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ため池の風景

 豊かな水をたたえるため池は、滑川町に住む私たちにとって無くてはならないものです。町には大小約200のため池があり、その数は関東随一です。ため池は稲作を中心とした農業用水の確保のためにつくられ、古墳時代のころからすでに普請が始まり、江戸時代前期には完成していました。この地に暮らした人々の努力と技術でつくられ、これにより安定した稲作が可能になったのです。滑川町の暮らしは、長くため池に支えられてきたと言っていいかもしれません。
 それだけに、ため池にまつわる伝説や沼普請(補修工事)の際の行事なども生まれ、その幾つかが今に伝えらています。そして現在においても、町内の水田の多くはため池の水を利用し、私たちの暮らしに豊かさと潤いをもたらしています。また、滑川町のため池は、短い堤で大量の雨水がたくわえられる場所を選んでつくられているものが多く、それらは丘陵の細長い谷津の奥にあります。そこで、丘陵の坂道をのぼっていくと、突然ため池が現れるという新鮮な出会いを味わうことができるのです。豊かな水との出会いを求めて、ぜひ滑川町の丘陵を歩いてみませんか?

新沼

新沼  二ノ宮山へ向かう車道が新沼のすぐ横を走り、通る人たちは日常の中で目にする沼として、地域の生活と風景に自然な形で溶け込んでいます。フセギに使用した大きなワラジが木につるされています。

寺沼

寺沼  坂東72番薬師の境内にあります。目を患う人が願かけに訪れ、目が治ると寺沼に魚を放したと言います。水面をおおう蓮が季節には可憐な花を咲かせ、参拝に訪れた人を楽しませてくれます。

長沼

長沼  細長い形からこう呼ばれています。水量が豊富で、まるでダム湖のような景観が広がっています。コイやフナなどの魚が生息しているため、糸をたれる釣り人の姿も見かけます。

山田大沼

山田大沼  国営武蔵丘陵森林公園内の中央口からすぐのため、よく知られています。町内最大の沼で、中央に橋が架けられ2つに分かれています。白鳥が水面を泳ぐ姿も見ることができます。

新井沼

新井沼  大沼の付属沼で、水を出すときは同時に出し、大沼との水を調節していました。この沼の水はきれいで、かつては飲料水にも使用されていたほどです。県道森林公園停車武蔵丘陵森林公園線の東側にあります。

燈籠沼

燈籠沼  かつて近くの興長寺の縁日に、沼のそばまで燈籠が立ち並んだことからこの名がつけられました。夜の水辺に並ぶ燈籠の灯は、それは美しかったと言います。静かに水をたたえた小さな沼です。