としまして、要介護者については、要介護度で示されているような心身の状況に応じ、必要な介護サービスが利用者の選択に基づいて円滑に提供される体制を整備していくという視点。この2つの基本の軸を設定しました。それを調和を図りながら実施運営していくということで、計画を策定してございます。
滑川町の状況を一例を挙げますと、まず転倒等により骨折し入院された高齢者が、その病院で治療が終わって自宅に戻られる前に、必要な場合、その病院の相談員から介護認定申請を勧められ、その家族の方がその申請に来庁されます。そうしますと、要介護認定の結果、要介護度が決定します。要支援、要介護の程度によって、ケアマネジャーが本人やご家族と相談しながら、その利用者の希望に合ったサービスを組み合わせるケアプランを作成していきます。自宅を訪問してもらうとか、施設に通う、短期間施設に入所する、そういうサービスを利用しております。国で示すような医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ間なく提供する包括ケアのことについては、人口密度、地域資源等の状況から、今は整備できないのですけれども、その今現在ある事業所で実施しているサービスで、利用者が安心してサービスを受けられるよう支援していきたいと考えております。実態調査等により、高齢者を取り巻く方については、関係機関の協力をいただきながら協議検討し、安心して暮らせる町づくりのために努めていきたいと考えております。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、新井健康福祉課長、答弁願います。
〔健康福祉課長 新井佳男登壇〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、大山議員のご質問に対しましてご答弁申し上げます。
最初の介護保険についてでございますけれども、3月までは私が担当していたということで、作成にも携わっていた関係もありますので、私のほうからも若干ご答弁のほうをさせていただきたいと思います。この計画書の中で、計画数ゼロという施設につきましては、こういった施設もつくれますよということで国が示している施設でありますけれども、現在滑川町のこの近辺にはそういった施設はないということで、裏を返せば利用したくても利用できないというような状況の施設をゼロという形で取り上げさせていただいております。
この計画は、今使える施設を最大限有効に利用して、今後3年間の介護保険の事業量、あるいは事業費を求めるための計画的な基礎資料になっております。したがいまして、24年度に新しく新設予定のグループホームですとか小規模多機能居宅介護施設、そういったものも現在町も公募しておりますけれども、その利用についても24年度からある程度見込んだ数値が入っているのかなと思っております。積み上げた結果につきましては、かなり事業費が増大いたしまして、24年度からの介護保険料の値上げに踏み切らざるを得なかったというのが状況でありますので、ご理解のほうをいただければと思います。
それから、2番目の介護ボランティアのポイント制度の導入についてという部分でございますけれども、今町民保険課長のほうからもお話がありましたので、その部分につきましては同じ考え方ということでご理解いただければと思います。
それとあわせて、現在県のほうが進めています事業を少しご紹介させていただきたいと思います。「地域支え合いの仕組み推進事業」という事業がありまして、その事業はどういった事業かといいますと、高齢化の急速な進行によって、公的サービスでは賄い切れない支援ニーズが増大するということを踏まえまして、元気な高齢者のボランティアが援助の必要な高齢者の手助けをする仕組みということで、やられることは同じなのですけれども、介護ボランティアの場合は活動範囲というのが特養ホームの施設とか、限られた施設でありますけれども、県が進めているこの事業は、特に場所の指定というのはありませんので、幅広く活用できるのかなと。援助の必要な高齢者の手助けをする仕組みということで、謝礼を金券でいただけるということがあります。それを商品券にかえることも可能だということで、例えば金券を300円の商品券、30分300円というのが相場らしいのですけれども、30分ボランティアをした場合、そのした人から300円の金券をいただき、2枚集まると600円の金券になります。その金券を持って商工会なりに行って、商品券にかえるということもできるという内容でございます。その事業をやられることによって、元気な高齢者の介護予防にもつながるし、地域経済の活性化にもつながるということで、一石三鳥が期待できるということで、この事業を今後進めていこうということで、これについては現在埼玉県内32市町村で取り組んでおりまして、平成28年度までにはすべての市町村が取り組んでくださいよということで話のほうは聞いております。
滑川町におきましては、社会福祉協議会がこの事業を担当することになるのですけれども、24年度の事業計画においても住民参加型在宅福祉サービス事業ということで、会員による会員同士の相互扶助活動の仕組みをつくるということで、しっかりと事業計画のほうにも明記してありまして、本事業の実施に向けて具体的に検討を進めているという状況であります。ただ、検討課題というのは、商品券にかえる必要があるかどうかという部分が、町内の事業所がかなりベイシア、カインズに圧倒されてしまって、果たして商品券にかえていいのかどうかというところで、ちょっと商工会とまだ検討課題も残っているという話は聞いているのですけれども、いずれにしてもこういった形で元気なお年寄りが弱いお年寄りを助けるという共助のシステムができるということは、これから滑川町の健康づくり事業にも大きく役立つ事業ということで、健康福祉課のほうからも積極的にバックアップ、推進していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、宮島教育委員会事務局長。
〔教育委員会事務局長 宮島正重登壇〕
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、ご答弁申し上げます。
子どもの通学時の安全対策についてのご質問ですが、議員が言われるとおり、近ごろ各地で小学生が事故に巻き込まれるケースが多く発生していると思います。学校は、特に事故には注意するよう指導を強化しているところでございます。
質問の1つでございますが、各学校で通学路の安全点検を行ったか、その結果危険と思われる箇所はあったかとのご質問でございますが、通学路の安全点検につきましては、常日ごろから学校教職員、教育委員会事務局、職員により常に行っております。また、通学ボランティア、PTAなどからの情報収集により、通学路の安全確保に努めております。簡単な作業等で通学路の安全が守られるものについては、即対応しておるところでございます。これについては、大山議員のほうから六軒地区の問題について情報提供をいただいて、対処できるものについてはすぐ対処しているところでございます。さらに、4月23日の京都府亀岡市で事故が起き、翌日には事務連絡として、児童生徒の交通事故の防止の徹底についての通知を送付して、各学校での通学の安全確認をお願いしたところでございます。
次に、亀岡市の事故後、4月27日に愛知県岡崎市、千葉県館山市等で集団登校中の事故が連続して多発したことを受け、また県の教育委員会から通学路の点検に対する調査があり、各小中学区単位で通学路の点検を実施いたしました。点検結果として、今回改めて改善が必要である箇所はございませんでした。具体的なことを申し上げますと、中学校では月1度、ふれあい弁当の日に先生方が町内の交差点等に出向き、交通指導を行う際に通学路の点検も行っておるところでございます。また、福田小学校で毎月10日の日を教職員による登校指導を行っております。このとき、地域の保護者の方も一緒に登校観察をして行っております。5月には通学ボランティアと交流して、通学路安全点検を実施しているところでございます。このように各学校でも、通学路の安全点検については独自に、常に安全点検については地域の方々と一緒になって監視して、直せるところはすぐ直すというようなことをやっております。
次に、学校の安全教育でございますが、各小学校、中学校では、学校安全教育は重要な教育の指導と位置づけております。学級指導はもとより、交通安全教室、字別下校等定期的に実施しております。例を申し上げますと、中学校では4月に1年生を対象に自転車の安全な乗り方について、警察官や交通指導員に指導いただいております。また、通学ボランティアや地域の方々や保護者と一緒に登下校して指導も行っております。大変感謝しておるところでございます。議員さんのご協力をいただいて、通学ボランティアをされている議員さんも中にはおりますので、申し添えます。
今後安全教育、それと通学路の安全については、対応できるものについてはすぐ対応するというような形でとっております。そういった中において、我々は常にすぐできるものについてはやるということで、心を持ってやっておりますので、ぜひ危険なところがありましたら情報提供のほうをいただければ幸いに存じます。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、武井建設課長。
〔建設課長 武井揚一登壇〕
〇建設課長(武井揚一) 建設課長、大山議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
特に3番の子どもの通学時の安全対策についての中のB番、通学路の整備の進捗状況についてでございます。これにつきましては、全国で登校中の児童が交通事故に巻き込まれることが相次いだことから、埼玉県でも前倒しで整備を進めるという記事が埼玉新聞にも掲載をされておりました。そんな中、町では平成24年3月の議会で繰り越しをさせていただきまして、町道の159号線でございます。これは、旧県道で深松線の上野医者さんから役場のほうへ向かう道路でございますけれども、これについては現在ガードレール等の整備の工事を実施中でございます。当然これは繰り越しをさせていただきましたので、早く発注をして、現在工事を実施をしております。この区間については、先ほどお話をいたしましたけれども、上野医院さんのところから、今回予定をしておるのは八王子沼があるわけですけれども、その部分までの約300メーターの区間をガードレールを設置をしていきたいということで、今現在工事を実施をさせてもらっております。また、今回6月の議会にも補正をお願いをしておりますけれども、その先についてもできるだけ早く実施をしたいということから、6月の議会に予算を計上させてもらっておりますけれども、その先についてもできるだけ早く実施をしていきたいというふうに考えております。できれば、8月の夏休み中ぐらいまでに工事のほうが終わればいいかなというふうに考えております。
そのほかにつきましては、特に通学路の安全対策の工事につきましては、福田でも町道の132号線、これは竹島合成所の前の通りでございますけれども、これについても昨年からガードレールの設置工事を半分ほどやらせてもらっております。そのほかに歩道の整備等につきましても実施を計画しております。これにつきましては、今も実施をさせてもらっておりますけれども、羽尾の町道108号線、これは森林公園の駅から斎場へ向かう道路でございます。これにつきましては、片側に歩道の設置をしておる工事を実施をさせてもらっております。それから、福田地区でございますけれども、町道の131号線、これは旧の松寿荘の前でございますけれども、これにつきましても歩道の整備を現在計画をさせてもらっております。それから、六軒地区でございますけれども、六軒地区におきましても、今現在狭隘道路の整備の事業を進めております。5月にも説明会等を実施をさせてもらっておりますけれども、狭隘道路というのは狭い道路を4メーター以上に拡幅する中で、特に通学路についてはグリーンベルト等の対策をしていきたいというふうに考えております。狭い道路ではございますけれども、子ども達の安全のためにそのようなことも考えながら事業を進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 次に、柳総務政策課長、答弁願います。
〔総務政策課長 柳 克実登壇〕
〇総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、大山議員のご質問に答弁を申し上げます。
ドクターヘリの指定離着陸場の増設並びにその搬送回数等につきましてのご質問でございますが、町は現在平成19年10月26日に選定をした土塩球場と、平成22年12月24日に選定をした総合運動公園の2カ所をドクターヘリの離着陸場として指定をしております。この指定箇所の平成22年度から今日までの離発着状況でございますが、土塩球場は平成22年度に1回使用しておりまして、平成23年度と平成24年度の4月、5月の2カ月間の使用はございません。総合運動公園につきましては、ご指摘のとおり平成22年3月に開催された第169回議会定例会で、現在の田幡議長の質問をいただきました。それらを受け、平成22年12月に選定をした後の総合運動公園の使用状況でございますが、22年度は使用なしで、23年度は5回使用しております。また、24年度の今日までの使用につきましては1回でございます。
搬送先につきまして申し上げます。22年度に1回使用しております土塩球場につきましては、埼玉医大総合医療センターに搬送してございます。続きまして、総合運動公園の使用に、23年度に先ほど申し上げましたとおり5回使用しておりまして、そのうちの3回は埼玉医大の総合医療センターに搬送しております。残りの2回のうちの1回は、不搬送でございます。さらに、最後の1回でございますが、これにつきましては男の子とその母親の搬送をしておりまして、それぞれ1回ずつドクターヘリで総合運動公園に着陸をし、男子は滑川救急隊が、場所についてはちょっとわからないのですが、滑川救急隊を使って搬送しております。母親につきましては、東松山市の救急隊で目的地に搬送しておるところでございます。そして、ことし24年度の4月にドクターヘリが1度総合運動公園を使用しておりますが、この搬送先は深谷の赤十字病院でございます。
また、比企広域市町村圏管内のドクターヘリの年度別の出動回数でございますが、平成19年度が1回、平成20年度が5回、平成21年度が15回、平成22年度が39回、平成23年度が40回と、その出動回数もふえておるところでございます。
最後に、指定離着陸場の増設についてでございますが、比企広域消防本部に問い合わせたところ、離発着場はどこでもよいというわけにはいかないが、要望箇所があれば挙げていただきたいというふうな回答をいただいておりますので、町で特に南部のほうを指しておると思いますが、適切な場所があるかどうかを検討し、比企広域消防本部に今後調査を依頼できればというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 大山尚美議員。
〇13番(大山尚美議員) 子どもの通学時の安全対策についての再質問をさせていただきます。
けさの埼玉新聞に、千葉大学名誉教授の中村さんという方が寄稿されています。ちょっと読みますが、「道路は、歩行者と自動車が使う。この両者は、力関係から見れば羊とオオカミのような関係である。集団登校中の子ども達と自動車とでは、子羊の群れにオオカミが一緒にいるようなものである。また、通学路のような生活道路は歩行者優先を明確にし、歩行者保護を前提にして、それと共存できる形態での自動車の走行を認めるという原則で道路行政を見直す必要がある」。最後に、「狭い道路では、登下校時の時間規制なども考える必要があるのではないか」という寄稿が載っております。この狭い道路での登下校時の時間規制などということに関して、どういうふうにお考えか伺います。
〇議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
〇建設課長(武井揚一) 建設課長、大山議員の質問に答弁を申し上げたいと思います。
特に広い道路であっても、歩道と車道が分離をされていない道路も、滑川町にはまだ多々あるというふうに認識をしております。また、歩道を今、この間整備をしているというお話をいたしましたけれども、歩道についても歩車道境界ブロックといって、高さ的には25センチ程度のブロックで歩道と車道を分離しているような箇所。それから、先ほどお話をさせていただきましたけれども、ガードレールで分離をさせている歩道が、滑川町には何カ所かあるというふうに思います。歩車道境界ブロックでされていると、どうしても車が飛び越えたり、大型車がぶつかると中へ入ったりとか、そういうことが考えられますので、滑川町ではそういうところについても、できるだけガードレール等で分離するように考えていきたいというふうに思っております。
また、先ほどお話がありました狭隘道路的な道路で、4メーター程度の道路の件でございますけれども、確かにいろいろ考え方があるというふうに私も思います。例えば一方通行にするというのも一つだというふうに思いますし、時間で通学帯の時間帯については車を入れないだとか、いろいろなことが考えられるというふうに私も思います。しかしながら、そういう規制については、警察等と協議をする中で整備をした中で、私も考えていくのが一番いいのかなというふうに今は思っております。そういうことで、狭隘道路等の整備が済む中で、そういうことについても検討する必要があるかなというふうに思っております。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) 介護ボランティアポイント制度の導入についての再質問をさせていただきます。
先ほどのお答えの中で、「地域の支え合いの仕組み事業」というのが県の事業としてあるということで、それを取り入れていかれるということでした。その中でも、謝礼として30分300円の金券が、金券なり商品券なりいただけるということですが、私鳩山町の介護ボランティア制度の実施報告書というのを、鳩山町に行きまして、鳩山町の福祉課の課長にいろいろと詳しく聞いてきた経緯があります。この鳩山町の介護ボランティアポイントに関しては、1回で100ポイント、100ポイントって1ポイント1円になります。1日で200ポイントまでが上限。100ポイントというのは1時間のボランティアをするのです。ですので、最大でも1日2時間、最大でも1日200ポイント。それを年間でためまして、年間5,000ポイントが上限になっていまして、その上限の5,000ポイントはお金でくれるのです。65歳以上の方が介護ボランティアに参加されるわけですので、介護保険をお支払いになっている方の1回分ぐらいの介護保険料になるということの説明を受けました。これもすごく有効なものではないかなというふうに思います。
「地域支え合いの仕組み事業」というのも、すごくこれからどんどんと元気な高齢者をつくるためにもとてもいいと思うのですが、その中のまた一つとして、この介護ボランティア制度を考えていただけるということはいかがでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 木村町民保険課長。
〇町民保険課長(木村幸一) 大山議員さんの質問に対しまして、町民保険課長、答弁申し上げます。
介護支援のボランティア制度、これについては有償ボランティア制度であるということで、議員さんのおっしゃるとおり、平成23年3月現在ですけれども、全国で47市町村実施していると聞いております。24年度については、23年度の予定があと13市町村今後実施予定であると聞いておりますので、60市町村ということでやっているのかなと思っております。これにつきましては、介護保険事業の中で介護保険料賦課徴収、それから介護サービス、これについては現在町民保険課のほうで担当してやっております。それから、地域支援事業については、健康福祉課、包括支援センターで実施してきております。制度導入につきましては、いろんな関係課と協議しまして、社会福祉協議会などの管理の機関、それからその他の関係団体等でつくります健康づくり推進委員会、その中で協議検討していきたいと考えております。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。ぜひ検討していただけたらと思います。
最後に、介護保険についての再質問をさせていただきます。国としては、ふえ続ける医療費抑制のために、病院においては早期退院の方向性を打ち出していまして、入院中治療する原因となった主な疾患というのが治れば、例えばその人が歩行ができなくなっても、独居老人で自分のことが自分でできない状態であろうとも、病院としては退院を勧めるしかない状況というのがあります。老人ホームなどに入所できない人は在宅になっていきますし、国も在宅を勧めています。入院ができないから、家にいざるを得ないというのが在宅医療の現場であるという報告もあります。家族がいる人は、その家族の介護力にゆだねられて、独居の人は居宅医療、介護サービスが頼りとなりますけれども、この介護保険事業計画を読んでいると、介護の現場の悲鳴が聞こえてくるような気がします。例えば19ページには、介護者の年齢で一番多いのが50代となっておりますし、75歳以上の老老介護の実態も浮かび上がります。在宅介護で苦労していることとしては、自分の時間がとれない、肉体的に疲れる、ストレスがたまっていらいらするなどが挙がっています。この介護の現場での24時間切れ目なく提供できるサービスがとても重要になると思います。
38ページには、「本人の生活状況に合わせて、必要なときに必要なだけ保健、福祉サービスなどが利用できる基盤整備の推進を図ります」とありますが、先ほどもいろいろとお答えいただきましたけれども、具体的な推進の内容をお伺いしたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 木村町民保険課長。
〇町民保険課長(木村幸一) 大山議員さんの質問に対しまして答弁申し上げます。
平成24年度から26年度までの埼玉県の介護計画ができてきております。その中で、先ほど議員さんが申されたとおり、24時間体制の介護サービスをやっていくのだということで明記されております。24年度については、埼玉県内で3市町村を予定している。それから、計画が3年後の27年については30市町村を予定している。それから、それが終わりまして次の計画が始まる27年度につきましては、埼玉県内のすべての市町村でそのサービスをやっていくのだということが明記されております。町でもその計画に基づいて、次期計画の中で検討していきたいと考えております。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 大山議員。
〇13番(大山尚美議員) ありがとうございます。この事業計画の中の46ページに、介護保険サービス利用者数の見込みということがありまして、居宅サービスの利用者が年々ふえていくように見込まれています。22年度は240名だったのが、23年度250名になり、24年度は277名、来年度は293名、26年度308名、だんだんと居宅サービスの利用をしたいと希望されている方が、これから高齢化とともに、またいろいろ団塊の世代が退職したりとか、そういうことに伴いふえていくというふうに思われます。ぜひ次の27年度を目指して、しっかりとした居宅サービス、あるいは切れ目のないサービスの提供ができるようにお願いしたいと思います。これは要望です。ありがとうございました。
以上で終わります。
〇議長(田幡宇市議員) 大山議員の質問は終了いたしました。
暫時休憩をいたします。再開は午後1時といたします。
休 憩 (午前11時52分)
再 開 (午後 1時00分)
〇議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
◇ 北 村 徳 章 議 員
〇議長(田幡宇市議員) 通告順位2番、議席番号2番、北村徳章議員、質問願います。
〔2番 北村徳章議員登壇〕
〇2番(北村徳章議員) では、議長のお許しをいただきましたので、議席番号2番、北村徳章です。通告に基づいて、大きく3つの事柄について質問いたします。
まず第1に、町内コミュニティバスの活用について。現在滑川町では、週に2回、水曜、金曜にふれあいバスを運行しています。現在の活用状況と、今後の取り組みをどのようにお考えですか。
2番目に、歯科医療について。前回質問した、乳幼児から中学生までの歯科医療対策についての進捗状況を教えていただきたい。
3番目に、町道182号線(追山)の道路について。昨年9月の議会で質問した、町道182号線の進捗状況を教えてください。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長、答弁願います。
〔健康福祉課長 新井佳男登壇〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、北村議員のご質問に対しましてご答弁申し上げます。
最初に、1番の町内コミュニティバスの活用につきましてでございますけれども、滑川町の場合はふれあいバスということで、現在週2回運行している状況でございます。その利用状況でございますけれども、平成23年度の実績値なのですが、延べで6,070人の利用がございました。内訳といたしましては、水曜コースが2,862人、金曜コースが3,208人でございます。また、1日当たりの平均利用者数につきましては61人になっております。
今後の関係なのですけれども、取り組み状況なのですけれども、今年度はバス停の改修と、南部を中心に増便を、便数をふやしまして利用者の利便を図っていきたいというふうに考えております。また、役場で開催する午前10時からの会議、または午後1時半からの会議に間に合うようなシフトでもってバスの運行を行っていきたいというふうに考えております。時期につきましては、バス停ができ上がった後ということで、8月からないし9月ごろになるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、2点目の歯科医療についてでございますが、前回の質問のときに申し上げましたことをもう一度申し上げさせていただきます。歯科医療の取り組みに対しましては、10カ月健診において、保護者に対して歯科医における歯科の講話を行っております。それから、1歳6カ月健診において、歯科医による健診を実施しております。2歳児健診におきましては、歯科医による健診とフッ素の塗布を実施しております。3歳児の健診においては、歯科医による健診を実施しております。また、11月3日の滑川まつりの際の健康フェスティバルにおいては、2歳から6歳児を対象に、希望者先着70名にフッ素の塗布を行ってきております。幼児につきましては、今後もこの歯科医療対策は継続していきたいと思っております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) 宮島教育委員会事務局長。
〔教育委員会事務局長 宮島正重登壇〕
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、ご答弁申し上げます。
私に対する質問は、歯科医療についてということで、主に小中学校の関係についてご答弁申し上げたいというふうに考えております。北村議員が3月議会で質問され、私のほうでもいろいろと答えたかというふうに思います。確かに昨年の10月に、埼玉県歯科口腔保健の推進に関する条例というのが施行されたということで、私も勉強不足でわからなかったわけなのですけれども、その後いろいろと調べさせていただきました。この条例は、歯科疾患の予防等により、口腔の健康の保持の推進、県民の生涯にわたる健康で質の高い生活の確保に寄与することを目的とすると、制定されたというふうに読み取れました。こうした中において、小中学校でもこの条例を踏まえ、各学校独自の予防の取り組みを進めておるところでございます。給食後の歯磨きはもちろんのこと、校医、歯科衛生士などによる専門の知識人を招いて、歯の衛生についての講演、また歯の磨き方等を行っておるところでございます。また、中学校においては、歯の健康に関することを周知させる意味で標語を募集したりして啓蒙を高めているというようなことで、各学校、今回ご質問をいただきましたので、どのような対応をしているかということでいろいろと資料をいただきましたら、千差万別な対応をしておりました。そのようことで、各学校歯磨きを中心に対応しているというようなことがうかがわれました。
最近といいますか、今度福田小学校で、そういった歯の健康について、6月28日の9時40分から、校医さんと歯科衛生士さんによる歯の健康についての講演会が予定されているそうです。6月28日ということなので、ぜひ北村議員も現場ではどのようなことをやっているのかということで、もし暇がありましたら学校のほうでも来てもらっても結構だということでございますので、6月28日の日にそういった取り組みの一環をお見せできればなというふうに考えております。
これから各学校の取り組みを推進する中で、この歯の健康については教育委員会としてはやっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、武井建設課長、答弁願います。
〔建設課長 武井揚一登壇〕
〇建設課長(武井揚一) 建設課長、北村議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
3番の町道182号線(追山)について。昨年9月議会で質問した、町道182号線の進捗状況を教えてくださいという件でございます。この道路につきましては、そのときもお答えをしているというふうに思いますけれども、道路を用地買収をして拡幅をするのが、地元の関係者や東松山市等の協力がないと大変難しいというふうに今も考えております。しかしながら、今現在の舗装等の状況を見ますと大変悪いということも、私も認識をしているところでございます。そういうことから、地元の区長さん、あるいは議員さん等から要望がある中で、舗装の補修、それから交通安全対策、それから、これから夏等になりますので草刈り等を実施をしながら、何年か先には用地買収をするということでなくて、舗装の打ちかえをする中で、少しでも舗装の幅員が広がるような状況に舗装を打ちかえるようなことを計画をしていければいいかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) では、最初のふれあいバス、コミュニティバスの件について再度質問させていただきます。
済みません、先ほどの人数的なものなのですが、ちょっともう一度お願いしたいのですけれども、全体で年間の利用者が6,070人で、水曜、金曜は何人ずつでしたっけ。ちょっと済みません、もう一度教えてください。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
水曜コースが2,862人です。金曜コースが3,208人。合計しまして6,070人でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) それでは、年間6,070人の方が利用されているということなのですが、ふれあいバス、コミュニティバスに関する今年度の予算として、ふれあいバスの運行委託料として370万円、そしてふれあいバスのバス停の製作工事費として357万円の計727万円の予算が計上されているかと思うのですが、年間を通して水曜日、金曜日ともに何日間運行されているのでしょうか、今年度は。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
詳しい契約内容は、ちょっとここに手元にありませんので、はっきりした数字は申し上げられませんけれども、週2回の運行掛ける52週ということで、とりあえず基本的な考え方はお示しできるかなと思います。実際ちょっと積み上げて計算したわけではございませんので、三が日を除くとか、そういった部分もあるかと思いますので、一応そんな形で大体1日当たりのバスの運転費用が2万円ちょっとということで契約のほうはさせてもらっております。それもちょっと細かい金額は申し上げられませんが、申しわけないですけれども、一応そういう形でご了解いただければと思います。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) 私が、この4月から全部ではないのですが、ざっくりと12月まで、大体月平均8日とか9日ぐらいなのかなと思うのですけれども、多い月で8月が10日間ですかね。大体4月が8日間、5月が9日間と、こういうふうな形になっているかと思うのですが、では水曜日コース、金曜日コース、それぞれ1ルート当たり一回りするのに、大体何キロぐらいの距離数があるのかを教えてください。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
ちょっと距離数を確認していませんので、後でまた調べて、何キロぐらいありますということでお示しさせていただきたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) 今の、多分私がこれ年末年始はわからないのですけれども、休みになっているのかもしれないのですが、年間先ほどおっしゃるとおり大体週2日で、要するに100日程度なのかなというところで、ざっと計算すると104日、水曜と金曜合わせると104日間あるようなのですが、今年度の予算727万円を利用者数で単純に割ると、1人当たりの費用というのは1,197円ほどかかっているようなのですけれども、これはもちろんバス停の製作費も含まれた金額なのですけれども、仮にこれ運行委託料のみで計算すると609円ぐらいかかっているようなのです。
町民意見をいろいろお話を聞く中で、このバスの利用状況をお話を聞きますと、まず週2回の運行しかなく、しかも曜日によってルートが違う、本数も少ない状態では利用したくても利用ができない。また、乗ったはいいけれども、帰ってこれないという意見とか、あと毎日活用できるような運行をしてほしい、回数をもっとふやしてほしいという意見とか、もうちょっときつい言い方されたので、こんなバスでは使いようがないから使えないバスだという意見とか、税金の無駄だとかというお話をちょっと何人かの方からいろいろお聞きしました。
それで、私はこれで滑川だけでなく、ほかの市町村はどうなのかなということでちょっと調べさせていただきました。平成23年6月時点での調査結果として、埼玉県内の市町村で巡回バスを運行している行政は、64市町村中47市町村、73.4%、路線数で214路線、22年度の実績で、これは埼玉県内全体なのですけれども、550万人の利用があるようです。そのうち、滑川町のように曜日によってルートを変えている自治体もあるようなのですけれども、ワンコインバスみたいな定額のお金、有料の金額を徴収して毎日運行しているような自治体というのも多いようで、定額かどうかはわからないですけれども、あとは全体として有料で運行している路線のほうが実際多いようです。
これは、埼玉県のまたホームページから、市内の循環バスの実施状況という表があるのですが、この表を見てみると、実はほとんど、滑川は逆に言うと水曜、金曜以外はみんな休みなのですが、ほかのところは大体年末年始が休みとか、土日が休みとかというところが多くて、本数も1日当たりの運行本数が2回というのは滑川だけで、あとはそれ以上皆さん走らせているような状況のようです。また、運賃としても、無料よりもほとんどが有料で運行しているような自治体が多いようなので、これは後でもう一度詳しく見ていただければと思うのですが、滑川町としても、要するに利便性の向上のために多少有料化してでも、もう毎日ちゃんとした巡回バスとして運行できるような、そういうような、もうちょっと町内交通のインフラを充実する考えはいかがでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
このふれあいバスの関係については、総合振興計画の後期基本計画の中でもデマンドバスの関係だとか、いろんな巡回バスの関係とか、そういったことについても取り上げてあるということで、ちょっと何月だったかわからないのですけれども、ことしの年明け早々役場の中で庁内の検討会議ということで、今後どういうふうにそういった交通体系を整備していったらいいかということで協議のほうをさせていただきました。その中で、いろいろ他の市町村のデマンド交通の関係ですとか、いろいろ調査をする中で、十分検討した中に議論を尽くした結果が、当面の間はふれあいバスの充実をもう少し図っていこうではないかと。それでもまだ利用者ニーズに足りない部分がある場合は、今度はデマンド交通のほうをさらに検討していこうという結果に至ったということで、その関係で路線の増便等をする中で利用者が、特に北部の方の利用率が低いのです。南部の方の利用率が高いということで、南部を重視した運行体系に変えていきたいということで、現在見直しのほうを行っているところでございます。
また、この路線の見直しを行う中で利用者が余り伸びないようでありましたら、また若干検討する余地があるのかなと思いますけれども、当面の間ふれあいバスの充実ということで、利用しやすいということで、すべてのバス停には水曜と金曜の時刻表をきっちりと書き込んだものを提示して、南部のほうに手厚く、役場にも会議に間に合うような、あるいは会議が終わってからも役場からバスに乗って自宅まで帰れるような、そんなような形の交通体系をちょっと検討していますので、いましばらくの間様子を見ていただければありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) 今のお話では、南部のほうの利用者が多いというお話でしたが、正直私北部のほうの利用者が少ないというよりも、使えないから使っていないのだと思うのです。実質私の住んでいるところの近くのバス停から乗ることを考えますと、行ったきりで、今度戻ってこれない、そんなような状況なのです。行ったはいいけれども、巡回しているわけではないので、今度おりてしまったらどうやって戻るのだろうというような、そんな状況もありまして、だから恐らくほとんどの方は乗ったら戻ってこれないから乗らないという、そういう状況だと思いますので、これは路線含めてもう一度再検討していただく必要があるのかなと思います。
それと、ではもう時間があれなので、ちょっと方向性を変えて質問させていただきたいのですが、滑川町の第5期滑川町高齢者保健福祉計画、こちらのほうを見させていただきますと、冒頭の「介護保険計画策定に当たって」ということで町長のお言葉が1ページに載っているのですが、この中で事業計画策定に当たって、町長が「団塊の世代(昭和22年から24年生まれの方)が65歳以上になる平成26年には3,000万人を超え、またこれらの人が75歳になる平成36年には3,500万人に達すると見込まれています。反面、総人口は今がピークで、今後は平成67年(2055年)には人口も1億を割る見込みで、現役世代の1.3人で1人の高齢者を支える社会の到来が近づいております」という中で、またこの基本目標の中で、「だれもが安心して暮らしていけるこことができる地域づくり」の基本目標の中で、第5期計画期間の24年から26年において4つの施策を推進するとありました。1つが、「心身ともに健康を維持しながらいきいきと暮らせるまちづくり」、2、「介護が必要になっても、本人も家族も安心して暮らしていけるまちづくり」、3、「高齢者が自らの役割や生きがいを意識できるまちづくり」、4、「住民相互に支え合えるまちづくり」。このように高齢化が避けられない時代へと変わる中、高齢者の自立の促進や住みなれた地域での生活を、町が率先して将来へ向けて先手を打ってこの計画を出しているものだと思うのですが、しかし年齢とともに老化は避けられないのも仕方ないことなのですけれども、視力の低下や一瞬の判断力の低下など、やはり年齢とともに高齢になってしまいますと、実質自家用車の運転というものがかなり厳しくなってくるのかなと思いますし、これは本人のみが事故を起こすという問題だけでなく、人を巻き込んだ事故も想定されますので、より一層こういうバスの活用が町内には必要なのかなと。高齢化が進む上では、こういうものをもっと活用できるような状態に持っていっていただくことが必要なのかなと思いますが、その辺をお聞かせください。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
確かにお年を召されると免許証の書きかえが難しくなって、免許証を返納されて、それ以降交通の便に支障を来しているという方がこれからふえてくるということは予想できます。そういった中で、いろいろデマンド交通という部分も含めて、先ほど申し上げました役場の中の検討会議では検討させていただいたのですけれども、今の現在の状況では、まだデマンド交通、ちょっとアンケートなんかもとらせてもらったのですけれども、なかなかちょっと今すぐ始めるのに、始めたほうがいいのかなというのがちょっと疑問に残るようなアンケート結果でしたので、もうちょっと様子を見させてもらって、ふれあいバスの充実を図っていきたい。ふれあいバスの充実を図る中で、とりあえずコース設定を見直してやっていきたいということで、今すぐにできるところから始めてみようということで、今試験的にこれから取り組みたいと思いますので、その辺のところはご理解いただきたいと思います。その後の取り組み後に、余りにももうちょっと充実させてほしいという声がたくさん上がってきた場合は、デマンド交通のほうも検討に入る必要があるのかなというふうに考えております。
それから、毎日運行するということになりますと巡回バスということで、ちょっと福祉のほうの事業ではなくて、逆にバス事業ということで交通体系の整備ということで、総務のほうの事業になってしまうのではないかなということも、同時にそこの中で話が出たというのを記憶しております。
ということで、とりあえず今の段階をちょっと見ていただいて、またその後に不備な点等がありましたら、またいろいろと検討する中で体制を整備していければというふうに考えておりますので、よろしくお願いできればと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。私も当初、このバスの管轄は総務課かななんて最初勘違いしていたのですが、自治体によってはもちろん総務が管轄している場所もあるようなのですけれども、コミュニティバスというのですか、今の現状をもうちょっと様子を見てということであれば、いろんな方の意見をもう少し集約していただきまして、意見を集約していただいた上で、実際使えるバスにしていただければと思います。
それで、本当はもう一点、二点聞きたいのですが、この滑川町の地域福祉計画、こちらに書いてある、これは恐らくデマンドバスのことなのかなと、今のお答えでそう感じたのですが、これの中の3番目に、3番目というか計画基本理念ですか、基本理念の3番目の「地域で生活しやすい環境づくり」という中の「移動手段の確保」というところを本当はお聞きしたいなと思ったのですけれども、これはデマンドバスのことを指しているのでしょうか。
恐らく今の答弁の中で、そのようなことなのかなと思いますが、では最後にこれは以前に森田議員さんがタナゴ館のことで町長に質問したときの一言なのですが、町長がタナゴ館の運営に当たって、「行政というものは、一般の民間会社と違って利潤の追求だけではない」とおっしゃっていたかと思います。また、「考え方としては民間企業と同じで、最少の経費で最大の効果を得る」ともおっしゃっておりましたが、現在のコミュニティバスの、ふれあいバスの利用状況は、まだまだ改善の余地があると私は感じたのですが、町長のちょっとご意見もお聞きしたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 吉田町長、答弁願います。
〇町長(吉田 昇) 町長、答弁申し上げます。
福祉バスにつきましては、課長から報告があったとおり、1日平均にすると六十何人という利用者がおるわけでございます。私はそうした面では、まあまあ利用していただけておるというふうに思っておるところでございます。北村議員からいろいろご指摘をいただきましたけれども、課長の答弁のおり、まだデマンド交通というところまでなかなかいかないということは、いろいろアンケート調査等もしたわけでございますが、そうした要望がそこまで来ていないというふうに理解をしておりますので、その福祉バスの充実を図る。北部は利用者が少ない、南部が多い。これは人口に比例して、私は当然だというふうに思っております。そうした人口の多い、利用者の多いほうを手厚くして、皆さんに利用しやすくする。もちろん北部の利用が少ないから、それでは北部はそれでいいのだということではございませんけれども、やっぱりそうした現実を重視をした運行計画ということで、庁内の検討会議でそう決めさせていただきまして、そうしたいわゆる停留所の整備ですとか、そうしたものをやって、8月か9月に新しい体系が始まるということでございますから、しばらくその状況を見ていただいて、またいろいろ問題点があれば、もちろん町民の皆さんの利用しやすい方向に、また再度検討してまいりたいというふうに思いますので、当分の間は、今一応計画を起こしたものでやって状況を見るということでご理解をいただきたいというふうに思います。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) 済みません。町長、どうもありがとうございました。
では、町長の今のお話のように、まだまだちょっと様子を見て、私のほうも今後ともいろいろ意見を町民の方からお聞きしながら、またいろいろと再度質問させていただくこともあるかと思いますけれども、ふれあいバスに関してはこれで質問を終わらせていただいて、続きまして歯科医療につきましてご質問いたします。
今回進捗状況を教えていただきたいということで、福祉課長さんから前回の答弁の、もう一度答弁いただきましたけれども、それで教育委員会の事務局長さんからは福小の講演会があるのだよということで、私もぜひ行ってみたいなということ等いろいろ考えておりますが、前回事務局長さんから、学校など関係する各所から意見を聞いて対応したいというお話だったかと思いますけれども、その関係各所の、要するに学校とか担当部署の方とかからはどのような意見が得られたのかというのを教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 宮島教育委員会事務局長。
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
まず、こういった保健衛生に関しては、学校では養護教員が中心になってやっております。その養護教員に、私不勉強で大変申しわけなかったのですけれども、こういったフッ素の関係について、学校ではどのような今までのいきさつがあるのだろうかということでお聞きしました。これについて、ある養護教員は、いろいろとこれをやることがすべてよいことだというようなことは言っておりませんでした。それには一長一短あるというような言葉をお聞きしました。といいますのも、私もインターネットでいろいろ調べてみましたら、ここにもフッ素の効果の危険性だとか、フッ素本当に安全なのかという、フッ素はいいというような、吉見町ではいい結果が出たというようなことも書いてあります。それと、フッ素についてはある程度の量といいますか、そういったものについても、余りとり過ぎるとよくないというようなこともお聞きいたしました。そういった中において、これから私ももう少し勉強していかなくてはならないのかな。それと、そういった養護教員の中には滑川町の養護教員、それと通常協議会というのが、菅谷班というのがあるそうなのですが、そういった中の動向等を踏まえて、これから勉強して対応を考えていきたいというふうに考えています。
このフッ素の洗口については、県内でも本当に数%、1%とか3%、そういった状況にあるわけです。それは、どうしてそういうふうな状況なのかわからないのですけれども、そういった形で数字的には低いと。今回県のほうで健康何ですか、ちょっと忘れてしまったのですけれども、健康の条例といいますか、その健康の条例というのができた機会に何らかの動きが出てくるのではないかなというふうに思っております。そういったことで、注視しながらこの問題については対応していきたいなというふうに考えております。
それと、昨年滑川町はちょっと歯が悪いというようなご指摘をいただいて、確かに数字的に悪かったわけです。その中でも昨年も申し上げましたけれども、23年の数字の中で、それがホームページのほうに県のほうで出ました。そして、昨年私は申し上げたのですけれども、滑川町で集計したときに12歳児なのですけれども、そのときには前2本だとか、いろいろあったのですけれども、今回このデータによると0.25本というふうな数字、3月も申し上げたと思うのですが、0.25本というのが、このデータが出ております。それはホームページ見ていただくとわかると思うのですけれども、県の平均が1.05本だそうです。ちなみに、あのとき私の申した0.25本というのは、この数字で見ると県下一なのです。そういう結果が今回出ております。これは、昨年3月からここまで来て、調べたのは去年の4月から6月までの間に調べた結果だと思うのですが、ことしも歯の検査というのは6月いっぱいまでにやらなくてはならないという決まりになっているそうなので、今学校のほうでは随時やっていると思います。そういった結果が、県の集計というのは遅くなるかと思いますけれども、町のほうの集計というのは早く出ると思いますので、そういったことを注視しながらやっていければというふうに思っています。数字的にはそういう結果が出ております。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) まず、フッ素に関して危険性、一長一短だというお話があったということなのですが、これに関しては、がんが発生する確率が可能性があるとか、そういう危険性があるようなことをおっしゃっている方もいるらしいのですが、これはその方にもう一度よく勉強していただければ、そういうことはないのだよということがわかるのかなと。これは、実際県のほうもそういう危険性のあるものを推奨するわけではないと思いますし、またあと、ちょっとお時間がないので端的にお話ししますが、先ほどの本数に関しても0.25で県内一だという、この数字に関しても、もし可能であれば、再度計算間違いがないかを調べていただければと思います。恐らくそれは計算間違いも多少あるのかなという、何となく気がしています。
いずれにしても、歯科医療に関しては条例もできましたし、まだちょっと前回から、わずか3カ月しかたっておりませんので、そんな意見を集約するといっても時間がないとは思うのですが、このあれを実際に実施するまでには話し合いとか準備なんかの相当な時間がかかると思いますので、少しでも多くの建設的な意見集約のためにも早急に行動して、いろいろとお話を進めていただければいいかなと思います。これに関しては、これで。
続きまして、町道182号線の件についてお伺いします。昨年9月の議会で質問させていただいた町道の件につきまして、地元からも要望が出ているかと思いますが、当面拡張という形というのは、やはり先ほどお話があったように東松山市とか地権者、あと県土整備事務所なんかと話し合いなどをしていく必要があるということで、大分ちょっと時間もかかるようなものなのかなと私も思っておりますが、やはり先ほどお話いただいたように、ちょっと大分現状の道路の状態がかなりよくないので、やはりまずそこを早急にちょっと直していただくような要望が出ているかと思うのですが、そこら辺はいかがでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 武井建設課長。
〇建設課長(武井揚一) 建設課長、北村議員の質問に答弁を申し上げたいというふうに思います。
区長さんのほうに出してくださいよというお話も、担当からはしているというふうな話も聞いております。そういうことで、区長さんからも出てくるものだというふうに私は思っておりますけれども、まだ私が知っている範囲では出てきていないのかなというふうに思っております。それについても、私も現場も何回か行って把握しておりますし、大変あそこの部分については舗装が悪いということも、先ほども話もしましたけれども、わかっておりますので、危険がないように補修等をしながら、最終的には全面を打ちかえるような方向で考えていければいいかなというふうにも思っております。そういうことで、今早急には補修等をしながら対応していきたいというふうに思っております。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 北村議員。
〇2番(北村徳章議員) ありがとうございます。これは、ちょっと私の勘違いかもしれないのですが、もういろいろ地元の方とも私も一緒にお話をして、ぜひまずは路面状況だけでも早急に直してほしいということと、あとどうしても暗い道というか、暗いところもありますし、見通しの悪い場所もありますので、街路灯、カーブミラー等、それも含めて早急にちょっとやってあげてほしいなと思います。
まずはその段階で、以前ちょっとお話をさせていただいたように、少しでも幅員を広げていただくとか、今樹木が覆いかぶさっているような状況のものを伐採なり何なりをちょっと早急にお願いしたいなという要望を最後に、これで質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(田幡宇市議員) 以上で北村徳章議員の一般質問は終了いたしました。
暫時休憩をいたします。再開は2時ちょうどといたします。
休 憩 (午後 1時49分)
再 開 (午後 2時00分)
〇議長(田幡宇市議員) 再開をいたします。
◇ 上 野 憲 子 議 員
〇議長(田幡宇市議員) 通告順位3番、議席番号11番、上野憲子議員、ご質問願います。
〔11番 上野憲子議員登壇〕
〇11番(上野憲子議員) 上野です。通告に基づき、質問をさせていただきます。
1番、高齢者が安心して住み続けられることができる滑川町にするための現状及び今後の施策の考えは。本年4月から、目指すべき高齢者施策の方向性を定めるため、老人福祉法及び介護保険法に基づき、3年ごとに策定する高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の第5期計画がスタートしました。第5期計画の視点として、「高齢者の自立の促進と尊厳の尊重」及び「住みなれた地域での生活の尊重」によるだれもが安心して暮らし続けることができる地域づくりを目指し、今後は元気に高齢社会を迎えられるよう「健康づくり」に町を挙げて取り組んでいくとありました。
しかし、第5期の介護保険料は基準額(第4段階)は月額4,600円となり、前回と比べ600円の負担増となっています。また、老人医療費も増大する中、必要な医療・介護を保障しつつ、高齢者の健康維持を進めていかなければなりません。高齢者が安心して暮らし続けることができる滑川町にするための、現状及び今後の施策の考えについて質問します。
2番、乳幼児のワクチンは種類がふえ、接種に計画は必要と思われますが、町の考えは。ことし4月に承認されたポリオの不活化ワクチンなど、乳幼児が接種すべき新たなワクチンが、ここ数年で次々とふえています。特に生後6カ月までの予防接種のスケジュールは従来と大幅に変わり、日程管理は親にとって頭の痛い問題となっています。専門家は、「計画表を活用し、同時接種で効率よく進めて」とアドバイスをしていますが、町は妊婦さんにどのような説明をしていますか。
また、厚生労働省は2007年以降、インフルエンザb型(ヒブワクチンです)、小児用肺炎球菌、ロタウイルス、不活化ポリオとゼロ歳から接種できる4種類のワクチンを相次いで承認しました。予防接種は、法律で接種が定められた「定期接種」と、保護者の希望で行う「任意接種」があります。不活化ポリオは、ことし秋から定期接種になることが決まりましたが、他の3種は任意接種です。ヒブと肺炎球菌については、今後定期接種になる予定で、費用は国が負担ですが、ロタウイルスは一部地域を除き自己負担です。嵐山町では、任意接種の水ぼうそう、おたふく風邪、ロタウイルスに助成をし、接種を受けやすくしています。今後町の計画をお聞きします。
3番、食品等の放射性物質の検査について。本年4月の新学期から、東松山市では給食の放射性物質の測定を実施しています。滑川町の学校給食に関しても、その数値で結果を判断していると思いますが、町独自の基準を設けていますか。また、食材の産地の公表は今後も行っていくのかどうかについてもお答えください。
前回の議会の質問で、消費者庁関連の放射線検査機器の貸与に引き続き申し込みをしていく考えとお聞きしましたが、第4次でよい結果となったようで喜んでいます。これまでの状況及び今後の取り扱いについて伺います。
以上です。
〇議長(田幡宇市議員) 初めに、木村町民保険課長、答弁願います。
〔町民保険課長 木村幸一登壇〕
〇町民保険課長(木村幸一) 町民保険課長、上野憲子議員さんの質問に対して答弁申し上げます。
町の現状ですけれども、23年3月末で滑川町の認定率については15.6%ということで、埼玉県の平均が13.2%でございますので、2.4%高い状況にあります。その認定者の数ですけれども、平成22年10月末には477人でしたが、1年後の23年10月末で504人に伸びております。5.7%の伸びです。それから、居宅サービス等の伸びについても6.4%伸びてございます。介護給付費の総額についても、平成21年度で約6億300万円、平成22年度については6億2,700万円、平成23年度で6億8,300万円ということで、2年間で約9%の伸びがございます。このように、介護サービスの利用の上昇に伴いまして、給付費についても増加しております。そんな中で、今回の第5期の計画については、保険料をやむを得ず600円の負担増ということでお願いする内容となってございます。
今後の計画でございますけれども、実施計画に当たりましては実態調査を行いました。その中で4つの重点項目ということで、1つ目は病気、介護の予防、それからリハビリテーションの普及ということで、引き続き関係の機関と連帯して、介護予防それからリハビリテーションについて、協力して実施してまいりたいと思います。
2点目としまして、介護や福祉に関するわかりやすい情報提供ということでございますけれども、これについても、今行っております介護サービスについてパンフレット、それから地域包括センター、それから介護保険担当の窓口での説明なりリーフレットの説明資料を使いまして広報していきます。町のもちろん広報紙、それからホームページへの掲載ということで、より細かな情報提供を図っていきたいと思います。
3点目としまして、高齢者の持ついろいろな能力の活用ということで、活躍のできる場づくり、これにつきましても現在行っておりますシルバー人材センターへの委託事業、このようなものを就労の機会づくりを進めていきたいと思っております。
最後に、4つ目ですけれども、住民同士の地域の助け合いの推進ということで、ひとり暮らしの高齢者または日中1人になる高齢者等の世帯、それから要介護状態にある高齢者とその介護者に対しましても一般行政サービスによる支援を行うとともに、近隣の住民の人、民生児童委員さん、ボランティアなどを地域ぐるみで支え合う仕組みをつくってまいりたいと思っております。高齢者の生活を支援する、加えて心身の状況に応じて必要な介護サービスが、利用者の選択に基づいて円滑に提供される体制を整備したいと考えております。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、新井健康福祉課長、答弁願います。
〔健康福祉課長 新井佳男登壇〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、上野憲子議員の質問にご答弁申し上げます。先ほど町民保険課長の答弁とかぶる部分もあるかと思いますけれども、ご容赦願います。
最初の高齢者が安心して暮らし続けることができる滑川町にするための現状及び今後の施策の考えはという部分でございますけれども、高齢者の福祉計画、介護保険事業計画の開いたところに町長のあいさつ文がございますけれども、その中に「健康づくりに町を挙げて取り組んでいきます」と書いてあります。これを受けて、現在役場庁内に健康づくり推進委員会というものを設立いたしまして、健康づくり行動計画を作成しているところでございます。内容につきましては、議案第44号の健康づくり行動宣言にありますように、自分の健康は自分でつくることを基本に、健康を守る活動に積極的に取り組んでいきたいと考えております。その結果、医療費の抑制につながればいいなと考えております。
この中で現状でございますけれども、先ほどのとちょっとダブる部分があるかと思いますけれども、滑川町の医療費を取り巻く状況でございますけれども、介護保険につきましては一言で申し上げれば、高齢化率が県内7位と高い町であります。介護認定を受けているお年寄りが多いという状況があります。介護認定率で見ますと、現在上から52番目ということで、かなり下のほうのランクで認定率が高いという状況でございます。また、国保につきましては、医療費が年々伸びております。後期高齢者医療につきましては、年々医療費が増加いたしまして、平成21年度からは国保医療費を超えてしまいました。1人当たりで換算しますと、国保医療費の3.7倍が後期高齢者の医療費になっております。このような現状を見まして、町民が健康に元気に過ごし、幸せに暮らしていくことが医療費の抑制につながるということで、24年度の途中からでありますけれども、健康づくり事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。
この健康づくり事業の大きな柱といたしましては、各地域に集会所単位くらいで組織する健康づくりグループの立ち上げを行っていきたいというふうに考えております。そのグループの活動内容でございますけれども、健康づくり事業のほかに、地域福祉計画の中で重点課題となっております新たな支え合い活動ということで、共助の部分を担っていただく活動と、地域の環境整備に取り組む活動も同時に行ってくれるような、そういった組織をつくっていければいいなと考えております。会員の年齢は60代を中心とした組織で、将来は健康で元気に後期高齢者医療に移行できるようになってもらいたいと思っております。また、既に活動している健康づくりグループにも協力をしていただきまして、町民総参加のもとに健康づくりに取り組みたいと考えております。
それから、ハード面の整備では、マレットゴルフ場の新設ですとか歩道の整備、ハイキングコースや散策路の整備などたくさん考えられますけれども、健康づくりについて、現在職員からアイデアを募集しているところでもあります。そういった形で、これから健康づくりに向けた運動を展開していければいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、2番目の乳幼児ワクチンの接種の関係でございますけれども、予防接種の関係では特に妊婦さんにはお話はしておりません。生まれてくると、すぐに予防接種関係のパンフレットを初め、子どもの予防接種スケジュール帳を郵送しております。生後2カ月から予防接種が受けられますが、スケジュール表はかかりつけ医が作成してくれているところが多いと聞いております。接種費用の請求は町に来ますから、どの子が何の予防接種をいつ受けたか、すべて町のほうで把握しておりますので、町では6カ月、12カ月、3歳児のときに全員のお子さんに、あなたが既に受けられた定期接種はこうですよということで一覧表のほうを通知しております。その後は、まだ受けていない定期接種があるお子さんのみに、まだ受けていないようですけれども、いついつまでに受けてくださいというような文書を送らせていただいております。また、お母さんから予防接種についての相談があった場合には親切に対応して、同時接種も含めて一緒にスケジュールを考えたりしているということであります。
それから、嵐山町で行っている水ぼうそうですとかおたふく風邪、ロタウイルスの助成の件でございますけれども、窓口払いの廃止をしないかわりに、その浮いたお金で他の医療サービスの充実を図りますという嵐山町長の強い信念の中で特別に実施している事業であると思っております。滑川町でのこの補助につきましては、他の町村の状況を見ながら判断していければいいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
◎発言の訂正
〔「高齢化率が7番目ということは、低い」と言う人あり〕
〇議長(田幡宇市議員) 訂正しますか、新井課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 私の言い方がちょっと間違っていたようでございます。
高齢化率は県内7位ということで、若い町ということでご理解いただければと思います。高い町というふうに何か申し上げてしまったということだったので。
〔「高齢化率が」と言う人あり〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 若い町ということで。
〔「そうですよね」と言う人あり〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 済みません。言い方が間違ったみたいで。
〔「高齢化率が低いんですよね」と言う人あり〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 低いということで、若い町ということで。
〔「はい、わかりました」と言う人あり〕
〇健康福祉課長(新井佳男) 済みません、よろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) 続いて、宮島教育委員会事務局長。
〔教育委員会事務局長 宮島正重登壇〕
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、ご答弁申し上げます。
食品等の放射性物質の検査について、給食の町独自の基準を設けているかとの質問でございますが、滑川町の給食は全面業者委託ということで現在のところやっています。委託している先は、東松山市の学校給食の一部も委託している会社でございます。東松山市は、ご存じのとおり4月より自己検査を給食センターで調理した食材と委託会社が調理した食材、滑川町が委託している会社でございますね、その食材を検査しております。そうした中において、東松山市においては食材が20ベクレル以上を超えた数値、検出されたものについては提供しないというようなことが決められております。滑川町もいろいろと基準について考えました。そういった中において、3月7日の日ですか、全員協議会の中で皆さんとご相談する中で東松山市と同じ数字ということで、20ベクレル以上超えた食材については提供しないで代替のものを出そうというようなことで、東松山市に歩調を合わせたような形になっております。
次に、食材の産地公表の件ですが、今後も行っていくのかということでございます。これにつきましては、いつまでというようなことはなかなか申し上げられないのですが、現在考えているのは当分の間ということで答えていきたいというふうに思います。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長、答弁願います。
〔産業振興課長兼農業委員会事務局長 吉田利好登壇〕
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、上野憲子議員さんの3番の質問についてお答えいたします。
質問の中で放射能機器無料貸与に関するこれまでの取り組み及び今後についてですが、まずこれまでの取り組みですが、平成23年9月7日に消費者庁より放射線量測定器貸し出しの公表がありました。産業振興課でもすぐ対応し、同年の10月3日、貸与申請書を提出いたしました。申請書につきましては、その後も継続できるということで、申請があるたびに電話及びメール等でお願いしてまいりました。結果的に第1次から3次まで配分されず、5月8日付の事務連絡で第4次の配備という経過になりましたので、よろしくお願いします。
次に、今後の取り扱いについてですが、5月8日の手続の事務連絡があり、関係機関と調整の結果、独立した検査室、設置する機器を常温で保ってもらいたいということになっておりますので、町でとれる野菜等を多く扱っているところでありますJA滑川基幹支店に置くことになり、5月18日にその図面等調査手続を終えております。今後の予定ですが、産業振興課職員並びにJAの職員等でこれから研修を経て、9月の上旬に設置できると思います。それまでは県にお願いし、月に多く出る野菜等を1品目程度検査を実施する予定となっております。今後も消費者、生産者が安心できるよう努めてまいりたいと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。
以上で答弁を終わらせていただきます。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 1番から再質問させていただきます。
1番の問題につきましては、先ほど課長が申されたとおり、昨年第5期のいろいろな計画の策定の中で、若い町であるのにいろんな保険料が上がってきてしまっているとか、そういう問題が出た中で、やはりこれからは元気な高齢者が多くいる町にしなければいけないという中で、問題提起がされてきたというふうに思っております。そんな中で、文教厚生委員会で年度末だったのですけれども、ぜひ県でも推奨されております小鹿野町、老人保健が少なく済んでいる町、元気なお年寄りが多い町ということで1回勉強に行かせていただこうという中で、新年度になってからですが、5月8日に小鹿野町に行かせていただくことができました。
そんな中で、いろいろと町との比較とかしてみたのですけれども、今までやはり議会の中でいろいろと医療費の関係の視察を行ってきたわけですが、多分岩手だと思うのですけれども、沢内村、また長野の佐久、今回の小鹿野もそうですけれども、やはり町として独自の拠点となる大きな病院を持っているということが、一つ大きな滑川町との違いかなというふうに思いました。沢内村にしても佐久にしても、また小鹿野にしても、なかなか大きな他の市に出かけていくのが大変な状況の中で、やはり乳幼児の死亡率が高いとか、またお年寄りが脳疾患で亡くなる方が多いとか、いろんな問題の中で、やはりこれはどうにかしなければいけないという中で進んできた事業かなというふうに思います。その時点で、出発点はもう滑川町とは大分違うのですけれども、これからやはり勉強させていただいた中で、町としても取り組める方向があるのではないかなというふうに思ったので、今回この質問をさせていただきました。
先ほどもお話の中で、滑川町健康づくり行動宣言についてということで議案も上がってきている状況なのですけれども、この問題について、今現状どの程度まで進んでいるのかお知らせいただけたらと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長、答弁願います。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
滑川町の健康づくりの関係につきましては、推進委員会を発足いたしまして、一応その席で町長のほうから現状を語っていただき、これから健康づくりに取り組んでほしいという命のもとに、その中でいろいろと今後の進め方について協議をしたという状況でございます。
スタートは、まずは議会に諮って、町だけでやるという事業ではありません。町民をすべて巻き込む活動になってくるということで、まず議会に諮って議会から承認をいただいた上でスタートしようということでなっておりまして、今のところは職員の健康づくりに関する職員からの提案ということで、こんなことをしたらいいのではないですかというのを、今取りまとめているという状況でございます。その取りまとめがある程度まとまりましたら、その中から年度を分けて、最初の初年度はこれをやろう、翌年度はこれをやろうということで、一応3年間のスパンの中で行動を、いろんな活動を進めていければいいかなというふうに考えているという状況でございまして、まだ具体的にどれをしようというのは、私の案というのはあるのですけれども、ほかの人の案も取り入れる中でまとめていければいいなというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 先ほども申しましたが、小鹿野町とかいろいろなやっぱり先進地に行った中で、地域でのいろんな活動がやっぱり基礎になっているかなというふうに思います。この間小鹿野町では保健補導員ですか、地域にそういう方を任命して、例えば病院に入院して帰ってこられた方とか、そういった人たちのケアまですべて、民生委員さん、ボランティアの方、みんなすべて巻き込んだ中ですが、そういう役員さんもきちんとつくってやっているというようなお話がありました。
それともう一つ、保健師さんが全然やっぱり滑川町の今の実態、私もよく把握はしていませんが、動きが、今の仕事の内容というか、そういうのが違っているのではないかなというふうに思いました。沢内も佐久もそうですが、保健師さんが地域を担当して持っていて、ほとんどデスクワークはしないで、地域の中で一軒一軒訪問したりだとか、いろんなケアをしているという実態がありましたが、今滑川町では保健師さん何名いらっしゃって、どのような仕事を、役割をされているのか、わかりましたらお願いしたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 済みません、健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
保健師は、全部で6人おりまして、保健センターで活動されている保健師が4名、包括支援センターで活動されている保健師が2名ということでございます。保健センターにつきましては、健康増進のための事業ということで、いろいろと活動をやっていただいているのですけれども、最近の仕事が精神障害者の対応みたいなもので、かなり仕事をとられてしまいまして、ちょっとその辺のところで1人で何人かの人を抱えきりというような状況で、非常に保健師たちも負担がふえているのかなという気がします。
それと、包括支援センターにつきましては、要支援にならないような健康なお年寄りをつくりましょうということで、あそこがある一定の防波堤みたいな形でやっているのですけれども、健康づくりに向けた介護予防の事業等を包括支援センターは主にやっております。介護になるような方の相談も随分あるのですけれども、そういった相談も含めて一緒にやっておるという状況でございます。よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 滑川町でも包括支援センターであるとか社協であるとか、たくさんいろんな事業をやっていただいております。体操であるとか歌声であるとか、また吹き矢であるとか、あと男の方を対象に料理教室であるとか、いろんな取り組みをやっていただいているのですけれども、これあくまでも人数制限があって、その一定の方の取り組みに終わってしまっていると思います。それで、小鹿野もそうなのですけれども、滑川町でやっているいきいきサロンみたいな、そういうのを今度集会所ごとぐらいの提案が先ほどなされたというふうに思うのですけれども、そういう幅広い方を対象にしたいきいきサロンですか、そういうところで体操したり歌を歌ったりできるということで、例えば要支援の方々が介護をとらなくても済むような、日中1人でいる方とか、そういう方を集めていろんな施策をやっているということが、やはり介護を受ける方の数を減らしていけるのではないかなというふうに思いました。
そのためには、やはり先ほど保健師さん6人というお話を聞きましたが、いろんな多様な役割を持っているので、高齢者ばかりにかかわっているわけにいかないわけですから、そういう中で多くの人を巻き込んで、地域の人も巻き込んで、そういういきいきサロン的なものが各地域で行えるようになると、そういう部分で介護を利用する方も違う方向で、いきいきサロンのほうで活躍できるかなというふうにも思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
現在包括のほうで、各地域でそういった自主的な取り組みができるようにということで、「ほうかついこいの場」という形で集会所を定期的に回らせてもらって組織づくりに取り組んでいるわけですけれども、実態はなかなか、その期間は人が集まっていろいろやっていただけるのですけれども、その後継続してやってくれる地域というのがなかなかできてこないというのが実態だと思います。月の輪、六軒地区ですとか、そういった南のほうの地域だとか、自主的な活動ができているところもあるのですけれども、土塩なんか最悪で、計画しても人が集まってくれなかったと。よその地域から何人か来て一緒に体操してくれた。ですから、終わっても全然そのままというような状況だったというふうに聞いているのですけれども、そういった部分も含めて、今後健康づくりグループというのをつくりたいなというふうに考えております。それは、男女問わず60代を中心に活動してもらえるような組織にして、先ほど申し上げましたように健康づくりプラス地域の共助プラス環境整備、そういったものに一緒に取り組んでいただいてやっていける中で、そういった健康体操だとか、そういったものも事業の中に取り組んでいけるような組織を、もうちょっとだから大きな意味で活動の幅のある組織をしていったらどうかなということで、今提案しながら地域を回らせてもらおうかなと思っております。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 今年度から改正された介護保険料の比較をしますと、小鹿野町と滑川町は大体同じ金額になっています。だから、そういう部分では、やっぱり小鹿野町もそれなりの大変さはあると思うのですけれども、やはり医者とか、小鹿野町の保健福祉医療連携システムということで、一つのちゃんと組織をつくって、それで元気な高齢者に大勢いてもらうという一つのそういう取り組みをやっているという中の成果もあると思いますので、この勉強をさせていただきましたので、ぜひ町でも今年度初年度ということで頑張って、私たちの世代になると思うのですけれども、今の60代の年齢の人たちが、これはだんだん年をとっていくわけですけれども、できるだけ健康に過ごせるような町づくりということでやっていかなければいけないというふうに思います。
その中で、保健師さんだけの仕事ではないと思うのですけれども、幅広く町全体で地域へどんどん出ていって、そういう取り組みができる。例えば、だから私、違う問題ですけれども、栄養士をもっと学校給食でも配置をしてほしいというふうに言っているのですけれども、栄養士さんももっといれば、いろんな食品に対する塩分のことであるとか、もっと指導ができてくるというふうにも思いますし、そういう意味で、今後やっぱり町は考えてやっていかなければいけないというふうに思いますので、議会としても一つの手助けとしてやっていきたいというふうに思います。
時間がなくなりますので、2番目のほうに移らせていただきます。2番目の問題につきましては、先ほど本当に、うちも今度2人目の孫が生まれるのですけれども、親になって新生児のいろんな健康管理と、また予防接種の問題ということで、いつも悩んでおりました。また、今回定期接種がふえるという中で、健康状態を見ながらですが、一緒に接種できる、やっても大丈夫なものとか、やっぱりそういう指導というのがあれば、回数が少なく済むのではないかなというふうに思っております。先ほど町も、お医者さんのほうからのいろんな連絡の中で、全部子どもさんの予防接種については把握しているというお話でしたが、例えば健康管理の中で、決められた期間に受けられなかったといたします。そうしたときに、期限が過ぎてしまった予防接種については、費用はどうなっているのでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
スケジュールの中で、どうしてもこの期間内に受けられなかったという予防接種については、費用はどうなのでしょうかというご質問だと思うのですけれども、その辺のところはちょっと想定外の質問でしたので、ちょっと知識として把握していませんので、また調べて後日ご返答申し上げたいと思います。
ただ、余り過ぎると、今度は逆に効果もないのかなという気もするのですけれども、その辺のところは少しでも過ぎると、まだ受けていないですよということで頻繁に督促状ではないですけれども、お知らせはしているというので、私ども決裁で見ていますので、こんなにしてしまっていいのというぐらい結構していませんので、そのような方はごくまれなのかなと思います。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 先ほど定期接種ではなくて任意接種の中で、嵐山町では一部負担金で行える水ぼうそう、おたふく、ロタウイルスということをお話ししましたが、水ぼうそうの場合は1回8,000円です。おたふく風邪が、町内の小児科のお医者さんのあれですが、嵐山の場合8,000円のものは300円の負担でできます。おたふく風邪が6,000円でした。これも300円で接種できる、負担金が300円ということでした。ロタウイルスにつきましては、1回1万5,000円で、これ2回ですから、嵐山の場合は負担金が500円ということでした。窓口払いの廃止をやらない措置として、この恩恵というか、ような課長からの説明だと思ったのですけれども、やはりワクチン、これをしたことによって、将来やはり重症化するものを防ぐという考えの中では、やはり無料化をやっていますけれども、それとともに窓口払い廃止の駆け引きだけではなくて、町としてもなるべく低額で受けられるような措置というのは必要ではないかなというふうに思います。
行く行くは、本来ならば国がすべて無料で受けられるようにするのがベストだというふうには思うのですけれども、このことについても今後、ほかの状況も見ながらというお話でしたが、ほかの地域でもやはりこういう運動は起こっているというふうに思いますので、早急にご検討いただけたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 新井健康福祉課長。
〇健康福祉課長(新井佳男) 健康福祉課長、ご答弁申し上げます。
この3つの予防接種につきましては任意接種ということで、現在滑川町の住民でもできる、お金さえ支払えばできる予防注射でございますけれども、嵐山町につきましてはそのような条件のもとに、現在特別に実施しているのかなと思うのですけれども、近隣の市町村の、先ほど申し上げましたように状況を見て、滑川だけやらないということではなくて、他町村の状況を見ながら、これから検討していければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) では、3番目の問題に移らせていただきます。
先ほど局長のほうの答弁の中で、東松山市では4月から数値を測定していて、その数値の中でやっているのでというお話でしたが、前回の議会のときもそうでしたが、例えばもうちょっと町として数値にかかわれるような取り組みはどうでしょうか。
〇議長(田幡宇市議員) 宮島教育委員会事務局長。
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
現在、東松山市で発表している方法としては、20ベクレルより多いか少ないかというような発表の仕方でございますので、滑川町はその数値をいただいてやるわけですので、その数値について詳しく数字的にどうなのかということだと思うのですけれども、それは今のところは考えておりません。
以上でございます。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 先ほど局長のほうが食材の検査ということでお話しになったのですけれども、東松山市の場合は食材というよりも1食、献立ごとの検査になっているわけですよね。今回、先ほど今度は消費者庁から貸与された場合に、給食のほうの食材をはかれるような状況になるのかどうか、そこら辺ちょっとお答えいただきたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁いたします。
先ほども9月配備ということで、関係機関と調整しながら今やっているのですけれども、その点職員、またそれがかなめになります。また、JAの職員とも一緒に研修に多分行かないとだめなようになります。その点消費者庁がどこまでなるかという形になりますけれども、今考えているということは、滑川でとれたものは、滑川が消費者ということですけれども、その人が食べるということであります。それと、直売所で多くの生産された野菜等販売しておりますので、その点につきましては、滑川でとれた食材を給食に使うとなれば考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 消費者庁のほうに問い合わせていただいたのですけれども、その中では給食の測定も可能ですよというようなことだったということなのですけれども、では今後そうなった場合に、それについても考えていただけるかどうかご答弁いただきたいと思います。
〇議長(田幡宇市議員) 宮島教育委員会事務局長。
〇教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
機械については、9月ごろ入る予定ということでございます。現在、東松山市さんの数値をいただいておりますので、今のところそれを9月に入ってから、それをすぐ切りかえるとか、そういったことについては、まだちょっと先が見えておりませんので、現在のところは今の状態で進めていければというふうに考えております。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 学校給食のほうの、調理した献立の一つのものについては東松山市のほうではかっていただけるわけですので、例えばこの消費者庁のほうの貸与の機械について、原料として、それこそ食材として検査ができるかどうかということを今ちょっとお聞きしたのですけれども、どちらの課長でも結構なのですけれども。
〇議長(田幡宇市議員) 吉田産業振興課長。
〇産業振興課長兼農業委員会事務局長(吉田利好) 産業振興課長、答弁申し上げます。
滑川でとれた野菜を給食に使うとなれば、単品でも調査は可能だと思います。また、教育委員会のほうで今やっているやつを単品でとなりますと、うちのほうも教育委員会と協議しながら今後進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(田幡宇市議員) 上野憲子議員。
〇11番(上野憲子議員) 今、東松山市で測定していただいている中では、一つ一つの食材については測定せずにということでなっているということで来ております。また、先ほども申しましたが、消費者庁のほうの今回の貸与の中で、給食の測定も可能であるというような話があったということですので、まだ機械的にはすぐすぐ入るわけではありませんし、しばらくの期間あるわけですが、今後やはりあいている時間というか、給食の材料についてもはかっていただけるような、そういうことをやっていただけたら、やはり多くのお父さん、お母さん安心できる部分があるのかなというふうに思っております。1つの献立の中で20ベクレル未満であるという今の基準ですが、やはり心配されている方の中には、1つの原料としてはかっていただきたいと思っている、そういう要望もたくさん出されております。そういう測定をしている地域もあるわけですので、せっかく貸与されて使える機械ですので、有効に使えるよう、ぜひ便宜を図っていただきたいと思います。
以上で終わらせていただきます。
〇議長(田幡宇市議員) 以上で上野憲子議員の一般質問は終了いたしました。
◎延会について
〇議長(田幡宇市議員) お諮りします。
本日の会議はこの程度にとどめ、延会をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
〇議長(田幡宇市議員) 異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて延会することに決しました。
以上をもちまして本日の会議を終了します。
◎次会日程の報告
〇議長(田幡宇市議員) 明日6日は、午前10時に開会をします。
一般質問終了次第、全員協議会を開会します。
◎延会の宣告
〇議長(田幡宇市議員) 本日はこれにて延会します。
ご苦労さまでした。
(午後 2時51分)