平成24年第179回滑川町議会定例会〔予算審査特別委員会〕

              平成24年第179回滑川町議会定例会                   〔予算審査特別委員会〕 1.日  時 平成24年3月9日(金)        午前 9時00分 開議        午後 3時15分 閉会 2.場  所 滑川町議場 3.議  題    (1)議案第27号 平成24年度滑川町一般会計予算の議定について    (2)議案第28号 平成24年度滑川町国民健康保険特別会計予算の議定について    (3)議案第29号 平成24年度滑川町介護保険特別会計予算の議定について    (4)議案第30号 平成24年度滑川町後期高齢者医療特別会計予算の議定について    (5)議案第31号 平成24年度滑川町下水道事業特別会計予算の議定について    (6)議案第32号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計予算の議定について    (7)議案第33号 平成24年度滑川町水道事業会計予算の議定について                                             出席議員(13名)    1番  伊  東  康  夫  委員      2番  北  村  徳  章  委員    3番  金 井 塚  徳  一  委員      5番  井  上  奈 保 子  委員    6番  上  野     廣  委員      7番  長 谷 川  元  夫  委員    8番  森  田  泰  雄  委員      9番  高  坂  清  二  委員   10番  紫  藤  昌  久  委員     11番  上  野  憲  子  委員   12番  石  川  正  明  委員     13番  大  山  尚  美  委員   14番  北  堀  一  廣  委員 欠席議員(なし)                                             出席者      滑 川 町 議 会議長    田   幡   宇   市                                             事務局職員出席者      事  務  局  長    稲   葉   一   正      書       記    今   井   茂   子      録       音    笠   原       直                                             説明のため出席した者      町       長    吉   田       昇      副   町   長    小   高   明   也      教   育   長    小   澤   正   司      総 務 政 策 課 長    柳       克   実      会 計 管 理 者 ・    山   下       進      会  計  課  長      税  務  課  長    大   谷   長   生      町 民 福 祉 課 長    新   井   佳   男      環  境  課  長    江   森   不 二 男      産 業 振 興 課長兼    吉   田   利   好      農業委員会事務局長      建  設  課  長    武   井   揚   一      水  道  課  長    木   村   幸   一      教育委員会事務局長    宮   島   正   重      代 表 監 査 委 員    吉   田   憲   正      町民福祉課副課長兼    武   井   宏   晃      主 席 主 幹 ・      高 齢 者 福 祉担当      町民福祉課主席主幹    大   塚   信   一      ・ 福 祉 担 当      町民福祉課副課長兼    吉   野   正   和      主 席 主 幹 ・      年 金 国 保 担 当      町民福祉課副課長兼    田   島   幸   江      主 席 主 幹 ・      介 護 保 険 担 当      町民福祉課副主幹・    武   井   宏   見      町  民  担  当      町 民 福祉課主幹・    小   柳   博   司      健 康 増 進 担 当      町 民 福祉課主査・    大   林   具   視      福  祉  担  当      町 民 福祉課主任・    斉   藤   訓   行      福  祉  担  当      町 民 福祉課主任・    奥   野       忠      福  祉  担  当      環 境 課 副 課長兼    高   坂   省   吾      主 席 主 幹 ・      下 水 道 担 当      環 境 課 主 幹 ・    権   田   正   司      生 活 環 境 担 当      環 境 課 副 主幹・    服   部   進   也      下 水 道 担 当      教 育 委員会事務局    横   田   静   枝      副課長兼事務局次長      ・ 生 涯 学 習担当      教 育 委員会事務局    小   原   由   之      副課長兼事務局次長      ・生涯スポーツ担当      教 育 委員会事務局    持   田   光   子      副課長兼事務局次長      ・ 図 書 館 担 当      教 育 委員会事務局    澄   川       淳      副  主  幹  ・      教 育 総 務 担 当      教 育 委員会事務局    大   塚   し の ぶ      主 席 主 幹 ・      公 民 館 担 当      教 育 委員会事務局    紫   藤   晴   美      主幹・教育総務担当      教 育 委員会事務局    木   村   俊   彦      主 幹 ・ エ コ      ミ ュ ージアム担当      教 育 委員会事務局    小   澤   大   祐      主   事   ・      生 涯 スポーツ担当      水 道 課 長 補佐兼    磯   崎   文   子      主席主幹・管理担当

議長(田幡宇市議員) 若干お時間をいただきたいというふうに思います。
  あの痛ましい東日本大震災から明後日で1年を迎えます。地震と大津波で多くの方々のとうとい命が失われました。また、甚大な被害が発生をしたところでもございます。
  3月8日現在の死者数は1万5,854名、行方不明者は3,203名であります。滑川町議会第179回定例会の会期中でございますけれども、皆さんおそろいでございますので、犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げ、1分間の黙祷をささげたいと思いますので、よろしくご協力をお願い申し上げます。
  恐れ入りますが、ご起立をお願いいたします。
  黙祷。
          〔黙  祷〕
議長(田幡宇市議員) 黙祷を終わります。ご協力ありがとうございました。

委員長(金井塚徳一委員) おはようございます。委員各位には、第179回滑川町議会予算審査特別委員会にご参集いただき、まことにありがとうございます。
  ただいまの出席委員は13名であります。定足数に達していますので、ただいまから予算審査特別委員会を開催いたします。
                                   (午前 9時00分)

    ◎議案第27号の質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 昨日、3月8日に引き続き、一般会計予算の文教厚生常任委員会所管事項について審査を行いたいと思います。よろしく皆さん方のご協力をお願いして、スムーズなうちに審査が進むようよろしくお願いいたします。
  それでは、これより質疑に入ります。質疑ありませんでしょうか。
  北堀委員。
14番(北堀一廣委員) 執行部の皆さんおはようございます。ただいまは委員長のお許しをいただきましたので、これから幾つか質問をさせていただきたいというふうに思います。14番、北堀です。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 着席をしてよろしくお願いします、マイクが非常に遠くなりますので。
  北堀委員。
14番(北堀一廣委員) ただいまは全員で黙祷ということで、今、滞りなく終了をしたわけですが、まさしくあの日以来、犠牲者のご冥福を祈る鎮魂、あるいは歌や悲しみをともにする応援歌が生まれました。福島を歌ったものもあり、歌は人々の心をいやし、時には勇気を与えるからであります。
  そんな中でも、よく口ずさみますのが唱歌「ふるさと」という歌がございます。また、歌謡曲では「北国の春」、この北国の故郷を思う歌詞でもあることと、それを歌った千昌夫さんが、被災地の岩手県陸前高田市出身だったということでもあるでしょう。紅白でも久しぶりに歌われたようです。まだまだもとの生活等を取り戻すには相当な時間が必要かと思います。
  そんな中、私も昨晩思い出したのですが、昨年11月13日に行われた消防特別点検での田幡議長さんのあいさつの中で、宮城県南三陸町に公務で行かれた折に、御町の町議会議長さんが涙ながらにあいさつをされたことを私もきのうのように目頭を熱くして聞いておりました。私の横の大山尚美委員も、眼鏡を曇らせていたような気がいたします。改めて一日でも早くもとの生活を取り戻せるようお祈りを申し上げる次第でございます。これにつきまして、吉田町長より何かご感想がありましたらお聞かせをいただきたいというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 吉田町長、お願いします。
町長(吉田 昇) 町長、感想を申し上げます。
  東日本大震災、昨年の3.11でございます。これにつきましては、私はいつも心の中で、この大震災、被災地を風化をさせてはならないという気持ちで毎日毎日を過ごしております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員。
14番(北堀一廣委員) 町長、ありがとうございました。
  続きまして、教育委員会に1つだけお尋ねをしたいというふうに思います。先般、ここ半年、あるいはまた数カ月のときに、いろいろとマスコミ等で大阪のほうのある市長さんの発言が、今メディア等で取り上げられて、非常に人気があるというようなお話も聞いておりますが、これら等もメディアが非常に力を入れているというような感じが否めません。また、彼の申す言動、あるいはまた彼は非常に道徳あるいは規律感のある方かなと、私は常々思っております。
  しかしながら、非常に旗色の濃い鮮明な色を持った方でもあると、ある面では思います。現在、政権をとられておられるのが民主党でございますが、特に教育関係に非常に左右をするのは、民主党の参議院議員のドンでもあると言われております山梨県選出の輿石東という幹事長がおられますが、この人は、まさに日教組のドンとも言われております。そして、そういったことが教育にいいとか悪いとかは別として、いろんな意味で今、話題になっているかなというふうに私は感じております。
  その若い市長さんは、今、メディア等でも、半分以上はメディアが取り上げていろんなことを申しているのかなというふうに思いますが、船中八策あるいは維新八策というような、小泉元総理大臣ではありませんが、彼は手段、手法、こういった道具立てを使って行政に携わるというやり方が非常に上手な方かなというふうに私は思っております。決して政策を余り述べておられるようには思えません。例えば、畑を耕すのに、ではどうしたらいいのだろうといったときに、万能あるいはくわ、そしてあぜかき等々を用いて、これが道具立てです、一つの。しかしながら、種をまく、あるいは苗を植えるといったときに、万能で耕して、細かくして、さくを切って種をまく、あるいは苗を植えると、こういったものが政策につながるのかなというふうに感じております。
  非常に道具立ての上手な方で、今は国民の関心を集めておられるのかなというふうに感じております。その方は、非常に坂本竜馬というような人を心に刻んで、そういう手段を用いているのかなというふうにも思います。また、坂本竜馬という方は、20代半ばにて、大阪のある旅籠で暗殺をされたわけであります。時の幕府の反対勢力に暗殺をされたわけですが、そういった手法を重んじている方かなとも思います。
  先般、小学校6年、あるいはまた中学校は3年、これは義務教育でもございます。そういった中で、私の孫も今4年生で、間もなく5年になるわけですが、1年後にはもう一人小学校入学ということで、また宮前小学校でお世話になるということでございますけれども、例えばあの方が申されるには、どうしても授業に若干ついてこれないと、そういった方を1年でも、1年単位と申しますか、留年をさせて、そういう子供たちをまた勉強をさせてやるのがいいかなというようなマスコミメディア等でも、報道等でも聞いたり見たりしておりますが、これがいい悪いは別として、教育委員会のほうで何か感じたことがあったらご感想をお聞かせいただきたいというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育長(小澤正司) 北堀委員さんの質問に、教育長、答弁させていただきます。
  橋下知事の進める船中八策を初めとした特に教育改革の部分については、私たち人づくりをなりわいとする教師に対する激励というか、ともかく原点に立ち返って、本来の仕事に専念して、人づくりを一生懸命取り組んでいけと、そういうことであろうというふうに私たちは受けとめております。
  その中で、過激な発言で、今、授業についてこられない子は留年させてでもというふうなことがありますけれども、それはなかなか難しい問題もありますので、我々としては、そういう子をつくらないように、ともかく日ごろの教育活動の中で、その子たちをどれだけ引き上げていくかということで今全力を挙げているところでございます。各学校それぞれに工夫をしていますけれども、やはり教師が寸暇を惜しみながら、あるいは幸い町のほうでは支援員さんたちも必要なところには配置していただいたりとか、手厚く教育のほうには予算配当等もいただいておりますので、そういった中で町民の信託にこたえられるように今全力を挙げて取り組んでいるところでございます。
  おかげで、滑川町の教員については、本当に高いモチベーションを持ちながら、今、目の前の子供たちを何とかしよう、そういう気持ちでやっておりますので、それは必ず成果に結びつく、あるいは結びついている、そんなふうに確信しております。
  以上です。
14番(北堀一廣委員) ありがとうございました。
  以上で私の質問を終わります。
委員長(金井塚徳一委員) 質疑ございませんか。
  石川委員、お願いします。
12番(石川正明委員) 12番、石川。質問させていただきます。座って質問いたします。
  北堀委員が予算審査特別委員会の質疑の幅を大分広げてくれたものですからやりやすくなったのですけれども、まず、先ほど私も黙祷をさせていただいて、さきの大震災の大変悲惨な状況を思い浮かべることを改めてしました。もう1年がたつわけですが、わずか1年ほどで、先ほど町長答弁にあったように、もう風化を危惧する声があちこちに出ております。これは、阪神・淡路のときもそうだったわけですけれども、そこでさきの震災を後世に、その後の防災、減災に有効なものとして伝えていかなければならないというのは、ここにいる皆さん全員が思いは同じだとは思います。
  そこで、教育委員会のほうにお伺いするわけですが、私、一番忘れられないのが、やはり宮城県石巻の大川小学校のことなのですが、そのことについて滑川町は宮城県の松島町と災害パートナーということで支援をするということになっておるわけですが、お互いにこれから長いおつき合いをしていくことになると思います。そういうことも含めて、教育委員会として24年度に向けてどのようなことをお考えになったか、また大川小の悲惨な状況、これらについて教育委員会で、既に1年たとうとしていますので、大分検証もされて、細かく報道もされています。そういうことについて、検証をし、情報を共有し、認識をしたのかどうか、その辺について先に伺います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育長(小澤正司) 石川委員さんの質問に、教育長、答弁させていただきます。
  今回の未曾有の被害をもたらした東日本大震災ですが、これに関しては各学校で、校長会等で、今回のことをそれぞれの学校の教育活動の中でしっかり生かしてくださいよ。特に中学校なんかでは、いわゆる原発等の事故の問題等も出ていますので、そういったようなことにも触れながら子供たちに、これから自分たちの生き方ともかかわりながら指導していってくださいよというふうな話をしてあります。
  具体的に、例えば石川委員さんの隣の福田小学校なんかでは、震災の後、福田に在住の齋藤さんが循環器センターのほうに看護師さんとして勤めていて、実際に被災地のほうに行って、救援活動に当たってきたということで、その齋藤さんをお招きして、5、6年生向けに話をしていただいた。あるいは実際に、救援物資やなんかの非常食やなんかについても触れていただいたとかというふうな、そういう取り組みを行っております。
  ただ、今までやってきた中でも、それは決して十分とは思えませんし、幾ら新聞やそのほかの記事を使いながらやっていてもまだまだ、今風化の問題が出ましたけれども、このまま置いていったらどんどん風化していってしまう心配もありますので、今年度、教育の重点施策の中の取り組みの中に防災教育ということを上げましたので、それらについてもう一度見直しながら、各校共通で積極的に取り組んでまいりたいと、そんなふうに考えております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員、お願いします。
12番(石川正明委員) ありがとうございます。
  大川小、福田小学校よりも小さい、たしか108名という全児童数、小さな小学校だったわけですけれども、その中でたしか70名近い児童が亡くなったということで、そのことが大きく取り上げられもしたし、またその後、検証がされて、いろんなことがわかってきたわけですけれども、結局、学校の現場で危機管理能力、そのことについて少し不足する部分があったというふうにはっきりと検証されたわけですけれども、滑川町、この辺の小学校については、そこまでの津波みたいな切迫した状況というのは当然起き得ないわけですけれども、そのことを教師、教育者として、その現場でとった教師の行動のことについて、教育長はどんなふうにお考えになりましたか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育長、お願いします。
教育長(小澤正司) 教育長、石川委員さんの質問に答弁させていただきます。
  大川小学校で73名ぐらいだったですか、亡くなって、まだ遺体も収容されていない子供がいるということで、大変痛ましい結果になってしまったわけですけれども、本当にこれについても、恐らく学校現場でも想定外だったという、まさかここまで水が来ることはないだろうというふうに想定していたという部分もあると思うのですけれども、後でいろいろ検証すると、何でもっと早く裏山へ避難させなかったのだとか、そういうふうなことがいろいろ出てくるわけです。
  やっぱり一たんこういうことが起こってしまうと、想定外というふうなことは言いわけにならないわけで、そういうことも含めて、滑川は非常に平和な場所ではありますけれども、やはりそれを他山の石としてしっかり、最終的にはやはり一人一人の子供たちが、どこでもきちんとしたそういう対応がとれるような子供たちに育てていかなければならないというふうなことは常々考えていますので、そんなことでもって具体的な方向性を考えていければというふうに考えています。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) ありがとうございます。
  私も大川小の状況を、例えば避難マニュアルとかきっとあったと思いますし、教師はそのことを理解していたのだと思うのですが、ハード面で、例えば屋上があれば屋上に逃げれば助かったと言われているわけですけれども、今そのことを余り批判じみたことを言ってもしようがないので、思うのですけれども、私、危機管理というのがどうしてできなかったのだろうというふうに思うのですけれども、大人が十数名かな、10名以上いて、子供がわずか100名ぐらいで、その子たちを幾ら切迫した状況とはいえ助けることができなかったというのは、どうももうただパニクったりとかテンパったりとかという状況とはちょっと違って、一言で言うと、そういう教育現場に携わる人たちの脆弱さみたいなものを感じるのですが、1つには同じような価値観、それから同じような考え方を持った人たち、これ私、役所も似たようなところがあるように思うのですが、長い間、長い時間、同じような価値観で、同じような考え方でという方たちの集まりが、集団がそこにあると。どうもそこには、発想力ですとか、想像力ですとか、そういうものが脆弱になっていくのではないかと。そういうことも言えるのではないかという今、分析もされ始めたのですけれども、どう考えても小学校の近くの家の人は逃げているのです。それから、十何名の児童の親は車を使って迎えに来ているのです。それで帰った子は助かっているのです。何でその間、40分とも50分とも言われていますけれども、子供が校庭でとどまって、中には恐怖の余り吐く子もたくさん出た、そのくらいの状況にどうして置いてしまったのだろうというふうに。これは、単にそのときの切迫した状況だけではないような気がするのですけれども、そのことについてはどのように教育長は考えますか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育長、お願いします。
教育長(小澤正司) 教育長、答弁させていただきます。
  大川小の件に関しては、そこが避難所になっていたというふうなことで、地域の保護者もそこに何人か来ていたというふうなこともあったりして、恐らくその現場にいないので細かいことはわかりませんけれども、やはり教師のほうとしての危機管理の甘さというか、判断の甘さと言われてしまえばそれきりなのですけれども、まさかここまではというふうな部分は否めないと思います。
  ですから、私たちも先ほどの橋下市長さんのあれもそうですけれども、常に教師はぬるま湯につかっているとか、あるいは仕事の重みに対して少し考えが甘いのではないのかとか、そういうふうな形で批判されるわけですけれども、これは本当にそういう批判があるということは、我々にとっては恥ずかしいことだという、そういう姿勢で、何とかこれを払拭できるように取り組んでまいりたい、また取り組んでいるつもりでございます。ですから、この危機管理に関しても、子供たちがそういった行動がとれるように、また教師も最悪を想定してということをいつも話をしているわけですけれども、そういった行動がとれるように、そういう批判をされないように、日々の実践の中で示していくしかないかな、こんなふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) ありがとうございます。
  今回の震災、これ震災前もそうだと思うのですが、要するに自分の身は自分で守るのだと。これ自助ですよね。その次に、身近な人への配慮ですとか、思いやりとか、想像力を働かせてくるわけですけれども、その後、公助というのが来るということは言われてきたわけですが、結果、今回の震災を検証して、自助が7割、共助が2割、公助はわずか1割、結局そういう結果になっているわけですけれども、私は学校教育、専門家でもないですし、教師ではもちろんありませんし、子供たちと向き合って長い時間を過ごすということもしたことありませんので、余り教育長や教育に携わる方に対して失礼なことは言えないのですが、もっと子供たちを信用して、子供たちの発想力ですとか、想像力ですとか、恐らく防災教育等について、その辺をもっと出させるといいますか、そういう教育、単に先生が子供たちに向かって話をしたり、どこかから人を連れてきて話をするだけではなくて、子供たちの想像力や発想力を先に引き出すというような防災教育、あるいはこれは減災教育と言ってもいいと思うのですけれども、そういうこともぜひやってほしいなと思います。そのことについては、要望としてだけでとどめておきます。
  かわって、総務政策課長のほうに質問いたしますけれども、先ほど話した自助7割、共助2割、公助は1割だったという結果が出ているわけですよね。このことを24年度の防災計画を立てるに当たって、どのように考えていけば、あるいはそういうことを検証した結果を踏まえて考えようとしているのか、そのことを担当課長のほうから少しお聞きしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 総務政策課、お願いします。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、石川委員さんのご質問に答弁をさせていただきます。
  一般質問の際に、私、岩手県の住田町の町長さんの「東日本大震災に学ぶこと」ということで、その中で、やはり情報の連絡を密にするということを大きく分けて5つ学んだことがあると。その中の1つに、情報の連絡というふうなことが上がっておりました。その地域の生存者の確認を3時間で全部終えたというふうな話でした。
  昨日の埼玉新聞にも、自主防災会の充実というふうなのが1面トップの見出しで出ておりましたが、やはりこの石川委員さんの言われるように自助、共助、公助ですか、身近な集団というのが、やはり今回の震災では非常に見直され、その大切さというのが、我々が学んだところではないかなというふうに考えております。
  したがいまして、この24年度に計画をしております自主防災計画の見直し、全面見直しも含めて検討していくわけでございますが、これらについてやはり重きをなして考えていかなくてはならないのではないかなというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) ありがとうございます。
  今、言われるとおりだと思うのです。私は、大きな被災者になったことはもちろんないわけですけれども、そのとき自分が果たしてどれだけのことができるかと問われたときには、大きなことはきっと今言えないのですけれども、やはり自分の身は自分で守るというその一番最初のところ、それからその次に身近な人たちのことに思いやるという、そこのところへどれだけ公的な投資も含めてですけれども、組織も含めてできるかということを考えていくのが、私は防災であり減災であると思うのです。これ冒頭に話が出たように、3時間以内に死亡者数を確認するとか、それは後でいいのです。どうでもいい話なのだ、はっきり言って。それよりも、やはり自助、共助、これにどれだけ手助けができるかということをよく考えてほしいと思うのです。
  北村委員のきのうの質問の応援をするわけではないのですけれども、集会所、これたくさん地域の中に、小さなコミュニティーのサイズの中にみんなあるわけです。私は、あそこをまず生かすべきだと思うのです。どう考えても、総合体育館や学校でも遠いですし、やっぱり身近なところにある公的な施設というのをまず生かすべきだと思うのです。それには、当然耐震化を図るのは、町の責任でやるべきだと思うのです。そこまで幾ら歴史的な経緯があろうとも、だれも不公平感は感じないと思いますよ、全部の集会所を耐震化するということを町がお金を出してやることについては。私は、答えは結構ですので、そのことを要望だけ強くしておきます。だれも不公平感は感じないと思います。ぜひそれはお願いいたします。
  今のところ、私が用意した質問についてはその程度なのですけれども、これ町長に最後にお伺いするのですけれども、地震予知や要するに防災技術が世界先端を行っていると言われた日本が、結局あのありさまになってしまったわけです。公的機関、これは特に自治体が一番身近なところで、住民にとっては頼りにする、どうしてもしてしまうところなのです。だから私は、先ほど町長が風化をさせないようにという答弁もあったように、この24年度、特に防災、減災については覚悟を持って取り組んでほしいと思うのですが、町長、一言お願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 吉田町長。
町長(吉田 昇) 今、私も大変石川委員さんからいい意見をいただいたなと思っています。先ほどの話、要望だけというお話をされましたけれども、まず災害のときは自分の身は自分でまず第一に守る、これが原則でございます。そして、次はやっぱり地域、隣近所。これはやっぱり隣近所でも、私は障害を持った方、そうした方たちがどうだろうということで、すぐそれはやっぱり障害のある方をまず第一にどうだろうということで、隣近所で確認をする。そうしたら、すぐやっぱり一番そうした人を搬出をし、救出をしたら、近くの集会所、そこへ避難をするということが原則だというふうに考えています。
  そういうことですから、今、石川さんからいただいた集会所を耐震をするということは、私も本当に大切なことだというふうに思っていますので、今後そうしたものも徐々に取り組んでまいりたいというふうに思いますので、ご協力をお願いしたいというふうに思います。
  そして、最後の防災の質問でございますけれども、本当にこれ今、私は一番大事な問題であるし、この危機管理の問題、これは本当にいざとなったとき、どのようにできるかということは、なかなか確かに難しい問題だというふうに思いますけれども、それは前の答弁でも申し上げましたけれども、やっぱりそうした初期動作、そうしたものがすべての災害に一番大事でございます。それがきちんとできるかどうかというのは、やっぱり日常の訓練が大事だというふうに思いますので、防災訓練、そうしたものもきちんと今後もやってまいりたいというふうに思います。よろしくお願いしたいというふうに思います。
  そして、24年度予算の中でも、予算額にしては大した額ではありませんけれども、それを十分生かしてやってまいりたいというふうに思います。
  以上です。
12番(石川正明委員) どうもありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) 次に、質疑ありますか。
  上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 上野です。何点か質問させていただきます。
  きょうの読売新聞に、広がる給食の放射能検査ということで出ていたということで、朝早く同僚議員から電話がありまして、読売新聞を見ろということだったのですけれども、うちはちょっと読売とっていなかったものですから、いただいて今、見て、学校給食の放射能検査をやっている自治体がかなりふえてきた。でも、やっぱり県のほうにしてみると、国の制度上、食材の安全性は出荷段階で確認されているので、各市町村の教育委員会に対応を任せる。県として検査を加えるよう促すことはできないという、消極的だというような意見が出ていましたので、教育委員会にいたしましても、やはり東松山といろいろ相談をしながら進めていっていただきたいというのをまず最初にお願いをしておきたいというふうに思います。
  では、1問目なのですけれども、最初に78ページのふれあいバスのことについてお聞きしたいと思います。担当者が今いらっしゃらないですかね。では、最後にこれいたします。
  次に、幼稚園の関係なのですけれども、最初に入の段階で、国庫補助金、28ページに出ていたのですけれども、幼稚園就園奨励費ですか。公立、私立ということで金額が出ておりました。出のほうでは143ページに、公立32万9,000円、私立526万3,000円ということで出ておりました。この対象人数と補助内容、公立、私立それぞれ教えていただきたいというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  まず、幼稚園のほうの公立のほうの人数でございますが、これにつきましては予算上ですと7万1,000円ほど計上してございます。これにつきましては、9名を予定しております。
  それと、私立のほうでございますが、これにつきましては48人予定をしております。
  これでいいわけですね。
11番(上野憲子委員) 補助内容。
教育委員会事務局長(宮島正重) 補助内容ですか。補助内容は、これはいろいろと分かれておりまして、例えば幼稚園児のみの場合、それと小学校3年生までの兄、姉がいる場合等で分かれております。その中で、生活保護世帯、市町村民税非課税、市町村民税所得割非課税というようなものをもとにして、第1子、第2子、第3子という形で、そういった計算式のもとで算出されております。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 単純に考えますと、公立が9名で私立が48名、行っている人数はもう断トツに公立が多いわけですが、やっぱり公立のほうの人数が少なく、補助金額が少ないということは、これは算出方法で公立私立の差があるのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) これについては、算出方法については同じだというふうに解釈しております。
委員長(金井塚徳一委員) よろしいですか。
  上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 先ほど申しましたように、幼稚園の場合は公立へ行っている人のほうが格段に人数が多いのに、私立の人の補助の人数が多いということは、では経済的なそういう部分で、そんなに私立の幼稚園へ行っている方のほうが補助対象になる確率というか、高いのですか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  これにつきましては、補助の単価について、やはり公立と私立のほうが違いがございますので、私立のほうは金額的にはどうしても高くなってしまうというようなことでございます。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 単価が違うということであれば、人数が少ない中で……でも単価だけだと、やはりこの私立の対象人数が、私立の幼稚園へ行っている人数に対して48名、公立の人数に対して9名ということだと、単価だけではやっぱり補助内容が違う、補助を受けられるそういう内容が違うのではないのですか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) ちょっとお待ちください。
委員長(金井塚徳一委員) 答弁出ますか。大丈夫ですか。
教育委員会事務局長(宮島正重) ちょっと……。
委員長(金井塚徳一委員) 休憩しますか。暫時休憩させてください。
          休 憩  (午前 9時42分)

          再 開  (午前 9時43分)
委員長(金井塚徳一委員) 再開します。
  次の質問にかえといてもらって。
教育委員会事務局長(宮島正重) いや。
委員長(金井塚徳一委員) いいのですか。お願いします。
教育委員会事務局副主幹・教育総務担当(澄川 淳) 教育総務担当澄川、答弁させていただきます。
  私立幼稚園に就園する方の補助につきましては……
委員長(金井塚徳一委員) マイク使ってください。ちょっと聞こえません。
教育委員会事務局副主幹・教育総務担当(澄川 淳) 済みません。
  私立幼稚園に就園する方の補助につきましては、補助の区分が公立よりも2つふえております。公立幼稚園の場合は、所得に関しては生活保護世帯、それから市町村民税の非課税世帯、それから市町村民税の所得割の非課税世帯、こちらの3区分になっておりますが、私立幼稚園に関しては、それ以外に所得割の課税額に応じて、まだ補助が受けられる区分がございます。要するに、所得割について課税はされているのですけれども、その課税額が一定額以下の場合、こちらの方も該当になって補助を受けております。ですので、人数のほうがちょっと多くなっております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 了解しました。
  そんな中で、なぜこの質問をしたかという中で、公立幼稚園よりも私立幼稚園のほうが補助を受ける内容的なものがハードルが低い、だからそれだけ対象者が、全体の人数に対して対象を受けられる人数が48名というふうに多くなっているのだということは理解したのですけれども、滑川から東松山の私立幼稚園に行っている親御さんから、東松山は私立幼稚園の奨励費というか、全員所得に関係なく一律に年間1万5,000円ですか、そういう補助があるのだけれどもという話をされました。予算書を見たところ、やはり公立に対しては、滑川の場合も私立のほうがそういう部分で奨励費は厚くしてくれているというのがわかったのですけれども、そういう部分に対しては今後どのようにお考えでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  今の話でございます。一律1万5,000円というような話をお聞きいたしました。これについては、東松山市の内容と滑川町の内容について、1万5,000円というのは内容的には違うというのはわかりましたけれども、もう少し深い内容について、東松山市のほうに今後問い合わせしてみて、余りにも差があることならば、これからの検討課題としていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) ありがとうございました。
  では、担当者が戻ってみえられたと思うので、78ページのふれあいバス運行委託料について質問させていただきます。今年度、いろいろな福祉計画をつくる中で、やはりアンケート調査などで、ふれあいバスに対する住民の足の確保の要求とか、利便性とかという問題がかなり出ていたと思います。新年度、ふれあいバスの運行については、どのような改善があるのかどうかお聞きしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課、お願いします。
町民福祉課主席主幹・福祉担当(大塚信一) 福祉担当大塚、上野委員さんの質問に対して答弁いたします。
  ふれあいバスについてですけれども、例年、週2回の運行してきたわけですけれども、この間、いろいろ住民の方から、運行回数含めてもう少し改善してほしいという声が多々ありました。先ほどの質問の中にもありました福祉計画のアンケート等についてもありましたし、また福祉計画の策定委員さんの中からも改善を願うという声が挙がりまして、今年については予算的には同じ予算ですけれども、中身について、ダイヤ改正ではありませんけれども、役場へ来やすいように、また町内の病院にも行きやすいようなコースを考えて、運行日は同じですけれども、運行便、便の数を若干加えて、南部のほうはどうしても利用者が多いので、南部のほうを通る回数をふやしたいというふうに考えております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 一歩前進かなというふうに思うのですけれども、やはりこのバスを利用されている方も大勢いますし、今、確定申告の時期なのですけれども、今朝もちょうど私が来る車の前に、タクシーが役場へ来ました。そういう部分で、役場に用事があった場合に、バスで来たいというふうに思っている方もいるし、またそれがちょっと都合が悪くて乗れなかった場合に、タクシーを利用したりする人もいますので、できるだけ町民の利便性にかなったふれあいバスの運行をしていただけたらというふうに思います。要望としておきます。
  次に、最後の質問になるのですけれども、108ページの清掃費の中で、今年度目玉の施策ということで、浄化槽市町村整備型計画資料作成業務委託料等ということで、250万円計上されていると思います。先日、衛生議会のときもちょっと私お話ししたのですけれども、やはりこれ新聞に、嵐山町の場合の、嵐山町も同じようなことを先駆けてやっていると思うのですけれども、浄化槽PFIで整備というような新聞記事が出ておりました。これに対して、滑川町はどのように進めていくのかなというふうにも思っていますので、この計画を立てる時点で考えをお聞かせいただけたらというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、お願いします。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  嵐山町はPFIということで民間導入型の計画で進めて、4月から導入始めるということになっております。滑川町におきましては、従来型の町が独自に進めていくという方法で今考えております。なぜかといいますと、町独自でやったほうが、とりあえず時間的な問題がありまして、24年度に手厚い補助がかなりあるということで、その期間を短縮する意味から町のほうで進めるという考えでおります。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) この中で、この手法でやった場合に、PFIでやると地域活性化ということですか、町のいろんな業者が1つの組織をつくって、それを受けるというふうになっているのですけれども、例えば今、滑川町の場合は、町が主体でやるという話だったのですけれども、そういう場合の業者だとかそういうものについては、この嵐山町とは違う方法になるわけですよね。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、お願いします。
環境課長(江森不二男) 町としましては、業者については指定業者制度を設けまして、町内業者の育成という面からも、極力町の業者というか、ほとんど町内業者が指定業者になると思うので、町内業者の方にお仕事はしていただくというような形をとらせていただきたいというふうに思っております。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 私、手法的によくわからなかったものですから、嵐山の手法のほうが地域活性化にはなるのかなというふうに思って質問させてもらったのですけれども、滑川は滑川でまた指定業者にできるだけ多くやってもらいたいというようなことで始められたということですので、ぜひこのことについては、いろんな環境問題の中で大切なことですので、進めていただきたいというふうに思います。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
  井上委員。
5番(井上奈保子委員) 井上です。文教関係につきましては、既に何回もご説明いただいておりますが、1点だけ質問をさせていただきます。それでは、着座させていただきます。
  予算書の91ページの災害時要援護者管理システム委託料についてでございますが、このことについては説明いただきませんでしたので質問させていただきますが、この要援護者のふだんの見守りですか、そういう援護される方、そしてまたその援護をする方ということで、両者相まって行われるのではないかと思うのですけれども、そのときに、ふだんはどのような方が援護というか、そういう立場でやっていらっしゃるのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、その件につきましてご答弁申し上げます。
  この災害時要援護者管理システムというのは、前の補正のときにちょっとご説明させてもらったかなと思うのですけれども、いざ災害となったときに、災害弱者というか……
5番(井上奈保子委員) ちょっといい。済みません。災害ではなくて、私今聞いたのは、要援護者に対して、ふだんはどのような方が見守っていらっしゃるのかなということの質問なのですが。ふだんです。
委員長(金井塚徳一委員) ちょっとお待ちください。質問に対しての答弁が違うようだというふうには、ちょっともう一回きちっとした態勢でまた質問をさせてください。
  町民福祉課、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) 済みません。通常時の要援護者というのは、見守りネットワークというのを昨年度立ち上げてあるのですけれども、ふだんお年寄りで弱って、ひとり暮らしをされている方とかそういった方に対しましては、行政だけでは目が行き届かないので、いろんな団体の皆さん、そういった方に対しては見守ってくださいねということで、見守りネットワーク体制というのを昨年6月か7月ごろだったと思うのですけれども、立ち上げをさせていただきました。
  どういうものかといいますと、郵便屋さんですとか、例えば新聞屋さんですとか、牛乳屋さんですとか、そういったそこんちへ訪れる方とか、あるいはご近所の方たちで、どうも最近見かけないねとか、あるいは少し言動がおかしいのではないのかねとか、そういったものを見守っていただき、ちょっと異変があった場合は町の包括支援センターのほうに直ちに通報してくださいよということで、そのネットワークづくりのほうは立ち上げをさせていただいて、ある程度そういった通報等もいただく中で、それではそこのうちが元気かどうか確認に行こうということで、確認なんかもやらせていただいているという、そういう状況で今、見守りのほうはやらせていただいております。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) それは了解いたしました。
  そうしますと、今回のこの私の質問は、次は災害時の要援護者になるわけでございますが、ただいまの答弁ですと、日常、ふだんのときの見守りが、見守りネットワーク体制によって、郵便屋さんとか近所の人とかそういう人たちが見守ってくださるという、そういう体制ができているというお答えでございましたけれども、それでは災害のときに、いざというときに、郵便屋さんとかそういう人たちがその場には駆けつけられないと思うのです。そのときは、そのネットワークが生かされない場合があるかと思いますが、どうでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  ちょっと私のほうからはしょって、では先に先走りしてしまって説明させてもらってしまったのですけれども、そういった見守りネットワークで賄い切れない災害時等につきましては、またこれも少しデータ化して、情報を町で共有しようということで、昨年、そういった災害弱者を対象にご通知を申し上げまして、地震等の災害発生時について、あなたは援護を必要としますかということで、援護を必要とする場合は町のほうへ登録してくださいということで、あくまでも本人の希望を聞いた中で、登録制度ということで申し込みのほうをさせていただきまして、1,000人ちょっとの方に、一応対象と思われる方にご通知のほうを差し上げまして、二百九十何名の方が、ぜひ災害があったときには私を援護してほしいということで届け出があり、現在、その届け出者について、コンピューターのほうにその対象者を入力しているという状況でございます。
  入力作業と同時に、地図情報のほうにもその方の住んでおられる地図を瞬時に出せるようなシステムも同時に今整備しておりますので、同時並行でその方の情報の入力と地図情報の入力ということで、3月いっぱいには完成して、4月以降には各地域の自主防災会の代表者の方に、そのお手元に作成した資料をお渡しできるようにしていきたいなというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) その援護を必要とする人たちに対しての調査をしたということですけれども、必要とする人が二百何人ということだそうですが、そうしますと、要援護者管理システムのこの内容は、どういう人たちを対象としてのシステムですか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) それでは、高齢者福祉担当の武井のほうで説明させていただきます。
  災害時要援護者管理システムということで、今年度9月に補正予算を組みまして、システムの構築ということで準備進めておりました。該当者、対象者ですが、送付した方1,503名おります。登録者が今現在296名という形になっております。また、内訳なのですが、要介護者、それから身体障害者、療育手帳、精神の手帳取得者、精神障害者、それから65歳以上で構成する世帯という形で、296名の方を登録してございます。また、その方については、課長のほうから申し上げました手挙げ方式ということで、希望者は届け出していただいて、今データ入力しているところです。
  また、災害発生時には、そのリストを地域防災会に渡しまして、緊急に救助ができるような体制ということで、まだ入力中なものですから、23年度、一応リストができ上がるというようなところで、今準備を進めております。
  以上になります。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) ありがとうございました。
  その内容については了解いたしましたが、このリストをつくって、その本人とか、あるいは家庭についてはわかると思うのですけれども、そのときに、いざ災害が発生したときに、見守りネットワークの体制ができていても、その体制の中に入っている私たちがしますよというそういう人たちが、いざのときにどのように、今も武井さんがおっしゃったように救助できる体制をつくっているとおっしゃいましたよね。その人たちが、いざどのような体制で救助しようとするのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) では、町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  一応、個人情報があるからということで、私のうちも障害者がいるのだけれども、知られたくないから私は手挙げないのだというような方も実際にはいると思います。とりあえず、今回は情報開示しても、広く一般に知らせていただいて結構ですよという方を登録いたしましたので、それらの方につきましては、自主防災会、地域の防災会の方に、災害が発生してから配るのではなくて、発生前、もうでき上がり次第配らせていただいて、常にこの方は見守ってくださいねということで、災害時は特に注意してくださいということでお願いしたいなというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) それは、各地域の自主防災ですか。そこの組織にいる人ですね。そうしますと、その人たちは、あくまでもその役員というか、それに携わっている人のみがそれを知っているという、そういう情報を得ているということですよね。
  そうしますと、その地域の人たちでも、やはりあそこのうちには援護する人がいるのだというそういうことがわかっても、いざというときには、なかなか手出しがちょっと難しいのではないかなというふうに思う人が多いと思うのです。そういうことのために、これから、例えば今回の東日本の大震災におきましても、そういう要援護者ですか、そういう人たちが取り残されたようなことも随分報道されておりました。そういう中で、やはり災害は必ず来るのだというそういうことであれば、どういう人が、どこの地域にいると、そういうことで、みんなが、先ほどの石川委員さんお話のように、自助、共助、公助ということで、やはりこれが災害のときの一番の大事な救助方法だと思います。
  ということで、これについては、今回この地域防災計画を策定すると、見直しですか、それをするということで、強くこれを何というのですか、強化しての策定をやり直すというをそういうお話がありましたが、その中に、ぜひこの災害のときの要援護者を救うためにというか、もう本当に1人も命を落とさないようなためにも、町の皆さんにこれを周知徹底、いざというときにはこういうふうにしてほしいということを徹底する方法というのは、新たに入れるということはいかがでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 総務政策課、お願いします。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、井上委員さんのご質問に答弁を申し上げます。
  ご指摘をいただいた点については、おっしゃるとおりだというふうに考えておるところでございます。町民福祉課と横の連絡をしっかりとって、対応してまいりたいというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) せっかくの地域防災計画の見直しをするわけですから、やはりこれは、本当に隅から隅まで防災に関する強化なものにつくっていただきたいと思います。本当に災害がいつ来てもいいという、そういうことをみずからが持って、その意識を持っていなくてはならないときでございますので、ぜひ町として、人命の救助ですか、そういうためにもこれからもぜひしっかりした見直しをつくっていただきたいと思いますことを要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
  大山委員。
13番(大山尚美委員) 大山です。よろしくお願いいたします。
  昨日、ちょっとお見せしたのですけれども、今月の広報に「教育振興奨学資金貸与のご案内」というのがあります。経済的理由で就学が困難な高等学校、高等専門学校、大学生に対し、奨学資金を貸与しますということで、申請期間とか貸与の資格とかが書いてあります。それで、このことに関して伺いたいのですけれども、この基金の総額というのはどのくらいあるでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) では、教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  この奨学金につきましては、基金ということで運営しております。基金の総額は約4,000万円ほどございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 毎年の利用者はどのくらいいまして、返済金、返金はきちんと行われているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  毎年の利用者は二、三名でございます。主に大学生が多いのですけれども、高校で借りる方もおるのですが、主に大学生が満額、1年に50万円ですから4年間で200万円ということで借りている方がおります。
  その返済につきましては、現在6名の方が返済をしているわけですけれども、これにつきましては、貸し付けが終わって、卒業して、例えば高校ですと3年、大学ですと4年ということで、その中で、こちらでお貸しした金額については返還いただくというようなことになっております。
  そういった中においても、若干、計画どおりに返済されていないと、返還計画書を出していただくのですけれども、そのとおりになっていないという方も、こういった時代ですのであります。事実あります。そういった方については、こちらでいろいろと話をする中で、返済についてはお願いしているところでございます。
  以上でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ここの中には、高等学校、高等専門学校、大学というふうに書いてありますけれども、それ以外の就学される方に関しての貸与というのはありますか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  ここに書いてあるとおり、これは文科省の関係に該当する奨学金制度でございまして、例えば美容学校だとか専門学校とかそういったものについては該当になりませんので、ここで言っている専門学校というのは高等専門学校、いわゆる高専です。この辺でいうなら群馬高専とかありますけれども、そういったところが該当になります。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 実は私、子供がおりまして、専門学校に行ったのですけれども、そのときに専門学校というのは大学4年間よりも専門学校の2年間で大学の費用を使うというくらいにかなりお金がかかるのですね。町の教育資金をお借りしたいなというふうに思いまして、随分と問い合わせをしたことがあります。ですが、やっぱり対象になっていないということで、お借りすることができませんでした。
  やはり滑川町は、子供というのはすごく育てやすいと思います。給食費もただですし、18歳まで医療費もただです。ですが、一番お金のかかる18歳以降、二十二、三、四、就職するまでの間というのが、もう少し見ていただけないのかなって、私、子供を育てるときにすごく思っていました。
  18歳以降というのは、教育費ももちろんすごくかかるのです。教育費もかかる。いろんな家のローンも抱えている。物すごいきつい生活をかなり皆さんされている方もいっぱいいらして、何とかこの奨学資金を借りられないのかなと、私も思い、またいろんな知人なんかも何度も言われたことがありまして、ここの枠を少し広げていただけないのかなと考えました。ほかのときがわとかにも聞いてみたのですけれども、ときがわは専門学校とか短大とかそういうところまで広げてあるというふうに聞いています。ここの考えをお伺いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  今申された専門学校というのは、現在うちのほうでは文科省のところではなくて、一つの職業を得るための訓練を受ける場所というふうに理解しておりまして、そういった意味で該当にはなっておりません。これについて、そういった問い合せは確かにございます。でも、今の中において、大学は……短大はなるのです、これは。短大はなりますけれども、今言った美容学校だとか、何々調理学校だとか、そういったものについての今後、この条例ができてもうしばらくたつと思いますので、そういったことについては、よその市町村についてちょっと調べていく中で、余りこちらがそういった関係で差があるようでしたら、検討していきたいなというふうに今思います。
  ただ、これは任せているのは文科省の関係だけでの部局、実際にやるのは、こちらをやっているのは教育委員会なので、そういった場合においては違う部署の関係にもなってくるかなというふうにも思いますので、内部での調整する中で、少しこれについては調べていきたいなというふうに考えております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。ぜひ取り入れていただけると助かる家庭がたくさんいると思いますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、次に87ページなのですけれども、地域子育て支援拠点事業補助金、延長保育促進事業補助金のことですが、以前、福祉課のほうから説明をいただきまして、たしかこれはハルム保育園に補助金として出しているということでしたが、この地域子育て支援拠点は、だれでも使えますということでしたけれども、私も小さいお子様をお持ちの方たちに随分と聞いて回ったのですけれども、ここでだれでも使えるということを認識していらっしゃる方がいなかったのです。これは、町のほうではどういうふうに皆さんにお知らせしていらっしゃるのかというのを伺いたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  地域子育て支援拠点事業というのは、補助金の名称なのですけれども、実際には滑川町子育て支援センターということで、第二ハルムの一角をそのような形として場所を提供していただいて、事業運営を行っているということでございます。
  周知については、子育て支援ということで、小さいお子さんを対象としておりますので、保健センターの窓口で、健診等の際に、そのチラシを直接そのお母さん方にお渡ししているという状況でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。
  では、現在どのくらいの方がご利用されているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  ちょっと私のところに1月までのどんなことやっているのということで資料提供をいたしまして、資料がございます。1月までですけれども、利用者は1,278名ということでなっております。内容的には、お食事会ですとか、お料理保育、ホットカフェ、新聞紙遊び、リズム遊び、触れ合い遊び、そういったようなことでおはなし会ですとか誕生日会、親子で遊ぼう会ですとか、育児相談なども行っているということで、小さい子供の遊ぶ場所の提供というようなイメージでお考えいただいたらよろしいのかなと思っております。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 1,278名は、1年間でこの人数ですかということと、あと利用する時間とか曜日とかというのはどういうふうになっていますか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  この1,278人は、10カ月でということでご理解いただければと思います。
  利用時間につきましては、毎日ではなくて、週……ちょっとお待ちいただけますか、それは。ちょっと調べてみますので。
13番(大山尚美委員) はい、後ほどで大丈夫です。
委員長(金井塚徳一委員) 暫時休憩。
          休 憩  (午前10時19分)

          再 開  (午前10時20分)
委員長(金井塚徳一委員) 再開します。
町民福祉課長(新井佳男) 週5日行っているということでございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 延長保育促進事業補助金、こちらのほうも同じようなとらえ方でよろしいのでしょうか。それとも、ハルムに実際に在籍されている方の対象ということでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  延長保育につきましては、ハルムの保育園に通われている方のための補助金でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。
  では、次に91ページの19の負担金、補助及び交付金の中の老人福祉団体とシルバー人材センター活動費補助についてなのですけれども、シルバー人材センターのほうではいろんな仕事といいますか、されていると思いますけれども、ある町では災害に備えたことの仕事といいますか、例えば家具の固定であるとか、飛散防止のフイルムを張る仕事であるとかをシルバー人材センターでこの仕事をやりますよというのを前面的に打ち出しているところがありました。
  私も家具の固定をしたいとか、フイルムを張りたいと思いましても、なかなか家具の固定も難しかったり、フイルムもうまく張れなかったりで、すごく困った経験があります。やはりシルバー人材センターですと、意外と安価でやっていただけますから、そういうふうな仕事は現在あるのか、もしなかったら追加はしていただけるのか、そういうことをお伺いしてもよろしいですか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
          〔「副町長」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 副町長ですか、この件は。副町長、よろしいですか。
          〔「はい」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) では、副町長、答弁をお願いします。
副町長(小高明也) シルバー人材センターに関する事項ですので、私のほうから答弁をさせていただきます。
  今、お話を伺ったところですので、こういった議題があるか、あるいはそれに対して対応ができるかということにつきましては、事務所のほうへ問い合わせませんと何ともここで即答というわけにはいきませんが、確かに言われるように非常に災害が危惧される時代ですので、シルバーの事業内容として、もし今まで対応がされていないようであれば、おっしゃられるような事業についても対応が図れるよう、今後指導といいますか、そのように準備を進めていきたいというふうに思っております。
  以上でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
  次、95ページなのですけれども、20番の扶助費の中に介護保険利用者負担額支給費というふうにあります。これの説明を教えていただければと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) ちょっと、介護の担当がきょうはちょっと特別会計のほうに参加するということで、一般会計のほうにはちょっと出席しておりませんので、私のほうから、課長のほうからご説明申し上げます。余り詳しい説明はちょっとできないのですけれども、失礼させていただきます。
  これ町の単独事業でして、介護保険を利用されている方が、大変利用料の多い方もいらっしゃいます。そういった施設入所なんかでかなり目いっぱい介護の保険適用で受けられている方については、個人負担金も相当出てしまうということで、その一部を少し補助してやりましょうということでできた補助制度だと思います。
  細かいものについてはあれですけれども、かかった経費の1割、2割、その程度の補助なのですけれども、やらせていただいております。毎月、該当者にはこちらから通知を差し上げて、その方の申請に基づいて、うちは要らないよという方については結構なのですけれども、ぜひ欲しいという方については申請に基づいて補助をさせていただいているという状況でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 今の質問で回答よろしいですか。
13番(大山尚美委員) 以上です。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) わかりました。席へお座りください。
  暫時休憩をいたします。10時40分より再開させていただきます。よろしくお願いします。
          休 憩  (午前10時25分)

          再 開  (午前10時40分)
委員長(金井塚徳一委員) それでは、再開をいたします。
  質問者、紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) 10番、紫藤です。2点質問いたします。
  169ページ、教育費です。園児バス運転業務委託料341万3,000円、これについての説明をお願い申し上げます。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) では、教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  この園児バス運転業務等委託料というのは、平成24年度で3年目になるかと思います。この事業につきましては、前は町の職員が園児バスについては運転しておりました。そういった中において、退職者が出てまいりましたので、その補充というような形で委託業務。
  現在の状況でございますが、バスの運転手の正規の職員は1名おります。もう1名、3台バスがあるのですけれども、もう1台につきましてはシルバー人材のほうにお願いして、そこから運転手を派遣してもらっております。それと、もう一つは、これは運転業務ということで、民間のそういった輸送をしてくれる業者に委託しているものです。これにつきましては、人と、それと車の保険、そういったものも一緒に委託料の中に入っております。そんなような内容でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) 差し支えなければ、これ民間業者はお名前が出せますか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) これは契約していますので、今年度は川越市にあるイメディカという会社でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) ありがとうございました。
  91ページ、長寿ふれあい温泉入浴補助券、一昨年もお聞きしたのですけれども、またことしも3年目、また補助金がつくということで、この補助金については私も大変うれしく思っております。私が記憶しているのは、1年目は無記名、2年目は記名をして配布されたと。2年目も終わろうとしております現在、1年目の利用状況と2年目の現在と、記名した、無記名にしたというところでどのような使用をされたか、利用状況をお願いしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 町民福祉課、高齢者福祉担当、武井のほうで説明させていただきます。
  ふれあい温泉の利用券につきましては、23年度から記名で送付しました。一昨年は記名しなかったのですが、今年度、23年度は記名で通知して、それにつきましては、なぜ記名したかということですよね。
          〔何事か言う人あり〕
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 利用料ですか。ごめんなさい。
委員長(金井塚徳一委員) マイクに近づけてしゃべってもらえますか。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 利用人数ですが……
委員長(金井塚徳一委員) もう少し近づけてください、マイクに。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 利用人数……
委員長(金井塚徳一委員) 質問者に聞こえるように、周りの人に全部聞こえるようにお願いします。どうぞ。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 今手元にある人数なのですが、23年度4月、5月オープンしまして、6、7、8がリニューアルオープンということで利用がありませんでした。今現在、2月までで1,525名の利用があります。
  22年度、ちょっと今手元に数字がないのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) どうですか、紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) 私、人数をお聞きしているふうにとられたかわかりませんけれども、私お聞きしているのは、去年、記名する理由はお聞きしました。議員の方々もお聞きしていると思いますけれども、1年目の無記名にした、今年度記名したと。その利用された状況が、今の現状でどうですかという利率でございます。1年目の率は、何%の未使用というのは決算のときにお聞きしました。現状、もう今年度が終わって、24年度の新しく発行するという前に、私がお聞きしているのは、記名をすれば利用率が図れると、私はそういうように答えてもらったような記憶がございますので、お聞きしている。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) では、町民福祉課長のほうからご答弁申し上げます。
  私がなぜ記名したかという紫藤委員さんの質問に対しましては、利用率が上がるからという答えではなくて、不正使用をなくすために記名をさせていただきましたというふうにお答えしたつもりなのですけれども、その辺のところをちょっと誤解されているのかなと思います。
  23年度につきましては、記名したものについては、建物も、施設が整備されたということもあるのかもしれませんけれども、全体的には22年度よりは、より利用率は高いのかなというふうに、休館中も多分長くあったと思うのですけれども、それなりに月割で換算しますと、22年度よりは多いのかなという、ちょっとそのような感じは受けております。
委員長(金井塚徳一委員) 紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) わかりました。
  今年度は、この予算がついておりますけれども、どのような手法で行いますか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  今年度も23年度と同様に、改ざん防止の用紙を使って、コピーができないようにして、記名でお配りできればなというふうに考えております。
  ただ、金額が、前の説明のときにもお話し申し上げましたけれども、岩盤浴ができたということで料金の設定が変わりますので、その辺のところはまた24年度のほうになりましたら、向こうと、花和楽の湯と協議しまして、幾らで入れてくれるか、その辺の金額の交渉はやっていかなければなりませんので、値上がりするような場合は、補助金のこの金額を若干補正対応させていただきたいなというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 紫藤委員。
10番(紫藤昌久委員) わかりました。
  私も、日帰りというより、そういう温泉入浴施設は大分利用しております。職員の方にも、どっかでぶつかるようなときもございますけれども、まず基本的には記名がいいとか悪いとかいう問題より、町民が利用しやすい、そういうものをなるべく執行するときにお考えいただきまして、町民がよりよい利用できますようにお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
  伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 初めに、40ページ、款の20諸収入の中の項の5給食費についてです。節の区分の中に、過年度分給食費40万5,000円が計上されております。23年度を見たら、そのときの過年度分というのは30万円の計上でした。ご存じのとおり、23年から学校給食費は無料化になっております。昨日の説明の中に、先生の代金というのが減のほうで説明があったのですが、実習生というのがそうですよという説明でしたけれども、昨年よりかも何で10万5,000円多くなったのか、その理由についてお願いいたしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、答弁申し上げます。
  これにつきましては、過年度給食費のことしの40万5,000円の算出でございますが、過去5年間の平均をとって40万5,000円ということで計上してあります。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 過去5年間のをとって出しているのですか、過年度分というのは。数字の出し方がそういう方法で今までも出していたのですか。過年度分というのは、去年のやつをもらえなかったことを言っているのではないのですか。平均というのは、ちょっと私も考えられないな。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局副主幹・教育総務担当(澄川 淳) 教育総務担当、澄川、説明させていただきます。
  こちらにあります過年度給食費というのは、これ24年度の予算になりますので、23年度以前で納められていない、要するに滞納されている給食費が対象になります。実際に幾らまだ未納があるかというと、合計額については23年度の合計で294万2,000円という滞納繰越額が現在あります。実は予算に計上するものについては、この滞納繰越分のうち、収入されるであろうという見込みの額が予算額として計上をしてあります。ですので、先ほど局長が説明した5年間の平均というのは、5年間の平均、毎年毎年収入された滞納繰越分の5年間の平均額を予算という形で計上させていただいています。
  したがって、23年度、24年度と10万5,000円とちょっと多かったのは、22年度の決算額が例年の収入額よりも少し多く滞納繰り越しのほうが収納されましたので、直近の5年の平均ということで、若干上がりまして40万5,000円という形で予算計上をさせていただいています。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 何か算出方法ということですけれども、そうすると、今の回答だと、294万円から累積だとあるということですよね。
委員長(金井塚徳一委員) 質問ですか。
1番(伊東康夫委員) それでも平均の5年間をとるから、いわゆるとれる見込みという額をのせているということですか。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会。
教育委員会事務局副主幹・教育総務担当(澄川 淳) そのとおりです。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) わかりました。
  次ですけれども、81ページ、民生費の社会福祉費の節の19、負担金、補助及び交付金の中に、81ページの一番上にありますけれども、障害福祉サービス介護給付費・訓練等給付費、これが1億6,244万1,000円が計上されております。昨年度から見ますと4,200万円近い増額となっているわけでございます。人間だれでも健康を願っているのですけれども、障害や介護をやむなく受ける身になったときには、とてもありがたい制度だなというふうに私も感じているところでございます。
  とてもこのふえるということはいいことなのですけれども、その理由、増額になった理由、このサービスを受けられる人が多くなっているのか、あるいはまた別な何かのことでこういうふうに多くなったのか、その理由についてお伺いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、大枠でちょっとご説明申し上げまして、細かいことにつきましては、担当のほうからご説明申し上げます。
  この障害福祉サービス介護給付費・訓練等給付費ということは、大変な額なのですけれども、実は23年度予算におきましても、当初の予算を12月で補正させていただいて、なおかつ足りなくて、3月にもう一度、今回の議会で補正させていただいて、この金額よりもオーバーになるのかなぐらいの額になってしまうのですけれども、本当に大変な額に膨れ上がってしまいました。
  内容といたしましては、ことしの4月までに、障害者自立支援法にのっとったサービスが行えるようにということで、今すべての事業所が体系移行というのを行っております。そのほとんど体系移行のほうも終了いたしましたので、その新しいサービスを受けるためには、新しいサービスを受けるということは、国からの補助をもらうためには、人員配置をふやしなさいとか、よりきめ細やかなサービスを提供しなさいとかといろんな条件の中で体系移行を行っておりますので、その分、利用者にとってはありがたくなったのかなというふうに思っております。ですけれども、その分、こういった補助がふえてしまっているという内容の状況でございまして、その補助の中身等につきましては、担当の奥野のほうからご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
町民福祉課主任・福祉担当(奥野 忠) 福祉担当の奥野が説明させていただきます。
  自立支援法のサービスが4月から始まることによりまして、施設入所や居宅の在宅サービス、通所で通われている、作業所に通われている等の利用者のほうが、現在80名ほどいらっしゃいます。そのすべての対象者の給付費となります。
  以上になります。
委員長(金井塚徳一委員) 以上でいいですか。
  伊東委員。
1番(伊東康夫委員) ありがとうございました。
  また、この件については、各施設と事業所へお金を払うのだろうと思うのですよね、訓練等ということですので。各町の、これ町だけではなく、ほかの町外もそうなのかなと思うのですけれども、どの施設へ何名ぐらい入っていて、幾ら払うのかということがわかったらお聞きしたいのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課主任・福祉担当(奥野 忠) 福祉担当、奥野が説明させていただきます。
  施設入所の数が結構多いのですけれども、例えば滑川町内ですと滑川珠美園さんに6名、療護園滑川さんに1名、来年度4月から移行されますたけのこ作業所さんのほうに滑川町から4名、町内に新しく事業所ができます月輪のほうにトゥッティフォルテという作業所ができますが、そちらのほうに滑川町から1名と、森林公園の駅前にハーモニーという作業所があるのですが、そちらのほうに5名利用されています。あと、滑川町よるべという作業所がもう一つありまして、そちらのほうに滑川町から1名利用されております。
  町内の施設に関しましては、滑川町から以上になります。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 済みません。それで、1人当たりどのぐらいずつ払うようになっているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課主任・福祉担当(奥野 忠) 福祉担当、奥野が説明させていただきます。
  施設の形態にもよるのですけれども、通所施設で大体1人当たり20万円程度、施設入所となりますと40万円、あとグループホームとかアパート体系でやっているところがあるのですが、そちらのほうに入居されている方が15万円程度、ヘルパーは時間数にもよりますので、大体1人当たり五、六万円程度になります。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) わかりました。ありがとうございます。
  続きまして、86ページです。民生費です。児童福祉費の中の節の19、負担金、補助及び交付金の中で、初雁会負担金といって、これは5,000円が計上されているのですけれども、ちょっと私も何年か前の予算書を見てみると、いつも5,000円ということなので、この会はどういう会なのか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) では、町民福祉課長、今、予算説明書のほうから読み上げますので、ご勘弁いただきたいと思います。
  初雁会は、里親制度の向上発展と会員相互の親睦を図り、児童福祉の推進に寄与することを目的に運営されておる社団法人埼玉県里親会の支部として、県川越児童相談所内に事務所があります。川越管内の18市町村が5,000円ずつ負担金として助成を出しております。
  以上でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) では、これ毎年5,000円ということですね。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) 負担金ですので、毎年5,000円です。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 次の87ページなのですけれども、これも節の19の負担金、補助の中です。一番下に、安全・元気保育!サービス支援、アレルギー対応ということで特別の給食提供ということで120万円が計上されております。給食費ということですので、多分3歳以上と思われるのですけれども、何名ぐらいいるのですか、まず最初にお伺いしたいのです。
委員長(金井塚徳一委員) すぐ出ませんか。福祉課、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  これは、ハルム保育園に預けてある子供さんが、物すごいアレルギーのお子さんだということで、通常の給食等は全然食べられないというような児童を受け入れられているということでございます。それに対して2名以上、そういった受け入れをしている事業所というか、保育園等については、町からの補助、県からの補助ということで2分の1ずつの補助でやっていきたいということで、予算計上をさせていただいております。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) わかりました。確かに今、アレルギー、卵アレルギーとかいろいろ子供さんであって、食べるのに不自由している子もいるということを伺っております。わかりました。
  以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) そのほか質疑ありますか。
  上野廣委員。
6番(上野 廣委員) 上野廣ですけれども、幾つか質問させていただきます。座っていいでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) どうぞ。
6番(上野 廣委員) 東日本大震災も1年たったわけですけれども、私ごとですけれども、私の女房は郡山で育ったものですが、郡山は今でも放射能でかなり高い状態が続いています。ここら辺は除染すれば、すぐ小学校とか何かの除染でもとれば下がると。ところが今、福島の福島市にしても郡山市にしても、除染をしても周りが高いので、すぐ1週間とか10日すれば、またもとに戻ってしまうというような状況でございます。そういう意味では、ある意味で、うちの女房のいとこなんかは、我々は人体実験をされているというふうに言っております。
  そういうような状況でございまして、私も滑川町の直売所から野菜なんかをできる限り、月2回ぐらい送って、内部被曝を少しでも少なくするようにやっているところでございます。きょうの朝日新聞に、福島の子供たちの甲状腺被曝の記事があったと思うのですけれども、甲状腺被曝があるということは確認されて、それがどういう形で甲状腺がんになっていくかどうかというのは、これはわからないですけれども、そういったことはこれから5年、10年、20年たってわかってくることでございます。
  福島の原発の周りの子供たちというか家庭には、ヨウ素剤をみんな各家庭に配られていたのです。配られていたのですけれども、そのときに避難しろといったときに、子供たちにすぐ本来ならヨウ素剤を飲ませなければいけなかっのです。それを子供は自分ではできない。だから、自助はできないわけですね、これは。ですから共助といったら親が本当は飲ませなくてはいけない。公助となったら、これは教育委員会とか教育関係とか町がやらなくてはいけなかったのですよね。何らかの指示。
  でも、本来のその上の文科省とか、国が動かなくてはいけなかったのですけれども、それをやっていないと。そのときのスピーディーは、もう文科省は持っていたのですけれども、それを政府のほうにも連絡していなかったということで、そういう言いわけは僕はできないと思うのです。これは、子供の命にかかわる問題で、上から指示がなくても、そして上から指示がなければ飲めないというふうにヨウ素剤を与えたらしいのですけれども。
  そういうことで、子供に飲ませなかったために、かなり子供たちが被曝したのではないかということなのですけれども、今回のこういった事故、放射能の問題は、実はここら辺にもかなり降っておりまして、3月15日から3月いっぱいまではかなり落ちてきております。今でも田んぼの土壌の検査なんかも最近の出ておりますけれども、二、三十ベクレルから70ベクレルぐらい今でもあるわけです。
  そういうことは、その当時降ったものが今、残っているわけです。非常に高い状態になっているわけです。ですから、降ったことは間違いない。そのときに、やはり子供たちが、例えばみなみ野あたりだと往復2時間通っているわけですね、朝晩。雨の降った日もあると思いますし、かなり落ちていると。ですから、私がおつき合いしているお母さんたちの話では、そのときに何でマスクさせなかったかとか、学校に行かせてしまったのだとか、非常に悔やんでるお母さん方も多いわけです。そういうことについて、教育長のご意見をお伺いしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育長、お願いします。
教育長(小澤正司) 済みません。上野委員さんの質問に答えさせていただきたいと思います。
  放射線被曝やなんかの問題については、今、おっしゃるとおり非常に大きな問題になっているわけですけれども、学校のほうとしては、できる対応ということを学校として取り組んでいくということで、どんなことをやっているかというと、もうこれは当たり前のことですけれども、そういううがいですとか手洗いの励行、あるいはマスクの着用、そういうふうなことを子供たちのほうには指導しておりますし、家庭にほうにもその旨お話をしているところでございます。
  ですから、それらをもしこれからも必要があれば指導していくという、学校でできる指導を徹底していくという、そういうふうな考えでおります。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) 今のことを言っているのではなくて、そういうような福島の第一原発があったときに、例えば福島市、原発の周りの市町村の教育委員会がどういう対応……。すぐヨウ素剤を子供たちに飲ませろ、子供の命を第一と考えたら、教育委員会とかそういうところは、それをしなければいけないはずなのになぜしなかったのか。そいうことについての教育委員会というか、埼玉県だとか、全国にもあると思うのですけれども、そういう教育委員会仲間でのお話というのはなかったのですか。ないのですか、今でも。そこら辺。
委員長(金井塚徳一委員) 教育委員会、よろしいですか。教育長ですか。
6番(上野 廣委員) 教育長だと思います。
委員長(金井塚徳一委員) よろしくお願いします。
教育長(小澤正司) 埼玉の場合に、どのくらいの被曝があって、どのくらい危険性が高かったかというふうなことは、いろんな人がいろんなことを言っているので、なかなかわかりません。ただ、滑川あたりの状況においては、今言ったようなヨウ素剤云々というほどの状況ではなかったと思われますし、私どものほうもそういう準備のほうもしておりませんでした。ただ、緊急時の場合には、私どものほうでそういう情報がみずからの手段で手に入るというわけにはいきませんので、いろいろなそういう情報を集める中で、ほかの方も連携しながら、最善の対応をスピーディーにやっていく必要があるというふうなことは常々考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) ありがとうございます。
  この件については、本当に反省しなくてはいかん問題だと思うのです。これは国も、政府もそうだけれども、教育関係の方々もそうですけれども、これは共助であれ親もある程度勉強しなくてはいかんということだと思います。
  ですから、私が申し上げているのは、なぜ申し上げるかというと、またこういうことが起こるかもしれないと。なぜかというと、日本は54基も原発つくってしまっているという現実がありますので、ある意味で、今度のことで反省で、いろんな形での文科省のほうも考えていると思いますけれども、放射線を防ぐマスクも開発されているようですので、ぜひそこら辺のところも、これから気をつけていただきたいと思います。
  それから、夕べNHKの番組で学力が世界で最も高いのはオランダだと。オランダの教育についての放送がありました。その中で、私が見ていておもしろいなと思ったのは、子供が自主的に判断して勉強をしていると。そして、例えば留年にしても、先ほど留年の話もいろいろ出てきましたけれども、留年も自分で判断してやるというような放送がございました。
  それから、日本で学習塾のない学力日本一の町というのがありまして、これは秋田県の八峰町というところなのですけれども、そこは非常に何も特別なことはしていないのですけれども、子供たち、あるいは地域が助け合って教育に携わっていて、子供同士で勉強をする。要するに、みずからやっぱり勉強をするという、みずから必要だと思って勉強をするという教育の仕方、こういう流れが今出てきていると思うのですけれども、そういうことについてのご意見をお聞かせいただきたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育長、お願いします。
教育長(小澤正司) 教育長、答弁させていただきます。
  今、上野委員さんの全くおっしゃるとおりだと思います。私たちのほうも、今まで日本の教育の弊害として、詰め込み教育というふうな形でもって高校進学、あるいは大学進学のための受験勉強のための勉強というふうなことで、それが自分の将来の生き方、人生にどうかかわっていくのかというふうなことまでを子供たちが理解しないで学習に取り組んでるとか、そういうふうなことがPISAやそのほかいろんな国際学力調査の中から、結果として出ています。
  ですから、やはり我々もねらいとしているところは、今、委員さんのおっしゃったように、みずから意欲を持って学習できるような、そういう子供たちをいかにして育てていくかというふうなことが一番の大きな課題だというふうに考えております。
  ですから、授業の中でいろいろ問題解決的な学習を取り入れたりとか工夫をしながら子供たちに授業の楽しさをベースとして、みずからのやる意欲を育てるようなそんな取り組みを強化していきたい。
  それは、議会報告の中でも申し上げましたけれども、今まで各学校でそれぞれ学力向上については、そういう創意工夫を重ねながらやってきているわけですけれども、もう一度ここのところで基本に立ち返って、すべてのベースになる学力の向上ということをみんなで取り組んでいこうということで、ことしどっかの学校を1つ指定して、教育委員会で委嘱して、研究を進めてもらおうというふうに考えたのですけれども、そうしたらすべての学校で、どうせやるのだったら町全体でやろうよということで、校長会で話が出まして、ではぜひ今までの取り組みをさらにちょっと充実させるということで結構なので、町全体として学力向上、子供のやる気を引き出すための教育指導、そういうふうなことに視点を当てて取り組んでいこうということで校長会等でも確認しておりますので、そんな方向で取り組んでまいりたいと思います。もちろんそのためには地域の人たちのお力をおかりすることも非常に多くなりますので、それらについては幸いいい地域ですので、それらを一緒に協力をいただきながら取り組んでまいりたいと、そんなふうに考えております。
6番(上野 廣委員) ありがとうございます。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) そのとおりだと思います。この町では、やっぱり地域の人間関係が非常にいいらしいです。その土壌のもとに、教職員のOBの学校活動への参加を積極的にやっていると。授業を聞くだけではなくて、子供同士がお互いに勉強を教え合う、学び合う。それで国際交流だとか少人数教育のいろいろな工夫を図って、学習塾がなくて、高学歴を、1年だけではないらしいですよ、この町は。毎年、学力ではトップクラスで、日本全国の中でたった9,000人の町らしいですけれども。9,000人の町です。滑川町も、そういった意味では教育長の言うとおり、ぜひ実行していただきたいなと思っております。
  次に、108ページなのですけれども、108ページの合併槽市町村整備型計画資料作成業務ですか、それから合併浄化槽設置整備事業補助金というのがあって、来年4月から新しいシステムに、合併浄化槽になっていくという話でございますが、この場合に、既存の合併浄化槽を持っている人は、どういう形でその中に入っていくということなのですか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、お願いします。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  既存の浄化槽については、この市町村型には今のところは入れないということです。今回、この市町村型の内容といたしますと、単独浄化槽及びくみ取り便槽、この所有している人が転換といいまして、合併浄化槽に入れかえると。そのときに補助金を出して進めていきましょうということでございます。
  現在、既存の単独浄化槽及びくみ取り槽、合わせて1,400基程度ございます。それをまず初めに進めていこうということでございます。
  今現在、合併浄化槽を所有している方、この方に関しては、そういう転換が進んできて、将来同じような形で市町村型に入りたいということについては、これからの課題ということになっております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) ありがとうございます。
  むしろ、今ある合併浄化槽を持っている方の管理に関しては、結構苦労していると思うのです。やっぱり私なんか思うけれども、下水道みたいに水道料金に上乗せという形で、ある一定のお金を取られて、あとは町が管理してくれるというような、将来構想システムみたいなものは持っていないのですか、環境課長。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  将来的には、市町村型に、現在、合併浄化槽を持っている方も入れていきたいというのは、私は考えを持っております。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) ときがわ町の方式ですよね。ときがわ町の方式、ときがわ方式という中、あれをやったときに、既存、既に入っている人も入れてやっていると思うのですが、そこら辺の調査をしておりますか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、お願いします。
環境課長(江森不二男) それでは、担当のほうからちょっとお答えさせます。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 下水道担当高坂、説明させていただきます。
  ときがわ町につきましては、状況といたしますと下水道の処理、それから農業集落排水の処理等もなくて、合併浄化槽1本でそういう処理を行っているという事情がございまして、既存の部分についても対応をしているということでございますが、滑川町におきましては、3本立てで下水道事業が、町の南部地区、それから北部地区につきましては農業集落排水等も並行して行っておりますが、今度、目標としております、先ほど課長のほうからもご説明がありました部分につきましては、既存の単独槽、それからくみ取り便槽等のものを早急に、これは目標年度といたしますと平成37年度までに解消すると、なくしていきたいという方向性でございます。
6番(上野 廣委員) ありがとうございます。ぜひ既存の方も管理……
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) 市野川以北でも、随分新しい家ができて、合併槽が入っているところが多いと思うのですけれども、そこの入れている人が、ちゃんと毎月専門家に、専門の業者に管理してもらうとか、見てもらっていると思うのですけれども、そういった徹底をさせるように滑川町もぜひ、その徹底するやり方というのはどう考えているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  要するに、個人設置型と呼ばれるものなのですけれども、これについては法定点検等ございますので、そちらのほうについては行っている業者さんだとか、町のほうからも広報等によって維持管理についてはやってくださいよという方向で進めているところです。ただ、市町村型は、今度は町のほうで管理をするわけですから、それに今度入りたいという人が、今、上野委員さんのほうからもおっしゃられたとおり、いると思うのです。そういう方も同じようなレベルで考えてやらないとかわいそうなものですから、これはぜひ私のほうとしては将来、なるべく早目に入れていって、同じ管理形態をとっていければというふうには考えています。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野廣委員。
6番(上野 廣委員) ありがとうございます。ぜひそのようにしていただきと思います。期待しておりますので、よろしくお願いします。
  以上で終わります。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
  長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 長谷川です。座らせていただきます。
委員長(金井塚徳一委員) どうぞ。
7番(長谷川元夫委員) きょうは、私に最もふさわしいテーマ、愛、LOVEについて少し語らせていただきたいというふうに思います。
  触れ合い、分かち合い、支え合い、地域で触れ合う共生の町、滑川、これを基本理念とした滑川町地域福祉計画の元年に当たるのが平成24年度であります。今議会にも、多くの同僚から防災、特に地域防災の充実が訴えられております。一番大事なことは、自助、共助、公助、これの連帯性だというふうにもちろん思っております。
  しかし、大震災以降、特に叫ばれているのが共助。隣近所のふだんのつき合い、このことが大事なことがわかってきた。この共助の精神が、地域福祉の原点、基本理念だというふうに私は思います。
  最近、ある団体、これは全国のJCだと思うのですけれども、全国の首長に被災地の瓦れきの処理を受け入れる気持ち、準備がありますかというアンケートをとりました。首長の60%がその気持ちはあるというふうな返答をしたそうであります。もちろん我が町の吉田町長もその中の一人であります。まさに共助の精神、そのような首長を持っている自治体が、この地域福祉も進んでいくのだろうなというふうに私は思います。
  地域福祉元年の具体策として、ファミリー・サポート・センターの立ち上げという説明も受けました。もう少し具体的な策が予算に盛り込まれるかなというふうに思いましたけれども、私はこの共助の重要性を観点にして、今後の施策について何点か伺いたいというふうに思います。
  まず、地域福祉とは。簡単に説明願います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課主席主幹・福祉担当(大塚信一) 福祉担当の大塚、長谷川委員の質問に答えます。
  私、地域福祉計画策定する事務局をやっているのですけれども、いろんな文言がうたってありますけれども、端的に申し上げて地域福祉とは何だということを考えたときは、地域に住む人々が、だれもが同じに幸せに生活できる、それをモットーにして考えていることだと思っています。それが地域福祉だと考えて今回の計画には取り組みました。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 私もそのとおり、社会福祉ということだというふうに私も思います。計画策定に際しまして、住民調査を行ったそうですけれども、町内に要支援、要介護者が、また障害者手帳所持者は町内にはふえてきている。一方で、自治体の加入率であるとか老人クラブの会員数は減少、こういう結果が出たそうであります。この辺を改善しないと、共助の精神からしても地域福祉というのは進まないのだろうというふうに考えます。
  自治会の加入率の減少の原因、私も想像はつきますけれども、18%を超す高齢化率、60歳以上で老人会に入れるわけですから、それ以上のパーセントの老人の皆さんがいらっしゃるわけなのですけれども、その入会率が減ってきたと、この原因の分析はなさっているのかどうか、この辺からお聞きをしたいというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課主席主幹・福祉担当(大塚信一) 福祉担当、大塚、長谷川委員のご質問にお答えします。
  2点とも計画策定のときにも話題になりましたけれども、自治会の加入率については、やはり多くの住民の方が入ってきたということもありましても、どうしても南部地域において自治会の加入が減ってきていると。それから、やはりそういった煩わしさというか、昔からの地域の活動の煩わしさとか、そういうものが敬遠されている部分もあるのかと思います。そういったものは、地域でやはり力をつけるためには、いろんな活動を地域主体になってやっていかないと、そういったものを見せていく中で、だんだんと理解していってもらうしかないのかなと私は思っております。
  老人クラブの数は減っていませんけれども、会員が減っているというのは、やはり昔と言ったら語弊がありますけれども、今は65歳を過ぎても老人クラブ的な活動ではなくても、自分たちでまだいろんな活動ができているという形で、まだまだ私は老人クラブの活動ではなくて、違う活動をしたいという方がたくさんいるのかなと思います。ですから、そういったものもありますので、一概に老人クラブに入っている人が少ないから云々というのは、私個人的には思ってはおりません。ですから、老人クラブそのものの数は現在減っていませんので、やはりそれはそれでその活動をしっかりやっていただければと思います。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) ありがとうございました。
  次に、教育長にお伺いをいたします。今回の教育長の施政方針の中に、総合学習に知識人や地域住民、また福祉関係者などの協力で、一般教養とか福祉教育を進めるというようなお話がございました。私も、地域福祉の担い手は、まず教育からが一番だというふうに思っております。
  今回、いろんな講師を招いて、NHKの安齊さんというお話も出ましたけれども、このようなことを年間通して行っていただけるものだというふうに思っているのですが、若干、年間スケジュール、具体的な講師等ももう少し詳しくお聞かせをいただければありがたいというふうに思います。
委員長(金井塚徳一委員) 教育長。
教育長(小澤正司) 長谷川委員さんの質問に、教育長、答弁させていただきます。
  この前、小学校に関しては、比較的外部の方たちをたくさん入れて、教育活動の中で取り組んでいる。その中で、中学校に関しては、いろんな事業時数の関係等もあるのですけれども、今までの段階ではそんなに多いとは言えないという中で、何点かを示させていただいたのですけれども、この間示した総合的な学習の中で、うちのほうから役場の職員が行って、まちづくり、その他についてお話をしたということですとか、あるいはふれあい後援会の費用を今回も1万円ずつとらせていただいていますけれども、そういう後援会の中で、地域の人、去年は大山さん、それからその前は横塚委員長さん、そういう企業の方に来ていただいて、お話をしたりとか、あるいは非行防止だとか、交通安全教室ですとか、あるいは保健のほうの指導ですとか、そういったような中で講師のほうを招聘してやっているわけですけれども、今、どの時期に、どれを、何人よんでというのは、ちょっと手元に資料がありませんので、もし必要でしたら後で調べてお知らせしたいと思いますけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) よりよい政策だと思いますので、ぜひ成功をさせていただきたいというふうに思います。
  きょうは9日、学校の試験の合格発表の日であります。私も全員合格を祈っております。そういった卒業生も、15日には私どももお祝いに駆けつけますけれども、それぞれに道に巣立っていく。そのときに、教育長としてはなむけの言葉をいつもかけていただきますけれども、ぜひともこの共助の精神、これをひとつ加えていただければありがたいというふうに思います。
  共助の精神が養われるのが、健康づくりの場、こういったものを多くすることに、私はそれが功を奏すのではないかなというふうに思っております。だれでもが自分の健康が一番ということで、いきいきサロンであるとか、うちの地域では、はつらつ体操なんかをやっているから、私もそういったところに参加をして、近所の人と仲よくなったよとか、うちのおばあさんなんかは、商工会で今度体操教室があるから、ぜひおまえ乗せていってくれよということで、この間乗せていきましたけれども、まず健康づくりということが地域福祉に貢献するというふうに思っているのですが、町内にも各種団体であるとか各地域がありますけれども、この地域ではゲートボールが非常に盛んだとか、うちのほうはマレットゴルフ場があるから、マレットゴルフが主だとか、ウオーキングですとか、今言った体操ですとか、また商工会なんかの女性部のように、各種団体の中にそれぞれのこの健康づくりのサークルなんかもあると思いますので、私は提案なのですけれども、いろんなサークル団体、または地域でどのような健康づくりが進んでいるのだろうか、年に一度ぐらいは一堂にその内容を持ち合って発表会を開くとか、健康づくりのコンテストを開くとか、そういった形で多く町の指導をしてやっていけば、それとともに、健康とともに共助の精神を養うことにもなるのではないかなというふうに考えておりますので、この辺を検討していただきたい。
  紫藤委員から、町婚の話が出ましたけれども、非常にいい、これは健康づくりの一つでもありますし、地域間、世代間交流の共助の一つ、本当にこの質問だけはいい質問だったなというふうに私も思っております。紫藤委員、大いに応援していきたいというふうに思っております。
  公共施設のバリアフリー化を進めることはもちろんでございますけれども、先ほどのこの滑川町成長力特区、こういったことで、つきのわ駅の周辺には住民が多くなりました。また、大型店舗等もふえてまいりました。こういった公共施設以外のバリアフリーも民間施設、これを指導のもとにどんどん進めていってほしいというふうに思うのですけれども、その辺の町と民間企業等々のこういったつながりとか、話し合いとか、そういった場は持ったことがあるのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) これはどちらでいいですか。総務政策課、お願いします。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、長谷川委員のご質問に答弁を申し上げます。
  町と民間企業との話し合いの場、そのようなものはあるのかというようなご質問でございますが、町は南部に工業団地を抱えておるということで、工業団地の各企業さんと町長との意見交換会というようなものも年2回ほどありまして、こういう機会をとらえながら、お互いに意見を交換をさせていただいておるということでございます。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) ありがとうございました。ぜひ進めていただきたいというふうに思います。
  何日か前に、東上線の川越駅で本当に悲惨な不幸な事故が起こってしまいました。同じ東上線の中で、我が町にも森林公園とつきのわ駅があるわけなのですけれども、目の不自由な方の団体の方が言っていましたけれども、一番欲しいのは点字ブロックよりも何よりも地域の皆さんの手助けが一番だと、これがあれば事故は起きないのだというようなお話も聞きました。
  それにしても、各駅でもこれから対策をとっていくだろうというふうに思うのですけれども、我が町の住民にそのような意識を植えつけることも大事なのですけれども、2つの駅にこの転落防止についてのさく等をぜひ早急にやってくれというような行政指導、町からの指導を私は行っていただきたいというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 総務政策課。
総務政策課長(柳 克実) 総務政策課長、答弁を申し上げます。
  東武鉄道との関係、私どものほうの人権・自治振興が交通政策を担当しておりますので、答弁をさせていただきます。ご要望を東武に機会を見てお話をさせていただくということで、きょうのところは答弁とさせていただきます。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 大事なことだと思いますので、滑川町のほうからも、エスカレーターをつくるとき、またエレベーターをつくるとき、駅にもそれなりの貢献をしているわけなので、住民のために駅としてもそういった安全策を講じることは当然だろうというふうに思いますので、その辺をぜひとも指導をしていただきたいというふうに思っております。
  大変申しわけなかったのですけれども、先ほど健康づくりの場ということで質問をしなかったのですけれども、現在、健康づくりのサークルですとか、主なものはどういったものが町にはあるのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
          〔何事か言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) どちらで回答いただけますか。
町民福祉課主席主幹・福祉担当(大塚信一) 町民福祉課のほうで答えさせていただきたいと思いますけれども、実際、よく内容をご存じなのは、コミュニティセンターでいろいろな健康づくり体操とかそういった活動をされているところの部署のほうが詳しいかなと思っております。
  うちのほうでやっているのは、ほうかついこいの場というところで、はつらつ、何というのでしたっけ、いろいろ地域を回って、健康体操とか、おはなし会とか、いろんなことでお年寄りと交流を持っているというのが包括の事業の一つでございます。それ以外は、今のところ健康についての取り組みというのはございません。
委員長(金井塚徳一委員) 関連がありますので、教育委員会で何かあれば。
  教育委員会、お願いします。
教育委員会事務局長(宮島正重) 教育委員会事務局長、スポーツ担当のほうで体育館等の管理をやっておりますので、そういった団体が把握できていると思いますので、ちょっと報告させていただきます。
  小原君、お願いします。
教育委員会事務局副課長兼事務局次長・生涯スポーツ担当(小原由之) スポーツ担当の小原、お答えいたします。
  総合体育館では、健康づくり教室ということで、健康づくりの健康体操、ひまわりですか、あとは月の輪小学校のほうで太極拳、文化スポーツセンターでも使ってやっております。福祉のほうの関係の事業のほうのお手伝いもされているように聞いております。
  それと、吹き矢のクラブ、これについては大会等につきましても車いす等で参加できるということで、ご案内等は包括を通じて差し上げております。それが健康づくりというか、特に競技にはしらないで体をつくっていくと。あと、体育協会参加ではウオーキングとかそういった団体もございますので、競技にはしらず、健康づくりということで、あともう一点は、公民館のほうで多分3B体操とかという、広場というか、大集会室等を使いながらそういった事業も公民館の事業として行っておると思います。
  以上です。よろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 教育委員会のほうからも答弁をいただいたわけなのですけれども、今回から体育指導員というのがスポーツ推進員というふうに変わります。名のもとにいろんなスポーツ、特に若い人から老人までできるような簡単なスポーツ、健康づくりに匹敵するスポーツをぜひとも普及をしていただきたいというふうに思っております。それが健康づくり並びに地域福祉にもつながり、共助の精神も養われるのではないかなというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  最後に、地域福祉の充実には、社会福祉協議会の役割が重要である。住民と行政とのパイプ役が、この社会福祉協議会、重要な役割というふうに計画にはうたわれております。これは議長にお願いなのですけれども、前にも言ったことがあるのですけれども、こういった年4回の定例議会には、ぜひとも社会福祉協議会の事務局長の出席をお願いをできればというふうに思いますので、お取り計らいを後でよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  私もこの地域福祉計画、45ページ、本当に隅から隅まで読んではおりませんけれども、大変大塚さんを中心にすばらしい計画ができているというふうに思います。今年度から予算づけも始まりましたし、本当に着実にこの計画を推進していくものだというふうに町民の一人としても考えますので、ぜひ今後、地域福祉、我々も若干、微力ではありますけれども、貢献したいというふうに思っておりますので、町全体で考えていきましょう。大変ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑はありますか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 以上で、質疑なしと認めます。
  これで、文教厚生常任委員会の所管事項の質疑を終結します。
  以上をもちまして、一般会計予算についてのすべての質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第27号 平成24年度滑川町一般会計予算の議定についてを採決します。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成と認めます。
  よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩といたします。1時から再開をしたいと思いますが、次に、議案第28号からの審議をさせていただきますので、よろしくお願いします。1時再開ということでお願いします。ありがとうございました。
          休 憩  (午前11時52分)

          再 開  (午後 1時00分)
委員長(金井塚徳一委員) それでは、再開させていただきます。

    ◎議案第28号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 議案第28号 平成24年度滑川町国民健康保険特別会計予算の審査を行います。
  新井町民福祉課長に説明を求めます。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、滑川町健康保険特別会計予算につきましてご説明申し上げます。
  資料の213ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算事項別明細書のほうからご説明申し上げます。
  歳入の部でございますけれども、1款国民健康保険税4億1,476万8,000円、前年対比371万6,000円の減でございます。
  2款使用料及び手数料につきましては項目の設定でございます。
  3款国庫支出金、この国庫支出金につきましては療養給付費等の負担金と高額医療費共同事業の負担金、財政調整の交付金等から成っております。合計いたしまして3億884万9,000円の歳入を予定しております。前年対比では732万7,000円の減となります。
  4款療養給付費交付金です。5,819万4,000円、これにつきましては前年対比1,172万円の増となっております。退職被保険者等に係る医療費の見込額となっております。
  続きまして、5款前期高齢者交付金3億7,587万8,000円、対比といたしまして1,641万5,000円の増となっております。
  6款県支出金7,652万2,000円、前年対比1,656万円の増でございます。これにつきましては、高齢者医療の共同事業負担金並びに県財政調整の交付金でございます。
  8款共同事業交付金1億8,708万4,000円で、前年対比だと2,534万8,000円の増となっております。
  10款繰入金5,000万円、これは町からの一般会計からの繰入金を見込んでおります。
  11款繰越金100万1,000円、前年と同額でございます。
  12款諸収入も70万3,000円で、前年と同額でございます。
  合計いたしますと14億7,300万円、前年対比5,900万円の増となりまして、パーセントでは4.2%の増ということで予算のほうをつくらせていただきました。
  続きまして、214ページ、歳出のほうをご説明申し上げます。
  1款総務費960万9,000円、前年度比較で34万円の減となっております。
  2款保険給付費9億1,901万5,000円、前年対比で541万9,000円の増となっております。
  3款後期高齢者支援金等2億1,540万4,000円、1,845万9,000円の増となっております。
  4款前期高齢者納付金等26万8,000円、これは30万2,000円の減となっております。
  5款老人保健拠出金1万円、これにつきましては前年度は51万円とってあったのですけれども、もうほとんど支出見込みがないだろうということで、科目の設定ということでよろしくお願いいたします。
  6款介護納付金9,486万2,000円、前年対比718万円の増となっております。
  7款共同事業拠出金2億20万2,000円、前年対比2,924万円の増となっております。
  8款保健事業費1,610万2,000円、前年対比17万6,000円の減でございます。
  9款基金積立金3,000円、前年と同額でございます。
  10款諸支出金133万円、これにつきましても前年と同額でございます。
  11款予備費1,619万5,000円、2万円の増ということで、歳出に際しましても本年度の予算額は14億7,300万円ということで、歳入歳出予算同額でございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。新井町民福祉課長より説明員の紹介をお願いします。
          〔「全員やっちゃっていいですか」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) お願いします。全員、答弁していただければ。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長より、特別会計の関係の説明員のご紹介を申し上げます。
  私、町民福祉課長の新井と申します。
  それぞれの担当ごとにご紹介いたしますので、よろしくお願いいたします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・年金国保担当(吉野正和) 町民福祉課、年金国保担当の吉野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 町民福祉課、介護保険担当、田島です。よろしくお願いします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・高齢者福祉担当(武井宏晃) 町民福祉課、高齢者福祉担当、武井でございます。
委員長(金井塚徳一委員) ありがとうございました。
  それでは、紹介が終わりましたので、これより質疑に入りたいと思います。質疑はありませんか。
  上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 上野です。1点質問させていただきます。
  230ページ、保険事業費のところの人間ドック補助金が140万円計上されております。これは、最高1人2万円までの補助ということだと思うので、70人分を予算化していると思うのですけれども、これ大体年に何人ぐらい受けられますか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課長(新井佳男) では、町民福祉課長のほうからご答弁申し上げます。
  一応1人2万円掛ける70人分を見込んで、今回140万円予算措置を当初でとらせていただいたのですけれども、24年度からは脳ドックも対象にしましょうということで予算のほうは考えております。ですけれども、人間ドックをやって脳ドックをやったという場合にも、上限2万円ということで、補助は2万円なのですけれども、やり方としては、脳ドックを受けて、翌年に人間ドックを受けるとか、そのような形で脳ドックのほうもぜひ受けていただきたいなということで、新規に24年度からは脳ドックを対象とさせていただきたいなと思っております。23年度の実績につきましては、今、吉野のほうからご説明いたします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・年金国保担当(吉野正和) 町民福祉課、年金国保担当、吉野ですが、答弁させていただきます。
  23年度の利用状況なのですけれども、当初予算では同じ140万円を計上させていただいて、12月の補正で補正をさせていただいて、ただいま90人分の予算を計上させてもらってあります。失礼しました。95人分です。今予算がありまして、それに対して91人、今、利用をされている方がいらっしゃいます。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 私、ことし、人間ドックを受けさせていただいたのですけれども、12月のときに特定健診を受けていなかったものですから、保健センターのほうから赤い紙で、ぜひ受けてくださいという催促状が来てしまって、12月に特定健診を受けて、それで1月に人間ドックを受けたのです。
  そうしたら、特定健診と同じ項目で人間ドックのほうも特定健診をやった結果、メタボではありませんでしたという結果をもらったのですけれども、そうすると二重に結局検査をしたことになってしまったのです。そんなことなので保健センターのほうにもお聞きしたのですけれども、税金を使うわけですから、もったいないなというふうに思ったので、例えば、だから普通の人間ドックを受ける場合には、特定健診を受けなくても、全部検査がかぶっているということもあったので、そこら辺も周知しておいたほうが、わずかでもそういう1年のうちに2度やらなくても済むのかなというふうに思って今回質問をさせていただいたのですけれども、いかがでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・年金国保担当(吉野正和) 年金国保担当、吉野ですが、答弁させていただきます。
  確かに健診項目、ダブっている部分もあるのですけれども、町としてはどちらか一方でお願いしたいということで今後周知を図りたいと思います。
  以上です。
11番(上野憲子委員) では、それで結構です。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
  長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 長谷川です。同じく230ページ、保養所利用補助金について、3月27日に議会の会派研修、今回合同なのですけれども、松島町にまた復興支援に行ってまいります。そのとき、宿泊先を松島町内に見つけたのですけれども、この保養補助がある宿がありませんでした。
  私が考えるには、この補助については、1人2泊まで利用できるということで、2泊あれば日本国じゅうどこでも行けるのではないかなというふうな考えもありますので、もう少し範囲を広げたらいいのではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・年金国保担当(吉野正和) 年金国保担当、吉野ですけれども、答弁させていただきます。
  この保養所の利用補助金の制度につきましては、国保連合会と共同で事業を実施しております。国保連合会のほうで指定の保養所を定めていただいて、その指定保養所に対しての補助ということで利用をお願いしているところでございますので、機会がございましたら連合会のほうにも指定の保養所をもう少し拡大をできないかということでお願いをしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 3,000円の補助がつくわけですので、我々もそれをのんでしまうのではなくて、地元の被災地に貢献をしようと思って、補助がついた宿を探したのですけれども、今回残念ながらなかったものですから、ぜひとも連合会のほうにこの辺を要求していただければありがたいというふうに思います。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
  伊東委員。
1番(伊東康夫委員) 伊東です。219ページ、款8の共同事業交付金、項1共同事業交付金についてなのですけれども、これは毎年、ちょっと見ますと、22年のときに1件当たり80万円を超えるものに交付金が出ますよということを伺ったのですが、23年度は1件が30万円ということで減ってしまっているのですが、24年度はどのような額になっているのか教えてください。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・年金国保担当(吉野正和) 年金国保担当、吉野ですけれども、答弁をさせていただきます。
  ご質問の内容でございますが、共同事業交付金につきましては、そのページにございます高額医療費共同事業交付金と、次ページにございます保険財政共同安定化事業交付金という2つのものがございます。伊東委員さんおっしゃいますとおり、高額医療費共同事業交付金につきましては、1件当たり80万円という基準額がございます。そして、保険財政共同安定化事業交付金につきましては、23年度までは30万円という基準額でございました。
  24年度につきましては、埼玉県でただいま市町村等広域化等支援方針を定めまして、この安定化事業の交付金につきまして、年度段階で引き下げていくという方針で取り組んでおります。24年度は、この保険財政共同安定化事業交付金につきまして10万円を基準額に引き下げるということで今回予算額を計上させていただきましたので、前年度に比べて金額のほうが多くなっていると思います。
  以上、簡単ですけれども、説明とさせていただきます。
委員長(金井塚徳一委員) 伊東委員。
1番(伊東康夫委員) わかりました。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑はありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第28号 平成24年度滑川町国民健康保険特別会計予算の議定について採決します。本案は原案のとおりに決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成と認めます。
  よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第29号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 続きまして、議案第29号 平成24年度滑川町介護保険特別会計予算の審査を行います。
  新井町民福祉課長に説明を求めます。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、議案第29号 平成24年度滑川町介護保険特別会計予算につきまして、その内容をご説明申し上げます。
  241ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算事項別明細書でございますが、最初に歳入関係をご説明申し上げます。
  1款保険料でございます。1億6,625万4,000円、前年対比2,004万6,000円の増となっております。この保険料につきましては、当初の段階で作成いたしましたので、1カ月当たり平均4,300円という保険料を見込んで作成のほうをさせていただきました。
  しかしながら、介護計画等の作成の中で、どうしても月4,300円では介護保険運営が成り立たないということで、全員協議会のときに皆様にお諮りさせていただきました条例改正案なのですけれども、1カ月4,600円ということで改正案のほうを出させていただきたいと思います。この差額の月300円につきましては、後で補正のほうで提案させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  次の3款使用料及び手数料につきましては項目の設定でございます。
  4款国庫支出金1億7,740万円、前年度対比829万9,000円の減でございます。内容につきましては、介護保険費の負担金、または国からの調整交付金で構成されております。
  5款支払基金交付金2億2,296万9,000円、2,009万円の減となっております。内容につきましては、介護給付費の交付金でございます。
  6款県支出金1億1,480万円、854万6,000円の減でございます。これも介護給付費の県からの負担金となっております。
  7番、8番、財産収入、寄附金につきましては科目設定でございます。
  9款繰入金1億1,738万7,000円、2,067万6,000円の減でございます。これにつきましては、一般会計からの繰入金ということでよろしくお願いいたします。
  10款繰越金22万円、前年と同額22万円を見込まさせていただきました。
  12款諸収入60万円、24万5,000円です。諸収入につきましては、ケアプランの代金等の収入を見込んでおります。
  本年度予算額、合計7億9,963万3,000円、前年対比3,781万1,000円の減でございます。どうして減になったかと申しますと、前年度の予算額が少し多目に見込んであったということで、前年度の決算額に合わせるような形で24年度の予算額を策定したということで、若干でありますけれども、前年度よりも減額の予算となりましたので、よろしくお願いいたします。
  続きまして、242ページをお開きいただきたいと思います。介護保険の歳出の関係をご説明申し上げます。
  1款総務費1,958万2,000円、前年度対比で227万3,000円の増でございます。内容等につきましては、電算システムの保守ですとか、比企広域への負担金等でございます。
  2款保険給付費7億6,296万5,000円、3,999万4,000円の減です。これは介護保険の保険給付費ということでございます。介護保険の主なすべての事業と言ってもよろしいかなと思います。
  5款地域支援事業1,244万6,000円、350万1,000円の減でございます。これにつきましては包括の活動費ですとか、紙おむつの支給代、あるいはいきいきサロンへの補助金等でございます。
  6款基金積立金293万3,000円、前年度対比293万1,000円の増でございます。一応基金が積み立てられるように努力していきたいというふうに思います。
  8款諸支出金22万円、前年度と同額でございます。これにつきましては保険料の還付金等を充ててございます。
  9款予備費148万7,000円、前年対比で48万円の増でございます。
  歳出合計、本年度予算額7億9,963万3,000円でございます。歳入歳出とも同額でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
  大山委員。
13番(大山尚美委員) 大山です。よろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 質問をお願いします。
13番(大山尚美委員) 介護保険料の改正のことを伺いたいと思います。介護保険料の改正は3年間に1度と避けられないものですけれども、この春から住民税が500円、県民税が500円、合計1,000円の増額になります。消費税も上がるだろうと言われている予定ですし、電気代も上がるそうで、またガソリン代などもじりじりと上がり続けていて、家計を圧迫しています。
  介護保険料は40歳から亡くなるまでの人が支払うわけですけれども、今回の増額改正により、それぞれの世代の方にとても負担となり、年金受給者の方からは、これ以上引かれたら生活ができないと言われたり、40代、50代の方からも、教育費の負担がとても大きいのに税金ばかり上がって大変だという切実な声がたくさん聞かれます。
  介護保険料の改正は致し方ないものとはいえ、今回の改正で保険料が下がったり、据え置いている自治体もあります。例えば、近隣では、ときがわ町や嵐山町などですが、下がる要因も、据え置きの要因も、上がる要因もいろいろあると思いますが、今回、滑川町の介護保険料が上がる要因の中で、滑川町だけに特化した要因を教えていただけますか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島です。
  要因は、全員協議会のときにお示ししました中なのですけれども、滑川町の郡内、どこに比べて、滑川だけというふうに考えればよろしいでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) マイクに突きつけてしゃべってください。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 済みません。
  滑川町だけの要因というのは、多分高齢化率に比べて認定者数が増加しているとかあるのですけれども、滑川町だけではないかもしれないので、その認定者数が他の市町村より高い数字になっておるということが一つ考えられます。
委員長(金井塚徳一委員) 課長のほうからも答弁あります。今の答弁だと、ちょっと内容をつかみ切れないようなので、課長、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) では、町民福祉課長のほうから若干補足をさせていただきたいと思います。
  滑川町のお年寄りの関係なのですけれども、高齢化率というのは、他の町村と比較しますと、滑川町の場合は低いです。しかしながら、低い高齢化率の中で介護保険の認定を受けた方というのは、他の町村よりも滑川町は多いです。その中で、介護保険を受けられる認定を受けている介護1ですとか介護要支援とかいろいろありますけれども、それの認定を受けた方々が限度額いっぱいまで介護保険を使われているというケースが多々多いように感じております。どうしてそこまでというのはいろいろあるのだと思います。家庭の事情等もあるのでしょうけれども、介護2の認定を受けたので、ではできるだけぎりぎりまでデイサービスを使って対応をしようとか、いろんなことをケアプランをつくって目いっぱい使われているというのが現状なのかなと思います。
  そういった現状をこれから、午前中に長谷川委員さんからも質問がありましたように、いかに元気なお年寄りをこれから育てて、そういった介護保険も少なく、あるいは国民健康保険も少なく、後期高齢者医療も少なくということで医療費を減らし、さらには元気なお年寄りをたくさんふやして、みんなが目的とする幸せな町をつくっていきたいというのが最終目標なのですけれども、一応分析の内容ではそういったことで、どうしてもこれから3年間はこの負担は避けられないのかなということでご説明させてもらったわけなのですけれども、よろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) この介護保険料の改正に当たって、国としてはニーズの調査をしていると思いますけれども、町もニーズ調査はされたのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 福祉課、お願いします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  昨年度、22年度で40歳以上の方と施設を利用されている方、それから利用されていない方、それと40歳から65歳未満の方について、4種類に分けて調査をさせていただきました。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 回収率はどのくらいで、統計とかはできたのでしょうか。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  回収状況ですが、40歳から65歳未満の方、これは一部抽出で300人配付したところ、291人で96.3%、それからサービスを利用していない65歳以上の方、これも抽出で300、そのうち276の回収で91.3%、それから在宅でサービスを利用されている方、これは、そのときの全員なのですけれども372で89.5%、それから施設に入所されている方、105名全員です。86.7%の回収状況です。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) そのニーズ調査をして、滑川町で課題になったことというのは何かありますか。
委員長(金井塚徳一委員) 福祉課、お願いします。いかがですか、回答できませんか。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長のほうからご答弁申し上げます。
  この計画を立てる段階で、一番課題となったというか、町にとって重要な部分というのが、町にそういった施設をつくることが必要かどうかというところをいろいろと検討をさせてもらいました。
  滑川町には特別養護老人ホームはあるのですけれども、グループホームというものがありません。既に滑川町にお住まいになっている方が、他の町村のグループホームを利用して介護を受けているという方もたくさんおりますので、今回のこの計画の中にグループホームのツーユニット、16人のグループホームをつくれるようにしようではないかということで新たに。今までの介護計画は、ワンユニットまではということであったのですけれども、今回はツーユニットをつくれるようにしようということで議論がなされました。
  それと、もう一点は、名前はちょっと何でしたか、地域密着型。
          〔「小規模多機能」と言う人あり〕
町民福祉課長(新井佳男) 小規模多機能住宅というので、それも15人ぐらい入れる施設なのですけれども、その施設についても地域密着型ということに限定してできるようにしたいなということで、その福祉介護計画の中には掲載をさせていただいたところです。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございました。ツーユニットで、たしか18床のグループホームと、15人程度の地域密着型の小規模居宅介護……
          〔何事か言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) よろしいですか、質問をしていますけれども。どうぞ。
13番(大山尚美委員) 居宅介護施設が立ち上がるかもしれないということで、この料金の改正の中にも施設整備ということで、その要因の中に1つ入れてあります。グループホームがこの滑川町にはないということで、他町村を利用している人がいる。その他町村を利用している人をこちらの滑川町に帰ってきていただくという、そういう目的でこれから立ち上げ、滑川町で、認知症とかになられた方はそちらに入っていただくような目的でということですか。
委員長(金井塚徳一委員) 福祉課、お願いします。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、ご答弁申し上げます。
  もう既に他の町村でお世話になっている方について、滑川でつくるから戻れよといっても、はいわかりましたというので戻ってくれるかどうかわからないのですけれども、一応滑川町でお世話になっている人数分ぐらいは、滑川町の中にもそういったグループホームを設けてやりましょうということで、最終的には外に出られている方が滑川町に戻ってきてくれるということを願ってつくる施設でございます。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。
  先ほどのニーズ調査のほうにちょっと戻るのですけれども、国の調査結果というのがありまして、ここの中で介護される本人と、介護する家族の希望といいますか、そういう統計が出ています。その中で、介護される本人の希望としては、家族に依存をせずに生活できるような介護サービスがあれば自宅で介護を受けたいという方が46%います。また、介護する家族の希望としては、自宅で家族の介護と外部の介護サービスを組み合わせて介護を受けさせたいという方が49%いらっしゃいます。町の調査のほうでは、そのパーセンテージはどういうふうになっていたか教えてください。
委員長(金井塚徳一委員) 福祉課、お願いします。
          〔何事か言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 暫時休憩させてください。
          休 憩  (午後 1時36分)

          再 開  (午後 1時38分)
委員長(金井塚徳一委員) 再開します。
  町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 町民福祉課、田島です。
  今、数字的に見つからないので、後で調べてお答えします。多分国のとはちょっと違っていたような記憶なのですが、後でお答えします。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。一応、町のことは後で教えていただくとしまして、これからの介護保険サービスの中心というのが、在宅支援というふうな形になるようです。24時間の介護、あるいは看護体制の対応を国は打ち出しています。そのことに関して、町のほうはどういうふうに取り組んでいこうというふうにされているのか、考えられているのか教えていただきたいのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 福祉課、お願いします。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島です。
  今、滑川町の近所で開設している事業所で、24時間対応をしている事業所が、全部を確認したわけではないのですが、ないため、今回の事業計画にはその部分が入っていないと記憶しています。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) そうしますと、なかなか24時間対応というのはかなり難しいとは思うのです。ですが、介護保険料が上がるにもかかわらず、いろいろと介護サービスを受ける内容の格差が広がる可能性があるのではないかなとちょっと懸念があります。
  今度、2つのグループホーム、また小規模居宅とかができるようなことになったら、もしその可能性があれば24時間対応というのもまた念頭に入れていただいて考えていただいたらいいのかなというふうに思います。
  まず、施設整備で、現在、滑川町で介護保険を利用されている方が入所や入院されている施設というのを教えていただきたいのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  町内では、特別養護老人ホームの森林園と、特別老健施設のいづみ、あとは嵐山の何だっけ、済みません。町外でも郡内とかあるのですけれども、そういう施設は利用させてもらっています。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) 済みません。滑川町で介護保険を利用されている方が入所や入院されている施設というのは、森林園といづみケアだけで大丈夫ですか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島です。
  たくさんあるのですが、頭の中に入っていなくて、申しわけありません。
13番(大山尚美委員) 滑川町の中。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 滑川町の中では、その2つきり施設はありませんので、それだけです。ほかには郡内とか県内たくさん利用されています。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) わかりました。
  この介護保険の料金の段階について伺いたいのですけれども、滑川町は6段階から18段階ある中の10段階ということなのですけれども、この低所得者層に軽く、所得の多い方に多くしているというふうに説明を受けましたけれども、所得が多い層とはいっても、教育などたくさんの出費の多い年代の方たちにとっては、やはり大変苦しいものがあります。この段階は、もう少し細かく分けることによって若干負担を移動するというような形というのは考えられないでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  滑川町では、今おっしゃったとおり8段階までで、特例を2段階設けただけなのですが、実際は金額的に、この上の9段階というのも国で出てきた数字があったのですけれども、滑川町では該当する人がいなかったということと、この途中の段階を分けるのは、今回は考えておりませんでした。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) それでは、基金のほうなのですけれども、町の介護給付費準備基金を97%取り崩していますが、残り3%で今後3年間、給付費などの急な対応とかそういうのができるのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  基金の数字というのが、今おっしゃった数字で計画はさせてもらっているのですが、実際のところまだ23年度の決算が出ていませんので、それより実際の積み立ては低くなるのか、高くなるのかという部分もあるので、確定した数字ではなかったのですけれども、計画した当時の数字で使わせてもらいました。それでやっていけるかどうかという部分については、足りなくなった場合は借り入れ、県の財政安定化基金のほうから借りたりとかという手続をしなければならないと考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) ありがとうございます。滑川町は、若いお年寄りの元気でない方が多いという統計が出ているというふうに言われていますけれども、あと認定を受けた人が限度額いっぱいまで使っていると。その認定を受けた人が限度額いっぱいまで使うというのは、ケアマネの考え方であるとか、そういうものも影響するのではないかなってちょっと思ったりしますけれども、そこら辺はどうなのかお聞きしたいのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島です。お答えします。
  その介護されているご家族の方とケアマネさんで相談して、その方の一番いい方法というので計画をされておりますので、多分資格のあるケアマネさんなので、特別多くとか、特別低くとか、計画されているとは思っておりません。
委員長(金井塚徳一委員) 大山委員。
13番(大山尚美委員) それでしたら、やはりそれだけ必要性があるから使っているということになると思うのですけれども、それでしたらこの介護度をいかに下げていくかというのがすごい課題になってくると思うのです。介護度調査というのもありまして、65歳からお亡くなりになるまでの方の介護度が、要支援から始まりまして要介護5までのパーセンテージというのが大体余り変わらなくて、2.12ぐらいから2.3ぐらいまでがその介護度になっているのです。ということは、若くても介護度が高い人がいるけれども、反面、全然若くなくても、介護度が低いままでいられる方がたくさんいるという国の調査では出ています。
  やっぱり滑川町も、先ほど新井課長もおっしゃいましたけれども、できるだけ元気なお年寄りの方を、これからお年寄りにどんどんと活発に動いていただけるためのそのプロジェクトチームではないですけれども、いかにしたらこの介護保険、この保険料もそうですし、介護保険医療費のほうも莫大なものになってきて、どんどん、どんどんこれをこのまま積み上げるというわけにはいかないような気がしますので、いかにしたら介護保険料をこれから上げなくて済み、いかにしたら介護医療費を使わなくていいかというのを、やっぱり専門のチームか何かをつくっていただいて、しっかりと取り組んでいただきたいなというふうにご要望をして、終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
  井上委員。
5番(井上奈保子委員) 着座させていただきます。
委員長(金井塚徳一委員) どうぞ。
5番(井上奈保子委員) 井上です。1点だけ質問させていただきます。
  ただいま介護の給付費等、あるいは保険料の見直し等のお話が出ましたけれども、この251ページの介護サービス等の諸費のとこですけれども、ここの保険給付費、地域密着型介護サービス給付費から下のほうをずっといきますと、ここでは前年度と本年度比較しますと4,964万4,000円の減になっております。
  今、この居宅介護サービスも、それから地域密着介護のサービス給付費も、この費用としたら大変増加しているのではないかなというふうに思っておりますが、ここのところでは、これだけ前年度と本年度の額が減額になっている。これ国とか県の支出金が減っているからですか。この理由についてお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  介護保険のこの給付費については、大体昨年と、今年度の実績を見込んだ数字で上げさせてもらったために、予算からしたら低くなっている状況です。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) 例えば、施設介護サービスの給付費ですけれども、5,859万円、およそ6,000万円もここで前年度との差があるのですけれども、これだけの実績ということでございましたけれども、前年度の実績を見込んでということだけれども、ちょっとこれだと額が多過ぎるのではないかなというふうに思いますが。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島、お答えします。
  これは、確かにおっしゃるとおり低く見積もり過ぎたかもしれませんので、保険料のほうで今回ぎりぎりのところで、保険料4,300円、月額基準額4,300円をもとに、保険給付費のほうを逆に計算しましたので、低く抑えてしまった部分もありますので、9月の補正で多分また皆様にお願いするようだと思いますので、よろしくお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) それから、そこのところの介護福祉用具の購入費とか、それから住宅改修費、それも少なくなっていますが、それも同じような理由でしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 町民福祉課。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) 介護保険担当、田島です。おっしゃるとおりです。
委員長(金井塚徳一委員) よろしいですか。
町民福祉課副課長兼主席主幹・介護保険担当(田島幸江) つけ加えさせていただくと、福祉用具というのは、福祉用具の購入とか住宅改修というのは、居宅介護サービス、居宅で介護されている方が家でも生活できるような工夫をして、玄関のスロープだとか家の手すりだとかそういうものをつくるものなのですが、そのときの対象者によって申請が大分差が出てきておりますので、多分今回実績で上がっていた数字でやったので、また今後、状況を見て、足りなかった場合は補正とかで対応させていただくようだと思っております。よろしくお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 井上委員。
5番(井上奈保子委員) その説明で結構でございますが、例えば福祉用具というのは、居宅にいても、施設にいても使うのは同じだと思いますけれども、この場合は、本年度と前年度だと約半分になっていますね、予算が。ですから、福祉用具というのも、いつ人間の体は変化するかわかりませんので、いつそれが購入することになるかもわかりませんので、先ほどの補正という話がありましたけれども、よくこれも検討してやっていただきたいと思います。
  それでは、以上で質問を終わります。ありがとうございました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 質疑なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結させていただきます。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 討論なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第29号 平成24年度滑川町介護保険特別会計予算の議定についてを採決します。
  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成と認めます。
  よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第30号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 続きまして、議案第30号 平成24年度滑川町後期高齢者医療特別会計予算の審査を行います。
  新井町民福祉課長に説明を求めます。
町民福祉課長(新井佳男) 町民福祉課長、議案第30号 平成24年度滑川町後期高齢者医療特別会計予算につきまして内容をご説明申し上げます。
  最初に、263ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算事項別明細書でございます。最初に、歳入のほうからご説明申し上げます。
  款1後期高齢者医療保険料、本年度予算額7,457万5,000円、前年対比で402万7,000円の増でございます。これは75歳以上のお年寄りからいただく後期高齢者医療の保険料でございます。
  2番、使用料及び手数料並びに3寄附金につきましては、科目設定ということで計上させていただきました。
  款4繰入金2,639万1,000円、比較いたしますと130万9,000円の増でございます。この繰入金につきましては、保険基盤安定繰入金というところから、所得の少なかったお年寄りの保険料を町のほうで減額しておりますので、その減額した分をこの基盤安定のほうから繰入金ということで補てんをしていただいております。
  5款繰越金1万円、前年同額です。
  6款諸収入30万3,000円、29万円の増となっております。
  歳入合計が1億128万1,000円で、562万6,000円の増ということで、前年対比の5.9%の伸びになっております。
  続きまして、264ページをお開きいただきたいと思います。歳出につきましてご説明申し上げます。
  款1総務費376万3,000円、比較しますと9万3,000円の増でございます。
  款2後期高齢者医療広域連合納付金9,646万6,000円、523万6,000円の増でございます。この納付金につきましては、保険料と繰入金からいただいた補てん分のお金をそっくり広域連合のほうへ納めていくというような状況でございます。
  3款諸支出金31万1,000円、29万円の増でございます。
  4款予備費74万1,000円、7,000円の増でございます。
  合計いたしますと、歳出合計1億128万1,000円で、歳入額と同額で予算のほうをつくらせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第30号 平成24年度滑川町後期高齢者医療特別会計予算の議定についてを採決します。
  本案は原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。
          〔挙手全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成と認めます。
  よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
  ここで、暫時休憩をとりたいと思います。10分間の休憩。
          〔「大丈夫だよ、15分ぐらいは」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 15分ですか。では、ご要望にこたえて2時15分から再開させてもらいます。よろしくお願いします。
          休 憩  (午後 2時01分)

          再 開  (午後 2時15分)
委員長(金井塚徳一委員) 再開いたします。

    ◎議案第31号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 議案第31号 平成24年度滑川町下水道事業特別会計予算の審査を行います。
  江森環境課長に説明を求めます。
環境課長(江森不二男) 環境課長、平成24年度滑川町下水道事業特別会計予算について説明を申し上げます。
  予算書271ページをお願いいたします。平成24年度滑川町下水道事業歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億8,600万円と定めさせていただきました。
  続きまして、275ページをお願いいたします。地方債の限度額でございますが、流域下水道事業債の限度額を100万円、公共下水道事業債の限度額を9,500万円とさせていただいたものでございます。
  続きまして、歳入歳出予算を説明申し上げます。279ページをお願いいたします。
  初めに、歳入について説明いたします。款1分担金及び負担金、項2負担金でございますが、934万9,000円を計上いたしました。こちらは受益者負担金となっております。
  款2使用料及び手数料、本年度予算額1億6,127万1,000円を計上いたしました。下水道の使用料でございます。
  280ページをお願いします。款3国庫支出金でございます。本年度予算額9,000万円となっております。幹線工事部分7,500万円が下水道事業、末端工事部分1,500万円が下水道効果促進事業として、社会資本整備総合交付金からの支出金となっております。昨年度より1,100万円の増額となります。
  281ページをお願いいたします。款5繰入金になりますが、本年度予算額1億2,000万円でございます。一般会計より1億円、下水道事業基金より2,000万円の繰り入れとなっております。23年度と同額でございます。
  282ページをお願いいたします。款6繰越金になりますが、935万1,000円を計上しております。
  283ページをお願いします。款8町債ですが、本年度予算額9,600万円でございます。流域下水道事業債100万円、公共下水道事業債9,500万円となっております。本工事実施に伴い640万円の増額となっております。
  本年度歳入合計4億8,600万円、1,900万円の増額でございます。
  次に、歳出予算について説明を申し上げます。287ページをお願いします。
  款1総務費、目1管渠維持管理費でございますが、本年度予算額9,984万3,000円を計上させていただきました。前年度比100万円の減となっております。節13委託料に625万1,000円、節15工事請負費、修繕工事になりますが、201万円、節19負担金、補助及び交付金、市野川流域維持管理負担金に8,700万円ほかとなっております。
  288ページをお願いします。款2事業費、目1建設事業費になりますが、本年度予算額1億9,701万1,000円を計上しました。前年比1,818万円の増額でございます。
  節13委託料でございます。月輪、中組地区における管渠等実施設計業務委託2,000万円、次ページでございますが、節15都地区における汚水幹線、枝線等工事実施による請負額1億6,500万円、節22補償補てん及び賠償金のうち水道管移設補償料として300万円等となっております。
  290ページをお願いします。款3公債費でございますが、本年度予算額1億7,004万9,000円を計上しております。流域下水道事業債、公共下水道事業債、元金償還に1億1,967万9,000円、利子償還に5,037万円となっております。利子につきましては185万5,000円の減でございます。
  291ページをお願いします。款5予備費でございますが、249万3,000円を計上いたしました。
  歳出合計の額4億8,600万円、歳入歳出予算の総額4億8,600万円、前年度との比較は1,900万円の増額で、比率にいたしますと4.07%の増となります。
  以上、説明を終わりにいたします。審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。
  江森環境課長より説明委員の紹介をお願いします。
環境課長(江森不二男) 私は、環境課長、江森でございます。
  続きまして、担当より直接紹介をさせます。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 下水道担当、高坂です。よろしくお願いいたします。
環境課副主幹・下水道担当(服部進也) 下水道担当、服部です。よろしくお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
  長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 長谷川です。市野川流域下水道の処理場について伺わせていただきます。
  現在、3町、小川、嵐山、滑川、どのくらいの人口までがあそこに入ってきているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、お願いします。
環境課長(江森不二男) 環境課長、担当の高坂のほうより説明をさせます。
  今、ちょっと人口について調べておりますので、少々時間をいただきます。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) では、あわせて伺いますけれども、あそこは最終的には、合併槽でいえば何人槽という、何十万人ぐらいまでの施設が完成予定なのでしたっけ。今、その進捗率というか、処理場の稼働率というか、幹線に向かってどのくらいの、半分まで来たのかな、その辺もあわせてお答えください。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、さっきの答弁と一緒にお願いします。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) それでは、3町の人口と流域の処理場の対象人口等につきましては、済みません。ちょっとお時間いただきまして、すぐ報告をさせていただきますので、若干お待ちいただければと思います。
7番(長谷川元夫委員) それは後でいい。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 後でお願いいたします。済みません。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) では、基本的なことで、我々もずっと前からいるわけなのですけれども、あそこを開所当時から今まで、半分というふうに理解していたのですけれども、今はどうなのですか、処理場の稼働率というか、そのくらいは答えられるかなというふうに思うのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課、答弁願います。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 実は、処理場につきましては、当初計画というのが結構広い範囲で下水道の計画区域をとってございまして、規模的には処理施設も人口の伸びに合わせて拡大をしていくということで県のほうから聞いておりまして、拡張工事を予定して、面積等も結構広目にとってあるのですけれども、人口減少の、埼玉県等も総体的な見込みが出ておりまして、滑川町においても市野川以南についてはほぼ下水道対象区域で予定しておりますが、市野川以北についても当初はそういう区域に入っていたわけなのですけれども、いろいろ圃場整備等をやられた田んぼ等ございまして、総体の全体計画面積は縮小していくというような方向で考えております。
  それで、小川町、嵐山町についても、基本的には、嵐山町においては市街化区域のみの下水道の整備予定ということで、最初の設立当時の拡張計画というのはそんなに伸びないのではないかというふうに考えておりまして、今、ですから最初の広い面積での使用率というとちょっとあれなのですけれども、まだ最初の計画では半分ぐらいではないかというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 県の施設でありますけれども、議員の構成も委員会の構成も変わったので、今度は文教委員会で、あの施設も一度課長に言っていただいて見学をさせていただきたいというふうに思っているのですが、開所当時、我々も、また前の大嶋議員もいたのですけれども、迷惑施設という名前は不謹慎かなというふうに思うのですけれども、月輪の集会所ですとか、平の集会所ですとか、そういうのも見返りとはいいましてもつくっていただきました。
  もう一つ約束事があるのです。全部処理場施設をつくったその上の空き地にサッカー場をつくってくれるという約束があるのです。東武グラウンド、スポーツ少年団の今、聖地になっておりますけれども、年間契約という、いつ返さなくてはならないということもあるので、あそこの場所が整備できれば、子供たちの聖地がふえるということで、安定して使えるので、その約束は県のほうに引き続き要望しておいてください。お願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 町長、よろしいですか。
町長(吉田 昇) 長谷川委員の質問にお答えを申し上げたいというふうに思います。
  私もあの施設、最初からかかわってまいりましたし、今も3町のいわゆる下水道の会長ということでお世話になっておるのですが、最初のあそこの処理場につきましては、嵐山、滑川でやるということで、処理場の面積は4町ということで買収をしたわけでございますけれども、それに小川町が加えてほしいということで、これにつきましては流域下水道の中でも大型流域下水道、それから小型の流域下水道ということで、処理人口の少ない規模の施設でございます。これの制度ができて、最初にできたのが荒川中部、寄居、花園方面の処理施設が最初にできまして、うちのほうは2番目にできたわけですが、処理人口は大体5万人までという規模でございます。
  そして、処理をするいわゆる方式は、オキシデーションディッチという手法でやるということで、それは池をつくって水を回転させてやる方式なのですが、それを順次、いわゆる下水道の伸びによってその施設をつくっているということで、今2つ、オキシデーションディッチの池ができていると思うのですが、まだあと1個つくって、最終的にはその池を3つつくって完成という方向になると思うのですが、そういったことで最終的な処理人口は約3町で5万人という計画でございます。
  そして、途中から小川が入ってきたものですから、最初のいわゆる嵐山、小川での処理場の面積4町では足りないということで、2町ふやして6町にして小川を入れたわけでございます。そして小川は、あれは流域が違うのです。流域下水道ということですから、流域が違うと、同じ流域の下水道はできないわけでございまして、小川は滑川、嵐山と流域が違いますので、流域を変えて小川はこちらのほうへ入ったという状況があるわけでございます。そうしたことで、嵐山、滑川にしてみれば、小川に入ってもらったほうが効率がよくなるわけですが、歓迎をして入ってもらったと。
  そして、用地の買収するとき、長谷川委員さんが今申し上げましたけれども、当時はまだ迷惑施設ということで、大変地域からも敬遠をされていたというような状況がございまして、その見返りということで月輪の現在の集会所ですとか、西荒井の集会所ですとか、それから、平ですとかの地域を圃場整備をやったり、すべてそういったいわゆる迷惑施設の見返りということでつくったわけでございまして、その条件の一つに、長谷川委員から今申されましたあの処理場のいわゆる施設の上を公園化をして、そこへサッカーグラウンドなり何なりをつくるという最初計画がありましたけれども、今その辺を私もよく確認をしていませんけれども、今の施設、その上にそうしたものができるのかどうか、それは現在、会長でございますから、今度県のほうへその辺をきちんと確認をしてみたいというふうに思っています。
  大変申しわけないのですが、その辺の条件については、私も少し忘れかけていたということもございますので、今、長谷川委員から、その条件の一つの指摘をいただきましたので、これは流域下水道の会長として、県のほうへまたかけ合いをしてみたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 長谷川委員。
7番(長谷川元夫委員) 町長には詳しい答弁ありがとうございました。したがいまして、事務方からの資料提供は結構でございます。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑はありませんか。
  北堀委員。
14番(北堀一廣委員) 座らせていただきます。北堀です。
  1点だけひとつ確認をしたいと思いまして、たしか昨年でしたか、和泉地区の終末処理場、本来であれば流入するはずのない農薬等が、どういう経緯で流入したかちょっとわかりませんが、そのときに、後で、どなただったか、注意を喚起する意味で、伊古、中尾の広瀬地区は、集落排水は、当時はモデル事業として……
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員、集落排水ですか。
14番(北堀一廣委員) ごめんなさい。これは、集落排水は下水道と違うのですよね、担当が。済みません。勇み足でした。
委員長(金井塚徳一委員) では、そのときに質問してください。
14番(北堀一廣委員) ごめんなさい。済みません。では、後ほどやらせていただきます。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑はありますか。
  石川委員。
12番(石川正明委員) 12番、石川です。
  1点、二百九十何ページかな、消費税の申告書の作成委託料、これ40万円となっていますけれども、納付予定額が400万円です。通常我々が消費税の申告書をつくるのに、しかも特会のほうのシステムでやっていることでしょうから、ちょっとこれは疑問に思ったのですが、決算書を調べてこなくて、予算で話をして申しわけないのですけれども、ひとつお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) それでは、下水道担当、高坂、答弁させていただきます。
  消費税の申告につきましては、今までというか、3年ぐらい前まで職員が計算をいたしておりまして、申告等を行っておりました。それで、消費税につきましては、実際の売り上げに対しての支払いに対する消費税、それから売り上げに対する消費税、その差額をお支払いをするという制度になっておりますが、実際の納付額につきましては400万円ということでございますが、前年度の実績に基づいて消費税のほう納税をしていって、特別会計の場合は9月に確定申告を行います。
  それで、前、職員がやっていた段階で、その特定収入に関する部分において、収入の仕分けについて適正でなかった部分がございまして、それが何年前かちょっとはっきりしないのですけれども、5年ぐらい前だと思うのですが、そのときに税務署のほうから特定収入の仕分けについて指摘が入りまして、3年間程度ですか、その消費税について錯誤があるということで、さかのぼって修正申告をして、追加の消費税の納税を行ったという経緯がございました。
  それで、職員が当然やるべき責務を負っているわけですけれども、そのような事態も発生したことも踏まえまして、やはり専門の方にチェックしていただいて、その確定申告のお手伝いをいただいて申告をするというような経過がございました。それで、昨年度から税理士さんのほうにお願いいたしまして、中間申告と確定申告をお願いしている金額でございます。
委員長(金井塚徳一委員) できるだけ簡潔的に答弁を願います。
  石川委員。
12番(石川正明委員) 特定収入の項目がどういうものか私もよくわからないのですけれども、通常400万円程度の消費税を納付するに当たって、これだけの、要するに税理士が委託料として、高いのではないかなという気がするのですけれども、手作業では今はないでしょうから、当然会計処理のソフトを使って入力をするという作業でやっているわけでしょうから、すごい高いなというふうに、通常民間でやるのについて、特に消費税について、これは高いのではないかなというふうに思いましたので聞いたのですけれども、どうですか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 下水道担当、高坂、答弁させていただきます。
  まず、消費税の委託の算定に当たりましては、特別会計の事業規模等がやはり一つの指針がございまして、下水道の総体事業費に基づいて項目等をチェックしていただくということで、標準報酬等も今は正式には決まっておりませんけれども、その辺のことを参考にいたしまして、事業規模から算定された数字だというふうに考えております。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) 税理士の報酬というのは、民間の法人のと比べると、幾ら事業規模といっても、事務処理の量から考えてちょっと高いなというふうに恐らく一般的には受けとめられる金額だと思います、これは。
  以上でいいです。わかりました。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑はありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 質疑なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 討論なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第31号 平成24年度滑川町下水道事業特別会計予算の議定についてを採決します。
  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成です。
  よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第32号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 議案第32号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計予算の審査を行います。
  江森環境課長に説明を求めます。
環境課長(江森不二男) 環境課長、平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計予算について説明を申し上げます。
  301ページをお願いいたします。平成24年度滑川町農業集落排水事業歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億800万円と定めさせていただきました。
  305ページをお願いいたします。農業集落排水事業債の限度額を5,460万円と定めさせていただいております。
  続きまして、歳入歳出予算を説明いたします。309ページをお願いいたします。初めに、歳入について説明いたします。
  款1分担金及び負担金ですが、730万円を計上いたしました。前年度比380万円の減額となっております。内容につきましては、土塩農業集落排水事業の分担金でございます。
  款2使用料及び手数料になりますが、1,405万円を計上いたしました。伊古地区、和泉・菅田地区の農業集落排水使用料となっております。
  款3県支出金になりますが、本年度予算につきましては項目の設定であります。
  310ページをお願いいたします。款4繰入金になりますが、一般会計からの繰り入れ5,500万円の計上でございます。
  款5繰越金になりますが、563万3,000円の計上をいたしました。前年度比133万6,000円の増額となっております。
  311ページをお願いいたします。款6諸収入、目1農業集落排水受託事業になりますが、1億1,680万7,000円、前年度比3,140万円の増額となっております。こちらは熊谷市からの流末処理場上部工事、工事費の負担金となっております。
  款7町債でございますが、5,460万円を計上しました。土塩農業集落排水事業の最終年となりまして、上部工事建設に伴うものでございます。前年比560万円の増額となっております。
  312ページをお願いいたします。款8国庫支出金でございますが、5,460万円を計上しました。土塩農業集落排水事業の補助金でございます。終末処理場上部工事によるもので、2分の1の補助率でございます。
  歳入の合計は3億800万円、4,000万円の増額となっております。
  続きまして、歳出について説明を申し上げます。313ページをお願いいたします。
  款1施設費、2,239万円となっております。比較につきましては、前年とほぼ同額でございます。節13委託料では、伊古地区、和泉菅田地区の維持管理費、保守点検、清掃業務等の委託料として1,589万4,000円。節15工事請負費では、修繕工事費で110万円等となっております。
  315ページをお願いいたします。款2農業集落排水事業費で、目2施設建設費でございますが、2億5,156万4,000円を計上しております。土塩地区の農業集落排水処理場建設費が大きな要因でございます。
  次ページでございますが、節13委託料では、完了出来高設計委託料に750万円、節13請負費は管路施設工事費2,770万円、処理施設上部工事に1億8,110万円、外構工事に1,700万円と工事請負費に2億2,580万円となっております。施設建設につきましては、前年比3,754万1,000円の増額でございます。
  317ページをお願いいたします。款3公債費になりますが、3,116万6,000円の計上でございます。事業費の元金1,834万8,000円及び利子1,281万8,000円の償還金となっております。
  318ページをお願いいたします。款5予備費になりますが、287万円を計上いたしております。
  歳出の合計3億800万円でございます。
  歳入歳出の予算の総額3億800万円、前年度との比較は4,000万円の増額で、比率にいたしますと14.93%の増となっております。
  説明については以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
  石川委員。
12番(石川正明委員) 石川です。質問させてもらいます。
  消費税の申告書の作成委託料36万円、それで24年度は一応消費税については項目設定だけの予算が組んであるようなのですけれども、先ほどの説明、これは特別会計で、こういう……その話はいいや。
  3億800万の事業規模で36万円で、4億8,600万円かな、この事業規模で40万円と。さっきの税理士の標準報酬、それは何か、まだ決められていないという答弁だったのだけれども、どういうふうに決めたのかが、どちらからのあれがあってこういう金額が出てきたのか教えてほしいのですけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 下水道担当、高坂、答弁させていただきます。
  農業集落排水事業につきましては、管渠工事、それから処理施設の下部工事と相当事業を行っておりまして、実質的に消費税につきましては、支出、工事費の負担が多いということで、相当額消費税もその時点でお支払いをしておりました。
  下水道工事につきましては、今年度から工事が始まったところでございまして、やはり下水道につきましては、収入に対する工事費等の支出が少なかったものですから、22年度までは相当お支払いをしていたわけですけれども、本年度につきましては工事等も行っておりまして大分減ってくると。それから、農業集落排水につきましても、項目の設定でございますが、相当額、額としては少なくなるという予定でございます。
  それで、税理士さんの事業内容といたしますと、確定申告、それから中間申告が回数で一応算定をしておりますけれども、標準的な報酬というのは、公正取引委員会等のご指導等にもより、税理士協会等でも現在では標準報酬は定められていないということは聞いておりますが、前の規定に、それが実際に今適用される前のほぼ標準報酬表というものがございまして、その辺を参考にさせていただいて、委託料のほうを算定させていただきました。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) これは当然税理士事務所と担当で協議の上に決めた金額ということでいいのですか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 答弁させていただきます。
  見積もり等をとりまして決めさせていただきました。
委員長(金井塚徳一委員) 石川委員。
12番(石川正明委員) 恐らく、さっきも話しましたけれども、かつては職員がやっていたわけですよね、この下水道については。さっき言った特定収入の内訳、振り分けが間違えたのか何だか、どういうミスがあったのか、ミスというか、税務署の指摘を受けたのかわからないのですけれども、その程度の話であれば、そのことを勉強して、職員がやってくれればいいのになと、1つはそういうふうに思いました。
  それだけです。別にそれ以上のことはありませんので、以上で終わりにします。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
  北堀委員。
14番(北堀一廣委員) 座らせていただきます。北堀です。先ほどは失礼いたしました。私のほうは至って簡単ですので、ひとつよろしくお願いいたします。
  先ほどもちょっと申し上げましたが、昨年でしたか、和泉地区のほうの終末処理場にて、本来であれば流入はされないであろうという物質が発見されたわけですよね。その後どうですか。農薬等についての流入はありますか、その後は。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課副課長兼主席主幹・下水道担当(高坂省吾) 下水道担当、高坂、答弁させていただきます。
  その後は、和泉、それから伊古地区の総会のときに皆さんに注意をお願いいたしまして、特にそのようなことはございません。
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員。
14番(北堀一廣委員) それをもって、昨年、私がちょっと環境課のほうにお願いをして、注意を促すという意味で伊古、中尾の一部、広瀬地区、これら等についてパンフレットを戸別に配布していただきたいということでお願いをして、早速区長さんを通じて配布をしていただきました。それで、それなりの効果があったと私は認識をしております。
  また、新年度におかれましても、どこかのタイミングでまた区長さん等を通じてひとつお願いできればなというふうに思いますが、いかがですか。
委員長(金井塚徳一委員) 環境課。
環境課長(江森不二男) 環境課長、答弁申し上げます。
  また、今年度も同じようにぜひ皆さんにそういうパンフレット等を配りまして、ご協力をお願いしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員。
14番(北堀一廣委員) ありがとうございました。以上で終わります。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありますか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 質疑なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 討論なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第32号 平成24年度滑川町農業集落排水事業特別会計予算の議定についてを採決します。
  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成です。
  よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第33号の上程、説明、質疑、討論、採決
委員長(金井塚徳一委員) 議案第33号 平成24年度滑川町水道事業会計予算の審査を行います。
  木村水道課長に説明を求めます。
水道課長(木村幸一) 水道課長、議案第33号 平成24年度滑川町水道事業会計の予算についてご説明申し上げます。
  予算書の23ページ、事項別明細書をごらんください。初めに、収入の1款事業収益でございます。本年度予定額としまして3億7,609万1,000円、前年度比マイナス327万2,000円を見込んでおります。これにつきましては、1目の給水収益の昨年度の大震災以来の大口契約者、工場等の収益は伸びておりません。そういうことで0.9%の減収ということで見込んでおります。
  続きまして、25ページ、支出の第1款事業費でございます。本年度予定額につきましては3億3,518万4,000円ということで、比較増減マイナス914万4,000円で見込みました。
  項1の営業費用の中の1目原水及び浄水費の中で、先ほどの県水の受水費が減ということで、営業費用につきましても766万6,000円の減で見込んでございます。
  次に、31ページに飛びまして、2項の営業外費用、これにつきましても本年度予定額2,451万円、比較増減はマイナス147万8,000円でございます。これにつきましては、企業債の支払利息が減っているということで、マイナス147万8,000円でございます。
  3項特別損失、4項予備費については、前年と同額を見込んでおります。
  続きまして、32ページをお願いします。資本的収入及び支出の項で、収入の部ですけれども、資本的収入につきましては、本年度予定額1,588万9,000円ということで、前年より123万円の増を見込んでおります。
  主なものは、1項の負担金の中の消火栓設置工事、昨年より1基多く見込んでいるものでございます。2項加入金につきましても、63万円の増を見込んでおります。
  続きまして、33ページお願いします。資本的支出の項でございます。本年度1億7,679万3,000円、比較増減5,236万2,000円で見込みました。これにつきましては、建設改良費の中の配水設備拡張費の17節工事請負費が増加しているということで、5,200万円ほどの増額でございます。配水場内の県水受水施設の新設工事、新しく行田浄水場から来る嵐山のほうに行っているルートから滑川の配水場2号棟のほうへ県水を新しく受水するという施設が1億10万円ほど組んでございます。
  企業債償還金につきましては3,687万6,000円、これにつきましては企業債の元金の分でございます。
  以上で説明とさせていただきます。ご審議のほうをよろしくお願い申し上げます。
委員長(金井塚徳一委員) 説明が終わりました。木村水道課長より説明員の紹介をお願いします。
水道課長(木村幸一) 自己紹介で紹介します。
水道課長補佐兼主席主幹・管理担当(磯崎文子) 水道課管理を担当しております磯崎と申します。よろしくお願いします。
委員長(金井塚徳一委員) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
  北堀委員。
14番(北堀一廣委員) 済みません。たびたび顔を出して。
委員長(金井塚徳一委員) 質問をお願いします。
14番(北堀一廣委員) 何点かお伺いしたいのですが、水道事業は人口、あるいは世帯等が近年増加をしております。その上、黒字になっていると思いますが、無論料金等も既に値下げがされております。そんな中で、新年度のこれは売り上げというのでしょうか、そういったものはどの程度見込まれているのか、わかる範囲でお伺いしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課、お願いします。
水道課長(木村幸一) 水道課長、お答えいたします。
  水道企業につきましては、主に水道料金が収入の基本をなすものでございます。先ほど申し上げましたように、事項別明細書の中の23ページの中で、給水収益、この中に水道料金がございます。総配水量に対しまして、そのうち何%が料金になったかというのが、有収水量と申しまして、滑川町は22年度につきましては96.7%の有収水量でございました。ですから、ほとんどが料金として収益を上げたということになっております。
  24年度につきましては、総配水量236万3,000トンです。それに96%一応見込んでおります。226万9,056トン、これに1トン当たりの収益を見込みます。昨年度155円です。本年度も156円で見込みまして、3億5,397万3,000円の収益を上げるということで見込んでおります。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員。
14番(北堀一廣委員) ありがとうございました。もう一点お伺いいたします。
  年間を通して、どうしても相手が水ですから、漏水というのが年間を通してあちらこちらで多少あるかと思いますが、そういった中で、この漏水の有収率というのですか、何というのですか、これら等についてはどのくらいあるかわかる範囲でお願いいたします。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課。
水道課長(木村幸一) 水道課長、答弁申し上げます。
  滑川につきましては、老朽管を早目に新しい管に更新をしているということでございまして、それからポリエチレン管、漏水が本当に少ない管でございまして、それを早くから取り入れております。
  そういうわけで、県内でも一、二位の有収率でございます。漏水が多いと、その有収率がどんどん下がって、比企管内でも90%いかないところもございます。滑川については、先ほど申しましたように96.7%、これが平成22年の実績でございます。23年についてはまだ決算が出ませんのでわかりませんけれども、その近くの数字にいくと思います。ですから、4%ぐらいの漏水しかないということで、漏水の中にも滑川町配水場3棟ございます。その中で、毎年清掃をします、年1回。ということで、そのうち3棟のうち2棟は1年間のうちでやれますので、その分も含まれております。ですから、その分を引きますと、漏水については二、三%ということで把握してございます。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 北堀委員。
14番(北堀一廣委員) ありがとうございました。以上で終わります。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
  上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 上野憲子です。質問をさせていただきます。
  最初に、23ページの収益的収入及び支出のとこの加入金です。3条予算について加入金は2分の1で、4条で2分の1、これで1,152万9,000円ついております。経年変化で、この加入金については現状どういうふうになっているのですか、ふえているのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課、お願いします。
水道課長(木村幸一) 水道課長、答弁申し上げます。
  加入金につきましては、私が来てから、平成14年から水道課でお世話になっておるわけですけれども、14年からずっとふえてきています。しかしながら、ここ二、三年につきましては横ばいという感じで来ております。ちなみに、24年度については総体で加入金130件ということで見込んでおります。それを3条と4条で2分の1ずつということで予算を組ませていただいております。ですから、つきのわ駅ができて数年は非常に加入金が多かったのですけれども、ここへ来て一段落しているという感じでございます。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 今、後ろからちょっと声があったのですけれども、平成23年度で13ミリ、20ミリ、100円下げていただいたわけですけれども、今年度もその金額で予算組んでやれると思います。
  それで、これ加入金が収益的収入のほうに100%になれば、もっと水道料金が下がるのではないかなというふうに単純に考えてしまうのですけれども、以前は収益的収入のほうはゼロで、資本的のほうだけ100%という時代もあったわけですから、それから思えば、私たちにとっては本当によくなったとは思うのですけれども、これ100%にできるかどうかということでご意見伺いたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課。
水道課長(木村幸一) 水道課長、答弁申し上げます。
  加入金につきましては、家をつくって給水を受けるという形で加入するわけでございます。そうしますと、何軒かできて、そこへまた本管を大きくするということが生じてくるということで、それのための積立金、要するにストックしておいて、あとの工事費に充てるという性質のものでございます。ですので、実際には資本的収入のほうへ入れたほうがいいというふうな見解が出ているのが本当でございます。ですので、県内でも4条の資本的収入のほうへ入れているというほうが多いわけでございますけれども、滑川みたいに半分ずつでも、これも結構現在では多いかと思います。ですので、全部を事業収益のほうに、3条のほうに入れるという考え方は、余り私は考えて今のとこございません。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 先ほども申しましたが、最初は4条のほうに100%だったわけです。滑川町においては、やはり資本のほうに入れないと、いろんな水道事業会計が成り立たないのだということで、何年もそのままだったわけですが、やはりここで急激に家がふえたりする中で、加入金についてもある程度数字が見込まれてきた中で入れていただいたことにより、水道料金も値下げができたのかなというふうに思っております。
  現状でこの金額なのですけれども、今後また広域化とかいろんな問題がある中で、さらなる引き下げができるかどうか、お伺いしたいと思います。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課。
水道課長(木村幸一) 水道課長、答弁申し上げます。
  広域化をする目的が、やっぱり水道料金の引き下げというのは、もちろん経営のスリム化ということで入っております。ほかでそういう広域化したところでは全部低いところに合わせて水道料金を設定しているというのが現状ですので、埼玉県でもその方向で水道ビジョンを昨年度つくりましたので、より安い料金で、より安定的に給水をするということが目的ですので、当然下がっていくと私は考えております。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 昨年度から充て職で水道審議会委員というのを仰せつかっているのですけれども、まだ一度も会議開かれていないので、開かれる要件がないので開かれていないというふうに思うのですけれども、またある意味、何も事件がなかったりとかということでそうなっているのかなというふうにも考えております。
  もう一点なのですけれども、26ページの配水及び給水費の中の4の委託料、この2番目に書いてあるの、これ「ケンマンメーター」とお読みしてよろしいのでしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課。
水道課長(木村幸一) 検定満期メーターの略でございます。国の検定法というのがございまして、計量には7年間はメーターはそれを使ってもいいですけれども、8年以上使ってはいけませんという法律がございまして、7年たつと全部新しいメーターに交換しております。それで検満メーターとちょっと略してありますけれども。
委員長(金井塚徳一委員) 上野憲子委員。
11番(上野憲子委員) 1カ月ぐらい前ですか、うちの地域でこの交換がありました。それで、どういう段階でやるのかなというふうに思って質問させていただいたのですけれども、これについては地域を限定して、ある程度7年の中で割り振ってやっている事業でしょうか。
委員長(金井塚徳一委員) 水道課。
水道課長(木村幸一) 水道課長、答弁申し上げます。
  滑川町全体の検定が来るメーターを拾い出しまして、それを、ちなみに24年度につきましては、全部で1,200個ほど該当するメーターが出てきます。それを一遍にやるわけですから、滑川町の水道工事指定店のほうへ委託を出しております。大体10社ぐらいございますので、その方に委託してメーター交換を行っています。
  以上です。
11番(上野憲子委員) 了解いたしました。
  以上です。
委員長(金井塚徳一委員) ほかに質疑ありませんか。
          〔発言する人なし〕
委員長(金井塚徳一委員) 質疑なしと認めます。
  これをもちまして質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論ありませんか。
          〔「なし」と言う人あり〕
委員長(金井塚徳一委員) 討論なしと認めます。
  これをもちまして討論を終結します。
  これより議案第33号 平成24年度滑川町水道事業会計予算の議定についてを採決します。
  本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
          〔起立全員〕
委員長(金井塚徳一委員) 全員賛成です。
  よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。

    ◎閉会の宣告
委員長(金井塚徳一委員) 以上をもちまして、当委員会の付託案件はすべて終了いたしました。
  委員会の審査並びに議事の進行につきましては、委員各位並びに執行部、説明員の皆さんの誠意と熱意あるご発言をいただき、当委員会の目的が達せられましたことに感謝とお礼を申し上げます。
  これをもちまして、平成24年度滑川町各会計当初予算にかかわる予算審査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
  では、席を移させていただきます。
議長(田幡宇市議員) どうもご苦労さまでした。
  金井塚徳一予算審査特別委員長、高坂清二副委員長を初め委員各位、町執行部と説明員の皆さんには、午前9時からの開会にもかかわりませず真剣かつ熱心なるご質疑をいただき、大変感激をしておるところでございます。
  この予算審査特別委員会を受け、金井塚委員長には、この後、審査報告を議場で行っていただくことになりますので、よろしくお願いを申し上げます。
  議員各位には、来週12日は、議事の都合により、午前9時から議案審議を行いますので、よろしくお願いを申し上げます。
  本日はご苦労さまでございました。
                                   (午後 3時15分)