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ミヤコタナゴの保護

 ミヤコタナゴの繁殖が可能なのは、3月末から7月初旬頃までです。産卵期を迎えると、雄は朱赤を基調とした美しい婚姻色に彩られるようになります。また、雌の腹部からは産卵のための透明な管が現れ、周期的に伸縮を繰り返すようになります。管が最大に伸びた時が、いよいよ産卵の合図です。自然では二枚貝の出水管の中に雌が産卵管を上手に差し込んで産卵し、続いて放出された雄の精子と貝の中で出会うことで受精が完了しますが、繁殖に欠かせない二枚貝の水槽飼育が困難な現在、人為的に採卵し、受精からふ化そして餌付けまでを行う人工繁殖に頼らざるを得ません。

ミヤコタナゴ奮闘記 誕生ドキュメント

準備

準備  シャーレ、ビーカー、水性菌の発生を防ぐための塩化ナトリウム水溶液などが用意され、魚と卵を傷つけないよう細心の注意で作業が行われます。

卵の採取

卵の採取 伸びた雌の産卵管から卵を絞り出します。ミヤコタナゴの卵は鮮やかな黄色。受精が済むと塩化ナトリウム水溶液の入ったビーカーに移されます。

孵化(ふか)

孵化  自然界では二枚貝の中で孵化(ふか)するミヤコタナゴ。その役割を果たすのがインキュベーター(孵化器)です。受精から2日後には孵化し、泳ぎ始めます。

給餌

給餌  インキュベーターから稚魚が水槽に移されるのは、受精から15日前後。担当職員によってしばらくの間、日中3時間置きに給餌が続けられます。